JPH09264002A - 人工芝生構造 - Google Patents

人工芝生構造

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JPH09264002A
JPH09264002A JP10324896A JP10324896A JPH09264002A JP H09264002 A JPH09264002 A JP H09264002A JP 10324896 A JP10324896 A JP 10324896A JP 10324896 A JP10324896 A JP 10324896A JP H09264002 A JPH09264002 A JP H09264002A
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JP
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pile
band
region
artificial lawn
belt
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JP10324896A
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English (en)
Inventor
Kazutoshi Iwasaki
和資 岩崎
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Sumitomo Rubber Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Rubber Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 天然芝生に近似した外観性が得られる人工芝
生構造を提供する。 【解決手段】 人工芝生構造10の芝面20を第1帯領
域21および第2帯領域22により縞状に区画する。第
1帯領域21および第2帯領域22は、隣り合う他の帯
領域と異なる外観性を有するとともに、幅寸法を30c
mないし180cmとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は人工芝生構造に係
り、さらに詳しく言えば、適度に整備された天然芝生に
近似した外観性が得られる人工芝生構造に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、例えばテニスコートを施工するに
あたっては、導入コスト,維持コストが安価であるとと
もに、比較的天然芝生に近い接地感が得られる人工芝生
構造が多用されている。人工芝生構造は、多数のパイル
が植設された基布を下地基盤の上に敷設することにより
形成された芝面を有し、用途に応じてパイル間に目砂等
の充填材が充填される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
人工芝生構造は、人工的な外観性を有しているため、テ
ニスプレーヤ等から天然芝生に近似した外観性が求めら
れている。このような要望は、テニスプレーヤだけでは
なく、人工芝生を採用した競技場において各種競技を行
う、例えばサッカープレーヤ等からも寄せられている。
本発明は、このような従来の要望を満たすためになされ
たもので、その目的は、天然芝生に近似した外観性が得
られる人工芝生構造を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、天然芝生製の
テニスコートにおいて、芝面を往復芝刈りすると、芝面
に一定幅の縞模様が生ずることに本発明者が着目してな
されたものである。すなわち、このような天然芝生製の
テニスコートでは、芝面が往復芝刈りにより一定幅で芝
目(芝の方向性)が異なる帯領域に区画され、日光ある
いは照明により外観性が異なっている。そして、本発明
者は、外観性が異なる帯領域を人工芝生により各種試作
して隣接配置し、その幅寸法が30cmないし180c
mであれば天然芝生に極めて近似した外観性を得られる
とともに、例えばテニスコートに採用しても競技者が各
帯領域の境界部分をコートラインと誤認する虞れが少な
いことを見出した。
【0005】したがって、本発明の請求項1に記載した
発明は、多数のパイルが植設された基布を下地基盤の上
に敷設することにより形成された芝面を有する人工芝生
構造であって、前記芝面が複数の帯領域により縞状に区
画され、前記各帯領域は隣り合う他の帯領域と異なる外
観性を有するとともに、幅寸法が30cmないし180
cmであることを特徴としている。
【0006】この場合、帯領域としては、例えばパイル
の色,艶,透光率,太さ,長さ,形状,捲縮の有無,材
質,先端処理,強度,芝目方向や、あるいは基布の色,
艶,充填材の有無,色,粒度,量等を適宜選択すること
により、隣り合う他の帯領域と異なる外観性を得る構造
等が採用できる。また、芝面としては、複数種類の帯領
域により区画されていればよく、互いに隣り合う帯領域
同士の外観性が異なっていればよい。そして、例えば2
種類の帯領域により芝面を区画する場合には、外観性が
異なる第1帯領域および第2帯領域を並行、かつ、交互
に配置しておけばよい。
【0007】さらに、各帯領域としては、互いに同一の
幅寸法を有していてもよく、あるいは個別の幅寸法を有
していてもよい。このような芝面は、隣り合う帯領域同
士の外観性が施工当初から異なっていてもよく、あるい
は経時変化に伴って次第に異なるようにしてもよい。こ
のような本発明の請求項1に記載した発明においては、
芝面に一定幅の縞模様が形成されるため、例えば適度に
整備された天然芝生製のテニスコートに極めて近似した
外観性が得られることになり、これにより前記目的が達
成される。
【0008】さらに、請求項2に記載した発明は、前記
基布が帯状に形成されているとともに、前記帯領域が前
記基布の長手方向に沿って複数並設されていることを特
徴としている。この請求項2に記載した発明において
は、複数の基布を並行に敷設すれば、芝面が自動的に複
数の帯領域に区画されることになる。
【0009】また、請求項3に記載した発明において
は、互いに隣り合う前記各帯領域の幅寸法偏差が10%
以内であることを特徴としているため、芝面に形成され
た縞模様に不自然感が生じないことになる。さらに、請
求項4に記載した発明は、前記帯領域の幅方向縁部が所
定の競技領域の周縁に一致していることを特徴としてい
る。ここで、例えばテニスコートの芝面を形成するにあ
たっては、幅方向縁部がラインに沿うように帯領域を配
置すればよい。このような請求項4に記載した発明にお
いては、テニスコート等に適用した場合、テニスプレー
ヤが帯領域の幅方向縁部をテニスコートのラインと誤認
する虞れが少ないことになる。
【0010】また、請求項5に記載した発明は、前記各
帯領域の前記パイルが隣り合う他の帯領域のパイルと異
なる色調を有していることを特徴としている。この場
合、互いに隣り合う各帯領域のうち、一方の帯領域にお
けるパイルを基準色として、他方の帯領域におけるパイ
ルを適宜彩色しておけばよい。このような請求項5に記
載した発明においては、互いに隣り合う帯領域同士がパ
イルの色調の差異により異なる外観性を得るため、球技
を行う競技場に適用しても、例えばパイルの太さ,長
さ,形状,捲縮の有無,材質,先端処理,強度,芝目方
向の差異により異なる外観性を得た場合に比較してイレ
ギュラー等が生じ難く、競技に物理的な影響を及ぼさな
いことになる。
【0011】そして、請求項6に記載した発明において
は、前記パイルの色調がマンセル体系の5Yないし7.
5BGであることを特徴としているため、一層天然芝生
に近似した外観性が得られることになる。また、請求項
7に記載した発明は、前記パイル間に充填材が充填され
ていることを特徴としている。この場合、充填材として
は、砂,ゴムチップ,コルクチップ等が採用でき、単体
あるいは適宜混合して充填すればよい。この請求項7に
記載した発明においては、パイル間に充填材が充填され
ているため、芝面に適度な接地感が得られ、競技者の足
腰への負荷を少なくできることになる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1には、本発明に係る第1実施
例が示されている。本実施例における人工芝生構造10
は、複数のテニスコート11が配置されたテニス場に適
用されたものであり、多数のパイルが植設された基布を
下地基盤の上に敷設することにより、テニス場全域に亙
って芝面が形成されている。そして、テニスコート11
は、ベースライン12の長さが約10.97m(36f
t)とされ、ベースライン12およびサイドライン13
に囲まれた芝面20が第1帯領域21および第2帯領域
22により形成されている。
【0013】図2に示すように、第1帯領域21および
第2帯領域22は、下地基盤14に敷設される基布23
に対して第1パイル24および第2パイル25を複数本
づつタフトすることにより設けられている。第1パイル
24および第2パイル25はマンセル体系の5Gを含む
5Yないし7.5BGから天然芝生に近似した同一色相
に着色されているとともに、互いに異なった色調を有し
ている。そして、第1帯領域21には第1パイル24の
みが植設され、第2帯領域22には第1パイル24およ
び第2パイル25が混植されている。したがって、第1
帯領域21および第2帯領域22は、天然芝生に近似し
た色調を有するとともに、互いに異なる外観性を有して
いる。
【0014】図3に示すように、基布23は帯形状とさ
れ、幅寸法がベースライン12(図1参照)の長さに対
して3分の1となる約3.65m(12ft)に設定さ
れている。この基布23は、第1帯領域21および第2
帯領域22が長手方向に沿って並行、かつ、交互に2列
づつ設けられている。これらの第1帯領域21および第
2帯領域22は、幅寸法が基布23の幅寸法(約3.6
5m)に対して4分の1となる約0.91m(3ft)
に設定され、隣り合う第1帯領域21あるいは第2帯領
域22との幅寸法偏差が10%以下となっている。
【0015】このようなテニスコート11を施工するに
あたっては、第1帯領域21および第2帯領域22が設
けられた基布23をロール状に巻いて施工現場に搬入し
(図3参照)、サイドライン13に沿って下地基盤14
の上に敷設する。この際、基布23は、幅寸法がベース
ライン12の長さに対して3分の1であるため、3列に
並行配列すれば自動的に第1帯領域21あるいは第2帯
領域22の幅方向縁部がサイドライン13に沿って配置
される。
【0016】また、図1に示すように、各テニスコート
11間の通路となる部分には、基布23が適宜敷設さ
れ、各テニスコート11の離間寸法に対応して余剰部分
が適宜切断される。そして、図2に示すように、このテ
ニスコート11は、第1パイル24および第2パイル2
5間に充填材15を充填する。充填材15は、例えば
砂,ゴムチップ,コルクチップ等や、これらを適宜混合
したものであり、第1パイル24および第2パイル25
の先端が露出するように充填される。このようなテニス
コート11は、互いに異なる外観性を有するとともに幅
寸法が約0.91m(3ft)の第1帯領域21および
第2帯領域22により、ベースライン12およびサイド
ライン13に囲まれた芝面20が縞状に形成される。
【0017】以上のような本実施例によれば、テニスコ
ート11のベースライン12およびサイドライン13に
囲まれた芝面20が縞状に形成されるため、適度に整備
された天然芝生製のテニスコートに極めて近似した外観
性が得られる。また、第1帯領域21および第2帯領域
22の幅寸法が約0.91mであるため、テニスプレー
ヤが第1帯領域21および第2帯領域22の境界部分を
ラインと誤認する虞れが少ない。
【0018】また、テニスコート11の芝面20は、帯
状に形成された基布23の長手方向に沿って第1帯領域
21および第2帯領域22が複数並設されているため、
複数の基布23を並行に敷設することにより自動的に縞
模様を形成できる。そして、第1帯領域21および第2
帯領域22は、隣り合う第1帯領域21あるいは第2帯
領域22との幅寸法偏差が10%以内であるため、看者
が芝面20の縞模様に不自然感を感じる虞れが少ない。
さらに、芝面20は、第1帯領域21あるいは第2帯領
域22の幅方向縁部がサイドライン13に一致している
ため、テニスプレーヤが第1帯領域21あるいは第2帯
領域22の幅方向縁部とをサイドライン13とを誤認す
る虞れが少ない。
【0019】一方、第1帯領域21および第2帯領域2
2は、色調の異なる第1パイル24および第2パイル2
5により互いに異なる外観性を得ているため物理的な差
異がない。したがって、芝面20において、テニスボー
ルのイレギュラー等が生じ難く、競技に影響を及ぼさな
い。そして、第1帯領域21および第2帯領域22は、
第1パイル24および第2パイル25の色調がマンセル
体系の5Gを含む5Yないし7.5BGであるため、芝
面20の外観性が一層天然芝生に近似する。また、芝面
20は、第1パイル24および第2パイル25に充填材
15が充填されているため適度な接地感が得られ、テニ
スプレーヤの足腰への負荷を少なくできる。
【0020】図4ないし図6には、本発明に係る第2実
施例ないし第4実施例が示されている。なお、以下に説
明する各実施例において、既に図1ないし図3において
説明した部材については、図中に同一符号あるいは相当
符号を付すことにより説明を簡略あるいは省略する。
【0021】図4に示す第2実施例の人工芝生構造10
Aは、基布23Aの幅方向中央に第2帯領域22Aが配
置されているとともに、この第2帯領域22Aを挟むよ
うに一対の第1帯領域21A,21Aが配置されてい
る。そして、この基布23Aは、第1帯領域21A,2
1Aに隣接するとともに、幅方向両縁部に沿うように第
3帯領域26,26が設けられている。第3帯領域2
6,26は、第2帯領域22Aと同様に、第2パイル
(図示せず)が植設されていて、幅寸法が第1帯領域2
1A,21Aおよび第2帯領域22Aの幅寸法の2分の
1となる約0.45m(1.5ft)に設定されてい
る。
【0022】このような第2実施例の人工芝生構造10
Aによれば、複数の基布23Aを並行に敷設すれば、各
基布23Aの第3帯領域26同士が隣接するため、結果
的に第1帯領域21Aおよび第2帯領域22Aが交互に
配列されたような縞模様を形成し、前述した第1実施例
の人工芝生構造10と同様な効果が得られる。
【0023】図5に示す第3実施例の人工芝生構造10
Bは、第1帯領域21Bが第1パイル24を基布23B
に対して1本づつタフトすることにより形成され、第2
帯領域22Bが第1パイル24および第2パイル25を
基布23Bに対して1本づつ、かつ、交互にタフトする
ことにより形成されている。このような第3実施例の人
工芝生構造10Bによっても、前述した第1実施例の人
工芝生構造10と同様な効果が得られる。
【0024】図6に示す第4実施例の人工芝生構造10
Cは、第1帯領域21Cが第1パイル24を基布23C
に対して1本づつタフトすることにより形成され、第2
帯領域22Cが第2パイル25を基布23Bに対して1
本づつタフトすることにより形成されている。このよう
な第4実施例の人工芝生構造10Cによっても、前述し
た第1実施例の人工芝生構造10と同様な効果が得られ
る。
【0025】
【実施例】次に、各帯領域の幅寸法を変えた人工芝生構
造を複数種類試作し、実際に競技を行った10人のテニ
スプレーヤがプレー性および外観性について評価したの
で表1に基づいて比較例とともに説明する。
【0026】
【表1】
【0027】なお、プレー性の評価は、各帯領域の境界
とラインとを誤認する虞れがないものを良,許容範囲内
であるものを可,誤認する虞れがあるものを不可とする
3段階に評価した。また、外観性の評価は、適度に整備
された天然芝生製のテニスコートに外観性が近似してい
ることを基準として、良,可,不可の3段階に評価し
た。
【0028】(実施例1)第1帯領域21,第2帯領域
22の帯領域2幅寸法を30cmに設定してテニスコー
ト11の芝面20を形成した。この実施例1において、
プレー性の評価は良が0人,可が5人,不可が5人であ
り、外観性の評価は良が0人,可が4人,不可が6人で
あった。 (実施例2)第1帯領域21,第2帯領域22の帯領域
2幅寸法を60cmに設定してテニスコート11の芝面
20を形成した。この実施例2において、プレー性の評
価は良が4人,可が6人,不可が0人であり、外観性の
評価は良が3人,可が7人,不可が0人であった。 (実施例3)第1帯領域21,第2帯領域22の帯領域
2幅寸法を90cmに設定してテニスコート11の芝面
20を形成した。この実施例3において、プレー性の評
価は良が5人,可が5人,不可が0人であり、外観性の
評価は良が10人,可が0人,不可が0人であった。
【0029】(実施例4)第1帯領域21,第2帯領域
22の帯領域2幅寸法を120cmに設定してテニスコ
ート11の芝面20を形成した。この実施例4におい
て、プレー性の評価は良が5人,可が5人,不可が0人
であり、外観性の評価は良が10人,可が0人,不可が
0人であった。 (実施例5)第1帯領域21,第2帯領域22の帯領域
2幅寸法を150cmに設定してテニスコート11の芝
面20を形成した。この実施例5において、プレー性の
評価は良が1人,可が5人,不可が4人であり、外観性
の評価は良が3人,可が7人,不可が0人であった。 (実施例6)第1帯領域21,第2帯領域22の帯領域
2幅寸法を180cmに設定してテニスコート11の芝
面20を形成した。この実施例6において、プレー性の
評価は良が0人,可が5人,不可が5人であり、外観性
の評価は良が0人,可が5人,不可が5人であった。
【0030】(比較例1)第1帯領域21,第2帯領域
22の帯領域2幅寸法を210cmに設定してテニスコ
ート11の芝面20を形成した。この比較例1におい
て、プレー性の評価は良が0人,可が1人,不可が9人
であり、外観性の評価は良が0人,可が0人,不可が1
0人であった。
【0031】以上の評価から、各実施例は帯領域の幅寸
法が30cmないし180cmであるため、比較例に比
較してプレー性および外観性の評価が向上することが判
る。特に、実施例3および実施例4は、幅寸法が90c
mないし120cmであるため、他の実施例に比較して
プレー性および外観性の評価が格段に向上することが判
る。
【0032】なお、本発明は前述した各実施例に限定さ
れるものではなく、本発明を達成できる範囲での改良,
変形等は本発明に含まれるものである。例えば、前述し
た各実施例では、隣り合う各帯領域が異なる外観性を得
るために、基布に対して色調が異なるパイルを植設して
いたが、図7に示すようなものも本発明に含まれるもの
である。
【0033】すなわち、図7(A)に示す人工芝生構造
70Aは、互いに高さ寸法が異なる第1パイル71およ
び第2パイル72により、第1帯領域21および第2帯
領域22の外観性が異なっている。また、図7(B)に
示す人工芝生構造70Bは、植設密度が異なる第1パイ
ル71により、第1帯領域21および第2帯領域22の
外観性が異なっている。さらに、図7(C)に示す人工
芝生構造70Cは、互いに太さが異なる第1パイル73
および第2パイル74により、第1帯領域21および第
2帯領域22の外観性が異なっている。そして、図7
(D)に示す人工芝生構造70Dは、互いに芝目が異な
る第1パイル71および第2パイル72により、第1帯
領域21および第2帯領域22の外観性が異なってい
る。
【0034】以上のような人工芝生構造70A〜70D
によっても、前述した各実施例と同様な効果が得られる
とともに、パイルの褪色等により各帯領域の差異が減少
しないという効果が得られる。しかしながら、これらの
人工芝生構造70A〜70Dによれば、第1帯領域21
および第2帯領域22における外観性の差異がパイルの
形状、形態に基づいて生じたものであるため、例えば球
技等においてはイレギュラーが生じる虞れがある。その
他、前述した各実施例で示した基布,パイル,充填材,
帯領域等の材質,形状,寸法,形態,数,配置個所等は
本発明を達成できるものであれば任意であり、限定され
ない。
【0035】
【発明の効果】本発明の請求項1に記載した発明によれ
ば、適度に整備された天然芝生に極めて近似した外観性
が得られるとともに、各帯領域の境界と競技ラインとを
誤認する虞れが少ない。さらに、請求項2に記載した発
明によれば、複数の基布を並行に敷設することにより、
芝面に複数の帯領域を自動的に形成できる。また、請求
項3に記載した発明によれば、芝面に形成された縞模様
に不自然感が生じない。
【0036】さらに、請求項4に記載した発明によれ
ば、帯領域の境界と競技ラインとを誤認する虞れが一層
少ない。また、請求項5に記載した発明によれば、例え
ばイレギュラー等が生じる虞れが少ない。そして、請求
項6に記載した発明によれば、一層天然芝生に近似した
外観性が得られることになる。また、請求項7に記載し
た発明によれば、芝面に適度な接地感が得られ、競技者
の足腰への負荷を少なくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す平面図である。
【図2】第1帯領域および第2帯領域を示す断面図であ
る。
【図3】基布を示す斜視図である。
【図4】本発明の第2実施例を示す斜視図である。
【図5】本発明の第3実施例を示す断面図である。
【図6】本発明の第4実施例を示す断面図である。
【図7】本発明の変形例を示す模式図である。
【符号の説明】
10 人工芝生構造 15 充填材 20 芝面 21 第1帯領域 22 第2帯領域 23 第1パイル 24 第2パイル

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数のパイルが植設された基布を下地基
    盤の上に敷設することにより形成された芝面を有する人
    工芝生構造であって、前記芝面が複数の帯領域により縞
    状に区画され、前記各帯領域は隣り合う他の帯領域と異
    なる外観性を有するとともに、幅寸法が30cmないし
    180cmであることを特徴とする人工芝生構造。
  2. 【請求項2】 前記基布が帯状に形成されているととも
    に、前記帯領域が前記基布の長手方向に沿って複数並設
    されていることを特徴とする請求項1に記載した人工芝
    生構造。
  3. 【請求項3】 互いに隣り合う前記各帯領域の幅寸法偏
    差が10%以内であることを特徴とする請求項1に記載
    した人工芝生構造。
  4. 【請求項4】 前記帯領域の幅方向縁部が所定の競技領
    域の周縁に一致していることを特徴とする請求項1に記
    載した人工芝生構造。
  5. 【請求項5】 前記各帯領域の前記パイルが隣り合う他
    の帯領域のパイルと異なる色調を有していることを特徴
    とする請求項1に記載した人工芝生構造。
  6. 【請求項6】 前記パイルの色調がマンセル体系の5Y
    ないし7.5BGであることを特徴とする請求項5に記
    載した人工芝生構造。
  7. 【請求項7】 前記パイル間に充填材が充填されている
    ことを特徴とする請求項1に記載した人工芝生構造。
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