JPH09261949A - Dc/dcコンバータおよび太陽光発電システム - Google Patents

Dc/dcコンバータおよび太陽光発電システム

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JPH09261949A
JPH09261949A JP8062672A JP6267296A JPH09261949A JP H09261949 A JPH09261949 A JP H09261949A JP 8062672 A JP8062672 A JP 8062672A JP 6267296 A JP6267296 A JP 6267296A JP H09261949 A JPH09261949 A JP H09261949A
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JP
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ratio
output voltage
output
voltage
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JP8062672A
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English (en)
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Ikuo Minamino
郁夫 南野
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy
    • Y02E10/56Power conversion systems, e.g. maximum power point trackers

Abstract

(57)【要約】 【課題】昇圧比一定制御のDC/DCコンバータを提供
し、最大電力点追従制御を行う太陽光発電システムにお
いて、太陽電池モジュールの枚数が少ない直列回路の出
力電圧を、前記DC/DCコンバータによって他の直列
回路の出力電圧に一致するように昇圧する。 【解決手段】入力電圧Viが印加される入力端と出力電
圧Voが出力される出力端との間にスイッチング用のF
ET13を介装し、昇圧比に応じて設定された可変抵抗
器19からの設定電圧と、三角波発振回路20からの三
角波とをコンパレータ21で比較し、その比較出力によ
ってスイッチング用のFET13のオンオフのデューテ
ィ比を、前記昇圧比に対応したデューティ比に制御して
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、DC/DCコンバ
ータおよび太陽光発電システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、太陽光発電による分散型電源と商
用電源とを連系し、分散型電源だけでは電力が賄えない
場合に、その電力を系統側から供給するようにしたシス
テムが開発されている。
【0003】図9は、かかる太陽光発電システムの概略
構成の一例を示す図である。太陽光発電システムは、例
えば一般住宅の屋根等に配設された複数の太陽電池モジ
ュール55を後述のように直並列に接続して太陽電池ア
レイを構成し、この太陽電池アレイからの直流電力を商
用電源と同期のとれた交流電力に変換するとともに、系
統連系保護機能を備えるソーラーインバータ3等を介し
て系統に連系するように構成されている。
【0004】図10は、図9の複数の太陽電池モジュー
ル55とソーラーインバータ3との接続構成を示す図で
ある。なお、図10には、後述のダミーモジュール57
を破線で示している。
【0005】この従来例では、8枚の太陽電池モジュー
ル55が直列にそれぞれ接続された2つの直列回路
1,12が、それぞれ逆流防止用ダイオード21,22
介して互いに並列にソーラーインバータ3に接続されて
構成されている。
【0006】直列に接続される太陽電池モジュール55
の枚数は、その直列回路11,12の出力電圧が安全上の
条件を満足できるように上限があり、一方、各直列回路
1,12の太陽電池モジュール55の枚数は、次の理由
から同数にする必要がある。
【0007】すなわち、1枚の太陽電池モジュール55
の面積は同一であるので、異なる枚数の太陽電池モジュ
ール55を接続すると、各直列回路の出力電圧が異なる
ことになり、枚数の少ない直列回路からは、発電電流が
得られないことになるからである。
【0008】また、一般住宅の屋根の面積は、均一では
なく、枚数の上限を満たしながら直列に接続する太陽電
池モジュール55の枚数を同数にすると、半端な領域が
残る場合があるが、この半端な領域で発電することはで
きず、美観上の観点から半端な領域には、図9の斜線で
示されるように、発電機能を有していない装飾目的のダ
ミーモジュール57を、例えば図9では4枚配置してい
た。
【0009】そこで、この半端な領域にも正規の太陽電
池モジュール55を配設して発電を行うことが考えられ
るが、この場合には、上述のように太陽電池モジュール
55の各直列回路の出力電圧を同じにする必要があるの
で、枚数の少ない直列回路の出力電圧を昇圧回路で昇圧
することが考えられる。
【0010】すなわち、図11に示されるように、8枚
の太陽電池モジュール55が直列に接続された回路(以
下「8直の回路」ともいう)11,12のそれぞれが逆流
防止用ダイオード21,22を介してソーラーインバータ
3に並列に接続された構成に、屋根の半端な領域に配設
した正規の4枚の太陽電池モジュール55を直列に接続
した回路(以下「4直の回路」ともいう)4を、昇圧形
のDC/DCコンバータ58および逆流防止用ダイオー
ド23を介して並列に接続するのである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のDC
/DCコンバータ58は、出力電圧を常に一定に制御す
る定電圧制御であるために、以下のような理由で使用す
ることができなかった。
【0012】すなわち、太陽光発電システムのソーラー
インバータ3は、最大電力が得られるように、ソーラー
インバータ3の入力電圧VIを制御する、いわゆる、最
大電力点追従(Maximum Power Point Tracking)制
御を行っており、例えば、図12に示されるように、温
度TがT1であるときには、最大電力点P1の電圧V1
なるように入力電圧VIを制御し、また、温度TがT2
変化すると、その温度における最大電力点P2の電圧V2
になるように入力電圧VIを制御するのである。
【0013】したがって、上述の図11に示される構成
において、DC/DCコンバータ58の出力電圧を、例
えば、V1に設定したとすると、温度Tが、T1であると
きには、DC/DCコンバータ58から発電電流が得ら
れることになるが、温度TがT2になってソーラーイン
バータ3の入力電圧VIがV2に上昇したときには、DC
/DCコンバータ58に接続された逆流防止用ダイオー
ド23は、オフすることになり、DC/DCコンバータ
58からは発電電流が得られないことになる。
【0014】このように従来のDC/DCコンバータ5
8では、出力電圧を一定に制御する定電圧制御であるた
めに、最大電力が得られるように入力電圧を制御する最
大電力点追従制御を行う太陽光発電システムには使用で
きないという難点があった。
【0015】本発明は、上述の点に鑑みて為されたもの
であって、太陽光発電システムなどに好適なDC/DC
コンバータおよび太陽光発電システムを提供することを
目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明では、上述の目的
を達成するために、次のように構成している。
【0017】すなわち、本発明のDC/DCコンバータ
は、入力電圧が印加される入力端と出力電圧が出力され
る出力端との間に昇圧比制御素子を有し、前記昇圧比制
御素子の動作を制御して出力電圧を入力電圧に対して一
定の昇圧比で昇圧するものである。
【0018】前記昇圧比制御素子は、そのオンオフが制
御されることによって前記昇圧比を一定に制御するスイ
ッチング手段としてもよく、このスイッチング手段のオ
ンオフを、昇圧比に応じて設定された設定電圧と基準波
発振器の基準波とを比較する比較手段の出力で制御して
もよい。
【0019】このスイッチング手段のオンオフのデュー
ティ比を、昇圧比に対応したデューティ比に制御するの
が好ましい。
【0020】前記昇圧比制御素子を、スイッチング手段
とし、このスイッチング手段を、フィードバックされた
出力電圧値と目標とする出力電圧値との間の偏差が小さ
くなるように制御するようにしてもよい。
【0021】また、入力電圧を検出する第1の検出手段
と、出力電圧を検出する第2の検出手段と、前記第1の
検出手段で検出された入力電圧を前記昇圧比で乗算して
前記目標とする出力電圧値を出力する乗算手段と、前記
乗算手段からの目標とする出力電圧値と前記第2の検出
手段で検出された出力電圧値との偏差が小さくなるよう
に前記スイッチング手段を制御する制御手段とを備える
構成としてもよい。
【0022】また、本発明の太陽光発電システムは、太
陽電池アレイと、前記太陽電池アレイからの直流電力を
交流電力に変換するインバータとを備え、最大電力点追
従制御を行う太陽光発電システムにおいて、前記太陽電
池アレイは、複数の太陽電池モジュールが直列に接続さ
れた直列回路の複数が、それぞれ逆流防止用ダイオード
を介して並列に接続され、太陽電池モジュールの数の少
ない直列回路には、昇圧比一定のDC/DCコンバータ
が接続されて出力電圧が昇圧されるものであり、昇圧比
一定のDC/DCコンバータとして、本発明のDC/D
Cコンバータを用いるのが好ましい。
【0023】本発明のDC/DCコンバータによれば、
入力電圧を一定の昇圧比で昇圧して出力できることにな
る。
【0024】また、昇圧比制御素子としてのスイッチン
グ手段のオンオフのデューティ比を、昇圧比に応じたデ
ューティ比に制御することにより、比較的簡単な構成で
昇圧比一定のDC/DCコンバータを実現できる。
【0025】さらに、昇圧比制御素子としてのスイッチ
ング手段を、フィードバックされた出力電圧値と目標と
する出力電圧値との間の偏差が小さくなるように制御す
る、いわゆるフィードバック制御を行うことにより、損
失が少なく、精度の良い昇圧が可能となる。
【0026】本発明の太陽光発電システムによれば、太
陽電池モジュールの数の少ない直列回路には、昇圧比一
定のDC/DCコンバータが接続されて出力電圧が昇圧
されるので、前記昇圧比を、太陽電池モジュールの数が
多い他の直列回路の出力電圧に一致するように設定する
ことにより、太陽電池モジュールの数の少ない直列回路
からも常に発電電流が得られることになり、したがっ
て、半端な数の太陽電池モジュールで有効に発電できる
ことになる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、図面によって本発明の実施
の形態について、詳細に説明する。
【0028】図1は、本発明の一つの実施の形態に係る
DC/DCコンバータを用いた太陽光発電システムの接
続構成を示す図であり、図11に対応する部分には、同
一の参照符号を付す。
【0029】この太陽光発電システムは、上述の従来例
と同様に、8枚の太陽電池モジュール55が直列に接続
された8直の回路11,12が、逆流防止用ダイオード2
1,22をそれぞれ介して互いに並列にソーラーインバー
タ3に接続されている。
【0030】さらに、この実施の形態では、上述の図9
に示される屋根の半端な領域に、ダミーモジュール57
に代えて、正規の4枚の太陽電池モジュール55を配設
し、この4枚の太陽電池モジュール55が直列に接続さ
れた4直の回路4に、本発明に係るDC/DCコンバー
タ5を接続するとともに、逆流防止用ダイオード23
介してソーラーインバータ3に対して並列に接続してい
る。
【0031】すなわち、この実施の形態の太陽光発電シ
ステムは、図11の構成において、従来のDC/DCコ
ンバータ58を本発明に係るDC/DCコンバータ5に
置き換えた構成となっている。
【0032】従来のDC/DCコンバータ58は、出力
電圧を一定に制御する定電圧制御であったために、最大
電力点追従制御を行う太陽光発電システムには使用でき
なかったけれども、本発明に係るDC/DCコンバータ
5は、昇圧比を一定に制御するものであり、例えば、昇
圧比を「2」にすることにより、4直の回路4の出力電
圧を、8直の回路11,12の出力電圧に等しくすること
ができる。
【0033】この昇圧比一定の制御は、4直の回路4の
出力電圧、すなわち、DC/DCコンバータ5の入力電
圧をVi、DC/DCコンバータ5の出力電圧をVo、
昇圧比をMとすると、 Vo=M・Vi で示される。
【0034】4直の回路4の最大電力点の温度変化は、
8直の回路11,12の最大電力点の変化と相対的に一致
するので、例えば、図2に示されるように、温度T=T
1において、4直の回路4の最大電力点P3の電圧がV1
/2であって、8直の回路11,12の最大電力点P4
電圧が、その2倍のV1であれば、あらゆる温度でこの
関係が成立することになる。
【0035】したがって、4直の回路4の出力電圧を、
昇圧比「2」で昇圧すれば、最大電力点追従制御を行っ
ても、4直の回路4の出力電圧は、8直の回路11,12
の出力電圧に等しくなることになり、4直の回路4の太
陽電池モジュール55からも常に発電電流が得られるこ
とになる。
【0036】すなわち、本発明の太陽光発電システムで
は、枚数の少ない太陽電池モジュールの直列回路の出力
電圧を、昇圧比一定のDC/DCコンバータによって昇
圧することにより、常に発電電流を得ることができ、例
えば、屋根の半端な領域に配設されていた従来例のダミ
ーモジュールに代えて、正規の太陽電池モジュールを配
設して発電することが可能となり、発電量を向上させる
ことができる。
【0037】次に、本発明の太陽光発電システムに好適
な昇圧比一定のDC/DCコンバータについて説明す
る。
【0038】図3は、本発明の一つの実施の形態に係る
DC/DCコンバータ6の基本的な構成を説明するため
の回路図である。
【0039】入力電圧Viが印加される入力端と出力電
圧Voが出力される出力端との間には、平滑コイル7、
昇圧比制御素子としてのスイッチング手段8、整流ダイ
オード9および平滑コンデンサ10が介装されている。
【0040】このDC/DCコンバータ6は、スイッチ
ング手段8のオンのときに、平滑コイル7にエネルギー
を蓄え、オフのときに、このエネルギーを入力電源に重
畳させて出力に取り出すものであって、入力電圧を昇圧
することができるものである。
【0041】ここで、電圧変換率、すなわち、昇圧比M
は、 M=Vo/Vi=1/D’ 但し、D’:オフのデューティ比(=TOFF/TS) また、TOFFおよびTSは、スイッチング手段8のオンオ
フ状態を示す図4に示されるように、オフ時間およびス
イッチング周期である。
【0042】すなわち、昇圧比Mとオフのデューティ比
D’(あるいはオンのデューティ比D)とは、図5に示
される関係が成立する。
【0043】したがって、オフのデューティ比D’を、
昇圧比Mの逆数(D’=1/M)に制御することによ
り、昇圧比一定の出力電圧Voを得ることができる。
【0044】すなわち、スイッチング手段8のオフのデ
ューティ比D’を、所望の昇圧比の逆数になるようにオ
ンオフ制御することにより、入力電圧Viを所望の昇圧
比で昇圧した出力電圧Voを得ることができる。
【0045】図6は、このようなオンオフのデューティ
比制御による本発明のDC/DCコンバータの一例を示
す回路図である。
【0046】この実施の形態のDC/DCコンバータ1
1は、入力電圧Viが印加される入力端と出力電圧Vo
が出力される出力端との間には、平滑コイル12、スイ
ッチング用のFET13、整流ダイオード14および平
滑コンデンサ15,16が介装されている。
【0047】さらに、入力端側の正極とグランドとの間
には、分圧抵抗17およびツェナーダイオード18が直
列に接続されるとともに、ツェナーダイオード18に並
列に、昇圧比設定用の可変抵抗器19が接続されてい
る。また、基準波としての三角波を発振する三角波発振
回路20と、この三角波発振回路20からの三角波と可
変抵抗器19からの入力電圧とを比較してその出力でス
イッチング用のFET13のオンオフを制御する比較手
段としてのコンパレータ21とを備えている。このコン
パレータ21には、定電圧回路22を介して電源が供給
される。
【0048】三角波発振回路20は、0Vから10Vま
で変化する三角波を発振出力し、一方、可変抵抗器19
の摺動端子19aからは、その設定位置に応じて0Vか
ら10Vの電圧をコンパレータ21に出力できるように
構成されており、この可変抵抗器19の摺動端子19a
の出力電圧0Vが、オフのデューティ比D’=0に対応
し、出力電圧10Vが、オフのデューティ比D’=1に
対応することになる。
【0049】したがって、この可変抵抗器19によっ
て、オフのデューティ比D’を、所望の昇圧比Mの逆数
(D’=1/M)に設定することにより、そのデューテ
ィ比D’になるようにスイッチング用のFET13のオ
ンオフが制御されることになり、これによって、入力電
圧Viを一定の昇圧比Mで昇圧した出力電圧Voを得る
ことができる。
【0050】この実施の形態では、所望の昇圧比に応じ
たデューティ比にオンオフ制御することにより、昇圧比
を一定にしているので、構成が比較的簡単となる。
【0051】図7は、本発明の他の実施の形態に係るD
C/DCコンバータの構成を示すブロック図である。
【0052】この実施の形態のDC/DCコンバータ2
3は、入力電圧Viが印加される入力端と出力電圧Vo
が出力される出力端との間には、平滑コイル24、スイ
ッチング手段25、整流ダイオード26および平滑コン
デンサ27が介装されている。
【0053】さらに、この実施の形態のDC/DCコン
バータ23は、入力電圧Viと出力電圧Voとを比較
し、その比率が一定になるようにフィードバック制御す
るものであり、入力電圧Viを検出する第1の検出手段
28と、出力電圧Voを検出する第2の検出手段29
と、前記第1の検出手段28で検出された入力電圧k・
Viを所望の昇圧比Mで乗算して目標とする目標電圧値
M・k・Viを出力する乗算手段30と、前記乗算手段
30からの目標電圧値M・k・Viと前記第2の検出手
段29で検出された出力電圧値k・Voとの偏差eが小
さくなるように前記スイッチング手段25を制御する制
御手段31とを備えている。
【0054】制御手段31は、目標電圧値M・k・Vi
と出力電圧値k・Voとの偏差eを演算する演算素子3
2と、その偏差eを増幅する増幅器33と、増幅器33
の出力G・eによってスイッチング手段25をオンオフ
制御するPWM回路34とを備えている。
【0055】なお、検出手段28,29で検出される電
圧は、入力端の入力電圧Viおよび出力端の出力電圧V
oそのまではないので、図7および後述の図8では、便
宜上係数kを付して示している。
【0056】この実施の形態のDC/DCコンバータ2
3では、第1の検出手段28および第2の検出手段29
によって、入力電圧Viおよび出力電圧Voをそれぞれ
検出し、検出した入力電圧k・Viに所望の昇圧比Mを
乗算した目標電圧値M・k・Viを乗算手段30によっ
て算出し、この目標電圧値M・k・Viから第2の検出
手段29で検出された出力電圧値k・Voを差し引いて
偏差eを求め、この偏差eを増幅してPWM回路34に
入力するものである。
【0057】これによって、出力電圧値k・Voが、目
標電圧値M・k・Viよりも小さいときには、偏差e
は、大きくなり、PWM回路34は、昇圧する方向に動
作して出力電圧Voは上昇し、その結果、出力電圧値k
・Voは、目標電圧値M・k・Viに近付いて最終的に
は、目標電圧値に一致するように制御される。
【0058】すなわち、k・Vo=M・k・Viとな
り、これは、次のように表すことができる。Vo/Vi
=M つまり、フィードバック制御によって昇圧比が一定に保
たれていることになる。
【0059】このフィードバック制御によれば、上述の
図6のような、いわゆる開ループ方式に比べて、内部抵
抗などの損失の影響が少なく、精度の高い昇圧が可能と
なる。
【0060】なお、乗算手段による乗算に代えて、除算
することにより、降圧比一定の降圧形のDC/DCコン
バータを提供することもできる。
【0061】図8は、このフィードバック制御を用いた
DC/DCコンバータ35の一例を示す回路図である。
【0062】この実施の形態のDC/DCコンバータ3
5では、入力電圧Viが印加される入力端と出力電圧V
oが出力される出力端との間には、平滑コイル36、ス
イッチング手段としてのスイッチング用のFET37、
整流ダイオード38および平滑コンデンサ39,46が
介装されている。
【0063】さらに、この実施の形態のDC/DCコン
バータ35では、入力端側の正負極間には、昇圧比設定
用の可変抵抗器40および分圧抵抗41が直列に接続さ
れており、両抵抗40,41の接続部は、上述の第1の
検出手段および乗算手段としての機能を有する第1のオ
ペアンプ42の非反転入力部に接続され、この第1のオ
ペアンプ42の反転入力部は、その出力部に接続されて
いる。
【0064】DC/DCコンバータ35の出力端側の正
負極間には、分圧抵抗43,44が直列に接続されると
ともに、その接続部は、第2の検出手段としての機能を
有する第2のオペアンプ45の非反転入力部に接続さ
れ、この第2のオペアンプ45の反転入力部は、その出
力部に接続されている。
【0065】第1のオペアンプ42の出力部は、抵抗4
7,48を介して第3のオペアンプ49の非反転入力部
に接続され、第2のオペアンプ45の出力部は、抵抗5
0,51を介して第3のオペアンプ49の出力部に接続
され、さらに、両抵抗50,51の接続部は、第3のオ
ペアンプ49の反転入力部に接続される。この第3のオ
ペアンプ49の出力部は、第4のオペアンプ52の非反
転入力部に接続され、第4のオペアンプ52の反転入力
部には、基準波としての三角波を発振する三角波発振回
路53からの三角波が与えられ、この第4のオペアンプ
52の出力によってスイッチング用のFET37のオン
オフを制御するように構成されている。また、第4のオ
ペアンプ52には、定電圧回路54を介して電源が供給
されている。
【0066】この実施の形態のDC/DCコンバータ3
5では、第1のオペアンプ42によって入力電圧Viを
検出するとともに、昇圧比M倍に増幅して目標電圧値M
・k・Viとし、第2のオペアンプ45によって出力電
圧Voを検出し、第3のオペアンプ49によって目標電
圧値M・k・Viと出力電圧値k・Voの偏差eを求め
て増幅し、この増幅出力G・eと三角波とを第4のオペ
アンプ52で比較してその比較出力によってスイッチン
グ用のFET37のオンオフを制御するものである。
【0067】これによって、図7の構成と同様に、昇圧
比一定で昇圧できることになる。
【0068】以上の各実施の形態に示されるDC/DC
コンバータによれば、昇圧比を一定に制御できるので、
上述の図1に示される太陽光発電システムにおいて、D
C/DCコンバータ5として用いることにより、太陽電
池モジュール55の枚数が少ない直列回路4からも常に
発電電流を得ることが可能となる。
【0069】したがって、従来は、ダミーモジュール5
7を配設していた半端な領域に、正規の太陽電池モジュ
ール55を配設して発電を行うことが可能となる。
【0070】更に、本発明のDC/DCコンバータに
は、図3に示すように、出力にダイオード9が設けてあ
るため図1に示す逆流防止ダイオード23と兼ねること
ができる。逆流防止ダイオード23を省けば、より太陽
光発電システムを簡素化することが可能である。
【0071】なお、本発明のDC/DCコンバータは、
太陽光発電システム以外に、昇圧比を一定にする他の用
途にも使用できるのは勿論である。
【0072】
【発明の効果】以上のように本発明のDC/DCコンバ
ータによれば、入力電圧を一定の昇圧比で昇圧して出力
できることになる。
【0073】また、スイッチング手段のオンオフのデュ
ーティ比を、昇圧比に応じたデューティ比に制御するこ
とにより、比較的簡単な構成で昇圧比一定のDC/DC
コンバータを実現できる。
【0074】また、フィードバックされた出力電圧値と
目標とする出力電圧値との間の偏差が小さくなるように
スイッチング手段を制御する、いわゆるフィードバック
制御を行うことにより、内部抵抗などの損失の影響が少
なく、精度の良い昇圧が可能となる。
【0075】本発明の太陽光発電システムによれば、太
陽電池モジュールの数の少ない直列回路には、昇圧比一
定のDC/DCコンバータが接続されて出力電圧が昇圧
されるので、前記昇圧比を、太陽電池モジュールの数が
多い他の直列回路の出力電圧に一致するように設定する
ことにより、太陽電池モジュールの数の少ない直列回路
からも常に発電電流が得られることになり、したがっ
て、半端な数の太陽電池モジュールで有効に発電できる
ことになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る太陽光発電システム
の要部の接続構成を示す図である。
【図2】最大電力点の変化を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態に係るDC/DCコンバー
タの基本構成を示す回路図である。
【図4】スイッチング手段のオンオフ状態を示す図であ
る。
【図5】昇圧比とデューティ比との関係を示す図であ
る。
【図6】本発明の実施の形態のDC/DCコンバータの
回路図である。
【図7】本発明の他の実施の形態のDC/DCコンバー
タのブロック図である。
【図8】本発明の実施の形態のDC/DCコンバータの
回路図である。
【図9】太陽光発電システムの概略構成図である。
【図10】図9の要部の接続構成を示す図である。
【図11】太陽電池モジュールの枚数が異なる直列回路
を用いた場合の構成図である。
【図12】最大電力点の変化を示す図である。
【符号の説明】
3 ソーラーインバータ 5,6,11,23,35 DC/DCコンバータ 8,25 スイッチング手段 20,53 三角波発振回路 28 第1の検出手段 29 第2の検出手段 30 乗算手段 31 制御手段 55 太陽電池モジュール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H02J 7/35 9181−5H H02M 7/48 N H02M 7/48 H02N 6/00 H02N 6/00 H01L 31/04 K

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力電圧が印加される入力端と出力電圧が
    出力される出力端との間に昇圧比制御素子を有し、前記
    昇圧比制御素子の動作を制御して出力電圧を入力電圧に
    対して一定の昇圧比で昇圧するDC/DCコンバータ。
  2. 【請求項2】前記昇圧比制御素子が、入力端と出力端と
    の間に介装され、そのオンオフが制御されることによっ
    て昇圧比を一定に制御するスイッチング手段である請求
    項1記載のDC/DCコンバータ。
  3. 【請求項3】前記昇圧比に応じて設定された設定電圧と
    基準波発振器の基準波とを比較手段で比較し、この比較
    手段の出力で前記スイッチング手段のオンオフを制御す
    る請求項2記載のDC/DCコンバータ。
  4. 【請求項4】前記スイッチング手段は、前記昇圧比に応
    じたデューティ比に制御される請求項2または3記載の
    DC/DCコンバータ。
  5. 【請求項5】前記昇圧比制御素子が、入力端と出力端と
    の間に介装されてオンオフ動作するスイッチング手段で
    あり、このスイッチング手段を、フィードバックされた
    出力電圧値と目標とする出力電圧値との間の偏差が小さ
    くなるように制御することを特徴とする請求項1記載の
    DC/DCコンバータ。
  6. 【請求項6】入力電圧を検出する第1の検出手段と、出
    力電圧を検出する第2の検出手段と、前記第1の検出手
    段で検出された入力電圧を前記昇圧比で乗算して前記目
    標とする出力電圧値を出力する乗算手段と、前記乗算手
    段からの目標とする出力電圧値と前記第2の検出手段で
    検出された出力電圧値との偏差が小さくなるように前記
    スイッチング手段を制御する制御手段とを具備した請求
    項5記載のDC/DCコンバータ。
  7. 【請求項7】 太陽電池アレイと、前記太陽電池アレイ
    からの直流電力を交流電力に変換するインバータとを備
    え、最大電力点追従制御を行う太陽光発電システムにお
    いて、 前記太陽電池アレイは、複数の太陽電池モジュールが直
    列に接続された直列回路の複数が、それぞれ逆流防止用
    ダイオードを介して並列に接続され、太陽電池モジュー
    ルの数の少ない直列回路には、昇圧比一定のDC/DC
    コンバータが接続されて出力電圧が昇圧されることを特
    徴とする太陽光発電システム。
  8. 【請求項8】 前記DC/DCコンバータは、請求項1
    ないし6のいずれかに記載のDC/DCコンバータであ
    る請求項7記載の太陽光発電システム。
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