JPH09266922A - 加温具 - Google Patents
加温具Info
- Publication number
- JPH09266922A JPH09266922A JP10207796A JP10207796A JPH09266922A JP H09266922 A JPH09266922 A JP H09266922A JP 10207796 A JP10207796 A JP 10207796A JP 10207796 A JP10207796 A JP 10207796A JP H09266922 A JPH09266922 A JP H09266922A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 火気や化学反応などを利用することがなく、
一定時間恒温状態を保つことができ、反復使用すること
ができる加温具を提供すること。 【解決手段】 織物や編み物などによって形成した可撓
性と保温性を備えた収容物2に、穀物類などのように自
然乾燥時に適宜な含水率を有し、乾燥状態で大気中に放
置されると自然乾燥時の含水率まで水分を吸収する内容
物3を収容させる。これを電子レンジに供すると内容物
3がほぼ完全な状態まで乾燥すると共に、昇温して熱を
保有することになる。この状態で人体の一部などに押し
当てれば当該部位を加温することができる。内容物3は
時間の経過によって大気温度まで降下し、自然乾燥時の
含水率に上昇する。これを再度電子レンジにかければ、
再度乾燥し昇温するため、反復使用することができる。
一定時間恒温状態を保つことができ、反復使用すること
ができる加温具を提供すること。 【解決手段】 織物や編み物などによって形成した可撓
性と保温性を備えた収容物2に、穀物類などのように自
然乾燥時に適宜な含水率を有し、乾燥状態で大気中に放
置されると自然乾燥時の含水率まで水分を吸収する内容
物3を収容させる。これを電子レンジに供すると内容物
3がほぼ完全な状態まで乾燥すると共に、昇温して熱を
保有することになる。この状態で人体の一部などに押し
当てれば当該部位を加温することができる。内容物3は
時間の経過によって大気温度まで降下し、自然乾燥時の
含水率に上昇する。これを再度電子レンジにかければ、
再度乾燥し昇温するため、反復使用することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、いわゆる懐炉の
ように、一定時間適宜温度を保つことによって人体や所
定の物品を加温するものであって、懐炉のように局所的
ではなく広範囲に加温するのに適した加温具に関する。
ように、一定時間適宜温度を保つことによって人体や所
定の物品を加温するものであって、懐炉のように局所的
ではなく広範囲に加温するのに適した加温具に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、衣服の内側に挿入して人体を
暖めるものに懐炉がある。近年、携帯や所望時に即座に
使用することができるように、金属粉の酸化作用を利用
したいわゆる使い捨てカイロが、その利便性のために普
及している。
暖めるものに懐炉がある。近年、携帯や所望時に即座に
使用することができるように、金属粉の酸化作用を利用
したいわゆる使い捨てカイロが、その利便性のために普
及している。
【0003】いわゆる、懐炉は、従来は固形や液体の燃
料を保温性のある容器に封入して着火し、比較的長い時
間一定温度以上に保つようにしていた。ところが、金属
粉の酸化作用を利用したものでは、使用前に揉むなどの
操作を行なうだけで所定時間一定温度以上を保つことが
できるものである。
料を保温性のある容器に封入して着火し、比較的長い時
間一定温度以上に保つようにしていた。ところが、金属
粉の酸化作用を利用したものでは、使用前に揉むなどの
操作を行なうだけで所定時間一定温度以上を保つことが
できるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の懐炉に代表される加温具は、燃料を利用するも
のにあっては火気を使用するものであり、金属粉の酸化
作用では化学反応を利用するもので、いずれも発熱作用
を利用したものである。そのため、火災の原因となるお
それがあり、あるいは所望温度以上に上昇して不注意が
原因して火傷などのおそれがある。また、酸化作用を利
用したものでは時間の経過によって反応が不活性化され
た場合であっても、心理的に人体に直接触れさせて使用
することをしにくい。また、懐炉では衣服の内側に挿入
して使用するため、人体を局所的に暖めることになる。
た従来の懐炉に代表される加温具は、燃料を利用するも
のにあっては火気を使用するものであり、金属粉の酸化
作用では化学反応を利用するもので、いずれも発熱作用
を利用したものである。そのため、火災の原因となるお
それがあり、あるいは所望温度以上に上昇して不注意が
原因して火傷などのおそれがある。また、酸化作用を利
用したものでは時間の経過によって反応が不活性化され
た場合であっても、心理的に人体に直接触れさせて使用
することをしにくい。また、懐炉では衣服の内側に挿入
して使用するため、人体を局所的に暖めることになる。
【0005】そこで、この発明は、火気や発熱作用を利
用することなく、しかも一定の時間、一定の温度を保つ
ことができ、また直接肌に触れて使用しても火傷などの
おそれがなく、さらに反復使用することができる加温具
を提供することを目的としている。
用することなく、しかも一定の時間、一定の温度を保つ
ことができ、また直接肌に触れて使用しても火傷などの
おそれがなく、さらに反復使用することができる加温具
を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの技術的手段として、この発明に係る加温具は、所望
の部位に接触させることにより、当該部位を暖めたり一
定温度に保つ加温具において、可撓性を備え、保温性を
備えた収容物に、適宜な率で水分を保有し、乾燥した状
態で大気中に放置されると水分を吸収する内容物を収容
させ、上記内容物を加温し乾燥させて使用することを特
徴としている。
めの技術的手段として、この発明に係る加温具は、所望
の部位に接触させることにより、当該部位を暖めたり一
定温度に保つ加温具において、可撓性を備え、保温性を
備えた収容物に、適宜な率で水分を保有し、乾燥した状
態で大気中に放置されると水分を吸収する内容物を収容
させ、上記内容物を加温し乾燥させて使用することを特
徴としている。
【0007】また、この加温具に熱を保有させるため
に、所望の部位に接触させることにより、当該部位を暖
めたり一定温度に保つ加温具において、可撓性を備え、
保温性を備えた収容物に、適宜な率で水分を保有し、乾
燥した状態で大気中に放置されると水分を吸収する内容
物を収容させてなり、上記内容物を収容させた収容物を
適宜時間電子レンジで加温し乾燥させて使用することを
特徴としている。
に、所望の部位に接触させることにより、当該部位を暖
めたり一定温度に保つ加温具において、可撓性を備え、
保温性を備えた収容物に、適宜な率で水分を保有し、乾
燥した状態で大気中に放置されると水分を吸収する内容
物を収容させてなり、上記内容物を収容させた収容物を
適宜時間電子レンジで加温し乾燥させて使用することを
特徴としている。
【0008】そして、上記内容物としてはセラミックな
ども考えられるが、この発明では前記内容物が穀物類で
あること、また該穀物類として稲類、麦類、蕎麦類、稗
類、粟類、黍類、栗類、芋類、豆類を用いて前記収容物
に収容させたことを特徴としている。
ども考えられるが、この発明では前記内容物が穀物類で
あること、また該穀物類として稲類、麦類、蕎麦類、稗
類、粟類、黍類、栗類、芋類、豆類を用いて前記収容物
に収容させたことを特徴としている。
【0009】電子レンジにかけられて穀物類がマイクロ
ウェーブ下にさらされると、自然乾燥状態にある穀物類
に含まれている水分が蒸発すると共に、穀物類が加温さ
れる。穀物類がほぼ完全な乾燥状態になるとそれ以上該
穀物類は昇温しなくなり、その時の温度を維持すること
になる。この加温具を人体の一部に押し当てたりすれ
ば、当該部分を暖めたりすることができる。そして、大
気中にさらされると、穀物類が大気中の水分を吸収して
自然乾燥時の含水率まで上昇させることになり、昇温し
た温度が徐々に下降することになる。穀物類は熱伝導率
が低いため、急激に降温することなく、加温するに十分
な温度を相当時間維持することになる。このため、所望
の部位を暖めたり、昇温させたりすることができる。
ウェーブ下にさらされると、自然乾燥状態にある穀物類
に含まれている水分が蒸発すると共に、穀物類が加温さ
れる。穀物類がほぼ完全な乾燥状態になるとそれ以上該
穀物類は昇温しなくなり、その時の温度を維持すること
になる。この加温具を人体の一部に押し当てたりすれ
ば、当該部分を暖めたりすることができる。そして、大
気中にさらされると、穀物類が大気中の水分を吸収して
自然乾燥時の含水率まで上昇させることになり、昇温し
た温度が徐々に下降することになる。穀物類は熱伝導率
が低いため、急激に降温することなく、加温するに十分
な温度を相当時間維持することになる。このため、所望
の部位を暖めたり、昇温させたりすることができる。
【0010】また、使い勝手を考慮して、容易に折曲し
て使用できるように、前記収容物として織物または編み
物を用いたことを特徴とし、さらに良好な使い勝手とす
るために、前記収容物の端部に把持部を設けたことを特
徴としている。
て使用できるように、前記収容物として織物または編み
物を用いたことを特徴とし、さらに良好な使い勝手とす
るために、前記収容物の端部に把持部を設けたことを特
徴としている。
【0011】把持部を把持すれば、人体の背中や頸部の
後部などにこの加温具を容易に押し当てることができ
る。しかも、収容物が可撓性を有しているため、人体に
沿って配することができ、収容物の大きさを変更するこ
とによって広範囲を暖めることができる。
後部などにこの加温具を容易に押し当てることができ
る。しかも、収容物が可撓性を有しているため、人体に
沿って配することができ、収容物の大きさを変更するこ
とによって広範囲を暖めることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図示した好ましい実施の形
態に基づいて、この発明に係る加温具を具体的に説明す
る。
態に基づいて、この発明に係る加温具を具体的に説明す
る。
【0013】図1はこの加温具1の中央部横断面図で、
収容物2に内容物3が収容されている状態を示してい
る。内容物3としては、自然乾燥時において適宜な含水
率で、ほぼ完全に乾燥させた状態において大気中に放置
すると大気中の水分を吸収する物質からなり、例えば水
分を自己保有しているセラミックスや穀物類などが適し
ている。特に、穀物類が入手しやすく、後述するように
使用に際して違和感を与えないため良好であり、穀物類
としては、稲類、麦類、蕎麦類、稗類、粟類、黍類、栗
類、芋類、豆類などの殻を除去したものが適している。
収容物2に内容物3が収容されている状態を示してい
る。内容物3としては、自然乾燥時において適宜な含水
率で、ほぼ完全に乾燥させた状態において大気中に放置
すると大気中の水分を吸収する物質からなり、例えば水
分を自己保有しているセラミックスや穀物類などが適し
ている。特に、穀物類が入手しやすく、後述するように
使用に際して違和感を与えないため良好であり、穀物類
としては、稲類、麦類、蕎麦類、稗類、粟類、黍類、栗
類、芋類、豆類などの殻を除去したものが適している。
【0014】また、収容物2は、内容物3を収容した形
状に形成した状態で適宜な可撓性と保温性とを備えた織
物や編み物などからなる。これら織物や編み物を袋状に
形成して内容物3を収容させてある。また、図2および
図3に示すように、収容物2は適宜な長さの袋状に形成
し、両端部に合成樹脂などによって形成された把持部5
を設けてあることが使用勝手が良好となって好ましい。
この把持部5は、図3に示すように、収容物2と同じ素
材などによって接続帯5を環状の把持部5の内側を挿通
させて、該接続帯5の両端部を収容物2の端部に縫込む
ことによって取り付けられている。
状に形成した状態で適宜な可撓性と保温性とを備えた織
物や編み物などからなる。これら織物や編み物を袋状に
形成して内容物3を収容させてある。また、図2および
図3に示すように、収容物2は適宜な長さの袋状に形成
し、両端部に合成樹脂などによって形成された把持部5
を設けてあることが使用勝手が良好となって好ましい。
この把持部5は、図3に示すように、収容物2と同じ素
材などによって接続帯5を環状の把持部5の内側を挿通
させて、該接続帯5の両端部を収容物2の端部に縫込む
ことによって取り付けられている。
【0015】以上により構成した実施形態に係る加温具
1の作用を、使用方法と共に以下に説明する。
1の作用を、使用方法と共に以下に説明する。
【0016】内容物3を収容した収容物2を電子レンジ
に所定時間供すると、電子レンジのマイクロウェーブの
作用によって内容物2が含有している水分が蒸発すると
ともに、内容物2が昇温する。内容物2の水分がほぼ乾
燥した状態で、電子レンジから取り出せば、所定温度を
保った加温具1を得ることができる。
に所定時間供すると、電子レンジのマイクロウェーブの
作用によって内容物2が含有している水分が蒸発すると
ともに、内容物2が昇温する。内容物2の水分がほぼ乾
燥した状態で、電子レンジから取り出せば、所定温度を
保った加温具1を得ることができる。
【0017】内容物3として穀物類を用いる場合、穀物
類は自然乾燥されているが、微量な水分を含有してお
り、この水分がマイクロウェーブ下で蒸発することにな
る。含水量が微量であるため、電子レンジに供する時間
は長時間を要しない。また、穀物類の熱伝導率は低いた
め、穀物類はその温度を比較的長く保つことができる。
また、火気を使用したり、化学反応を利用する場合に
は、未燃燃料への後着火や未反応物質の遅れた反応など
によって一度降温した状態となっても再度昇温する場合
が生じるが、本発明の場合には、火気や化学反応を利用
するものではないから、昇温した状態から必ず降温する
ことになり、人体に直接接触した状態で使用することも
できる。
類は自然乾燥されているが、微量な水分を含有してお
り、この水分がマイクロウェーブ下で蒸発することにな
る。含水量が微量であるため、電子レンジに供する時間
は長時間を要しない。また、穀物類の熱伝導率は低いた
め、穀物類はその温度を比較的長く保つことができる。
また、火気を使用したり、化学反応を利用する場合に
は、未燃燃料への後着火や未反応物質の遅れた反応など
によって一度降温した状態となっても再度昇温する場合
が生じるが、本発明の場合には、火気や化学反応を利用
するものではないから、昇温した状態から必ず降温する
ことになり、人体に直接接触した状態で使用することも
できる。
【0018】昇温した加温具1は、図4に示すように、
把持部4を把持して背中に当てれば、加温具1は可撓性
を備えた収容物2に内容物3を収容してあるため折曲す
る場合などに自由度があり、背中に沿って密着させるこ
とができる。また、自由に湾曲させることができるた
め、図5に示すように、頸部に巻回させて使用すること
もできる。その他、肩、肘、脚、手、腕、腰、各関節な
どに押し当てて、当該部位を暖めて血行の促進に利用す
ることができる。さらに、寝具の一部に利用することが
でき、就寝時の暖を果すこともできる。
把持部4を把持して背中に当てれば、加温具1は可撓性
を備えた収容物2に内容物3を収容してあるため折曲す
る場合などに自由度があり、背中に沿って密着させるこ
とができる。また、自由に湾曲させることができるた
め、図5に示すように、頸部に巻回させて使用すること
もできる。その他、肩、肘、脚、手、腕、腰、各関節な
どに押し当てて、当該部位を暖めて血行の促進に利用す
ることができる。さらに、寝具の一部に利用することが
でき、就寝時の暖を果すこともできる。
【0019】そして、使用に供されて大気中に存した加
温具1は、その内容物3が大気中の水分を徐々に吸収し
て、自然乾燥時の状態まで含水率が上昇する。また、水
分の吸収と共に加温具1が降温するが、内容物3の熱伝
導率が低いものであれば、温度降下は含水率が上昇して
も急激に降温することがなく、恒温状態を一定時間保ち
続ける。
温具1は、その内容物3が大気中の水分を徐々に吸収し
て、自然乾燥時の状態まで含水率が上昇する。また、水
分の吸収と共に加温具1が降温するが、内容物3の熱伝
導率が低いものであれば、温度降下は含水率が上昇して
も急激に降温することがなく、恒温状態を一定時間保ち
続ける。
【0020】降温して自然乾燥時まで含水率が上昇した
加温具1は、再び電子レンジに供することによって再度
使用することができる。
加温具1は、再び電子レンジに供することによって再度
使用することができる。
【0021】
【実施例】次に、本願発明に係る加温具の試作品を製作
し、試験を行ったのでそのデータを示す。
し、試験を行ったのでそのデータを示す。
【0022】試作品は、毛糸によって直径100mmで長さ3
50mmの円筒形に編上げた収容物2に、精米をほぼ0.5mm
〜1mmの径に粉砕したもの800gを内容物3として収容
させた。この加温具を 800Wの家庭用ターンテーブル式
電子レンジに約2分間供した後、気温15℃、湿度60%の
大気中に放置して経過時間に対する加温具の表面温度の
変化を測定した。その結果を図6に示す。
50mmの円筒形に編上げた収容物2に、精米をほぼ0.5mm
〜1mmの径に粉砕したもの800gを内容物3として収容
させた。この加温具を 800Wの家庭用ターンテーブル式
電子レンジに約2分間供した後、気温15℃、湿度60%の
大気中に放置して経過時間に対する加温具の表面温度の
変化を測定した。その結果を図6に示す。
【0023】図6に示すように、初期温度がほぼ65℃と
なり、人体に触れて使用する場合に加温効果を期待でき
るほぼ40℃まで降下するまで約80分を要した。さらに、
保温効果を期待できるほぼ30℃まで降下するまでは、約
145分を経過した。
なり、人体に触れて使用する場合に加温効果を期待でき
るほぼ40℃まで降下するまで約80分を要した。さらに、
保温効果を期待できるほぼ30℃まで降下するまでは、約
145分を経過した。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、この発明に係る加
温具によれば、適宜な水分を保有した内容物を加温し乾
燥することによって温度を上昇させるようにしたから、
火気や化学反応による発熱作用を利用することなく、温
度降下が開始されてからは不用意に温度が上昇してしま
うことがない。また、内容物に熱伝導率の低い物質を使
用することによって、一定時間、一定温度を保つことが
できる。しかも、内容物は吸湿して自然乾燥時の含水率
まで低下するだけであるから、再度加温し乾燥させるこ
とによって反復使用することができる。
温具によれば、適宜な水分を保有した内容物を加温し乾
燥することによって温度を上昇させるようにしたから、
火気や化学反応による発熱作用を利用することなく、温
度降下が開始されてからは不用意に温度が上昇してしま
うことがない。また、内容物に熱伝導率の低い物質を使
用することによって、一定時間、一定温度を保つことが
できる。しかも、内容物は吸湿して自然乾燥時の含水率
まで低下するだけであるから、再度加温し乾燥させるこ
とによって反復使用することができる。
【図1】この発明に係る加温具の中央部横断面図であ
る。
る。
【図2】この発明に係る加温具の斜視図である。
【図3】図2におけるA−A線に沿って示す断面図であ
る。
る。
【図4】この発明に係る加温具の一の使用例を説明する
図である。
図である。
【図5】この発明に係る加温具の他の使用例を説明する
図である。
図である。
【図6】この発明に係る加温具の試作品について行った
試験結果を示す図である。
試験結果を示す図である。
1 加温具 2 収容物 3 内容物 4 把持部 5 接続帯
Claims (7)
- 【請求項1】 所望の部位に接触させることにより、当
該部位を暖めたり一定温度に保つ加温具において、 可撓性を備え、保温性を備えた収容物に、適宜な率で水
分を保有し、乾燥した状態で大気中に放置されると水分
を吸収する内容物を収容させ、 上記内容物を加温し乾燥させて使用することを特徴とす
る加温具。 - 【請求項2】 所望の部位に接触させることにより、当
該部位を暖めたり一定温度に保つ加温具において、 可撓性を備え、保温性を備えた収容物に、適宜な率で水
分を保有し、乾燥した状態で大気中に放置されると水分
を吸収する内容物を収容させてなり、 上記内容物を収容させた収容物を適宜時間電子レンジで
加温し乾燥させて使用することを特徴とする加温具。 - 【請求項3】 前記内容物が穀物類であることを特徴と
する請求項1または請求項2のいずれかに記載の加温
具。 - 【請求項4】 前記穀物類として稲類、麦類、蕎麦類、
稗類、粟類、黍類、栗類、芋類、豆類を用いて前記収容
物に収容させたことを特徴とする請求項3に記載の加温
具。 - 【請求項5】 前記収容物として織物を用いたことを特
徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の加
温具。 - 【請求項6】 前記収容物として編み物を用いたことを
特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の
加温具。 - 【請求項7】 前記収容物の端部に把持部を設けたこと
を特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれかに記載
の加温具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10207796A JPH09266922A (ja) | 1996-04-02 | 1996-04-02 | 加温具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10207796A JPH09266922A (ja) | 1996-04-02 | 1996-04-02 | 加温具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09266922A true JPH09266922A (ja) | 1997-10-14 |
Family
ID=14317719
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10207796A Withdrawn JPH09266922A (ja) | 1996-04-02 | 1996-04-02 | 加温具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09266922A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002272774A (ja) * | 2001-03-15 | 2002-09-24 | Toyobo Co Ltd | 温熱具 |
JP2008172723A (ja) * | 2007-01-15 | 2008-07-24 | Fujitsu Ltd | 画像処理装置、印刷物および画像処理プログラム |
JP2009203560A (ja) * | 2008-02-26 | 2009-09-10 | Masashi Ono | 保冷体・保温体装着具 |
JP2020054568A (ja) * | 2018-10-01 | 2020-04-09 | 株式会社 リンガーハット | 弁当容器 |
-
1996
- 1996-04-02 JP JP10207796A patent/JPH09266922A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002272774A (ja) * | 2001-03-15 | 2002-09-24 | Toyobo Co Ltd | 温熱具 |
JP4715004B2 (ja) * | 2001-03-15 | 2011-07-06 | 東洋紡績株式会社 | 温熱具による温熱の蓄熱方法 |
JP2008172723A (ja) * | 2007-01-15 | 2008-07-24 | Fujitsu Ltd | 画像処理装置、印刷物および画像処理プログラム |
JP2009203560A (ja) * | 2008-02-26 | 2009-09-10 | Masashi Ono | 保冷体・保温体装着具 |
JP2020054568A (ja) * | 2018-10-01 | 2020-04-09 | 株式会社 リンガーハット | 弁当容器 |
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