JPH09269737A - 表示札 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 添付及び取り外しが簡単で、被服をハンガー
等に吊り下げて並べても隠れることがない表示札を、簡
単な構造によって提供すること。 【解決手段】 ベルト通しＢを有するズボン等の被服Ｗ
に付される表示札１００であって、商品広告等を表示す
る表示部１０と、この表示部１０の下部両側に延出し、
前記被服Ｗのベルト通しＢに挿入保持される延出部２０
とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、表示札に関し、詳
しくは、ベルト通しを有するズボン等の被服に付される
表示札に関する。

【０００２】

【従来の技術】ズボン、スカート等の被服をハンガー等
に吊り下げて店頭に並べる場合に、この被服のブランド
名、機能説明等の商品広告等を記した表示札を付すこと
がある。ここで、従来の表示札は、被服に紐等により吊
り下げられる或いは糸により逢着されるものであった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
表示札にあっては、次のような問題を有していた。第一
に、従来の表示札は、被服に、紐により吊り下げられる
或いは糸により逢着されるものであるため、被服への添
付作業が煩雑である。又、被服から取り外す作業も煩雑
である。第二に、被服をハンガー等に吊り下げて店頭に
並べた場合には、付された表示札が隠れてしまい、商品
の広告等を消費者に積極的にアピールすることができな
くなる虞がある。

【０００４】本発明は、このような実状を鑑みてなされ
たものであり、その目的とするところは、添付及び取り
外しが簡単で、被服をハンガー等に吊り下げて並べても
隠れることがない表示札を、簡単な構造によって提供す
ることである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに本発明の採った手段を図面に使用する符号を付して
説明すると、まず、請求項１の発明は、「ベルト通しＢ
を有するズボン等の被服Ｗに付される表示札１００であ
って、商品広告等を表示する表示部１０と、この表示部
１０の下部両側に延出し、前記被服Ｗのベルト通しＢに
挿入保持される延出部２０とを備えたことを特徴とする
表示札１００」である。

【０００６】次に、請求項２の発明は、「前記延出部２
０の先端部を、該延出部２０の幅方向に膨出する膨出部
２１を有する形状としたことを特徴とする請求項１記載
の表示札１００」である。

【０００７】上記の如く構成することにより、表示札１
００を被服Ｗに添付する際には、被服Ｗのベルト通しＢ
に延出部２０を挿入保持させるだけで簡単に添付するこ
とができ、又、表示札１００を被服Ｗから取り外す際に
は、ベルト通しＢから延出部２０を抜脱するだけて簡単
に取り外すことができる。特に、請求項２の発明に於い
ては、延出部２０先端部の膨出部２１がベルト通しＢに
係止され、延出部２０がベルト通しＢから不用意に抜脱
することが防止されるため、表示札１００を被服Ｗに確
実に保持させることができる。

【０００８】一方、被服ＷをハンガーＨ等に吊り下げて
並べた場合であっても、被服Ｗのベルト通しＢに挿入保
持された延出部２０の上方に表示部１０が位置するた
め、この表示部１０は、ハンガーＨ等に吊り下げられた
被服Ｗから突出する。よって、被服Ｗから突出する表示
部１０によって、商品広告等を消費者に積極的にアピー
ルすることができる。

【０００９】

【発明の実施の形態】図１に、本発明に係る表示札１０
０の実施の形態の一例を示す。尚、本例に於いては、ハ
ンガーＨに吊り下げられたズボン等の被服Ｗに表示札１
００を付す例を示すが、本発明の表示札１００は、これ
に限らず、例えば折り畳んで複数が重ねて並べられる被
服Ｗにも適用することができ、又、被服Ｗとしてはズボ
ンに限らずスカート等、ベルト通しＢを有する被服Ｗ一
般に適用することができる。

【００１０】表示札１００は、略楕円形状の表示部１０
と、この表示部１０の下部両側に延出する延出部２０と
を有する形状に、全体が厚紙等により一体的に形成され
ている。ここで、表示部１０には、商品のブランド名、
機能説明等の商品広告等が記されており、ハンガーＨに
吊り下げられた被服Ｗに表示札１００を付した際には、
この被服Ｗの上方に表示部１０が突出し、諸費者に商品
広告等を積極的にアピールすることができる。

【００１１】表示部１０の下部両側の両延出部２０は、
その全長がベルト通しＢの間隔よりも長く形成されてお
り、各々、被服Ｗのベルト通しＢに挿入保持される。こ
こで、延出部２０の先端部は、延出部２０の幅方向に膨
出する膨出部２１を有する形状に形成されており、ベル
ト通しＢに挿入した際には、この膨出部２１がベルト通
しＢに係止され、不用意な抜脱が防止される。特に、膨
出部２１を、ベルト通しＢの幅よりも僅かに広い幅とす
ると、不用意な抜脱をより一層確実に防止することがで
きる。

【００１２】尚、本例に於いては、延出部２１の先端部
を、先端に向かって幅細な形状に形成してあり、ベルト
通しＢへの挿入が円滑になるように構成されている。具
体的には、延出部２０の先端部を略半円弧状に形成して
ある。ここで、延出部２１の先端部を先端ほど幅細な形
状とする場合には、直線的に幅細となるテーパー形状と
してもよいが、このようにすると、先端部分の強度が低
下し、ベルト通しＢに挿入する際に折れ曲がる虞があ
る。よって、前述の如く略半円弧状とするのが望まし
い。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本発明の表示札の一例を示す斜視図である。

【符号の説明】

Ｂ ベルト通し Ｈ ハンガー Ｗ 被服 １０ 表示部 ２０ 延出部 ２１ 膨出部 １００ 表示札

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 ベルト通しを有するズボン等の被服に付
   される表示札であって、商品広告等を表示する表示部
   と、この表示部の下部両側に延出し、前記被服のベルト
   通しに挿入保持される延出部とを備えたことを特徴とす
   る表示札。
2. 【請求項２】 前記延出部の先端部を、該延出部の幅方
   向に膨出する膨出部を有する形状としたことを特徴とす
   る請求項１記載の表示札。