JPH09265450A - 端末および端末管理方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 センタに接続する端末の新規設置や、故障に
よる交換等の端末の管理を、自動化することを課題とし
ている。 【解決手段】 端末番号を登録する端末番号登録部１４
を有し、センタ１１と接続して用いる端末１３に、端末
番号を登録可能であるとともにどの端末１３にも着脱可
能な着脱式記憶部１５を設け、端末１３の管理を自動化
する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、端末および端末管
理方法に係り、特に、センタに接続される端末の番号を
センタに登録する端末および端末管理方法に関する。

【０００２】

【従来の技術】図３は従来例を示す説明図である。この
図において、１はセンタ、２は管理テーブル、３は端
末、４は端末番号登録部をそれぞれ示している。このよ
うな端末番号の登録は、センタ１側で、該センタ１に接
続される端末３が正しい端末かどうかをチェックするセ
キュリティの高いシステムで使用されることが多い。

【０００３】従来のシステムの動作例について以下に述
べる。 ・端末を新規に設置する場合。 予め、新規に設置する端末３の端末番号、設置場所の
電話番号を、センタ１側へ連絡し、登録を行う。 端末側では、設置時、端末番号を、端末番号登録部４
へ書き込む。この端末番号登録部４は、例えば、端末の
電源をＯＦＦしても消えないＢＢＭ（バックアップメモ
リ）、フラッシュメモリ、ＨＤＤ等で実現可能である。
また、端末番号は、設置時に登録する代わりに、工場で
出荷時に登録する場合もある。 端末設置後、センタ１側から設置場所へ電話をかけ、
端末と通信を行う。この際、端末へ端末番号の要求を行
う。 センタ１側では、受信した端末番号とセンタ１に登録
されている端末番号をチェックし、同一であれば、正し
い端末と判断し、通常の運用業務を行う。

【０００４】間違っていたり、端末番号を送ってこなか
った場合は、不正な端末と判断し、通常の運用業務を行
わず、通信を切断する。 ・端末を交換する場合。 また、今まで使用していた端末が故障し、端末を交換
する場合にも、センタ１側へ故障した端末の端末番号を
削除し、新たに設置された端末の端末番号を登録する必
要があった。

【０００５】故障した端末の端末番号を削除するのは、
その端末番号を使用して不正が行われないようにするた
めである。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】以上のように、端末を
新たに設置したり、故障により端末を交換する場合、事
前に電話等でセンタ１へ連絡して、人手により、センタ
１側の管理テーブル２を修正する必要があり、非常に手
間がかかる。また、人手による作業のため、登録ミス等
もあり、スムーズにセンタ１と端末３が接続できないと
いう問題があった。

【０００７】

【課題を解決するための手段】本発明は、端末番号を登
録する端末番号登録部を有し、センタと接続して用いる
端末に、端末番号を登録可能であるとともにどの端末に
も着脱可能な着脱式記憶部を設け、端末の管理を自動化
することを特徴としている。

【０００８】

【発明の実施の形態】以下に図を用いて本発明の実施の
形態について説明する。図１は実施の形態の構成を示す
説明図である。この図において、１１はセンタであり、
このセンタ１１としてのコンピュータに後述する端末を
接続して運用するものである。１２は管理テーブルであ
り、例えば、センタ１１のメモリや記憶装置等に保持さ
れており、後述する端末を管理するために用いる。

【０００９】１３は端末であり、前記センタ１１に接続
して用いる。この端末１３は、端末番号登録部１４を有
し、該端末番号登録部１４は端末１３の端末番号を書き
込んでおくためのもので、例えば、端末１３の電源をＯ
ＦＦしても消えないＢＢＭ（バックアップメモリ）、フ
ラッシュメモリ、ＥＥＰＲＯＭ、ＨＤＤ等によりなるも
のである。

【００１０】１５は着脱式記憶部であり、前記端末１３
に着脱可能であるとともに情報を書き込んでおくことが
できる。この着脱式記憶部１５は、例えば、メモリカー
ド、フラッシュメモリカード、ジャックインタイプのＨ
ＤＤ等で実現可能である。図２は実施の形態を示すフロ
ーチャートであり、以下にこの図を参照し、本実施の形
態の動作について、端末を新規に設置する場合と、端末
を交換する場合に分けて説明する。

【００１１】・端末を新規に設置する場合。 新規に端末を設置する場合は、着脱式記憶部１５に何
も書き込まれていないものを使用する。そのため、設置
後、端末の立ち上げ時、着脱式記憶部１５に端末番号が
書き込まれているかどうかを調べ（Ｓ１）、書き込まれ
ていない場合は、新規設置と判断し（Ｓ２）、センタと
通信する際、新規設置を示すコード、端末番号登録部１
４に書き込まれている端末番号および設置場所の電話番
号を送信する（Ｓ３）。 センタは、新規設置を示すコードと端末番号および電
話番号を受信し、まず、端末番号の正当性をチェックす
る。（ここでは、端末番号が、正しく出荷され、まだ設
置されていない“設置待”状態のものであるかをチェッ
クする。） 端末番号が正しくなければ、センタ１１は回線を切断す
る。端末番号が正しければ、センタ１１は端末から送ら
れてきた端末番号を、“設置待”から“運用中”に変更
し、同時に送られてきた設置場所の電話番号を登録す
る。 登録終了後、センタ１１は端末１３に対して正常終了
コマンドを送信する。 正常終了コマンドを受信した端末１３は、端末番号登
録部１４に登録されている端末番号を、着脱式記憶部１
５にも登録する（Ｓ４）。このことにより、この端末１
３が故障した場合、他の端末に着脱式記憶部１５を実装
することにより、他の端末から故障した端末の端末番号
をセンタに送信し、故障した端末の端末番号を抹消可能
となる。

【００１２】・端末を交換する場合。 端末立ち上げ時、端末番号登録部１４と着脱式記憶部
１５に書き込まれている端末番号が一致しているかどう
かを調べ（Ｓ５）、これらが不一致となっている場合、
端末を交換するものと判断される（Ｓ６）。この場合
は、端末交換を示すコード、故障した端末の端末番号
（着脱式記憶部１５に書き込まれている端末番号）、設
置された端末の端末番号（端末番号登録部１４に書き込
まれている端末番号）をセンタ１１へ送信する（Ｓ
７）。 センタ１１は、端末交換を示すコード、故障した端末
番号、設置された端末番号を受信し、まず、設置された
端末番号の正当性をチェックする。（端末番号が、セン
タ１１側の管理テーブル１２にあり、まだ設置されてい
ない“設置待”状態のものであるかをチェックする。）
設置された端末番号が正しくなければ、センタ１１は回
線を切断する。設置された端末番号が正しければ、セン
タ１１はまず、故障した端末の端末番号に対応する管理
テーブル１２のデータを、“運用中”から“故障中”へ
変更する。なお、この“故障中”というのは、故障に限
らず、端末が休止中であることを意味するものである。
次に、設置された端末番号に対応する端末のデータを
“設置待”から“運用中”へ変更する。また、この時、
設置場所の電話番号を故障した端末のテーブルから、設
置された端末のテーブルへ移動する。 登録内容変更後、センタ１１は、端末１３に対して正
常終了コマンドを送信する。 正常終了コマンドを受信した端末１３は、着脱式記憶
部１５に書き込まれていた故障した端末の端末番号を消
去し、端末番号登録部１４に書き込まれている端末番号
をその着脱式記憶部１５に登録する（Ｓ８）。このこと
により、この端末が故障した場合、他の端末に着脱式記
憶部１５を実装することにより、この端末の端末番号を
センタ１１に送信可能となる。

【００１３】また、端末番号登録部１４と着脱式記憶部
１５に書き込まれている端末番号が一致している場合
は、端末の交換がないため、通常の運用となる（Ｓ
９）。上述のように、センタ側の登録、抹消を、人手を
介さずに自動で行うため、簡単、確実かつセキュリティ
の高いシステムを実現することができる。なお、上記説
明では、端末交換がされた場合、端末１３側からセンタ
１１へ電話をかける例で記述したが、センタ側から電話
をかけてきた場合でも、端末からのレスポンスとして、
新規設置、端末交換要求のコードを返すことで、同様に
センタ１１側の管理テーブル１２の変更が可能であり、
簡単、確実かつセキュリティの高いシステムを実現する
ことができる。

【００１４】

【発明の効果】以上詳細に説明したように、端末に、着
脱式記憶部を設けたことにより、端末管理の自動化が可
能となり、簡単、確実かつセキュリティの高いシステム
を実現することができる効果を有する。

【図面の簡単な説明】

【図１】実施の形態の構成を示す説明図

【図２】実施の形態を示すフローチャート

【図３】従来例を示す説明図

【符号の説明】

１１ センタ １２ 管理テーブル １３ 端末 １４ 端末番号登録部 １５ 着脱式記憶部

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 端末番号を登録する端末番号登録部を有
   し、センタに接続して用いる端末において、 端末番号を登録可能であるとともにどの端末にも着脱可
   能な着脱式記憶部を設けたことを特徴とする端末。
2. 【請求項２】 端末番号を登録する端末番号登録部およ
   び着脱式記憶部を有する端末を、前記端末番号毎に当該
   端末の情報を登録する管理テーブルをセンタに作成して
   管理する端末管理方法において、 端末立ち上げの際に、着脱式記憶部に端末番号が書き込
   まれていない場合、端末の新規設置を行うものとしてセ
   ンタに端末番号登録部の端末番号を送信し、 そのセンタは、受信した端末番号の正当性を確認したう
   えで、該端末番号に対応する端末を運用中として管理テ
   ーブルを修正し、 前記端末は、その着脱式記憶部に、端末番号登録部の端
   末番号を書き込むこととし、 端末立ち上げの際に、着脱式記憶部の端末番号と端末番
   号登録部の端末番号とが不一致である場合、端末の交換
   を行うものとしてセンタにそれら２つの端末番号を送信
   し、 そのセンタは、端末番号の正当性を確認したうえで、着
   脱式記憶部の端末番号に対応する端末を休止中とすると
   ともに端末番号登録部の端末番号に対応する端末を運用
   中として管理テーブルを修正し、 前記端末は、着脱式記憶部に、端末番号登録部に登録さ
   れた端末番号を書き込むことを特徴とする端末管理方
   法。