JPH09265630A - 記録再生装置および方法 - Google Patents

記録再生装置および方法

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JPH09265630A
JPH09265630A JP7564296A JP7564296A JPH09265630A JP H09265630 A JPH09265630 A JP H09265630A JP 7564296 A JP7564296 A JP 7564296A JP 7564296 A JP7564296 A JP 7564296A JP H09265630 A JPH09265630 A JP H09265630A
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昭栄 小林
Ritsu Takeda
立 武田
Norichika Mitsune
範親 三根
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 データが間欠的に記録されるディスクのCL
V再生装置における回転制御を可能とする。 【解決手段】 光ディスク1に、実質的にデータを記録
した記録済領域と、実質的にデータを記録していない未
記録領域が、間欠的に存在するとき、未記録領域にダミ
ーデータを記録し、記録済領域から連続して未記録領域
を再生し、クロックを抽出し、光ディスク1の回転を制
御できるようにする。これにより、スピンドルモータの
暴走を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録再生装置およ
び方法に関し、特に、アドレスがウォブリングにより記
録されている、記録と再生の両方が可能なCLVディス
クに対して、データが不連続に記録されている状態であ
っても、ディスクの回転を正確に制御し、記録されてい
るデータを正確に再生することができるようにした、記
録再生装置および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】記録と再生の両方が可能な光ディスクに
おいては、データが記録されていない状態においても、
トラッキング制御ができるように、スパイラル状または
同心円状にグルーブとランドが形成されており、少なく
とも、その一方が、データを記録または再生するトラッ
クとされる。また、グルーブまたはランドのエッジは、
アドレス情報に対応して所定のキャリアを周波数変調し
たFM信号によりウォブリングされている。このような
光ディスクは、ランダムアクセスが可能であり、データ
がシーケンシャルに(連続的に)記録されずに、間欠的
に記録される場合がある。このような場合、データは、
トラック状に間欠的に散在することになる。
【0003】ところで、コンパクトディスク(CD)の
ように、再生専用のディスクの再生装置であって、特に
安価な再生装置においては、ディスクの回転を制御する
のに、記録データを再生し、この再生データからクロッ
クを再生する。そして、このクロックが一定の周波数と
位相になるように、ディスクを駆動するスピンドルモー
タの回転制御を行う、いわゆるCLV再生が行われてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このようなCLV再生
を行う再生装置において、記録と再生の両方が可能な光
ディスクを再生する場合、データが間欠的に記録されて
いるトラックを再生すると、部分的にしか再生データが
得られないので、クロックを再生することができず、結
局、光ディスクの回転を正確に制御することができなく
なり、最悪の場合、スピンドルモータが暴走する恐れが
あった。
【0005】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、データが間欠的に記録されている場合にお
いても、正確にディスクを回転制御することができるよ
うにするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の記録再
生装置は、トラックの所定の領域の、データが記録され
ていない記録再生単位を検出する検出手段と、検出手段
が、データの記録されていない記録再生単位を検出した
とき、その記録再生単位にダミーデータを記録する記録
手段とを備えることを特徴とする。
【0007】請求項9に記載の記録再生方法は、トラッ
クの所定の領域の、データが記録されていない記録再生
単位を検出するステップと、データの記録されていない
記録再生単位が検出されたとき、その記録再生単位にダ
ミーデータを記録するステップとを備えることを特徴と
する。
【0008】請求項1に記載の記録再生装置および請求
項9に記載の記録再生方法においては、データの記録さ
れていない記録再生単位が検出されたとき、その記録再
生単位にダミーデータが記録される。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の記録再生装置に
おいて使用される光ディスクの構成例を示している。同
図に示したように、ディスク(光ディスク)1には、プ
リグルーブ2がスパイラル状に内周から外周に向かって
予め形成されている。もちろん、このプリグルーブ2
は、同心円状に形成することも可能である。
【0010】また、このプリグルーブ2は、図1におい
てその一部を拡大して示したように、その左右の側壁
が、アドレス情報に対応してウォブリングされ、周波数
変調波に対応して蛇行している。1つのトラックは、複
数のウォブリングアドレスフレームを有している。
【0011】図2は、ウォブリングアドレスフレームの
構成(フォーマット)を示している。同図に示したよう
に、ウォブリングアドレスフレームは48ビットで構成
され、最初の4ビットは、ウォブリングアドレスフレー
ムのスタートを示す同期信号(Sync)とされる。次の4
ビットは、複数の記録層のうちいずれの層であるかを表
すレイヤー(Layer)とされている。次の20ビットは
トラックアドレス(トラック番号)とされる。さらに次
の4ビットは、アドレスフレームのフレーム番号を表す
ようになされている。その後の14ビットは、誤り検出
符号(CRC)とされ、同期信号(Sync)を除いたデータ
の対するエラー検出符号が記録される。最後の2ビット
(Reserved)は、将来のために予備として確保されてい
る。
【0012】ウォブリングアドレスフレームは、1トラ
ック(1回転)につき例えば、8アドレスフレーム分、
ディスクの回転角速度が一定のCAVディスク状に記録
されている。従って、図2のフレーム番号としては、例
えば0乃至7の値が記録される。
【0013】図3は、図2に示すフォーマットのアドレ
スフレームに対応して、プリグルーブ2をウォブリング
させるためのウォブリング信号を発生するウォブリング
信号発生回路の構成例を表している。発生回路11は、
115.2kHzの周波数の信号を発生する。発生回路
11が発生する信号は、割算回路12に供給され、値
7.5で割算された後、周波数15.36kHzのバイ
フェーズクロック信号としてバイフェーズ変調回路13
に供給されている。バイフェーズ変調回路13にはま
た、図2に示すフレームフォーマットのADIP(Ad
dress InPre−groove)データが供給
されている。
【0014】バイフェーズ変調回路13は、割算器12
より供給されるバイフェーズクロックを、図示せぬ回路
から供給されるADIPデータ(アドレスデータ)でバ
イフェーズ変調し、バイフェーズ信号をFM変調回路1
5に出力している。FM変調回路15にはまた、発生回
路11が発生した115.2kHzの信号を、割算器1
4により値2で割算して得られた周波数57.6kHz
のキャリアが入力されている。FM変調回路15は、こ
の割算器14より入力されるキャリアを、バイフェーズ
変調回路13より入力されるバイフェーズ信号で周波数
変調し、その結果得られる周波数変調信号を出力する。
ディスク1のプリグルーブ2の左右側壁は、この周波数
変調信号に対応して形成(ウォブリング)される。
【0015】図4と図5は、バイフェーズ変調回路13
が出力するバイフェーズ信号の例を表している。この実
施例においては、先行するビットが0であるとき、図4
に示すように、同期パターン(SYNC)として、“1
1101000”が用いられ、先行するビットが1であ
るとき、同期パターンとして、図5に示すように、図4
に示す場合と逆相の“00010111”が用いられ
る。SYNCは変調では現れない規則外のユニークパタ
ーンとされる。
【0016】アドレスデータ(ADIPデータ)のデー
タビット(Data Bits)のうち、“0”は、バイフェー
ズ変調され、“11”(前のチャンネルビットが0のと
き)または“00”(前のチャンネルビットが1のと
き)のチャンネルビット(Channel Bits)に変換され
る。また、“1”は、“10”(前のチャンネルビット
が0のとき)または“01”(前のチャンネルビットが
1のとき)のチャンネルビットに変換される。2つのパ
ターンのいずれに変換されるかは、前の符号に依存す
る。すなわち、図4と図5の「Wave Form」
(波形)は、チャンネルビットの1,0のパターンを、
1を高レベル、0を低レベルの信号として表したもので
あるが、この波形が連続するように、2つのパターンの
いずれかが選択される。
【0017】FM変調回路15は、図4または図5に示
したようなバイフェーズ信号に対応して、割算器14よ
り供給されるキャリアを図6に示すように周波数変調す
る。
【0018】すなわち、チャンネルビットデータ(バイ
フェーズ信号)が0であるとき、FM変調回路15は、
1データビットの半分の長さに対応する期間に、3.5
波のキャリアを出力する。この3.5波のキャリアは、
正の半波または負の半波から始まるものとされる。
【0019】これに対して、チャンネルビットデータ
(バイフェーズ信号)が1であるとき、1データビット
の半分の長さに対応する期間に、4波のキャリアが出力
される。この4波のキャリアも正の半波から始まるキャ
リアまたは負の半波から始まるキャリアとされる。
【0020】従って、FM変調回路15は、データ0に
対応してチャンネルデータビット00が入力されると、
データビットの長さに対応する期間に、7波(=3.5
+3.5)の周波数変調波を出力し、チャンネルデータ
ビット11が入力されると、8波(=4+4)の周波数
変調波を出力する。また、データ1に対応してチャンネ
ルデータビット10または01が入力されると、7.5
波(=4+3.5=3.5+4)の周波数変調波が出力
される。
【0021】FM変調回路15に入力される57.6k
Hzのキャリアは、7.5波に対応しており、FM変調
回路15は、データに対応して、この7.5波のキャリ
ア、またはこれを±6.67%(=0.5/7.5)ず
らした7波または8波の周波数変調波を生成する。
【0022】上述したように、チャンネルデータ0とチ
ャンネルデータ1に対応する、それぞれ正の半波から始
まるキャリアと負の半波から始まるキャリアは、前の信
号と連続する方が選択される。
【0023】図7は、このようにして、FM変調回路1
5より出力される周波数変調波の例を表している。この
例においては、最初のデータビットが0とされており、
そのチャンネルデータビットは00とされている。最初
のチャンネルデータビット0に対して、始点から正の半
波で始まる3.5波のキャリアが選択されている。その
結果、そのキャリアの終点は、正の半波で終了する。そ
こで次のチャンネルデータビット0に対して、負の半波
から始まる3.5波が選択され、データビット0に対し
て、合計7波の周波数変調波とされる。
【0024】このデータビット0の次には、データビッ
ト1(チャンネルビット10)が続いている。前のデー
タビット0に対応するチャンネルデータビット0の3.
5波は、負の半波で終了しているため、データビット1
に対応する最初のチャンネルデータビット1の4波のキ
ャリアとしては、正の半波から始まるものが選択され
る。このチャンネルデータビット1の4波は負の半波で
終了するので、次のチャンネルデータビット0の4波
は、正の半波から始まるものが選択される。
【0025】以下同様にして、データビット1(チャン
ネルデータビット10),データビット0(チャンネル
データビット11),データビット0(チャンネルデー
タビット00)に対応して、7.5波、8波、7波のキ
ャリアが、データビットの境界部(始点と終点)におい
て連続するように形成出力される。
【0026】図7に示すように、この実施例において
は、チャンネルビットの長さは、7波、7.5波、また
は8波のキャリアのいずれの場合においても、キャリア
の波長の1/2の整数倍の長さとされている。すなわ
ち、チャンネルビットの長さは、7波のキャリア(周波
数変調波)の波長の1/2の7倍の長さとされ、かつ、
8波のキャリア(周波数変調波)の1/2の8倍の長さ
とされている。そして、チャンネルビットの長さは、
7.5波のキャリアの波長の1/2の7倍(チャンネル
ビットが0のとき)、または8倍(チャンネルビットが
1のとき)とされる。
【0027】さらに、この実施例においては、バイフェ
ーズ変調されたチャンネルビットの境界部(終点または
始点)が、周波数変調波のゼロクロス点となるようにな
されている。これにより、アドレスデータ(チャンネル
ビットデータ)と周波数変調波の位相が一致し、そのビ
ットの境界部の識別が容易となり、アドレスデータビッ
トの誤検出を防止することができ、その結果、アドレス
情報の正確な再生が容易となる。
【0028】また、この実施例においては、データビッ
トの境界部(始点と終点)と、周波数変調波のエッジ
(ゼロクロス点)が対応するようになされている。これ
により、周波数変調波のエッジを基準としてクロックを
生成することもできる。ただし、この実施例において
は、図9を参照して後述するように、クロック同期マー
クを基準にしてクロックが生成される。
【0029】図8は、プリグルーブを有するディスク1
を製造するための記録装置(ディスク形成装置)の構成
例を表している。ウォブリング信号発生回路21は、上
述した図3に示す構成を有しており、FM変調回路15
が出力する周波数変調信号を合成回路22に供給してい
る。マーク信号発生回路23は、所定のタイミングにお
いてクロック同期マーク信号を発生し、合成回路22に
出力している。合成回路22は、ウォブリング信号発生
回路21が出力する周波数変調信号と、マーク信号発生
回路23が出力するクロック同期マーク信号とを合成
し、記録回路24に出力している。
【0030】合成回路22は、クロック同期マーク信号
が供給されたとき、そのクロック同期マーク(Fine Clo
ck Mark)を、図9に示すように、ウォブリング信号発
生回路21より供給されるキャリアに合成する。記録再
生データの変調を、DVD等のEFM(Eight To Fourt
een Modulation:(8−14)変調)+とした場合、ク
ロック同期マークの長さは、6乃至14T(Tはビット
セルの長さ)の長さとされる。
【0031】すなわち、図9(a)乃至(d)に示すよ
うに、チャンネルビットデータが00(データ0),1
1(データ0),10(データ1)または01(データ
1)であるとき、それぞれのデータの中心(チャンネル
ビットの切り替え点)のキャリアのゼロクロス点におい
て、アドレス情報の変調周波数(57.6kHz)より
高い周波数のクロック同期マークを合成させる。このク
ロック同期マークは、各データビット毎、あるいは所定
の数のデータビット毎に記録される。
【0032】このように、アドレスデータビットの中心
(チャンネルデータビットの切り替え点)に対応するウ
ォブリング周波数変調波のゼロクロス点にクロック同期
マークを挿入することで、クロック同期マークの振幅変
動が少なくなり、その検出が容易となる。
【0033】すなわち、FM変調回路15において、チ
ャンネルデータビットが0のとき、例えば中心周波数か
ら−5%だけ周波数をずらすように周波数変調し、チャ
ンネルデータビットが1のとき、+5%だけ中心周波数
からずれるように、周波数変調を行うようにした場合、
データビットまたはチャンネルデータビットの境界部と
周波数変調波のゼロクロス点が一致せず、チャンネルデ
ータビット(またはデータビット)を誤検出し易い。ま
た、クロック同期マークの挿入位置は、必ずしもゼロク
ロス点とはならず、周波数変調波の所定の振幅値を有す
る点に重畳される。その結果、クロック同期マークのレ
ベルが、その振幅値の分だけ、増加または減少し、その
検出が困難になる。本実施例によれば、常に、周波数変
調波のゼロクロスの位置にクロック同期マークが配置さ
れるので、その検出(周波数変調波との識別)が容易と
なる。
【0034】記録回路24は、合成回路22より供給さ
れた信号に対応して光ヘッド25を制御し、原盤26に
プリグルーブ(クロック同期マークを含む)を形成する
ためのレーザ光を発生させる。スピンドルモータ27
は、原盤26を一定の角速度(CAV)で回転させるよ
うになされている。
【0035】すなわち、ウォブリング信号発生回路21
が発生した周波数変調信号が、合成回路22においてマ
ーク信号発生回路23より出力されたクロック同期マー
ク信号と合成され、記録回路24に入力される。記録回
路24は、合成回路22より入力された信号に対応して
光ヘッド25を制御し、レーザ光を発生させる。光ヘッ
ド25より発生したレーザ光が、スピンドルモータ27
で一定の角速度で回転されている原盤26に照射され
る。
【0036】原盤26を現像し、この原盤26からスタ
ンパを作成し、スタンパから多数のレプリカとしてのデ
ィスク1を形成する。これにより、上述したクロック同
期マークを有するプリグルーブ2が形成されたディスク
1が得られることになる。
【0037】図10は、このようにして得られたディス
ク1に対して、データを記録または再生する光ディスク
記録再生装置の構成例を表している。スピンドルモータ
31は、ディスク1を所定の角速度で回転するようにな
されている。光ヘッド32は、ディスク1に対してレー
ザ光を照射し、ディスク1に対してデータを記録すると
ともに、その反射光からデータを再生するようになされ
ている。記録再生回路33は、図示せぬ装置から入力さ
れる記録データをメモリ34に一旦記憶させ、メモリ3
4に記録単位としての1クラスタ分のデータ(または1
セクタ分のデータでもよい)が記憶されたとき、この1
クラスタ分のデータを読み出し、所定の方式で変調する
などして、光ヘッド32に出力するようになされてい
る。また、記録再生回路33は、光ヘッド32より入力
されたデータを適宜復調し、図示せぬ装置に出力するよ
うになされている。
【0038】アドレス発生読取回路35は、制御回路3
8からの制御に対応してトラック(プリグルーブ2)内
に記録するデータアドレス(セクタアドレス)(図17
を参照して後述する)を発生し、記録再生回路33に出
力している。記録再生回路33は、このアドレスを図示
せぬ装置から供給される記録データに付加して、光ヘッ
ド32に出力している。また、記録再生回路33は、光
ヘッド32がディスク1のトラックから再生する再生デ
ータ中にアドレスデータが含まれるとき、これを分離
し、アドレス発生読取回路35に出力している。アドレ
ス発生読取回路35は、読み取ったアドレスを制御回路
38に出力する。
【0039】また、マーク検出回路36は、光ヘッド3
2が再生出力するRF信号からクロック同期マークに対
応する成分を検出している。フレームアドレス検出回路
37は、光ヘッド32が出力するRF信号からウォブリ
ング信号に含まれるアドレス情報(図2のトラック番号
やフレーム番号)を読み取り、クラスタカウンタ46と
制御回路38に供給するようになされている。
【0040】マーク周期検出回路40は、マーク検出回
路36がクロック同期マークを検出したとき出力する検
出パルスの周期性を判定する。すなわち、クロック同期
マークは一定の周期で発生するため、マーク検出回路3
6より入力される検出パルスが、この一定の周期で発生
した検出パルスであるか否かを判定し、一定の周期で発
生した検出パルスであれば、その検出パルスに同期した
パルスを発生し、後段のPLL回路41の位相比較器4
2に出力する。また、マーク周期検出回路40は、一定
の周期で検出パルスが入力されてこない場合において
は、後段のPLL回路41が誤った位相にロックしない
ように、所定のタイミングで疑似パルスを発生する。
【0041】PLL回路41は、位相比較器42の他、
ローパスフィルタ(LPF)43、電圧制御発振器(V
CO)44、および分周器45を有している。位相比較
器42は、マーク周期検出回路40からの入力と、分周
器45からの入力との位相を比較し、その位相誤差を出
力する。ローパスフィルタ43は、位相比較器42の出
力する位相誤差信号を平滑し、VCO44に出力する。
VCO44は、ローパスフィルタ43の出力に対応する
位相のクロックを発生し、分周器45に出力する。分周
器45は、VCO44より入力されるクロックを所定の
値(制御回路38で指定する値)で分周し、分周した結
果を位相比較器42に出力している。
【0042】VCO44の出力するクロックは、各回路
に供給されるとともに、クラスタカウンタ46にも供給
される。クラスタカウンタ46は、フレームアドレス検
出回路37より供給されるフレームアドレスを基準とし
て、VCO44の出力するクロックの数を計数し、その
計数値が予め設定された所定の値(1クラスタの長さに
対応する値)に達したとき、クラスタスタートパルスを
発生し、制御回路38に出力している。
【0043】スレッドモータ39は、制御回路38に制
御され、光ヘッド32をディスク1の所定のトラック位
置に移送するようになされている。また、制御回路38
は、スピンドルモータ31を制御し、ディスク1を所定
の角速度(CAV)で回転させるようになされている。
【0044】ROM47には、アドレスフレーム中のト
ラック番号(図2)と、ディスク1のデータ記録領域を
区分したゾーンとの対応関係を規定するテーブルと、必
要に応じて、ゾーンとそのゾーンが対応するバンド(そ
の詳細については後述する)の関係を規定するテーブル
が記憶されている。
【0045】すなわち、制御回路38は、ディスク1を
図11に示すように、複数のゾーン(この実施例の場
合、第0ゾーン乃至第m+1ゾーンのm+2個のゾー
ン)に区分してデータを記録または再生する。いま、第
0ゾーンの1トラック当たりのデータフレーム(このデ
ータフレームは、図2を参照して説明したアドレスフレ
ームとは異なり、データのブロックの単位である)の数
をn個とするとき、次の第1ゾーンにおいては、1トラ
ック当たりのデータフレーム数はn+8とされる。以
下、同様に、より外周側のゾーンは、隣接する内周側の
ゾーンに較べて8個づつデータフレーム数が増加し、最
外周の第m+1ゾーンにおいては、n+8×(m+1)
個のデータフレーム数となる。
【0046】第0ゾーンの最内周線密度と同じ線密度
で、n+8フレームの容量が得られる半径位置から第1
ゾーンに切り替えられる。以下同様に、第mゾーンで
は、第0ゾーンの最内周線密度と同じ線密度で、n+8
×mフレームの容量が得られる半径位置から第mゾーン
とされる。
【0047】例えば、ディスク1の半径が、24mm乃至
58mmの範囲を記録再生エリアとし、トラックピッチを
0.87μm、線密度を0.38μm/bitとする
と、記録再生エリアは、図12乃至図15に示すよう
に、93個のゾーンに区分される。ディスク半径が24
mmの第0ゾーンにおいては、1トラック(1回転)当た
り520フレームとなり、ゾーンが1づつインクリメン
トするにつれて、1トラック当たり8フレームが増加さ
れる。
【0048】後述するように、この実施例の場合、1セ
クタは24フレーム(データフレーム)により構成され
るので、ゾーン毎にインクリメントされるフレームの数
(=8)は、この1セクタを構成するフレームの数(=
24)より小さい値に設定されていることになる。これ
により、より細かい単位で多くのゾーンを形成すること
が可能となり、ディスク1の容量を大きくすることがで
きる。この方式をゾーンCLD(Constant Linear Denc
ity)と称する。
【0049】なお、図12乃至図15において、各列の
データは、ゾーン番号、半径1トラック当たりのフレー
ム数、1ゾーン当たりのトラック数、1ゾーン当たりの
記録再生単位(ブロック)数(クラスタ数)、そのゾー
ン内における最短の線密度、そのゾーンの容量、そのゾ
ーンの回転速度、そのゾーンの最小線速度、またはその
ゾーンの最大線速度を、それぞれ表している。なお回転
速度は、データ転送レートを11.08Mbpsとした
ときの毎分の回転数を表す。
【0050】この実施例においては、各ゾーンにおける
トラック数は、420で一定とされ、このトラック数
は、一つの記録再生単位のフレーム数(ECCブロック
のフレーム数)(図20を参照して後述する)と同一の
値とされる。
【0051】なお、この実施例においては、各ゾーンの
トラック数を、記録再生単位を構成するデータフレーム
数(420フレーム)の1倍としたが、整数倍とするこ
とができる。これにより、余剰なデータフレームが発生
することがなくなり、各ゾーンに整数個の記録再生単位
(ブロック)が配置されることになり、ゾーニング効率
を向上させることができる。その結果、ゾーンCAVよ
り大きく、ゾーンCLVよりは小さいが、ゾーンCLV
に近い容量を得ることができる。
【0052】また、このように、CLVに近いゾーニン
グを行うことにより、ゾーンと次のゾーンにおけるクロ
ック周波数の変化が小さくなり、CLV専用の再生装置
により再生した場合においても、クロック周波数が変化
するゾーン間においてもクロックの抽出が可能となり、
ゾーン間を連続して再生することができる。
【0053】次に、図10の実施例の動作について説明
する。ここでは、データ記録時の動作について説明す
る。光ヘッド32は光ディスク1にレーザ光を照射し、
その反射光から得られるRF信号を出力する。フレーム
アドレス検出回路37は、このRF信号からウォブリン
グ情報(アドレス情報)を読み取り、その読み取り結果
を制御回路38に出力するとともに、クラスタカウンタ
46にも供給する。また、このウォブリング情報は、マ
ーク検出回路36にも入力され、そこで、クロック同期
マークが検出され、マーク周期検出回路40に供給され
る。
【0054】マーク周期検出回路40は、クロック同期
マークの周期性を判定し、それに対応した所定のパルス
を発生し、PLL回路41に出力する。PLL回路41
はこのパルスに同期したクロック(記録クロック)を生
成し、クラスタカウンタ46に供給する。
【0055】制御回路38は、フレームアドレス検出回
路37より供給されるフレームアドレス(フレーム番
号)から、1トラック(1回転)における基準のクロッ
ク同期マークの位置を検出することができる。例えばフ
レーム番号0のフレーム(アドレスフレーム)の最初に
検出されるクロック同期マークを基準として、記録クロ
ックのカウント値より、トラック上の任意の位置(1回
転中の任意の位置)にアクセスすることが可能となる。
【0056】以上のようにして、トラック上の任意の位
置にアクセスした場合、さらにそのアクセス点が、どの
ゾーンに属するか否かを判定し、そのゾーンに対応する
周波数のクロックをVCO44に発生させる必要があ
る。そこで、制御回路38は、図16のフローチャート
に示すようなクロック切り替え処理をさらに実行する。
【0057】すなわち、最初にステップS1において、
制御回路38は、フレームアドレス検出回路37が出力
したアクセス点のフレームアドレスの中からトラック番
号を読み取る。そして、ステップS2において、ステッ
プS1で読み取ったトラック番号に対応するゾーンを、
ROM47に記憶されているテーブルから読み取る。上
述したように、ROM47のテーブルには、各番号のト
ラックが、例えば第0ゾーン乃至第92ゾーンのいずれ
のゾーンに属するかが、予め記憶されている。
【0058】そこで、ステップS3において、いま読み
取ったトラック番号が、それまでアクセスしていたゾー
ンと異なる新しいゾーンであるか否かを判定する。新し
いゾーンであると判定された場合においては、ステップ
S4に進み、制御回路38は、分周器45を制御し、そ
の新しいゾーンに対応する分周比を設定させる。これに
より、各ゾーン毎に異なる周波数の記録クロックがVC
O44より出力されることになる。
【0059】なお、ステップS3において、現在のゾー
ンが新しいゾーンではないと判定された場合において
は、ステップS4の処理はスキップされる。すなわち、
分周器45の分周比は変更されず、そのままとされる。
【0060】次に、記録データのフォーマットについて
説明する。この実施例においては、上述したように、1
クラスタ(32kバイト)を単位として、データが記録
されるが、このクラスタは次のようにして構成される。
【0061】すなわち、2kバイト(2048バイト)
のデータが、1セクタ分のデータとして抽出され、これ
に図17に示すように、16バイトのオーバーヘッドが
付加される。このオーバーヘッドには、セクタアドレス
(図10のアドレス発生読取回路35で発生され、ある
いは読み取られるアドレス)と、エラー検出のためのエ
ラー検出符号などが含まれている。
【0062】この、合計2064(=2048+16)
バイトのデータが、図18に示すように、12×172
(=2064)バイトのデータとされる。そして、この
1セクタ分のデータが16個集められ、192(=12
×16)×172バイトのデータとされる。この192
×172バイトのデータに対して、10バイトの内符号
(PI)と16バイトの外符号(PO)が、横方向およ
び縦方向の各バイトに対して、パリティとして付加され
る。
【0063】さらに、このようにして208(=192
+16)×182(=172+10)バイトにブロック
化されたデータのうち、16×182バイトの外符号
(PO)は、16個の1×182バイトのデータに区分
され、図19に示すように、12×182バイトの番号
0乃至番号15の16個のセクタデータの下に1個ずつ
付加されて、インタリーブされる。そして、13(=1
2+1)×182バイトのデータが1セクタのデータと
される。
【0064】さらに、図19に示す208×182バイ
トのデータは、図20に示すように、縦方向に2分割さ
れ、1フレームが91バイトのデータとされ、208×
2フレームのデータとされる。そして、この208×2
フレームのデータの先頭に、2×2フレームのリンクデ
ータ(リンクエリアのデータ)が付加される(より正確
には、図21を参照して後述するように、4フレーム分
のデータの一部がクラスタの先頭に記録され、残りはク
ラスタの最後に記録される)。91バイトのフレームデ
ータの先頭には、さらに2バイトのフレーム同期信号
(FS)が付加される。その結果、図20に示すよう
に、1フレームのデータは合計93バイトのデータとな
り、合計210(=208+2)×(93×2)バイト
(420フレーム)のブロックのデータとなる。これ
が、1クラスタ(記録の単位としてのブロック)分のデ
ータとなる。そのオーバヘッド部分を除いた実データ部
の大きさは32kバイト(=2048×16/1024
kバイト)となる。
【0065】すなわち、この実施例の場合、1クラスタ
が16セクタにより構成され、1セクタが24フレーム
により構成される。
【0066】このようなデータが、ディスク1にクラス
タ単位で記録されるので、クラスタとクラスタの間に
は、図21に示すように、リンクエリアが配置される。
【0067】図21に示すように、リンクエリアは、4
つのフレーム(データフレーム)により構成され、デー
タエリア(クラスタ中)の場合と同様に、1フレームの
データは93バイトとされる。各フレームの先頭には、
2バイトのフレーム同期信号(FS)(Frame Sync)が
配置されている。
【0068】リンクエリアは、32kバイトのデータブ
ロック(クラスタ)の前に、86バイトと3フレームの
データを付加して記録する。86バイトのデータのう
ち、先頭の20バイトはプリバッファ(Prebuffer)と
ALPC(Automatic Laser Power Control)とされ
る。プリバッファは、ジッタによるクラスタのスタート
位置のずれを吸収するバッファであり、ALPCは、レ
ーザ光の記録時または再生時の出力を所定の値に設定す
るためのデータが記録される記録パワー設定用エリアで
ある。
【0069】次の66バイトには、Slice/PLL
が配置される。Sliceは、再生データを2値化する
ための時定数を設定するためのデータであり、PLL
は、クロックを再生するためのデータである。
【0070】続く2つのフレームには、Slice/P
LLが、それぞれ配置される。最後の1フレームには、
先頭の83バイトに、Slice/PLLが配置され、
次の4バイトに同期信号(Sync)が配置され、最後
の4バイトは、将来の利用のために留保(Reserv
e)とされる。
【0071】また、32kバイト(クラスタ)のデータ
ブロックの後には、2バイトのフレーム同期信号、1バ
イトのポストアンブル(Postamble)および8バイトの
ポストバッファ(Postbuffer)が形成される。ポストア
ンブルは、最後のデータのマーク長を調節し、信号極性
を戻すためのデータが記録される。ポストバッファは、
偏心などによるジッタを吸収するためのバッファエリア
である。ジッタが全く存在しない理想的な状態の場合、
8バイトのポストバッファのうち4バイトがオーバーラ
ップして、次のクラスタのプリバッファおよびALPC
が記録される。
【0072】このリンクエリアをROMディスクにも適
用し、ROMディスクとRAMディスクを共通のフォー
マットにすることも可能である。その場合、ROMディ
スクでは、リンクエリアのポストバッファ、プリバッフ
ァ、およびALPCに情報を記録することが可能であ
る。例えば、アドレスを入れ、アドレスの情報確率を上
げるようにすることも可能である。
【0073】以上のようにして、図12乃至図15に示
すように、93個のゾーンに区分されたディスク1を模
式的に表すと、図22に示すようになる。上記した実施
例においては、この93個の各ゾーンのうちのいずれの
ゾーンにおいても、一定(同一)の各速度で駆動するよ
うになされていたのであるが、複数のゾーンでバンドを
構成し、バンド内では一定の各速度とするが、各バンド
毎に異なる角速度で駆動するようにすることもできる。
【0074】例えば、図23と図24に示すように、最
内周の半径r0から最外周の半径rnまでの範囲がデー
タを記録再生する領域であるとするとき、その中間の半
径r3(=(r0+rn)/2)の位置で領域を区分す
る。すなわち、半径r0から半径r3までのバンドと、
半径r3から半径rnまでのバンドに区分する。各バン
ド内においては、一定の角速度でディスク1を回転する
ものとし、半径r0における角速度(回転速度)をR1
とすると、半径r3における角速度R3は、半径に反比
例するから、次式より求めることができる。 R3=R1×(r0/r3)
【0075】また、図24に示すように、半径r0にお
ける線速度をv1とすると、最初のバンド内の半径r3
における線速度v4は半径に比例するため、次式より求
めることができる。 v4=(r3/r0)×v1
【0076】また、次のバンドにおける半径r3におけ
る線速度は、v1であるから、半径rnにおける線速度
v3は、次式より求めることができる。 v3=(rn/r3)×v1
【0077】このように領域をバンドに区分すれば、半
径r0から半径r3までのバンドにおける場合より、半
径r3から半径rnまでのバンドにおける場合の方が、
回転速度を遅くすることができるので、その分だけ、上
述した通常のゾーンCAV方式の場合より、記録容量を
増加させることができる。
【0078】図23と図24の実施例においては、バン
ドを最内周の半径r0と最外周の半径rnの中間の半径
r3で区分するようにした。その結果、2つのバンドに
おける線速度の変化の幅が異なるものとなる。
【0079】そこで、例えば図25と図26に示すよう
に、2つのバンドにおける線速度の変化の幅を同一とす
ることもできる。
【0080】すなわち、この場合においては、バンドを
区分する半径をr2、各バンドの終点における線速度を
v2とすると、線速度の関係から次の式が得られる。 v1/r0=v2/r2 v1/r2=v2/rn
【0081】従って、上記式から次式が得られる。 r2=(r0×rn)1/2 v2=(rn/r0)1/2×v1
【0082】また、この場合における半径r0から半径
r2までのバンドにおける回転速度をR1とし、半径r
2から半径rnまでの回転速度をR2とすると、R2は
次式より求めることができる。 R2=R1(r0/r2)=(r0/rn)1/2×R1
【0083】このように、半径r2で2つのバンドを区
分するようにすれば、各バンドにおける線速度の変化の
幅を同一とすることができる。
【0084】以上の実施例においては、バンドの数を2
つとしたが、4つとすることもできる。図27と図28
は、図23と図24に対応して、半径r0と半径rnま
での範囲を半径r8,r9,r10で4等分してバンド
を生成する場合を表しており、図29と図30は、図2
5と図26に対応して、各バンドにおける線速度の変化
の幅が同一となるように、半径r5,r6,r7でバン
ドを区分する場合を表している。
【0085】すなわち、図27と図28に示す実施例に
おいては、半径r0から半径rnまでの範囲が、半径r
8,r9,r10により4等分されるため、各半径は次
式で表される。 r8=r0+(rn−r0)/4 r9=(r0+rn)/2 r10=r0+(3/4)(rn−r0)
【0086】また、各バンドの回転速度R8,R9,R
10は、それぞれ次式で表されるようになる。 R8=R1×(r0/r8) R9=R1×(r0/r9) R10=R1×(r0/r10)
【0087】さらに、半径r8,r9,r10,rnの
各バンドの終点における線速度v8,v9,v10,v
11は、それぞれ次式より求めることができる。 v8=(v1/r0)×r8 v9=(v1/r0)×r9 v10=(v1/r0)×r10 v11=(v1/r0)×rn
【0088】一方、図29と図30の実施例において
は、半径r5からr6、半径r6からr7、および半径
r7から半径rnまでの回転速度R5,R6およびR7
は、それぞれ次式より求めることができる。 R5=R1×(r0/r5) R6=R1×(r0/r6) R7=R1×(r0/r7)
【0089】また、図30に示すように、各バンドの終
点の半径r5,r6,r7,rnにおける線速度をv5
とするとき、次式が成立する。 v1/v5=r0/r5=r5/r6=r6/r7=r
7/rn
【0090】従って、次式が得られる。 r5=(r0×r6)1/2 r6=(r0×rn)1/2 r7=(r6×rn)1/2
【0091】また、各半径r5,r6,r7,rnにお
ける線速度v5は、次式より求めることができる。
【0092】 v5=(r5/r0)v1=(r0×r6)1/2(v1/r0) =(r6/r0)1/2v1=((r0×rn)1/2/r0)1/2v1 =(rn/r0)1/4v1
【0093】通常のCAVディスクの場合、半径rnの
位置における線速度がvnとなるので、結果的に変化幅
が、vn−v1となるのに対して、図29と図30に示
す実施例においては、v5−v1の変化幅((vn−v
1)の1/4以下の変化幅)に抑制することができる。
【0094】以上のように、半径r0乃至半径rnまで
の範囲を、線速度の変化幅が一定となるように、半径r
5,r6,r7において4つのバンドに区分すると、デ
ィスクの回転速度、線速度、並びに線密度とクロック周
波数は、それぞれ図31乃至図33に示すように変化す
る。
【0095】すなわち、半径r0から半径r5までのバ
ンドにおいては、回転速度がR1とされ、半径r5から
半径r6までのバンドにおいては、回転速度がR5とさ
れ、半径r6から半径r7までのバンドにおいては、回
転速度がR6とされ、半径r7から半径rnまでのバン
ドにおいては、回転速度がR7とされる。そして、図3
2に示すように、各バンドにおいて線速度は、最内周か
ら最外周に向かって、v1からv5まで増加するが、各
バンドにおける変化幅は一定となっている。
【0096】また、図33に示すように、クロック周波
数は、上述したように、各ゾーン内においては一定であ
るが、各ゾーン毎に切り替えられ、各バンドにおいて
は、内周側のゾーンより外周側のゾーンの方が、順次ク
ロック周波数が大きくなる。半径r0,r5,r6,r
7の各バンドの始点におけるクロック周波数は同一であ
るが、各バンドの幅(トラック数)が異なるため、各バ
ンドの終点におけるクロック周波数の値は、より外周の
バンドにおける場合の方が、より大きくなっている。
【0097】また、線密度は、各ゾーンにおいて、内周
側に較べて、外周側の方が小さくなるが、いずれのバン
ドのいずれのゾーンにおいても、その変化幅は一定とな
る。
【0098】このように、複数のゾーンをまとめて複数
のバンドに区分する場合においては、制御回路38は、
図34に示すクロック切り替えおよび回転制御処理を実
行する。そのステップS11乃至S14の処理は、図1
6におけるステップS1乃至S4の処理と基本的に同様
の処理である。すなわち、ステップS11において、ウ
ォブルアドレスからトラック番号を読み取ると、ステッ
プS12において、読み取ったトラック番号のゾーンと
バンドをROM47から読み取る。そして、ステップS
13において、読み取ったトラック番号のゾーンが新し
いゾーンであるか否かを判定し、新しいゾーンであると
判定された場合、ステップS14に進み、PLL回路4
1の分周比変更処理を行った後、さらにステップS15
において、ステップS12で読み取ったトラック番号の
バンドが新しいバンドであるか否かを判定する。新しい
バンドであると判定された場合においては、ステップS
16に進み、制御回路38は、スピンドルモータ31の
回転速度を新しいバンドに対応する角速度に変更させ
る。
【0099】ステップS13において、新しいゾーンで
はないと判定された場合、ステップS14乃至S16の
処理はスキップされ、またステップS15において、読
み取ったトラック番号のバンドが新しいバンドではない
と判定された場合、ステップS16の処理はスキップさ
れる。
【0100】以上のようにして、図22に示すように、
ゾーン0乃至ゾーン92の93個に区分された各ゾーン
を、図29と図30に示すように、各バンドにおける線
速度の変化幅が一定となるようにバンドにまとめると、
各パラメータは図35乃至図38に示すようになる。こ
れらの図において、左側の7列のデータは、図12乃至
図15における場合と同様であり、右側の3列のデータ
は、各ゾーンにおける回転速度、各ゾーンにおける最低
線速度、および各ゾーンにおける最高線速度を、それぞ
れ表している。これらの図に示すように、この実施例に
おいては、ゾーン0乃至ゾーン15が第1のバンドとさ
れ、ゾーン16乃至ゾーン35が第2のバンドとされ、
ゾーン36乃至ゾーン60が第3のバンドとされ、ゾー
ン61乃至ゾーン92が第4のバンドとされる。
【0101】なお、上記実施例における各領域の長さ
(バイト数)は、1例であり、適宜、所定の値を設定す
ることが可能である。
【0102】ところで、光ディスク1が、再生専用では
なく、記録も可能なディスクである場合、上述したよう
にして、グルーブまたはランドのエッジをウォブリング
することによりアドレスが記録されていると、ランダム
アクセスが可能となる。そこで、例えば、図39に示す
ように、スパイラル状に連続して形成されているトラッ
クの一部に、データを記録した記録済領域が形成される
とともに、所定の区間データを記録していない未記録領
域が形成され、その次にまた、記録済領域が形成される
といったように、データが間欠的に記録されることがあ
る。
【0103】このようなディスクを、再生信号に含まれ
るクロックが、所定の周波数と位相になるようにディス
クの回転を制御する、いわゆるCLV再生を行う安価な
再生装置に装着して、そこに記録されているデータを再
生しようとすると、所定の記録済領域から未記録領域を
介して、次の記録済領域まで、データ再生点を移動させ
る必要が生じる。このような場合、記録済領域において
は、クロックを再生することができるが、未記録領域に
おいては、クロックを再生することができない。このた
め、ディスクの回転を正確に制御することができなくな
り、ひいては、データを再生することが困難になるばか
りでなく、最悪の場合、スピンドルモータが暴走するこ
とになる。
【0104】これを防止するために、図10に示した記
録再生装置に、図40に示すような構成をさらに付加す
ることができる。
【0105】すなわち図40の実施例においては、光ヘ
ッド32が光ディスク1を再生して出力するRF信号の
エンベロープを検出するエンベロープ検出回路61が設
けられている。コンパレータ62は、エンベロープ検出
回路61が出力するエンベロープ信号を、予め設定され
ている所定の基準レベルと比較し、その比較結果を、記
録/未記録判定回路63に出力するようになされてい
る。記録/未記録判定回路63は、判定結果を制御回路
38に出力するようになされている。
【0106】また、ホストコンピュータ71は、SCS
Iバスを介して、記録再生回路33と制御回路38に接
続されている。このホストコンピュータ71は、ファイ
ナライズ(finalize)アプリケーションソフトウェア7
2を有しており、記録再生装置の動作を、適宜制御する
ようになされている。入力装置73は、ユーザにより操
作され、操作に対応する信号をホストコンピュータ71
に出力している。
【0107】次に、図41のフローチャートを参照し
て、その動作を説明する。この図41のフローチャート
に示す処理は、ユーザが入力装置73を操作して、ホス
トコンピュータ71に対して、光ディスク1をCLV再
生装置において再生することを指令した状態において、
光ディスク1の排出を指令したとき、その処理が開始さ
れる。
【0108】最初にステップS31において、ホストコ
ンピュータ71は、SCSIバスを介して制御回路38
を制御し、光ヘッド32に光ディスク1の管理情報を読
み取らせる。すなわち、制御回路38は、光ディスク1
に対してデータを記録したとき、その記録位置を示すフ
ァイルアロケーション情報や交替セクタ情報などを光デ
ィスク1の所定のトラック上に記録する。ホストコンピ
ュータ71は、この管理情報を、記録再生回路33を介
して読み取り、ステップS32において、複数のゾーン
のうち、一部のクラスタにだけデータが記録されている
ゾーンがあるか否か(データが記録されているクラスタ
と、データが記録されていないクラスタとが混在するゾ
ーンがあるか否か)を判定する。
【0109】このステップS32においては、原理的に
は、トラックのうち、データが部分的に記録されていな
い領域が存在するか否かを判定すればよいのであるが、
この実施例においては、より安全を期するために、デー
タが記録されている記録再生単位としてのクラスタと、
データが記録されていないクラスタとが混在するゾーン
においては、後述するように、そこに含まれるクラスタ
の全てに対して、ダミーデータを記録するようにする。
そして、少なくとも、そのゾーン内においては、ディス
クの回転制御が可能となるようにしておく。
【0110】ホストコンピュータ71は、記録済クラス
タと未記録クラスタが混在するゾーンがあると判定され
たとき、ステップS33に進み、光ヘッド32をそのゾ
ーンに移送させ、そのトラックを再生させる。図21を
参照して上述したように、光ディスク1においては、ク
ラスタが、32キロバイトのデータを記録するデータ領
域と、4フレームのリンクエリアとにより構成されてい
る。そして、クラスタのデータ領域にデータが記録され
ている場合、その直前の4フレームのリンクエリアの各
フレームにも、図21に示したような、各種の制御デー
タが記録されている。図40のエンベロープ検出回路6
1は、光ヘッド32の出力するRF信号のエンベロープ
を検出し、コンパレータ62は、エンベロープ検出回路
61の出力するエンベロープ信号のレベルを、予め設定
されている所定の基準レベルと比較する。
【0111】そのクラスタにデータが記録されている場
合、そのエンベロープは基準レベルより大きくなり、ク
ラスタにデータが記録されていない場合、エンベロープ
のレベルは基準レベルより小さくなる。コンパレータ6
2は、エンベロープのレベルが基準レベルより大きいと
き、例えば、論理Hを出力し、小さいとき、論理Lを出
力する。従って、記録/未記録判定回路63は、コンパ
レータ62の出力から、いま再生しているクラスタにデ
ータが記録されているか否かを判定することができる。
制御回路38は、記録/未記録判定回路63の判定結果
を取り込み、SCSIバスを介してホストコンピュータ
71に出力する。これにより、ホストコンピュータ71
は、各クラスタにデータが記録されているか否かを判定
することができる。
【0112】なお、この実施例の場合、ステップS34
を参照して後述するように、データを記録したクラスタ
とデータを記録していないクラスタとが混在するゾーン
においては、そのデータを記録していないクラスタに、
ダミーデータを記録するようにする。ただし、そのデー
タがダミーデータであることを識別できるようにするた
めに、図42に示すように、ダミーデータを記録したク
ラスタのリンクフレームの第1番目のフレームは、モニ
タエリアとして、そこにはダミーデータを記録しないよ
うにする。もちろん、32キロバイトのデータ領域にデ
ータが記録されていないクラスタのリンクエリアの各フ
レームにもデータが記録されていない。そこで、ステッ
プS33におけるRF信号のエンベロープの検出は、リ
ンクフレームの第1番目のフレームにおいて行われる。
【0113】ステップS33でリンクフレームの第1番
目のフレームにデータが記録されていないと判定された
場合、ステップS34に進み、そのクラスタにダミーデ
ータを記録する処理が実行される。
【0114】このステップS34の処理の詳細は、図4
3に示されている。すなわち、そのステップS41にお
いて、図42に示すように、そのリンクフレーム中の第
2番目のフレーム乃至第4番目のフレームと、それに続
く32キロバイトのデータ領域に、ダミーデータが記録
される。すなわち、ホストコンピュータ71は、SCS
Iバスを介して、記録再生回路33にダミーデータを出
力し、光ヘッド32を介して、光ディスク1に記録させ
る。
【0115】図41に戻って、ステップS34における
クラスタにダミーデータを記録する処理が実行された
後、ステップS33に戻り、再び、他にもデータが記録
されていないクラスタが存在するか否かが判定され、そ
のようなクラスタが存在する場合においては、ステップ
S34に進み、そのクラスタにダミーデータを記録する
処理が実行される。
【0116】以上のような処理が繰り返し実行されるこ
とにより、そのゾーン内の全てのクラスタには、実質的
なデータが記録されているか、ダミーデータが記録され
ていることになる。
【0117】所定のゾーン内の全てのクラスタに、何ら
かのデータが記録された状態になると、ステップS33
においてNOの判定が行われ、ステップS32に戻る。
ステップS32において、ほかにもデータが記録されて
いるクラスタと、記録されていないクラスタとが混在す
るゾーンがあるか否かが判定され、そのようなゾーンが
存在すると判定された場合においては、再びステップS
33に戻り、同様の処理が実行される。
【0118】ステップS32において、そのようなクラ
スタが混在するゾーンがもはや存在しないと判定された
場合、ステップS32からステップS35に進み、ホス
トコンピュータ71は、制御回路38を制御し、光ディ
スク1を記録再生装置から排出させる処理を実行させ
る。
【0119】以上のようにして、CLV再生を行う再生
装置で再生を行うことが指令された状態において、光デ
ィスク1の排出を指令すると、図39に示すような未記
録領域のクラスタには、ダミーデータが記録されること
になる。このため、光ディスク1をCLV再生した場
合、再生信号からクロックを抽出することが連続的に可
能となり、光ディスク1を正確に回転制御し、そこに記
録されているデータを再生することが可能となる。
【0120】図42の実施例においては、リンクエリア
の4つのフレームのうち、第1番目のフレームだけをモ
ニタエリアとして、ダミーデータを記録しないようにし
た。このため、この第1番目のフレームにデータが記録
されているか否かを判定し、記録されていれば、それに
続くクラスタには実質的なデータが記録されているもの
として、そのクラスタにはダミーデータを記録しないよ
うにすることができる。
【0121】しかしながら、例えば、実質的にデータが
記録されているクラスタを再生した場合において、その
リンクエリアの第1番目のフレームのデータがディスク
の損傷などに起因して、再生データが得られなかったよ
うなとき、そのクラスタはデータが記録されていないク
ラスタであると誤認され、そこにダミーデータが上書き
されてしまうおそれがある。
【0122】このような誤判定を防止するため、例えば
図44に示すように、4つのリンクフレームのうち、第
1番目のフレームだけでなく、第3番目のフレームもモ
ニタ領域とし、そこにはダミーデータを記録しないよう
にすることができる。
【0123】図44に示すようなフォーマットにする場
合、図41におけるステップS34の処理は、図45の
フローチャートに示すような処理となる。
【0124】すなわち、ステップS51において、リン
クフレームの第2フレームにダミーデータを記録する。
次にステップS52に進み、リンクフレームの第3フレ
ームにデータが記録されているか否かを判定する。第3
フレームにデータが記録されていないと判定された場合
(すなわち、そのクラスタには実質的なデータが記録さ
れていない場合)、ステップS53に進み、リンクフレ
ームの第4フレームと、それに続く32キロバイトのデ
ータ領域に、ダミーデータを記録する処理が実行され
る。
【0125】これに対して、ステップS52において、
リンクフレームの第3フレームにデータが記録されてい
ると判定された場合、ステップS53の処理はスキップ
される。すなわち、そのクラスタには、実質的にデータ
が記録されているものとして、ダミーデータのそれ以後
の記録は行われない。これにより、実質的なデータがダ
ミーデータにより消去されてしまうようなことが防止さ
れる。
【0126】図46は、データが記録されているか否か
を判定する他の実施例を表している。この実施例におい
ては、復調回路81が、光ヘッド32の出力するRF信
号を復調し、復調結果をフレーム同期信号検出回路82
に出力するようになされている。フレーム同期信号検出
回路82は、復調回路81の出力からフレーム同期信号
を検出し、その検出結果を、記録/未記録判定回路63
に出力している。記録/未記録判定回路63にはまた、
復調回路81の出力が直接供給されている。
【0127】記録/未記録判定回路63は、復調回路8
1から供給される復調データの再生位置を、フレーム同
期信号検出回路82のフレーム同期信号検出位置から判
定する。そして、上述したリンクフレームの4つのフレ
ームのうちの所定のフレームから、所定の基準値以上の
量のデータが得られるか否かを判定する。そして、基準
値以上のデータが得られたとき、そのクラスタには、実
質的にデータが記録されているものと判定し、データ量
が基準値以下である場合、そのクラスタは、ブランクク
ラスタ(データが実質的に記録されていないクラスタ)
であると判定する。
【0128】なお、データが記録されているか否かを判
定する回路としては、その他、種々の回路が考えられ
る。
【0129】また、以上においては、記録再生単位とし
てクラスタを単位としたが、その他の大きさの単位を記
録再生単位とすることも可能である。
【0130】なお、本発明は、光ディスク以外のディス
クにデータを記録または再生する場合にも適用すること
が可能である。
【0131】
【発明の効果】以上の如く、請求項1に記載の記録再生
装置および請求項9に記載の記録再生方法よれば、デー
タの記録されていない記録再生単位が検出されたとき、
その記録再生単位にダミーデータを記録するようにした
ので、CLV再生装置において再生を行う場合において
も、記録媒体の駆動の制御が容易となり、そこに記録さ
れているデータを正確に再生することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の記録再生装置において用いられるディ
スクがウォブリングされた状態を説明する図である。
【図2】ウォブリングアドレスフレームの構成例を示す
図である。
【図3】ウォブリング信号発生回路の構成例を示す図で
ある。
【図4】図3のバイフェーズ変調回路13が出力するバ
イフェーズ信号の例を示す図である。
【図5】図3のバイフェーズ変調回路13が出力するバ
イフェーズ信号の他の例を示す図である。
【図6】図3のFM変調回路15が行う周波数変調を説
明する図である。
【図7】図3のFM変調回路15の出力する周波数変調
波を示す図である。
【図8】プリグルーブを有するディスク1を製造するた
めの記録装置の構成例を示す図である。
【図9】図8の合成回路22の動作を説明する図であ
る。
【図10】本発明の記録再生装置を応用した光ディスク
記録再生装置の構成例を示すブロック図である。
【図11】ディスクにおけるゾーンを説明する図であ
る。
【図12】各ゾーンのパラメータを説明する図である。
【図13】各ゾーンのパラメータを説明する図である。
【図14】各ゾーンのパラメータを説明する図である。
【図15】各ゾーンのパラメータを説明する図である。
【図16】図10の実施例におけるクロック切り替え処
理を説明するフローチャートである。
【図17】1セクタ分のデータのフォーマットを説明す
る図である。
【図18】32kバイトのデータの構成を説明する図で
ある。
【図19】図18の外符号をインタリーブした状態を説
明する図である。
【図20】32kバイトのブロックのデータの構成を説
明する図である。
【図21】リンクエリアの構成例を示す図である。
【図22】ディスクを93のゾーンに区分した状態を示
す図である。
【図23】2つのバンドに区分した場合におけるディス
ク回転速度を説明する図である。
【図24】2つのバンドに区分した場合における線速度
を説明する図である。
【図25】2つにバンドに区分した場合におけるディス
ク回転速度を説明する図である。
【図26】2つのバンドに区分した場合における線速度
を説明する図である。
【図27】4つのバンドに区分した場合におけるディス
ク回転速度を説明する図である。
【図28】4つのバンドに区分した場合における線速度
を説明する図である。
【図29】4つのバンドに区分した場合におけるディス
ク回転速度を説明する図である。
【図30】4つのバンドに区分した場合における線速度
を説明する図である。
【図31】4つのバンドに区分した場合におけるディス
ク回転速度を説明する図である。
【図32】4つのバンドに区分した場合における線速度
を説明する図である。
【図33】4つのバンドに区分した場合における線速度
とクロック周波数を説明する図である。
【図34】バンドを区分する場合におけるクロック切り
替えと回転制御の処理を説明するフローチャートであ
る。
【図35】4つのバンドに区分する場合におけるパラメ
ータを説明する図である。
【図36】4つのバンドに区分する場合におけるパラメ
ータを説明する図である。
【図37】4つのバンドに区分する場合におけるパラメ
ータを説明する図である。
【図38】4つのバンドに区分する場合におけるパラメ
ータを説明する図である。
【図39】光ディスクの記録済領域と未記録領域を説明
する図である。
【図40】光ディスク記録再生装置の付加的部分の構成
例を示すブロック図である。
【図41】図40の実施例の動作を説明するフローチャ
ートである。
【図42】ダミーデータを記録するフォーマットを説明
する図である。
【図43】図41のステップS34のより詳細な処理を
説明するフローチャートである。
【図44】ダミーデータを記録する他のフォーマットの
例を示す図である。
【図45】図41のステップS34の他の処理例を示す
フローチャートである。
【図46】光ディスク記録再生装置の他の付加的部分の
構成例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 光ディスク, 2 プリグルーブ, 11 発生回
路, 12,14 割算器, 13 バイフェーズ変調
回路, 15 FM変調回路, 21 ウォブリング信
号発生回路, 22 合成回路, 23 マーク信号発
生回路, 24記録回路, 25 光ヘッド, 26
原盤, 27 スピンドルモータ,31 スピンドルモ
ータ, 32 光ヘッド, 33 記録再生回路, 3
4メモリ, 35 アドレス発生読取回路, 36 マ
ーク検出回路, 37 フレームアドレス検出回路,
38 制御回路, 39 スレッドモータ, 40マー
ク周期検出回路, 41 PLL回路, 42 位相比
較器, 43 LPF, 44 VCO, 45 分周
器, 46 クラスタカウンタ, 47ROM, 61
エンベロープ検出回路, 62 コンパレータ, 6
3 記録/未記録判定回路

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データを記録または再生するトラックの
    エッジ、またはトラック間のエッジが、前記トラックの
    アドレスに対応してウォブリングされている記録媒体に
    対してデータを記録または再生する記録再生装置におい
    て、 前記トラックの所定の領域の、前記データが記録されて
    いない記録再生単位を検出する検出手段と、 前記検出手段が、前記データの記録されていない記録再
    生単位を検出したとき、その記録再生単位にダミーデー
    タを記録する記録手段とを備えることを特徴とする記録
    再生装置。
  2. 【請求項2】 前記記録再生単位は、前記データを記録
    または再生するクラスタと、前後の前記クラスタの間に
    配置されたリンクエリアとにより構成され、 前記記録手段は、前記リンクエリアの少なくとも1つの
    フレームを除くフレームと、前記クラスタに前記ダミー
    データを記録し、 前記検出手段は、前記リンクエリアを構成する複数のフ
    レームの少なくとも1つに前記データが記録されていな
    いことを検出することを特徴とする請求項1に記載の記
    録再生装置。
  3. 【請求項3】 前記記録手段は、前記リンクエリアを構
    成する第1番目のフレームと、第3番目のフレームに前
    記ダミーデータを記録することを特徴とする請求項2に
    記載の記録再生装置。
  4. 【請求項4】 前記記録媒体は、複数のゾーンに区分さ
    れており、 前記記録手段は、前記データが記録されている前記記録
    再生単位と記録されていない前記記録再生単位の両方を
    含む前記ゾーン内において、前記記録されていない記録
    再生単位に対して前記ダミーデータを記録することを特
    徴とする請求項1に記載の記録再生装置。
  5. 【請求項5】 前記記録媒体は、リードインエリアとリ
    ードアウトエリアを有し、 前記記録手段は、前記データが記録されている前記記録
    再生単位と記録されていない前記記録再生単位の両方を
    含む前記リードインエリアとリードアウトエリア内にお
    いて、前記記録されていない記録再生単位に対して前記
    ダミーデータを記録することを特徴とする請求項1に記
    載の記録再生装置。
  6. 【請求項6】 前記検出手段は、前記記録媒体を再生し
    たとき得られる再生信号のエンベロープから、前記デー
    タが記録されていない記録再生単位を検出することを特
    徴とする請求項1に記載の記録再生装置。
  7. 【請求項7】 前記検出手段は、前記記録媒体を再生し
    たとき得られる再生信号を復調したデータから、前記デ
    ータが記録されていない記録再生単位を検出することを
    特徴とする請求項1に記載の記録再生装置。
  8. 【請求項8】 前記記録手段は、前記記録媒体の排出が
    指令されたとき、前記ダミーデータの記録を行うことを
    特徴とする請求項1に記載の記録再生装置。
  9. 【請求項9】 データを記録または再生するトラックの
    エッジ、またはトラック間のエッジが、前記トラックの
    アドレスに対応してウォブリングされている記録媒体に
    対してデータを記録または再生する記録再生方法におい
    て、 前記トラックの所定の領域の、前記データが記録されて
    いない記録再生単位を検出し、 前記データの記録されていない記録再生単位が検出され
    たとき、その記録再生単位にダミーデータを記録するこ
    とを特徴とする記録再生方法。
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