JPH09253207A - 皮下注射針を保護する装置 - Google Patents

皮下注射針を保護する装置

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JPH09253207A
JPH09253207A JP8297083A JP29708396A JPH09253207A JP H09253207 A JPH09253207 A JP H09253207A JP 8297083 A JP8297083 A JP 8297083A JP 29708396 A JP29708396 A JP 29708396A JP H09253207 A JPH09253207 A JP H09253207A
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JP
Japan
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needle
movable member
wing
wings
axis
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Application number
JP8297083A
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English (en)
Inventor
Michel Camus
ミッシェル・カミュウ
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B Braun Medical SAS
Original Assignee
B Braun Celsa SA
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Filing date
Publication date
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    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M5/00Devices for bringing media into the body in a subcutaneous, intra-vascular or intramuscular way; Accessories therefor, e.g. filling or cleaning devices, arm-rests
    • A61M5/178Syringes
    • A61M5/31Details
    • A61M5/32Needles; Details of needles pertaining to their connection with syringe or hub; Accessories for bringing the needle into, or holding the needle on, the body; Devices for protection of needles
    • A61M5/3205Apparatus for removing or disposing of used needles or syringes, e.g. containers; Means for protection against accidental injuries from used needles
    • A61M5/321Means for protection against accidental injuries by used needles
    • A61M5/3216Caps placed transversally onto the needle, e.g. pivotally attached to the needle base
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
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    • A61M5/158Needles for infusions; Accessories therefor, e.g. for inserting infusion needles, or for holding them on the body
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 注射器を取り扱うとき安全性を向上させる。 【解決手段】 針を取り付ける針ベースから両側に広が
るウイングを形成させ、注射をするときにはそのウイン
グを広げて皮膚をカバーし、注射針を引き抜くときには
そのウイングを針ベースの持ち上げとともに一緒に引き
上げ、その際、可動部材でウイングを針の両側に接する
ようにして針を覆うようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、皮下注射針を含む
器具上でその針を保護する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】本発明は、有孔遠位部分と、液体を循環
させるためのダクトに接続すべき近位部分とを有する管
状針を含む器具に適用できる。本発明は、埋込み部位中
など受容媒体中に液体を注入する器具に適用でき、また
試料抽出媒体から液体試料を抽出する器具にも等しく適
用できる。以下「部位」とは、針がその中で係合する媒
体をいう。本発明の装置は、これらの器具を扱う人員へ
の事故によるジャブを防ぐことを目的とする。
【0003】そのような事故は、基本的に、針を注入媒
体または試料抽出媒体から引き抜く際に起こる。皮下注
射針を備えた器具の分野において事故によるジャブの可
能性を小さくするために、剛性材料から構成され、かつ
針の近位端と少なくとも間接的に関連し、一方では、2
つの位置の間で移動可能であり、第1の位置においては
針が使用できるように針のほとんどを係合解除し、第2
の位置において、少なくとも針の遠位端を覆う少なくと
も1つの保護要素を使用する非常に多くの装置が周知で
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】SCHOENBERG
の米国特許第4888001号は、皮下注射針を有し、
そのような保護装置を含む器具に関する。この装置はそ
の利点を有するが、出願者はユーザに提供される安全性
を向上させることを望む。したがって、このことが本発
明の達成しようとする目的である。
【0005】
【課題を解決するための手段】その目的のために、本発
明注射針装置は、軸に沿った長さおよび近位端と鋭い遠
位端を有する部分を有する針と、針のセグメント上で前
記針の近位端に配置された針ベースと、近位端と遠位端
とを有するフレキシブル材料から作成された少なくとも
2つの概して平坦なウィングを含む針シールドと、前記
ウィングの近位端を前記針ベースに結合する少なくとも
2つのヒンジと、ウィングに対して前記針の軸に沿った
上方位置と下方位置の間に配置される、平坦な面を有
し、少なくとも部分的に画定された開口を有する可動部
材とを含み、上方位置において、可動部材がヒンジ上に
あり、下方位置においてウィングの遠位端にあり、可動
部材が上方位置からその下方位置まで移動することによ
って、平坦面がウィングの外面と協働して、ウィングの
偏向と移動とを引き起こし、ウィングが針の軸に沿って
針まで引き上げられる用にしたことを特徴とするもので
ある。
【0006】さらに、以下の特徴のうちの少なくとも1
つが本発明の装置に与えられることが好ましい。各ウィ
ングが前記外面と対向する内面を有し、内面に針を収容
するリセスがなく、したがって可動部材の下方位置にお
いて、前記針がウィング間で見えたままであり、針シー
ルド内に閉じ込められない。針ベースが配置されるセグ
メントが曲がっている。
【0007】可動部材が、可動部材の平坦面の下に配置
され、かつ可動部材がその下方位置と上方位置の間で移
動した場合に、ウィングの外面が押し付けられてそれと
協働する丸い偏差アバットメントを含む。可動部材が、
針の軸に実質上垂直な一般平面内で概して平坦なパッド
である。
【0008】ウィングが幅および厚さを有し、可動部材
が、可動要素の下方位置において、針の軸と各ウィング
の一般平面とに実質上垂直に延びる2つの横方向スキッ
ドを有し、スキッド間の距離がウィングの幅よりも大き
く、スキッドがウィングの厚さよりも大きい厚さを有
し、したがって可動部材がその下方位置と上方位置の間
で移動した場合に、ウィングがスキッド間で滑動する。
【0009】ウィングが、その外面上で、その遠方端に
配置された前面突出アバットメントおよび背面突出アバ
ットメントを有し、アバットメントが、その下方位置に
おいて可動部材をそれらの間で解放可能にロックするよ
うになされた、針の軸に平行な距離を有する。
【0010】針ベースが針の軸に垂直に延びるグルーブ
を有し、グルーブが、前記軸に沿った長さと、横方向フ
ランジによって縦方向に画定された上部セクションとを
有し、本装置が近位端と遠位端とを有する脱着可能ハン
ドルをさらに含み、前記遠位端が上部フランジの下のグ
ルーブ内に係合する。脱着可能ハンドルが、2つの動作
ブランチと一体になった2つの連接遠位ジョーを有し、
ジョーが、針を針ベースのグルーブ内に配置した場合に
グルーブ内に係合する。
【0011】針ベースが、脱着可能ハンドルの下のグル
ーブ内に配置されたアバットメント・プレートをさらに
含み、プレートが、上方位置にある場合に脱着可能ハン
ドルとの衝合関係において協働するようになされた寸法
を有する。本発明は、添付の図面を参照しながら、非限
定的例として行った以下の説明を読めばよく理解できよ
う。
【0012】
【発明の実施の形態】図面には、有孔(または鋭い)遠
位部分2Dと近位部分2Pとを含み、器具1の針ベース
3によって担持され、液体(図示せず)を循環させるた
めのダクト4(図4)に少なくとも間接的に接続された
皮下注射針2を使用する器具1が示されている。
【0013】例えば、器具1は、受容面と呼ばれる面5
Rの下に配置された注入媒体5中に液体を注入する際に
注射器とともに使用する器具である。例として、媒体5
は、患者の皮膚など(図示せず)、受容面5Rの下側の
部分である。針2の遠位端2Dは、「HUBER」食い
つき部(HUBER chamfer )を有することが有利である。
ただし、これは制限事項と解釈すべきではない。図面に
示すように、針2の媒体5に軸方向に挿入すべき部分
は、受容面5Rにほぼ直角である。ただし、これは制限
事項と解釈すべきではない。
【0014】器具1の使用中の任意の時に、皮下注射針
2をそれが埋め込まれた媒体5から引き抜く必要があ
る。引き抜きは、手動操作によって器具1に対して実施
され、そのために、針ベース3は、少なくとも間接的把
持用の少なくとも1つの面3S、3D、12Bを有す
る。
【0015】器具1は針ベース3と一体となった以下の
部材によって構成される針シールド6を含む。針シール
ドには、針ベース3のベントラル面と呼ばれる面3Vの
うちの1つに実質上直角に延びるように、針の近位端2
Pが保持される。ベントラル面と呼ばれる面7Vが、そ
れぞれ針2に沿って延びている保護形態と呼ばれる1つ
の形態とベントラル面7Vがそれぞれ針2から離れるよ
うに広がっている使用形態と呼ばれる1つの形態との機
能上別の少なくとも2つの形態に配置されるように、針
2の縦軸2Lと交差する方向に平行な軸7Aのまわりで
針ベース3に対して移動できる2つの対称な概して平坦
なウィング7。
【0016】保護形態内で要素7をロックするロック手
段8。ウィングの連接のために、一方のヒンジが各ウィ
ング7の近位端を針ベース3に一体に結合する2つのヒ
ンジ71および72(図7)が備えられている。
【0017】図面に示すように、各平坦ウィング7は、
対向する2つの面7V、7D、すなわち、皮膚など受容
面5R上に支持され、皮下注射針2が係合するベントラ
ル面7Vと呼ばれる一つの面と、他方では、器具1を受
容面5Rに接触させる操作または実際にウィング7を皮
下注射針2に接触させる操作が加えられる背面と呼ばれ
る一つの面7Dを含む。内側の面であるベントラル面7
Vは専ら平坦である。
【0018】以下のことに留意されたい。概して平坦な
対称ウィング7はそれぞれ、所定の柔軟性を有するフレ
キシブル・プレートによって形成される。
【0019】少なくとも1つの可動要素または部材9
は、ウィング7と協働し、部材9を受容面5Rの方へ押
すことによって、針2を引き抜いている間に各ウイング
7が針2に徐々に接触すること、すなわち器具1の本体
または針ベース3と、針2をそこから引き抜く受容面5
Rとの間に延びるフレキシブル・プレート(ウイング
7)の任意の部分が針2に接触することを保証する。こ
の接触は、針を引く抜いている時に徐々に起こる。
【0020】図面を参照すると、接触は針2の近位端2
Pからその遠位端2Dに向かって起こることが理解でき
よう。上述のように、ウイング7の接触は、針2を受容
面5Rから引き抜く過程において徐々に行われる。した
がって、本発明による装置を備えた器具の使用の安全性
が特に向上する。ウイング7はそれぞれ針2の長さLよ
りも大きい縦寸法を有する。
【0021】可動部材9はそれぞれ、ウイング7の背面
7Dに少なくとも局部的に接触して支持されるように配
置され、針2を受容面5Rの下に配置された媒体5から
引き抜く際に、背面7Dが滑るようにし、滑車の一部の
形にされ、一方では、受容面5Rと対面する方向と、針
2の引抜き方向に実質上平行な方向との間でウイング7
を屈曲および偏向させる偏向アバットメントと呼ばれる
少なくとも2つのアバットメント9Dを含むことに留意
されたい。
【0022】アバットメントはその部材9と一体であ
る。アバットメントは針ベースの平坦な面31、32のす
ぐ下側にある。また部材9はウィング7用の通路となり
前記針ベースを通すように区画された開口10を備えて
いる。そのようなアバットメント9Dは丸い面を備えて
いる。ただし、これは制限事項と解釈すべきではない。
【0023】可動部材9の存在によって、本発明による
針シールド6を備えた器具の使用の安全性がさらに向上
する。
【0024】ウィング7は、以下のような厚さe1の天
然の材料から構成される。その柔軟性が、ウイング7へ
の損傷なしに、ウイング7を少なくとも直角の偏向部分
を有する偏向アバットメント9Dに接触して滑らせるこ
とができる。この柔軟性にかかわらず、ウイング7の厚
さが、少なくとも針2の遠位端2Dとの激しい接触によ
って生じる剥離作用に耐えられるのに十分である。当業
者なら、適切な材料および厚さを選択することができる
であろう。各ウイング7によって構成された保護スクリ
ーンは、驚くべきことにフレキシブル材料から形成され
ることに留意されたい。
【0025】可動部材9は、針の軸2Lに対して垂直な
基本平面内で概して平坦な形状を有することに留意され
たい。可動部材9は、受容面5Rに接触して支持される
面の側に、器具1が使用形態と呼ばれる形態である場合
にウイング7をその厚さe1に応じて収容するリセス9
Eを含む。リセス9Eは、特に、受容面5R上に支持さ
れる面9Aとこれに実質上平行な面9Mによって画定さ
れる。
【0026】さらに具体的には、可動部材は、軸2Lに
対して垂直に延びる2つの横方向突出スキッド91、92
(図5)を含むほぼ平坦な長方形パッドである。スキッ
ド間の幅l2は各ウィングの幅l1よりも大きい。厚さも
同様である(それぞれe2 、e1 ;図6)。したがっ
て、ウィングがスキッド間で滑っている針2を引き抜く
際に、可動部材9は受容面5R上に支持されたままであ
る。
【0027】皮下注射針を引き抜くには、少なくとも引
抜き動作力Tを器具1の針ベース3に加えながら、可動
部材9を受容面5Rに特に少なくとも動作力Mによって
下向きに押し付けられた状態に維持すれば十分である。
ウイング7は、アバットメントの影響下で、針2の受容
面5Rから引き抜かれる部分と接触するように、受容面
5Rおよび偏向アバットメント9Dに接触して滑動す
る。
【0028】以下のことに留意されたい。可動部材9は
以下の部材を含む所定の全厚さE2の概して平坦な部材
である。対向する2つの面9A、9L、すなわち受容面
5Rに少なくとも局部的に接触して支持される支持面と
呼ばれる一つの面9Aと、その受容面5Rへの接触動作
力を受ける自由面と呼ばれる一つの面9Lを有する。
【0029】可動部材9の厚さE2内に形成され、一方
では、角部において偏向アバットメント9Dが形成さ
れ、他方では、その断面が、アバットメント9Dによる
偏向後に、ウイング7がそれぞれ接触して支持されるよ
うに、少なくともウイング7の各部分の係合を可能にす
るのに十分な形状および範囲を有するスロット10を可
動部材が備えている。
【0030】そのベントラル面3Vがへこんでいる器具
1の針ベース3は部分31、32、33を有し、第1の
部分と呼ばれる少なくとも1つの部分(31)の針の両
側になるような位置にウイング7が取り付けられ、スロ
ット10と協働して針を引き上げる際にウイングを滑ら
せる。第1の部分は、可動部材9の支持面9Aの領域内
でウイング7を担持し、その際、それぞれその平面7D
がその可動部材9の偏向アバットメント9Dに局部的に
接触して支持される。背面と呼ばれる針ベース3の面3
D上側に、そのベントラル面3Vと対向して配置された
針ベース3を把持する少なくとも1つの手段11、およ
び部材9が針ベースから外れるのを防ぐ、すなわち係合
解除を妨害するようにその支持面9Aと対向して配置さ
れ、可動部材9の少なくとも1つの面9Lに接触して支
持する少なくとも1つのアバットメント12Bを有す
る。
【0031】ウィング7はそれぞれ、その自由遠位端7
Lの領域内、すなわち針ベース3に結合された部分と反
対側に配置された端部7Lの領域内で、互いに対向しか
つウィングの外面上に形成され、可動部材9の面9A、
9Mと協働して、針2に接触して支持された状態(可動
部材9の下方位置)においてウイング7を解放状態にロ
ックする手段8を構成する突出前面アバットメント7
I、突出背面アバットメント7Jを備えている。
【0032】前面アバットメント7Iと背面アバットメ
ント7Jの間の距離e3 は、実質上距離E2−e2 に等
しい(E2:部材9の全厚さ、e2:スキッド91とスキ
ッド92 の間のパッドの中央リセスの厚さ)。可動部材
9を移動不能にするために、ウイング7に形成されたア
バットメント7Iと関連した傾斜7Rは、可動部材9と
協働して、部材9およびウイング7を少なくとも局部的
に弾性的に変形させ、したがって傾斜が通過した後で、
変形した部分が弾性的に復帰して対向するアバットメン
トがロックされる。
【0033】「スロット10の断面」とは、その長さ方
向軸すなわち想像上の軸と直角の平面内での可動部材の
厚さに沿った断面をいう。「針ベース3の断面」とは、
スロット10の断面と同じ平面内の断面をいう。
【0034】針ベース3の係合解除を妨害するアバット
メント12Bと協働する面9Lは、可動部材9の自由面
と呼ばれる面9Lであることが好ましい。ただし、これ
は制限事項と解釈すべきではない。針ベース3の係合解
除を妨害するアバットメント12Bは、2つの位置、す
なわち、一方は、針ベース3を可動部材9のスロット1
0内に取り付けることができるはずした状態の第1の位
置と、他方は、可動部材9と針ベース3との係合解除を
妨害するように、可動部材9の自由面9Lと対向して配
置される第2の位置とへ移動できる。
【0035】また、針ベース3の係合解除を妨害するア
バットメント12Bは、針ベース3から離間し、針2
(軸2L)にほぼ垂直な平面内で並進するように針ベー
ス3内に形成された少なくとも1つのグルーブ3R内に
滑動可能に取り付けられた部材12によって形成される
ことに留意されたい。
【0036】部材12は、実質上平坦であり、対向する
2つの面12B、12Dを有する。そのような平面の寸
法は、上方位置(図1および図6)内にある場合に部材
9と(当接関係において)協働するようになされてい
る。アバットメント・プレート12は、一度針ベース3
上に取り付けたら、任意の適切な手段、例えば接着剤に
よって移動不能にする。
【0037】針2は、その近位端2Pによって針ベース
3に固定され、その端部2Pに受容面5Rに実質上平行
なダクト4に接続するための部分2Tを有する。
【0038】以下のことに留意されたい。針ベース3
は、一方では、ベントラル面と呼ばれる面3Vと背面と
呼ばれる反対側の面3Dとの間に針2を通過させるため
の軸穿孔3Pを有し、他方では、背面3D内に形成さ
れ、少なくとも接続部分2Tの部分を少なくとも間接的
に支持し、収容する領域3Lを有する。
【0039】滑動部材12は、針ベース3および可動部
材9の除去を妨害するアバットメント12Bを含むだけ
でなく、針の接続部分2Tを受容する針ベース3の領域
3Lに接触させておくアバットメント12Mをも含む。
滑動部材12は、接続部分2Tおよび支持領域3Lを覆
うフードの形で設計されている。針ベース3は、部分2
Tを針ベース3の背面3Dに平行な面内に維持するため
に、部材12の滑動をそのアバットメント12Mによっ
て案内するように配置された2つのグルーブ3Rを含む
ことに留意されたい。
【0040】針ベース3を把持する手段11は以下のも
のを含むことが有利である。器具1から離間し、器具を
操作するために、皮下注射針2を導入する操作または皮
下注射針2を引き抜く操作の少なくとも1つの操作を可
能にする指によって把持する着脱可能ハンドル13。針
ベース3と一体になっており、指によって把持する部材
13を解放可能な形で固定することができるように配置
された少なくとも2つのアバットメント3S、3Dと部
材12のアバットメント12D。
【0041】アバットメント3Sは、グルーブの上側に
延び、その上部セクションを画定する横方向フランジ
3’、3”によって形成される。指によって把持する部
材13は、一対のプライヤが有利である。以下のことに
留意されたい。滑動部材12を案内するグルーブ3R
は、プレート9の中央部分の両側に1つずつ配置され
る。針ベース3を把持するアバットメント3S、3D、
12Dは、針を鉛直下方に向けた状態で器具1を見た場
合、グルーブ3Rの上に配置される。ハンドル13は、
2つのジョー13Mおよび2つの動作ブランチ13Bを
含む一対のプライヤであり、各プライヤは、ジョー13
Mの一方に一体に結合され、一体ヒンジ14のまわりに
連動することに留意されたい。
【0042】さらに、ジョー13Mは、器具の針ベース
3を把持するアバットメント3S、3D、12Dと協働
するように配置された面を有する。ジョー13Mおよび
ブランチ13Bは、ブランチ13Bを互いに向かって移
動させる動作がジョー13Mを互いから遠ざける動作を
誘起するように連動する。
【0043】以下のことに留意されたい。第1の部分3
1は、その断面が、偏向アバットメント9Dによる偏向
後に、互いに接触して支持されるように配置されたウイ
ング7の各部分の係合を可能にするのに十分な形状およ
び範囲を有し、針ベース3のベントラル面3Vと背面3
Dの間に形成されている。
【0044】また、針ベース3は、第2の部分32、及
び第3の部分33を有する。これらは第1の部分の両側
に広がっており、針ベース3の背面と呼ばれる面3Dの
上側とプレート12の両側に針ベース3を把持するアバ
ットメント3S、12Sを形成している。
【0045】可動部材9のスロット10は、針ベース3
上で滑動できるように針ベース3の断面に適合した断面
を有する。
【0046】留意すべき実施形態では、一方では、可動
部材9のスロット10および針2を担持する針ベース3
は、十字形を有し、他方では、可動部材9は、二つの偏
向アバットメント9Dの反対側に二つのグループを有
し、それらのグループは、それらのアバットメントが、
それらの境界となるエッジ7Rの領域でウイング7の背
面7Dと協働するように配置される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 針が埋め込まれた状態と、針がその目的のた
めに準備された要素によって保護された状態との間の様
々な形態で、本発明による装置を備えた器具と接触して
使用される受容面に垂直な平面に沿った部分断面図であ
る。
【図2】 針が埋め込まれた状態と、針がその目的のた
めに準備された要素によって保護された状態との間の様
々な形態で、本発明による装置を備えた器具を接触させ
て使用する受容面に垂直な平面に沿った部分断面図であ
る。
【図3】 針が埋め込まれた状態と、針がその目的のた
めに準備された要素によって保護された状態との間の様
々な形態で、本発明による装置を備えた器具接触させて
使用する受容面に垂直な平面に沿った部分断面図であ
る。
【図4】 本発明による装置を備えた器具の平面図であ
る。
【図5】 本発明による装置を備えた器具の底面図であ
る。
【図6】 図4の器具のA−Aに沿った断面図である。
【図7】 図4の器具のA−Aに沿った断面図である。
【図8】 本発明による装置を把持する部材の側面図で
ある。
【符号の説明】
1 器具 2 皮下注射針 3 針ベース 4 ダクト 5 注入媒体 6 針シールド 7 ウィング 8 ウィングをロックする手段 9 可動部材 10 開口 11 本体を把持する手段 12 滑動部材 13 ハンドル 14 ヒンジ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸に沿った長さおよび近位端と鋭い遠位
    端を有する部分を有する針と、 針のセグメント上で前記針の近位端に配置された針ベー
    スと、 近位端と遠位端とを有するフレキシブル材料から作成さ
    れた少なくとも2つの概して平坦なウィングを含む針シ
    ールドと、 前記ウィングの近位端を前記針ベースに結合する少なく
    とも2つのヒンジと、 ウィングに対して前記針の軸に沿った上方位置と下方位
    置の間に配置される、平坦な面を有し、少なくとも部分
    的に画定された開口を有する可動部材とを含み、上方位
    置において、可動部材がヒンジ上にあり、下方位置にお
    いてウィングの遠位端にあり、可動部材が上方位置から
    その下方位置まで移動することによって、平坦面がウィ
    ングの外面と協働して、ウィングの偏向と移動とを引き
    起こし、ウィングが針の軸に沿って針まで引き上げられ
    る皮下注射針装置。
  2. 【請求項2】 各ウィングが前記外面と対向する内面を
    有し、内面に針を収容するリセスがなく、したがって可
    動部材の下方位置において、前記針がウィング間で見え
    たままであり、針シールド内に閉じ込められないことを
    特徴とする、請求項1に記載の装置。
  3. 【請求項3】 針ベースが配置されるセグメントが曲が
    っていることを特徴とする、請求項1または2に記載の
    装置。
  4. 【請求項4】 可動部材の平坦面の下側に配置され、か
    つ可動部材がその下方位置と上方位置の間で移動した場
    合に、ウィングの外面がそれに押し付けられてそれと協
    働する丸い偏差アバットメントを可動部材が含むことを
    特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載の装
    置。
  5. 【請求項5】 可動部材が、針の軸に垂直な一般平面内
    で平坦なパッドであることを特徴とする請求項1ないし
    4のいずれか一項に記載の装置。
  6. 【請求項6】 ウィングが幅および厚さを有し、 可動部材が、その下方位置において、針の軸と各ウィン
    グの一般平面とに実質上垂直に延びる2つの横方向スキ
    ッドを有し、 スキッド間の距離はウィングの幅よりも大きく、 スキッドがウィングの厚さよりも大きい厚さを有し、し
    たがって可動部材がその下方位置と上方位置の間で移動
    した場合に、ウィングがスキッド間で滑動することを特
    徴とする請求項1ないし5のいずれか一項に記載の装
    置。
  7. 【請求項7】 ウィングが、それらの外面上で、それら
    の遠方端に配置された前面突出アバットメントおよび背
    面突出アバットメントを有し、それらのアバットメント
    が、可動部材の下方位置において可動部材をそれらの間
    で針の軸に平行な距離を有するように、解放状態にロッ
    クすることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか一
    項に記載の装置。
  8. 【請求項8】 針ベースが針の軸に垂直に延びるグルー
    ブを有し、グルーブが、前記軸に沿った長さと、横方向
    フランジによって縦方向に画定された上部セクションと
    を有し、さらに、近位端と遠位端とを有する脱着可能ハ
    ンドルを含み、ハンドルの遠位端が上部フランジの下の
    グルーブ内に係合することを特徴とする請求項1ないし
    7のいずれか一項に記載の装置。
  9. 【請求項9】 脱着可能ハンドルが、2つの動作ブラン
    チと一体になった2つの連接遠位ジョーを有し、ジョー
    が、針を針ベースのグルーブ内に配置した場合にグルー
    ブ内に係合することを特徴とする請求項8に記載の装
    置。
  10. 【請求項10】 針ベースは、脱着可能ハンドルの下の
    グルーブ内に配置されたアバットメント・プレートをさ
    らに含み、そのプレートは、上方位置にある場合に脱着
    可能ハンドルとの衝合関係において協働するようになさ
    れた寸法を有することを特徴とする請求項8に記載の装
    置。
JP8297083A 1995-10-20 1996-10-21 皮下注射針を保護する装置 Pending JPH09253207A (ja)

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