JPH09259503A - カートリッジ搬送装置の位置決め装置 - Google Patents

カートリッジ搬送装置の位置決め装置

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JPH09259503A
JPH09259503A JP6251896A JP6251896A JPH09259503A JP H09259503 A JPH09259503 A JP H09259503A JP 6251896 A JP6251896 A JP 6251896A JP 6251896 A JP6251896 A JP 6251896A JP H09259503 A JPH09259503 A JP H09259503A
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medium
cartridge
holder
positioning
sensor
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JP6251896A
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Kazuchika Yokoi
千和 横井
Toshiyasu Hattori
俊康 服部
Osamu Ichii
修 一井
Yoshihiro Fukagawa
芳弘 深川
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Hitachi Ltd
Hitachi Advanced Digital Inc
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Video and Information System Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明はライブラリ装置において、簡易な構成
で、高精度にカートリッジ搬送装置を水平方向に位置決
めする装置を提供することである。 【解決手段】搬送装置の水平位置決めを、弾性部材(6
4)を介した軸受け等の転動部材(65)が、V字状の
切り欠き部(61c)へ係合することによるラッチ動作
で行うようにしたので、ライブラリ装置を低コスト化で
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光ディスクカートリ
ッジや磁気テープカートリッジ等の記録媒体を格納し、
情報を処理するライブラリ装置において、カートリッジ
を搬送する装置の位置決めに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ライブラリ装置内には、カートリッジを
格納する媒体格納庫と、カートリッジ内の記録媒体に情
報を記録再生するデータ記録再生装置と、媒体格納庫と
データ記録再生装置間でカートリッジを搬送する搬送装
置が内蔵されている。搬送装置は媒体格納庫からカート
リッジを抜き出し・排出する媒体投入排出機構と、媒体
投入排出機構およびカートリッジを指定される媒体格納
庫の位置あるいはデータ記録再生装置の位置へ搬送する
媒体搬送機構で構成される。
【0003】ライブラリ装置は装置あたりの記録容量を
大きくするために、媒体格納庫の集積度を高め、格納さ
れるカートリッジ数を増やしている。そのため、媒体投
入排出機構は前後方向の、媒体搬送機構は水平・上下方
向の高精度な位置決め精度を必要とされる。これらの位
置決め制御方式としては、搬送装置の位置を検出するセ
ンサを用いて搬送装置を移動させる駆動源へフィードバ
ックをかける方法が一般的である。
【0004】この中で水平方向については、媒体格納庫
を2列にして搬送装置を左右のストッパに押し当てて位
置決めするものがあるが、3列以上になると左右のスト
ッパに押し当てる以外に中列での位置決め機構が別途必
要になる。水平方向の位置決めに関して、上述のセンサ
を用いる方法としては、搬送装置の移動範囲に位置を規
定するフラグを設置し、そのフラグをセンサにて検出す
る方法や、搬送装置を駆動するモータ等のアクチュエー
タの角変位を検出・演算するものがある。その他に、例
えば「特開平2−267769号」公報に記載の装置の
ように、搬送装置を所定の位置まで移動させて、ラッチ
とラッチを駆動するアクチュエータを用いてメカニカル
に位置決めする方法がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、以下
のような問題があった。
【0006】搬送装置の位置を規定するフラグとセンサ
による方法は、搬送装置と一体あるいは移動範囲上にセ
ンサを取付けるため、センサへの布線を必要であった
り、センサ自体が高価である等の問題があった。
【0007】アクチュエータの角変位を検出・演算する
ものは、高精度に位置決めしようとすると角変位を検出
するセンシング部が高価になったり、アクチュエータか
ら機構部品までの組立ばらつきや経時変化によっては位
置決め不良が発生する等の問題があった。
【0008】ラッチとラッチを駆動するアクチュエータ
を用いてメカニカルに位置決めする方法は、アクチュエ
ータが位置決めするためだけに用いるのであればその分
高価になり、公知例のように別の用途のアクチュエータ
と兼用するものであっても、そのアクチュエータを制御
するためのシーケンスや機構部品が増えて複雑になると
いった問題がある。しいていえば、機構が複雑になるた
めに、コストが増す、組立が難しい、動作に遅延が必要
等の問題があった。
【0009】本発明の目的は上記従来技術の問題点を鑑
み、簡易な構成で、高精度にカートリッジ搬送装置を水
平方向に位置決めする装置を提供することを目的として
いる。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は搬送装置の水平位置決めを、弾性部材を介
した軸受け等の転動部材が、V字状の切り欠き部へ係合
することによるラッチ動作で行うようにしたものであ
る。
【0011】すなわち、搬送装置の水平可動部には弾性
部材を介した軸受け等の転動部材が一体に取り付けら
れ、転動部材が搬送装置の固定案内レールと弾性部材で
付勢され、当接しながら水平移動可能になっている。固
定案内レールには、カートリッジ等と搬送装置が相対す
る位置で転動部材がV字状の切り欠き部とラッチするよ
うにV字状の切り欠き部が成形されている。
【0012】搬送装置を中央部で位置決めする場合、搬
送装置は駆動制御され、モータ等によって転動部材がV
字状の切り欠き部と係合する所まで移動され、制御を停
止される。その後、搬送装置は弾性部材の付勢力によっ
て水平方向の駆動力を付与され、転動部材がV字状の切
り欠き部に沿ってラッチする位置まで微少に移動され、
位置決めされる。この位置決めされた状態から搬送装置
が別の位置へ移動される場合、転動部材がV字状の切り
欠き部とラッチする力(弾性部材の付勢力)以上の搬送
装置の駆動力によって転動部材がV字状の切り欠き部を
脱出し、搬送装置は水平移動される。
【0013】搬送装置が転動部材とV字状の切り欠き部
と係合する所を通過して位置決めされる場合、搬送装置
はモータ等の弾性部材の付勢力以上の駆動力、及び慣性
力によって移動され、通過する。
【0014】
【発明の実施の形態】はじめに本発明を搭載する装置の
実施例に関して説明する。図2は光ディスクライブラリ
装置の内部概略構造図である。光ディスクライブラリ装
置は、光ディスクカートリッジ10を保管する媒体保管
庫1と、光ディスクにデータを記録再生するデータ記録
再生装置2、光ディスクライブラリ装置外部から光ディ
スクカートリッジ10を光ディスクライブラリ装置内部
に投入し、または光ディスクライブラリ装置内部から光
ディスクライブラリ装置外部に光ディスクカートリッジ
10を排出するための媒体投入排出機構12と、光ディ
スクカートリッジ10を前記媒体保管庫1、データ記録
再生装置2または媒体投入排出機構12から抜き出し、
媒体保管庫1、データ記録再生装置2または、媒体投入
排出機構12に搬送する事が出来るホルダ(A)3とホ
ルダ(B)4、そのホルダ(A)3,ホルダ(B)4お
よび上位装置とのI/Fを制御するライブラリ制御部1
6と、これに電力を供給する電源11等から構成され
る。
【0015】以降、媒体保管庫1、データ記録再生装置
2、媒体投入排出機構12、ホルダ(A)3,及びホル
ダ(B)4を総称して、セルと呼ぶ。
【0016】媒体保管庫1、データ記録再生装置2、媒
体投入排出機構12は、上下方向に対称に配置してい
る。これは、後述するホルダ(A)3,ホルダ(B)の
制御の最適化のためと、データ記録再生装置2の取付
け、交換作業性向上のためである。データ記録再生装置
2の取付け、交換作業性向上とは、作業員が立った状態
で無理なく作業できるということである。
【0017】次に図3によりホルダの機構について説明
する。ホルダの動作としては、光ディスクカートリッジ
10をセルへ挿入またはセルから引き抜く動作(以降フ
ィード動作と呼ぶ)と、光ディスクカートリッジ10を
ホルダ内で反転させる動作と、左右に移動する動作と、
上下に移動する動作がある。
【0018】フィード動作の駆動源は、フィードモータ
26である。この駆動力をギア列でリードスクリュウ2
3に伝達し、リードスクリュウ23によってフィード動
作方向の直線運動に変換し、媒体保持機構21を動作さ
せる。反転もこのフィードモータ26によって駆動して
いる。
【0019】また、左右移動動作の駆動源は左右移動モ
ータ27である。この駆動力をギア列及びプーリで左右
移動シンクロベルト25に伝達し、左右動作方向の直線
運動に変換し、左右移動動作させる。
【0020】上下動作の駆動源は、エレベータモータ5
である。エレベータモータの回転軸に取り付けてあるプ
ーリでシンクロベルト8に伝達し、上下動作方向の直線
運動に変換し、ホルダを上下動作させる。エレベータ系
は、ホルダの重量をキャンセルするために、ホルダにホ
ルダとほぼ同重量のカウンタウエイト14(図1)をワ
イヤで接続している。
【0021】前記の各モータにはそれぞれ回転数と回転
方向を検出するためのエンコーダを取り付けてあり、そ
の信号を検出することによりライブラリ制御部16が各
モータを制御している。
【0022】次にホルダ(A)3とホルダ(B)4の概
略動作を説明する。ホルダ(A)3とホルダ(B)4の
制御方法は以下に示す2種類の方法がある。
【0023】第1の方法は、ホルダ(A)3またはホル
ダ(B)4のどちらか1つのみを動作させ、他の1つは
動作しているホルダの動作範囲外に退避させておき、動
作しているホルダが以下に示す条件になった場合に、動
作しているホルダに替わって動作する方法である。この
条件とは、 (1)動作しているホルダに異常を検出した場合。 (2)動作しているホルダのリトライ回数が設定した回
数を超えたとき。 (3)動作しているホルダの動作回数が設定した回数を
超えたとき。 である。
【0024】(3)の条件は、動作しているホルダと退
避しているホルダの動作回数を均一化する事を目的とし
ている。
【0025】第2の方法は、ホルダ(A)3と装置の上
側半分で1台の光ディスクライブラリ装置、ホルダ
(B)4と装置の下側半分で1台の光ディスクライブラ
リ装置と擬似的に上位装置に認識させる方法である。こ
のとき、片側のホルダが故障した場合は、正常なホルダ
が上下全てのセルにアクセスする事により装置ダウンを
回避できる。第2の方法で正常動作をしているときは、
アクセス時間が、第1の方法に比べて最大で1/2に短
縮できる。
【0026】次に第1の方法で退避しているホルダの状
態を説明する。ホルダ(A)3は、前記に示したように
カウンタウエイト14によってバランスを取っている
が、ホルダ(A)3の方が軽くまた、ホルダ(B)4
は、カウンタウエイト14より重く設定してある。この
ためホルダが自由な状態で装置に振動が加わった場合ホ
ルダ(A)3は、ホルダ(A)3の退避位置である上側
に押しつけられ、ホルダ(B)4は、ホルダ(B)4の
退避位置である下側に押しつけられる事になる。これに
より退避状態では、エレベータモータ5のサーボもき
り、固定部材も使用せず自由な状態としてある。
【0027】次に実施例のセンサ系について説明する。
図4は本発明により構成された光ディスクライブラリ装
置の筐体に設置されたセンサの例を示す。
【0028】図5はホルダの斜視図を示す。
【0029】媒体飛び出しセンサ50a、50bは媒体
保管棚1とホルダ3または4の間に設置され、光ディス
クカートリッジ10が媒体保管棚1からホルダ3または
4側に飛び出した事を検出するセンサである。このセン
サを用いて光ディスクカートリッジ10を媒体保管棚1
からホルダ3または4に搬送する途中の状態が正しい事
も確認ている。媒体飛び出しセンサ50a、50bは光
学センサで構成され、発光側媒体飛び出しセンサ50a
と、受光側媒体飛び出しセンサ50bを1対として構成
される。つまり、発光側媒体飛び出しセンサ50aから
の光線が光ディスクカートリッジ10により遮光される
と、受光側媒体飛び出しセンサ50bがこれを検出する
仕組みである。
【0030】記憶容量の増大の為、媒体保管棚1は光デ
ィスクライブラリ装置内部に複数列設置される。媒体飛
び出しセンサ50a、50bは媒体保管棚1の各列の前
に設置されるので、媒体飛び出しセンサ50a、50b
も複数設置される。各媒体保管棚1の発光側媒体飛び出
しセンサ50aの光は受光側媒体飛び出しセンサ50b
に向けて発光されるが、他の受光側媒体飛び出しセンサ
に影響を与えない様にする為、発光側媒体飛び出しセン
サ50aの光束は理想的には広がらずに受光側媒体飛び
出しセンサ50bに届く事が望ましい。従来技術ではこ
れを実現する為に、発光側媒体飛び出しセンサ50aに
高価な光学レンズ群による光束の絞り込み機構やレーザ
モジュール等を用いていた。本装置では、発光側媒体飛
び出しセンサ50aに安価な高輝度LEDを用い、光は
ライブラリ制御部16により変調され、信号として送出
される。受光側媒体飛び出しセンサ50bでは受光した
光信号をライブラリ制御部16に送り、変調信号を解析
する。解析された変調信号が、発光側媒体飛び出しセン
サ50aの変調と同期していた場合についてのみ光の遮
光有無を判定する。変調の周波数は媒体搬送を制御する
為に必要な周波数より十分に高く設定してあり、光の変
調が同期している事を判定する時間が媒体搬送に影響を
与える事は無い。各媒体保管棚1の発光側媒体飛び出し
センサ50aの光は受光側媒体飛び出しセンサ50bに
向けて発光されるが、光の拡散により隣接する受光側媒
体飛び出しセンサ50bにも届く。しかし、各列のセン
サは、それぞれ時間をずらしてセンサ50aを発光させ
ており、自列のセンサ50aが発光しているときのみセ
ンサ50bの信号を検出しているため、他列のセンサ5
0aの光を受光しても検出すべき時間ではないため影響
を受けることはない。
【0031】退避センサ51aはホルダ(A)3が媒体
搬送経路から退避した位置にある事を検出するセンサで
ある。退避センサ51bはホルダ(B)4が媒体搬送経
路から退避した位置にある事を検出するセンサである。
ホルダ(A)3またはホルダ(B)4の何れか一方が動
作不可能になった場合、故障ホルダは該センサが検出さ
れる位置まで退避動作を実行し、正常なホルダによる媒
体搬送を妨げないように搬送経路を確保する。退避動作
は故障ホルダの上下動作機構が動作可能な場合、故障ホ
ルダの上下動作機構により実行するが、故障ホルダの上
下動作機構が動作不可能な場合は正常なホルダにより故
障ホルダを退避位置まで押し出すことで実行可能であ
る。
【0032】位置決めセンサ52は各ホルダのエレベー
タシャフト近傍に取り付けられるセンサである。ホルダ
はエレベータモータ5に取り付けられたエンコーダから
のモータ回転数によりその位置を知ることができるが、
位置決めセンサ52はホルダの上下位置決めが正しく行
われていることを確認するセンサである。位置決めセン
サ52を遮光するフラグはセル1段毎に1つ設けられ、
ホルダの上下動作途中に正しくフラグの数がカウントさ
れた事を確認する事でホルダが正しく移動した事も確認
している。
【0033】また、ホルダの移動停止後、フラグが位置
決めセンサ52を遮光していることでセル前に正しく位
置決めされていることを確認している。位置決めセンサ
52は理想的にはホルダ3または4の最先端部、セルの
近傍に配置したいが、ホルダが左右動作を実行する事か
ら、位置決めセンサ52を遮光するフラグの実装ができ
ず、この位置に設定されている。
【0034】位置ずれ検出センサ53はセル直前のホル
ダ3または4の最先端部に取り付けられたセンサであ
る。該センサは、ホルダに予期せぬ外力が加わりホルダ
の先端部が上下方向に変形した場合、この変形量をライ
ブラリ制御部16が認識する為の基準位置を検出するセ
ンサである。今ホルダが異常な外力を受けて下方向に変
形した場合を考える。変形量が規定量を越えると、光デ
ィスクカートリッジ10のフィード動作がエラーとな
る。このことを検出したライブラリ制御部16はホルダ
の変形量確認の動作を実行する。手順は、ホルダを左右
方向の規定位置に位置決めした後、ホルダを下方向に下
げる。床に固定された位置ずれ検出センサ53遮光用フ
ラグを位置ずれ検出センサ53が検出した位置でエレベ
ータモータのエンコーダ回転数を学習する。この学習値
と基準位置との位置ずれ量をホルダの変形量として記憶
し、ホルダの上下動作位置制御の補正値として制御パラ
メータにフィードバックする。
【0035】媒体有無センサ54はセル直前のホルダ3
または4の最先端部に取り付けられたセンサである。該
センサはセル内部に格納された光ディスクカートリッジ
10の有無を検出するセンサである。該センサはパワ−
オン時のイニシャライズ動作でセル内のカ−トリッジ有
無をチェックし、ライブラリ装置のライブラリ制御部1
6に実装されている不揮発性メモリ−に記憶しているカ
−トリッジ情報と違いがないことで、カ−トリッジが装
置電源OFFの間に動かされていないことをことを確認
する。センサは反射タイプのフォトセンサを使用し、直
接カ−トリッジを検出する。この為、カ−トリッジの
色、汚れ、そり及びセル内での傾き、等で検出信号が影
響され、カ−トリッジの側面全てでは信号が保証され
ず、一部で検出信号が欠落する場合がある。カ−トリッ
ジ検出の信頼度を向上させる為、カ−トリッジ有りの認
識は、信号が一部欠落しても誤検出しないようマイクロ
で判定する必要がある。本実施例では、カ−トリッジを
本来検出出来るフラグ間で、一定の短い間隔で信号を確
認し、有ると検出した場合プラス1、無しと検出した場
合マイナス1とし、前記加算値が所定の数を越えた場合
有りと認識する。このことによりカ−トリッジに汚れが
付きほとんど信号が出力されない場合でも、誤検出する
ことなくカ−トリッジの有無を確認できる。
【0036】LRセンサ55はホルダが左右方向の基準
位置にいることを検出するセンサである。反転禁止領域
センサ56はホルダが寸法による拘束のため反転動作が
できない装置の最上部近傍・最下部近傍にいることを検
出するセンサである。このセンサはホルダの上下動作の
基準位置検出機能を兼ねている。
【0037】水平検出センサ57はホルダの水平状態、
つまり光ディスクカートリッジ10をセルに挿入引き抜
き出来る状態であることを検出するセンサである。フィ
ード動作と反転動作はフィードモータにより実行する
為、このセンサはフィード動作の基準位置検出機能を兼
ねている。
【0038】次に本発明のホルダの水平位置決め動作に
ついて説明する。図1はホルダの水平位置決め機構部の
斜視図である。ホルダ3、4には図3で示した媒体保持
機構を保持し、左右に移動する左右ベース60が、シャ
フト24及びレール61に案内、支持されている。左右
ベース60にはシャフト24と勘合するリニアボールベ
アリング62a、62bと、レール61の案内面61a
と当接するベアリング63が一体で取り付けられてい
る。また、左右ベース60には、レール61の案内面6
1bと当接して付勢する板バネ64で支持されるベアリ
ング65が、ブラケット66を介して一体に取り付けら
れている。レール61の案内面61bには、図3に示し
た光ディスクカートリッジ10がセルにフィード動作可
能な位置に対応した、ベアリング65とラッチする位置
にV字状の切り欠き61c(以下V溝61cと呼ぶ)が
成形されている。左右ベース60は、左右移動モータ2
7の駆動力をギヤ列及びプーリでシンクロベルト25に
伝達され、移動される。左右ベース60の左右の位置決
めは、左右ベース60のストッパ66、67を、ホルダ
3、4に取り付けられたストッパ68、69に押しつけ
ることによって行う。
【0039】図6、7はホルダの水平位置決め機構部の
詳細を示す上面図である。左右ベース60の左右端の位
置決めは上述したが、セルが2列以上の場合は左右ベー
ス60の中央部の位置決めが必要となる。図6は左右ベ
ース60が矢印で表す水平に移動中の状態を示したもの
である。ベアリング65は、板バネ64で付勢されレー
ル61の案内面61bに押しつけられ、回動される。こ
の時、板バネ64の付勢力は水平方向の垂直に働き、さ
らにベアリングによって左右ベース60の水平方向へは
ほとんど負荷がかからず、左右ベース60は水平に移動
される。
【0040】次にホルダ3、4を中央部で位置決めする
場合を説明する、左右ベース60は図1で示した左右移
動モータ27のエンコーダによって検出されているた
め、ベアリング65の中心がV溝61cへ略進入する位
置で駆動制御を停止される。ベアリング65は板バネ6
4の付勢力によってV溝61cへ進入し、図7で示すよ
うに板バネ64の付勢力によってV溝61cの両辺とベ
アリング65が係合して釣り合う位置で停止する。この
時、左右ベース60はV溝61cの中央とベアリング6
5の中心が合致する位置でメカニカルに、繰り返し精度
よく、高精度に位置決めできる。ベアリング65がV溝
61cの位置から移動する場合は、上述の板バネ64の
付勢力に比べて図1で示した左右移動モータ27の水平
駆動力が大きいため、ベアリング65はV溝61cを脱
出する。
【0041】左右ベース60がV溝61cを通過する場
合も同様に、板バネ64の付勢力に比べて図1で示した
左右移動モータ27の水平駆動力が大きいため、ベアリ
ング65がV溝61cに進入してもすぐに脱出できる。
【0042】本実施例では可動部(左右ベース60)と
固定部(V溝61c)のラッチをベアリングとV字状切
り欠きにて記載してあるが、ベアリングは球体でラッチ
部が略半球体、あるいはベアリングが円筒形でラッチ部
が略半円筒であっても構わない。また、本実施例では弾
性部材を可動部側で記載してあるが、固定部側にあって
も構わない。さらに、本実施例ではラッチ部が1箇所の
場合を記載してあるが、例えばセルが4列の場合はラッ
チ部が2箇所になるように、複数あっても構わないし、
左右の両端もラッチで構成しても構わない。
【0043】
【発明の効果】本発明によれば、高精度で高価なセンサ
を用いることなく、調整なしで媒体搬送機構を位置決め
できるので、ライブラリ装置を低コスト化できる。さら
に、複雑なシーケンスなしで高精度に媒体搬送機構を位
置決めできるので、ライブラリ装置の信頼性を向上でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すホルダの水平位置決め
機構部の斜視図である。
【図2】本発明の一実施例を示す光ディスクライブラリ
装置の内部概略斜視図である。
【図3】本発明の一実施例を示すホルダの斜視図であ
る。
【図4】本発明の一実施例を示す光ディスクライブラリ
装置の内部概略斜視図である。
【図5】本発明の一実施例を示すホルダの斜視図であ
る。
【図6】本発明の一実施例を示すホルダの水平位置決め
機構を示す図である。
【図7】本発明の一実施例を示すホルダの水平位置決め
機構を示す図である。
【符号の説明】
1・・・媒体保管庫 2・・・データ記録再生装置 3、4・・・ホルダ 60・・・左右ベース 61・・・レール 61c・・・V溝 64・・・板バネ 65・・・ベアリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 一井 修 神奈川県小田原市国府津2880番地 株式会 社日立製作所ストレージシステム事業部内 (72)発明者 深川 芳弘 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立画像情報システム内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】情報を記録された記録媒体を内包するカー
    トリッジを格納する媒体格納庫と、前記記録媒体に情報
    を記録・再生するデータ記録再生装置と、前記媒体格納
    庫からカートリッジを抜き出し・排出する媒体投入排出
    機構と、前記媒体投入排出機構およびカートリッジを指
    定される前記媒体格納庫の位置あるいは前記データ記録
    再生装置の位置へ搬送する媒体搬送機構と、前記媒体搬
    送機構を駆動・制御する制御回路部が内蔵されているラ
    イブラリ装置において、 前記媒体搬送機構の位置決めを前記制御回路部の停止
    と、前記媒体搬送機構の弾性部材を介した軸受け等の転
    動部材がV字状の切り欠き部と係合することによるラッ
    チ動作で行うようにしたことを特徴とするカートリッジ
    搬送装置の位置決め装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のカートリッジ搬送装置の
    位置決め装置において、前記媒体搬送機構の両端の位置
    決めは、両端の停止部材に押し当てて行うカートリッジ
    搬送装置の位置決め装置。
  3. 【請求項3】請求項1に記載のカートリッジ搬送装置の
    位置決め装置において、前記転動部材が円筒あるいは球
    体であることを特徴とするカートリッジ搬送装置の位置
    決め装置。
  4. 【請求項4】請求項1に記載のカートリッジ搬送装置の
    位置決め装置において、前記転動部材と係合する部材が
    略半円筒あるいは略半球体であることを特徴とするカー
    トリッジ搬送装置の位置決め装置。
  5. 【請求項5】請求項1に記載のライブラリ装置におい
    て、前記媒体搬送機構の軸受け等の転動部材が弾性部材
    を介したV字状の切り欠き部と係合することによるラッ
    チ動作で行うようにしたことを特徴とするカートリッジ
    搬送装置の位置決め装置。
  6. 【請求項6】請求項1に記載のライブラリ装置におい
    て、カートリッジ搬送装置の位置決め装置が複数あるこ
    とを特徴とするカートリッジ搬送装置の位置決め装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7047538B2 (en) * 2000-11-17 2006-05-16 Sony Corporation Recording and/or reproducing device for disk
JP2009223943A (ja) * 2008-03-14 2009-10-01 Fujitsu Ltd 記憶媒体ライブラリ装置、記憶媒体ライブラリ装置の制御方法およびそのためのプログラム

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JP2009223943A (ja) * 2008-03-14 2009-10-01 Fujitsu Ltd 記憶媒体ライブラリ装置、記憶媒体ライブラリ装置の制御方法およびそのためのプログラム

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