JPH09253189A - 空気殺菌装置 - Google Patents
空気殺菌装置Info
- Publication number
- JPH09253189A JPH09253189A JP8087104A JP8710496A JPH09253189A JP H09253189 A JPH09253189 A JP H09253189A JP 8087104 A JP8087104 A JP 8087104A JP 8710496 A JP8710496 A JP 8710496A JP H09253189 A JPH09253189 A JP H09253189A
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- JP
- Japan
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- air
- lamp
- reactance
- lighting
- relay
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Abstract
(57)【要約】
【課題】殺菌ランプがフィラメント断線等によって不点
灯になったときに、かかる状態を確実に検出することが
でき、かつ、従来品に比べて簡易で安価な空気殺菌装置
を提供することにある。 【解決手段】空気流入口2および空気流出口3を有する
ケーシング1と、この空気流入口2から外部の空気をケ
ーシング1内に取り入れてこれを前記空気流出口3に向
かって流通させる通気ファン5と、前記ケーシング1内
の殺菌処理室10内に配置されて主に殺菌線を放射する
殺菌ランプ4と、当該殺菌ランプ4を点灯させるための
安定器6よりなる空気殺菌装置において、前記安定器6
はリアクタンス要素L1より構成され、商用電源が50Hz
か60Hzかによって、当該リアクタンス要素L1への接続
位置を変化させる切替タップSを有し、当該リアクタン
ス要素L1における50Hz用端子と60Hz用端子の間の電圧
降下差(リアクタンス差)を利用して前記殺菌ランプ4
の点灯状態を確認することを特徴とする。
灯になったときに、かかる状態を確実に検出することが
でき、かつ、従来品に比べて簡易で安価な空気殺菌装置
を提供することにある。 【解決手段】空気流入口2および空気流出口3を有する
ケーシング1と、この空気流入口2から外部の空気をケ
ーシング1内に取り入れてこれを前記空気流出口3に向
かって流通させる通気ファン5と、前記ケーシング1内
の殺菌処理室10内に配置されて主に殺菌線を放射する
殺菌ランプ4と、当該殺菌ランプ4を点灯させるための
安定器6よりなる空気殺菌装置において、前記安定器6
はリアクタンス要素L1より構成され、商用電源が50Hz
か60Hzかによって、当該リアクタンス要素L1への接続
位置を変化させる切替タップSを有し、当該リアクタン
ス要素L1における50Hz用端子と60Hz用端子の間の電圧
降下差(リアクタンス差)を利用して前記殺菌ランプ4
の点灯状態を確認することを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は空気殺菌装置に関
する。特に、殺菌線を放射する殺菌ランプの点灯回路に
特徴を持つ空気殺菌装置に関する。
する。特に、殺菌線を放射する殺菌ランプの点灯回路に
特徴を持つ空気殺菌装置に関する。
【0002】
【従来の技術】大気中の空気を殺菌する装置として殺菌
線を放射する殺菌ランプを搭載した空気殺菌装置が存在
する。かかる空気殺菌装置はケーシングの中に殺菌ラン
プが配置され、当該装置に流入した空気に殺菌ランプか
ら放射される殺菌線を照射して殺菌処理を施し、そし
て、当該装置から処理後の空気を流出するというもので
ある。
線を放射する殺菌ランプを搭載した空気殺菌装置が存在
する。かかる空気殺菌装置はケーシングの中に殺菌ラン
プが配置され、当該装置に流入した空気に殺菌ランプか
ら放射される殺菌線を照射して殺菌処理を施し、そし
て、当該装置から処理後の空気を流出するというもので
ある。
【0003】殺菌ランプには熱陰極低圧水銀灯が使用さ
れ、当該空気殺菌装置の中には、かかる殺菌ランプを点
灯させるための電源回路も収納される。このような電気
回路は、一般には、安定器方式とインバータ方式があ
る。このうち安定器方式は安価であり、一般商品には広
く使われる。一方、インバータ方式は安定器方式に比較
すると高価である。従って、空気殺菌装置でも安定器方
式が最適とされる。日本では商用電源として50Hzと
60Hzがあるため、かかる安定器も50Hz用、60
Hz用と使い分ける機能が要求される。使用地域が限定
されているときは専用の安定器として固定することもで
きるが、一般には、空気殺菌装置の場合販売流通経路の
関係上、50Hz/60Hz兼用にすることが多い。
れ、当該空気殺菌装置の中には、かかる殺菌ランプを点
灯させるための電源回路も収納される。このような電気
回路は、一般には、安定器方式とインバータ方式があ
る。このうち安定器方式は安価であり、一般商品には広
く使われる。一方、インバータ方式は安定器方式に比較
すると高価である。従って、空気殺菌装置でも安定器方
式が最適とされる。日本では商用電源として50Hzと
60Hzがあるため、かかる安定器も50Hz用、60
Hz用と使い分ける機能が要求される。使用地域が限定
されているときは専用の安定器として固定することもで
きるが、一般には、空気殺菌装置の場合販売流通経路の
関係上、50Hz/60Hz兼用にすることが多い。
【0004】空気殺菌装置における殺菌ランプは、その
放射光の殆どが 253.7 nm の波長帯の紫外光であり(但
し、若干の可視光を含む)、装置から当該紫外光が漏洩
すると人体に悪影響を及ぼすので、当該装置には殺菌ラ
ンプからの紫外光が漏れない構造が要求される。特に、
前述のごとく、空気の流入口と流出口が存在するので、
ここから紫外光が漏れないような構造上の工夫がされ
る。
放射光の殆どが 253.7 nm の波長帯の紫外光であり(但
し、若干の可視光を含む)、装置から当該紫外光が漏洩
すると人体に悪影響を及ぼすので、当該装置には殺菌ラ
ンプからの紫外光が漏れない構造が要求される。特に、
前述のごとく、空気の流入口と流出口が存在するので、
ここから紫外光が漏れないような構造上の工夫がされ
る。
【0005】その一方で、空気殺菌装置からは若干の可
視光を含む殺菌ランプからの放射光が漏れ出ないので、
当該殺菌ランプが点灯しているか否かが、装置外部から
は判断することが困難で、殺菌ランプがフィラメント断
線等によって不点灯になっても、その状態を目視で認識
することはできない。ここで、空気殺菌装置は、病院や
老人ホームなどで半永久的に連続稼働する場合も多く、
消耗品である殺菌ランプがフィラメント断線等で不点灯
になる期間は数か月程度である。さらに、病院や老人ホ
ームなどにおいては殺菌ランプが不点灯になり当該装置
が実質的に機能しなくなっても、かかる使用者がその状
態を自ら認識してランプ交換をするということも少ない
といえる。このような事情から、殺菌ランプがフィラメ
ント断線等により不点灯になってもその状態を的確に検
出できる手段と、その状態を確実に表示できる手段が必
要になる。従来、この検出手段として、ランプ電流をシ
ャント抵抗等を使って検出する方法や、ランプの放射光
をフォトダイオード等で直接検出する方法や、さらには
ランプ電圧を検出する方法(オープン電圧(通常100
V)とランプ点灯電圧の差を検出する)等がある。しか
しながら、このような検出回路は、回路構成が複雑にな
ることは避けられず、特に、50Hz/60Hz兼用で
使用できる当該装置においては、いずれの使用において
も殺菌ランプの不点灯を確実に検出しなければならな
い。
視光を含む殺菌ランプからの放射光が漏れ出ないので、
当該殺菌ランプが点灯しているか否かが、装置外部から
は判断することが困難で、殺菌ランプがフィラメント断
線等によって不点灯になっても、その状態を目視で認識
することはできない。ここで、空気殺菌装置は、病院や
老人ホームなどで半永久的に連続稼働する場合も多く、
消耗品である殺菌ランプがフィラメント断線等で不点灯
になる期間は数か月程度である。さらに、病院や老人ホ
ームなどにおいては殺菌ランプが不点灯になり当該装置
が実質的に機能しなくなっても、かかる使用者がその状
態を自ら認識してランプ交換をするということも少ない
といえる。このような事情から、殺菌ランプがフィラメ
ント断線等により不点灯になってもその状態を的確に検
出できる手段と、その状態を確実に表示できる手段が必
要になる。従来、この検出手段として、ランプ電流をシ
ャント抵抗等を使って検出する方法や、ランプの放射光
をフォトダイオード等で直接検出する方法や、さらには
ランプ電圧を検出する方法(オープン電圧(通常100
V)とランプ点灯電圧の差を検出する)等がある。しか
しながら、このような検出回路は、回路構成が複雑にな
ることは避けられず、特に、50Hz/60Hz兼用で
使用できる当該装置においては、いずれの使用において
も殺菌ランプの不点灯を確実に検出しなければならな
い。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この発明が解決しよう
とする課題は、殺菌ランプがフィラメント断線等によっ
て不点灯になったときに、かかる状態を確実に検出する
ことでき、従来提案される手段に比べてより単純で、安
価な構成とした空気殺菌装置を提供することにある。
とする課題は、殺菌ランプがフィラメント断線等によっ
て不点灯になったときに、かかる状態を確実に検出する
ことでき、従来提案される手段に比べてより単純で、安
価な構成とした空気殺菌装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の空気殺菌装置
は、空気流入口および空気流出口を有するケーシング
と、この空気流入口から外部の空気をケーシング内に取
り入れてこれを前記空気流出口に向かって流過させる通
気ファンと、前記ケーシング内の空気流通路上に配置さ
れて主に殺菌線を放射する殺菌ランプと、当該殺菌ラン
プを点灯させるための安定器よりなる空気殺菌装置にお
いて、前記安定器はリアクタンス要素より構成され、商
用電源が50Hzか60Hzによって、当該リアクタン
ス要素への接続位置を変化させる切換タップを有し、当
該リアクタンス要素における50Hz用端子と60Hz
用端子の間の電圧降下差(リアクタンス差)を利用して
前記殺菌ランプの点灯状態を確認することを特徴とす
る。そして、このような空気殺菌装置にあっては、殺菌
ランプの点灯状態を安定器のリアクタンス要素の50H
z用端子と60Hz用端子の間の電圧降下差(リアクタ
ンス差)を利用するので、検出回路も小型で安価なもの
となり、さらに、かかる端子はもともと周波数切換用に
必要なものであるため、専用に検出回路を設けるという
ことがない点で経済的なものとなる。
は、空気流入口および空気流出口を有するケーシング
と、この空気流入口から外部の空気をケーシング内に取
り入れてこれを前記空気流出口に向かって流過させる通
気ファンと、前記ケーシング内の空気流通路上に配置さ
れて主に殺菌線を放射する殺菌ランプと、当該殺菌ラン
プを点灯させるための安定器よりなる空気殺菌装置にお
いて、前記安定器はリアクタンス要素より構成され、商
用電源が50Hzか60Hzによって、当該リアクタン
ス要素への接続位置を変化させる切換タップを有し、当
該リアクタンス要素における50Hz用端子と60Hz
用端子の間の電圧降下差(リアクタンス差)を利用して
前記殺菌ランプの点灯状態を確認することを特徴とす
る。そして、このような空気殺菌装置にあっては、殺菌
ランプの点灯状態を安定器のリアクタンス要素の50H
z用端子と60Hz用端子の間の電圧降下差(リアクタ
ンス差)を利用するので、検出回路も小型で安価なもの
となり、さらに、かかる端子はもともと周波数切換用に
必要なものであるため、専用に検出回路を設けるという
ことがない点で経済的なものとなる。
【0008】
【発明の実施の形態】この発明の空気殺菌装置は、商用
電源50Hz/60Hz兼用型の安定器において、リア
クタンス要素の50Hz用端子と60Hz用端子の間の
リアクタンス差によって生ずる電圧降下差を利用して、
これを信号源とするものである。具体的には、殺菌線を
放射する殺菌ランプと直列にリアクタンス要素を接続し
て、かかるリアクタンス要素に設けられた上記端子か
ら、ランプ点灯時に生ずる両端子間の電圧降下差を利用
して、リレー等を使って信号表示する。すなわち、例え
ば、リレーのN.C接点(一般B接点)を利用すること
でフィラメント断線時に警報信号を発することもでき
る。このような構成により、殺菌ランプの点灯状態を安
定器のリアクタンス要素の50Hz用端子と60Hz用
端子の間のリアクタンス差を利用するので、その検出回
路も小型で安価なものとなり、さらに、かかる端子はも
ともと周波数切換用に必要なものであるため、専用に検
出回路を設けるということがない点で経済的なものとな
る。そして、フィラメント断線等によって殺菌ランプが
不点灯になっても、かかる不点灯状態を確実に検出する
ことで、病院や老人ホームなどでも問題なく使用するこ
とができる。
電源50Hz/60Hz兼用型の安定器において、リア
クタンス要素の50Hz用端子と60Hz用端子の間の
リアクタンス差によって生ずる電圧降下差を利用して、
これを信号源とするものである。具体的には、殺菌線を
放射する殺菌ランプと直列にリアクタンス要素を接続し
て、かかるリアクタンス要素に設けられた上記端子か
ら、ランプ点灯時に生ずる両端子間の電圧降下差を利用
して、リレー等を使って信号表示する。すなわち、例え
ば、リレーのN.C接点(一般B接点)を利用すること
でフィラメント断線時に警報信号を発することもでき
る。このような構成により、殺菌ランプの点灯状態を安
定器のリアクタンス要素の50Hz用端子と60Hz用
端子の間のリアクタンス差を利用するので、その検出回
路も小型で安価なものとなり、さらに、かかる端子はも
ともと周波数切換用に必要なものであるため、専用に検
出回路を設けるということがない点で経済的なものとな
る。そして、フィラメント断線等によって殺菌ランプが
不点灯になっても、かかる不点灯状態を確実に検出する
ことで、病院や老人ホームなどでも問題なく使用するこ
とができる。
【0009】
【実施例】図1、図2は、この発明にかかる空気殺菌装
置の概略図を示す。図1は装置の縦断面図、図2は横断
面図を示す。この空気殺菌装置は、例えば、室内の卓上
に設置され、あるいは壁面に掛けて使用されるので全体
に偏平な箱型のケーシング1を有する。ケーシング1の
一端には、空気流入口2が形成され他端には空気流出口
3が形成される。これら空気流入口2、空気流出口3は
図においては単に開口として示されるが、必要に応じ
て、例えば、ルーバが設けられる。空気流入口2には除
塵フィルターも取り付けられる。ケーシング1の内部に
は、殺菌ランプ4を有する殺菌処理域10が形成され、
遮光機能を有する仕切板11で形成される。この仕切板
11によって空気を滞流させる効果もある。ケーシング
1の空気流出口3には、例えば、クロスフローファンよ
りなる通気ファン5が配置され、さらに図示略の回転駆
動用のモータが連結される。
置の概略図を示す。図1は装置の縦断面図、図2は横断
面図を示す。この空気殺菌装置は、例えば、室内の卓上
に設置され、あるいは壁面に掛けて使用されるので全体
に偏平な箱型のケーシング1を有する。ケーシング1の
一端には、空気流入口2が形成され他端には空気流出口
3が形成される。これら空気流入口2、空気流出口3は
図においては単に開口として示されるが、必要に応じ
て、例えば、ルーバが設けられる。空気流入口2には除
塵フィルターも取り付けられる。ケーシング1の内部に
は、殺菌ランプ4を有する殺菌処理域10が形成され、
遮光機能を有する仕切板11で形成される。この仕切板
11によって空気を滞流させる効果もある。ケーシング
1の空気流出口3には、例えば、クロスフローファンよ
りなる通気ファン5が配置され、さらに図示略の回転駆
動用のモータが連結される。
【0010】殺菌処理域10には、主に殺菌線を放射す
る殺菌ランプ4が空気の流れる方向にその長手方向が直
交するように配置される。殺菌ランプ4は管型でその両
端はケーシングに立設された給電用ソケットに接続され
て安定器6につながる。殺菌ランプ4は熱陰極低圧水銀
灯であって、例えば、定格100V、8Wのもので管径
15φ、管長 287 mm のものが適用される。殺菌ランプ
4の直上、直下には山形の反射板がケーシング1に取り
付けられ、殺菌ランプ4の放射光を流過する空気に効率
良く照射している。
る殺菌ランプ4が空気の流れる方向にその長手方向が直
交するように配置される。殺菌ランプ4は管型でその両
端はケーシングに立設された給電用ソケットに接続され
て安定器6につながる。殺菌ランプ4は熱陰極低圧水銀
灯であって、例えば、定格100V、8Wのもので管径
15φ、管長 287 mm のものが適用される。殺菌ランプ
4の直上、直下には山形の反射板がケーシング1に取り
付けられ、殺菌ランプ4の放射光を流過する空気に効率
良く照射している。
【0011】図3に殺菌ランプ4を点灯させる電源回路
を示す。交流電源からの電力は、リアクタンス要素であ
るコイルL1を介して殺菌ランプ4に供給される。切換
タップSによって50Hzか60Hzが選択され、かか
る選択によって、コイルL1の巻数が変わり、ランプ4
に対するリアクタンスが変化する。コイルL1の60H
zと50Hzの端子間に点灯状態検出回路30が接続さ
れる。この検出回路30は、整流ダイオードD1と平滑
用コンデンサC1とリレRY1より構成される。交流電
源からはダイオードD2、抵抗R1、R2を介して通電
表示LED31が接続される。そして、殺菌ランプ4の
点灯の有無にかかわらず電源が投入されていることを示
す通電表示LED31が点灯する。
を示す。交流電源からの電力は、リアクタンス要素であ
るコイルL1を介して殺菌ランプ4に供給される。切換
タップSによって50Hzか60Hzが選択され、かか
る選択によって、コイルL1の巻数が変わり、ランプ4
に対するリアクタンスが変化する。コイルL1の60H
zと50Hzの端子間に点灯状態検出回路30が接続さ
れる。この検出回路30は、整流ダイオードD1と平滑
用コンデンサC1とリレRY1より構成される。交流電
源からはダイオードD2、抵抗R1、R2を介して通電
表示LED31が接続される。そして、殺菌ランプ4の
点灯の有無にかかわらず電源が投入されていることを示
す通電表示LED31が点灯する。
【0012】殺菌ランプ4が正常に点灯しているとき
は、検出回路30において生じる電圧でリレーRY1が
動作するが、リレーRYの接点がB接点であるために、
接点間はオープン状態となり、ランプ不点灯表示LED
32は点灯しない。そして、殺菌ランプ4がフィラメン
ト断線等で不点灯になったときは、安定器(リアクタン
ス要素)に電流が流れないためリレーRY1が動作せ
ず、リレーの接点間はクローズ状態となり、ここで不点
灯表示LED32が点灯する。
は、検出回路30において生じる電圧でリレーRY1が
動作するが、リレーRYの接点がB接点であるために、
接点間はオープン状態となり、ランプ不点灯表示LED
32は点灯しない。そして、殺菌ランプ4がフィラメン
ト断線等で不点灯になったときは、安定器(リアクタン
ス要素)に電流が流れないためリレーRY1が動作せ
ず、リレーの接点間はクローズ状態となり、ここで不点
灯表示LED32が点灯する。
【0013】
【発明の効果】この発明は、殺菌ランプの点灯状態を、
安定器の50Hz用端子と60Hz用端子の間のリアク
タンス差を利用して検出するので、検出回路が小型で安
価なものとなり、さらに、かかる端子はもともと周波数
切換用に必要なものであるため、専用に検出回路を設け
るということがない点で経済的なものとなる。そして、
フィラメント断線等によって当該殺菌ランプが不点灯に
なっても、かかる不点灯状態を確実に検出できるので、
病院や老人ホームなどでも問題なく使用することができ
る。
安定器の50Hz用端子と60Hz用端子の間のリアク
タンス差を利用して検出するので、検出回路が小型で安
価なものとなり、さらに、かかる端子はもともと周波数
切換用に必要なものであるため、専用に検出回路を設け
るということがない点で経済的なものとなる。そして、
フィラメント断線等によって当該殺菌ランプが不点灯に
なっても、かかる不点灯状態を確実に検出できるので、
病院や老人ホームなどでも問題なく使用することができ
る。
【図1】この発明にかかる空気殺菌装置を示す。
【図2】この発明にかかる空気殺菌装置を示す。
【図3】この発明にかかる殺菌ランプの点灯回路を示
す。
す。
1 ケーシング 2 空気流入口 3 空気流出口 4 殺菌ランプ 5 通気ファン 6 安定器 30 検出回路 31 通電表示LED 32 不点灯表示LED L1 安定器(リアクタンス要素)
Claims (1)
- 【請求項1】空気流入口および空気流出口を有するケー
シングと、この空気流入口から外部の空気をケーシング
内に取り入れてこれを前記空気流出口に向かって流過さ
せる通気ファンと、前記ケーシング内の空気流通路上に
配置されて主に殺菌線を放射する殺菌ランプと、当該殺
菌ランプを点灯させるための安定器よりなる空気殺菌装
置において、 前記安定器はリアクタンス要素より構成され、商用電源
が50Hzか60Hzによって、当該リアクタンス要素
への接続位置を変化させる切換タップを有し、 当該リアクタンス要素における50Hz用端子と60H
z用端子の間のリアクタンスを利用して前記殺菌ランプ
の点灯状態を確認することを特徴とする空気殺菌装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8087104A JPH09253189A (ja) | 1996-03-18 | 1996-03-18 | 空気殺菌装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8087104A JPH09253189A (ja) | 1996-03-18 | 1996-03-18 | 空気殺菌装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09253189A true JPH09253189A (ja) | 1997-09-30 |
Family
ID=13905646
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8087104A Pending JPH09253189A (ja) | 1996-03-18 | 1996-03-18 | 空気殺菌装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09253189A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015051268A (ja) * | 2013-09-05 | 2015-03-19 | ソウル バイオシス カンパニー リミテッドSeoul Viosys Co.,Ltd. | 空気浄化装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0498297U (ja) * | 1991-01-22 | 1992-08-25 |
-
1996
- 1996-03-18 JP JP8087104A patent/JPH09253189A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0498297U (ja) * | 1991-01-22 | 1992-08-25 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015051268A (ja) * | 2013-09-05 | 2015-03-19 | ソウル バイオシス カンパニー リミテッドSeoul Viosys Co.,Ltd. | 空気浄化装置 |
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