JPH09261144A - Phs用中継システム - Google Patents

Phs用中継システム

Info

Publication number
JPH09261144A
JPH09261144A JP7072896A JP7072896A JPH09261144A JP H09261144 A JPH09261144 A JP H09261144A JP 7072896 A JP7072896 A JP 7072896A JP 7072896 A JP7072896 A JP 7072896A JP H09261144 A JPH09261144 A JP H09261144A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
base station
phs
repeater
area
residential area
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP7072896A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshio Abiko
利夫 安彦
Kazuhiro Honda
和博 本田
Masayuki Matsuo
昌行 松尾
Minoru Kanda
実 神田
Isao Shimada
勲 島田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP7072896A priority Critical patent/JPH09261144A/ja
Publication of JPH09261144A publication Critical patent/JPH09261144A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】基地局の設置コスト及びランニングコストを低
減したPHS用中継システムを提供する。 【解決手段】PHSは、都心部41では主に昼間使用さ
れ、住宅地区42では主に夜間使用されている。基地局
1は都心部41に設置されており、都心部41内のPH
S端末3の電波を加入者線に中継している。一方、住宅
地区42にはリピータ2が設置されており、リピータ2
は都心部41の基地局1から送信された電波を受信し
て、住宅地区42内のPHS端末3に再送信している。
また、リピータ2は住宅地区42内のPHS端末3から
送信された電波を受信して、都心部41の基地局1へ再
送信している。このように、住宅地区42内のPHS端
末3は、リピータ2及び都心部41の基地局1を介して
加入者線に接続される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パーソナル・ハン
ディフォン・システム(以下、PHSと略す)に用いる
PHS用中継システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、PHSでは、広範囲の通話サービ
スエリアを確保するために、半径100〜300mの小
さなマイクロセルをカバーする基地局を多数設置してい
た。PHSでは、基地局の電波が携帯電話に比べて小さ
いので、各基地局のカバーする範囲が狭くなっている。
したがって、PHS端末の送信電力も携帯電話に比べて
10mWと低く設定されており、PHS端末の小型化、
電池の長寿命化を図ることができた。
【0003】PHSは、図9に示すように、通話サービ
スエリアを多数のマイクロセル4に区分けし、各マイク
ロセル4にPHS端末3との間で電波を送受信する基地
局1が設置されている。各基地局1は、加入者線8を介
して、PHS用接続装置5及び市内交換機6にそれぞれ
接続され、さらに市外交換機7を介して全国の公衆回線
網に接続されている。このように、PHSでは、NTT
等の既存の公衆回線網を利用しているので、新たに専用
回線を設置する必要がなく、設備の設置に必要なコスト
を低減することができた。ここで、基地局1とPHS端
末3との間の無線通信は、(財)電波システム開発セン
ターによって制定されたRCR STD-28によって行われてい
る。また、基地局1は、PHS接続装置5、市内交換機
6及び各PHS業者の共通信号網10を介してPHSサ
ービス制御局9に接続されており、PHSサービス制御
局9は、表1に示すネットワーク管理を行っている。
【0004】
【表1】
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記構成のPHSの使
用形態としては、主として、従来の携帯電話のように用
いる公衆形使用形態、事務所等で内線電話として用いる
自営形使用形態、一般住宅等でアナログコードレス電話
機のように用いる家庭形使用形態の3つの使用形態があ
る。公衆形使用形態の場合、ユーザーは、主として、昼
間は都心部でビジネス用途に、夜間は住宅地区で個人用
途にPHSを用いている。したがって、図8(a)に示
すように、都心部では午前8時頃から午後8時頃までの
昼間に通話量が多くなり、午後8時以降の夜間は通話量
が激減している(図8のA)。一方、住宅地区では午後
8時頃から午前2時頃までの夜間に通話量が多くなり、
午後8時迄の昼間は通話量が少ない(図8のB)。この
ように、都心部と住宅地区とでは通話量の多い時間帯が
異なっている。例えば、首都圏の場合、図8(b)に示
すように、新宿等の都心部41と立川や日野等の住宅地
区42とは約20km程度離れており、都心部41と住
宅地区42の両方のエリアを通話サービスエリアとする
ためには、両方のエリアに基地局1を夫々設置する必要
がある。
【0006】しかしながら、トラヒック量の多い時間帯
が異なる都心部41と住宅地区42にそれぞれ基地局1
を設けた場合、両方のエリアで基地局1の設置コストが
発生するという問題点があった。また、都心部41の基
地局1では夜間、住宅地区42の基地局1では昼間、ト
ラヒック量が少なくなっており、都心部41及び住宅地
区42に夫々基地局1を設置するのは効率的でないとい
う問題点もあった。さらに、基地局1は、加入者線8を
介してPHS用接続装置5に接続されているので、両方
のエリアに基地局1を設置した場合、両方のエリアで加
入者線8の使用料金が必要になり、ランニングコストが
高くなるという問題点もあった。
【0007】また、PHS端末3は、1.9GHz帯の
電波を使用して基地局3と通信しており、PHS端末3
の電波同士の干渉等によって通話品質が悪化するという
問題点があった。さらに、基地局1の動作が正常か否か
をユーザが容易に判別できないため、ユーザが安心して
通話を行えないという問題点もあった。
【0008】本発明は上記問題点に鑑みて為されたもの
であり、請求項1の発明の目的は、基地局の設置コスト
を低減するとともに、ランニングコストを低減したPH
S用中継システムを提供することにある。請求項2の発
明の目的は、長距離の通信を可能にし、安定した通話が
行えるPHS用中継システムを提供することにある。
【0009】請求項3の発明の目的は、動作確認が容易
に行えるPHS用中継システムを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明では、上
記目的を達成するために、PHS端末との間で電波を送
受信して公衆回線に接続する基地局が設けられた第1の
エリアとトラヒック量の多い時間帯が異なる第2のエリ
アに、第2のエリア内のPHS端末から受信した電波を
基地局に再送信するとともに、基地局から受信した電波
を第2のエリア内のPHS端末に再送信するリピータを
設けているので、第2のエリア内のPHS端末は、リピ
ータ及び第1のエリア内の基地局を介して公衆回線に接
続することができる。
【0011】請求項2の発明では、請求項1の発明に於
いて、リピータがミリ波等の直線性の強い電波を用いて
基地局と送受信しているので、リピータと基地局との間
の通信に使用する電波とPHS端末の電波とが干渉する
のを防止できる。請求項3の発明では、請求項1の発明
に於いて、リピータを、リピータの動作確認兼防犯用の
電灯が設置されたポールに取り付けているので、電灯を
点灯させることにより、リピータの動作が正常か否かを
知らせることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を参照
して説明する。 (実施形態1)本実施形態のPHS用中継システムは、
図1に示すように、PHSが主に昼間使用される第1の
エリアとしての都心部41と、PHSが主に夜間使用さ
れる第2のエリアとしての住宅地区42に用いられてい
る。都心部41には、ビルの屋上等の比較的見通しの良
い場所に基地局1とそのアンテナ11が設置されてい
る。一方、住宅地区42には、住宅地区42内のPHS
端末3と都心部41の基地局1とを無線中継するリピー
タ2が設置されている。リピータ2は、都心部41内に
設けられた基地局1から受信した電波を住宅地区42内
のPHS端末3に再送信するとともに、住宅地区42内
のPHS端末3から受信した電波を都心部41の基地局
1に再送信している。
【0013】ここで、リピータ2は、図2に示すよう
に、都心部41の基地局1との間で電波を送受信するた
めの高感度のアンテナ21と、住宅地区42内のPHS
端末3との間で電波を送受信するためのダイバシティア
ンテナ27と、アンテナ21或いはダイバシティアンテ
ナ27で受信した電波を相手側に再送信する制御ブロッ
ク26とから構成されている。
【0014】ところで、都心部41の基地局1との間で
電波を送受信するために、リピータ2のアンテナ21は
高感度のものが必要となる。一般的に、基地局1の送信
出力は高出力で、例えば500mWクラスの出力で電波
を送信している。また、基地局1とリピータ2との距離
は見通しで20〜40km程度である。従って、リピー
タ2のアンテナ21は、10dB〜20dB程度の指向
特性の鋭い八木アンテナなどのアンテナが使用され、基
地局1の方向に向けて設置されている。
【0015】また、住宅地区42内のPHS端末3との
間で電波を送受信するためのダイバシティアンテナ27
は、基本的に無指向性のオムニ指向性アンテナ、例え
ば、コリニアアンテナが使用されており、リピータ2を
中心として半径100〜200m程度の範囲で通信する
ことができる。ここで、住宅地区42内のPHS端末3
からリピータ2に送られる電波は、反射等の発生によっ
て電波のレベルが非常に不安定になっている。したがっ
て、ダイバシティアンテナ27は2本のアンテナによる
ダイバシティ方式を採用しており、リピータ2とPHS
端末3間の通話の信頼性を向上させている。なお、都心
部41の基地局1とリピータ2との間は見通しが良く、
電波伝播は安定しているので、基地局1との通信に用い
るアンテナ21にはダイバシティ方式を採用していな
い。
【0016】一方、制御ブロック26は、都心部41の
基地局1或いは住宅地区42内のPHS端末3から受信
した電波を相手側に再送信するタイミングを制御するタ
イミング制御部25と、タイミング制御部25のタイミ
ングに基づいて基地局1との間で送信/受信を切り替え
る第1のスイッチ22aと、タイミング制御部25のタ
イミングに基づいてPHS端末3との間で送信/受信を
切り替える第2のスイッチ22bと、基地局1が送信し
た電波をアンテナ21及び第1のスイッチ22aを介し
て受信する第1の受信器23aと、第1の受信器23a
が受信した電波をタイミング制御部25のタイミングに
基づいて第2のスイッチ22b及びダイバシティアンテ
ナ27を介してPHS端末3に再送信する第1の送信器
24aと、PHS端末3が送信した電波をダイバシティ
アンテナ27及び第2のスイッチ22bを介して受信す
る第2の受信器23bと、第2の受信器23bが受信し
た電波をタイミング制御部25のタイミングに基づいて
第1のスイッチ22a及びアンテナ21を介して基地局
1に再送信する第2の送信器24bとから構成されてい
る。
【0017】ところで、PHSでは、無線伝送方式とし
てTDMA(Time Division Multiple Access )/TD
D方式(Time Division Duplex)を採用しており、図1
0に示すように、1つの電波キャリア上のディジタル信
号を5ms毎のフレームに分割している。さらに、1つ
のフレームを8スロットに分割して、下り(基地局1→
PHS端末3)にスロットT1〜T4の4スロット、上
り(PHS端末3→基地局1)にスロットR1〜R4の
4スロットを割り当てている。このうち上り,下りのス
ロットT1,R1は制御チャネルであり、他のスロット
T2〜T4,R2〜R4は通信チャネルとして構成され
ている。なお、PHSの無線伝送方式の主要諸元を表2
に示す。
【0018】
【表2】
【0019】また、基地局1は、図3に示すように、ア
ンテナ11と、アンテナ11を介してPHS端末3との
間で無線通信を行う無線部12と、加入者線7との間で
信号を送受信するディジタル網インターフェイス13と
を備えており、PHS端末3と加入者線7とをTDMA
/TDD処理を行って中継している。ここで、基地局1
又はPHS端末3とリピータ2間の信号の送受信のタイ
ミングを図4(a)〜(d)に示す。リピータ2のタイ
ミング制御部25は、基地局1又はPHS端末3から受
信した電波を相手側へ再送信する際のタイミングを制御
しており、5mSのフレーム毎に4個の送信スロットと
4個の受信スロットが設定されている。図4(a)に示
すように、都心部41の基地局1が、送信スロットAで
住宅地区42内のPHS端末3へ電波を送信すると、リ
ピータ2はその電波を受信して、図4(b)に示すよう
に、送信スロットAAで基地局1から受信した電波をP
HS端末3へ再送信する。リピータ2から送信スロット
AAで再送信された電波を受信したPHS端末3はリピ
ータ2へ返信し、図4(c)に示すように、リピータ2
は受信スロットBでPHS端末3から返信された電波を
受信する。そして、リピータ2はPHS端末3から返信
された電波を次のスロットで基地局1へ再送信し、図4
(d)に示すように、基地局1はその電波を受信スロッ
トBBで受信している。このように、基地局1とPHS
端末3とをリピータ2を介して中継することにより、制
御チャンネルについて、5mSのずれが発生するが、非
常に短い時間であるので実用上問題はない。また回線の
ネットワーク上でエコーが発生する可能性があるので、
基地局1にはエコーキャンセルの機能が設けられてい
る。
【0020】上述のように、住宅地区42内のPHS端
末3は、住宅地区42内のリピータ2及び都心部41の
基地局1を介して、公衆回線網に接続されているので、
都心部41と住宅地区42に別々に基地局1を設置する
必要がなく、基地局1の設置コストを低減することがで
きる。また、都心部41のみに基地局1を設置すればよ
いので、基地局1とPHS用接続装置とを接続する加入
者線の回線数を減らすことができ、加入者線の使用料金
などのランニングコストを低減することができる。
【0021】また、NTT等の既存の公衆回線網を利用
したPHSでは、上述したように、各PHS業者の共通
線信号網10を設けているが、図5に示すように、この
共通線信号網10に基地局1を設置して、住宅地区42
内のPHS端末3を、リピータ2及び基地局1を介して
共通線信号網10に接続してもよい。ここで、PHSサ
ービス制御局9は、加入者情報データベース(SCP)
やネットワーク管理システム(NMS)等の機能を有し
ており、表1に示すようなネットワーク管理を行ってい
る。
【0022】さらに、リピータ2は、基地局1及びPH
S端末3と無線で通信しているので、その設置場所は商
用電源が確保できる場所であれば何処でも良く、住宅地
区42の中で利用効果の高い場所に設置することができ
る。また、基地局1とPHS接続装置間の加入者線が不
要ないので、リピータ2を設置するだけで、通話サービ
スエリアを容易に拡大することができる。
【0023】また、基地局1との通信に使用するリピー
タ2のアンテナ21は指向性の高いアンテナなので、都
心部41に設置された複数の基地局1の中から特定の基
地局1を予め選択して通信を行っている。したがって、
都心部41の複数の基地局1の内、比較的トラヒックの
少ない基地局1を選択することにより、都心部41全体
の基地局1のトラヒックのバランスをとることができ
る。
【0024】尚、本実施形態のPHS用中継システムを
適用する通話サービスエリアは、都心部41や住宅地区
42に限定する趣旨のものではなく、都心部41や住宅
地区42以外の通話サービスエリアに適用しても良い。 (実施形態2)本実施形態のPHS用中継システムは、
図6に示すように、基地局1とリピータ2との間の通信
に、PHSで通常用いられている1.9GHz帯の電波
を用いずに、約38GHzのミリ波を使用している。こ
こで、都心部41と住宅地区42との間は20km程度
離れているので、都心部41の基地局1と住宅地区42
のリピータ2との間で通信を行うためには、23dBm
程度の送信出力で、直径60cm程度のカセグレン形の
アンテナを用いればよい。したがって、本実施形態で
は、基地局1のアンテナ11とリピータ2のアンテナ3
0に、それぞれ直径60cm程度のカセグレンアンテナ
を使用している。
【0025】このPHS中継システムでは、基地局1と
リピータ2間の通信に約38GHzのミリ波を使用して
いるので、長距離の通信を行うことができるとともに、
通常のPHSの伝送速度384kHzよりも速い2Mb
ps以上の伝送速度で伝送することができる。また、P
HS端末3が使用する1.9GHzの電波と干渉するこ
とがなく、安定した通信を行うことができる。
【0026】尚、アンテナ以外のPHS中継システムの
構成は、実施形態1と同様であるので、その説明は省略
する。また、ミリ波以外の直線性が強く、長距離伝送が
可能な電波を基地局1とリピータ2間の通信に用いても
良い。 (実施形態3)本実施形態のPHS用中継システムは、
図7に示すように、基地局及びPHS端末へ信号を再送
信する送信部24を備えたリピータ2と、屋外の照度を
検出する照度検出部31と、リピータ2の動作確認用と
防犯用とを兼ねて点灯される照明灯37と、送信部24
及び照度検出部31の出力をモニタして照明灯34をオ
ン/オフ制御する照明制御部34とを備えており、図1
に示すように、リピータ2は照明灯37が配設されたポ
ール38に取り付けられている。
【0027】照度検出部31は、太陽電池32と、太陽
電池32の出力電圧としきい値Aとを比較するコンパレ
ータ33とを備えており、外部光による太陽電池32の
出力値がしきい値Aを下回ると、出力電圧がハイレベル
となる。照明制御部32は、照度検出部31の出力電圧
をモニタするとともに、リピータ2の例えば送信部24
の出力レベルをモニタして、照度が所定値以下になり、
送信部の出力レベルが正常であれば、リレー35をオン
して、照明灯37を商用電源36で点灯させている。し
たがって、リピータ2の動作確認用と防犯用とを兼ねて
照明灯34を夜間点灯させることができるので、リピー
タ2の動作確認が容易に行えるとともに、防犯にも役立
てることができる。
【0028】尚、照明灯34以外のPHS中継システム
の構成は、実施形態1又は2と同様であるので、その説
明は省略する。
【0029】
【発明の効果】上述したように、請求項1の発明は、P
HS端末との間で電波を送受信して公衆回線に接続する
基地局が設けられた第1のエリアとトラヒック量の多い
時間帯が異なる第2のエリアに、第2のエリア内のPH
S端末から受信した電波を基地局に再送信するととも
に、基地局から受信した電波を第2のエリア内のPHS
端末に再送信するリピータを設けており、第2のエリア
内のPHS端末は、リピータ及び第1のエリア内の基地
局を介して公衆回線に接続することができるので、第1
のエリアのみに基地局を設置すればよく、基地局の設置
コストを低減できるという効果がある。また、第1のエ
リアのみに基地局を設置しているので、基地局とPHS
用接続装置を接続する加入者線は第1のエリアのみでよ
く、加入者線の使用料金、すなわち、ランニングコスト
を低減できるという効果もある。
【0030】請求項2の発明は、リピータがミリ波等の
直線性の強い電波を用いて基地局と送受信しているの
で、長距離の通信を行うことができるという効果があ
る。また、PHS端末が使用する1.9GHz帯以外の
電波をリピータと基地局との通信に使用しているので、
電波の干渉を低減し、安定した通信が行えるという効果
もある。
【0031】請求項3の発明は、リピータを、リピータ
の動作確認兼防犯用の電灯が設置されたポールに取り付
けており、電灯を点灯させることにより、リピータの動
作が正常か否かを知らせることができるので、リピータ
の動作確認が容易に行えるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1のPHS用中継システムを示す概略
構成図である。
【図2】同上のリピータを示すブロック図である。
【図3】同上の基地局を示すブロック図である。
【図4】同上の動作を示す波形図である。
【図5】同上のワイヤレスネットワークを示す概略構成
図である。
【図6】実施形態2のPHS用中継システムを示す概略
構成図である。
【図7】実施形態3のPHS用中継システムを示すブロ
ック図である。
【図8】実施形態1乃至3を用いる都心部及び住宅地区
を示し、(a)は時間とトラヒック量の関係を示す図、
(b)は位置関係を示す地図である。
【図9】従来のPHSの概略構成図である。
【図10】同上のTDMA/TDD方式を示す波形図で
ある。
【符号の説明】
1 基地局 2 リピータ 3 PHS端末 41 都心部 42 住宅地区
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 神田 実 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 島田 勲 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】PHS端末との間で電波を送受信して公衆
    回線に接続する基地局が設けられた第1のエリアとトラ
    ヒック量の多い時間帯が異なる第2のエリアに、前記第
    2のエリア内のPHS端末から受信した電波を前記基地
    局に再送信するとともに、前記基地局から受信した電波
    を前記第2のエリア内のPHS端末に再送信するリピー
    タを設けたことを特徴とするPHS用中継システム。
  2. 【請求項2】前記リピータが、ミリ波等の直線性の強い
    電波を用いて前記基地局と送受信することを特徴とする
    請求項1記載のPHS用中継システム。
  3. 【請求項3】前記リピータを、前記リピータの動作確認
    兼防犯用の電灯が設置されたポールに取り付けて成るこ
    とを特徴とする請求項1記載のPHS用中継システム。
JP7072896A 1996-03-26 1996-03-26 Phs用中継システム Withdrawn JPH09261144A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7072896A JPH09261144A (ja) 1996-03-26 1996-03-26 Phs用中継システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7072896A JPH09261144A (ja) 1996-03-26 1996-03-26 Phs用中継システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09261144A true JPH09261144A (ja) 1997-10-03

Family

ID=13439896

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7072896A Withdrawn JPH09261144A (ja) 1996-03-26 1996-03-26 Phs用中継システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09261144A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005318359A (ja) * 2004-04-30 2005-11-10 Nec Corp 移動通信サービスシステムおよび方法
JP2007060212A (ja) * 2005-08-24 2007-03-08 Sharp Corp 無線通信システムおよびアップリンク用リピータ装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005318359A (ja) * 2004-04-30 2005-11-10 Nec Corp 移動通信サービスシステムおよび方法
JP4595379B2 (ja) * 2004-04-30 2010-12-08 日本電気株式会社 移動通信サービスシステムおよび方法
JP2007060212A (ja) * 2005-08-24 2007-03-08 Sharp Corp 無線通信システムおよびアップリンク用リピータ装置
JP4611842B2 (ja) * 2005-08-24 2011-01-12 シャープ株式会社 リピータ装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6370356B2 (en) Apparatus and method of providing a mobile communication system
US5887261A (en) Method and apparatus for a radio remote repeater in a digital cellular radio communication system
US5604789A (en) Method and system for providing a digital wireless local loop
WO2013176529A1 (en) Method and apparatus for transmitting and receiving reference signal in mobile communcation system using beamforming
AU5477298A (en) Repeater for radio signals
CA2288770A1 (en) Systems and methods for control channel communication in cellular radiotelephone systems
JP2000502866A (ja) 無線通信システムのための高透過伝送方法
JPS60140935A (ja) 移動加入者との接続形成方法
KR20000049246A (ko) 이중모드 대칭/비대칭 통신제어 시스템
US6097970A (en) Antenna system for narrowband communications systems and method of operation
JPH08298683A (ja) Tdmaベースステーション構造
US6097969A (en) System for scheduling reverse-channel messages in narrowband communications systems and methods of operation
JPH09261144A (ja) Phs用中継システム
KR101892927B1 (ko) 통신 시스템에서 소형 기지국의 동작을 제어하는 방법 및 그에 따른 소형 기지국
EP0690638A2 (en) Method and system for providing a digital wireless local loop
EP1509051B1 (en) Wireless communication system and wireless communication repeater for use therein
GB2295069A (en) Mobile telephone having communication mode switching device
GB2242337A (en) Base stations for mobile telephones
JPH1051846A (ja) 移動体通信システム
KR20040075803A (ko) 이동형 위성 중계기 및 이를 이용한 위성 중계 시스템
JPH0332122A (ja) 移動無線通信端末の送信出力制御方式
KR100785569B1 (ko) 무선 고정 장치의 셀 영역 확장 방법 및 시스템
JP2507737B2 (ja) 位置登録方式
KR100434277B1 (ko) 동시방송 전송 시스템에서의 분산 안테나 형성 방법
WO1995029562A2 (en) Method for facilitating call establishment in a cellular network, and a base station

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20030603