JPH09256635A - 建設工事管理支援装置及びシステム - Google Patents

建設工事管理支援装置及びシステム

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JPH09256635A
JPH09256635A JP6407896A JP6407896A JPH09256635A JP H09256635 A JPH09256635 A JP H09256635A JP 6407896 A JP6407896 A JP 6407896A JP 6407896 A JP6407896 A JP 6407896A JP H09256635 A JPH09256635 A JP H09256635A
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JP6407896A
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English (en)
Inventor
Tetsuya Miyagawa
哲也 宮川
Hisaki Kaneniwa
久樹 金庭
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Takenaka Komuten Co Ltd
Original Assignee
Takenaka Komuten Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 建設工事の施工に関する各種作業を行う作業
者の負担を軽減する。 【解決手段】 建設工事支援システム10は、各現場毎に
設置された複数の支援装置12A,12B,…と、各地区毎に設
置された地区総括データベース40A,40B,…と、中央デー
タベース46とを備えており、これらは通信網52に各々接
続されていると共に、建設工事の施工に関する各種作業
を行う際に必要となる施工関連情報が、各支援装置12、
データベース40,46 の記憶装置に分散されて記憶されて
いる。支援装置12のディスプレイ28に工程表が表示され
ている状態で工程表上の所定のラインがクリックされる
と、クリックされたラインが表す工程の施工に関わる情
報を施工関連情報の中から検索し、前記表示されている
工程表上の各月を表す複数の月表示欄のうちの何れかが
クリックされると、クリックされた欄が表す月内におけ
る施工に関わる情報を施工関連情報の中から検索する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は建設工事管理支援装
置及び管理支援システムに係り、特に、建設工事の施工
に関わる各種作業を行う際に用いられる各種情報を検索
し表示することにより前記施工に関わる各種作業の実施
を支援する建設工事管理支援装置、及び前記管理支援装
置を複数備えた管理支援システムに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】建設工
事の施工にあたっては、まず建設する建物の規模、構造
や要求されている施工完了の期日等に基づいて、各工程
の期間等を定めた基本的な工程計画が作成される。次
に、前記工程計画に基づいて、前記各工程を構成する複
数の作業工程の期間等を定めた詳細な施工計画が作成さ
れ、この施工計画に従って施工の管理等が行われる。
【0003】施工計画の作成は、一般に建設工事現場に
駐在している施工管理者によって行われるが、施工計画
の適否は実際の工事における作業効率や工事に要する費
用等を大きく左右する。このため、施工計画の作成は、
工程計画に定められた期間内に工事を完了させ、工事に
要する費用を予算内に収める等の種々の要求を満たすた
めに、例えば様々な技術書や作業標準書等を参照した
り、技術データを取得等を行ったり、経験者からのノウ
ハウの収集等の情報収集を行い、各種要求を満たしてい
るか否かを検討しながら行う必要があり、場合によって
は工法の変更の検討も要求される煩雑かつ熟練が要求さ
れる作業であった。
【0004】また、施工管理者の作業としては、実際の
作業が施工計画通りに進んでいるか否かを管理する作業
のみならず、使用する重機や建設資材の手配、施工管理
を行うために事前に作業の内容を把握したり、作業の安
全性を確保するための指示を出したり、各種提出書類の
作成及び提出、等の種々の作業を行う必要があり、作業
が煩雑であった。
【0005】本発明は上記事実を考慮して成されたもの
で、建設工事の施工に関する各種作業を行う作業者の負
担を軽減することができる建設工事管理支援装置及び建
設工事管理支援システムを得ることが目的である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本願発明者は、施工計画
の作成、変更や施工の管理等の施工に関する各種作業を
行う際の作業者の実際の作業の内容について検討を行っ
た。その結果、一般に熟練度の低い作業者であれば、各
種作業を行う際に予備知識を得たり前例を参考にするた
めに、様々な技術書、作業標準書等の文書や図面等の各
種情報を収集することが多く、また熟練度の高い作業者
であっても、例えば施工計画の作成にあたり工法の変更
等が必要となった場合には、工法を変更することで問題
が生じないか否かの確認等を行うために前述のような各
種情報の収集を行うことがあり、作業者の熟練度に拘わ
らず、施工に関する各種作業に占める情報収集作業の割
合は高いことが判明した。
【0007】このため、請求項1記載の発明に係る建設
工事管理支援装置は、各種情報を表示可能な表示手段
と、建設工事の施工に関わる各種作業を行う際に用いら
れる各種情報を予め記憶した記憶手段と、建設工事の工
程計画に基づいて、前記表示手段に、建設工事の工事期
間を複数の期間に分割したときの各々の期間を表しかつ
所定方向に沿って配列された複数の期間表示欄を備え、
建設工事の各工程を前記所定方向に沿って延びるライン
で各々表す工程表を表示させる工程表表示手段と、前記
表示手段に工程表が表示された状態で、少なくとも前記
複数の期間表示欄及び前記各工程を表すラインの何れか
を指定することが可能な指定手段と、前記表示手段に工
程表が表示された状態で前記指定手段によって前記複数
の期間表示欄の何れかが指定された場合には、前記記憶
手段に記憶されている前記各種情報の中から前記指定さ
れた期間表示欄が表す所定期間内における施工に関わる
各種作業に対応する情報を検索し、前記表示手段に工程
表が表示された状態で前記指定手段によって何れかのラ
インが指定された場合には、前記記憶手段に記憶されて
いる前記各種情報の中から前記指定されたラインが表す
工程の施工に関わる各種作業に対応する情報を検索する
検索手段と、検索手段によって検索された情報を出力す
る出力手段と、を含んで構成している。
【0008】施工に関する各種作業の基本は建設工事の
工程計画であり、工程計画を表す工程表を参照しながら
施工計画の作成、変更や施工管理等の各種作業が行われ
ることが多い。上記では、工程表表示手段により、建設
工事の工事期間を複数の期間に分割したときの各々の期
間を表しかつ所定方向に沿って配列された複数の期間表
示欄を備え、建設工事の各工程を前記所定方向に沿って
延びるラインで各々表す工程表が表示手段に表示され、
該工程表が表示された状態で期間表示欄又はラインが指
定されると、検索手段による情報の検索が行われ、検索
された情報が出力手段によって出力(例えば表示手段へ
の表示、紙等の記録媒体へのプリントアウト等)が行わ
れることになるので、必要な情報を得るための作業者の
負担が軽減される。
【0009】また、上記では、複数の期間表示欄の何れ
かが指定された場合には、指定された期間表示欄が表す
所定期間内における施工に関わる各種作業に対応する情
報が検索され、工程表上の所定のラインが指定された場
合には、指定されたラインが表す工程の施工に関わる各
種作業に対応する情報が検索されるので、工程表上にお
いて作業者が注目している箇所を指定すれば、記憶手段
に記憶されている各種情報のうち、検索対象としての情
報の種類が絞り込まれて検索が行われることになる。一
般に、建設工事の施工に関わる各種作業を行う際に用い
られる情報は膨大な量であり、この中から作業者自身が
必要な情報を収集することは非常に煩雑な作業である
が、本発明によれば、必要な情報を得るために作業者が
行うべき操作が簡単になり、必要な情報を得るための作
業者の負担が軽減される。
【0010】このように、請求項1の発明に係る建設工
事管理支援装置は、単なるデータベースとは異なり、工
程表が表示された状態で、作業者が指定手段を介して注
目している箇所を指定することにより、情報の検索の指
示と、必要としている情報の種類の指定と、を同時に行
うことができ、施工に関わる各種作業を行う際に必要と
なった情報の収集を容易に行うことができる。従って、
建設工事の施工に関する各種作業を行う作業者の負担を
軽減することができる。
【0011】なお、期間表示欄が指定された場合の検索
対象としての、指定された期間表示欄が表す所定期間内
における施工に関わる各種作業に対応する情報として
は、例えば請求項2に記載したように、記憶手段に記憶
されている各種情報のうち、前記所定期間内における工
程表に表れない各種作業の予定を表す情報、又は前記所
定期間内の各作業日毎の安全管理項目を表す情報を適用
することができる。この場合、出力手段は、検索された
前記工程表に表れない各種作業の予定を表す情報に基づ
いて作業予定表を作成して表示手段に表示するか、又
は、検索された各作業日毎の安全管理項目を表す情報に
基づいて安全管理表を作成して表示手段に表示すること
ができる。
【0012】また、本発明において記憶手段に記憶され
る情報は文字情報に限定されるものではなく、所定のラ
インが指し示された場合の検索対象としての、指定され
たラインが表す工程の施工に関わる各種作業に対応する
情報としては、請求項3に記載したように、前記工程の
施工計画の作成又は変更又は前記工程の施工管理を行う
際に用いられる文書及び図面及び動画の少なくとも何れ
か表す情報を適用することができる。
【0013】請求項4記載の発明に係る建設工事管理支
援システムは、互いに異なる複数の建設工事現場に各々
設置された複数の請求項1記載の建設工事管理支援装置
と、記憶装置と、を備え、前記複数の建設工事管理支援
装置の各々と前記記憶装置とは通信回線を介して互いに
接続されていると共に、前記記憶装置は、前記建設工事
の施工に関わる各種作業を行う際に用いられる各種情報
のうちの一部の情報を、前記複数の建設工事管理支援装
置の各々の記憶手段に代わって記憶しており、前記複数
の建設工事管理支援装置の各々の検索手段は、検索すべ
き情報が記憶手段に記憶されていない場合には、前記記
憶装置に記憶されている情報の中から検索することを特
徴としている。
【0014】前述したように建設工事の施工に関わる各
種作業を行う際に用いられる情報は膨大な量であり、記
憶手段として大容量の記憶装置が必要になるので、本発
明に係る施工支援装置のコストが嵩むという問題があ
る。また、本発明に係る施工支援装置を互いに異なる複
数の建設工事現場に各々設けた場合、記憶手段に記憶さ
れている各種情報のうち各建設工事現場における施工に
関わる各種作業を行う際に共通に用いられる情報を変更
する必要が生じたとすると、各建設工事現場に設置した
施工支援装置の記憶手段に対し、記憶情報の更新を各々
行う必要があり、作業が煩雑である。
【0015】これに対し、請求項4の発明では、互いに
異なる複数の建設工事現場に各々設置された複数の請求
項1記載の建設工事管理支援装置を、通信回線を介して
記憶装置と互いに接続すると共に、建設工事の施工に関
わる各種作業を行う際に用いられる各種情報のうちの一
部の情報が、複数の建設工事管理支援装置の各々の記憶
手段に代わって記憶装置に記憶されているので、記憶手
段の記憶容量を小さくすることができ、個々の建設工事
管理支援装置のコストを低く抑えることができる。ま
た、記憶手段に記憶する情報として各建設工事現場で共
用度の高い情報を記憶するようにすれば、該情報の更新
を行う必要が生じたとしても、該情報を更新する作業を
容易に行うことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態の一例を詳細に説明する。図1には本実施形態に
係る建設工事支援システム10が示されている。建設工
事支援システム10は、各地の建設工事現場の管理事務
所内に各々設置された複数の建設工事支援装置12A、
12B、12C、…、12X、…を備えている。これら
の建設工事支援装置は本発明に係る建設工事管理支援装
置に対応しており、各建設工事現場に駐在している施工
管理者によって使用される。これらの建設工事支援装置
は互いに同一の構成であるので、以下では建設工事支援
装置12Aを例に構成を説明する。
【0017】建設工事支援装置12Aは、パーソナルコ
ンピュータ14と、パーソナルコンピュータ14の入出
力ポート22に接続される各種の入出力機器と、から構
成されている。パーソナルコンピュータ14は、CPU
16、ROM18、RAM20及び入出力ポート22を
備えており、これらは互いにデータバス、制御バス、ア
ドレスバス等から成るバス24を介して互いに接続され
ている。
【0018】本実施形態では、前述した各種入出力機器
として、通信回線を介して通信網52に接続されたモデ
ム26と、本発明の表示手段としてのディスプレイ28
と、オペレータがデータ等を入力するためのキーボード
30と、本発明の指定手段としてのマウス32と、処理
結果を印刷するためのレーザビームプリンタ34と、ハ
ードディスク等の記録媒体で構成され記憶したプログラ
ム、データが読み出されると共にデータが書き込まれる
記憶装置36と、が入出力ポート22に接続されてい
る。なお、レーザビームプリンタ34に代えてXYプロ
ッタ等を用いてもよい。
【0019】記憶装置36には、パーソナルコンピュー
タ14及び各入出力機器を建設工事支援装置12Aとし
て動作させるためのプログラム及び各種のデータ(デー
タの内容については後述)が記憶されており、本発明の
記憶手段に対応している。建設記憶装置36に記憶され
たプログラムは、建設工事支援装置12Aの電源が投入
され、前記プログラムの実行が指示されると、記憶装置
36から読み出されて実行される。
【0020】また建設工事支援システム10は、複数の
地区総括データベース40を備えている(図1では例と
して地区総括データベース40A、40Bを示す)。こ
れらの地区総括データベース40は地区毎に設けられて
おり、通信回線を介して通信網52に各々接続されてい
る。図1に示す地区総括データベース40Aは、先に説
明したパ−ソナルコンピュータ14と同様の構成のコン
ピュータ42及び記憶装置44を備えている。なお、そ
の他の地区に設置された地区総括データベースについて
も、各々地区総括データベース40Aと同一の構成であ
るので説明を省略する。
【0021】また、建設工事支援システム10は中央デ
−タベ−ス46を備えている。中央データベース46
も、地区総括データベースと同様に、先に説明したパ−
ソナルコンピュータ14と同様の構成のコンピュータ4
8及び記憶装置50を備えており、通信回線を介して通
信網52に接続されている。
【0022】本実施形態では、建設工事の施工に関連す
る各種作業を行う場合に必要となる情報(以下、施工関
連情報という)として、次の表1乃至表4に示す情報が
予め用意されている。
【0023】
【表1】
【0024】
【表2】
【0025】
【表3】
【0026】
【表4】
【0027】表1乃至表4からも明らかなように、施工
関連情報はテキストデータ、イメージデータ、動画デー
タ(カラー)及びソフトウエア(プログラム)が混在し
ている。また上記の施工関連情報は、建設工事支援装置
12A、12B、…の各々の記憶装置36、地区総括デ
ータベース40A、40B、…の各々の記憶装置44、
及び中央データベース46の記憶装置50に分散されて
記憶されている。
【0028】すなわち、上記の施工関連情報のうち、個
々の建設工事現場でのみ用いられる情報や利用頻度の非
常に高い情報は、建設工事支援装置12A、12B、…
の各々の記憶装置36にローカルデータベースとして記
憶されている。また、施工関連情報のうち同一地区の建
設工事現場で共通に用いられる情報(同一地区の建設工
事現場において共用度の高い情報)や利用頻度が中程度
である情報は40A、40B、…の各々の記憶装置44
に記憶されている。更に、施工関連情報のうち全ての建
設工事現場で共通に用いられる情報(全ての建設工事現
場において共用度の高い情報)や利用頻度が比較的低い
情報は中央データベース46の記憶装置50に記憶され
ている。
【0029】このように、地区総括データベース40の
記憶装置44及び中央データベース46の記憶装置50
は、請求項4に記載の記憶装置に対応している。施工関
連情報を上記のように分散させて記憶させることによ
り、個々の建設工事支援装置12の記憶装置36の記憶
容量を小さくすることができるので、個々の建設工事支
援装置12のコストを低く抑えることができる。また、
共用度の高い情報を地区総括データベース40の記憶装
置44及び中央データベース46の記憶装置50に記憶
することにより、前記情報を更新する必要が生じた際の
情報更新作業を容易に行うことができる。更に、利用頻
度が比較的低い情報を地区総括データベース40の記憶
装置44及び中央データベース46の記憶装置50に記
憶することにより、通信回線及び通信網52を介して通
信を行う必要が生ずる頻度を低下させることができる。
【0030】次に図2のフローチャートを参照し、本実
施形態の作用を説明する。なお図2に示した処理は、施
工管理者により、所定の建設工事現場に設置された建設
工事支援装置12の電源が投入され、記憶装置36に記
憶されているプログラムの実行が施工管理者によって指
示されると、前記電源が投入された建設工事支援装置1
2で実行される。
【0031】ステップ300では建設工事支援装置12
が設置されている建設工事現場で行われる建設工事の工
程計画が既に作成されているか否か判定する。判定が肯
定された場合には、ステップ302で既に作成された建
設工事の工程計画を表す工程表データを取り込む。この
工程表データは、建物の規模(階数、面積等)、用途種
別(事務所か住宅か商業施設か等)、構造種別(各階が
RC(鉄筋コンクリート)かSRC(鉄骨鉄筋コンクリ
ート)か、基礎がベタ基礎か杭か等)、各工程の期間、
工法、施工量等を表す情報で構成されている。
【0032】なお、建設工事の工程計画は、施工計画と
して具体化される過程で、或いは天候不順等の要因によ
る工程遅延の発生等に伴って、修正する必要が生ずるこ
とがある。詳細な説明は省略するが、建設工事支援装置
12は工程計画を修正する必要が生じた場合、任意のタ
イミングで工程計画の修正を実施可能とされている。こ
のためステップ302では、現在設定されている最新の
工程計画を表す工程表データを取り込む。
【0033】工程表データの取込みを完了するとステッ
プ306へ移行し、取り込んだ工程表データに基づい
て、例として図4に示すような工程表60をディスプレ
イ28に表示する。図4より明らかなように、工程表6
0には、建設工事の工事期間の各月を各々表す月表示欄
62(本発明の期間表示欄に対応)が、工程表60の左
右方向に沿って複数配列されており、基本工程計画で定
められた各工程が、月表示欄62の配列方向に沿って延
びかつ各工程の期間に応じた長さのライン64によって
各々表されている。
【0034】一方、ステップ300の判定が否定された
場合には、ステップ304で前述した工程表データを構
成する各種データを各々入力するよう施工管理者に要請
し、工程表データの入力が完了すると、入力された工程
表データを記憶すると共に、入力された工程表データに
基づいて工程表を作成した後に、ステップ306で前記
と同様に図4に示すような工程表60をディスプレイ2
8に表示する。なお、上記のステップ300〜306は
本発明の工程表表示手段に対応している。
【0035】次のステップ308では処理の終了が指示
されたか否か判定する。判定が否定された場合にはステ
ップ310へ移行し、ディスプレイ28の画面上の何れ
かの箇所がマウス32によってクリックされたか否か判
定する。判定が否定された場合にはステップ308へ戻
り、ステップ308又はステップ310の判定が肯定さ
れる迄、ステップ308、310の判定を繰り返す。
【0036】マウス32が操作されることによってカー
ソルが移動され、カーソルがディスプレイ28の画面上
の所定箇所に位置している状態でマウス32のボタンが
オンされると、前記所定箇所がクリックされた(指定さ
れた)と判断してステップ312へ移行し、クリックさ
れた箇所が工程表60の何れかの工程に対応するライン
64上か、何れかの月表示欄62上か、又はその他の箇
所か判定する。クリックされた箇所がその他の箇所であ
った場合にはステップ308へ戻る。
【0037】一方、クリックされた箇所が工程表60の
何れかの工程に対応するライン64上であった場合には
ステップ314へ移行し、クリックされたライン64が
表す工程を判断する。そして、次のステップ110で
は、判断した工程に対して予め定められた工法種別一
覧、判断した工程に対して予め設定された施工量、歩掛
りの標準値を検索する検索処理を行う。この検索処理に
ついて、図3のフローチャートを参照して説明する。
【0038】ステップ350では、必要情報(検索すべ
き情報)は、建設工事支援装置12自身のデータベース
(ローカルデータベース)、地区総括データベース40
及び中央データベース46の何れに記憶されているか判
定する。ローカルデータベースに記憶されていると判断
した場合にはステップ352へ移行し、ローカルデータ
ベース(記憶装置36)に対して必要情報を検索し、次
のステップ354では検索した情報を取り込んで処理を
終了する。
【0039】また、ステップ350において必要情報は
地区総括データベース40に記憶されていると判断した
場合には、ステップ356で同一の地区に設置されてい
る地区総括データベース40に対し必要情報を検索する
要求を通信回線及び通信網52を介して送信する。この
要求を受信すると、地区総括データベース40では記憶
装置44に対して必要情報の検索が行われる。次のステ
ップ358では、地区総括データベース40から必要情
報が検索された旨の通知を通信回線及び通信網52を介
して受信する迄待機する。地区総括データベース40か
ら必要情報が検索された旨の通知を受信すると、ステッ
プ358の判定が肯定されてステップ360へ移行す
る。ステップ360では、地区総括データベース40に
対し必要情報を転送する指示を通信回線及び通信網52
を介して送信し、地区総括データベース40より必要情
報をダウンロードして処理を終了する。
【0040】また、ステップ350において必要情報は
中央データベース46に記憶されていると判断した場合
には、ステップ362で中央データベース46に対し必
要情報を検索する要求を通信回線及び通信網52を介し
て送信する。この要求を受信すると、中央データベース
46では記憶装置50に対して必要情報の検索が行われ
る。次のステップ364では、中央データベース46か
ら必要情報が検索された旨の通知を通信回線及び通信網
52を介して受信する迄待機する。中央データベース4
6から必要情報が検索された旨の通知を受信するとステ
ップ366へ移行し、中央データベース46に対し必要
情報を転送する指示を送信し、中央データベース46よ
り必要情報をダウンロードして処理を終了する。
【0041】上記のようにして検索処理が行われ、記憶
装置36、又は地区総括データベース40の記憶装置4
4、又は中央データベース46の記憶装置50から必要
情報を入手すると、図2のフローチャートへ戻る。この
場合は、先にクリックされたラインが表す工程の工法種
別一覧、施工量、歩掛りの標準値を入手すると、図2の
フローチャートのステップ318へ移行する。
【0042】ステップ318では、前記検索された施工
量及び歩掛りの標準値に基づいて施工日数を演算した後
に、一例として図5に示すように、先のステップ314
で判断した工程に対応するメニューボックスを示すウイ
ンドウ66をディスプレイ28に表示する。なお、この
ウインドウ66には、前記クリックされたラインが表す
工程の工法種別を複数のボックスで示すボックス表示欄
66A、工法種別以外に施工関連情報として表示可能な
多種類の情報の分類項目を複数のボックスで示すボック
ス表示欄66Bと、施工量、歩掛り及び施工日数を表示
するための表示欄66Cが設けられており、ボックス表
示欄66A内のボックスの数及び内容は先に検索された
工法種別一覧に従って変更され、先に検索又は演算され
た施工量、歩掛り及び施工日数は表示欄66Cに表示さ
れる。
【0043】次のステップ330では、現在表示されて
いるウインドウ内の何れかのボックスがクリックされた
か否か判定し、判定が肯定される迄待機する。ウインド
ウ内のボックスは、施工管理者が各種処理の実行を指示
するために設けられており、何れかのボックスがクリッ
クされるとステップ332へ移行し、クリックされたボ
ックスに対応する処理が、何れかの情報(施工関連情報
等)を検索する処理か、終了処理か、その他の処理か判
定する。
【0044】本実施形態では、記憶装置36又は記憶装
置44又は記憶装置50に施工関連情報として多数種類
の情報が記憶されており、施工関連情報を構成する情報
の種類数は非常に多い。このため、本実施形態ではウイ
ンドウが階層構造となっており、例えば施工管理者が工
程表60上のライン64をクリックすることにより表示
されるウインドウ66には、ボックス表示欄66B内の
各ボックスに、各種の施工関連情報を内容に応じて分類
する分類項目の名称が表示されている。
【0045】従って、分類項目の名称が示されたボック
スがクリックされた場合には、ステップ332において
クリックされたボックスに対応する処理は「その他の処
理」であると判断されてステップ338へ移行し、施工
管理者より指示された処理として、クリックされたボッ
クスに示されている分類項目に分類される施工関連情報
の名称、又は前記クリックされたボックスに示されてい
る分類項目に分類される各種の施工関連情報を更に分類
する分類項目の名称が一覧表示された新たなウインドウ
(例えば図10に示すウインドウ76等)を表示する。
【0046】一方、ディスプレイ28に既にウインドウ
が表示されている状態で、該ウインドウ内の、施工関連
情報としての所定の情報の名称を示すボックスがクリッ
クされた場合には、ステップ332においてクリックさ
れたボックスに対応する処理は施工関連情報に属する何
れかの情報を検索する処理であると判断してステップ3
34へ移行し、先のステップ316、324と同様にし
て、クリックされたボックスに対応する情報を検索する
検索処理を行う。なお、ステップ334では、クリック
されたボックスに対応する施工関連情報として、テキス
トデータ又はイメージデータ又は動画データ又はソフト
ウエア(プログラム)が検索される。
【0047】また、施工関連情報の中には建設工事の各
工程毎に異なっている情報も多数種類存在している(例
えば表3の「施工図例」「施工要領書」や表4の動画デ
ータ等)。このためステップ334では、現在実行中の
処理が工程表60上の或る工程に対応するライン64が
クリックされることによって起動された処理であり、か
つクリックされたボックスに対応する施工関連情報が各
工程毎に異なっている情報であった場合には、検索対象
を前記クリックされたライン64が表す工程に関連する
情報に絞り込んで検索が行われる。この検索処理は本発
明の検索手段に相当する処理である。
【0048】指示された施工関連情報が検索されるとス
テップ336へ移行する。ステップ336では、検索し
た情報がテキストデータであれば該テキストデータが表
す文書をディスプレイ28に表示し(例として図13参
照)、検索した情報がイメージデータであれば該イメー
ジデータが表す画像をディスプレイ28に表示し(例と
して図9、図15等参照)、検索した情報が動画データ
であれば該動画データが表す動画像をディスプレイ28
に表示する(例として図6参照)。また、検索した情報
がソフトウエアであれば、該ソフトウエアを起動する
(図27には一例として、起動したソフトウエアによっ
て新たに表示されたウインドウ118を示す)。ステッ
プ336の処理を実行するとステップ330へ戻る。
【0049】上記により、例えば施工管理者が、特定の
工程に関する所定情報が必要となった場合は、工程表6
0上の前記特定の工程を表すライン64をクリック(指
定)すれば、検索処理の起動が指示されて前記特定の工
程に関連する施工管理情報を選択するためのメニューボ
ックスを示すウインドウ66が表示されると共に、検索
対象としての情報が前記特定の工程に関連する情報に絞
り込まれることになるので、検索すべき情報の指定を容
易に行うことができる。
【0050】また、検索された情報は文書又は画像又は
動画として表示されるか、又は検索された情報がソフト
ウエアであれば該ソフトウエアが起動されるので、表示
された情報を参照したり起動されたソフトウエアを用い
て何らかの処理を行ったりすることができ、特定の工程
の施工に関する各種作業を行う施工管理者の負担を軽減
することができる。
【0051】一方、ステップ312において、クリック
された箇所が工程表60の何れかの月表示欄62上であ
ると判断した場合にはステップ320へ移行し、クリッ
クされた月表示欄62に対応する月(指定された月)を
判断すると共に、以降の処理の処理対象が業務予定表か
安全管理表かを施工管理者に選択させる。なお、業務予
定表及び安全管理表は何れも建設工事期間内の各月毎に
作成されるものである。業務予定表は工程表60に表れ
ない施工管理者の施工管理業務の予定を日毎に示したも
ので、請求項2に記載の作業予定表に対応しており、安
全管理表は日々の施工作業における安全管理項目を示し
たものである。
【0052】次のステップ322では、指定された月の
業務予定表又は安全管理表(施工管理者により処理対象
として選択された表)を作成する必要があるか否か判定
する。この判定は、前記判断した月の業務予定表又は安
全管理表が未作成か、又は処理対象として選択された表
が業務予定表でかつ業務予定表を作成するためのデフォ
ルト値が変更された場合に肯定される。このデフォルト
値は、工程表データによって定義されている各工程の期
間を基準として、各種の提出書類の期限等を演算する際
に用いられる数値である。このデフォルト値が変更され
ると業務予定表の内容が変化するため、デフォルト値が
変更された場合にもステップ322の判定は肯定され
る。
【0053】ステップ322の判定が肯定された場合に
はステップ324へ移行し、業務予定表又は安全管理表
を作成するために必要な情報を検索する検索処理を行
う。このステップ324における検索処理は先に説明し
たステップ316の検索処理と同じであるが、業務予定
表を作成する場合には、必要情報として業務予定表に記
載すべき施工管理業務の名称、各業務の実施時期を規定
する情報(例えば前述のデフォルト値等)が検索され、
安全管理表を作成する場合には、必要情報として指定さ
れた月の各日毎に予め定められた安全管理項目等が検索
される。
【0054】次のステップ326では、検索された情報
及び工程表データに基づいて、指定された月の業務予定
表又は安全管理表を自動的に作成すると共に、作成した
業務予定表又は安全管理表を表す情報を記憶装置36に
記憶し、ステップ328では例として図7又は図17に
示すように、作成した業務予定表70を示すウインドウ
72(図7参照)又は安全管理表94を示すウインドウ
96(図17参照)をディスプレイ28に表示する。
【0055】また、ステップ322の判定が否定された
場合にはステップ327へ移行し、既に作成した、指定
された月の業務予定表又は安全管理表を表す情報を記憶
装置36から取込んだ後に、ステップ328で前記と同
様にしてディスプレイ28にウインドウ72又はウイン
ドウ96を表示する。ステップ328の処理を行った後
はステップ330へ移行し、上述の処理が行われる。
【0056】上記により、例えば施工管理者が、特定の
月の業務予定表又は安全管理表を参照する必要が生じた
場合は、工程表60上の前記特定の月を表す月表示欄6
2をクリック(指定)すれば、業務予定表又は安全管理
表を作成するための情報の検索が起動されると共に検索
対象としての情報が前記特定の月の業務予定表又は安全
管理表を作成するための情報に絞り込まれることになる
ので、検索すべき情報の指定を容易に行うことができ
る。
【0057】なお、図7に示す業務予定表70を示すウ
インドウ72及び図17に示す安全管理表94を示すウ
インドウ96には、「印刷」と示されたボックス72
B、96Bが表示されているが、これらのボックスがク
リックされた場合にも、ステップ332では「その他の
処理」が指示されたと判断してステップ338へ移行
し、指示された処理、すなわち業務予定表又は安全管理
表の印刷が行われる。
【0058】また、ステップ332において、クリック
されたボックスに対応する処理が、終了処理であると判
断した場合には、ステップ340で表示している全ての
ウインドウを消去した後にステップ308へ戻る。そし
て、更に処理の終了が指示されると、ステップ342で
工程表60の表示を消去して処理を終了する。
【0059】次に、建設工事支援システム10を利用し
て行われる施工管理者の作業の一例を詳細に説明する。
なお、以下では或る建設工事現場に施工管理者として一
人で配属された経験の浅い作業員(以下、施工管理者A
と称する)による作業の一例を順に説明する。
【0060】(1-1) 施工管理者Aは、建設工事の概要
を確認しようと思い、システムを起動し、技術部署等で
作成された基本工程計画を表す工程表60をディスプレ
イ28に表示させた(図4参照)。そして、表示された
工程表60を参照して建設工事の概要を確認した。
【0061】(1-2) 工程表60に表示されている杭工
程の工法がアースドリル工法となっていたが、この工法
は施工管理者Aにとって経験の無い工法であった。この
ため施工管理者Aは、工程表60上の杭工程を表すライ
ンをクリックした。これにより、図5に示すように杭工
事についてのメニューボックスのウインドウ66が表示
された。そして施工管理者Aはウインドウ66内に「ア
ースドリル」と示されているボックス66Dをクリック
した。これにより、アースドリル工法を紹介する動画デ
ータが検索され、図6に示すように動画表示ウインドウ
68が表示され、この動画表示ウインドウ68内にアー
スドリル工法を紹介する動画像が表示された。この動画
像を参照することにより、施工管理者Aはアースドリル
工法の概要を容易に理解することができた。
【0062】(1-3) 施工管理者Aは、工程表60に表
れていない各種業務の予定を確認するために、一旦動画
表示ウインドウ68及びウインドウ66の表示を消去し
た後に、工程表60内の特定の月に対応する月表示欄6
2(図4参照)をクリックし、更に業務予定表と安全管
理表の何れを表示するかの選択を促すメッセージが表示
されたので(図示省略)、業務予定表を選択した。これ
により、図7に示すように月間業務予定表70を示すウ
インドウ72が表示された。この業務予定表72を参照
することにより、工程表60に表れていない各種業務の
予定を確認することができた。
【0063】(1-4) 施工管理者Aは、表示された業務
予定表70に基づいて、官公庁に提出する88条4項に
関連する建設工事計画届を作成する必要があることを認
識した。そして、建設工事計画届に添付する杭工程の施
工計画図を作成するにあたり、杭工程の施工手順を確認
する必要が生じたので、一旦業務予定表70の表示を消
去した後に、工程表60上の杭工程を表すラインをクリ
ックしてウインドウ66を再度表示させ(図5参照)、
ウインドウ66内に「施工手順」と示されているボック
ス66Eをクリックした。これにより、図8に示すよう
に動画表示ウインドウ68が表示され、動画表示ウイン
ドウ68内に施工手順を紹介する動画像が表示された。
この動画像を参照することにより、施工管理者Aは杭工
程の施工手順を容易に理解することができた。
【0064】(1-5) また施工管理者Aは、杭工程の施
工計画図作成の参考にするために、ウインドウ66(図
5参照)内に「施工図」と示されているボックス66F
をクリックした。これにより、他の工事現場で作成され
た施工計画図が検索され、例として図9に示すような施
工図サンプル74が表示された。更に施工管理者Aはこ
の施工図サンプル74の印刷を指示した。施工管理者A
は、印刷された施工図サンプルを参考に杭工程の施工計
画図を容易に作成することができた。
【0065】(1-6) 施工管理に必要な書類が不明であ
ったので、施工管理者Aはウインドウ66(図5参照)
内に「管理書類」と示されているボックス66Gをクリ
ックした。これにより「管理書類」に分類されている各
種情報の中から検索すべき情報の種類(分類項目の名
称)を選択するためのウインドウ76が表示された(図
10参照)。そして標準仕様を確認するために、ウイン
ドウ76内に「技術標準」と示されているボックス76
Aをクリックし(これにより「技術標準」に分類されて
いる各種情報の中から検索すべき情報の種類を選択する
ためのウインドウ78が表示される、図11参照)、ウ
インドウ78内に「設計施工標準」と示されているボッ
クス78Aをクリックし(これにより「設計施工標準」
に分類されている各種情報の中から検索すべき情報を選
択するためのウインドウ80が表示される、図12参
照)、ウインドウ80内に「標準仕様(建築)」と示さ
れているボックス80Aをクリックした。
【0066】これにより杭工程に関連する技術標準資料
を表すデータが検索され、例として図13に示すように
ウインドウ80が表示され、このウインドウ80内に杭
工事を含む地業工事の標準仕様を表す文書82の内容が
表示された。そして、表示された文書を参照することに
より、施工管理者Aは標準仕様を簡単に確認することが
できた。
【0067】(1-7) また、前述した88条4項に関連
する建設工事計画届を作成するために、施工管理者Aは
ウインドウ76(図10参照)を表示させ、ウインドウ
76内の「官庁提出書類」と示されているボックス76
Bをクリックした。これにより、図14に示すように
「官庁提出書類」に分類されている各種情報の中から検
索すべき情報を選択するためのウインドウ86が表示さ
れた。本実施形態では官庁提出書類を表す情報は中央デ
ータベース46に記憶されているので、施工管理者Aは
「88条2項4項建設工事計画届」と示されたボックス
86Aをクリックすると共に、ウインドウ86内の「ダ
ウンロード」と示されたボックス86Bをクリックし
た。これにより、88条2項4項建設工事計画届を表す
イメージデータが中央データベース46からダウンロー
ドされ、図15に示すように88条2項4項建設工事計
画届のサンプル88がウインドウ90内に表示された。
この建設工事計画届のサンプル88を参照することによ
り、施工管理者Aは建設工事計画届を容易に作成するこ
とができた。
【0068】(1-8) 上司より、杭工事施工業者に施工
要領書を提出させるように、との指示があった。このた
め施工管理者Aは、ウインドウ66(図5参照)内の
「業者リスト」と示されているボックス66Hをクリッ
クした。これにより、杭工事を施工する業者に関する情
報が検索され、図16に示すように杭工事施工業者が連
絡先と共に一覧表示されたウインドウ92が表示され
た。施工管理者Aはウインドウ92内の特定業者又は全
ての業者をクリックすると共に、ウインドウ92内の
「FAX」と示されたボックス92Aをクリックし、更
に送信すべき文書として、予め登録されている施工要領
書の提出を指示する定型の文書の送信を指示した(図示
省略)。これにより、施工要領書の提出を指示する文書
が、先にクリックした業者にファクシミリで送信された
(このファクシミリ送信も図2のステップ338におけ
る「その他の処理」である)。
【0069】(1-9) 建設工事現場の安全性を確認する
ために、工程表60が表示された状態(図4参照)で、
工程表60内の特定の月に対応する月表示欄62をクリ
ックし、更に業務予定表と安全管理表の何れを表示する
かの選択を促すメッセージが表示されたので(図示省
略)、安全管理表を選択した。これにより、前記特定の
月の安全管理項目が検索され、検索された安全管理項目
に基づいて安全管理表94(図17参照)が作成され、
ウインドウ96内に表示された。施工管理者Aは表示さ
れた安全管理表94を参照して表示されている安全管理
項目をチェックし、重要と思われる安全管理項目をクリ
ックすると共に、ウインドウ96内の「再発防止」と示
されたボックス96Aをクリックした。
【0070】これにより、選択された安全管理項目に対
応して、過去に発生した事故の事例及び検討された再発
防止対策が記載された報告書を表すデータが検索され、
検索された報告書98が一例として図18に示すように
表示された。施工管理者Aは、発生する可能性の高い事
故を事前に予測し、事故の発生を防止する対策を立てる
ことを、表示された報告書98を参考にして容易に行う
ことができた。
【0071】(1-10) 地上躯体工事の詳細な施工計画を
作成するために、施工管理者Aは工程表60上の地上躯
体工事を表すラインをクリックした。これにより、図5
に示すウインドウ66と同様のウインドウ100(図1
9参照)が表示された。次に施工管理者Aは、表示され
ているウインドウ100内の「サイクル工程」と示され
ているボックス100Aをクリックした。これにより、
図20に示すように、地上躯体工事に対応する複数のサ
イクル工程を一覧表示したウインドウ102が表示され
た。なお、このサイクル工程は、複数の工程から成る工
事(この場合は地上躯体工事)について、前記複数の工
程の名称及び実施順序を定めたものであり、各工事毎に
工事内容の種類に応じて予め複数登録されている。
【0072】施工管理者Aはウインドウ102内に複数
表示されたサイクル工程の中から、今回の工事に該当す
ると推定されるサイクル工程をクリックした。これによ
り、図21に示すように、クリックしたサイクル工程を
表すライン群104が、前記地上躯体工事の工事期間の
長さに応じて伸縮されて工程表60上に割付けられた。
施工管理者Aは、地上躯体工事の施工数量を表示させ
(図示省略)、施工数量を考慮しながら各工程の期間に
ついて詳細に検討した。上記により、地上躯体工事の詳
細な施工計画を容易に作成することができた。
【0073】(1-11) 地上躯体工事における配筋を検査
して報告書を作成するにあたり、施工管理者Aはウイン
ドウ100(図19参照)を表示させ、ウインドウ10
0内の「管理書類」と示されているボックス100Bを
クリックし(これにより管理書類の種類を選択するため
のウインドウ76が表示される:図10参照)、ウイン
ドウ76内の「管理書類」と示されている表示欄76C
をクリックした。これにより、図22に示すように、管
理書類の種類の一覧表106を示すウインドウ108が
表示された。施工管理者Aはウインドウ108の一覧表
106内の、「工事項目」が「躯体工事」かつ「鉄筋」
で、「管理項目」が「品質関連」で「施工報告書」であ
る欄106Aをクリックした。
【0074】これにより、先にクリックした欄106A
に対応する各種報告書から検索すべき報告書を選択する
ためのウインドウ110が表示された(図23参照)。
施工管理者Aはウインドウ110内の「配筋検査報告
書」と示されたボックス110Aをクリックした。これ
により、配筋検査報告報告書のサンプルを表すデータが
ダウンロードされ、例として図24に示すように配筋検
査報告報告書のサンプル112が表示された。表示され
た配筋検査報告報告書のサンプル112を参照すること
により、施工管理者Aは地上躯体工事における配筋の検
査、及び検査報告書の作成を容易に行うことができた。
【0075】(1-12) 安全衛生管理を担当している部署
に提出する安全衛生管理計画表を作成するために、施工
管理者Aは、ウインドウ76(図10参照)を表示さ
せ、ウインドウ76内の「共通」と示されているボック
ス76Dをクリックし(これにより、「管理全般」に分
類されている各種情報の中から検索すべき情報の種類を
選択するためのウインドウ114が表示される:図25
参照)、ウインドウ114内の「汎用ソフト」と示され
たボックス114Aをクリックし(これにより、「汎用
ソフト」として用意されている各種ソフトウエアの中か
ら起動すべきソフトウエアを選択するためのウインドウ
116が表示される:図26参照)、ウインドウ116
内の「安全衛生管理計画表」と示されたボックス116
Aをクリックした。
【0076】これにより、安全衛生管理計画表作成用ソ
フトウエアがダウンロードされると共に起動され、図2
7に示すように、起動された安全衛生管理計画表作成用
ソフトウエアによって新たなウインドウ118が表示さ
れた。施工管理者Aは、このウインドウ118内に表示
された各種ボックスをクリックしたり、文字を入力する
等により安全衛生管理計画表を容易に作成することがで
きた。
【0077】次に、建設工事支援システム10を利用し
て行われる施工管理者の作業の他の例として、以下では
病院を建設する建設工事現場に施工管理者として一人で
配属された中堅作業員(以下、施工管理者Bと称する)
による作業の一例を順に説明する。
【0078】(2-1) 施工管理者Bは、建設工事の概要
を確認するために工程表60をディスプレイ28に表示
させた(図4参照)。また施工管理者Bは、類似してい
る建築物の建設工事が過去に行われていないか否か確認
するために、施工管理者Bは工程表60上の所定の工程
を表すラインをクリックし、表示されたウインドウ66
(図5参照)内の「管理書類」と示されているボックス
66Gをクリックし、表示されたウインドウ76(図1
0参照)内の「技術関連定期刊行」と示されているボッ
クス76Eをクリックした。これにより、図28に示す
ように、「技術関連定期関連資料」に分類されている各
種情報の中から検索すべき情報を選択するためのウイン
ドウ120が表示された。更に施工管理者Bは、ウイン
ドウ120内の「設計データシート」と示されているボ
ックス120Aをクリックした。
【0079】これにより、過去に設計・施工された類似
している建設物(例えば病院)についての概要を示した
複数の設計データシートが検索され、図29に示すよう
に表示された。図示は省略するが、検索された設計デー
タシートは作業者からの指示に応じてスクロール表示さ
れる。施工管理者Bは表示をスクロールさせながら検索
された複数の設計データシートの内容を各々確認し、こ
れから工事を行おうとしている建設物に特に類似した建
設物の設計データシートを選択し、施工についてのノウ
ハウを収集するために担当者に連絡をとった。上記によ
り、過去に設計・施工された類似している建設物の建設
工事についてのノウハウを容易に収集することができ
た。
【0080】(2-2) 当初の施工計画では、柱はシステ
ム型枠を用いンクリートを現場打ちすることによって形
成し、梁はプレキャストコンクリート(PC)部材を用
いる予定であったが、梁用PC部材の金額が予算と折り
合わなかった。このため施工管理者Bは、ウインドウ1
20(図28参照)を表示させ、ウインドウ120内の
「開発改善事例発表会資料」と示されたボックス120
Bをクリックした。これにより、過去に設計・施工され
た類似している建設物の建設工事についての開発改善事
例が複数検索され、ディスプレイ28に表示された(図
示省略)。施工管理者Bは表示をスクロールさせながら
検索された複数の開発改善事例の内容を各々確認した。
上記により、過去に他の建設工事現場で発生した同様の
問題に対しての改善事例を容易に収集することができ、
収集した事例を参考に対策を検討することができた。
【0081】(2-3) 開発改善事例に基づいて、施工管
理者Bは、梁についてもシステム型枠を用いコンクリー
トを現場打ちすることによって形成するように施工計画
を変更すれば、問題を解決できる可能性があることに想
到した。このため、施工管理者Bは型枠の標準単価を調
べるため、ウインドウ108(図22参照)を表示さ
せ、表示された一覧表106の「管理項目」の欄をスク
ロールさせ(図30参照)、一覧表106内の、「工事
項目」が「躯体工事」かつ「型枠」で、「管理項目」が
「実行予算」である欄106Bをクリックした。これに
より、型枠の標準単価を示した管理書類が検索され、図
31に示すように表示された。施工管理者Bは、表示さ
れた管理書類を参照することにより、型枠の標準単価を
容易に知ることができた。そして前述の施工計画の変更
を行ったとしても予算的には問題がないことを確認し
た。
【0082】(2-4) また、施工管理者Bは工程表60
上の躯体工事を表すラインをクリックし、ウインドウ1
00(図19参照)が表示された。施工管理者Bは、ウ
インドウ100内の歩掛り表示欄を参照することによ
り、型枠及び鉄筋施工の歩掛りの標準値確認を容易に行
うことができた。
【0083】(2-5) 更に施工管理者Bは、前述の施工
計画の変更を行った場合、クライミングクレーン及びラ
フタークレーンの機種を変更する必要があることに想到
し、ウインドウ114(図25参照)を表示させ、ウイ
ンドウ114内の「重機能力表」と示されたボックス1
14Bをクリックした。これにより、図32に示すよう
に、重機の種類を選択するためのウインドウ122が表
示された。施工管理者Bが能力を確認したい重機の種類
に対応するボックスをクリックすると、クリックされた
種類に対応する重機の仕様書を表すデータが複数検索さ
れ、一例として図33又は図34に示すように表示され
た。
【0084】なお、図33はウインドウ122内の「定
置式」と示されているボックス122Aがクリックされ
た場合に表示される重機の仕様書の一例を示し、図34
はウインドウ122内の「移動式」と示されているボッ
クス122Bがクリックされた場合に表示される重機の
仕様書の一例を示している。施工管理者Bは表示をスク
ロールさせながら複数種類の重機の最大荷重を各々確認
することにより、前述の施工計画の変更を行った場合に
必要となる重機の機種を検討し選択することを容易に行
うことができた。
【0085】(2-6) 施工管理者Bは、前述の施工計画
の変更を行った場合に工程遅延が発生しないか否かを確
認するため、ウインドウ100(図19参照)を表示さ
せ、ウインドウ100内の「サイクル工程」と示されて
いるボックス100Aをクリックし、表示されたウイン
ドウ102(図20参照)内に示されている複数のサイ
クル工程のうち、施工計画を変更した場合の作業に対応
するサイクル工程の名称を選択した。これにより、図3
5に示すように、選択したサイクル工程を表すライン群
124が、所定の工事(この場合は地上躯体工事)を表
すライン64A(図35参照)に対応して表示された。
【0086】施工管理者Bはウインドウ76(図10参
照)を表示させ、ウインドウ76内の「社内提出書類」
と示されているボックス76Fをクリックし、更に表示
されたウインドウ(図示省略)内の、過去に設計・施工
された工事の詳細な工程表を検索・表示させるためのボ
ックスをクリックした。これにより、過去に設計・施工
された工事の詳細な工程表が複数検索されて表示された
(図示省略)。施工管理者Bは表示をスクロールしなが
ら複数の工程表の内容を各々確認し、型枠を用い現場打
ちで梁を形成した工事の工程表を探索した。そして、型
枠を用い現場打ちで梁を形成した工事の工程表を発見す
ると、この工程表及び先の(2-4)の作業で確認した型枠
及び鉄筋施工の歩掛りの標準値を参考にして、前述の施
工計画の変更を行っても問題が無いことを確認し、施工
計画の変更を行った。そして先の(2-5)の作業で選択し
た重機や、先の(2-3)の作業で標準単価を確認した型枠
の手配等の作業を行った。
【0087】上述したように、建設工事支援システム1
0を利用することにより、施工計画の変更の検討や決定
等を行う際に必要となる各種の煩雑な作業を容易に行う
ことができた。
【0088】(2-7) 荷取り構台等の仮設物の計画を変
更する必要が生じたため、施工管理者Bは、ウインドウ
116(図26参照)を表示させ、ウインドウ116内
の「仮設計算」と示されているボックス116Bをクリ
ックした。これにより、仮設計算用ソフトウエアがダウ
ンロードされると共に起動され、図36に示すように、
起動された仮設計算用ソフトウエアによって新たなウイ
ンドウ126が表示された。施工管理者Bは、このウイ
ンドウ126内に表示された各種ボックスをクリックし
たり数値を入力する等により、荷取り構台の荷重計算の
ための条件(各部の寸法等)を設定した。これにより、
設定した条件に対応する荷取り構台の図面が示されたウ
インドウ128が表示されると共に、仮設計算用ソフト
ウエアによって荷重計算が行われ、計算結果が表示され
た(図示省略)。施工管理者Bは計算結果等を参照する
ことにより、先に設定した条件が正しいか否かを容易に
判断することができ、荷取り構台の計画変更を容易に行
うことができた。
【0089】(2-8) 施工業者を集めて開催する安全衛
生協議会の開催時期が近づいてきたので、施工管理者B
はウインドウ100(図19参照)を表示させ、ウイン
ドウ100内の「業者リスト」と示されているボックス
100Cをクリックした。これにより業者(この場合は
型枠の施工を行う業者(大工))に関する情報が検索さ
れ、図37に示すように型枠施工業者が連絡先と共に一
覧表示されたウインドウ130が表示された。施工管理
者Bはウインドウ130内の特定業者又は全ての業者を
クリックすると共に、ウインドウ130内の「FAX」
と示されたボックス130Aをクリックし、更に送信す
べき文書として、予め登録されている安全協議会の開催
を通知する定型の文書の送信を指示した(図示省略)。
これにより、安全協議会の開催を通知する文書が、先に
クリックした業者にファクシミリで送信された。
【0090】(2-9) 官公庁に提出する各種書類の提出
期限等は業務予定表70(図7参照)によって管理して
いるが、建設工事に伴う道路使用申請の提出が毎回ぎり
ぎりになっていた。このため、施工管理者Bは業務予定
表70を示すウインドウ72を表示させ、ウインドウ7
2内の「デフォルト」と示されているボックス72Aを
クリックした。これにより、図38に示すように、管理
業務時期のデフォルト値を設定する項目を選択するため
の設定表132を示すウインドウ134が表示された。
施工管理者Bは「工事名」が「工事全般」で、「管理項
目」が「官庁関連」である欄132Aをクリックした。
これにより、図39に示すように、官公庁に提出する書
類の提出時期のデフォルト値を設定するための設定表1
36を示すウインドウ138が表示された。そして施工
管理者Bは、道路使用申請の提出時期のデフォルト値
を、道路使用申請の提出時期が前倒しとなるように変更
した。これにより、業務予定表70に表示される道路使
用申請の期日が前倒しになった。
【0091】上述したように、建設工事支援システム1
0により、施工に関わる各種作業を行う施工管理者の負
担は大幅に軽減することができる。
【0092】なお、上記では詳細な施工計画を作成する
場合を主に説明したが、本発明に係る建設工事支援装置
12は、施工に関わる各種作業についての情報及び建設
工事の工程計画を表す情報の全てについて、任意のタイ
ミングで情報の追加・変更が可能である。
【0093】また、上記では指定手段としてマウス32
を適用していたが、これに限定されるものではなく、デ
ィジタイザやライトペン等の各種のポインティングデバ
イスを適用したり、キーボード上の所定のキーが押され
る毎に、カーソルが各月表示欄及び各ライン上へ順次移
動していくようにして指定手段を構成することも可能で
ある。
【0094】更に、表1乃至表4に示した施工関連情報
は単なる一例であり、建設工事の施工に関わる各種作業
を行う際に用いられる各種情報として、前記各表に示し
た以外の情報を用いてもよいことは言うまでもない。
【0095】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
に係る建設工事管理支援装置は、工程表が表示された状
態で工程表上の複数の期間表示欄の何れかが指定された
場合には、記憶手段に記憶されている各種情報の中から
指定された期間表示欄が表す所定期間内における施工に
関わる各種作業に対応する情報を検索し、工程表が表示
された状態で工程表上の何れかのラインが指定された場
合には、記憶手段に記憶されている各種情報の中から指
定されたラインが表す工程の施工に関わる各種作業に対
応する情報を検索し、検索した情報を出力するようにし
たので、建設工事の施工に関する各種作業を行う作業者
の負担を軽減することができる、という優れた効果を有
する。
【0096】請求項4記載の発明に係る建設工事管理支
援システムは、互いに異なる複数の建設工事現場に各々
設置された複数の建設工事管理支援装置と、記憶装置
と、が通信回線を介して互いに接続されており、記憶装
置は、建設工事の施工に関わる各種作業を行う際に用い
られる各種情報のうちの一部の情報を、複数の建設工事
管理支援装置の各々の記憶手段に代わって記憶している
ので、上記効果に加え、個々の建設工事管理支援装置の
コストを低く抑えることができると共に、各建設工事現
場で共用度の高い情報を更新する必要が生じた場合に
も、前記情報を更新する作業を容易に行うことができ
る、という優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る建設工事支援システムの概略
構成図である。
【図2】個々の建設工事支援装置で実行される処理のメ
インルーチンの内容を説明するためのフローチャートで
ある。
【図3】図2における検索処理の内容を説明するための
フローチャートである。
【図4】工程表が表示された状態のイメージ図である。
【図5】杭工程を表すラインがクリックされてメニュー
ボックスを示すウインドウが表示された状態のイメージ
図である。
【図6】工法を紹介する動画像が表示された状態のイメ
ージ図である。
【図7】月間業務予定表が表示された状態のイメージ図
である。
【図8】施工手順を紹介する動画像が表示された状態の
イメージ図である。
【図9】施工図のサンプルが表示された状態のイメージ
図である。
【図10】「管理書類」に分類されている各種情報の中
から検索すべき情報の種類を選択するためのウインドウ
が表示された状態のイメージ図である。
【図11】「技術標準」に分類されている各種情報の中
から検索すべき情報の種類を選択するためのウインドウ
が表示された状態のイメージ図である。
【図12】「設計施工標準」に分類されている各種情報
の中から検索すべき情報を選択するためのウインドウが
表示された状態のイメージ図である。
【図13】地業工事の標準仕様を表す文書が表示された
状態のイメージ図である。
【図14】「官庁提出書類」に分類されている各種情報
の中から検索すべき情報を選択するためのウインドウが
表示された状態のイメージ図である。
【図15】建設工事計画届のサンプルが表示された状態
のイメージ図である。
【図16】杭工事施工業者の一覧を示すウインドウが表
示された状態のイメージ図である。
【図17】安全管理表が表示された状態のイメージ図で
ある。
【図18】過去に発生した事故事例の報告書が表示され
た状態のイメージ図である。
【図19】地上躯体工事を表すラインがクリックされて
メニューボックスを示すウインドウが表示された状態の
イメージ図である。
【図20】地上躯体工事のサイクル工程を選択するため
のウインドウが表示された状態のイメージ図である。
【図21】サイクル工程が工程表に割付けられて表示さ
れた状態のイメージ図である。
【図22】管理書類の種類の一覧表を示すウインドウが
表示された状態のイメージ図である。
【図23】図22のウインドウ上でクリックされた欄に
対応する各種報告書から検索すべき報告書を選択するた
めのウインドウが表示された状態のイメージ図である。
【図24】配筋検査報告報告書のサンプルの印刷結果を
示すイメージ図である。
【図25】「管理全般」に分類されている各種情報の中
から検索すべき情報の種類を選択するためのウインドウ
が表示された状態のイメージ図である。
【図26】「汎用ソフト」としての各種ソフトウエアの
中から起動すべきソフトウエアを選択するためのウイン
ドウが表示された状態のイメージ図である。
【図27】起動された安全衛生管理計画表作成用ソフト
ウエアによって新たなウインドウが表示された状態のイ
メージ図である。
【図28】「技術関連定期関連資料」に分類されている
各種情報の中から検索すべき情報を選択するためのウイ
ンドウが表示された状態のイメージ図である。
【図29】設計データシートが表示された状態のイメー
ジ図である。
【図30】図22に示す状態から一覧表の「管理項目」
の欄をスクロールさせた状態のイメージ図である。
【図31】型枠の標準単価を示した管理書類が表示され
た状態のイメージ図である。
【図32】重機の種類を選択するためのウインドウが表
示された状態のイメージ図である。
【図33】重機の仕様書が表示された状態のイメージ図
である。
【図34】重機の仕様書が表示された状態のイメージ図
である。
【図35】選択されたサイクル工程が工程表上に表示さ
れた状態のイメージ図である。
【図36】起動された仮設計算用ソフトウエアによって
新たなウインドウが表示された状態のイメージ図であ
る。
【図37】型枠施工業者の一覧を示すウインドウが表示
された状態のイメージ図である。
【図38】業務管理表の管理業務時期のデフォルト値を
設定する項目を選択するための設定表を示すウインドウ
が表示された状態のイメージ図である。
【図39】官公庁に提出する書類の提出時期のデフォル
ト値を設定するための設定表を示すウインドウが表示さ
れた状態のイメージ図である。
【符号の説明】
10 建設工事支援システム 12 建設工事支援装置 14 パーソナルコンピュータ 28 ディスプレイ 32 マウス 36 記憶装置 40 地区総括データベース 44 記憶装置 46 中央データベース 50 記憶装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各種情報を表示可能な表示手段と、 建設工事の施工に関わる各種作業を行う際に用いられる
    各種情報を予め記憶した記憶手段と、 建設工事の工程計画に基づいて、前記表示手段に、建設
    工事の工事期間を複数の期間に分割したときの各々の期
    間を表しかつ所定方向に沿って配列された複数の期間表
    示欄を備え、建設工事の各工程を前記所定方向に沿って
    延びるラインで各々表す工程表を表示させる工程表表示
    手段と、 前記表示手段に工程表が表示された状態で、少なくとも
    前記複数の期間表示欄及び前記各工程を表すラインの何
    れかを指定することが可能な指定手段と、 前記表示手段に工程表が表示された状態で前記指定手段
    によって前記複数の期間表示欄の何れかが指定された場
    合には、前記記憶手段に記憶されている前記各種情報の
    中から前記指定された期間表示欄が表す所定期間内にお
    ける施工に関わる各種作業に対応する情報を検索し、前
    記表示手段に工程表が表示された状態で前記指定手段に
    よって何れかのラインが指定された場合には、前記記憶
    手段に記憶されている前記各種情報の中から前記指定さ
    れたラインが表す工程の施工に関わる各種作業に対応す
    る情報を検索する検索手段と、 検索手段によって検索された情報を出力する出力手段
    と、 を含む建設工事管理支援装置。
  2. 【請求項2】 前記所定期間内における施工に関わる各
    種作業に対応する情報は、前記各種情報のうち、前記所
    定期間内における工程表に表れない各種作業の予定を表
    す情報、又は前記所定期間内の各作業日毎の安全管理項
    目を表す情報であり、 前記出力手段は、前記検索手段によって検索された前記
    工程表に表れない各種作業の予定を表す情報に基づいて
    作業予定表を作成して表示手段に表示するか、又は、検
    索手段によって検索された各作業日毎の安全管理項目を
    表す情報に基づいて安全管理表を作成して表示手段に表
    示することを特徴とする請求項1記載の建設工事管理支
    援装置。
  3. 【請求項3】 前記指定されたラインが表す工程の施工
    に関わる各種作業に対応する情報は、前記工程の施工計
    画の作成又は変更又は前記工程の施工管理を行う際に用
    いられる文書及び図面及び動画の少なくとも何れか表す
    情報を含むことを特徴とする請求項1記載の建設工事管
    理支援装置。
  4. 【請求項4】 互いに異なる複数の建設工事現場に各々
    設置された複数の請求項1記載の建設工事管理支援装置
    と、 記憶装置と、 を備え、 前記複数の建設工事管理支援装置の各々と前記記憶装置
    とは通信回線を介して互いに接続されていると共に、前
    記記憶装置は、前記建設工事の施工に関わる各種作業を
    行う際に用いられる各種情報のうちの一部の情報を、前
    記複数の建設工事管理支援装置の各々の記憶手段に代わ
    って記憶しており、 前記複数の建設工事管理支援装置の各々の検索手段は、
    検索すべき情報が記憶手段に記憶されていない場合に
    は、前記記憶装置に記憶されている情報の中から検索す
    ることを特徴とする建設工事管理支援システム。
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