JPH09261539A - 赤外線検出装置 - Google Patents
赤外線検出装置Info
- Publication number
- JPH09261539A JPH09261539A JP8069688A JP6968896A JPH09261539A JP H09261539 A JPH09261539 A JP H09261539A JP 8069688 A JP8069688 A JP 8069688A JP 6968896 A JP6968896 A JP 6968896A JP H09261539 A JPH09261539 A JP H09261539A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- correction coefficient
- infrared
- value
- storage unit
- infrared ray
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)
- Radiation Pyrometers (AREA)
- Memory System (AREA)
- Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 大きな記憶容量の記憶部を要せずして赤外線
感応抵抗体毎に補正係数を記憶し補正係数による補正に
より、赤外線感応抵抗体の個体差の影響を受けない抵抗
値を検出できる赤外線検出装置を提供する。 【解決手段】 2次元配列された赤外線感応抵抗体を有
する赤外線検出センサ1と、赤外線感応抵抗体の抵抗値
を補正する補正係数を記憶し、補正係数の値のデータ長
より短いデータ長のアドレスを有する記憶部5と、個体
差を除去した場合の各赤外線感応抵抗体の抵抗値を算出
する補正部6とを備える赤外線検出装置であって、記憶
部は、各赤外線感応抵抗体の補正係数の値について、他
に同じ補正係数の値を記憶したメモリ部分が無ければそ
の補正係数の値を記憶し、他に同じ補正係数の値を記憶
したメモリ部分があれば該メモリ部分のアドレスを記憶
するようにした。
感応抵抗体毎に補正係数を記憶し補正係数による補正に
より、赤外線感応抵抗体の個体差の影響を受けない抵抗
値を検出できる赤外線検出装置を提供する。 【解決手段】 2次元配列された赤外線感応抵抗体を有
する赤外線検出センサ1と、赤外線感応抵抗体の抵抗値
を補正する補正係数を記憶し、補正係数の値のデータ長
より短いデータ長のアドレスを有する記憶部5と、個体
差を除去した場合の各赤外線感応抵抗体の抵抗値を算出
する補正部6とを備える赤外線検出装置であって、記憶
部は、各赤外線感応抵抗体の補正係数の値について、他
に同じ補正係数の値を記憶したメモリ部分が無ければそ
の補正係数の値を記憶し、他に同じ補正係数の値を記憶
したメモリ部分があれば該メモリ部分のアドレスを記憶
するようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、赤外線を検出して
赤外線画像を出力する赤外線検出装置に関する。
赤外線画像を出力する赤外線検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の技術の赤外線画像について説明す
る。赤外線検出装置は赤外線検出センサを有しており、
赤外線検出センサの検知領域の赤外線の分布を赤外線画
像として出力するものである。
る。赤外線検出装置は赤外線検出センサを有しており、
赤外線検出センサの検知領域の赤外線の分布を赤外線画
像として出力するものである。
【0003】該赤外線検出センサは、n行m列の2次元
配列された赤外線感応抵抗体の各々が、所定の検知領域
をn×mに分割した個々の領域の赤外線を検出して、抵
抗値として出力するものである。従って、該抵抗値を2
次元配列すると該抵抗値が各画素に対応する赤外線画像
を得ることができる。
配列された赤外線感応抵抗体の各々が、所定の検知領域
をn×mに分割した個々の領域の赤外線を検出して、抵
抗値として出力するものである。従って、該抵抗値を2
次元配列すると該抵抗値が各画素に対応する赤外線画像
を得ることができる。
【0004】しかしながら、赤外線感応抵抗体は通常室
温で数MΩの電気抵抗値を有しているのに比べて、人体
等から放射される赤外線を受光したときの抵抗値の変化
は数百Ωと小さい。従って、赤外線検出センサを人体検
知センサとして使用しようとした場合、該数百Ωの変化
を検出することを要する。
温で数MΩの電気抵抗値を有しているのに比べて、人体
等から放射される赤外線を受光したときの抵抗値の変化
は数百Ωと小さい。従って、赤外線検出センサを人体検
知センサとして使用しようとした場合、該数百Ωの変化
を検出することを要する。
【0005】一方、各赤外線感応抵抗体は、製造時にお
いて以下の個体差を有している。 1.一定の気温下において各赤外線感応体に赤外線を照
射しない状態における各赤外線感応抵抗体の抵抗値のバ
ラツキ、 2.気温の変化量に対する各赤外線感応体の抵抗値の変
化量のバラツキ、 3.各赤外線感応体が赤外線を受光したときの抵抗値の
変化量のバラツキ。
いて以下の個体差を有している。 1.一定の気温下において各赤外線感応体に赤外線を照
射しない状態における各赤外線感応抵抗体の抵抗値のバ
ラツキ、 2.気温の変化量に対する各赤外線感応体の抵抗値の変
化量のバラツキ、 3.各赤外線感応体が赤外線を受光したときの抵抗値の
変化量のバラツキ。
【0006】従って、個体差を有する赤外線感応抵抗体
によって数百Ωの抵抗値の変化を正確に検出するため
に、赤外線検出装置においては、赤外線画像の各画素に
対応する各赤外線感応体の抵抗値を各々補正している。
によって数百Ωの抵抗値の変化を正確に検出するため
に、赤外線検出装置においては、赤外線画像の各画素に
対応する各赤外線感応体の抵抗値を各々補正している。
【0007】そして、各赤外線感応体の抵抗値の補正の
ため、赤外線検出装置毎に製造時に補正係数を各赤外線
感応体と1対1で対応させて算出して記憶し、赤外線検
出装置の運用時には、該補正係数と各赤外線感応体から
出力される抵抗値とから、赤外線感応抵抗体の個体差の
影響を受けない抵抗値を得るようにしている。
ため、赤外線検出装置毎に製造時に補正係数を各赤外線
感応体と1対1で対応させて算出して記憶し、赤外線検
出装置の運用時には、該補正係数と各赤外線感応体から
出力される抵抗値とから、赤外線感応抵抗体の個体差の
影響を受けない抵抗値を得るようにしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような赤外線検出センサにあっては、補正係数を赤外線
感応体と1対1で対応させて算出して記憶しているの
で、補正係数を記憶するために、2次元配列される赤外
線検出抵抗体の数(即ち、画素数)と対応した記憶容量
の記憶部を要し、また画素数は数10×数10画素乃至
数百×数百画素であるから、大きな記憶容量の記憶部を
要するという問題点があった。
ような赤外線検出センサにあっては、補正係数を赤外線
感応体と1対1で対応させて算出して記憶しているの
で、補正係数を記憶するために、2次元配列される赤外
線検出抵抗体の数(即ち、画素数)と対応した記憶容量
の記憶部を要し、また画素数は数10×数10画素乃至
数百×数百画素であるから、大きな記憶容量の記憶部を
要するという問題点があった。
【0009】本発明は、上記問題点を改善するために成
されたもので、その目的とするところは、さほど大きな
記憶容量の記憶部を要せずして各赤外線感応抵抗体毎に
補正係数を記憶することができ、該補正係数による補正
により、赤外線感応抵抗体の個体差の影響を受けない抵
抗値を得て、該抵抗値から正確に赤外線画像を得ること
のできる赤外線検出装置を提供することにある。
されたもので、その目的とするところは、さほど大きな
記憶容量の記憶部を要せずして各赤外線感応抵抗体毎に
補正係数を記憶することができ、該補正係数による補正
により、赤外線感応抵抗体の個体差の影響を受けない抵
抗値を得て、該抵抗値から正確に赤外線画像を得ること
のできる赤外線検出装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の問題を解
決するために、請求項1記載の発明にあっては、2次元
配列され、赤外線を受光して抵抗値を変化させる複数の
赤外線感応抵抗体を有する赤外線検出センサと、赤外線
感応抵抗体の抵抗値を補正する補正係数を記憶し、補正
係数の値のデータ長より短いデータ長のアドレスを有す
る記憶部と、赤外線検出センサの出力する各赤外線感応
抵抗体の抵抗値と記憶部の記憶する補正係数とから各赤
外線感応抵抗体間の個体差を除去した場合の各赤外線感
応抵抗体の抵抗値を算出する補正部と、を備える赤外線
検出装置であって、前記記憶部は、各赤外線感応抵抗体
の補正係数の値について、他に同じ補正係数の値を記憶
したメモリ部分が無ければその補正係数の値を記憶し、
他に同じ補正係数の値を記憶したメモリ部分があれば該
メモリ部分のアドレスを記憶することを特徴とするもの
である。
決するために、請求項1記載の発明にあっては、2次元
配列され、赤外線を受光して抵抗値を変化させる複数の
赤外線感応抵抗体を有する赤外線検出センサと、赤外線
感応抵抗体の抵抗値を補正する補正係数を記憶し、補正
係数の値のデータ長より短いデータ長のアドレスを有す
る記憶部と、赤外線検出センサの出力する各赤外線感応
抵抗体の抵抗値と記憶部の記憶する補正係数とから各赤
外線感応抵抗体間の個体差を除去した場合の各赤外線感
応抵抗体の抵抗値を算出する補正部と、を備える赤外線
検出装置であって、前記記憶部は、各赤外線感応抵抗体
の補正係数の値について、他に同じ補正係数の値を記憶
したメモリ部分が無ければその補正係数の値を記憶し、
他に同じ補正係数の値を記憶したメモリ部分があれば該
メモリ部分のアドレスを記憶することを特徴とするもの
である。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図1、図2
を用いて説明する。図1は赤外線検出装置の構成を示す
ブロック図である。図2は記憶部の記憶内容の説明図で
ある。
を用いて説明する。図1は赤外線検出装置の構成を示す
ブロック図である。図2は記憶部の記憶内容の説明図で
ある。
【0012】図1において、赤外線検出装置は、赤外線
検出センサ1、制御部2、温度計3、補正係数算出部
4、記憶部5、補正部6、出力部7を有して構成されて
いる。
検出センサ1、制御部2、温度計3、補正係数算出部
4、記憶部5、補正部6、出力部7を有して構成されて
いる。
【0013】赤外線検出センサ1は、n行m列に2次元
配列され、赤外線を受光すると抵抗値を変化させる赤外
線感応抵抗体A00…Amnの各々が、所定の検知領域
をn×mに分割した個々の領域の赤外線を検出して、抵
抗値として出力するものである。従って、赤外線検出セ
ンサ1は、n×m個の赤外線感応抵抗体A00…Amn
の抵抗値R(0,0),R(0,1)……R(m,n)
を補正係数演算部4または補正部6に出力する。
配列され、赤外線を受光すると抵抗値を変化させる赤外
線感応抵抗体A00…Amnの各々が、所定の検知領域
をn×mに分割した個々の領域の赤外線を検出して、抵
抗値として出力するものである。従って、赤外線検出セ
ンサ1は、n×m個の赤外線感応抵抗体A00…Amn
の抵抗値R(0,0),R(0,1)……R(m,n)
を補正係数演算部4または補正部6に出力する。
【0014】制御部2は、赤外線検出センサ1にタイミ
ングを与えて、赤外線検出センサ1に各赤外線感応抵抗
体A11…Anmの抵抗値R(0,0),R(0,1)
……R(m,n)を出力させるものである。
ングを与えて、赤外線検出センサ1に各赤外線感応抵抗
体A11…Anmの抵抗値R(0,0),R(0,1)
……R(m,n)を出力させるものである。
【0015】温度計3は赤外線センサ1近傍の気温Tを
計測して、補正係数演算部4または補正部6に出力す
る。
計測して、補正係数演算部4または補正部6に出力す
る。
【0016】補正係数演算部4は、赤外線検出装置のハ
ードウェア自体が製造完了した段階で補正係数を算出す
るときに用いられるものであり、演算部4aと、格納部
4bとを有している。
ードウェア自体が製造完了した段階で補正係数を算出す
るときに用いられるものであり、演算部4aと、格納部
4bとを有している。
【0017】演算部4aは、赤外線検出センサ1からの
出力される抵抗値R(0,0),R(0,1)……R
(m,n)と温度計3から出力される気温Tとから、各
抵抗値のバラツキを補正する補正係数K(0,0),K
(0,1)……K(m,n)を各赤外線感応抵抗体A1
1…Anm毎に算出し、格納部4bに出力する。補正係
数K(0,0),K(0,1)……K(m,n)は、4
バイトで表される単精度の小数である。
出力される抵抗値R(0,0),R(0,1)……R
(m,n)と温度計3から出力される気温Tとから、各
抵抗値のバラツキを補正する補正係数K(0,0),K
(0,1)……K(m,n)を各赤外線感応抵抗体A1
1…Anm毎に算出し、格納部4bに出力する。補正係
数K(0,0),K(0,1)……K(m,n)は、4
バイトで表される単精度の小数である。
【0018】格納部4bは、図2に示すように、補正係
数K(0,0),K(0,1)……K(m,n)を受け
取ると、抵抗値R(0,0)の補正係数K(0,0)か
ら列行の順に値を記憶部5に格納する。なお、記憶部5
のアドレスは2バイトで表される。
数K(0,0),K(0,1)……K(m,n)を受け
取ると、抵抗値R(0,0)の補正係数K(0,0)か
ら列行の順に値を記憶部5に格納する。なお、記憶部5
のアドレスは2バイトで表される。
【0019】その際に、格納部4bは、今回格納する補
正係数K(i,j)の値と同じ値が、既に記憶部5に格
納されている補正係数K(0,0)…K(i、j−1)
の値の中にないかを調べる。ただし、全く同じ値の補正
係数がある率は低いので、補正係数K(i,j)の値に
正負所定の幅を持たせて、その範囲内の値であれば同じ
値とみなすこととする。
正係数K(i,j)の値と同じ値が、既に記憶部5に格
納されている補正係数K(0,0)…K(i、j−1)
の値の中にないかを調べる。ただし、全く同じ値の補正
係数がある率は低いので、補正係数K(i,j)の値に
正負所定の幅を持たせて、その範囲内の値であれば同じ
値とみなすこととする。
【0020】そして、格納部4bは、補正係数K(i,
j)の値と同じ値の補正係数を見つけられない場合に
は、記憶部5に4バイトのメモリM(i,j)を確保し
て、該メモリM(i,j)に補正係数K(i,j)の値
である4バイトデータを書き込む。
j)の値と同じ値の補正係数を見つけられない場合に
は、記憶部5に4バイトのメモリM(i,j)を確保し
て、該メモリM(i,j)に補正係数K(i,j)の値
である4バイトデータを書き込む。
【0021】一方、格納部4bは、補正係数K(i,
j)の値と同じ値の補正係数K(u,v)を見つけたな
らば、記憶部5に2バイトのメモリM(i,j)を確保
して、補正係数K(u,v)の値が書き込まれた記憶部
5内のアドレスである2バイトデータをメモリM(i,
j)に書き込む。そして、4バイトのメモリM(i,
j)を確保せずに、2バイトのメモリM(i,j)を確
保して2バイトデータを書き込むことにより記憶部5の
記憶容量の消費を抑えることができる。
j)の値と同じ値の補正係数K(u,v)を見つけたな
らば、記憶部5に2バイトのメモリM(i,j)を確保
して、補正係数K(u,v)の値が書き込まれた記憶部
5内のアドレスである2バイトデータをメモリM(i,
j)に書き込む。そして、4バイトのメモリM(i,
j)を確保せずに、2バイトのメモリM(i,j)を確
保して2バイトデータを書き込むことにより記憶部5の
記憶容量の消費を抑えることができる。
【0022】補正部6は、赤外線検出装置の運用時にお
いて、記憶部5から補正係数K(0,0),K(0,
1)……K(m,n)の値を読み出して、赤外線検出セ
ンサ1から出力される抵抗値R(0,0),R(0,
1)……R(m,n)と、温度計3から出力される気温
Tと、該補正係数K(0,0),K(0,1)……K
(m,n)とから、赤外線感応抵抗体に個体差がなけれ
ば出力されたと考えられる修正抵抗値r(0,0),r
(0,1)……r(m,n)を算出し、出力部7に出力
する。補正部6は、記憶部5から補正係数K(0,
0),K(0,1)……K(m,n)の値を読み出すと
き、読み出したい補正係数K(i,j)と対応するメモ
リM(i,j)に4バイトデータの値が書き込まれてい
れば該値を読み出し、2バイトデータのアドレスが書き
込まれていれば、該アドレスに書き込まれている値を読
み出す。
いて、記憶部5から補正係数K(0,0),K(0,
1)……K(m,n)の値を読み出して、赤外線検出セ
ンサ1から出力される抵抗値R(0,0),R(0,
1)……R(m,n)と、温度計3から出力される気温
Tと、該補正係数K(0,0),K(0,1)……K
(m,n)とから、赤外線感応抵抗体に個体差がなけれ
ば出力されたと考えられる修正抵抗値r(0,0),r
(0,1)……r(m,n)を算出し、出力部7に出力
する。補正部6は、記憶部5から補正係数K(0,
0),K(0,1)……K(m,n)の値を読み出すと
き、読み出したい補正係数K(i,j)と対応するメモ
リM(i,j)に4バイトデータの値が書き込まれてい
れば該値を読み出し、2バイトデータのアドレスが書き
込まれていれば、該アドレスに書き込まれている値を読
み出す。
【0023】出力部7は、ディスプレイで構成されてお
り、修正抵抗値r(0,0),r(0,1)……r
(m,n)を受け取ると、修正抵抗値をn×mの画素に
対応させて、各修正抵抗値の値によって画素の色分けを
して、各修正抵抗値を赤外線画像として視覚的に表示す
る。
り、修正抵抗値r(0,0),r(0,1)……r
(m,n)を受け取ると、修正抵抗値をn×mの画素に
対応させて、各修正抵抗値の値によって画素の色分けを
して、各修正抵抗値を赤外線画像として視覚的に表示す
る。
【0024】以上のようにして構成された赤外線検出装
置の動作を説明する。まず、製造時の赤外線検出装置の
ハードウェア自体が製造完了した段階で、演算部4a
が、補正係数K(0,0),K(0,1)……K(m,
n)を算出し、格納部4bに出力する。
置の動作を説明する。まず、製造時の赤外線検出装置の
ハードウェア自体が製造完了した段階で、演算部4a
が、補正係数K(0,0),K(0,1)……K(m,
n)を算出し、格納部4bに出力する。
【0025】そして、格納部4bは補正係数K(0,
0),K(0,1)……K(m,n)を受け取ると、抵
抗値R(0,0)の補正係数K(0,0)から列行の順
に値を記憶部5に格納する。その際に、格納部4bは、
今回格納する補正係数K(i,j)の値と同じ値が、既
に記憶部5に格納されている補正係数K(0,0)…K
(i、j−1)の中にないかを調べる。格納部4bは、
補正係数K(i,j)の値と同じ値の補正係数を見つけ
られない場合には、記憶部5に4バイトのメモリM
(i,j)を確保して、該メモリM(i,j)に補正係
数K(i,j)の値である4バイトデータを書き込む。
格納部4bは、補正係数K(i,j)の値と同じ値の補
正係数K(u,v)を見つけたならば、記憶部5に2バ
イトのメモリM(i,j)を確保して、補正係数K
(u,v)の値が書き込まれた記憶部5内のアドレスで
ある2バイトデータをメモリM(i,j)に書き込む。
例えば、図2では、補正係数K(0,0)…K(1,
0)の値は、他に同じ値がないので補正係数の値がメモ
リM(0,0)…M(1,0)に記憶され、補正係数K
(1,1)、K(1,2)の値は補正係数K(0,2)
が同じ値を有しているので補正係数K(0,2)の値を
記憶したメモリM(0,2)のアドレスがメモリM
(1,1)、M(1,2)に記憶される。
0),K(0,1)……K(m,n)を受け取ると、抵
抗値R(0,0)の補正係数K(0,0)から列行の順
に値を記憶部5に格納する。その際に、格納部4bは、
今回格納する補正係数K(i,j)の値と同じ値が、既
に記憶部5に格納されている補正係数K(0,0)…K
(i、j−1)の中にないかを調べる。格納部4bは、
補正係数K(i,j)の値と同じ値の補正係数を見つけ
られない場合には、記憶部5に4バイトのメモリM
(i,j)を確保して、該メモリM(i,j)に補正係
数K(i,j)の値である4バイトデータを書き込む。
格納部4bは、補正係数K(i,j)の値と同じ値の補
正係数K(u,v)を見つけたならば、記憶部5に2バ
イトのメモリM(i,j)を確保して、補正係数K
(u,v)の値が書き込まれた記憶部5内のアドレスで
ある2バイトデータをメモリM(i,j)に書き込む。
例えば、図2では、補正係数K(0,0)…K(1,
0)の値は、他に同じ値がないので補正係数の値がメモ
リM(0,0)…M(1,0)に記憶され、補正係数K
(1,1)、K(1,2)の値は補正係数K(0,2)
が同じ値を有しているので補正係数K(0,2)の値を
記憶したメモリM(0,2)のアドレスがメモリM
(1,1)、M(1,2)に記憶される。
【0026】以上のようにして、格納部4bは補正係数
K(0,0),K(0,1)……K(m,n)の値を記
憶部5に格納する。
K(0,0),K(0,1)……K(m,n)の値を記
憶部5に格納する。
【0027】次に、運用時の赤外線検出装置の動作につ
いて説明する。赤外線検出センサ1は例えば、部屋の天
井等に取り付けられており、制御部2から与えられる所
定のタイミングによって、各赤外線感応抵抗体00…A
mnの抵抗値R(0,0),R(0,1)……R(m,
n)を補正部6に出力する。
いて説明する。赤外線検出センサ1は例えば、部屋の天
井等に取り付けられており、制御部2から与えられる所
定のタイミングによって、各赤外線感応抵抗体00…A
mnの抵抗値R(0,0),R(0,1)……R(m,
n)を補正部6に出力する。
【0028】そして、補正部6は、該抵抗値R(0,
0),R(0,1)……R(m,n)と、温度計3の計
測する温度Tと、記憶部5から読み出した補正係数K
(0,0),K(0,1)……K(m,n)とから、修
正抵抗値r(0,0),r(0,1)……r(m,n)
を算出し、出力部7に出力する。
0),R(0,1)……R(m,n)と、温度計3の計
測する温度Tと、記憶部5から読み出した補正係数K
(0,0),K(0,1)……K(m,n)とから、修
正抵抗値r(0,0),r(0,1)……r(m,n)
を算出し、出力部7に出力する。
【0029】最後に出力部7が修正抵抗値r(0,
0),r(0,1)……r(m,n)を受け取って、各
修正抵抗値をn×mの画素に対応させて、各修正抵抗値
の値によって画素の色分けをして、各修正抵抗値を視覚
的に表示する。
0),r(0,1)……r(m,n)を受け取って、各
修正抵抗値をn×mの画素に対応させて、各修正抵抗値
の値によって画素の色分けをして、各修正抵抗値を視覚
的に表示する。
【0030】以上によって、赤外線検出センサ1の取り
付けられた室内の赤外線の分布を示す画像を表示するこ
とができる。
付けられた室内の赤外線の分布を示す画像を表示するこ
とができる。
【0031】なお、本実施の形態では、補正係数は1種
類として説明しているが、これに限られるものではな
く、数段階に分けて抵抗値を補正する場合にあっては、
数種類の補正係数を用いても良く、その場合には格納部
4bは各補正係数を本実施の形態で説明したようにして
記憶部5に格納する。
類として説明しているが、これに限られるものではな
く、数段階に分けて抵抗値を補正する場合にあっては、
数種類の補正係数を用いても良く、その場合には格納部
4bは各補正係数を本実施の形態で説明したようにして
記憶部5に格納する。
【0032】また、補正係数のデータ長は4バイト、ア
ドレスのデータ長は2バイトとして説明しているが、こ
れに限られるものではなく、補正係数のデータ長がアド
レスのデータ長より大きければよい。
ドレスのデータ長は2バイトとして説明しているが、こ
れに限られるものではなく、補正係数のデータ長がアド
レスのデータ長より大きければよい。
【0033】また、出力部7は、本実施の形態ではディ
スプレイとして説明しているが、修正抵抗値に基づいて
画像を表示するものに限られるものではなく、例えば修
正抵抗値に基づいて発報するものであっても良い。
スプレイとして説明しているが、修正抵抗値に基づいて
画像を表示するものに限られるものではなく、例えば修
正抵抗値に基づいて発報するものであっても良い。
【0034】
【発明の効果】本発明の赤外線検出装置は上述のように
構成してあるから、請求項1記載の発明にあっては、記
憶部が、各赤外線感応抵抗体の補正係数の値について、
他に同じ補正係数の値を記憶したメモリ部分が無ければ
その補正係数の値を記憶し、他に同じ補正係数の値を記
憶したメモリ部分があれば該メモリ部分のアドレスを記
憶するので、記憶部に同じ補正係数を多数記憶する場合
には記憶容量の消費を抑えることができ、さほど大きな
記憶容量の記憶部を要せずして補正係数を記憶すること
ができ、該補正係数による補正により正確に赤外線画像
を得ることのできる赤外線検出装置を提供できるという
効果を奏する。
構成してあるから、請求項1記載の発明にあっては、記
憶部が、各赤外線感応抵抗体の補正係数の値について、
他に同じ補正係数の値を記憶したメモリ部分が無ければ
その補正係数の値を記憶し、他に同じ補正係数の値を記
憶したメモリ部分があれば該メモリ部分のアドレスを記
憶するので、記憶部に同じ補正係数を多数記憶する場合
には記憶容量の消費を抑えることができ、さほど大きな
記憶容量の記憶部を要せずして補正係数を記憶すること
ができ、該補正係数による補正により正確に赤外線画像
を得ることのできる赤外線検出装置を提供できるという
効果を奏する。
【図1】本発明の赤外線検出装置の構成を示すブロック
図である。
図である。
【図2】本発明の記憶部の記憶内容の説明図である。
1 赤外線検出センサ 5 記憶部 6 補正部 A11…Amn 赤外線感応抵抗体
Claims (1)
- 【請求項1】 2次元配列され、赤外線を受光して抵抗
値を変化させる複数の赤外線感応抵抗体を有する赤外線
検出センサと、赤外線感応抵抗体の抵抗値を補正する補
正係数を記憶し、補正係数の値のデータ長より短いデー
タ長のアドレスを有する記憶部と、赤外線検出センサの
出力する各赤外線感応抵抗体の抵抗値と記憶部の記憶す
る補正係数とから各赤外線感応抵抗体間の個体差を除去
した場合の各赤外線感応抵抗体の抵抗値を算出する補正
部と、を備える赤外線検出装置であって、前記記憶部
は、各赤外線感応抵抗体の補正係数の値について、他に
同じ補正係数の値を記憶したメモリ部分が無ければその
補正係数の値を記憶し、他に同じ補正係数の値を記憶し
たメモリ部分があれば該メモリ部分のアドレスを記憶す
ることを特徴とする赤外線検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8069688A JPH09261539A (ja) | 1996-03-26 | 1996-03-26 | 赤外線検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8069688A JPH09261539A (ja) | 1996-03-26 | 1996-03-26 | 赤外線検出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09261539A true JPH09261539A (ja) | 1997-10-03 |
Family
ID=13410070
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8069688A Pending JPH09261539A (ja) | 1996-03-26 | 1996-03-26 | 赤外線検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09261539A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101158259B1 (ko) * | 2011-11-07 | 2012-06-19 | 국방과학연구소 | 적외선 센서의 신호 검출 회로 및 그 보정방법 |
-
1996
- 1996-03-26 JP JP8069688A patent/JPH09261539A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101158259B1 (ko) * | 2011-11-07 | 2012-06-19 | 국방과학연구소 | 적외선 센서의 신호 검출 회로 및 그 보정방법 |
WO2013069916A1 (ko) * | 2011-11-07 | 2013-05-16 | 국방과학연구소 | 적외선 센서의 신호 검출 회로 및 그 보정방법 |
US8963091B2 (en) | 2011-11-07 | 2015-02-24 | Agency For Defense Development | Signal detecting circuit of infrared sensor and method of correcting same |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR950704753A (ko) | 다중 센서모듈을 가진 계측장치(instrumentation system with multiple sensor modules) | |
US6283628B1 (en) | Intelligent input/output temperature sensor and calibration method therefor | |
US20070183475A1 (en) | Methods and systems for determining temperature of an object | |
JP2010071987A (ja) | 抵抗型イメージングボロメータを具備した赤外線放射検出用デバイス、そのようなボロメータのアレイを具備したシステム、及びそのようなシステムに一体化されたイメージングボロメータの読み取り方法 | |
JPH0697169B2 (ja) | センサ信号の温度補償方法 | |
KR101201663B1 (ko) | 볼로미터 타입 시스템에서의 불균일도를 결정하는 방법 및시스템 | |
JP2008257162A5 (ja) | ||
CN112445357B (zh) | 校准方法、装置及存储介质 | |
JPH0243236B2 (ja) | ||
JPH0797113B2 (ja) | 風向き及び風速測定方法並びに装置 | |
JPH09261539A (ja) | 赤外線検出装置 | |
KR20130053882A (ko) | 자이로 센서 측정값 및 가속도 센서 측정값을 보정하는 단말기 및 그 제어 방법 | |
JP2016133305A (ja) | 赤外線検知装置 | |
JP3516956B2 (ja) | 温度補正型積分アナログ−ディジタル変換器 | |
JP2572783Y2 (ja) | ガス検出装置 | |
JP2588391B2 (ja) | デジタル指示計におけるゲインの初期較正方法 | |
KR102298343B1 (ko) | 열화상 센서를 이용한 이동객체 체온 감지 방법 및 그 기록 매체 | |
JP3074895B2 (ja) | 圧力・差圧伝送器 | |
JP7108282B2 (ja) | ガス検出システム | |
JPH06186085A (ja) | 温度計測方法及びその装置 | |
KR19980041602A (ko) | 배터리 잔량 표시장치 | |
JP3041829B2 (ja) | 圧力センサ | |
JPS58214823A (ja) | 温度測定装置 | |
CN115564768A (zh) | 一种红外相机盲元筛选方法、装置和计算机可读存储介质 | |
CN117478997A (zh) | 一种光线追踪电路系统及光线追踪器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |