JPH0926808A - 溶接用ロボット装置におけるncデータの作成方法 - Google Patents

溶接用ロボット装置におけるncデータの作成方法

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JPH0926808A
JPH0926808A JP7173835A JP17383595A JPH0926808A JP H0926808 A JPH0926808 A JP H0926808A JP 7173835 A JP7173835 A JP 7173835A JP 17383595 A JP17383595 A JP 17383595A JP H0926808 A JPH0926808 A JP H0926808A
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JP
Japan
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work
position data
data
welding
coordinate system
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Pending
Application number
JP7173835A
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English (en)
Inventor
Kunio Miyawaki
国男 宮脇
Yasuhiro Teika
康浩 定家
Maki Maekawa
真樹 前川
Shizuya Iki
静也 木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Zosen Corp
Original Assignee
Hitachi Zosen Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大掛かりなCAD、CAMシステムを不要に
し得るNCデータの作成方法を提供する。 【解決手段】 ワークWの基本形状を示すパラメータを
ロボット装置1の演算処理部に入力するとともに、この
演算処理部にて、溶接作業に必要なワークの位置データ
を演算し、次に上記演算により求められた位置データの
少なくとも任意の2つの位置をロボット装置1に教示
し、次に演算処理部にて、教示された位置に基づき、ワ
ーク座標系の位置データをロボット座標系に変換するた
めの変換行列を求め、この変換行列に基づき、ワークW
の各位置データをロボット座標系の位置データに変換
し、この変換された位置データに、溶接作業属性データ
を付加して、作業実行用のNCデータを生成する方法で
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワークの溶接を自
動的に行うロボット装置におけるNCデータの作成方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、溶接用ロボット装置においては、
溶接作業を自動的に行わせるために、NCデータ方式に
よるもの、またはティーチングプレイバック方式による
ものがあった。
【0003】前者のものは、ロボット装置の動作経路ま
たは作業指令を、NCデータと呼ばれるプログラムによ
って与えることにより、自動運転を行わせる方法であ
り、また後者のものは、動作の内容を、作業者が実際に
手動操作でロボット装置を動かしながら、逐一、教示さ
せていくものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した前者のロボッ
ト装置によると、人手によりNCデータを作成するのは
難しく、通常は、NCデータを作成するために、CA
D、CAMシステムを必要とし、すなわち非常に大掛か
りなシステムを必要とする問題があった。
【0005】また、後者のロボット装置によると、ロボ
ット装置への教示作業に時間がかかるという問題があ
り、場合によっては、教示作業自体に危険が伴うという
問題もあった。
【0006】そこで、本発明は上記問題を解消し得る溶
接用ロボット装置におけるNCデータの作成方法を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の溶接用ロボット装置におけるNCデータの
作成方法は、溶接作業対象であるワークの基本形状を示
すパラメータを溶接用ロボット装置の演算処理部に入力
するとともに、この演算処理部にて、溶接作業に必要な
ワークの位置データを演算し、次に上記演算により求め
られた位置データの少なくとも任意の2つの位置に対す
る実際のワーク位置をロボット装置に教示し、次に演算
処理部にて、教示された位置に基づき、ワーク座標系の
位置データをロボット座標系に変換するための変換用行
列を求め、この変換用行列に基づき、ワークの各位置デ
ータをロボット座標系の位置データに変換し、この変換
された位置データに、溶接作業属性データを付加して、
作業実行用のNCデータを生成する方法である。
【0008】上記NCデータの作成方法によると、溶接
作業対象であるワークの基本形状を示すパラメータを入
力して、溶接作業に必要なワークの位置データを求め、
次にこの位置データの内、少なくとも2箇所をロボット
装置に教示するとともに、その位置データと教示データ
とに基づき、ワーク座標系とロボット座標系との関係を
表す座標変換行列を求め、この座標変換行列により、残
りの全ての位置データの座標変換を行うようにしている
ので、大掛かりなCAD、CAMシステムを不要にし得
るとともに、非常に手間のかかる教示作業も不要とな
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態にかか
る溶接用ロボット装置におけるNCデータの作成方法
を、図1〜図4に基づき説明する。
【0010】まず、本実施の形態のNCデータの作成方
法に使用されるロボット装置について説明する。図1に
示すように、本実施の形態における溶接用ロボット装置
1は、支持フレーム2と、この支持フレーム2に、旋回
台3を介して鉛直軸心周りに旋回自在に支持された鉛直
方向の柱状体4と、この柱状体4に昇降体5を介して昇
降自在に支持された水平アーム体6と、この水平アーム
体6の先端部に取り付けられた6軸マニピュレータ7
と、この6軸マニピュレータ7の先端に取り付けられた
溶接用トーチ8と、図示しないが、NCデータを生成す
るための演算処理装置(演算処理部)とから構成されて
いる。勿論、各旋回、昇降、水平方向での移動は、それ
ぞれに設けられた各駆動部により駆動される。
【0011】次に、この溶接用ロボット装置1の演算処
理装置によりNCデータを作成する方法について説明す
る。まず、溶接対象であるワークWの形状を表すパラメ
ータの値を演算処理装置に入力する。例えば、図1に示
すように、ワークWがシールド掘進機における胴体の一
部[具体的には、円弧形状のボックス体11で、その内
部に所定角度α置きに隔壁12が配置されて複数個のセ
ル(区画室)13に区画されたもの]である場合のパラ
メータとしては、胴部外板の内側寸法(Ro )、内側寸
法(Ri )、高さ寸法(h)、各セル13の中心角度
(α)、隔壁12の厚さ(t)、1ワークWにおけるセ
ル13の個数(n)が選ばれる。なお、図2に、各パラ
メータを図示しておく。
【0012】上記各パラメータの具体的な値が演算処理
装置に入力され、ここで各パラメータに基づき、図3に
示すようなワークWの溶接箇所の位置(P1 〜P8 )、
すなわち構造データが演算により求められる。
【0013】例えば、第1セル13(C1)の内側の各
コーナ部(P1 〜P4 )の座標を、下記に示す各式より
求める(図4参照)。但し、下記の式中、t′=t/2
とする。
【0014】
【数1】 P1 =(t′,Ri ) ・・・・(1) P2 =(t′,Ro ) ・・・・(2) P3 =(Po3x −t′cos α,Po3y +t′sin α) ・・・・(3) P4 =(Po4x −t′cos α,Po4y +t′sin α) ・・・・(4) 但し、上記の式中、t′=t/2であり、 P03=(Ro・sin α,Ro・cos α)であり、 P04=(Ri・sin α,Ri・cos α)である。
【0015】また、P5 〜P8 の座標については、上記
の各(1) 〜(4) 式に、Z座標すなわち高さhが付加され
たものである。そして、第2セル13(C2)以降のコ
ーナ部については、下記の(5) および(6) 式に示すによ
うに、上記の第1セル(C1)の各座標に対して、Z軸
回りに、−αの回転行列を作用させたものである。
【0016】
【数2】
【0017】したがって、第n番目のセル13(Cn)
の座標については、上記の回転行列を、n回掛けたもの
として表される。次に、ロボット装置1に、上記演算に
より求められた位置データの内、少なくとも2箇所の位
置(TP1,TP2)を、ロボット装置1に教示する。
【0018】この位置データおよび教示データを使用し
て、ワークWの座標系とロボット座標系との関係、すな
わち座標変換行列B WTを求めると、下記(7) 式のように
なる。
【0019】なお、ワークWとロボット装置1とは、互
いに平行な水平面内に設置されるので、求める変換行列
の成分は、Z軸回りの回転量と原点の移動量だけであ
る。
【0020】
【数3】
【0021】ここで、第1教示点を、 B1 =( B
1B1B1 ),第2教示点を、 B2 =( B
2B2B2 )とし、それぞれに対応する、ワー
ク座標系における位置データを、W1 =( W1W1W1 ),W2 =( W2w2W2 )とすると、 上記の(7) 式中の各値は、下記の通りである。
【0022】
【数4】
【0023】上述したように、座標変換行列(7) が求め
られると、座標変換行列(7) を使用して、下記の(8) 式
に示すように、全ての位置データを、ワーク座標系から
ロボット座標系に変換する。
【0024】
【数5】BiB WWi ・・・・(8) なお、上記各式中において、P,R,Tは、それぞれベ
クトルを表す。
【0025】次に、上記のようにロボット座標系に変換
された位置データに、溶接属性ライブラリから作業属性
データ(例えば、溶接速度、トーチ姿勢などのデータ)
が取り出されて付加され、実行用のNCデータが生成さ
れる。
【0026】そして、この実行用のNCデータに基づ
き、ロボット装置1で動作指令が発生されて、ワークW
すなわちボックス体11の溶接作業が行われる。このよ
うに、まず溶接作業対象であるワークの基本形状を示す
パラメータを入力して、溶接作業に必要なワークの位置
データを演算により求め、次にこの位置データの内、少
なくとも2箇所をロボット装置に教示するとともに、そ
の位置データと教示データとに基づき、ワーク座標系と
ロボット座標系との関係を表す座標変換行列を求め、こ
の座標変換行列により、残り全ての位置データの座標変
換を行うようにしているので、従来例で説明したよう
に、大掛かりなCAD、CAMシステムを不要にし得る
とともに、非常に手間のかかる教示作業も不要となり、
したがって作業を効率良くかつ安全に行うことができ
る。
【0027】
【発明の効果】以上のように本発明のNCデータの作成
方法によると、溶接作業対象であるワークの基本形状を
示すパラメータを入力して、溶接作業に必要なワークの
位置データを求め、次にこの位置データの内少なくとも
2箇所をロボット装置に教示するとともに、その位置デ
ータと教示データとに基づき、ワーク座標系とロボット
座標系との関係を示す座標変換行列を求め、この座標変
換行列により、残りの全ての位置データの座標変換を行
うようにしているので、大掛かりなCAD、CAMシス
テムを不要にし得るとともに、非常に手間のかかる教示
作業も不要となり、したがって作業を効率良くかつ安全
に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるロボット装置の概
略構成を示す斜視図である。
【図2】同実施の形態におけるワークの概略構成を示す
断面図である。
【図3】同実施の形態におけるワークのセルの正面図で
ある。
【図4】同実施の形態におけるパラメータとワークのコ
ーナ部との関係を示す平面図である。
【符号の説明】
1 ロボット装置 3 旋回台 4 柱状体 5 昇降体 6 水平アーム体 7 マニピュレータ 11 ボツクス体 12 隔壁 13 セル
フロントページの続き (72)発明者 木 静也 大阪府大阪市此花区西九条5丁目3番28号 日立造船株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】溶接作業対象であるワークの基本形状を示
    すパラメータを溶接用ロボット装置の演算処理部に入力
    するとともに、この演算処理部にて、溶接作業に必要な
    ワークの位置データを演算し、次に上記演算により求め
    られた位置データの少なくとも任意の2つの位置をロボ
    ット装置に教示し、次に演算処理部にて、教示された位
    置に基づき、ワーク座標系の位置データをロボット座標
    系に変換するための変換行列を求め、この変換行列に基
    づき、ワークの各位置データをロボット座標系の位置デ
    ータに変換し、この変換された位置データに、溶接作業
    属性データを付加して、作業実行用のNCデータを生成
    することを特徴とする溶接用ロボット装置におけるNC
    データの作成方法。
JP7173835A 1995-07-11 1995-07-11 溶接用ロボット装置におけるncデータの作成方法 Pending JPH0926808A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105865825A (zh) * 2016-06-16 2016-08-17 芜湖润众机器人科技有限公司 一种机械手臂测试平台
CN106124233A (zh) * 2016-06-16 2016-11-16 芜湖润众机器人科技有限公司 一种机械手测试平台

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59177607A (ja) * 1983-03-28 1984-10-08 Fanuc Ltd 自動プログラミング方法
JPS63314604A (ja) * 1987-06-17 1988-12-22 Nachi Fujikoshi Corp 産業用ロボットの作業プログラム作成方法

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