JPH09259U - フィルム一体型カメラ包装体の製造方法 - Google Patents
フィルム一体型カメラ包装体の製造方法Info
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- JPH09259U JPH09259U JP1148196U JP1148196U JPH09259U JP H09259 U JPH09259 U JP H09259U JP 1148196 U JP1148196 U JP 1148196U JP 1148196 U JP1148196 U JP 1148196U JP H09259 U JPH09259 U JP H09259U
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- Pending
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- Containers And Plastic Fillers For Packaging (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 フィルム一体型カメラ包装体を、その外観形
状が各製品間でばらつきが少ないようにし、しかも防湿
・防塵効果を十分に持ったものを効率良く生産できるよ
うにする。 【構成】 撮影レンズ部がその周辺よりも突出した形状
のフィルム一体型カメラを、その背面が長尺のシート材
側となるように位置させ、該シート材の幅方向両側端の
内面を互いに対向させて該シート材が筒状となるように
して該フィルム一体型カメラを包囲させ、該シート材の
幅方向両側端の内面を互いに対向した状態でヒートシー
ルし、該筒状にヒートシールされたシート材の長手方向
について前記フィルム一体型カメラの両側に位置する部
分をヒートシールし、1パック毎に切断する。
状が各製品間でばらつきが少ないようにし、しかも防湿
・防塵効果を十分に持ったものを効率良く生産できるよ
うにする。 【構成】 撮影レンズ部がその周辺よりも突出した形状
のフィルム一体型カメラを、その背面が長尺のシート材
側となるように位置させ、該シート材の幅方向両側端の
内面を互いに対向させて該シート材が筒状となるように
して該フィルム一体型カメラを包囲させ、該シート材の
幅方向両側端の内面を互いに対向した状態でヒートシー
ルし、該筒状にヒートシールされたシート材の長手方向
について前記フィルム一体型カメラの両側に位置する部
分をヒートシールし、1パック毎に切断する。
Description
【0001】
本考案はフィルム一体型カメラを防湿・防塵の目的から包装部材で包装したフ ィルム一体型カメラ包装体の製造方法に関する。
【0002】
フィルム一体型カメラではカメラ内に予め未露光のフィルムが内蔵されていて 、該フィルム全部について撮影が終了すると、カメラはフィルムを内蔵したまま の状態で現像所に送られる。現像所ではカメラをこじあけたりしてフィルムを取 出し現像処理を行う。
【0003】 カメラは極めて安価であることが求められ、露光手段をもった暗箱としての機 能は有しているが、一方防湿・防塵等の機能に関しては一般の小型カメラに比較 すると不充分であるので、カメラは防湿・防塵効果をもった包装部材でシールさ れて出荷され、ユーザが撮影に当たって前記のシールされた包装部材を開封しカ メラを取出して撮影が行われる。
【0004】
フィルム一体型カメラを包装して出荷するフィルム一体型カメラ包装体は、そ の外観形状が各製品間でばらつきが少ないようにし、しかも防湿・防塵効果を十 分に持ったものを効率良く生産できるようにすることが必要である。
【0005】 本考案はこれ等の条件を満足させるフィルム一体型カメラ包装体の製造方法の 提供を目的とする。
【0006】
上記目的は、撮影レンズ部がその周辺よりも突出した形状のフィルム一体型カ メラを、その背面が長尺のシート材側となるように位置させ、該シート材の幅方 向両側端の内面を互いに対向させて該シート材が筒状となるようにして該フィル ム一体型カメラを包囲させ、該シート材の幅方向両側端の内面を互いに対向した 状態でヒートシールし、該筒状にヒートシールされたシート材の長手方向につい て前記フィルム一体型カメラの両側に位置する部分をヒートシールし、1パック 毎に切断することを特徴とするフィルム一体型カメラ包装体の製造方法によって 達成される。
【0007】
本考案の製造方法に基づき生産されるフィルム一体型カメラ包装体の一例を図 1および図2に基づき説明する。
【0008】 図2は本考案の製造方法により生産されるフィルム一体型カメラ包装体の包装 部材内に納められるフィルム一体型カメラを示すものであって、該カメラの本体 10は黒色の合成樹脂材料によって形成された若干の弾性を有する成型部材から 構成されるもので、その内部にはパトローネより引き出された状態の未露光のフ ィルムが装填されている。
【0009】 前記本体10はその前面に僅かに突出した撮影レンズ部11と枠形式のファイ ンダ12を、また上面にシャッタレリーズ板13とフィルムカウンタ窓14を、 さらに背面にはフィルム巻上げ用のノブ15を備えていて1コマ撮影の都度フィ ルム巻上げを行って露光済のフィルムをパトローネ内に巻込み、所定枚数の撮影 を終了した段階ではフィルムはすべてパトローネ内に収容される構造になってい る。
【0010】 露光済のフィルムはカメラに収めたままの状態でユーザから処理業者に送られ 、業者は明室にてカメラよりパトローネを取出し、以降通常のD.P.E作業と 同様の処理作業が行えるシステムになっている。
【0011】 また前記フィルム一体型カメラはカートン形式の外装部材を兼ねた保護カバー に収めて使用され、さらに市販に際しては防湿性の包装部材に収めてシールされ た状態で出荷される。
【0012】 本考案の製造方法において包装部材として用いられるシート材は、一例として 7μm厚のアルミ箔の両面に12μm厚さのPET材(ポリエチレンテレフタレ ート)と70μm厚のEVA材(エチレン酢酸ビニール)を接着剤を用いてサン ドイッチ状にドライラミネートしたものであって、PET材の表面に印刷がなさ れ、その面を外側として使用される。
【0013】 このシート材を用いての本考案の製造方法は、以下のように行われる。
【0014】 まず、長尺のシート材の上にカメラを撮影レンズ部が上となって背面がシート 材側となるように載置する。
【0015】 次に、シート材の幅方向についてカメラの両側のシート材を筒状にカメラを包 囲させ、シート材の幅方向両側端の内面を互いに対向させてゴザ目で押圧過熱し てヒートシールする。
【0016】 このような方法を採ることにより、撮影レンズ部11がその周辺よりも突出し て表面に凹凸のあるフィルム一体型カメラも、凹凸の少ない背面側を位置決めの ための基準面として長尺のシート材上に安定した状態で載置することができ、し かもフィルム一体型カメラ本体の稜部を利用して包装部材の折り曲げが行えるこ ととなり、各製品間での外観形状のばらつきが低減される。
【0017】 さらに筒状とされたシート材は、シート材の長手方向についてカメラの前後に 相当する部分(両側に位置する部分)を横目の縞状にヒートシールしてカメラを 気密状態とした上で1パック毎に切断される。
【0018】 なお縞目のピッチは1mm見当で百数十度の温度でヒートシールされる。
【0019】 図1はこのようにして製造されたフィルム一体型カメラをパックした状態のフ ィルム一体型カメラ包装体1を示したもので前述したシート材はA部に示す如く 折畳まれた上、貼合わせ部2はゴザ目状に、またシール部1Aと1Bは横目状に ヒートシールされることによって収容したカメラを気密状態としている。
【0020】 フィルム一体型カメラは本体10の前面側を前記貼合わせ部2に面する向きに て収容されており、該貼合わせ部2を折り返して図1に示すように撮影レンズ部 11と貼合わせ部2が重なるように、貼合わせ部2をもって撮影レンズ部11を カバーして保護する状態でパックされる。
【0021】 それによってフィルム一体型カメラは防湿・防塵ばかりでなく、カメラの最も 重要部分とされ、また構造的にも弱い撮影レンズ部11を衝撃等による破損から 保護されることとなる。
【0022】 なおシール部1Aには吊り下げ用の穴部3、またシール部1Bにはフィルム一 体型カメラ包装体1を開封するための切欠き部4がそれぞれ設けられている。
【0023】
本考案により、撮影レンズ部がその周辺よりも突出した形状のフィルム一体型 カメラを包装部材により包囲して形成したフィルム一体型カメラ包装体を、各製 品間での外観形状のばらつきを少なく、しかも十分に防湿・防塵効果を持ったも のとして効率よく生産することができることとなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の製造方法により生産されたフィルム一
体型カメラ包装体の外観斜視図
体型カメラ包装体の外観斜視図
【図2】包装部材にパックされるフィルム一体型カメラ
の外観斜視図
の外観斜視図
1 フィルム一体型カメラ包装体 1A,1B シール部 2 貼合わせ部 3 穴部 4 切欠き部 10 (カメラ)本体 11 撮影レンズ部
Claims (1)
- 【請求項1】 撮影レンズ部がその周辺よりも突出した
形状のフィルム一体型カメラを、その背面が長尺のシー
ト材側となるように位置させ、該シート材の幅方向両側
端の内面を互いに対向させて該シート材が筒状となるよ
うにして該フィルム一体型カメラを包囲させ、該シート
材の幅方向両側端の内面を互いに対向した状態でヒート
シールし、該筒状にヒートシールされたシート材の長手
方向について前記フィルム一体型カメラの両側に位置す
る部分をヒートシールし、1パック毎に切断することを
特徴とするフィルム一体型カメラ包装体の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1148196U JPH09259U (ja) | 1996-11-11 | 1996-11-11 | フィルム一体型カメラ包装体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1148196U JPH09259U (ja) | 1996-11-11 | 1996-11-11 | フィルム一体型カメラ包装体の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09259U true JPH09259U (ja) | 1997-05-06 |
Family
ID=11779254
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1148196U Pending JPH09259U (ja) | 1996-11-11 | 1996-11-11 | フィルム一体型カメラ包装体の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09259U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5189766U (ja) * | 1975-01-14 | 1976-07-17 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63271327A (ja) * | 1987-04-30 | 1988-11-09 | Konica Corp | フィルム一体型カメラ |
JPS63272668A (ja) * | 1987-04-28 | 1988-11-10 | Fuji Photo Film Co Ltd | 写真感光材料用1重ガゼット袋 |
JPS63305351A (ja) * | 1987-06-08 | 1988-12-13 | Fuji Photo Film Co Ltd | ロ−ル状感光材料包装体の製造方法 |
-
1996
- 1996-11-11 JP JP1148196U patent/JPH09259U/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63272668A (ja) * | 1987-04-28 | 1988-11-10 | Fuji Photo Film Co Ltd | 写真感光材料用1重ガゼット袋 |
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JPS63305351A (ja) * | 1987-06-08 | 1988-12-13 | Fuji Photo Film Co Ltd | ロ−ル状感光材料包装体の製造方法 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5189766U (ja) * | 1975-01-14 | 1976-07-17 |
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