JPH09264939A - 偏波無依存型物理量計測方法 - Google Patents

偏波無依存型物理量計測方法

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JPH09264939A
JPH09264939A JP8077024A JP7702496A JPH09264939A JP H09264939 A JPH09264939 A JP H09264939A JP 8077024 A JP8077024 A JP 8077024A JP 7702496 A JP7702496 A JP 7702496A JP H09264939 A JPH09264939 A JP H09264939A
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JP
Japan
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polarization
physical quantity
optical fiber
light
polarization state
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Application number
JP8077024A
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English (en)
Inventor
Teruyuki Nakamura
晃之 中村
Satoru Yamamoto
哲 山本
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Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 温度変化等の外乱による光の偏波依存性の無
い偏波無依存型物理量計測方法を提供する。 【解決手段】 光源4側と検出部14側の少なくとも一
方で光ファイバ伝搬光の偏波状態の変調を行うことによ
り、磁界や電界等を計測する物理量センサにおいて、光
源4側及び検出部14側の両方或いはいずれか一方で光
ファイバ伝搬光の偏波面の方位や2つの光軸間の位相を
周波数fs (光源側周波数fs1とし、検出部側周波数を
s2とする)で変調することにより、中心周波数fs1
いはfs2(fs1±fs2或いは(fs2±fs1))等のスペ
クトル強度信号を検出し、伝搬光の偏波状態の変化に依
存しないで安定して情報を検出することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、偏波無依存型物理
量計測方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図14は、ファラデー効果を利用した光
ファイバ型磁束計の従来例である。
【0003】同図に示す光ファイバ型磁束計は、検出装
置1と、光ファイバ2a,2bと、センサ部3とで構成
される。検出装置1は、光源4、O/E変換器8、信号
処理部9及び表示部10で構成され、センサ部3は、偏
光子5、ファラデー素子6及び検光子7で構成される。
【0004】光源4より出射された光は、光ファイバ2
aを通り、センサ部3に導かれる。センサ部3におい
て、入射光は偏光子5によって直線偏光となる。この直
線偏光は、ファラデー素子6で磁界の強さに応じて次式
(1)で表される回転角ψだけその方位角を変える。
【0005】 ψ=Ve・H・l …(1) 但し、Veはベルデ定数(材料によって決まる比例定
数)、Hは磁界強度の光軸成分、lはファラデー素子の
長さを示す。
【0006】この光を検光子7を通し、光ファイバ2b
で検出装置1に伝送する。検出装置1内において、伝送
された光のパワーはO/E変換器8で電気信号に変換さ
れる。信号処理部9で演算処理し、磁界強度に比例する
ファラデー回転角ψを求めることができる。
【0007】従って、光のパワーとファラデー回転角
(磁界強度)との関係から磁束を計測することができ
る。
【0008】図15は光式電界計の他の従来例を示すブ
ロック図である。
【0009】同図に示す光式電界計の従来例は、図14
に示す光磁束計と略同様の構成であり、相違点は、セン
サ部内に1/4波長板11が加わり、ファラデー素子6
の代わりに電気光学結晶12が用いられた点である。
【0010】前述した光源4より出射された光は、セン
サ部3の偏光子5によって直線偏光となり、1/4波長
板で位相変調を受けて円偏光となる。さらに、この円偏
光は、電気光学結晶12を通過後、楕円偏光となる。こ
れは電気光学結晶12に電界が加わると、結晶が直交す
る2つの光学軸の屈折率差Δnが数式(2)のように印
加電界に比例した量だけ変化するためである。
【0011】 Δn=1/2・n0 3 ・γ41・E・l …(2) 但し、Δnは2つの光学軸の屈折率差、n0 は電界が零
の場合の結晶の屈折率、γ41は電気光学定数、Eは結晶
に加わる電界、lは結晶の長さを示す。
【0012】この光を検光子7を通し、光ファイバ2b
で検出装置1に伝送する。検出装置1は、伝送された光
のパワーをO/E変換器8で電気信号に変換する。さら
に信号処理部9で演算処理することにより、電界の大き
さに応じた出力が得られる。
【0013】図16は光情報伝送方式の従来例を示すブ
ロック図である。
【0014】同図において、各物理量センサの情報を光
式で伝送する方法を適用したシステムの一例を示す。
【0015】検出装置1と光源4とが1本の光ファイバ
2で接続され、その光ファイバ2には、偏波状態変調器
(圧電振動子等)15(15a,15b,15c,…)
が取り付けられている。偏波状態変調器15(15a,
15b,15c,…)は、接続される物理量センサ17
(17a,17b,17c,…)で検出される信号を受
けて光ファイバ2に振動を与えるように構成されてい
る。物理量センサ17は、偏波状態変調器15に検知出
力を送る機構を有している。偏波状態変調器15は、物
理量センサ17からの検知出力を受けて動作する電気的
発振回路の出力信号を信号伝送線16を介して受け、圧
電振動子や磁歪振動子等で光ファイバ2に振動を印加
し、伝搬光の偏波状態を変調するものである。物理量セ
ンサ17内の電気的発振回路の発振周波数は、物理量セ
ンサごとに異なる値f0 ,f1 ,f2,…,fn にする
ことにより、物理量センサ17の識別が可能となってい
る。
【0016】さらに物理量センサ17の出力を受けて動
作する電気的発振回路の出力に応じて、物理量センサ1
7の情報が検出可能となっている。すなわち、物理量セ
ンサ17の出力と偏波状態変調器15で光ファイバ2内
の伝搬光を変調したとき測定される出力光強度を対応づ
けておけば、物理量センサ17の情報を検出できる。
【0017】偏波状態を変調した光は、検出装置1の偏
光ビームスプリッタ7´で偏波軸の直交するx偏光とy
偏光とに分けられ、それぞれO/E変換器8a,8bに
入射し、電気信号に変換され、波形合成部13に入力さ
れる。入力された2つの信号は、波形合成部13内で再
び合成され、各周波数毎の合成スペクトル強度信号とし
て検出される(図17参照)。
【0018】図17は従来の各物理量センサの情報を光
式で伝送するシステムで検出される合成スペクトル強度
信号を示す図であり、横軸が周波数軸であり、縦軸が合
成強度信号軸である。
【0019】同図に示すf0 ,f1 ,f2 ,…,f
n は、予め物理量センサ毎に決めておいた光ファイバ2
に与える偏波状態変調器15である圧電振動子等の駆動
周波数(発振周波数)であり、この波形合成部13で物
理量センサ17の識別を行うことができる。その後、検
出部14では、物理量センサ17の出力を受けて動作す
る電気的発振回路の出力に応じて、物理量センサ17の
情報が検出できるようにしておくことにより、各物理量
センサの情報を検出することができる。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】ところで、偏波状態を
変調して光伝送する方法において、偏波状態変調器(圧
電振動子等)は、入力光の偏波状態に強く依存するた
め、光源から偏波状態変換器までの温度変化等による偏
波変動によって、偏波変調がかからない等の場合が生じ
ることがある。また、偏波状態変換器から検出部までの
間の温度変化等による偏波変動により検出部での検出感
度が低下する場合がある。
【0021】一方、磁束、電界等を計測するセンサにお
いても、温度や振動等の外乱によって、送受信光ファイ
バ中の伝搬光の偏波状態或いはセンサ部の各部品で偏波
状態が変化し、受光側での検出感度が低下する等の問題
が生じる場合がある。
【0022】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
し、温度変化等の外乱による光の偏波依存性の無い偏波
無依存型物理量計測方法を提供することにある。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、光源に接続された光ファイバの途中に設け
た偏波状態変換部で光ファイバを伝搬する2つの光軸間
の位相や偏波面の方位等の偏波状態を変化させ、光源と
反対側の光ファイバに接続した検出部で偏波状態を検出
することにより磁界や電界等の物理量を計測する物理量
計測方法において、光源側と検出部側の少なくとも一方
で光ファイバ伝搬光の偏波状態の変調を行うものであ
る。
【0024】上記構成に加え本発明は、偏波状態変換部
として、ファラデー素子、ポッケルス素子、圧電振動子
或いは磁歪振動子等を用いてもよい。
【0025】上記構成に加え本発明は、検出部が少なく
とも特定の偏波面の光を通す検光子と光−電気変換素子
とバンドパスフィルタで構成されてもよい。
【0026】また、本発明は、光源に接続された光ファ
イバを伝搬する光ファイバ伝搬光の2つの光軸間の位相
や偏波面の方位等の偏波状態を変化させることにより磁
界や電界等の物理量を測定する物理量計測方法におい
て、光源側と検出部側の少なくとも一方で光ファイバ伝
搬光の偏波状態の変調を行うものである。
【0027】光ファイバに予め光信号を伝搬させると共
に、物理量センサからの信号を受け駆動する偏波状態変
調器で光ファイバに外部から振動を周波数fm で印加
し、光ファイバの伝搬光の偏波状態変化を検出すること
により、各々の物理量センサの情報を検出する方法にお
いて、光源側及び検出部側の両方或いはいずれか一方で
光ファイバ伝搬光の偏波面の方位や2つの光軸間の位相
を周波数fs (光源側周波数fs1、検出部側fs2)で変
調することにより、fs1,fs2 >fmの場合には、中
心周波数(fs1±fm )、(fs2±fm )、(fs1±f
s2±fm )或いは(fs2±fs1±fm )等のスペクトル
強度信号を検出し、fs1,fs2<fmの場合には、中心
周波数(fm ±fs1)、(fm ±fs2)、(fm ±fs1
±fs2)或いは(fm ±fs2±fs1)等のスペクトル強
度信号を検出することによって、各偏波状態変調器(圧
電振動素子等)、すなわち各物理量センサの信号をモニ
タ可能にし、さらに光ファイバ伝搬光の偏波状態の周波
数やそのパターンを検出することにより、物理量センサ
情報を伝搬光の偏波状態の変化に依存しないで安定して
検出できるようにするものである。
【0028】以上において、磁界や電界等を計測する物
理量センサにおいても、光源側及び検出部側の両方或い
はいずれか一方で光ファイバ伝搬光の偏波面の方位や2
つの光軸間の位相を周波数fs (光源側周波数fs1
し、検出部側周波数をfs2とする)で変調することによ
り、中心周波数fs1或いはfs2(fs1±fs2或いは(f
s2±fs1))等のスペクトル強度信号を検出し、伝搬光
の偏波状態の変化に依存しないで安定して情報を検出す
ることができる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて詳述する。
【0030】図1は本発明の偏波無依存型物理量計測方
法を適用した偏波無依存型物理量計測装置の一実施の形
態を示すブロック図である。
【0031】光源装置20及び検出装置1が1本の光フ
ァイバ2で接続され、その光ファイバ2に偏波状態変調
部(圧電振動子、磁歪振動子等)15(15a,15
b,15c,…)が取り付けられて偏波無依存型物理量
計測装置が構成されている。
【0032】光源装置20は、光源4、偏波面の方位を
変調する偏波面方位変調器18、2つの光軸間の偏光成
分の位相を変調する偏波位相変調器19で構成されてい
る。
【0033】偏波状態変調器15は、偏波状態変調器1
5に接続される物理量センサ17(17a,17b,1
7c,…)で検出される信号を受けて、光ファイバ2に
振動を与えるように構成されている。物理量センサ17
は、偏波状態変調器15に検知出力を送る機構を有して
いる。偏波状態変調器15は、物理量センサ17からの
検知出力を受けて動作する電気的発振回路の出力信号を
信号伝送線16を介して受け、圧電振動子、磁歪振動子
等で光ファイバ2に振動を印加し、伝搬光の偏波状態を
変調するものである。
【0034】検出装置1は、光ファイバ2を通過中に変
調された偏波状態変調光をさらに変調する偏波面方位変
調器18´、偏波面位相変調器19´、変調光を強度光
に変換するビームスプリッタ7´、強度光の偏波軸の直
交するx偏光とy偏光とを光/電気変換(O/E変換)
するO/E変換器8a,8b、波形合成部13、検出部
14及び表示器10で構成される。
【0035】以下、作用について説明する。
【0036】光源装置20から、偏波面方位変調器18
により偏波面の方位を所定の周期で変調し、さらに、偏
波位相変調器19により2つの光軸間の偏光成分の位相
を所定の周期で変調した光を、光ファイバ2に入射す
る。
【0037】光源4から出射される光がランダム偏光で
あれば、偏光子(図示せず)を用いて出射される光が直
線偏光であればそのまま用いる。
【0038】光源4からの出射光である直線偏光の偏波
面方位角ψを、偏波面方位変調器18において周波数f
s1(=ωs1/2π)で変調し、強制的に回転させる。こ
のときの変調方法は、例えば図2に示すようにファラデ
ー素子にコイルを巻き交流電流I(t)=IH sinω
s1t(ωs1=2πfs1)を印加し、磁束を発生させ、方
位角ψを変調する方法(IH ∝H∝ψ:式(1)及び図
3参照)である。
【0039】尚、図2は本発明における偏波面の方位角
を変調する偏波面方位変調器の概念を示す図であり、図
3(a)、(b)は図2に示した偏波面方位変調器の周
波数変調方法を説明するための説明図である。図3
(a)において横軸が時間軸であり、縦軸が電流軸であ
る。図3(b)において横軸が方位角軸であり、縦軸が
電流軸である。
【0040】一方、この方位角ψを変調した偏波面変調
光を、偏波位相変調器19に入射する。偏波位相変調器
19に入射する変調光をベクトルで表すと仮定すると、
Ex及びEy偏光成分は式(3)、(4)で表される。
【0041】 Ex=√(A(t))・cos(ωt−φ(t)) …(3) Ey=√(A(t))・cos(ωt−φ(t)) …(4) 但し、A(t)は方位変調された光のパワー(A(t)
=Asinωs1t)、ωは光の各周波数、φ(t)は光
の位相雑音であり、偏波位相変調器19で位相変調され
た出射光は次の式(5)、(6)で表される。
【0042】 E=√(A(t))・cos(ωt−φ(t)−Φx(t)) …(5) E=√(A(t))・cos(ωt−φ(t)−Φy(t)) …(6) 但し、Φx(t):x偏光成分の変調器内での位相変
化、Φy(t):y偏光成分の変調器内での位相変化で
あり、式(7)、(8)で表される。
【0043】 Φx(t) =2π/λ・n0 ・(1−1/2・n0 2 ・γ13・V(t)/d)・l…(7) Φy(t) =2π/λ・n0 ・(1−1/2・n0 2 ・γ33・V(t)/d)・l…(8) 但し、λは光の波長、n0 は光ファイバ伝搬中の常光線
に対する屈折率、ne は光ファイバ伝搬中の異常光線に
対する屈折率、γ13,γ33は電気光学定数(ポッケルス
係数)、lは変調器の長さ(z方向(光の伝搬方
向))、dは変調器の厚さ(y方向)、V(t)は変調
印加電圧である。
【0044】式(7)、(8)の位相変化により出射光
のx,y偏光成分間には、式(9)なるリターデーショ
ン(位相差)が導入される。式(9)の第1項は自然複
屈折による残留リターデーションであり、第2項が印加
電圧によるリターデーションである。
【0045】 Φ=Φ(t)=Φx (t)−Φy (t) =2π/λ・(ne −n0 )・l−π/λ・(n0 3 γ13−n0 3 γ33)・V (t)/d・l …(9) 偏波位相変調器19では上記式(9)の第2項における
V(t)(=VI sinωs1t)を変調し、例えば図4
に示すような構成で偏波面方位変調器18で方位変調さ
れた後の光の位相変調を行う。但し、印加電圧の振幅V
I はリターデーションΦに比例するものであり、印加電
圧によりΦは0〜πの間で周期的に変化する(図5参
照)。
【0046】尚、図4は本発明における偏波の位相を変
調する偏波位相変調器の概念図であり、図5(a)、
(b)は図4に示した偏波位相変調器の周波数変調方法
を説明するための説明図である。図5(a)において横
軸が時間軸であり、縦軸が電圧軸である。図5(b)に
おいて横軸が位相軸であり、縦軸が電圧軸である。
【0047】このようにして、予め光源装置20にて偏
波面の方位及び位相変調された光を、光ファイバに入射
させておく。光ファイバ2上では、光ファイバ2に取り
付けられた偏波状態変調器15(15a,15b,15
c,…)が、それに接続される物理量センサ17(17
a,17b,17c,…)で検出される信号を受けて、
光ファイバ2に振動を印加し、伝搬光の偏波状態を変調
する。
【0048】物理量センサ17から偏波状態変調器であ
る圧電振動子等を駆動する周波数、すなわち、物理量セ
ンサ17内の電気的発振回路の発振周波数fm は、物理
量センサ毎に異なる値fm0,fm1,fm2,…,fmnにす
ることにより、物理量センサ17の識別が可能なように
してある。さらに物理量センサ17の出力を受けて動作
する電気的発振回路の出力に応じて、物理量センサ17
の情報が検出可能なようにしておく。すなわち、物理量
センサ17の出力と偏波状態変調器15で光ファイバ2
内の伝搬光を変調したとき測定される出力光強度を対応
づけておけば物理量センサ17の情報を検出できる。
【0049】またさらに、高精度に物理情報を検出する
には、物理量センサ17の出力を受けて動作する電気的
発振回路の出力に応じて予め決められた周波数変化パタ
ーンに従った周波数で変化させることにより、物理量セ
ンサ17の情報が検出可能なようにしておく(後述する
式(10)、(11)参照)。
【0050】従って、光源装置20にて偏波面の方位及
び位相変調された光(fs1)は、さらに、周波数fm
変調された光となる。
【0051】偏波状態が変調された光は、偏波状態変調
器15から偏光ビームスプリッタ7´間の偏波変動を回
避するため、再度光源装置で偏波状態を変調したと同様
に、検出装置1内の偏波面方位変調器18´、偏波位相
変調器19´で方位、位相変調(周波数fs2)され、偏
光ビームスプリッタ7´で偏波軸の直交するx偏光とy
偏光とに分けられ、それぞれO/E変換器8a,8bに
入射され、電気信号に変換され、波形合成部13に入力
される。入力された2つの信号は、波形合成部13内で
再び合成され、各周波数毎の合成スペクトル強度信号と
して検出される(図6参照)。尚、図6(a)はfs1
s2>fm の場合の周波数(fs1±f m0)の合成スペク
トル強度信号を表した図であり、横軸が周波数軸、縦軸
が合成スペクトル強度信号軸である。図6(b)は、f
s1,fs2<fm の場合の周波数(fm1±fs1)、(fm0
±fs1)の合成スペクトル強度信号を表した図であり、
横軸が周波数軸、縦軸が合成スペクトル強度信号軸であ
る。
【0052】図6(a)、(b)は、光源側で光ファイ
バ伝搬光の偏波面の方位や2つの光軸間の位相を周波数
s2で変調したときのスペクトル強度信号は割愛した。
【0053】fs1,fs2>fm の場合、図6(a)のよ
うに中心周波数(fs1±fm )、(fs2±fm )(図示
せず)、(fs1±fs2±fm )(図示せず)或いは(f
s2±fs1±fm )(図示せず)等のスペクトル強度信号
を検出する。
【0054】fs1,fs2<fm の場合、図6(b)のよ
うに中心周波数(fm ±fs1)、(fm ±fs2)(図示
せず)、(fm ±fs1±fs2)(図示せず)或いは(f
m ±fs2±fs1)(図示せず)等のスペクトル強度信号
を検出することによって、各偏波状態変調器15(各物
理量センサ17)の信号を検出することが可能である。
【0055】尚、fs1とfs2とが異なる周波数として取
り扱っているが、光源側及び検出部側の変調周波数はf
s1=fs2(=fs とする)とした同じ周波数であっても
よい。そのときは、fs>fmの場合、中心周波数(f
s ±fm )或いは(2fs ±fm )等のスペクトル強度
信号を検出し、また、fs <fm の場合には中心周波数
(fm ±fs )或いは(fm ±2fs )等のスペクトル
強度信号を検出することによって各偏波状態変調器15
(各物理量センサ17)の信号を検出することが可能で
ある。
【0056】このように、図6に示すfm0,fm1,…,
mnは、予め物理量センサ毎に決めておいた光ファイバ
2に与える偏波状態変調器15である圧電振動子等の駆
動周波数(発振周波数)であり、この波形合成部13で
物理量センサ17の識別を行うことができる。
【0057】例えば、図6(a)のように周波数(fs1
±fm1)、図6(b)のように周波数(fm1±fs1)に
スペクトルが出現すれば1番目の物理量センサによるス
ペクトルであると識別することができる。
【0058】以下に物理情報の検出方法について記述す
る。
【0059】物理量センサ17の出力を受けて動作する
電気的発振回路の出力に応じて、物理量センサ17の出
力と偏波状態変調器15で光ファイバ2内の伝搬光を変
調したとき測定される出力光強度(n番目の物理量セン
サの場合、例えばfs1,fs2<fmnのとき中心周波数
(fmn±fs1)、(fmn±fs2)、(fm ±fs1±
s2)或いは(fm ±fs2±fs1)等の合波スペクトル
強度信号)を対応づけておくことにより、検出部14で
その強度信号より各物理量センサの情報を検出すること
ができる。
【0060】さらに、高精度に検出するための方法を以
下に示す。
【0061】物理量センサの情報を検出する周波数パタ
ーンとしては、n番目の物理量センサの周波数f
mn(t)の周波数変調幅Bd を物理量センサ出力値に応
じて式(10)(図7参照)のようにしたり、変調角速
度Ωd を物理量センサ出力値に応じて式(11)(図8
参照)のようにしたりすることで、物理量センサの情報
を検出することができる。尚、図7(a)、図7(b)
は物理量センサの情報を検出するための周波数変化パタ
ーンの内、物理量センサ出力値に応じて周波数変調振幅
を変化させた方法を説明するための説明図である。図7
(a)において横軸が時間軸、縦軸が周波数軸であり、
図7(b)において横軸が物理量センサ出力軸、縦軸が
変調振幅軸である。図8(a)、図8(b)は物理量セ
ンサの情報を検出するための周波数変化パターンの内、
物理量センサ出力値に応じて変調角速度を変化させた方
法を説明するための説明図である。図8(a)において
横軸が時間軸、縦軸が周波数軸である。図8(b)にお
いて横軸が物理量センサ出力軸であり、縦軸が変調角速
度軸である。
【0062】 fmn(t)=fmn+Bd ・sin(Ω・t) …(10) fmn(t)=fmn+B・sin(Ωd ・t) …(11) 但し、nは物理量センサの数(0,1,2,…,n)、
d は物理量センサ出力値に応じた周波数変調振幅、Ω
d は物理量センサ出力値に応じた変調角速度である。
【0063】検出部14では、物理量センサ17の出力
を受けて動作する電気的発振回路の出力に応じて、予め
決められた周波数で変化させることにより、例えば図7
に示すようにfx(x=1)の振幅Bd に従って物理量
センサの出力が対応しており、振幅Bd を検出すること
により1番目の物理量センサの物理量を測定できる。
【0064】また、1番目の物理量センサ17aの物理
量を周波数変調角速度で検出する場合、図8に示すよう
にfx (x=1)の変調角速度Ωd に従って物理量セン
サの出力が対応しており、変調角速度Ωd を検出するこ
とにより1番目の物理量センサの物理量を測定すること
ができる。
【0065】以上の動作は、他の物理量センサにおいて
も同様であり、物理量センサ17a,17bの出力を受
け偏波状態変調器15a,15b,光ファイバ2に振動
を印加した場合、各々の物理量センサの識別(位置検
出)及びその物理量情報を検出することができる。ま
た、このことは、上述したように光ファイバを用いて、
ドア或いはバルブ等の開閉を一括して監視できるだけで
なく、温度や湿度等のセンサ出力を検出でき、監視所で
一括して監視することができる。
【0066】本実施の形態では、光源側及び検出部側で
光ファイバ伝搬光の偏波面の方位や2つの光軸間の位相
を周波数fs1及びfs2で変調したが、偏波状態変調器か
ら検出部までの間に温度変化等による外乱等の偏波変動
の影響を受けにくい場合、偏波状態変調(方位及び位相
変調)は光源側のみで行ってもよい。また、偏波状態変
換器での変換効率が偏波変動を受けにくい場合には、偏
波状態変調(方位及び位相変調)を検出部側のみで行っ
てもよい。
【0067】さらに、本実施の形態では、光源側及び検
出部側の少なくとも一方で偏波状態変調を、偏波面変調
と偏波位相変調の両方を用いる場合で説明したが、偏波
面の方位を変化させなくてもよい環境では、2つの光軸
間の偏光成分の位相を変調する偏波位相変調器を用いる
のみでもよく、偏波の位相を変化させなくてもよい環境
では、偏波面の方位を変調する偏波面方位変調器のみを
用いてもよい。
【0068】図9は本発明の偏波無依存型物理量計測方
法を適用した偏波無依存型物理量計測装置の他の実施の
形態を示すブロック図である。
【0069】同図に示す偏波無依存型物理量計測装置
は、検出装置1、光ファイバ2及びセンサ部3で構成さ
れている。検出装置1は、光源4、偏波面方位変調器1
8,18´、偏波位相変調器19,19´、検光子7、
O/E変換器8、信号処理部13´、検出部14及び表
示器10で構成されている。センサ部3は、ファラデー
素子6からなる。
【0070】光源4から出射された光を、本実施の形態
で述べたように、偏波面方位変換器18及び偏波位相変
調器19で偏波面の方位及び2つの光軸間の偏光成分の
位相変調(fs1)を行い、光ファイバ2aに入射する。
この変調光は、センサ部3に導かれる。センサ部3にお
いて、従来例の式(1)に示したように、測定対象とす
る磁界の大きさに応じて偏波面の方位角を変える。
【0071】この光を光ファイバ2bで、検出装置1に
伝送する。検出装置1において、伝送された光は、セン
サ部3から検光子7の間の温度変化などによる偏波変動
を回避するため、再度、検出装置1内の偏波面方位変調
器18´、偏波位相変調器19´で方位、位相変調(周
波数fs2)され、検光子7に入射される。その検光子7
に入射した光は、O/E変換器8に入射され、電気信号
に変換され、波形合成部13に入力される。入力された
信号は、信号処理部部13´内で、図10に示すよう
に、中心周波数fs1、fs2のスペクトル強度信号として
検出される。図10は本発明の技術を利用した光ファイ
バ型磁束計の検出信号を表わす図であり、横軸が周波数
軸、縦軸がスペクトル強度信号軸である。
【0072】測定対象とする磁界強度(∝偏波面回転
角)の出力に応じて、測定されるスペクトル強度信号
(fs1、fs2のいずれか或いは両方)を対応づけておく
ことにより、検出部14でその強度信号より磁界強度
(磁束)の情報を検出できる。
【0073】図11は、本発明の技術を利用した光ファ
イバ型電界計のブロック図である。
【0074】同図に示す光ファイバ型電界計の構成は、
光磁束計とほぼ同じである。センサ部3は、電気光学結
晶12で構成されている。光源4から出射された光は、
偏波面方位変調器18及び偏波位相変調器19で偏波面
の方位及び2つの光軸間の偏向成分の位相が変調
(fs1)され、光ファイバ2aに入射する。この変調光
は、センサ部3に導かれる。センサ部3において、式
(2)に示すように、測定対象とする電界の大きさに応
じて屈折率差が変化する。
【0075】この光を光ファイバ2bで検出装置1に伝
送する。検出装置1内において、伝送された光は、セン
サ部3から検光子7の間の温度変化などの偏波変動を回
避するため、再度、検出装置1内の偏波面方位変調器1
8´、偏波位相変調器19´で方位、位相変調(周波数
s2)され、検光子7に入射される。その検光子7に入
射した光は、O/E変換器8に入射され、電気信号に変
換され、信号処理部13´に入力される。入力された信
号は、信号処理部13´内で図12に示すように中心周
波数fs1、fs2のスペクトル強度信号として検出され
る。図12は本発明の技術を利用した光ファイバ型電界
計の検出信号を表わす図であり、横軸が周波数軸、縦軸
がスペクトル強度信号軸である。
【0076】測定対象とする電界強度(∝屈折率差)の
出力に応じて、測定されるスペクトル強度信号(fs1
s2のいずれか或いは両方)を対応づけておくことによ
り、検出部14で強度信号から電界強度の情報を検出す
ることができる。
【0077】従来技術の磁束計や電界計では温度や振動
などの検出対象の周波数よりも低い周波数の外乱などに
よって伝搬光の送受信光ファイバにおける偏波状態、或
いはセンサ部の各部品の偏波状態が変化し、受光側での
検出感度が低下する問題、センサ部の部品が複雑となる
問題などがあったが、検出装置に、偏波面方位角及び位
相変調器を導入したことにより、センサ部の構成が簡単
かつ小型化され、伝搬光の偏波面や位相を予め変調する
ことにより安定して情報を検出することができる。
【0078】上述した実施の形態において、磁束計や電
界計はスポットセンサであるが、図13に示すように光
ファイバ3全体をセンサ部としてもよい。図13は、本
発明の技術を利用したセンサ部が光ファイバ全体とした
偏波無依存型計測システムを示す図である。
【0079】同図における検出装置は、前述した実施の
形態での磁束計や電界計と同様である。センサ部3をO
PGWに内蔵された光ファイバであるとすると、雷によ
るOPGW表面上を流れる電流により発生する磁界を、
センサ部3である光ファイバで偏波変動を検知し、雷位
置検知システムとして利用することができる。
【0080】また、センサ部3である光ファイバを電力
ケーブルなどにコイル状にして巻き付け、電流測定など
のシステムとして利用することができる。
【0081】本発明の偏波無依存型物理量計測計は、バ
ルブやドアの開閉検知などの接点情報及び監視に適用可
能であり、例えば原子力発電所内の立ち入り禁止区域の
バルブ開閉を1本の光ファイバで一括監視することがで
き、また、温度、湿度、圧力などのセンサの識別及びそ
の物理情報を検出することが可能であり、あらゆるセン
サの情報監視伝送などに適用することが可能である。
【0082】以上において、本発明によれば、 (1) 光ファイバに予め光信号を伝搬させると共に、物理
量センサからの信号を受け駆動する偏波状態変調器で光
ファイバに外部から振動を印加し、光ファイバの伝搬光
の状態変化を検出することにより、各々の物理量センサ
の情報を検出する装置において、光源側、検出部側の両
方或いはいずれかで光ファイバ伝搬光の偏波面の方位や
2つの光軸間の偏光成分の位相を変調する装置を設け、
予め伝搬光の偏波面の方位及び位相を変調することによ
り、偏波状態変調器(圧電振動子など)における入力光
偏波状態依存性の軽減化、すなわち、光源から偏波状態
変換器までの間の温度変化などによる偏波変動が偏波状
態変換器での変換効率に与える影響を抑制でき、さら
に、偏波状態変換器から検出部までの間の温度変化など
による検出部での検出感度に与える影響を抑制でき、光
ファイバ伝搬光の偏波状態の変化に依存しないで安定し
て検出することができる。
【0083】(2) 検出装置側に偏波面の方位及び2つの
光軸間の偏光成分の位相を変調する変調器を設けたこと
で、センサ部の構成が簡単になり、かつ、小型化され、
さらに、光源側、検出部側の両方あるいはいずれか一方
で光ファイバ伝搬光の偏波面の方位や2つの光軸間の位
相を変調することにより、光ファイバ伝搬光の偏波状態
の変化に依存しないで安定して情報を検出することがで
きる。
【0084】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、次のよう
な優れた効果を発揮する。
【0085】光源側と検出部側の少なくとも一方で光フ
ァイバ伝搬光の偏波状態の変調を行うことにより、温度
変化等の外乱による光の偏波依存性の無い偏波無依存型
物理量計測方法の提供を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の偏波無依存型物理量計測方法を適用し
た偏波無依存型物理量計測装置の一実施の形態を示すブ
ロック図である。
【図2】本発明における偏波面の方位角を変調する偏波
面方位変調器の概念を示す図である。
【図3】図2に示した偏波面方位変調器の周波数変調方
法を説明するための説明図である。
【図4】本発明における偏波の位相を変調する偏波位相
変調器の概念図である。
【図5】図4に示した偏波位相変調器の周波数変調方法
を説明するための説明図である。
【図6】(a)はfs1,fs2>fm の場合の周波数(f
s1±fm0)の合成スペクトル強度信号を表した図であ
り、(b)は、fs1,fs2<fm の場合の周波数(fm1
±fs1)、(fm0±fs1)の合成スペクトル強度信号を
表した図である。
【図7】物理量センサの情報を検出するための周波数変
化パターンの内、物理量センサ出力値に応じて周波数変
調振幅を変化させた方法を説明するための説明図であ
る。
【図8】物理量センサの情報を検出するための周波数変
化パターンの内、物理量センサ出力値に応じて変調角速
度を変化させた方法を説明するための説明図である。
【図9】本発明の偏波無依存型物理量計測方法を適用し
た偏波無依存型物理量計測装置の他の実施の形態を示す
ブロック図である。
【図10】本発明の技術を利用した光ファイバ型磁束計
の検出信号を表わす図である。
【図11】本発明の技術を利用した光ファイバ型電界計
のブロック図である。
【図12】本発明の技術を利用した光ファイバ型電界計
の検出信号を表わす図である。
【図13】本発明の技術を利用したセンサ部が光ファイ
バ全体とした偏波無依存型計測システムを示す図であ
る。
【図14】ファラデー効果を利用した光ファイバ型磁束
計の従来例である。
【図15】光式電界計の他の従来例を示すブロック図で
ある。
【図16】光情報伝送方式の従来例を示すブロック図で
ある。
【図17】従来の各物理量センサの情報を光式で伝送す
るシステムで検出される合成スペクトル強度信号を示す
図である。
【符号の説明】
1 検出装置 2 光ファイバ 3 センサ部 4 光源 15 偏波状態変調器 17 物理量センサ 18 偏波面方位変調器 19 偏波位相変調器 20 光源側装置
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G02F 1/09 G01R 15/07 B C

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源に接続された光ファイバの途中に設
    けた偏波状態変換部で光ファイバを伝搬する2つの光軸
    間の位相や偏波面の方位等の偏波状態を変化させ、光源
    と反対側の光ファイバに接続した検出部で偏波状態を検
    出することにより磁界や電界等の物理量を計測する物理
    量計測方法において、上記光源側と検出部側の少なくと
    も一方で光ファイバ伝搬光の偏波状態の変調を行うこと
    を特徴とする偏波無依存型物理量計測方法。
  2. 【請求項2】 上記偏波状態変換部として、ファラデー
    素子、ポッケルス素子、圧電振動子或いは磁歪振動子等
    を用いた請求項1記載の偏波無依存型物理量計測方法。
  3. 【請求項3】 上記検出部が少なくとも特定の偏波面の
    光を通す検光子と光−電気変換素子とバンドパスフィル
    タで構成される請求項1又は2記載の偏波無依存型物理
    量計測方法。
  4. 【請求項4】 光源に接続された光ファイバを伝搬する
    光ファイバ伝搬光の2つの光軸間の位相や偏波面の方位
    等の偏波状態を変化させることにより磁界や電界等の物
    理量を測定する物理量計測方法において、光源側と検出
    部側の少なくとも一方で光ファイバ伝搬光の偏波状態の
    変調を行うことを特徴とする偏波無依存型物理量計測方
    法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107615139A (zh) * 2015-05-15 2018-01-19 华为技术有限公司 偏振无关反射式调制器
IT201700040531A1 (it) * 2017-04-12 2018-10-12 Ricerca Sul Sist Energetico Rse S P A Metodo per la misura vettoriale di campi elettrici e relativa apparecchiatura.
US10551640B2 (en) 2016-11-21 2020-02-04 Futurewei Technologies, Inc. Wavelength division multiplexed polarization independent reflective modulators

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WO2018189692A1 (en) * 2017-04-12 2018-10-18 Ricerca Sul Sistema Energetico - Rse S.P.A. A method for vector measurement of electric fields and corresponding apparatus

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