JPH09256753A - 多目的フィルム内蔵複層ガラスサッシ - Google Patents
多目的フィルム内蔵複層ガラスサッシInfo
- Publication number
- JPH09256753A JPH09256753A JP8103106A JP10310696A JPH09256753A JP H09256753 A JPH09256753 A JP H09256753A JP 8103106 A JP8103106 A JP 8103106A JP 10310696 A JP10310696 A JP 10310696A JP H09256753 A JPH09256753 A JP H09256753A
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- JP
- Japan
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- film
- sash
- built
- curtain
- glass
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Abstract
(57)【要約】
【目 的】 本発明は、ある一定の空間を有する複
層ガラスの空間層内部にある駆動機構により、熱線反射
フィルム、カーテンフィルム、ディスプレイフィルムを
貼合わせ構成した多目的フィルムを上下左右にスライド
させ、断熱効果、カーテン効果、ディスプレイ効果を自
由に選択しコントロールする組合わせタイプの複層ガラ
スサッシに関するものである。 【構 成】 本発明は、複層ガラスの空間層内部に
駆動部4、回転軸3等の駆動機構と回転軸に巻きつけて
ある多目的フィルムを備えており、駆動部に電流を通す
ことで回転軸をまわし多目的フィルムをスライドさせる
構成になっている。
層ガラスの空間層内部にある駆動機構により、熱線反射
フィルム、カーテンフィルム、ディスプレイフィルムを
貼合わせ構成した多目的フィルムを上下左右にスライド
させ、断熱効果、カーテン効果、ディスプレイ効果を自
由に選択しコントロールする組合わせタイプの複層ガラ
スサッシに関するものである。 【構 成】 本発明は、複層ガラスの空間層内部に
駆動部4、回転軸3等の駆動機構と回転軸に巻きつけて
ある多目的フィルムを備えており、駆動部に電流を通す
ことで回転軸をまわし多目的フィルムをスライドさせる
構成になっている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複層ガラスの空間層内
部にある多目的フィルムを上下左右にスライドさせ、室
内における断熱効果を最大限に発揮させるとともに、カ
ーテン効果、ディスプレイ効果を自由自在にコントロー
ルするもので、特に温度差の激しい季節や地域等に有効
であり、寒冷地の住宅をはじめ、学校、病院、オフィス
ビル等あらゆる建築物に適した多目的フィルム内蔵複層
ガラスサッシに関するものである。
部にある多目的フィルムを上下左右にスライドさせ、室
内における断熱効果を最大限に発揮させるとともに、カ
ーテン効果、ディスプレイ効果を自由自在にコントロー
ルするもので、特に温度差の激しい季節や地域等に有効
であり、寒冷地の住宅をはじめ、学校、病院、オフィス
ビル等あらゆる建築物に適した多目的フィルム内蔵複層
ガラスサッシに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の複層ガラスサッシは、断熱効果を
得るために以下の方法等で構成し使用されていた。 (1)熱線を反射する物質をガラスの表面に半透明に成
膜し複層とする。 (2)熱線を反射する物質を透明なフィルムに半透明に
成膜しそのフィルムをガラスの表面に貼り複層とする。 (3)熱線を反射する物質を素材に混入したガラスを使
用し複層とする。 (4)複層ガラスの空間層内に熱線を反射する物質を成
膜したフィルム等を入れロール回転させる。 (5)複層ガラスの空間層内に乾燥した空気を封入す
る。 更に、カーテンは、通常サッシ外部の室内側にあり室内
模様は勿論、遮蔽、遮光等の目的として用いられる開閉
式の被いやブラインド等であった。又、ディスプレイ
は、広告宣伝等の目的に用いられガラスの表面に絵画、
図形等を直接ぺイントするか、絵画、図形等を描いた紙
やフィルム等をガラスの表面に貼るものであった。
得るために以下の方法等で構成し使用されていた。 (1)熱線を反射する物質をガラスの表面に半透明に成
膜し複層とする。 (2)熱線を反射する物質を透明なフィルムに半透明に
成膜しそのフィルムをガラスの表面に貼り複層とする。 (3)熱線を反射する物質を素材に混入したガラスを使
用し複層とする。 (4)複層ガラスの空間層内に熱線を反射する物質を成
膜したフィルム等を入れロール回転させる。 (5)複層ガラスの空間層内に乾燥した空気を封入す
る。 更に、カーテンは、通常サッシ外部の室内側にあり室内
模様は勿論、遮蔽、遮光等の目的として用いられる開閉
式の被いやブラインド等であった。又、ディスプレイ
は、広告宣伝等の目的に用いられガラスの表面に絵画、
図形等を直接ぺイントするか、絵画、図形等を描いた紙
やフィルム等をガラスの表面に貼るものであった。
【0003】しかし、従来の複層ガラス、カーテン、デ
ィスプレイ等は、それぞれ独立しており以下のような問
題点を有していた。第1は、複層ガラスの断熱効果であ
る。上記(1)〜(4)は、一度セッテングすると、室
内側、室外側の温度変化に関係なく一定量の熱線を反射
するという限定されたものとなり、太陽の暖かさやその
他の熱線を必要とする場合等には不向きであった。又、
(5)は、空気を密封するするという技術的要求が高度
でありコスト高になっていた。第2は、カーテンであ
る。前述の通り、サッシ外部の室内側に取りつけられて
おり、天井の高い場所、前面を家具等で被われている場
所等の開閉が容易でなかった。更に、布製のものが多
く、冬季にはストーブからの引火等で火災を引きおこす
危険性をもっていた。第3は、ディスプレイである。通
常1枚のガラスには1つのデザインがディスプレイされ
ており、複数のデザインを交互に使用する場合等にはデ
ィスプレイレの取替えに時間を要し不経済であった。
ィスプレイ等は、それぞれ独立しており以下のような問
題点を有していた。第1は、複層ガラスの断熱効果であ
る。上記(1)〜(4)は、一度セッテングすると、室
内側、室外側の温度変化に関係なく一定量の熱線を反射
するという限定されたものとなり、太陽の暖かさやその
他の熱線を必要とする場合等には不向きであった。又、
(5)は、空気を密封するするという技術的要求が高度
でありコスト高になっていた。第2は、カーテンであ
る。前述の通り、サッシ外部の室内側に取りつけられて
おり、天井の高い場所、前面を家具等で被われている場
所等の開閉が容易でなかった。更に、布製のものが多
く、冬季にはストーブからの引火等で火災を引きおこす
危険性をもっていた。第3は、ディスプレイである。通
常1枚のガラスには1つのデザインがディスプレイされ
ており、複数のデザインを交互に使用する場合等にはデ
ィスプレイレの取替えに時間を要し不経済であった。
【0004】
【発明が解決しようとした課題】本発明は、上記の問題
点を解決するために考案されたもので、断熱効果、カー
テン効果、ディスプレイ効果を最大限に発揮できる新し
いタイプの多目的フィルム内蔵複層ガラスサッシを提供
するところにある。
点を解決するために考案されたもので、断熱効果、カー
テン効果、ディスプレイ効果を最大限に発揮できる新し
いタイプの多目的フィルム内蔵複層ガラスサッシを提供
するところにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述の課題を
解決するべくなされたもので、ある一定の空間を有する
透明な複層ガラスからなり、この空間層内部には、駆動
部、回転軸等の駆動機構と断熱体としての熱線反射フィ
ルム、カーテンフィルム、ディスプレイフィルムを貼合
わせた多目的フィルムをそなえており、自由にスライド
させることで、断熱効果、カーテン効果、ディスプレイ
効果をコントロールするとともに、サッシ外枠、内側サ
ッシ、外側サッシ、駆動機構及び多目的フィルムをそれ
ぞれ組合わせにしたことを特徴とする複層ガラスサッシ
を提供するものである。
解決するべくなされたもので、ある一定の空間を有する
透明な複層ガラスからなり、この空間層内部には、駆動
部、回転軸等の駆動機構と断熱体としての熱線反射フィ
ルム、カーテンフィルム、ディスプレイフィルムを貼合
わせた多目的フィルムをそなえており、自由にスライド
させることで、断熱効果、カーテン効果、ディスプレイ
効果をコントロールするとともに、サッシ外枠、内側サ
ッシ、外側サッシ、駆動機構及び多目的フィルムをそれ
ぞれ組合わせにしたことを特徴とする複層ガラスサッシ
を提供するものである。
【0006】特に、本発明の多目的フィルムは、素材を
限定するものではないが、ナイロン、ポリエステル等の
樹脂製フィルムを使用し、図6に示す通り、断熱効果を
向上させるための断熱体として必要な半透明フィルムa
と透明フィルムbを貼合わせた熱線反射フィルムAに、
カーテン機能を損なわずデザイン化した全く新しいタイ
プのカーテンフィルムB、広告宣伝等を目的としたディ
スプレイフィルムCを貼合わせる。半透明フィルムa
は、可視光線を透過し熱線を反射するアルミ、銅、その
他金属等の物質を、真空蒸着法、スパッタリング法等の
方法によって、任意の反射率に真空成膜し、透明部、半
透明部を自由にシート選択できるよう多段階に、構成し
た連続帯とする。カーテンフィルムB、ディスプレイフ
ィルムCもそれぞれ必要に応じたシートをつなぎ連続帯
とする。
限定するものではないが、ナイロン、ポリエステル等の
樹脂製フィルムを使用し、図6に示す通り、断熱効果を
向上させるための断熱体として必要な半透明フィルムa
と透明フィルムbを貼合わせた熱線反射フィルムAに、
カーテン機能を損なわずデザイン化した全く新しいタイ
プのカーテンフィルムB、広告宣伝等を目的としたディ
スプレイフィルムCを貼合わせる。半透明フィルムa
は、可視光線を透過し熱線を反射するアルミ、銅、その
他金属等の物質を、真空蒸着法、スパッタリング法等の
方法によって、任意の反射率に真空成膜し、透明部、半
透明部を自由にシート選択できるよう多段階に、構成し
た連続帯とする。カーテンフィルムB、ディスプレイフ
ィルムCもそれぞれ必要に応じたシートをつなぎ連続帯
とする。
【0007】
【作 用】次に、本発明による作用を記載する。複
層ガラスの空間層内部にある回転軸を回すことにより、
回転軸に巻きつけてある多目的フィルムを上下左右に自
由にスライドさせ、希望するシートが選択できるまで移
動させる。この多目的フィルムは、断熱体としての機能
を備えた熱線反射フィルム及びカーテンフィルム、ディ
スプレイフィルムが貼合わせてある。従って、温度差の
激しい季節や地域等でも最適な断熱効果を得ることが可
能になるとともに、カーテンとしての開閉、ディスプレ
イの選択等も自由にコントロールでき前目的を達成する
ことができる。
層ガラスの空間層内部にある回転軸を回すことにより、
回転軸に巻きつけてある多目的フィルムを上下左右に自
由にスライドさせ、希望するシートが選択できるまで移
動させる。この多目的フィルムは、断熱体としての機能
を備えた熱線反射フィルム及びカーテンフィルム、ディ
スプレイフィルムが貼合わせてある。従って、温度差の
激しい季節や地域等でも最適な断熱効果を得ることが可
能になるとともに、カーテンとしての開閉、ディスプレ
イの選択等も自由にコントロールでき前目的を達成する
ことができる。
【0008】
【実 施 例】以下、本発明の実施例を多目的フィルム
が上下移動する開閉型サッシの引戸タイプについて図面
に基づき説明する。この引戸タイプは、複層ガラスの空
間層内部にある駆動部と外部電源間の接続コードをスム
ーズに通すコード案内穴7、コードを邪魔にせずサッシ
を滑らかに開閉させるため、上部レールの山型部分に切
込みを入れ溝切レール6としたサッシ外枠、透明ガラス
2をそれぞれセットした内側サッシ(図3)、外側サッ
シ(図4)、駆動部4と回転軸3を中心とした駆動機構
及び多目的フィルム1(図5)をそれぞれパーツ組立と
した組合わせタイプで構成される。
が上下移動する開閉型サッシの引戸タイプについて図面
に基づき説明する。この引戸タイプは、複層ガラスの空
間層内部にある駆動部と外部電源間の接続コードをスム
ーズに通すコード案内穴7、コードを邪魔にせずサッシ
を滑らかに開閉させるため、上部レールの山型部分に切
込みを入れ溝切レール6としたサッシ外枠、透明ガラス
2をそれぞれセットした内側サッシ(図3)、外側サッ
シ(図4)、駆動部4と回転軸3を中心とした駆動機構
及び多目的フィルム1(図5)をそれぞれパーツ組立と
した組合わせタイプで構成される。
【0009】さて、外部電源により流れでた電流は、サ
ッシ外枠の上部にある案内穴と溝切レール内のコードを
通り、複層ガラスの空間層内部にある駆動部(サッシの
上下に取りつけられ左右の回転が可能)に伝わり、駆動
部に接続してある回転軸をまわす。この回転軸には多目
的フィルムが巻きつけられており、回転軸と同一方向に
まわる仕組みになっている。従って、多目的フィルムを
自由にスライドさせることができ、希望に応じたシート
の選択をコントロールすることが容易にできるのであ
る。
ッシ外枠の上部にある案内穴と溝切レール内のコードを
通り、複層ガラスの空間層内部にある駆動部(サッシの
上下に取りつけられ左右の回転が可能)に伝わり、駆動
部に接続してある回転軸をまわす。この回転軸には多目
的フィルムが巻きつけられており、回転軸と同一方向に
まわる仕組みになっている。従って、多目的フィルムを
自由にスライドさせることができ、希望に応じたシート
の選択をコントロールすることが容易にできるのであ
る。
【0010】ここで、多目的フィルムにつき詳細に説明
する。第1は、断熱効果を向上させるための断熱体とし
ての機能を備えた熱線反射フィルムAである。これは、
透明なフィルムに可視光線を透過し熱線を反射するアル
ミ、銅、その他金属等の物質を、任意の反射率に真空成
膜した半透明フィルムaに透明フィルムbを貼合わせ、
反射率の異なったフィルムを必要シート数だけ多段階に
つなぎ、透明部、半透明部を自由に選択できるように連
続帯としている。例えば、図6のAに示すようにシート
1、2は透明、シート3、4、5は反射率20%、シー
ト6、7、8は反射率50%、シート9は反射率80%
とする。屋外と室内の温度差が小さく冷暖房を必要とし
ない春秋の季節で太陽光を取りいれたい場合には、取り
いれる太陽光の度合いに応じシート1、2、3、4、5
を使用し、温度差が大きく冷暖房を必要とする季節の夏
期には太陽熱を反射させ室内の冷房効果をより一層ひき
だし、冬季には暖房熱を反射させ室内の暖房効果を高め
るシート6、7、8、9を使用する。これにより温度変
化に適応させた反射率シートの選択を自由にコントロー
ルすることができ、常に最適な断熱効果を得ることがで
きる。
する。第1は、断熱効果を向上させるための断熱体とし
ての機能を備えた熱線反射フィルムAである。これは、
透明なフィルムに可視光線を透過し熱線を反射するアル
ミ、銅、その他金属等の物質を、任意の反射率に真空成
膜した半透明フィルムaに透明フィルムbを貼合わせ、
反射率の異なったフィルムを必要シート数だけ多段階に
つなぎ、透明部、半透明部を自由に選択できるように連
続帯としている。例えば、図6のAに示すようにシート
1、2は透明、シート3、4、5は反射率20%、シー
ト6、7、8は反射率50%、シート9は反射率80%
とする。屋外と室内の温度差が小さく冷暖房を必要とし
ない春秋の季節で太陽光を取りいれたい場合には、取り
いれる太陽光の度合いに応じシート1、2、3、4、5
を使用し、温度差が大きく冷暖房を必要とする季節の夏
期には太陽熱を反射させ室内の冷房効果をより一層ひき
だし、冬季には暖房熱を反射させ室内の暖房効果を高め
るシート6、7、8、9を使用する。これにより温度変
化に適応させた反射率シートの選択を自由にコントロー
ルすることができ、常に最適な断熱効果を得ることがで
きる。
【0011】第2は、カーテンフィルムBである。これ
は、通常に使用されている布製カーテンやブラインドに
かわるもので、透明なフィルムに絵画、図形等を任意に
デザインし、遮蔽、遮光にも十分考慮したものであり、
透明部分のシートとつなぎ連続帯としている。例えば、
図6のBに示すようにシート1、3、6は透明、シート
2、4、7は薄いカーテン機能をデザインしたディスプ
レイ、シート5、8、9は厚いカーテン機能をデザイン
した遮蔽、遮光優先のディスプレイとする。明るい日中
は透明シートや薄いカーテン機能をもったシートを使用
し、夜は厚いカーテン機能をもったシートを使用する。
これにより希望するカーテンをいつでも自由に選択する
ことができ、室内模様を十分楽しむことができる。
は、通常に使用されている布製カーテンやブラインドに
かわるもので、透明なフィルムに絵画、図形等を任意に
デザインし、遮蔽、遮光にも十分考慮したものであり、
透明部分のシートとつなぎ連続帯としている。例えば、
図6のBに示すようにシート1、3、6は透明、シート
2、4、7は薄いカーテン機能をデザインしたディスプ
レイ、シート5、8、9は厚いカーテン機能をデザイン
した遮蔽、遮光優先のディスプレイとする。明るい日中
は透明シートや薄いカーテン機能をもったシートを使用
し、夜は厚いカーテン機能をもったシートを使用する。
これにより希望するカーテンをいつでも自由に選択する
ことができ、室内模様を十分楽しむことができる。
【0012】第3は、ディスプレイフィルムCである。
これは、透明なフィルムに絵画、図形等を任意にデザイ
ンした広告宣伝等のウインドウディスプレイで、透明部
分のシートとつなぎ連続帯としている。例えば、図6の
Cに示すようにシート1、3、6は透明、それ以外のシ
ートには任意に応じたディスプレイが施されている。集
中管理によりフィルムのスライドを時間管理とあわせコ
ントロールすれば、ガラスを駆使した高層ビル全体の大
型ウインドウディスプレイも容易におこなうことが可能
である。
これは、透明なフィルムに絵画、図形等を任意にデザイ
ンした広告宣伝等のウインドウディスプレイで、透明部
分のシートとつなぎ連続帯としている。例えば、図6の
Cに示すようにシート1、3、6は透明、それ以外のシ
ートには任意に応じたディスプレイが施されている。集
中管理によりフィルムのスライドを時間管理とあわせコ
ントロールすれば、ガラスを駆使した高層ビル全体の大
型ウインドウディスプレイも容易におこなうことが可能
である。
【0013】これらの熱線反射フィルムA、カーテンフ
ィルムB、ディスプレイフィルムCは、それぞれ異なる
特徴と独立性を有しているが、貼合わせた多目的フィル
ム1とすることにより大きな相乗効果をもたらし最大限
に成果を発揮することができるのである。
ィルムB、ディスプレイフィルムCは、それぞれ異なる
特徴と独立性を有しているが、貼合わせた多目的フィル
ム1とすることにより大きな相乗効果をもたらし最大限
に成果を発揮することができるのである。
【0014】尚、本発明の目的を達成する範囲の変形、
例えば、複層ガラスの空間層内部にある駆動機構を複数
個設置し、それぞれの回転軸に熱線反射フィルム、カー
テンフィルム、ディスプレイフィルムを個々に巻きつけ
多目的フィルムと同様の目的を可能とするもの等は本発
明に含まれるものとする。
例えば、複層ガラスの空間層内部にある駆動機構を複数
個設置し、それぞれの回転軸に熱線反射フィルム、カー
テンフィルム、ディスプレイフィルムを個々に巻きつけ
多目的フィルムと同様の目的を可能とするもの等は本発
明に含まれるものとする。
【0015】
【発明の効果】このように本発明によれば、これまでの
ガラスサッシとしての性能を損なうことなく断熱効果を
最大限に向上させ冷暖房を効率よく使用するとともに、
新しいタイプの方法によりカーテン効果、ディスブレイ
効果を高め、従来のカーテン、ブラインド等を不要にす
ることができる。
ガラスサッシとしての性能を損なうことなく断熱効果を
最大限に向上させ冷暖房を効率よく使用するとともに、
新しいタイプの方法によりカーテン効果、ディスブレイ
効果を高め、従来のカーテン、ブラインド等を不要にす
ることができる。
【図 1】 本発明の一例に係わる開閉型サッシの引戸
タイプ正面図
タイプ正面図
【図 2】 本発明の一例に係わる開閉型サッシの引戸
タイプ側面図
タイプ側面図
【図 3】 本発明の一例に係わる引戸タイプの内側サ
ッシ側面図
ッシ側面図
【図 4】 本発明の一例に係わる引戸タイプの外側サ
ッシ側面図
ッシ側面図
【図 5】 本発明の一例に係わる駆動機構及び多目的
フィルム側面図
フィルム側面図
【図 6】 本発明の一例に係わる多目的フィルム側面
詳細図
詳細図
1: 多目的フィルム 2: ガラス 3: 回転軸 4: 駆動部 5: コード 6: 溝切レール 7: コード案内穴 A: 熱線反射フィルム B: カーテンフィルム C: ディスプレイフィルム a: 半透明フィルム b: 透明フィルム
Claims (7)
- 【請求項1】 ある一定の空間を有する透明な複層ガラ
スからなる固定型及び開閉型サッシであり、この空間層
内部は、駆動部、回転軸等の駆動機構と熱線反射フィル
ム、カーテンフィルム、ディスプレイフィルムを貼合わ
せた多目的フィルムにより構成されている。これは、外
部電源を切替え駆動部に電流を通すことで、多目的フィ
ルムを上下左右にスライドさせ、最適な断熱効果、カー
テン効果、ディスプレイ効果が自由に得られるようコン
トロールすることを特徴とする組合わせタイプの多目的
フィルム内蔵複層ガラスサッシ。 - 【請求項2】 サッシ全体が、駆動機構、多目的フィル
ム等の修理、交換を容易にするため、サッシ外枠、内側
サッシ(図3)、外側サッシ(図4)、駆動機構及び多
目的フィルム(図5)をそれぞれパーツ組立とした組合
わせタイプである請求項1記載の多目的フィルム内蔵複
層ガラスサッシ。 - 【請求項3】 外側サッシ、内側サッシの材料が、必ず
しも同一とは限らず室内の模様にあわせ自由に選択でき
るような(例えば、和室の場合には外側サッシがアルミ
で内側サッシが木製等)アルミ、ステンレス、その他金
属、木材等である請求項1記載の多目的フィルム内蔵複
層ガラスサッシ。 - 【請求項4】 サッシ外枠が、駆動部と外部電源間の接
続コードをスムーズに通すコード案内穴、更に、開閉型
サッシの引戸タイプにおいては、コードを邪魔にせずサ
ッシを滑らかに開閉させるため、上部レールの山型部分
に切込みを入れた溝切レールである請求項1記載の多目
的フィルム内蔵複層ガラスサッシ。 - 【請求項5】 多目的フィルムが、最適な断熱効果を得
るための断熱体として必要な熱線反射に優れたアルミ、
銅、その他金属等の物質を、任意の反射率に真空成膜し
た半透明フィルムと透明フィルムを貼合わせ、更に、絵
画、図形等をデザインしたカーテンフィルム、ディスプ
レイフィルムをそれぞれ貼合わせ、透明部を含めシート
状に他段階に構成してある請求項1記載の多目的フィル
ム内蔵複層ガラスサッシ。 - 【請求項6】 回転軸がアルミ、ステンレス、その他金
属、カーボン等の軽量な材質である請求項1記載の多目
的フィルム内蔵複層ガラスサッシ。 - 【請求項7】 駆動部に電流を通すことにより多目的フ
ィルムを自由にスライドさせるシステムが、全サッシを
コントロールする集中管理とサッシ単位をコントロール
する個別管理である請求項1記載の多目的フィルム内蔵
複層ガラスサッシ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10310696A JP2844447B2 (ja) | 1996-03-22 | 1996-03-22 | 多目的フィルム内蔵複層ガラスサッシ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10310696A JP2844447B2 (ja) | 1996-03-22 | 1996-03-22 | 多目的フィルム内蔵複層ガラスサッシ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09256753A true JPH09256753A (ja) | 1997-09-30 |
JP2844447B2 JP2844447B2 (ja) | 1999-01-06 |
Family
ID=14345377
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10310696A Expired - Fee Related JP2844447B2 (ja) | 1996-03-22 | 1996-03-22 | 多目的フィルム内蔵複層ガラスサッシ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2844447B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2023048008A1 (ja) * | 2021-09-27 | 2023-03-30 | 日東電工株式会社 | 可動ユニット、基材および基材の取り外し方法 |
KR102602514B1 (ko) * | 2022-12-26 | 2023-11-15 | (주)휴먼씨엠건축사사무소 | 냉난방 효율을 향상시켜 줄 수 있는 공동주택용 전실 보조도어 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5455143U (ja) * | 1977-09-26 | 1979-04-17 | ||
JPS59177492A (ja) * | 1983-03-24 | 1984-10-08 | 小川 米吉 | ガラス窓 |
JPH0264699U (ja) * | 1988-11-07 | 1990-05-15 | ||
JPH0617584A (ja) * | 1992-06-30 | 1994-01-25 | Sharp Corp | 電動開閉装置 |
JPH07301065A (ja) * | 1994-05-06 | 1995-11-14 | Yoshiko Fujino | 室内シヤツター |
-
1996
- 1996-03-22 JP JP10310696A patent/JP2844447B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (5)
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Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2844447B2 (ja) | 1999-01-06 |
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