JPH09258713A - フォント生成装置およびフォント生成方法 - Google Patents

フォント生成装置およびフォント生成方法

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JPH09258713A
JPH09258713A JP8063123A JP6312396A JPH09258713A JP H09258713 A JPH09258713 A JP H09258713A JP 8063123 A JP8063123 A JP 8063123A JP 6312396 A JP6312396 A JP 6312396A JP H09258713 A JPH09258713 A JP H09258713A
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JP
Japan
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font
transformation
shape
destination
point
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Pending
Application number
JP8063123A
Other languages
English (en)
Inventor
Mikio Endo
幹雄 遠藤
Hiroyuki Domon
浩之 土門
Shin Ideto
伸 出戸
Naoyuki Noguchi
尚幸 野口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Social Science Labs Ltd
Original Assignee
Fujitsu Social Science Labs Ltd
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Publication date
Application filed by Fujitsu Social Science Labs Ltd filed Critical Fujitsu Social Science Labs Ltd
Priority to JP8063123A priority Critical patent/JPH09258713A/ja
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  • Record Information Processing For Printing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 印刷文字のフォントを生成するフォント生成
装置に関し,少ないデータ量で,元字に基づいて文字の
品位を落とすことなく元字の特徴を保持した変形した書
体を任意の変形度で生成することを目的とする。 【解決手段】 変形元として選択された形状変形元フォ
ントと変形先として選択された形状変形先フォントを保
持するフォント保持部と,フォント保持部の保持するフ
ォントを印刷文字にビットマップ展開するビットマップ
展開部と,ビットマップ展開された印刷データを保持す
るビットマップデータ保持部と,ビットマップ展開され
た印刷データを印刷装置に出力する出力部と,形状変形
元フォントと形状変形先フォントに基づいて変形フォン
トを生成する変形フォント生成部とを備え,登録されて
いるフォントの形状を変形して出力可能である構成を持
つ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は印刷文字のフォント
を生成するフォント生成装置及びフォント生成方法に関
する。
【0002】コンピュータを利用して文書を作成し,印
刷する電子出版(DTP:Desk TopPublishiing)等で
印刷出力する文字の書体は,フォントが固定的であり,
あらかじめ登録されたフォントしか使用できなかった
(指定フォントを予め決められた方法で斜体や影付きの
文字に変形することはできるが,基本のデザインの変更
はできなかった)。本発明は,例えば,標準文字と標準
文字を太くした太字に対してその中間の書体等に変形し
たフォントを変形前の文字の品位,デザイン的特徴を保
持したままで生成することのできるフォント生成装置及
びフォント生成方法に関するものである。
【0003】
【従来の技術】従来,DTP等で使用するフォントはア
ウトライフォント(ベクトルフォント)と呼ばれるデー
タ形式で表現されていた。このデータ形式は,文字の輪
郭を複数のセグメントに分割し,各セグメントの通過点
と制御点により構成されるものである。そして,文字を
再現するときには,まず印刷装置の解像力と文字の大き
さ(ポイント,級数)によって決定される座標に通過点
を配置する。そして,配置した通過点を直線あるいは通
過点と制御点により決められるベジェ曲線で結ぶ。結ん
だ線は文字の輪郭となり,内側を黒く塗りつぶすこと,
あるい輪郭線を太くする等で文字とする。アウトライン
フォントの利点は出力する印刷装置の解像度に影響され
ずに高品位でかつ任意の大きさの文字を出力できること
である。
【0004】図21は従来のフォント生成装置を示す。
図21において,211はフォント生成装置である。
【0005】212はフォント入力部であって,文字フ
ォントの描画データを保持する磁気ディスク装置231
からフォントの描画データを取り込むものである。21
6はフォント保持部215に保持された「ぁ」(ひらが
な促音)の描画データであって,「ぁ」(ひらがな促
音)を生成するためのベジェ曲線等の通過点,制御点等
のデータである。
【0006】217はフォント保持部215に保持され
た「あ」(ひらがな)であって,「あ」(ひらがな)を
生成するためのベジェ曲線等の通過点,制御点等のデー
タである。
【0007】221はフォント生成条件入力部であっ
て,フォント保持部215に保持されたフォントの種類
(例えば,JIS X0208で定義される情報交換用
漢字符号),プリンタの解像度等の情報を入力するもの
である。
【0008】222は輪郭線生成部であって,通過点,
制御点に基づいてベジェ曲線等により文字の輪郭線を生
成するものである。223はビットマップ展開部であっ
て,輪郭線および輪郭線の内側を黒く塗りつぶす等の処
理により文字をビットマップデータ保持部224に展開
するものである。
【0009】224はビットマップデータ保持部であっ
て,展開された文字のビットマップデータを保持するも
のである。225は出力部であって,ビット展開された
文字を印刷装置236,表示装置237等に出力するも
のである。
【0010】231は磁気ディスク装置であって,フォ
ント232を保持するものである。235’は入力装置
である。236は印刷装置である。
【0011】237は表示装置である。図21の構成の
動作は後述する。図22は従来の技術の説明図であっ
て,3次ベジェ曲線により文字の輪郭を生成する場合で
ある。
【0012】211”は3次ベジェ曲線である。a1
2 は通過点である。c12, c21は制御点である。
【0013】3次ベジェ曲線は,通過点(a1 ,a2
を通る3次ベジェ曲線を制御点 c12, c21を基に生成し
たものである。セグメントa1 − c12が3次ベジェ曲線
211”の通過点a1 の接線であり,セグメントa2
c21が3次ベジェ曲線211”の通過点a2 の接線であ
る。ベジェ曲線の算出方法の詳細は省略する。
【0014】215はフォント保持部である。235は
インデックス保持部であって,「ぁ」(ひらがな促
音),「あ」(ひらがな),「ぃ」(ひらがな促音)等
のデータへのポインタを保持するものである。
【0015】218はフォント描画データ部であって,
通過点,制御点の座標を保持するものである。219は
「ぁ」の描画データであって,「ぁ」のデータ数,通過
点a1 の(X,Y)座標,制御点 c12の(X,Y)座
標,制御点 c21の(X,Y)座標,通過点a2 の(X,
Y)座標等を保持するものである。
【0016】220は「あ」(ひらがな)の描画データ
であって,データ数,通過点a1 の(X,Y)座標,制
御点 c12の(X,Y)座標等を保持するものである。図
23は従来の技術の説明図であって,2次ベジェ曲線に
より文字の輪郭を生成する場合である。
【0017】211’は2次ベジェ曲線である。a1
2 は通過点である。c12は制御点である。
【0018】2次ベジェ曲線は,通過点a1 ,a2 を通
る2次曲線を制御点 c12を基に生成したものである。ベ
ジェ曲線の算出方法の詳細は省略する。215はフォン
ト保持部である。
【0019】235はインデックス保持部であって,
「ぁ」,「あ」,「ぃ」等のデータへのポインタを保持
するものである。219は「ぁ」の描画データであっ
て,「ぁ」のデータ数,通過点a1 の(X,Y)座標,
制御点 c12の(X,Y)座標,通過点a2 の(X,Y)
座標等を保持するものである。
【0020】220は「あ」の描画データであって,デ
ータ数,通過点a1 の(X,Y)座標,制御点 c12
(X,Y)座標等を保持するものである。図24は従来
のフォントの例である。図24 (a), (b)における丸印
は通過点である。各直線,曲線はベジェ曲線の演算によ
り求めたものである。制御点は図示を省略している。な
お,直線部は直線であることを示すデータと通過点のみ
を描画データとしてもつようにしても良い。
【0021】図24 (a)は標準文字の「A」の例であ
る。図24 (b)は太字の「A」の例であって,標準文字
の「A」を元にデザインしたものであり,丸印は通過点
である。制御点は省略されている。
【0022】図21の従来のフォント生成装置の動作を
説明する。フォント入力部212を介して磁気ディスク
装置231よりフォントの描画データ232を取り出し
てフォント保持部215に保持する。フォント生成条件
入力部221より入力装置235’により入力された使
用するフォントの種類(標準,太字,文字種等),印刷
装置236の解像度等のフォント生成条件を獲得する。
輪郭線生成部222は指定されたフォントの描画データ
(通過点,制御点等)を取り出して,ベシェ曲線近似等
により文字の輪郭線の形状を求める。ビットマップ展開
部223は輪郭線生成部222の生成した輪郭線をビッ
トマップデータ保持部224に展開し,その内側を黒く
塗りつぶすこと,あるいは線をビット単位に太くする等
の処理をする。このようにして生成された文字はビット
マップデータ保持部224に保持する。
【0023】出力部225はビットマップデータ保持部
224に保持された文字のビットマップデータを出力す
る。印刷装置236は出力される文字のビットマップデ
ータに従って印刷する。表示装置237は出力される文
字をディスプレイに表示する。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】従来のアウトラインフ
ォントは,1文字毎に独立に形状データが定められ,そ
れらの登録文字を元に標準文字と太字の中間の文字,あ
るいは標準文字より細い文字,太字より太い文字を作る
等の変形は簡単にはできなかった。変形した文字を印刷
する場合には,例えば,標準文字と太字の中間の太さの
文字を印刷する場合にはその文字を別途にデザインし,
その書体をフォントして登録する必要があった。そのた
め,従来の技術では,さまざまな変形した書体を文字毎
に持つためにはそれぞれの文字毎にデザインしてフォン
トとして登録する必要があり,膨大な容量のフォントメ
モリが必要になる。
【0025】本発明は,少ないデータ量で,元字(フォ
ントとして登録されている高品位の文字)に基づいて文
字の品位を落とすことなく元字の特徴を保持して変形し
た書体を任意の変形度で生成することのできるフォント
生成装置を提供することを目的とする。
【0026】
【課題を解決するための手段】本発明は,変形元として
選択された形状変形元フォントと変形先として選択され
た形状変形先フォントを保持するフォント保持部と,フ
ォント保持部の保持するフォントを印刷文字にビットマ
ップ展開するビットマップ展開部と,ビットマップ展開
された印刷データを保持するビットマップデータ保持部
と,ビットマップ展開された印刷データを印刷装置に出
力する出力部と,形状変形元フォントと形状変形先フォ
ントに基づいて変形フォントを生成する変形フォント生
成部とを備え,登録されているフォントの形状を変形し
て出力可能である構成を持つ。
【0027】図1は本発明の基本構成を示す。図1にお
いて,1はフォント生成装置である。
【0028】2はフォント保持部であって,登録されて
いる形状変形元フォントと形状変形先フォントのそれぞ
れの描画データを保持するものである。5は形状変形元
フォントであって,登録されているフォントの描画デー
タである(例えば標準文字である)。
【0029】6は形状変形先フォントであって,登録さ
れているフォントの描画データである。形状変形先フォ
ントは形状変形元フォントを基にデザインしたフォント
の描画データ(例えば,標準文字をもとにデザインした
太字等)であることが望ましいが,形状変形元フォント
と全く独立に作成されたフォントであっても良い。
【0030】7は変形フォント生成部であって,形状変
形元フォントと形状変形先フォントを基に変形した形状
のフォントを求めるものである(例えば,標準文字およ
び太字の通過点,制御点を基に,変形割合に応じて求め
た通過点,制御点を求めるものである)。
【0031】7’は輪郭線生成部であって,通過点,制
御点に基づいて計算式により輪郭線を生成するものであ
る。例えば,スプライン曲線,ベジェ曲線等の曲線生成
をするものである。
【0032】8はビットマップ展開部であって,輪郭線
をビットマップメモリに展開し,その内側を塗りつぶす
こと,あるいは白抜きの文字であれば輪郭線を太くする
等の処理を行うものである。
【0033】9は生成条件保持部であって,形状変形元
フォントと形状変形先フォントに対する変形文字のフォ
ントの幾何学的割合等の変形条件を保持するものであ
る。10はビットマップデータ保持部であって,ビット
マップ展開された文字を保持するメモリである。
【0034】11は出力部であって,ビットマップ展開
された文字を出力するものである。12は生成条件設定
部であって,フォント保持部2に保持されたフォントの
種類(例えば,JIS X0208で定義される情報交
換用漢字符号),プリンタの解像度等の情報を入力する
ものであり,変形元と変形先との変形割合の情報を設定
するものである。
【0035】15は印刷フォント格納装置であって,磁
気ディスク等の登録されたフォントの描画データを保持
するものである。16は印刷装置であって,出力部11
から出力される文字を印刷出力するものである。
【0036】17は入力装置である。データ入力装置は
磁気ディスク,磁気テープ等の磁気記録媒体からデータ
入力するもの,CD−ROM等の光学的記憶媒体からデ
ータ入力するもの,ICメモリ等の半導体装置からデー
タ入力するもの,あるいはネットワーク等からデータ入
力するもの等様々なものが使用できる。
【0037】図2は,図1の本発明の基本構成の動作フ
ローチャートである。 S1 指定された形状変形元フォント5と形状変形先フ
ォント6に対して,形状変形元フォント5の始点(通過
点)と形状変形先フォント6の始点(通過点)を対応付
ける。さらに,形状変形元フォント5の制御点と形状変
形先フォント6の制御点を対応付ける。
【0038】S2 変形フォント生成部7は形状変形元
フォント5の通過点と形状変形先フォント6の通過点に
基づいて変形割合に応じた変形文字のフォントの通過点
(始点,終点)を求める。同様に,形状変形元フォント
5の制御点と形状変形先フォント6の制御点に基づいて
変形割合に応じた変形文字のフォントの制御点を求め
る。
【0039】S3 輪郭線生成部7’は新らしく求めた
通過点,制御点に基づいてベジェ曲線等で輪郭線を求め
る。 S4 ビットマップ展開部8は,輪郭線生成部7’の求
めた輪郭線をビットマップデータ保持部10に展開し,
内側を塗りつぶす,輪郭線を太くする等で文字のビット
マップデータをビットマップデータ保持部10に展開す
る。
【0040】S5 出力部11はビットマップ展開され
た文字を出力する。図3は本発明の基本構成を説明する
フォントの例である。図3 (a)は形状変形元と形状変形
先の例を示すものである。図3 (b)は本発明の方法によ
り形状変形元フォントと形状変形先フォントを基に変形
した形状のフォント(図の一点破線は中間形状のフォン
トを示す)の例である。
【0041】図3 (a)において,21は標準文字(標準
的な書体)であって,形状変形元であってフォントとし
て登録されているものである。
【0042】22は太字であって,標準文字21を太字
とした書体であって,フォントとして登録されているも
のである。25は始点であって,標準文字21と太字2
2のセグメント29の始点である。
【0043】26は終点であって,標準文字21のセグ
メント29の終点である。27は終点であって,太字2
2のセグメント29の終点である。29はセグメントで
あって,標準文字および太字のセグメントである。
【0044】図3 (b)において,23は変形文字であ
る。図3 (b)は標準文字21と太字22の中間的な書体
の場合であり,標準文字21と太字22を元に生成した
ものである。
【0045】25’は始点であって,標準文字21,太
字22および変形文字23のセグメント29’の始点で
ある。28は終点であって,変形文字のセグメント2
9’の終点である。
【0046】29’はセグメントであって,標準文字,
太字,変形文字のセグメントである。標準文字21,太
字22,終点26,終点27は図3 (a)と同様である。
【0047】図3 (b)の形状変形先フォントは形状変形
元フォントを基に作成したフォントであるが,形状変形
先フォントは形状変形元フォントと独立に作成されたも
のであっても良い。
【0048】本発明は,フォントとして登録されている
形状変形元フォントと形状変形先フォントを基に,その
始点25’,終点26,27の中間もしくは両者を結ぶ
セグメントの延長線上に変形割り合いに応じて変形文字
の始点25’,終点28を求める。また,同様に,制御
点(図示せず)についても,形状変形元フォントと形状
変形先フォントの制御点を基に変形文字の制御点を求
め,新たに生成した始点,終点,制御点を基に変形文字
の輪郭線を生成する。
【0049】そのため,本発明では,形状変形元フォン
トのセグメント数(図3 (a), (b)の隣り合う通過点を
両端とする線分もしくは曲線)は同数である必要がある
が,セグメント数が同数でない場合にはセグメントの分
割もしくは隣り合うセグメントを統合する等でセグメン
ト数を同じにする。
【0050】図4は本発明の形状変形の割合の説明図で
あって,形状変形元通過点と形状変形先通過点により変
形文字の通過点を生成する場合を例として示す。制御点
についても同様である。
【0051】図4において,Aは形状変形元通過点であ
って,例えば標準文字の通過点(始点等)である。Bは
形状変形先通過点であって,例えば太字の通過点(始点
等)である。
【0052】A1 は変形文字の通過点であって,変形元
の保持率75%,変形先の保持率25%の通過点(始点
等)である。A2 は変形文字の通過点であって,変形元
の保持率50%,変形先の保持率50%の通過点(始点
等)である。
【0053】A3 は変形文字の通過点であって,変形元
の保持率25%,変形先の保持率75%の通過点(始点
等)である。A4 は変形文字の通過点であって,変形元
の保持率−25%,変形先の保持率125%の通過点
(始点等)である(例えば,太字よりさらに太い文字を
生成する場合)。
【0054】A5 は変形文字の通過点であって,変形元
の保持率125%,変形先の保持率−25%の生成通過
ポイント(始点等)である(例えば,細字よりさらに細
い文字を生成する場合)。
【0055】図5は本発明による通過点,制御点の移動
と形状変形の関係を示す図である。図5において,31
は形状変形元のセグメントの始点であって,セグメント
Lの始点である。
【0056】32は形状変形元のセグメントの終点であ
って,セグメントLの終点である。33は形状変形先の
セグメントの始点であって,セグメントL’の始点であ
る。
【0057】34は形状変形先のセグメントの終点であ
って,セグメントL’の終点である。35は変形文字の
セグメントの始点であって,セグメントL”の始点であ
る。
【0058】36は変形文字のセグメントの終点であっ
て,セグメントL”の終点である。37は形状変形元の
セグメントLである。38は形状変形先のセグメント
L’である。
【0059】39は変形文字のセグメントL”である。
図5において,制御点は図示を省略されている。図5に
示すように,変形割合に応じて,変形文字の始点,終点
を変更することにより形状変形元セグメントと形状変形
先セグメントをそれぞれのセグメントの形状の特徴を維
持したセグメントが得られる。
【0060】このように本発明によれば,形状変形元フ
ォントと形状変形先フォントに基づいて任意の割合の変
形文字を容易に作成することができる。また,本発明の
変形文字のフォントは形状変形元フォント,形状変形先
フォントの両者の両方のデザイン的特徴を持ち,形状変
形元フォントと形状変形先フォントの双方とも高品位の
フォントであるので,その両者の性質を持つ本発明によ
り生成されるフォントも高品位のものとなる。
【0061】
【発明の実施の形態】本発明の装置構成を説明する前
に,本発明をベジェ曲線で実施する場合の対応点変換方
式の理論について説明する。
【0062】図6は本発明の変形文字のフォント生成方
法の説明図である。図6 (a)は通過点,制御点の求め方
の説明図であり,図6 (b)は変形文字の輪郭形状生成の
アルゴリズム(1) である。
【0063】図6 (a)において,Q0 ,Q1 ,Q2 ,Q
3 はxy平面上のベクトルであって,形状変形元のセグ
メントの始点,終点,制御点の各ベクトルである。Q0
は始点ベクトルである。Q1 は制御点ベクトル1,Q2
は制御点ベクトル2である。Q3 は終点ベクトルであ
る。
【0064】Lは形状変形元の曲線セグメントである。
0 ’,Q1 ’,Q2 ’,Q3 ’はxy平面上のベクト
ルであって,形状変形先のセグメントの始点ベクトル,
終点ベクトル,制御点ベクトルである。Q0 ’は始点で
ある。Q1 ’は制御点ベクトル1,Q2 ’は制御点ベク
トル2である。Q3 ’は終点ベクトルである。
【0065】L’は形状変形先の曲線セグメントであ
る。,Q0 ”,Q1 ”,Q2 ”,Q3 ”はxy平面上の
ベクトルであって,変形文字のセグメントの始点ベクト
ル,終点ベクトル,制御点ベクトルである。Q0 ”は始
点ベクトルである。Q1 ”は制御点ベクトル1,Q2
は制御点ベクトル2である。Q3 ”は終点ベクトルであ
る。
【0066】L”は変形文字の曲線セグメントである。
ベジェのパラメトリックな3次曲線は次の式で表され
る。 P(t)=(1−t)3 0 +3t(1−t)2 1 +3t2 (1−t)Q2 +t3 3 = (Q3 −Q0 +3Q1 −3Q2 )t3 +3(Q0 −2Q1 +Q2 )t2 +3(Q1 −Q0 )t+Q0 tは0≦t≦1のパラメトリック値である。
【0067】(A)線分の表現と中間線分の生成につい
て 上記の曲線式で線分を表現するためにはtに関係なくt
3 ,t2 が0であれば良い。そのためには, Q3 −Q0 +3Q1 −3Q2 =0 ・・・・ (1) Q0 −2Q1 +Q2 =0 ・・・・ (2) (1) ,(2) より Q1 −2Q2 +Q3 =0 ・・・・ (3) (2) ,(3) の条件は,曲線(曲線セグメント)の始点と
終点における2階の導関数ベクトルを0にする条件でも
ある。
【0068】(2) ,(3) より, Q1 =(2Q0 +Q3 )/3 ・・・・ (4) Q2 =(Q0 +2Q3 )/3 ・・・・ (5) これらの関係式を曲線式に代入すると, P(t)=(1−t)Q0 +tQ3 となり,Q0 とQ3 を結ぶ線分に縮退する。
【0069】(考察1)次に,変形元(前述の形状変形
元に同じ)および変形先(前述の形状変形先に同じ)の
線分の始点,終点を結ぶ線分上を移動させることで中間
線分を生成することを考え,その時の制御点の取り方に
ついて考察する。
【0070】図6 (a)において,Lは形状変形元の曲線
セグメント,L’は形状変形先の曲線セグメント,L”
は中間曲線であるとする。移動量sを変形率とする(例
えば,変形率50%はs=0.5である)。
【0071】まず,始点の移動について考える(終点も
同様である)。前述の(4) ,(5) より, Q1 ”=(2/3)Q0 ”+(1/3)Q3 ” ・・・ (6) と書ける。
【0072】始点,終点の移動は, Q0 ”=(1−s)Q0 +sQ0 ’ ・・・・ (7) Q3 ”=(1−s)Q3 +sQ3 ’ ・・・・ (8) である。
【0073】(7) ,(8) 式を(6) 式に代入して, Q1 ”=Q1 +s{(2/3)(Q0 ’−Q0 )+(1/3)(Q3 ’−Q3 )} =Q1 +s(Q1 ’−Q1 ) ・・・・・・・ (9) 同様にして, Q2 ”=Q2 +s(Q2 ’−Q2 ) ・・・・・・・ (10) (9) ,(10)は,中間線分を生成するには,変形元と変形
先の線分の制御点を結ぶ線分上をパラメトリックに移動
すれば良いことを示している。
【0074】(b) 任意曲線の中間曲線の生成につい
て 次に,任意曲線に対して制御点を(9) ,(10)式により移
動した場合,中間曲線の形状がどう変化するかを考察す
る。
【0075】(7) ,(8) ,(9) ,(10)式を曲線式に代入
すると, Q3 ”−Q0 ”+3Q1 ”−3Q2 ” =(Q3 −Q0 +3Q1 −3Q2 )+s{(Q3 ’−Q3 )−(Q0 ’−Q0 )+3(Q1 ’−Q1 )−3(Q2 ’−Q2 )} Q0 ”−2Q1 ”+Q2 ” =(Q0 −2Q1 −Q2 )+s{(Q0 ’−Q0 )−2(Q1 ’−Q1 )+( Q2 ’−Q2 )} Q1 ”−Q0 ” =(Q1 −Q0 )+s{(Q1 ’−Q1 )−(Q0 ’−Q0 )} Q0 ”=Q0 +s(Q0 ’−Q0 ) 故に,P”(t)=P(t)+s(P’(t)−P(t)) =(1−s)P(t)+sP’(t) ・・・・・ (11) 但し,P”(t)は中間曲線,P’(t)は変形先曲
線,P(t)は変形元曲線である。
【0076】つまり,中間曲線は変形元と変形先のパラ
メータ値t(0≦t≦1)での通過点を結ぶ線上に位置
し,内分比が一定に保たれ,接続点で滑らかに接続され
る。 (考察2) 文字輪郭形状の変形への応用について 文字輪郭形状を崩さずに太らせる(もしくは細くす
る)ことが可能である。上記の対応点変換方式は,変形
元と変形先の曲線上の通過点,正確には,各々のパラメ
ータ値t(0≦t≦1)における通過点の対応点変換方
式である。この方法は,曲線形状を太くする(もしくは
細くする)場合に有効である。
【0077】 上記の対応点変換方式によって輪郭形
状の異なる2つの文字の中間の形状の輪郭線を生成した
場合に,連続的に輪郭形状を変形することが可能であ
り,変形元と変形先の輪郭形状の特徴を合わせ持った文
字が生成できる。このことは変形元と変形先のデザイン
の感覚に近い中間曲線が生成できることを意味する。
【0078】(C) 中間文字輪郭形状生成のアルゴリ
ズム(1) について 変形率をパラメータとして生成する文字輪郭毎に中間輪
郭形状を式(11)に従って生成する。その際に,中間曲線
セグメントを滑らかに接続しようとすると他のセグメン
トの輪郭形状に影響をおよぼすので不連続点は不連続点
として扱うものとする。
【0079】そのアルゴリズムを図6 (b)に示す。 (D) 中間文字輪郭形状生成のアルゴリズム(2) につ
いて 図7は,水平セグメントと垂直セグメントが交わる場合
を説明するものである。
【0080】図7 (a)は変形元を示し,図7 (b)は変形
先を示す。図7 (a),図7 (b)において,P0 ,P1
2 ,P3 は垂直セグメントのベクトルである。
【0081】P0 は始点ベクトル,P1 ,P2 は制御点
ベクトル,P3 は終点ベクトルである。Q0 ,Q1 ,Q
2 ,Q3 は水平セグメントのベクトルである。
【0082】Q0 は始点ベクトル,Q1 ,Q2 は制御点
ベクトル,Q3 は終点ベクトルである。R0 ,R1 ,R
2 ,R3 は変形先に生成された曲線セグメントのベクト
ルである。
【0083】R0 はその始点ベクトル,R1 ,R2 はそ
の制御点ベクトル,R3 はその終点ベクトルである。図
7 (b)の垂直セグメントP0 3 ,水平セグメントQ0
3 はそれぞれ図7(a)の垂直セグメント線分P
0 3 ,水平セグメントQ0 3 の縮退したものであ
る。
【0084】図7 (a)のように二つのセグメントが直交
している場合には,次のアルゴリズムに従って,中間曲
線を生成する。 制御点を補正する。図7 (b)のように縮退した線分
を3等分する。
【0085】 変形元近似曲線セグメントの生成をす
る。変形元近似曲線の制御点として水平セグメントと垂
直セグメントの交点から水平方向,垂直方向に微小変移
(数ドット)移動した点を選ぶ(図7(a’)参照)。
2つの制御点ベクトルが交差しないように(尖点がルー
プしないように)選ぶ。
【0086】 で生成した変形元曲線セグメントと
変形先曲線セグメントの中間のセグメントを生成する
(アルゴリズム(1) に従う)。次にこのように求めた中
間のセグメントを持つフォントを変形元としてフォント
を変形する。
【0087】図7 (c)は中間文字輪郭形状の生成のアル
ゴリズム(2) であって,上記のアルゴリズムのフローチ
ャートである。 S1 変形元の水平,垂直セグメントを解析する。
【0088】S2 変形元の水平,垂直セグメントの制
御点を補正する。 S3 変形元近似曲線セグメントを生成する。 S4 対応点変換方式により中間セグメントを生成する
(アルゴリズム(1) に従う)。
【0089】なお,図7 (a),図7 (a') は形状変形元
の2つの線分が垂直に交わり,形状変形先の垂直セグメ
ントと水平セグメントが曲線により接続されている場合
について説明したものであるが,形状変形元の垂直セグ
メントと水平セグメントが曲線で接続され,形状変形先
が垂直セグメントと水平セグメントの2つのセグメント
が垂直に交わっている場合にも,形状変形先に同様の処
理を施すことにより本発明を適用することができる。
【0090】図8は形状変形先のフォントをアフィン変
換により生成した場合の説明図である。ベジェ曲線はア
フィン変換によって曲線形状が変化しない性質を持つ。
この性質を利用して形状変形元から形状変形先へアフィ
ン係数を介在し,拡大,縮小,回転,せん断等を行うこ
とができる。本発明はこのようにアフィン変換により生
成されたフォントに対しても適用できるものである。
【0091】図8はアフィン変換のアルゴリズムであ
る。図8において,[x,y]は変形元始点,終点,制
御点1,制御点2の座標である。
【0092】[x* ,y* ]は変形先始点,終点,制御
点1,制御点2の座標である。a,b,c,dはアフィ
ン変換のマトリックスの要素であって拡大,縮小,回
転,せん断等の処理の目的に応じて定められるものであ
る。tx ,ty は平行移動を行うためのマトリックス要
素である。
【0093】本発明は,変形元と変形先のセグメントが
同数である必要がある。しかし,変形元と変形先のセグ
メントが同数であるとは限らず,異なる場合がある。そ
こで,本発明は,セグメントを分割して複数のセグメン
トにすること,あるいは連続する複数のセグメントを一
つのセグメントに統合することによりセグメント数を揃
えるようにする。
【0094】図9 (a),図9 (b)は変形元と変形先のセ
グメント数が同じでない場合にセグメントを分割する方
法についての説明図である。図9 (a)において,P
(t)は変形元セグメント,Q1 (t),Q2 (t)は
変形先セグメントである。即ち,変形元セグメントは1
つであり,変形先セグメントは2つである。
【0095】P0 は変形元セグメントの始点ベクトルで
ある。P3 は変形元セグメントの終点ベクトルである。
1 ,P2 は変形元セグメントの制御点である。
【0096】Q0 は変形先曲線セグメントQ1 (t)の
始点ベクトルである。Q3 は変形先曲線セグメントQ1
(t)の終点ベクトルである。Q1 ,Q2 は変形先曲線
セグメントQ1 (t)の制御点ベクトルである。
【0097】R0 は変形先曲線セグメントQ2 (t)の
始点ベクトルである。R3 は変形先曲線セグメントQ2
(t)の終点ベクトルである。R1 ,R2 は変形先曲線
セグメントQ2 (t)の制御点ベクトルである。
【0098】DはセグメントP1 (t)を分割した点で
ある。図9の変形元のセグメントP(t)と変形先のセ
グメントQ1 (t),Q2 (t)を基に変形文字のセグ
メントを作る場合にはセグメント数が同じでないので,
セグメントP(t)を2分割して,変形元のセグメント
数と変形先のセグメント数を同じにして新たな始点,終
点,制御点を生成する。
【0099】図9 (b)はそのフローチャートである。 S1 セグメント分割位置Dの座標値を読み取り,読み
取った座標値から曲線式のパラメータ値t(0≦t≦
1)を求める。
【0100】S2 セグメントデータ更新/登録をす
る。 S3 セグメントを分割する。図10は本発明のセグメ
ント分割方法を示す。
【0101】図10 (a)は本発明のセグメント分割方法
の説明図である。図10 (a)において,Lは曲線セグメ
ントである。
【0102】Q0 は曲線セグメントLの始点ベクトルで
ある。Q3 は曲線セグメントLの終点ベクトルである。
1 は曲線Lの制御点1である。
【0103】Q2 は曲線Lの制御点2である。 曲線Lを求めるための始点Q0 ,終点Q3 ,制御点
1(Q1 ),制御点2(Q2 )を結ぶポリゴンに着目す
る。曲線Lを定義するときポリゴンの3つの辺上につい
て,各辺をta :1−ta に分割する点をQ0 [1] ,Q
1 [1] ,Q2 [1 ] とする。つまり, Q0 [1] =Q0 +ta (Q1 −Q0 ) ・・・・ (21) Q1 [1] =Q1 +ta (Q2 −Q1 ) ・・・・ (22) Q2 [1] =Q2 +ta (Q3 −Q2 ) ・・・・ (23) 次に,ポリゴンQ0 [1] ,Q1 [1] ,Q2 [1] の2
つの辺について,各辺をta :1−ta に分割する点を
0 [2] ,Q1 [2] とする。つまり, Q0 [2] =(1−ta )Q0 [1] +ta 1 [1] =(1−ta 2 0 +2(1−ta )ta 1 +ta 2 2 ・・・・ (24) Q1 [2] =(1−ta )Q1 [1] +ta 2 [1] =(1−ta 2 1 +2(1−ta )ta 2 +ta 2 3 ・・・・(25) 最後に,線分Q0 [2] ,Q1 [2] をta :1−ta
に分割する点をQ0 [3 ] とする。つまり, Q0 [3] =(1−ta )Q0 [2] +ta 1 [2] ・・・(26) である。
【0104】(26)に(24),(25)の関係を代入すると, Q0 [3] =(1−ta 3 0 +3(1−ta 2 a
1 +3(1−ta )ta 2 2 +ta 3 3 となり,t=ta における曲線上の点に一致する。
【0105】即ち,パラメータ値ta の曲線上の点は,
はじめのポリゴンから各辺をta :1−ta に分割する
ことにより新たなポリゴンを生成することを繰り返し,
ポリゴンが最後に線分になったらその線分をta :1−
a に分割した点とする。図10 (b)は分割点を求める
フローチャートであり,上記の処理を一般化したもので
ある。
【0106】S1 Qi [0] を初期化してQi (i=
0,1,・・・,n)とする。 S2 Q0 [n] (ta )=P(ta )か判定する(Q0
[n] (ta )=P(t a )のとき,Q0 [n] (ta )は
セグメントo(ta )上にあり,ポリゴンは線分であ
る)。
【0107】S3 S2でQ0 [n] (ta )=P
(ta )でなければ(着目しているポリゴンが線分でな
ければ),Q1 [k] (ta )=(1−ta )Q1 [k-1]
(ta )+ta i +1 [k-1] (ta )(但し,k=1,
2,・・・,n)でポリゴンの各線分上に分割点を求め
る。
【0108】S4 S2で Q0 [n] (ta )=P(t
a )であれば,セグメントP1 (t)に対して,始点を
0 ,終点をQ0 [k] ,制御点1をQ0 [k-2] ,制御点
2をQ0 [k-1] とする。また,セグメントP2 (t)に
対して,始点をQ0 [k] ,終点をQ3 ,制御点1をQ1
[k-1] ,制御点2をQ2 [k-2] とする。
【0109】図11は本発明のセグメント統合方法の説
明図である。図11 (a)は統合前のセグメントを表し,
図11 (b)は統合後のセグメントを表す。
【0110】図11 (a)において,L1 ,L2 はセグメ
ントである。a1 はセグメントL1 の始点である。
【0111】a2 はセグメントL1 の終点であり,セグ
メントL2 の始点である。c12, c21はセグメントL1
の制御点である。a3 はセグメントL2 の終点である。
【0112】c23, c32はセグメントL2 の制御点であ
る。図11 (b)においてL3 は統合したセグメントであ
る。
【0113】a1 はセグメントL3 の始点である。a3
はセグメントL3 の終点である。c12, c32は統合した
セグメントL3 の制御点である。
【0114】セグメントL1 とセグメントL2 を統合す
る場合にはその通過点(a1 ,a3)を新たなセグメン
ト(統合したセグメントL3 )の通過点とする。また,
その通過点に対応する制御点( c12, c32)を新たなセ
グメント(統合したセグメント)の制御点とする。
【0115】なお,図11 (a), (b)は二つのセグメン
トを統合する場合について説明したが,三つ以上のセグ
メントを統合することも可能であり,その場合の新たな
通過点,制御点の求め方は上記の場合と同様である。
【0116】図11(c) はセグメント統合のフローチャ
ートである。 S1 統合するセグメントを選択する。 S2 統合したセグメントの両端の通過点を新たな通過
点とする。
【0117】S3 統合したセグメントの両端の通過点
に対応した制御点を新たな制御点とする。図12は本発
明のシステム構成の実施例である。
【0118】図12において,51はフォント生成装置
である。52はCPUである。
【0119】53はフォントメモリ(図1のフォント保
持部)であって,フォントの輪郭線データ(始点,終
点,制御点)を保持するものである。54は形状変形元
描画データ部であって,変形元として選択されたフォン
トの描画データを保持する領域である。
【0120】55は形状変形先描画データ部であって,
変形先として選択されたフォントの描画データを保持す
る領域である。56は変形文字描画データ部であって生
成された変形文字の描画データを保持するものである。
【0121】62はパラメータ設定手段(図1の生成条
件設定部)であって,変形情報(変形割合等),文字修
飾情報(飾り文字等に関する情報),変形元・変形先選
択情報(形状変形元フォントの文字コード等)をそれぞ
れの保持領域(変形情報保持部等)に設定するものであ
る。
【0122】63は環境設定情報保持部であって,水平
解像度,垂直解像度,座標系等を保持するものである。
64は変形情報保持部であって,文字サイズ,変形率等
を保持するものである。
【0123】65は文字修飾情報保持部であって,飾り
文字等の修飾文字についての情報を保持するものであ
る。66は変形元・変形先選択情報保持部であって,形
状変形元フォントおよび形状変形先フォントの文字コー
ド,形状変形元フォントおよび形状変形先フォントの種
別等を保持するものである。
【0124】69はアフィン変換手段であって,形状変
形元フォントの輪郭線の描画データをアフィン変換して
形状変形先フォントの描画データを生成するものであ
る。70は変形フォント生成手段(図1の変形フォント
生成部)であって,変形フォントの描画データを生成,
セグメント分割等の処理をするものである。
【0125】71は変形文字描画データ生成部であっ
て,変形元描画データ,変形先描画データに基づいて変
形文字の描画データを生成するものである。71’はセ
グメント分割・統合手段であって,曲線セグメントを分
割する処理あるいは複数の連続するセグメントを一つの
セグメントに統合する処理をするものである。
【0126】71”はセグメント対応付け手段であっ
て,形状変形元フォントの輪郭線のセグメントと形状変
形先フォントの輪郭線のセグメントの対応がついていな
い場合に対応をつけるものである。
【0127】72は輪郭線生成手段(図1の輪郭線生成
部)であって,通過点,制御点に基づいて輪郭線を生成
するものである。73は文字展開手段(図1のビットマ
ップ展開部)であって,輪郭形状をビットマップメモリ
に展開し,輪郭線の内部を黒く塗りつぶす等の処理を行
うものである。
【0128】75はビットマップメモリ(図1のビット
マップデータ保持部)であって,ビットマップ展開され
た文字を保持するものである。81は磁気ディスク装置
であって,全フォントの描画データを持つものである。
【0129】82はフォントである。83は入力装置で
ある。84は表示装置である。
【0130】85は印刷装置である。図13は本発明の
システム構成の動作説明図である。図13において,5
3はフォントメモリである。
【0131】54’は形状変形元の描画データである。
55’は形状変形先の描画データである。56’は変形
文字の描画データである。
【0132】62はパラメータ設定手段である。63は
環境設定情報保持手段である。64は変形情報保持部で
ある。
【0133】65は文字修飾情報保持部である。66は
変形元・変形先選択情報保持部である。69はアフィン
変換手段である。
【0134】71は変形文字描画データ生成部である。
71’はセグメント分割・統合手段である。71”はセ
グメント対応付け手段である。
【0135】72は輪郭線生成手段である。73は文字
展開手段である。75はビットマップメモリである。
【0136】図13により図12の本発明のシステム構
成の動作を説明する。磁気ディスク装置81よりフォン
トの描画データが,フォントメモリ53に取り込まれ
る。パラメータ設定手段62により変形文字のフォント
の描画データを生成するための水平解像度,垂直解像
度,座標系等が変形設定情報保持部63に設定される。
また,文字サイズ,変形率等が設定され変形情報保持部
64に設定される。必要があれば文字修飾情報も文字修
飾情報保持部65に設定される。選択された形状変形元
フォントと形状変形先フォントの文字コード,種別が変
形元・変形先選択情報保持部66に設定される。
【0137】変形元描画データを基に変形先描画データ
を作成した場合には変形元描画データと変形先描画デー
タが対応付けられているので問題ないが,変形元フォン
トと変形先フォントの文字種が異なる等の場合には,両
者の対応が付けられていない。そのような場合にはセグ
メント対応付け手段71”により両者のセグメントの対
応付けを行う。その際に,セグメント数が同じでない時
はセグメント分割,もしくは統合を行いセグメント数を
同じにして対応付けを行い,対応付けされた描画データ
をフォントメモリ53に保持する。
【0138】また,形状変形先フォントの輪郭線をアフ
ィン変換により行う場合には,アフィン変換手段69に
より形状変形先フォントの描画データを生成し,フォン
トメモリ53に保持する。
【0139】変形文字描画データ生成手段71は変形
元,変形先の文字コード,文字種等の変形元・変形先選
択情報等に従ってフォントメモリ53に保持されている
形状変形元フォントの描画データ54’と形状変形先フ
ォントの描画データ55’を取り出し,文字サイズ,変
形率等の変形情報に従って変形文字の描画データを前述
の対応点変換方式により求める。求めた変形文字のフォ
ント(描画データ)はフォントメモリ53に保持する。
【0140】そして,輪郭線生成手段72は新しく求め
た変形文字の設定データにより輪郭線を生成する。文字
展開手段73は輪郭線を設定された座標系によりビット
マップメモリ75に展開し,輪郭線の内側を塗りつぶす
等で文字とする。また,文字修飾情報があればそれも考
慮して展開する。
【0141】印刷装置85はビットマップメモリ75に
展開された文字を印刷する。また,表示装置84はビッ
トマップメモリ75に保持された文字をディスプレイに
表示する。
【0142】図14は本発明の変形元フォントの描画デ
ータと変形先フォントの描画データの実施例である。図
14は3次ベジェ曲線による場合である。図14におい
て,111は変形元ベジェ曲線であって,変形元フォン
トのベジェ曲線である。
【0143】112は変形先ベジェ曲線であって,変形
先フォントのベジェ曲線である。a1 は通過点であっ
て,変形元ベジェ曲線111の始点である。a2 は通過
点であって,変形元ベジェ曲線111の終点である。
【0144】c12,c21は制御点であって,変形元ベジ
ェ曲線111の制御点である。A1 は通過点であって,
変形先ベジェ曲線112の始点である。A2 は通過点で
あって,変形先ベジェ曲線112の終点である。
【0145】C12,C21は制御点であって,変形先ベジ
ェ曲線112の制御点である。115はフォント保持部
である。135はインデックス保持部であって,「ぁ」
と「あ」,「ぃ」等のフォント描画データの格納位置を
示すポインタを保持するものである。
【0146】118は変形元描画データ部であって,変
形元フォントの描画データを保持するものである。11
8’は変形先描画データ部であって,変形先フォントの
描画データ(通過点,制御点)を保持するものである。
【0147】119は変形元フォントの「ぁ」の描画デ
ータである。120は変形元フォントの「あ」の描画デ
ータである。129は変形先フォントの「ぁ」の描画デ
ータである。
【0148】130は変形先フォントの「あ」の描画デ
ータである。変形元描画データ部118と変形先描画デ
ータ部118’はそれぞれの描画データ毎に対応付けら
れている。
【0149】図15は本発明の変形文字のフォントの描
画データの例である。図15において,135はインデ
ックス保持部であって,フォント描画データ部の格納位
置を示すポインタを保持するものである。
【0150】140は変形文字描画データ部(0) であっ
て,変形率0%の変形後の描画データを持つものである
(変形元フォントの描画データに同じになる)。141
は変形文字描画データ部(1) であって,変形率100%
の変形文字の描画データを持つものである(変形先フォ
ントの描画データに同じになる)。
【0151】142は変形文字描画データ部(2) であっ
て,例えば変形率75%の描画データを持つものであ
る。143は変形文字描画データ部(n−1)であっ
て,例えば変形率25%の描画データを持つものであ
る。
【0152】変形文字描画データ部(0) 140におい
て,「ぁ」の通過点a1 ,a2 ,a3は,それぞれ変形
元の「ぁ」の通過点a1 ,a2 ,a3 と変形先の通過点
1 ,A2 ,A3 に基づいて前述した点対応方式により
求めた通過点である。同様に,「ぁ」の制御点 c12, c
21, c23, c32は,それぞれ変形元の「ぁ」の通過点 c
12, c21, c23, c32と変形先の通過点C12,C21,C
23,C32に基づいて前述した点対応変換方式により求め
た通過点である。
【0153】同様に,変形文字描画データ部(0) の他の
データおよび変形文字描画データ部(1) ,変形文字描画
データ部(2) ,変形文字描画データ部(n−1)の各描
画データも同様に変形元フォント,変形先フォントの各
描画データに基づいて対応点変換方式で求めたものであ
る。
【0154】図16は本発明の変形元描画データと変形
先描画データの実施例である。図16は2次ベジェ曲線
による場合の描画データである。図16において,11
1は変形元ベジェ曲線であって,変形元フォントの線分
の2次のベジェ曲線である。
【0155】112は変形先ベジェ曲線であって,変形
先フォントの線分の2次のベジェ曲線である。a1 は通
過点であって,変形元ベジェ曲線111の始点である。
【0156】a2 は通過点であって,変形元ベジェ曲線
111の終点である。c12は制御点であって,変形元ベ
ジェ曲線111の制御点である。A1 は通過点であっ
て,変形先ベジェ曲線112の始点である。
【0157】A2 は通過点であって,変形先ベジェ曲線
112の終点である。C12は制御点であって,変形先ベ
ジェ曲線112の制御点である。115はフォント保持
部である。
【0158】135はインデックス保持部である。11
8は変形元描画データ部である。118’は変形先描画
データ部である。
【0159】119は変形元フォントの「ぁ」(ひらが
な促音)の描画データである。120は変形元フォント
の「あ」(ひらがな)の描画データである。129は変
形先フォントの「ぁ」の描画データである。
【0160】130は変形先フォントの「あ」の描画デ
ータである。変形元描画データ部118と変形先描画デ
ータ部118’の各データはそれぞれに対応付けられて
いる。
【0161】図16の2次のベジェ曲線の描画データ
も,3次曲線の場合と同様に,変形文字フォントの描画
データと変形先の描画データを基に前述の対応点変換方
式により生成する。
【0162】図17は本発明の実施例のフローチャート
である。 S1 パラメータ入力をする。パラメータ設定手段は次
の各パラメータをメモリに記憶する。
【0163】 変形元フォント,変形先フォントの文
字コード 解像度(単位長さ当たりの縦ピクセル数と横ピクセ
ル数) 文字の大きさ(ポイント数あるいは級数) 変形割合(変形元と変形先の混合比) 展開座標系種(直交座標系,斜交座標系等) ビットマップ変形方法(ビットマップ展開した文字
をドット単位に太くする,あるいは細くする等) S2 輪郭線生成手段は変形元と変形先の通過点,制御
点をそれぞれに対応させる。そして,対応した変形元と
変形先の各通過点,制御点を元に変形割り合いに従って
新しい通過点,制御点を求め,描画データ部に保持す
る。
【0164】S3 展開座標系を求める。 S4 輪郭線生成手段は,新しく求めた通過点,制御点
に基づいてベジェ曲線により輪郭線を生成する。そし
て,文字展開手段は,入力パラメータの解像度と文字の
大きさと展開座標系に従って,通過点,制御点をマッピ
ングし,輪郭線をビットマップメモリに展開する。そし
て,輪郭線の内側を黒く塗りつぶす等の処理により文字
を形成する。
【0165】S5 ビットマップメモリ上で線を1ドッ
ト単位で太くする等の指定されたビットマップ変形処理
を行う(入力パラメータで指定された条件により,1ド
ット太くする等のビットマップ変形を行う)。
【0166】S6 ビットマップメモリに展開された文
字を印刷装置もしくは表示装置に出力する。なお,図1
2,図13における本発明の輪郭線生成手段の詳細フロ
ーチャートは図6,図7,図8,図9,図10に示すも
のである。
【0167】図18は本発明の実施例である。図18は
直線を変形元とし,半円を変形先としてその中間の形状
の曲線を変形文字の線分として求めたものである。変形
元変形率44%,変形先変形率56%のものである。
【0168】図18において,P0 は変形元(直線)の
始点である。P3 は変形元(直線)の終点である。
【0169】P1 ,P2 は変形元(直線)の制御点であ
る。R0 は変形先(半円)の始点である。R3 は変形先
(半円)の終点である。
【0170】R1 ,R2 は変形先(半円)の制御点であ
る。Q0 は中間(変形文字の曲線)の始点である。Q3
は中間(変形文字の曲線)の終点である。
【0171】Q1 ,Q2 は中間(変形文字の曲線)の制
御点である。Q1 は直線P1 1 を44:56の比率で
分割した点である。Q2 は直線P2 2 を44:56の
比率で分割した点である。
【0172】中間の曲線(弧Q0 3 )はQ0 とQ3
通過点とし,Q1 ,Q2 を制御点として求めたベジェ曲
線である。図19は本発明の実施例であって,任意曲線
のセグメントの中間セグメント生成の例である。変形元
変形率50%,変形先変形率50%とのものである。
【0173】P0 は変形元(曲線)の始点である。P3
は変形元(曲線)の終点である。P1 ,P2 は変形元
(曲線)の制御点である。
【0174】R0 は変形先(曲線)の始点である。R3
は変形先(曲線)の終点である。R1 ,R2 は変形先
(曲線)の制御点である。
【0175】Q0 は中間(変形文字の曲線)の始点であ
る。Q3 は中間(変形文字の曲線)の終点である。
1 ,Q2 は中間(変形文字の曲線)の制御点である。
【0176】Q0 は直線P0 0 を50:50で分割し
た点である。Q3 は直線P3 3 を50:50に分割し
た点である。Q1 は直線P1 1 を44:56の比率で
分割した点である。
【0177】Q2 は直線P2 2 を44:56の比率で
分割した点である。中間の曲線(弧Q0 3 )はQ0
3 を通過点とし,Q1 ,Q2 を制御点として求めたベ
ジェ曲線である。
【0178】図20は本発明の実施例である。図20は
変形元,変形先を共に円である場合について本発明によ
り中間曲線を生成したものである。変形元変形率50
%,変形先変形率50%のものである。
【0179】P0 は変形元(円)の始点である。P3
変形元(円)の終点である。P1 ,P2 は変形元(円)
の制御点である。
【0180】R0 は変形先(円)の始点である。R3
変形先(円)の終点である。R1 ,R2 は変形先(円)
の制御点である。
【0181】Q0 は中間(変形文字の円)の始点であ
る。Q3 は中間(変形文字の円)の終点である。Q1
2 は中間(変形文字の円)の制御点である。
【0182】Q0 は直線P0 0 を50:50で分割し
た点である。Q3 は直線P3 3 を50:50に分割し
た点である。Q1 は直線P1 1 を50:50の比率で
分割した点である。
【0183】Q2 は直線P2 2 を50:50の比率で
分割した点である。中間の曲線(弧Q0 3 )はQ0
3 を通過点とし,Q1 ,Q2 を制御点として求めた円
のベジェ曲線である。
【0184】
【発明の効果】本発明によれば,形状変形元フォントと
形状変形先フォントに対してその形状の変形情報を持た
せることができ,その情報に応じて任意の割合の変形文
字を容易に作成することができる。そのため,変形フォ
ント毎にフォントメモリに描画データを登録する必要が
ないので変形フォントを得るために特にメモリ容量が大
きくなることがない。
【0185】また,本発明の変形文字のフォントは形状
変形元フォント,形状変形先フォントの両者の両方のデ
ザイン的特徴を持つので,形状変形元フォントと形状変
形先フォントの品位を維持した高品位の変形文字のフォ
ントを生成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本構成を示す図である。
【図2】本発明の基本構成のフローチャートを示す図で
ある。
【図3】本発明の基本構成の説明図である。
【図4】本発明の形状変形の割合の説明図である。
【図5】本発明の通過点,制御点の移動と形状変形の関
係の説明図である。
【図6】本発明の変形文字のフォント生成方法の説明図
である。
【図7】水平セグメントと垂直セグメントが交わる場合
の説明図である。
【図8】形状変形先フォントをアフィン変換により生成
した場合の説明図である。
【図9】本発明のセグメント分割についての説明図であ
る。
【図10】本発明のセグメント分割方法の説明図であ
る。
【図11】本発明のセグメント統合方法の説明図であ
る。
【図12】本発明のシステム構成の実施例を示す図であ
る。
【図13】本発明のシステム構成の説明図である。
【図14】変形元描画データと変形先描画データの実施
例を示す図である。
【図15】本発明の変形文字のフォントの描画データの
例を示す図である。
【図16】変形元描画データと変形先描画データの実施
例を示す図である。
【図17】本発明のフローチャートを示す図である。
【図18】本発明の実施例を示す図である。
【図19】本発明の実施例を示す図である。
【図20】本発明の実施例を示す図である。
【図21】従来のフォント生成装置を示す図である。
【図22】従来のフォント描画データの例を示す図であ
る。
【図23】従来のフォント描画データの例を示す図であ
る。
【図24】従来のフォントの例を示す図である。
【符号の説明】
1:フォント生成装置 2:フォント保持部 5:形状変形元フォント 6:形状変形先フォント 7:変形フォント生成部 8:ビットマップ展開部 9:生成条件保持部 10:ビットマップデータ保持部 11:出力部 12:生成条件設定部 15:印刷フォント格納装置 16:印刷装置 17:入力装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 土門 浩之 神奈川県川崎市中原区小杉町1丁目403番 地 株式会社富士通ソーシアルサイエンス ラボラトリ内 (72)発明者 出戸 伸 神奈川県川崎市中原区小杉町1丁目403番 地 株式会社富士通ソーシアルサイエンス ラボラトリ内 (72)発明者 野口 尚幸 神奈川県川崎市中原区小杉町1丁目403番 地 株式会社富士通ソーシアルサイエンス ラボラトリ内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 変形元として選択された形状変形元フォ
    ントと変形先として選択された形状変形先フォントを保
    持するフォント保持部と,フォント保持部の保持するフ
    ォントを印刷文字にビットマップ展開するビットマップ
    展開部と,ビットマップ展開された印刷データを保持す
    るビットマップデータ保持部と,ビットマップ展開され
    た印刷データを印刷装置に出力する出力部と,形状変形
    元フォントと形状変形先フォントに基づいて両者の特徴
    の中間的特徴を有する変形フォントを生成する変形フォ
    ント生成部とを備えることを特徴とするフォント生成装
    置。
  2. 【請求項2】 形状変形先フォントは形状変形元フォン
    トを加工して生成されたものであることを特徴とする請
    求項1に記載のフォント生成装置。
  3. 【請求項3】 通過点と制御点に基づいて計算式により
    フォントの輪郭線の曲線を生成する輪郭線生成部を備
    え,フォント保持部はフォントの輪郭線のセグメントを
    計算式により求めるための通過点と制御点を描画データ
    として保持し,変形フォント生成部は形状変形元フォン
    トおよび形状変形先フォントのそれぞれの通過点と制御
    点に基づいて変形割合に応じた通過点および制御点を求
    め,輪郭線生成部は該通過点と該制御点に基づいて輪郭
    線を求め,ビットマップ展開部は該輪郭線をビットマッ
    プデータ保持部にビットマップ展開し,輪郭線をフォン
    トとする加工処理を施すことを特徴とする請求項1もし
    くは2に記載のフォント生成装置。
  4. 【請求項4】 形状変形元フォントおよび形状変形先フ
    ォントのそれぞれの輪郭線のセグメントは通過点および
    制御点が互いに対応が付けられているものであって,形
    状変形元フォントの輪郭線のセグメントの数と形状変形
    先フォントの輪郭線のセグメントの数が同数でない場合
    にはセグメントの分割もしくは複数の連続するセグメン
    トを統合することによりセグメント数を同数として対応
    付けることを特徴とする請求項3に記載のフォント生成
    装置。
  5. 【請求項5】 ビットマップ展開部は通過点と制御点に
    基づいてスプライン曲線もしくはベジェ曲線により変形
    フォントのセグメントを求めることを特徴とする請求項
    1,2,3もしくは4に記載のフォント生成装置。
  6. 【請求項6】 形状変形先フォントは形状変形元フォン
    トをアフィン変換することにより生成したものであるこ
    とを特徴とする請求項1,2,3,4もしくは5に記載
    のフォント生成装置。
  7. 【請求項7】 変形元として選択された形状変形元フォ
    ントと変形先として選択された形状変形先フォントを保
    持するフォント保持部と,フォント保持部の保持するフ
    ォントを印刷文字にビットマップ展開するビットマップ
    展開部と,ビットマップ展開された印刷データを保持す
    るビットマップデータ保持部と,ビットマップ展開され
    た印刷データを印刷装置に出力する出力部とを備えたフ
    ォント生成装置によりフォントを生成する方法におい
    て,形状変形元フォントと形状変形先フォントに基づい
    て両者の特徴の中間的特徴を有する変形フォントを生成
    する変形フォント生成部とを備え,形状変形元フォント
    と形状変形先フォントに基づいて両者の特徴の中間的特
    徴を有する変形フォントを生成することを特徴とするフ
    ォント生成方法。
  8. 【請求項8】 形状変形先フォントは形状変形元フォン
    トを加工して生成されたものであることを特徴とする請
    求項7に記載のフォント生成方法。
  9. 【請求項9】 通過点と制御点に基づいて計算式により
    フォントの輪郭線の曲線を生成する輪郭線生成部を備
    え,フォント保持部はフォントの輪郭線のセグメントを
    計算式により求めるための通過点と制御点を描画データ
    として保持し,変形フォント生成部は形状変形元フォン
    トおよび形状変形先フォントのそれぞれの通過点と制御
    点に基づいて変形割合に応じた通過点および制御点を求
    め,輪郭線生成部は該通過点と該制御点に基づいて輪郭
    線を求め,ビットマップ展開部は該輪郭線をビットマッ
    プデータ保持部にビットマップ展開し,輪郭線をフォン
    トとする加工処理を施すことを特徴とする請求項7もし
    くは8に記載のフォント生成方法。
JP8063123A 1996-03-19 1996-03-19 フォント生成装置およびフォント生成方法 Pending JPH09258713A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007013566A1 (ja) * 2005-07-28 2007-02-01 Sharp Kabushiki Kaisha 情報処理装置、情報処理プログラムおよび可読記録媒体

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2007013566A1 (ja) * 2005-07-28 2007-02-01 Sharp Kabushiki Kaisha 情報処理装置、情報処理プログラムおよび可読記録媒体

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