JPH09269454A - 光学装置およびそのレンズ保護部材 - Google Patents

光学装置およびそのレンズ保護部材

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JPH09269454A
JPH09269454A JP7991296A JP7991296A JPH09269454A JP H09269454 A JPH09269454 A JP H09269454A JP 7991296 A JP7991296 A JP 7991296A JP 7991296 A JP7991296 A JP 7991296A JP H09269454 A JPH09269454 A JP H09269454A
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JP
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strap
lens
binoculars
optical device
casing
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JP7991296A
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English (en)
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Hisanori Ishihara
尚紀 石原
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Minolta Co Ltd
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Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レンズキャップを使用せずに、光学装置の不
使用時にそのレンズを外界から保護する。 【解決手段】 接眼レンズおよび対物レンズを備えた光
学装置本体に対して、締付状態で外嵌されるレンズ保護
部材を用いて各レンズを保護する。この保護部材は、光
学装置に固定されるハンドストラップを利用して構成す
ることもできる。ストラップ5は、環状であって光学装
置11の周囲に沿って締付状態で外嵌されるように伸縮性
を有しており、そのように外嵌されたときに接眼レンズ
および対物レンズを覆うのに十分な幅を有している。こ
のように構成されたストラップ5は、レンズキャップと
しての機能を兼ね備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、接眼レンズと対物
レンズとを備える双眼鏡やカメラ等の光学装置に使用さ
れるレンズ保護部材に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】双眼
鏡やカメラ等のほとんどの光学装置は、対物レンズおよ
び接眼レンズを保護するレンズキャップを備えている。
レンズキャップは、容易に取付けおよび取外しができる
ように、装置本体に対して単にはめ込むだけで保持され
ている。ところが、このような利便性を考慮した結果、
逆に、レンズキャップが不用意に外れてしまうというこ
とが起こり易くなっている。そして、レンズキャップは
装置本体から不用意に外れてしまった場合には紛失する
ことが多い。
【0003】一方、レンズ保護手段として、このような
レンズキャップを使用せずに、レンズ部分に開閉窓等の
バリア機構を備えたものも知られている。このような機
構を採用した場合には、レンズキャップの場合のような
紛失の問題はなくなるが、機構の複雑化を招き、コスト
アップの原因となる。
【0004】また、ファッション性を重視して形状をシ
ンプル化した光学装置の中には、デザイン上の関係でレ
ンズキャップが使用されないものもある。そのような光
学装置においては、レンズを保護する手段がないので、
レンズの破損や汚れが生じ易いという問題があった。
【0005】本発明は、前記従来技術の問題に鑑みて創
案されたものであって、レンズキャップやバリヤ機構に
代わる新規なレンズ保護部材を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段・作用・効果】本発明によ
り、接眼レンズおよび対物レンズを備えた光学装置の周
囲に沿って締付状態で外嵌されることが可能で、そのよ
うに外嵌されたときに接眼レンズおよび対物レンズを覆
うのに十分な幅を有しているレンズ保護部材が提供され
る。
【0007】このように構成されたレンズ保護部材にあ
っては、一の保護部材のみを使用して接眼レンズおよび
対物レンズの両方を保護することができる。このこと
は、接眼レンズおよび対物レンズのそれぞれに対して複
数用意する必要のあるレンズキャップに比べて非常に有
利である。
【0008】このようなレンズ保護部材としては、光学
装置の周囲に沿って締付状態で外嵌されるように伸縮性
を有する環状のものや、光学装置の周囲に沿って巻き付
けるとともにマジックテープ(登録商標)等の面状ファス
ナを使用して両端部を互いに連結することによって光学
装置に外嵌されるものが好ましい。
【0009】伸縮性を有する環状のレンズ保護部材の場
合は光学装置から取り外したときには腕等に挿通してお
くことにより、面状ファスナを利用するレンズ保護部材
の場合は光学装置から取り外したときには腕等に巻き付
けて固定しておくことによって、いずれの場合にも紛失
を防止することができる。
【0010】また、多くの光学装置においては、携帯時
の利便を考えてハンドストラップが取り付けられている
が、このストラップに前記レンズ保護部材としての機能
を追加することも考えられる。
【0011】このようなストラップを備えた本発明の光
学装置においては、装置から独立分離したレンズキャッ
プではなく装置本体に取り付けられた(連結された)スト
ラップを利用して、光学装置の不使用時に接眼レンズお
よび対物レンズを汚れや破損から保護することができ
る。すなわち、ストラップがレンズキャップとしての機
能を兼ね備えている。
【0012】そして、ストラップはレンズキャップとは
違って光学装置本体に連結されているので、装置本体に
対する外嵌状態から不用意に(あるいは、意図的に)離脱
した場合であっても、紛失する恐れはない。
【0013】また、光学装置を使用しない時には、スト
ラップは装置本体に締付状態で外嵌されることになる。
したがって、ストラップがぶらつくことがなく、光学装
置をカバン等に収納するのに都合が良い。
【0014】本発明の光学装置においては、ストラップ
が外嵌される光学装置周面上の少なくとも一箇所に、外
嵌されたストラップの離脱を防止する係止部を設けるこ
とが好ましい。このような係止部を設けることによっ
て、外嵌されたストラップが装置本体から不用意に離脱
するのを防止できる。
【0015】光学装置表面上の接眼レンズおよび対物レ
ンズの少なくともいずれか一方の周辺部分に凹凸を形成
するとともに、ストラップの光学装置表面と接する面上
の該凹凸に対応する位置にはこの凹凸と係合する係合部
を設けることが好ましい。この場合には、ストラップが
装置本体から不用意に離脱するのをさらに確実に防止で
きる。
【0016】ストラップは装置本体に連結されているの
であるが、その連結位置は、該ストラップが光学装置に
外嵌された場合にストラップ自身に覆われる箇所に設け
ることが好ましい。このようにすれば、ストラップを光
学装置に外嵌した場合に該連結部分がストラップ自身で
覆われて隠される。すなわち、該連結部分が装置表面に
露出して引っ掛かり部分を構成してしまうことはなく、
装置をカバン等の中に収納するのにさらに都合が良くな
る。また、連結部分はストラップで覆われることによっ
て外部からの衝撃から保護される。
【0017】ストラップにレンズ保護部材としての機能
を追加する場合には、ストラップがたとえ紐状のもので
あってもよい。この場合には、該紐が光学装置の周囲に
外嵌されたときに接眼レンズおよび対物レンズに対応す
る紐上の箇所に、該接眼レンズおよび対物レンズを覆う
保護カバーが固定される。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を添付の図面を
参照して以下に詳細に説明する。まず、図1〜4を参照
して第1の実施形態を説明する。
【0019】図1〜4に示した双眼鏡1は、左右の鏡筒
間の間隔をスライド式に調節して使用されるタイプのも
のであって、そのケーシング11は全体的に偏平な六面体
形状をなしている。
【0020】双眼鏡1の偏平なケーシング11の側方周壁
を構成する4つの側壁面のうちの一壁面には対物レンズ
2a、2bが配置されており、この壁面と対向する他の壁
面には接眼レンズ3a、3bが配置されている。また、双
眼鏡1は環状のストラップ5を備えており、このストラ
ップ5は、いずれのレンズも配置されていない他の側壁
面において、ケーシング11に連結されている。
【0021】ストラップ5は、ゴム等の弾性体から作ら
れており、伸縮性を有している。そしてその周囲長は、
図1に示した閉じた状態にある双眼鏡1の周壁の周囲長
と実質的に等しい。すなわち、ストラップ5を僅かに伸
張させた状態で双眼鏡1の周壁に沿わせて、外力を除い
てやると、ストラップ5は弾性的に収縮して双眼鏡周壁
に締付状態で外嵌されることとなる。この状態を図4に
示した。なお、図中、ダイヤル10は、ズーム調節用ダイ
ヤルである。
【0022】このときストラップ5は、ケーシング11の
周壁を構成する4つの側壁面のすべてを覆うので、対物
レンズおよび接眼レンズはともに、この外嵌されたスト
ラップ5によって覆われる。そして、ストラップ5は、
各レンズの全体を覆うのに十分な幅を有している。つま
り、ストラップ5は、接眼レンズおよび対物レンズに対
する保護キャップとしての機能を備えており、各レンズ
を汚れや破損から保護する。
【0023】なお、ストラップ5がケーシング11に外嵌
されたとき、対物レンズおよび接眼レンズだけでなく、
ストラップ5をケーシング11に連結している連結部16も
ストラップ5によって覆われて隠される。したがって、
ストラップを双眼鏡に外嵌した場合に、連結部がケーシ
ング表面に露出して引っ掛かり部分を構成するというこ
とがなくなる。このことは、双眼鏡をカバン等に収納す
る際に有益である。さらに、連結部16が外部衝撃から保
護されるという利点もある。
【0024】前述のように、ストラップ5はケーシング
11に対して締付状態で外嵌されているが、この外嵌され
たストラップ5が不用意に離脱してしまうのを防止する
係止部4がケーシング11の4隅に形成されている。係止
部4は、ケーシング11の4隅を部分的に切り欠くことに
よって形成された凹部であって、締付状態で外嵌される
ストラップ5を受け入れる。係止部としては、凹状のも
のに限らず、該4隅に粗面仕上げを施すことによってス
トラップとの摩擦係数を高めたものであってもよい。
【0025】図4に示したストラップ5には、デザイン
上の目的からその外表面に模様が付されている。このよ
うな模様を付する場合には、双眼鏡周壁のコーナー部に
対応する部分を避けて模様が途切れないようにすること
が望ましい。このような模様に代えて、製造メーカーの
ロゴマークを付してもよい。
【0026】次に、図5および6を参照して、第2の実
施形態における双眼鏡20を説明する。
【0027】この実施形態においても、ケーシングの形
状や各レンズの配置等は前述の実施形態の場合と同様で
ある。ただ、この実施形態においては、環状のストラッ
プ15は、双眼鏡20のケーシング21の側方周壁に沿って外
嵌されたときに該壁面と接触する内表面15aに、4つの
凸部12a'、12b'、13a'、13b'を備えている。これらの各
凸部は、ストラップ15の内表面上において、該ストラッ
プ15がケーシング21に外嵌されたときに対物レンズ12
a、12bおよび接眼レンズ13a、13bに対応する位置に設け
られている。
【0028】図5に示したように、対物レンズ12a、12b
は、壁面からやや陥没した位置に設けられており、各レ
ンズの形成位置は凹部とされている。なお、図では現さ
れていないが、接眼レンズ13a、13bも同様に壁面からや
や陥没した位置に形成されている。そして、ストラップ
15がケーシング21の周壁に沿って外嵌されたとき、スト
ラップ内表面に設けられた各凸部12a'、12b'、13a'、13
b'が、それぞれ、対物レンズ12a、12b、接眼レンズ13
a、13bに対応する凹部と係合する。なお、図5において
は、ケーシング21はスライドして開いた状態で示されて
いるが、ストラップ15は、双眼鏡20を図1に示した双眼
鏡1のように閉じた状態としてから、ケーシング21の側
方周壁に沿って外嵌される。図6には、ストラップ15の
内表面に設けられた凸部12b'が対物レンズ12bに対応す
る凹部と係合した状態を断面図で示した。
【0029】このように、各レンズを壁面から陥没した
位置に配置し、これによって形成される凹部に対して、
ストラップ内表面に設けられた凸部を係合させる構成を
採ることによって、これらの凹部および凸部は、ストラ
ップを外嵌する際のガイドとして機能するとともに、外
嵌されたストラップがずれたり外れたりすることを防止
する位置決め機構としても機能する。なお、凹部および
凸部の形成位置は、図示の例に対して逆の関係としても
よい。つまり、各レンズの周囲を囲む凸状の周壁を形成
するとともに、対応するストラップ内表面に該凸状周壁
を受け入れる凹部を形成することによっても、同様の効
果を得ることができる。
【0030】なお、この実施形態における双眼鏡20にお
いても、図1に示した双眼鏡1の場合と同様に、ケーシ
ング21の4隅にはストラップの離脱を防止する係止部14
が形成されている。
【0031】図10(a)には、ケーシング21に固定して使
用されるストラップの他の例を示した。このストラップ
150は、紐状であって、締結部材151で環状部分の径を調
節することによってケーシング21の側方周壁に沿って締
め付けられる。そして、このように締め付けられたとき
に対物レンズ12a、12bおよび接眼レンズ13a、13bに対応
することとなる紐上の箇所には、レンズ保護カバー120
a、120b、130a、130bが設けられている。なお、図中円
環160は、ストラップ150をケーシング21に固定するため
に設けられたものである。
【0032】レンズ保護カバーを紐状ストラップ150に
取り付ける方法としては種々考えられるが、2つの例を
図10(b)、(c)に示した。図10(b)においては、レンズ保
護カバーは、その裏面に形成された挿通部140に紐状ス
トラップ150を挿通することによってストラップ150に取
り付けられている。この場合には、レンズ保護カバー
を、紐状ストラップに沿ってスライドさせることによっ
て、双眼鏡の各レンズに対して位置合わせすることがで
きる。図10(c)においては、レンズ保護カバーは、紐状
ストラップ150に対して縫い付けることによって固定さ
れている。
【0033】各レンズ保護カバーは、図5に示した各レ
ンズの配置位置に形成される凹部内に係合するサイズで
あることが好ましいが、各レンズが配置された壁面に当
接した状態においてレンズ全体を覆い得る大きなサイズ
のものであってもよい。
【0034】図7および図8には、それぞれ、本発明の
さらに他の実施形態を示した。これらの実施形態におい
ては、双眼鏡のケーシングは、スライド式に変形するの
ではなく回動式に変形するものである。
【0035】図7に示した双眼鏡30は、それぞれ一の鏡
筒を収容する2つのケーシング部31、32が、両者の間に
配置された回動軸部33において、互いに回動可能に連結
されてなる。この双眼鏡30は、不使用時(収納時)には図
7(b)および(c)に示したように偏平形状とされるもので
あって、この状態において両ケーシング部の相対的な回
動を禁止するロック手段(図示せず)を備えている。使用
時には、図7(b)に示した状態からロック手段を解除し
て、両ケーシング部31、32を相対回動させることによっ
て、各鏡筒36、37間の間隔(眼幅)が使用者の左右の眼の
間隔に合わせられる。そして、不使用時には、前述のよ
うに偏平形状にロックした上で、ストラップ35が前記実
施形態の場合と同様に外嵌されて、対物レンズおよび接
眼レンズを保護する。
【0036】図8に示した双眼鏡40は、それぞれ一の鏡
筒を収容する2つのケーシング部43、44が、両者の間に
配置されたプレート状連結部材41の両側部に回動可能に
取り付けられてなる2軸回動タイプのものである。この
双眼鏡40は、不使用時(収納時)には図8(b)および(c)に
示したように折り畳まれて全体が略直方体形状となる。
使用時には、図8(b)に示した状態から両ケーシング部4
3、44をそれぞれ回動させることによって、各鏡筒46、4
7間の眼幅が使用者の左右の眼の間隔に合わせられる。
また、不使用時には、前述のように直方体形状に折り畳
んだ上で、ストラップ45が前記実施形態の場合と同様に
外嵌されて、対物レンズおよび接眼レンズを保護する。
【0037】なお、プレート状連結部材41の下面には、
図示のような台形の断面形状を有する隆起部42が設けら
れている。この隆起部42は、双眼鏡40が折畳み状態にあ
るときに各ケーシング部43、44と当接して、双眼鏡40を
折畳み状態において直方体形状に保つ。つまり、折畳み
状態において直方体形状に保たれた双眼鏡40の側方周壁
に沿ってストラップ45を安定して外嵌することができ
る。
【0038】以上、図1〜8に示した実施形態において
は、各双眼鏡は、ケーシング自体がスライド式または回
動式に変形し、不使用時にコンパクトに畳まれるタイプ
のものである。このような双眼鏡に本発明に係るストラ
ップを採用した場合には、ケーシングが不用意に開くこ
とを防止できるという大きなメリットがある。ただ、本
発明はそのような双眼鏡のみを対象としたものではな
く、ケーシング自体の形状が変化しない双眼鏡にも適用
可能である。そのような実施形態のひとつを図9に示し
た。
【0039】図9に示した双眼鏡50は、全体が偏平形状
のケーシング51の内部に配置された2つの鏡筒52、53が
該ケーシング内で平行状態を保ったまま相対的にスライ
ド移動することによって、各鏡筒間の間隔(眼幅)が調整
されるものである(図9(a)、9(b)参照)。
【0040】ケーシング51は、それ自体は変形すること
はなく、使用時においても不使用時においても双眼鏡全
体の形状(大きさ)は変わらない。そして、双眼鏡をしな
い場合には、図9(c)に示したようにケーシング51の側
方周壁に沿ってストラップ55を締付状態で外嵌すること
によって、前記の各実施形態の場合と同様に、個別部材
であるレンズキャップを使用することなく各鏡筒のレン
ズ部分を保護することができる。
【0041】ここまでは、双眼鏡のケーシングに固定さ
れたストラップをレンズ保護部材として兼用する実施形
態を説明したが、以下には、双眼鏡本体とは分離した別
部材であるレンズ保護部材を説明する。図11〜図13に
は、この実施形態において使用される双眼鏡201を示し
た。この双眼鏡201は、ストラップを備えていないこと
を除いて図1〜3に示したものと同じである。
【0042】図14(a)、(b)には、それぞれ、双眼鏡201
に対して使用されるレンズ保護部材の例を示した。
【0043】図14(a)のレンズ保護部材220は環状であっ
て、双眼鏡201の側方周壁に沿って締付状態で外嵌され
るように伸縮性を有している。すなわち、レンズ保護部
材220を僅かに伸張させた状態で双眼鏡201の側方周壁に
沿わせて、外力を除いてやると、保護部材220は弾性的
に収縮して双眼鏡周壁に締付状態で外嵌されることとな
る。この状態を図15(a)に示した。なお、保護部材220に
は、図4のストラップ5の場合と同様の模様が付されて
いる。
【0044】図14(b)のレンズ保護部材230も同じく環状
であって双眼鏡201の周囲に沿って外嵌されるように伸
縮性を有している。ただ、レンズ保護部材230は、偏平
形状の双眼鏡201の側方側壁ではなく、上面および底面
を含む周壁に沿って外嵌される。このため、レンズ保護
部材230は、レンズ保護部材220よりも幅広になってい
る。このような幅広のレンズ保護部材230は、双眼鏡に
外嵌された状態から不用意に脱落することが比較的少な
いというメリットがある。レンズ保護部材230が双眼鏡2
01に外嵌された状態を図15(b)に示した。
【0045】以上のような環状のレンズ保護部材は、双
眼鏡本体から取り外したときには、腕等に挿通しておく
ことによって紛失を確実に防止することができる。
【0046】図16には、レンズ保護部材の変形例を示し
た。すなわち、図14に示された各レンズ保護部材は環状
であって双眼鏡の周壁に沿って外嵌されるように伸縮性
を有するものであったが、図16に示した各レンズ保護部
材は環状ではなく双眼鏡の周壁に沿って巻き付けること
によって外嵌されるものである。
【0047】図16(a)のレンズ保護部材221は、図14(a)
のレンズ保護部材220に対応する変形例であって、その
両端に設けられたマジックテープ(登録商標)225等の面
状ファスナを利用して双眼鏡201の側方周壁に沿って外
嵌される。同様に、図16(b)のレンズ保護部材231は、図
14(b)のレンズ保護部材230に対応する変形例であって、
その両端に設けられたマジックテープ(登録商標)235等
の面状ファスナを利用して双眼鏡201の周壁に沿って外
嵌される。
【0048】以上のような面状ファスナを利用するレン
ズ保護部材の場合にも、双眼鏡本体から取り外したとき
には、腕等に巻き付けて固定しておくことによって紛失
を確実に防止することができる。
【0049】以上の説明においては、光学装置として双
眼鏡を例示して説明したが、双眼鏡だけでなく、例えば
カメラや一の鏡筒のみを備えた望遠鏡等であっても、装
置本体にストラップやレンズ保護部材を締付状態で外嵌
することが可能で、かつ、これらによって覆われる位置
に接眼レンズおよび対物レンズが配置されている光学装
置であれば、同じようにレンズキャップを省略してレン
ズを保護することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係る双眼鏡を示す斜視
図である。
【図2】 図1の双眼鏡を開いた状態で示す斜視図であ
る。
【図3】 図1の双眼鏡を図2中の矢印Aの方向から見
た斜視図である。
【図4】 図1の双眼鏡にストラップを外嵌した状態を
示す斜視図である。
【図5】 本発明の他の実施形態に係る双眼鏡を示す斜
視図である。
【図6】 図5の双眼鏡にストラップを外嵌した場合に
おける対物レンズ部分の断面図である。
【図7】 ケーシングが回動変形する双眼鏡に対して本
発明を適用した実施形態を説明する説明図である。
【図8】 ケーシングが回動変形する双眼鏡に対して本
発明を適用した実施形態を説明する説明図である。
【図9】 ケーシングが変形しない双眼鏡に対して本発
明を適用した実施形態を説明する説明図である。
【図10】 本発明に係るストラップの変形例を示す説
明図である。
【図11】 ストラップを備えていない双眼鏡を示す斜
視図である。
【図12】 図11の双眼鏡を開いた状態で示す斜視図で
ある。
【図13】 図12の双眼鏡を図12中の矢印Bの方向から
見た斜視図である。
【図14】 本発明のレンズ保護部材を示す斜視図であ
る。
【図15】 図14のレンズ保護部材が双眼鏡に外嵌され
た状態を示す斜視図である。
【図16】 レンズ保護部材の変形例を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1、20、30、40、50 双眼鏡 2a、2b、12a、12b 対物レンズ 3a、3b、13a、13b 接眼レンズ 4、14 係止部 5、15、35、45、55 ストラップ 10、17、48 ズーム調節用ダイヤル 11、21、51 ケーシング 12a'、12b'、13a'、13b' 凸部 15a ストラップ内表面 16 ストラップの連結部 31、32、43、44 ケーシング部 33 回動軸部 36、37、46、47、52、53 鏡筒 41 平板状連結部 42 隆起部 120a、120b、130a、130b レンズ保護カバー 140 挿通部 150 紐状ストラップ 151 締結部材 160 円環 201 双眼鏡 220、221、230、231 レンズ保護部材 225、235 マジックテープ(登録商標)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接眼レンズ(3a、3b、13a、13b)および
    対物レンズ(2a、2b、12a、12b)を備えた光学装置に対
    して使用されるレンズ保護部材であって、 光学装置の周囲に沿って締付状態で外嵌されることが可
    能で、そのように外嵌されたときに接眼レンズおよび対
    物レンズを覆うのに十分な幅を有していることを特徴と
    する、レンズ保護部材。
  2. 【請求項2】 接眼レンズ(3a、3b、13a、13b)および
    対物レンズ(2a、2b、12a、12b)を備えた本体にストラ
    ップ(5、15、35、45、55、150)が取り付けられてなる
    光学装置であって、 ストラップは、光学装置の周囲に沿って締付状態で外嵌
    されることが可能で、そのように外嵌されたときに接眼
    レンズおよび対物レンズを覆うのに十分な幅を有してい
    ることを特徴とする、光学装置。
JP7991296A 1996-04-02 1996-04-02 光学装置およびそのレンズ保護部材 Pending JPH09269454A (ja)

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