JPH09256553A - 屋根の冠部材取付け装置 - Google Patents

屋根の冠部材取付け装置

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JPH09256553A
JPH09256553A JP7257796A JP7257796A JPH09256553A JP H09256553 A JPH09256553 A JP H09256553A JP 7257796 A JP7257796 A JP 7257796A JP 7257796 A JP7257796 A JP 7257796A JP H09256553 A JPH09256553 A JP H09256553A
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JP
Japan
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ridge
crown
roof
crown member
sections
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Pending
Application number
JP7257796A
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English (en)
Inventor
Minoru Saito
実 斉藤
Takerou Horimoto
健朗 堀元
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 屋根の棟に設置する冠部材を簡単な操作で、
正確に且つ迅速に施工することができるようにする。 【解決手段】 棟の両側部に棟の長手方向に沿って固着
する支持部材1と、棟の両側に敷設した屋根瓦15間に
跨がって棟を覆う冠部材8とからなり、支持部材1は野
地板16に付着する基板2に冠部材8を止める起立部5
と、上空に向かって突出する凸部3と上空を開放した凹
部4とを備え、冠部材8の脚部10と屋根瓦15間の間
隙をクッション性と水密性のある密着材14で封じ、支
持部材1の凹部4内に屋根瓦15の裏面にクッション性
と水密性を有する受け部材13を設けていることを特徴
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、切り妻屋根あるい
は寄棟屋根などの棟に敷設する冠部材の乾式による取付
け装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の冠部材の乾式による取付け装置
は、棟にU字または?字形のフックを打ち込み、このフ
ックに針金を通しておき、更に棟部におがくずの粒より
大きい木端を盛り付け、その上に冠部材を被せると共
に、前記針金を冠部材の頂上に明けてある孔に通し、そ
の通した針金を、両鬼瓦間に張架している太い針金に結
び付けて固着されるのが一般的である。因みに乾式と湿
式との違いは、木端ではなくセメントを含む粘土による
ものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の木端あるいは粘
土を盛ってその上に冠部材を被せるのは、単に針金のみ
では冠部材が風や雪で横へずれる恐れがあることから、
横ずれを防止する目的から盛り込まれるものであって、
従来は木端などを盛り込むことが通常のこととして施工
されていた。しかし木端を盛り針金を通す作業に手間が
かかり、また個々の冠部材を棟に沿って直線に揃えて被
せる作業に熟練した技術を要するものであった。
【0004】本発明は以上の問題から、木端などを盛り
込む作業を省いて堅固に取付けられると共に、熟練した
技術に頼ることなく正確に施工することができように改
善することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の解決手段は、棟
の両側部にその棟の長手方向に沿って固着する支持部材
と、棟の両側に敷設した屋根瓦間に跨がって棟を覆う冠
部材とからなり、支持部材は野地板に付着する基板に冠
部材を止める起立部と、上空に向かって突出する凸部と
上空を開放した凹部とを備え、冠部材の脚部と屋根瓦間
の間隙をクッション性と水密性のある密着材で封じ、支
持部材の凹部内に屋根瓦の裏面にクッション性と水密性
を有する受け部材を設けていることを特徴とする。
【0006】
【作用】施工する場合は、桟葺き瓦であれば、瓦桟を野
地板に釘付けすると共に棟の両側部にそれぞれ支持部材
を釘付けする。その際、支持部材の起立部が棟寄りに起
立するように基板を野地板に取付け、凹部に受け部材を
接着して嵌め込む。その受け部材は凹部より上方へ突出
する高さを持つものを用いる。そこで屋根瓦を従来と同
様の手段で葺き、支持部材上に葺く最上段の屋根瓦をそ
の裏に突出する突片を支持部材の凸部に引っ掛けて葺
く。そこで冠部材を取付けるもので、その手段は、冠部
材の脚部の下面に密着材を接着手段で取付けてから、左
右一対の支持部材より突出する各起立部に被せ、しかも
密着材を圧縮するように押し付けて、冠部材の裏面に起
立部を当接した状態に設置し、冠部材と各起立部とをビ
ス止めによって固着するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態は、野地板に直
接固着した支持部材に、屋根面の双方に葺いてある屋根
瓦に跨がって覆い被せた冠部材を連結し固着するもので
ある。
【0008】前記支持部材は、基板に冠部材と接合し互
いに固着する起立部と、上方に向かって突出する凸部
と、上方を開放した凹部とを設けたものである。凹部に
はクッション性と水密性を有する受け部材を接着して嵌
め込むもので、その受け部材は凹部の深さより厚く、嵌
め込んだ際に受け部材が凹部より突出する厚さを有する
ものである。
【0009】冠部材は三角形あるいはアーチ形の如く、
屋根の双方の面に雨水が流れる傾斜面を備え、既に葺い
てある屋根瓦上に密着材を介して設置する脚部を有し、
しかも前記両傾斜面と両脚部で囲まれる内部を空洞に形
成したものである。尚、密着材は、前記受け部材と同様
にクッション性と水密性を備える材質からなる。
【0010】
【実施例】本発明の実施例を図に従って説明すると、支
持部材1はアルミニウム合金の押出し形材で成形される
もので、図1と図2に示しているように、基板2の幅方
向の中間部を凹凸状に屈折した形態に形成して、上方に
向かって突出する一対の凸部3,3と、両凸部間に凹部
4を設け、一端部に起立部5を凸部3の突出方向と同方
向に突設し、起立部5の上端に屈折片部6を凸部3を設
けている側に向かって備えてあり、更にこの起立部5よ
り更に基板2からの延長部7を設けたものである。しか
も前記凸部3、凹部4及び起立部5は、屋根の勾配に応
じて直立する角度をもって基板2より突設してある。
【0011】また、基板2の両端部及び起立部5上の屈
折片部6に、釘またはビスを通す複数個の孔を長手方向
に間隔をおいて明けておいても良く、あるいはアルミニ
ウム製であるから、孔を明けることなく釘を打ち込む位
置に沿って細いV溝を付けておいても良い。
【0012】冠部材8は焼成瓦で成形してあり、三角状
に双方へ傾斜する天板部9,9の各末端部裏面に脚部1
0,10を突設したもので、長手方向に複数個の冠部材
8を連結できるように、一端部に係合段部11を形成し
ている。また天板部9,9における前記支持部材1の起
立部に設けた屈折片部6と対向する部分にビスを差し通
す通孔12が明けてある。
【0013】上記部材1,8の他に、支持部材1の凹部
4に嵌め込む受け部材13と、冠部材8の脚部10に接
着する密着材14を必要とするもので、両部材13,1
4はウレタン樹脂を発泡した一般にウレタンシーラーと
称される材料、すなわちクッション性と水密性に優れた
材料で断面方形に成形し、その表裏両面に接着層を保持
するものである。
【0014】前記支持部材1の凹部4に嵌め込む受け部
材13は、敷設した屋根瓦15の裏面に当接して支えよ
うとするもので、凹部4に嵌めた状態で、その凹部4よ
り突出し、しかも瓦を支えた際に圧縮されるのに充分な
量分をもって突出する厚みに形成してある。
【0015】また冠部材8の脚部10に接着する密着材
14は、屋根瓦15の表面に接着されるものであるが、
在来の桟瓦による屋根瓦15は周知のようにその横断面
形が概ね緩やかな横S字状に彎曲しているものであるか
ら、脚部10に接着する密着材14が、瓦の窪んだ部分
に隙間なく圧着され、また隆起する部分では圧縮された
状態で設置できるのに充分な厚みをもって形成してあ
る。
【0016】以上の各部材によって冠部材8を棟に敷設
するには、図では瓦桟葺きの例を示しており、野地板1
6に従来と同様に瓦桟を打ち付け、更に棟寄りに支持部
材1を打ち付ける。この支持部材1を打ち付ける場合に
は、起立部5が棟側寄りとなるようにその基板2を野地
板16に釘付けする。このように下地を施してから屋根
瓦15を従来の技法によって葺き付け、棟寄りの最上段
の屋根瓦15を葺く時には、支持部材1の凹部4内に受
け部材13を接着した状態で嵌め込んでおき、その上に
屋根瓦15を葺けば、受け部材13の上面が全面に亘り
屋根瓦15の裏面に圧縮した状態で密着するものであ
る。
【0017】そこで冠部材8を取付ける。その際、冠部
材8の両脚部10,10の裏面にそれぞれ密着材14を
接着によって付着し、そのまま冠部材8をその内空部に
支持部材1の両起立部5,5が入り込むようにして棟部
に被せると、両脚部10,10の各密着材14,14が
最上段に葺かれた屋根瓦15の表面に接着され、更に冠
部材8を押圧すれば、密着材14が屋根瓦15の曲面に
沿って圧縮して脚部10と屋根瓦15との間隙を封じ
る。しかも冠部材8の天板部9裏面に、支持部材1の起
立部5に設けた屈折片部6が当接するから、屋根瓦15
に明けてある通孔12にビスを通して冠部材8を起立部
5に固着するものである。
【0018】以上の取付けは切り妻屋根の施工であり、
寄棟屋根の場合には、図3に支持部材1を敷設した状態
を平面より見て示しており、図中の17によって示す稜
線は本棟で、また18,18は寄棟を示す線であるが、
本棟及び各寄棟に取付ける各支持部材1を互いに突き合
わせるにように斜めに切断して固着し、この支持部材1
に前述と同様に冠部材8を取付けるものである。
【0019】
【発明の効果】本発明による屋根の冠部材取付け装置に
よれば、屋根面に支持部材を取付け、その支持部材に被
せた冠部材を支持部材の起立部にビス止めして固着する
ものであるから、冠部材内に従来の木端などを詰める必
要がなく、従ってその手間が省けると共に、針金による
止め手段よりもより確実に安定した状態で固着すること
ができるようになる。
【0020】更に、屋根面に支持部材を正確に取付けて
あれば、支持部材の設置に従って冠部材を取付けるのみ
で、各冠部材を直線を保って取付けることができ、熟練
した技術を要せずして簡単且つ正確に設置することがで
きるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による屋根の冠部材取付け装置を示す断
面図である。
【図2】同じく斜視図である。
【図3】本発明による屋根の冠部材取付け装置を寄棟屋
根に適応して支持部材を設置した状態を示す平面図であ
る。
【符号の説明】
1 支持部材 2 基板 3 凸部 4 凹部 5 起立部 8 冠部材 10 脚部 13 受け部材 14 密着材 15 屋根瓦 16 野地板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 棟の両側部に棟の長手方向に沿って固着
    する支持部材(1)と、棟の両側に敷設した屋根瓦(1
    5)間に跨がって棟を覆う冠部材(8)とからなり、支
    持部材(1)は野地板(16)に付着する基板(2)に
    冠部材(8)を止める起立部(5)と、上空に向かって
    突出する凸部(3)と上空を開放した凹部(4)とを備
    え、冠部材(8)の脚部(10)と屋根瓦(15)間の
    間隙をクッション性と水密性のある密着材(14)で封
    じ、支持部材の凹部(4)内に屋根瓦の裏面にクッショ
    ン性と水密性を有する受け部材(13)を設けているこ
    とを特徴とする屋根の冠部材取付け装置。
JP7257796A 1996-03-27 1996-03-27 屋根の冠部材取付け装置 Pending JPH09256553A (ja)

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JP7257796A JPH09256553A (ja) 1996-03-27 1996-03-27 屋根の冠部材取付け装置

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JP7257796A JPH09256553A (ja) 1996-03-27 1996-03-27 屋根の冠部材取付け装置

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JPH09256553A true JPH09256553A (ja) 1997-09-30

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ID=13493384

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JP7257796A Pending JPH09256553A (ja) 1996-03-27 1996-03-27 屋根の冠部材取付け装置

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JP (1) JPH09256553A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11408613B2 (en) * 2014-03-07 2022-08-09 Zinniatek Limited Solar thermal roofing system
US11970858B2 (en) 2017-02-21 2024-04-30 Zinniatek Limited Substrate having decorated surface and method of production

Cited By (2)

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US11408613B2 (en) * 2014-03-07 2022-08-09 Zinniatek Limited Solar thermal roofing system
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