JPH09260165A - 磁気結合による無接触信号伝達装置 - Google Patents
磁気結合による無接触信号伝達装置Info
- Publication number
- JPH09260165A JPH09260165A JP8106041A JP10604196A JPH09260165A JP H09260165 A JPH09260165 A JP H09260165A JP 8106041 A JP8106041 A JP 8106041A JP 10604196 A JP10604196 A JP 10604196A JP H09260165 A JPH09260165 A JP H09260165A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- solenoid
- signal transmission
- iron core
- transmission device
- movable iron
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- Pending
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- Operating, Guiding And Securing Of Roll- Type Closing Members (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 送信部から受信部に信号を伝達する必要があ
り,かつ送信部が可動であり電源が無い条件において,
無接触の信号伝達を行う。 【構成】 交流電流が流れている静止電流線1を可動鉄
心入り環状ソレノイド2の閉磁路内に貫通させた回路に
おいて,ソレノイド3の両端に負荷を接続する事によ
り,この負荷変化は静止電流線1に電圧,電流,位相の
変化を与え,変化信号として静止電流線1に伝達され
る。
り,かつ送信部が可動であり電源が無い条件において,
無接触の信号伝達を行う。 【構成】 交流電流が流れている静止電流線1を可動鉄
心入り環状ソレノイド2の閉磁路内に貫通させた回路に
おいて,ソレノイド3の両端に負荷を接続する事によ
り,この負荷変化は静止電流線1に電圧,電流,位相の
変化を与え,変化信号として静止電流線1に伝達され
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,交流電流が流れている
静止電流線1を可動鉄心入り環状ソレノイド2の閉磁路
内に貫通させた回路において,ソレノイド3の両端に負
荷を接続する事により,その負荷の変化は静止電流線1
に電圧,電流,位相の変化を与え,可動鉄心入り環状ソ
レノイド2から静止電流線1に無接触にて変化信号を伝
達する信号伝達装置に関するものである。
静止電流線1を可動鉄心入り環状ソレノイド2の閉磁路
内に貫通させた回路において,ソレノイド3の両端に負
荷を接続する事により,その負荷の変化は静止電流線1
に電圧,電流,位相の変化を与え,可動鉄心入り環状ソ
レノイド2から静止電流線1に無接触にて変化信号を伝
達する信号伝達装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】送信側が可動する設置条件における信号
伝達方式としては,音波,電波,電磁波,赤外光,可視
光などの無接触信号伝達が利用されている。しかしいず
れの方式においても送信部に電源を必要とするため,可
動する送信部に電池を搭載したり,何らかの方法で電源
供給線を設けたりする必要があった。
伝達方式としては,音波,電波,電磁波,赤外光,可視
光などの無接触信号伝達が利用されている。しかしいず
れの方式においても送信部に電源を必要とするため,可
動する送信部に電池を搭載したり,何らかの方法で電源
供給線を設けたりする必要があった。
【0003】別の方式として,移動範囲が限定された設
置条件においては,機械式接点による接触式も利用され
ているが,信頼性の確保が困難であり,接点が常時接触
状態を保つよう可動部の動作を厳密に拘束する必要があ
るため,利用が限定される。
置条件においては,機械式接点による接触式も利用され
ているが,信頼性の確保が困難であり,接点が常時接触
状態を保つよう可動部の動作を厳密に拘束する必要があ
るため,利用が限定される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は,これらの欠
点を除くために発明されたもので,可動送信部に電源を
必要とせず,かつ機械的接点を持たないことを特長とす
る,磁気結合による無接触信号伝達装置である。
点を除くために発明されたもので,可動送信部に電源を
必要とせず,かつ機械的接点を持たないことを特長とす
る,磁気結合による無接触信号伝達装置である。
【0005】
【課題を解決するための手段】静止電流線1に流れる電
流値を計測する方法として,静止電流線1を可動鉄心入
り環状ソレノイド2の閉磁路内に貫通させ,ソレノイド
3に誘導される電圧により電流値を検出するCT法が一
般に知られている。
流値を計測する方法として,静止電流線1を可動鉄心入
り環状ソレノイド2の閉磁路内に貫通させ,ソレノイド
3に誘導される電圧により電流値を検出するCT法が一
般に知られている。
【0006】このCT法は,静止電流線1に流れる電流
の作用が環状ソレノイドに及ぶことを利用したものであ
るが,同時に環状ソレノイドの作用が静止電流線1にも
及んでおり,環状ソレノイドの作用により静止電流線1
には,電流,電圧,位相の変化が生じる。
の作用が環状ソレノイドに及ぶことを利用したものであ
るが,同時に環状ソレノイドの作用が静止電流線1にも
及んでおり,環状ソレノイドの作用により静止電流線1
には,電流,電圧,位相の変化が生じる。
【0007】その作用の大きさは,ソレノイド3の両端
の負荷により変化する為,ソレノイド3の両端の負荷の
大きさを静止電流線1の電圧,電流,位相変化により検
出することが可能である。従って,例えばソレノイド3
の両端にオン抵抗の異なるスイッチを並列に接続してお
けば,いずれのスイッチが押下された状態にあるかを静
止電流線1の電圧,電流,位相変化により判別すること
が可能になる。
の負荷により変化する為,ソレノイド3の両端の負荷の
大きさを静止電流線1の電圧,電流,位相変化により検
出することが可能である。従って,例えばソレノイド3
の両端にオン抵抗の異なるスイッチを並列に接続してお
けば,いずれのスイッチが押下された状態にあるかを静
止電流線1の電圧,電流,位相変化により判別すること
が可能になる。
【0008】
【作用】本発明により,送信側に電源がない状態におい
ても,スイッチのオン・オフ検知のような信号量の比較
的少ない信号であれば,機械的接点を持たずに伝達する
ことが可能になる。
ても,スイッチのオン・オフ検知のような信号量の比較
的少ない信号であれば,機械的接点を持たずに伝達する
ことが可能になる。
【0009】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例を説明す
る。図1は本装置を,電動シャッター雨戸に付随する安
全停止機能における障害物有無信号の伝達装置に適用し
た場合の構成を示す装置構成図である。
る。図1は本装置を,電動シャッター雨戸に付随する安
全停止機能における障害物有無信号の伝達装置に適用し
た場合の構成を示す装置構成図である。
【0010】電動機の回転により下降するシャッターの
幅木5の先端に取り付けられた,障害物9により圧迫さ
れた場合に短絡状態となるテープスイッチ6のオン・オ
フの状態により,障害物9の有無を検知する装置におい
て,可動する幅木5から,固定設置された,電動機の回
転を制御する制御部7へ,テープスイッチ6の状態(オ
ンもしくはオフ)を伝達する必要がある。
幅木5の先端に取り付けられた,障害物9により圧迫さ
れた場合に短絡状態となるテープスイッチ6のオン・オ
フの状態により,障害物9の有無を検知する装置におい
て,可動する幅木5から,固定設置された,電動機の回
転を制御する制御部7へ,テープスイッチ6の状態(オ
ンもしくはオフ)を伝達する必要がある。
【0011】図2は図1の実施例における可動鉄心入り
環状ソレノイド2部分の詳細を示しており,ソレノイド
3の両端にテープスイッチ6を接続し,ガイドレール8
内に可動鉄心入り環状ソレノイド2,及び可動鉄心入り
環状ソレノイド2の閉磁路内を貫通する静止電流線1を
設置しておけば,可動鉄心入り環状ソレノイド2は幅木
5の上下動作に伴って,静止電流線1を貫通させた状態
を維持しつつ上下方向に動作が可能となる。
環状ソレノイド2部分の詳細を示しており,ソレノイド
3の両端にテープスイッチ6を接続し,ガイドレール8
内に可動鉄心入り環状ソレノイド2,及び可動鉄心入り
環状ソレノイド2の閉磁路内を貫通する静止電流線1を
設置しておけば,可動鉄心入り環状ソレノイド2は幅木
5の上下動作に伴って,静止電流線1を貫通させた状態
を維持しつつ上下方向に動作が可能となる。
【0012】従って,幅本5の上下動作中に生じる静止
電流線1の電圧,電流,位相の変化を制御部7にて検出
することにより障害物9の有無を判別する事が可能にな
る。本発明は,送信側に電源を必要としないが,電源が
搭載されている場合でも本装置を適用することが可能で
ある。
電流線1の電圧,電流,位相の変化を制御部7にて検出
することにより障害物9の有無を判別する事が可能にな
る。本発明は,送信側に電源を必要としないが,電源が
搭載されている場合でも本装置を適用することが可能で
ある。
【0013】図3は,図1の構成をなす伝達装置におけ
る制御部7の回路構成例である。静止電流線1の両端の
電圧変化によりスイッチのオンオフを検知する場合,ス
イッチがオンの時は静止電流線1の両端に生じる電圧が
低下するため,基準電圧入力13をオン時とオフ時の中
間電圧になるようにアッテネーター11を設定しておく
と,コンパレータ12の比較結果によりスイッチのオン
オフの判別が可能になる。
る制御部7の回路構成例である。静止電流線1の両端の
電圧変化によりスイッチのオンオフを検知する場合,ス
イッチがオンの時は静止電流線1の両端に生じる電圧が
低下するため,基準電圧入力13をオン時とオフ時の中
間電圧になるようにアッテネーター11を設定しておく
と,コンパレータ12の比較結果によりスイッチのオン
オフの判別が可能になる。
【0014】図4は,4ビットの信号を伝達する場合の
可動鉄心入り環状ソレノイド2側の回路構成例である。
可動鉄心入り環状ソレノイド2側の回路構成例である。
【0015】本装置は静止電流線1に流す電流,周波
数,可動鉄心入り環状ソレノイド2の磁路断面積,鉄心
の透磁率,静止電流線1と可動鉄心入り環状ソレノイド
2との距離などの条件を変えることにより信号伝達の特
性を変化させることが可能である。
数,可動鉄心入り環状ソレノイド2の磁路断面積,鉄心
の透磁率,静止電流線1と可動鉄心入り環状ソレノイド
2との距離などの条件を変えることにより信号伝達の特
性を変化させることが可能である。
【0016】
【発明の効果】以上詳記したように本発明にれば,磁気
結合を用いた信号伝達方式を用いることにより,信号量
が少ない場合,部品点数が少なく安価でかつ信頼性の高
い無電源無接触信号伝達装置が実現できる。
結合を用いた信号伝達方式を用いることにより,信号量
が少ない場合,部品点数が少なく安価でかつ信頼性の高
い無電源無接触信号伝達装置が実現できる。
【図1】本発明の一実施例による無電源無接触信号伝達
装置の装置構成図である。
装置の装置構成図である。
【図2】図1における可動鉄心入り環状ソレノイド2部
分の詳細図である。
分の詳細図である。
【図3】本発明の一実施例による無電源無接触信号伝達
装置の制御部の回路構成例である。
装置の制御部の回路構成例である。
【図4】本発明の4ビット信号伝達時の可動鉄心入り環
状ソレノイド2側の回路構成例である。
状ソレノイド2側の回路構成例である。
1 静止電流線 2 可動鉄心入り環状ソレノイド 3 ソレノイド 4 負荷 5 幅木 6 テープスイッチ 7 制御部 8 ガイドレール 9 障害物 10 交流電源 11 アッテネーター 12 コンパレータ 13 基準電圧入力 14 電動機制御部 15 電流制限抵抗 16 スイッチ
Claims (1)
- 【請求項1】交流電流が流れている静止電流線1を可動
鉄心入り環状ソレノイド2の閉磁路内に貫通させた回路
において,ソレノイド3の両端に負荷を接続する事によ
り,この負荷の変化が静止電流線1に電圧,電流,位相
の変化を与え,負荷変化の信号を無接触で静止電流線1
に伝達する無接触信号伝達装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8106041A JPH09260165A (ja) | 1996-03-22 | 1996-03-22 | 磁気結合による無接触信号伝達装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8106041A JPH09260165A (ja) | 1996-03-22 | 1996-03-22 | 磁気結合による無接触信号伝達装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09260165A true JPH09260165A (ja) | 1997-10-03 |
Family
ID=14423561
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8106041A Pending JPH09260165A (ja) | 1996-03-22 | 1996-03-22 | 磁気結合による無接触信号伝達装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09260165A (ja) |
-
1996
- 1996-03-22 JP JP8106041A patent/JPH09260165A/ja active Pending
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