JPH09252815A - 装飾品用連結具 - Google Patents

装飾品用連結具

Info

Publication number
JPH09252815A
JPH09252815A JP9192496A JP9192496A JPH09252815A JP H09252815 A JPH09252815 A JP H09252815A JP 9192496 A JP9192496 A JP 9192496A JP 9192496 A JP9192496 A JP 9192496A JP H09252815 A JPH09252815 A JP H09252815A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hole
lock pin
cap
wire
main body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP9192496A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhiro Matsui
泰広 松井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takashima Sangyo KK
Original Assignee
Takashima Sangyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takashima Sangyo KK filed Critical Takashima Sangyo KK
Priority to JP9192496A priority Critical patent/JPH09252815A/ja
Publication of JPH09252815A publication Critical patent/JPH09252815A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Adornments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 連結が簡単かつ確実に行え、外れないように
する。さらに、雄具等のロックピンを装飾品に取り付け
るのを容易にし、作業効率を上げる。 【解決手段】 先端に係止部3を有し、装飾品の端部が
連結されるロックピン4と、貫入孔5を有する本体部6
と、弾性部材7とを備え、本体部6の貫入孔5の入口
に、係止部3が、弾性部材7を押圧しながらロックピン
4を軸回転させたとき係止部が突き当たり、係止部3を
保持するため、低い突起部よりさらに低くした保持部と
を設けている。また、装飾品の連結部材を覆うと共に垂
直状分離面を有するキャップ8を備え、各キャップ部品
の対向当接部の内周面に低傾斜テーパー面を設け、低傾
斜テーパー面に対向する部分に急傾斜となる高傾斜テー
パー面を設け、両テーパー面を係合当接させて各キャッ
プ部品を連結部材に固定している。ワイヤ9をロックピ
ン4にとめる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネックレス、ペン
ダント、ブレスレット等の装飾品の連結部に利用される
装飾品用連結具の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来からネックレス等の装身具やその他
の装飾品の連結部には、各種の連結方式が採用されてい
る。例えば、特開平7−213317号公報には、図1
1に示すように、装身具の一端に筒状金具52と、この
筒状金具52にはめ込まれ、バネ53によって筒状金具
52の開口部分方向に付勢された押圧体54と、装身具
の他端に設けられる筒状金具52に挿入される挿入金具
55とから構成される連結金具51が示されている。こ
の連結金具51の筒状金具52の開口部分には、所定の
間隔で突出された係合突起56が設けられている。ま
た、挿入金具55の外周には、係合突起56をガイドす
る縦溝57と、この縦溝57に挿通する周溝58と、こ
の周溝58の適所に複数形成した係合溝59とが設けら
れている。
【0003】この連結金具51は、係合突起56を縦溝
57に嵌合させつつ、挿入金具55をバネ53の弾性に
抗して挿入する。そして、係合突起56が周溝58に沿
って移動するように筒状金具52と挿入金具55とを相
対回転させる。その後、係合突起56をバネ53の弾性
を利用して係合溝59に係合させて係止する。
【0004】また、実開昭63−103313号公報に
は、図12に示すように雌具となる連結具61の外周に
第1の係入孔と第2の係入孔を設け、ネックレス62の
端部の雄具63を第1の係入孔に入れると完全な環状と
なり、第2の係入孔に入れるとV字状となるネックレス
62の構成が示されている。そして、このネックレス6
2では、V字状としたとき、装飾部材64を他の係入孔
に係入させて全体でY字状の形状とすることができるよ
うにされている。
【0005】さらに、実開平1−19316号公報に
は、ワンタッチでネックレスを連結できる止金具71が
示されている。この止金具71は、図13に示すよう
に、上部台72と下部台73とをそれぞれの対向面が向
い合うように配置して、装着者が指で上部台72を下部
台73に押し付けると、下部台73に設けられた内周溝
74にはめ込まれたドーナツ状の弾性体75がその内周
溝74と上部台72の外周溝76との間に挟み込まれ
る。これにより、上部台72の環状凸部77が下部台7
3の環状凹部78に係止し、上部台72と下部台73が
連結する構成となっている。なお、この止金具71の上
部台72には、ネックレスの一端79が接続され、下部
台73とはネックレスの他端80が接続されている。
【0006】なお、図12に示すようなネックレス62
を作る場合、その部品65が真珠の場合は絹糸を、その
他の場合は、ステンレスワイヤにナイロンをコーティン
グしたワイヤを使用することが多い。例えば、ステンレ
スワイヤを使用する場合、各部品65に設けられる孔を
通した後、雄具63に巻き付ける。そして、再度、雄具
63の近くの数個の部品65の孔に通し、部品65の間
の数ヶ所でほどけないように巻き付けている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
7−213317号公報に示される連結金具51は、係
合突起56を係合溝59に係合させるとき、その係合位
置が簡単に決まらない。すなわち、係合突起56が周溝
58に沿って自由に移動できるため、係合溝59の位置
ではなく、縦溝57の位置にきてしまい、抜けてしまっ
たり、縦溝57と係合溝59の間に止まってしまうこと
が生じる。
【0008】また、挿入金具55の外周面に係合溝57
等を設ける構造であるため、係合溝59の深さを大きく
とれず、溝形成のための段部の部分や係合突起56が磨
耗すると連結が外れやすくなる。しかも、筒状金具52
の部分が外部に露出することとなるため、デザイン的に
好ましくない。一方、この筒状金具52のデザインを、
その装身具に合ったデザインのものにすると、それぞれ
の装身具毎にその連結金具51の形状を変えることにな
り、コストアップとなる。
【0009】また、実開昭63−103313号公報に
示される連結具61は、連結具61自体が装飾的となっ
ており、デザイン的には好ましいものとなっている。し
かし、この連結具61も外観と内部構造とが一体的なも
のとなっているため、上述の連結金具51と同様にネッ
クレス62のデザインに合った連結具61にしようとす
ると、連結具61自体も多数のデザインのものを用意し
なくてはならない。この結果、連結具61のコストが上
昇すると共にコストとの絡みもあって、種類が少なくな
りがちとなる。加えて、この連結具61に対し、雄具6
3を取り付けたとき、雄具63の係止部が連結具61か
ら露出するため、ネックレス62の使用者は、その露出
部分が表側に現れないよう常に注意する必要が生じ、好
ましいものとはなっていない。
【0010】さらに、実開平1−19316号公報に示
される止金具71は、ワンタッチで装着できる良さはあ
るものの、装着したとき、上部台72と下部台73との
間に全周に渡るすき間が生じ、デザイン的に好ましいも
のとなっていない。また、この止金具71も、この止金
具71自体が外部に露出する構成となっているため、連
結するネックレス等のデザインに合わせ、この止金具7
1のデザインも変更する必要が生じる。このため、止金
具71部分のコストが上昇すると共に種類も制限された
ものになりがちとなる。
【0011】また、図12に示される雄具63をネック
レス62の本体に取り付けるとき、絹糸やステンレスワ
イヤを数回巻き付け、さらに、部品65の孔を通す作業
を行っているが、雄具63等が極めて小さいため、その
作業が困難でかつ多くの時間を要するものとなってい
る。
【0012】本発明は、連結が簡単かつ確実に行え、し
かも、外れることがない装飾品用連結具を提供すること
を目的とする。また、本発明は、外観のデザインを容易
に変更できると共に連結部材を覆う外観部分をしっかり
固定できるようにした装飾品用連結具を提供することを
目的とする。さらに、本発明は、雄具等のロックピンを
装飾品に取り付ける際の作業を容易にし、作業効率を上
げるようにした装飾品用連結具を提供することを目的と
する。
【0013】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、請求項1記載の装飾品用連結具では、先端に係止部
を有し、装飾品の端部が連結されるロックピンと、この
ロックピンの先端が貫入する貫入孔を有する本体部と、
この貫入孔内に配置される弾性部材とを備え、本体部の
貫入孔の入口に、係止部が挿通する挿通孔と、弾性部材
を押圧しながらロックピンを軸回転させたとき係止部が
乗り越え可能とした低い突起部と、この低い突起部を乗
り越えた係止部が突き当たり、それ以上の軸回転を阻止
する高い突起部と、その高い突起部に突き当たった係止
部を保持するため、低い突起部よりさらに低くした保持
部とを設けている。
【0014】また、請求項2記載の発明では、ロックピ
ンを2つ設けると共に、本体部に設けられる挿通孔と、
低い突起部と、高い突起部と、保持部とを貫入孔の両側
の入口にそれぞれ設けている。さらに、請求項3記載の
発明では、請求項1記載の装飾品用連結具において、本
体部を、円筒状の本体と、貫入孔の入口に配置される座
金とで形成し、この座金に、挿通孔と低い突起部と高い
突起部と保持部とを設けている。
【0015】また、請求項4記載の装飾品用連結具にお
いて、装飾品の連結部材を覆うと共に連結方向に対し垂
直となる方向の垂直状分離面を有するキャップを備え、
このキャップを、連結部材が貫通する部材貫通孔と、そ
の部材貫通孔を囲むキャップ形成部と反対側部から部材
貫通孔と反対側部分の開放空間を囲むようにキャプ形成
部に設けられる対向当接部とをそれぞれ有する2つのキ
ャップ部品から構成し、各キャップ部品の対向当接部の
内周面に、キャップ部品の中心方向にわずかに傾斜する
低傾斜テーパー面を設け、連結部材の低傾斜テーパー面
に対向する部分に低傾斜テーパー面よりわずかに急傾斜
となる高傾斜テーパー面を設け、両テーパー面を係合当
接させて各キャップ部品を連結部材に固定している。
【0016】さらに、請求項5記載の発明では、請求項
4記載の装飾品用連結具において、キャップ形成部の外
周面に、対向当接部から部材貫通孔に伸びる複数の溝を
形成すると共に、垂直状分離面をすき間なく当接させて
いる。加えて、請求項6記載の発明では、請求項4記載
の装飾品用連結具において、キャップの外周を覆う最外
周キャップを設けている。
【0017】また、請求項7記載の発明では、装飾品の
端部が連結されるロックピンを利用して装飾品を連結す
る装飾用連結具において、ロックピンに、装飾品の端部
に設けられたスチール製のワイヤを軸方向に通すワイヤ
通し孔と、このワイヤ通し孔を通ったワイヤを引っかけ
て折り返すワイヤ折り返し部とを設け、ワイヤ通し孔の
折り返し方向の直径をaとし、ワイヤの最小径部分の直
径をbとし、ワイヤ折り返し部の折り返し方向の厚さを
cとしたとき、a>2bで、かつ(a−c)<2bとし
ている。
【0018】さらに、請求項8記載の発明では、請求項
7記載の装飾品用連結具において、ワイヤ通し孔を円形
孔とし、ワイヤ折り返し部の両側の側面を平面とし、か
つその平面がワイヤ通し孔を弦状に横切るようにワイヤ
折り返し部を配置している。
【0019】本発明の装飾品用連結具を使用する際は、
コイルバネ等の弾性部材の弾性力に抗してロックピンを
本体部の挿通孔に入れる。そして、本体部とロックピン
とを相対回転させる。すると、ロックピンが本体部の低
い突起部を乗り越えた後、高い突起部に突き当たり、回
転が阻止される。そこで、手を離すと、弾性部材の弾性
力により押し戻され、ロックピンの係止部が保持部に保
持され、連結が完成する。このように、ロックピンを挿
入し、回転させ、突き当たったところで、離すという極
めて簡単な動作でロックピンを本体部に係止させること
ができる。しかも、磨耗等も生じにくく、連結が外れて
しまうことがない。
【0020】なお、本発明の装飾品用連結具には、本体
部を覆うキャップが設けられている。このキャップは、
連結方向に対し垂直となる方向の垂直状分離面を有して
おり、本体部の高傾斜テーパー面に、対向当接部の低傾
斜テーパー面を係合当接させることにより、本体部の外
周を覆う形で本体部に固定される。このため、連結部材
となる本体部やロックピン等が同じ部材であっても、キ
ャップの形状やデザインを変えることによって、外観的
には全く違うこととなる装飾品用連結具を簡単に作るこ
とができる。しかも、一旦キャップを固定すると、取り
外しが極めて困難となる。
【0021】また、この連結具に使用するロックピン
を、ネックレス等の装飾品の端部にステンレス製のワイ
ヤを利用して取り付けるとき、ワイヤをワイヤ通し孔に
通した後、ワイヤ折り返し部で折り返す。この折り返し
の先端をワイヤ通し孔に再度通す。そして、ネックレス
側のワイヤを引っ張ると、ワイヤが絞られ、ロックピン
にしっかり食いつく。このように単に折り返すのみで、
ワイヤがロックピンにしっかり固定されるので、ワイヤ
の取り付け作業が効率よく行われる。
【0022】ここで、弾性部材としては、コイルバネや
皿バネ等のバネ部材や弾性を有するゴム、樹脂等の手段
が採用されるが、経時変化、コスト等を考慮すると、コ
イルバネが好ましい。また、ロックピン、本体、座金お
よびキャップの材質としては、金属、樹脂等各種の材料
を採用することができるが、ロックピン、本体、座金は
スチールが好ましく、キャップは装飾性を考慮すると
金、銀が好ましく、硬さを考えるとスチールとするのが
好ましい。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の例を
図1から図10に基づき説明する。なお、まず、第1の
実施の形態について、図1から図7に基づいて説明す
る。
【0024】本発明の第1の実施の形態で示す装飾品用
連結具1は、ネックレス2等の装身具の連結に使用する
ものとなっている。そして、この装飾品用連結具1は、
先端に係止部3を有し、ネックレス2の端部が連結され
るロックピン4と、このロックピン4の先端が貫入する
貫入孔5を有する本体部6と、この貫入孔5内に配置さ
れる弾性部材となるコイルバネ7と、本体部6の周囲を
覆うキャップ8とから主に構成されている。なお、本体
部6およびコイルバネ7によって連結部材を形成してい
る。
【0025】この実施の形態で示すネックレス2は、図
11に示すような複数の球形の部材をつなげたものとな
っている。そして、その両端部分の球形部材2a,2a
に各ロックピン4,4が接着剤によって固定されてい
る。なお、他の球形の部材は、ステンレス線にナイロン
をコーティングしたワイヤ9によって接続されている。
【0026】ロックピン4は、図2および図3に示すよ
うに、断面円形状に形成される基部10と、断面四角形
状に形成される先端部11とから構成されてる。このロ
ックピン4には、先端部11の外周に設けられる段状の
係止部3と、ネックレス2のワイヤ9を軸方向に通すた
め基部10に設けられるワイヤ通し孔12と、このワイ
ヤ通し孔12を通ったワイヤ9を引っかけて折り返すた
め先端部11に設けられるワイヤ折り返し部13とが設
けられている。そして、ワイヤ折り返し部13の両側に
は、ワイヤ9が外れないように、突起部14,14が設
けられ、ワイヤ折り返し部13とこの突起部14,14
とで、凹状形状に構成されている。
【0027】また、折り返し部13と基部10との間に
は、横に突き抜ける横孔15が設けられている。さら
に、ワイヤ折り返し部13の両側の側面13aを平面と
し、かつこの平面が、ワイヤ通し孔12を弦状に横切る
ように、ワイヤ折り返し部13を配置している。加え
て、このロックピン4の最先端には、本体部6への挿入
を容易にすると共にコイルバネ7の端部に当接する挿入
テーパー面13bが設けられている。
【0028】このロックピン4に、ワイヤ9が図3に示
すように接続されている。この接続は、次のようにして
行われる。すなわち、ワイヤ通し孔12を通ってきたワ
イヤ9を横孔15の部分でこの横孔15の面に対し垂直
方向、すなわち、折り返し方向に引っ張る。そして、ワ
イヤ折り返し部13に掛け折り返した後、再度、横孔1
5の部分を通してワイヤ通し孔12内に入れる。ワイヤ
9の先端9aは、このワイヤ通し孔12内にとどめられ
る。従来は、ワイヤ折り返し部13で数回巻いたり、折
り返した先端9aをネックレス2の球形の部材間でくく
りつけていたが、この実施の形態では、そのような作業
を行わなくても十分固定できるものとなっている。
【0029】このように、単に折り返すのみで十分固定
できるようにするために、この実施の形態では、ワイヤ
通し孔12は円形孔とされ、その孔の径aを0.8mm
としている。また、ワイヤ9も断面円形とされ、その直
径bが0.3mmとされている。さらに、ワイヤ折り返
し部13の折り返し方向の厚さcを0.6mmとしてい
る。なお、この各数値a,b,cの関係は、a>2bで
かつ(a−c)<2bとなるような値であれば、他の数
値としても良い。これは、ワイヤ9の曲がりの弾性を利
用して係止させているため、弾性が十分効けば良いから
である。
【0030】また、この実施の形態では、先端部11の
最大幅部分7の長さL1を3mmとし、係止部3の最小
幅部分の長さL2を1.8mmとし、係止部3の段部3
aの長さを左右ともに0.6mmとしている。この係止
部3の係止のための長さ(段部の長さ)を0.1mm以
上とすることにより係止が十分なされる。なお、ワイヤ
9をステンレス線を使用しない絹糸等とした場合は、上
記各数値a,b,cの関係を上述のような関係、すなわ
ちa>2bでかつ(a−c)<2bとなる関係にする必
要はない。
【0031】本体部6は、円筒状の本体20と、座金2
1とから構成される。円筒状の本体20には、図4に示
すように、1対の高傾斜テーパー面22,22を有する
被係合部23と、貫入孔5の一部を構成する貫通孔24
と、座金21,21を係合するため、貫通孔24の両側
の入口に配置される係合孔25,25と、係合孔25,
25に係合した座金21,21を係止するため、中心方
向(図4の矢示方向)に曲げ可能とされる係合部26,
26とが設けられている。なお、高傾斜テーパー面2
2,22の傾斜角度αは5〜7度とされ、後述するキャ
ップ8に設けられる低傾斜テーパー面45に比べ1〜5
度程度急となる角度とされている。また、被係合部23
には、この高傾斜テーパー面22,22に連続しかつ逆
の方向に傾斜する係合用テーパー面27,27が設けら
れ、キャップ8を嵌合し易くしている。
【0032】本体20の係合孔25に係合する座金21
は、図5に示すように、ロックピン4の係止部3を挿通
する挿通孔28a,28aを一部に有する貫通孔28
と、コイルバネ7を押圧しながらロックピン4を軸回転
させたとき、係止部3の段部3aが乗り越え可能とした
低い突起部29,29と、この低い突起部29,29を
乗り越えた係止部3が突き当たり、それ以上の軸回転を
阻止する高い突起部30,30と、この高い突起部3
0,30に突き当たった係止部3を保持するため、低い
突起部29,29よりさらに低くした保持部31,31
とを有している。
【0033】また、この座金21には、ロックピン4の
挿入をし易くするための被挿入テーパー面21aが設け
られている。この被挿入テーパー面21aは、ロックピ
ン4を挿入する際、係止部3が挿通孔28aにすっきり
入らないときロックピン4の挿入テーパー面13bが突
き当たる当接面となるものである。この当接は、ロック
ピン4がわずかに座金21中に入った状態で行われるた
め、使用者は、ロックピン4が係合準備状態に入ったこ
とを感知できることになる。そして、使用者は、この当
接状態でロックピン4と本体部6とを相対回転させれ
ば、係止部3が挿通孔28aに入り込むことになる。さ
らに、この座金21の各突起部29,30とは反対の面
の外周には、本体20の係合部26がしっかりとこの座
金21を係止するための係止テーパー面21bが円周状
に形成されている。
【0034】なお、貫通孔28のうち、挿通孔28a,
28aによって形成される最大孔径M1は、ロックピン
4の長さL1より若干大きくなっている。一方、被挿入
テーパー面21aの径M2が、ロックピン4のこの長さ
L1と同一となっている。また、貫通孔28の最小径部
分の孔径M3をロックピン4の係止部3の最小幅部分の
長さL2より若干大きくしている。また、この座金21
の貫通孔28と、本体20の貫通孔24とで、本体部6
の貫入孔5を構成している。
【0035】コイルバネ7は、本体20の貫通孔24内
に配置されるもので、低温焼鈍されたSUS304のス
チールとなっている。そして、その有効巻数は5で、通
常は、その両端が座金21の高い突起部30に当接して
いる。そして、ロックピン4の挿入により、ロックピン
4の挿入テーパー面13bによって押圧され、縮められ
る。
【0036】キャップ8は、同一形状の2つのキャップ
部品40,40から構成され、全体の直径N1が9mm
とされている。各キャップ部品40は、図7に示すよう
に、連結部材を構成するロックピン4が貫通する円形の
部材貫通孔41と、この部材貫通孔41を囲む半球状の
キャップ形成部42と、部材貫通孔41と反対側部分の
開放空間を囲むようにキャップ形成42に設けられる対
向当接部43と、キャップ8を連結方向に対し垂直とな
る方向に分離する垂直状分離面44とを有している。な
お、この実施の形態におけるキャップ8の外観は球状と
されているが、後述する楕円球状としたり、立方形状等
としても良い。また、直径N1としては、9mmではな
く、9mm未満や9mmを超えるようにしても良いが、
ネックレス2等の部品の大きさを考慮すると4〜20m
mとするのが好ましい。
【0037】キャップ部品40の対向当接部43の内周
面には、キャップ部品40の中心方向にわずかに傾斜す
る低傾斜テーパー面45が円周状に設けられている。こ
の低傾斜テーパー面45の角度βは、2〜4度とされ、
本体20の高傾斜テーパー面22の角度α(=5〜7
度)より緩やかなテーパー角度とされている。また、垂
直状分離面44側に、この低傾斜テーパー面45と反対
方向に傾斜する嵌合テーパー面46が円周状に形成され
ている。さらに、部材貫通孔41の部分には、ロックピ
ン4の挿通をし易くするための入口テーパー面47が円
周状に形成されている。
【0038】また、キャップ部品40の外周には、図7
(B)に示すように、断面波形の模様が施されている。
この波形の模様の山40aの数は20個とされている。
すなわち、山40aと山40aの間の角度γは、18度
とされている。このように、この波形の模様において
は、山40aと山40aとの間に溝40bが形成される
ことになる。この溝40bの存在によって、本体部6
と、キャップ部品40とを圧入等により係合させたと
き、キャップ部品40に適度なたわみが生じ、係合がし
っかりとかつ容易に行うことができるものとなる。ま
た、この山40aと溝40bによる波模様は、デザイン
的にも好印象を与えるものとなる。
【0039】次に、以上のように構成される装飾品用連
結具1の連結部材等の組み付けについて説明する。
【0040】まず、本体20の貫通孔24にコイルバネ
7を入れる。そして、本体20の両係合孔25,25に
座金21,21を係合させ、係合部26の数ヶ所もしく
は全周を内方に曲げ、座金21,21をしっかり固定す
る。その後、キャップ部品40を本体20の被係合部2
3に係合固定する。この係合固定は、本体20の高傾斜
テーパー面22を、キャップ部品40の低傾斜テーパー
面45に圧入させることにより行う。なお、この際、両
キャップ部品40,40の垂直状分離面44,44は互
いにすき間なくしっかり当接される。
【0041】一方、ロックピン4は、ネックレス等の装
飾品の両端となる球形部材2a,2aに接着剤等で取り
付けられる。その後、このロックピン4に対し、装飾品
が取り付けられる。この取り付けは、次のようにして行
われる。すなわち、ネックレス等に使用されるワイヤ9
をロックピン4のワイヤ通し孔12に入れ、横孔15か
ら取り出した後、ワイヤ折り返し部13に引っかけ折り
返す。そして、横孔15の反対側から再度ワイヤ通し孔
12に入れる。そして、ワイヤ9の先端9aをワイヤ通
し孔12中に止めた状態とする。そして、ワイヤ9を装
飾品側から引っ張り、ワイヤ9を絞る。これにより、ワ
イヤ9の弾性力が働き、ワイヤ9がロックピン4に食い
付き、ワイヤ9とロックピン4との間に大きな摩擦力が
生じ、ワイヤ9はロックピン4から抜けることがない。
【0042】このように組み付けられたロックピン4と
本体部6側との連結は、次のようにして行う。
【0043】ロックピン4の先端部11をキャップ部品
40の部材貫通孔41を通過させ、本体部6の貫通孔5
に入れる。その際、係止部3が座金21の挿通孔28a
と対向する位置にないときは、ロックピン4の挿入テー
パー面13bが座金21の被挿入テーパー面21aに当
接する。その状態で、ロックピン4と、本体部6に固定
されたキャップ8とを相対回転させる。すると、ロック
ピン4の係止部3が座金21の挿通孔28aと対向する
位置にきて、係止部3は、挿通孔28aに挿通可能とな
る。
【0044】このとき、ロックピン4を軸方向に押し込
む。このロックピン4の挿入によって、挿入テーパー面
13bにコイルバネ7が当接する。すると、コイルバネ
7の弾性力がロックピン4を押し戻す方向に働く。しか
し、この弾性力に抗して、ロックピン4をさらに挿入さ
せる。その後、ロックピン4と、本体部6に固定された
キャップ8とを相対回転させるように両者4,8に力を
加える。この相対回転、例えば、ロックピン4を回転さ
せるときは、当初は低い突起部29にも高い突起部30
にも突き当たり、いずれの方向にもロックピン4は回転
できない。そして、さらに、ロックピン4を挿入させ、
相対回転させるようにすると、座金21の高い突起部3
0側には突き当たり回転できないが、低い突起部29を
乗り越えることができるようになる。
【0045】低い突起部29を乗り越えた係止部3は、
高い突起部30に突き当たり、それ以上の相対回転、例
えば、ロックピン4の回転が阻止される。この状態とな
った後、回転が阻止されたロックピン4の押し込み力を
弱めると、コイルバネ7の弾性力が働き、ロックピン4
は、押し戻される。すると、ロックピン4の係止部3の
段部3aが、座金21の保持部31に係合し、その位置
に係止部3が保持される。これにより、ロックピン4の
連結が達成される。一方のロックピン4の連結が達成さ
れた後、他方のロックピン4の連結を同様な方法により
行う。このようにして、ネックレス2等の装飾品が環状
に連結される。
【0046】この実施の形態では、本体部6の貫入孔5
を貫通孔とし、コイルバネ7を中央に配置しているの
で、両側からロックピン4を挿入し連結させることがで
きる。このように、ネックレス2の端部の一方とこの連
結部材が、常時連結されている状態とはなっていないの
で、連結部材とキャップ8からなる装飾品用連結具のみ
を他のデザインのものに自由に変更できる。また、キャ
ップ8が球状で、ロックピン4の一部のみが露出するよ
うになっているので、ネックレス等の装飾品に違和感な
く使用することができる。しかも、その装飾品が複数の
球状物から構成されるものであると、一層、違和感がな
くなる。加えて、その大きさを直径4〜20mmとする
と、装飾品の球状物、例えば真珠と同程度の大きさとな
り、この装飾品用連結具1がほとんど目立たなくなる。
【0047】次に、本発明の第2の実施の形態につい
て、図8から図10に基づいて説明する。この第2の実
施の形態の装飾品用連結具50も、第1の実施の形態と
同様に、ネックレス2等の装飾品の連結に使用するもの
となっている。なお、説明に当たって、第1の実施の形
態と同一部材には同一符号を付し、その詳細説明を省略
する。
【0048】この装飾品用連結具50は、先端に係止部
3を有し、ネックレス2の端部が連結されるロックピン
4と、このロックピン4の先端が貫入する貫入孔5を有
する本体部6と、この貫入孔5内に配置される弾性部材
となるコイルバネ7と、本体部6の周囲を覆うキャップ
8とから構成される。ここで、ロックピン4と、本体部
6の一部を構成する座金21と、コイルバネ7は、第1
の実施のものと全く同一部材となっている。なお、この
第2の実施の形態が第1の実施の形態と異なる形状の部
材は、本体部6の一部を構成する本体48と、キャップ
を構成するキャップ部品49,49となっている。
【0049】本体48は、図4に示す被係合部23の突
出量が小さくなり、図9に示すように、高傾斜テーパー
面22がわずかに突出したものとなっている。また、キ
ャップ部品49は、図10に示すように球を押しつぶし
た円筒状となっている。このような本体48とキャップ
部品49を使用することにより、図1の実施の形態と同
じ大きさのロックピン4やコイルバネ7や座金21を使
用したとしても径が小さくなり、ネックレス2の球状物
が小さくなっても、違和感が生じないものとなる。な
お、この第2の実施の形態のキャップ部49の直径N2
は6mmとなっている。このように、第1の実施の形態
の直径N1が9mmなのに対し、この第2の実施の形態
の直径N2は6mmとなり、同じ部品を使用しても径を
小さくできる。ただし、直径N2をさらに小さくした
り、大きくしても良い。
【0050】なお、上述の各実施の形態は、本発明の好
適な実施の形態の例であるが、これに限定されるもので
はなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々
変形実施可能である。例えば、貫入孔5を貫通する孔と
せず、両側から中心に向かう凹部をそれぞれ設け、各凹
部にコイルバネを入れるようにしても良い。また、一方
側の連結は取り外し不可能とし、他方側のみ本発明の構
成としても良い。また、保持部31と係止部3との間に
は、保持部31への係止のし易さを考慮すると、ある程
度のクリアランスを設けるのが好ましい。
【0051】また、本発明の装飾品用連結具1,50は
ネックレス2ばかりでなく、他の装身具や、人形やバッ
グ等を飾る装飾品等、各種の装飾品の連結具として使用
することができる。
【0052】また、上述の各実施の形態では、本体部6
を、本体20,48と座金21の2部材で構成している
が、2部材ではなく、一体の1部材としても良い。さら
に、装飾品用連結具1,50の構成として、ロックピン
4を含めず、本体部6等の連結部材とキャップ8からな
る構成としても良い。すなわち、ロックピン4以外の部
分の連結具は、場所や好みに合わせ、適宜取捨選択でき
るものであり、このような連結具のみで、連結具として
も、また装飾品としても十分機能を有するものとなるた
めである。
【0053】また、キャップ部品40,40,49,4
9を取り付けた後、さらに外周に最外周キャップ(図示
省略)を設けるようにしても良い。このようにすれば、
連結方向に対し垂直となる方向に垂直状分離面44,4
4を有するもの以外の覆い部材を外観部分に形成させる
ことができる。このような最外周キャップを設けると、
一層、各種のデザインを有する連結具を作ることができ
る。なお、高傾斜テーパー面22と低傾斜テーパー面4
5の角度関係は、α>βではなく、逆の関係、すなわ
ち、β>αとしても良い。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の装
飾品用連結具では、その連結の際、ロックピンを本体部
の貫入孔に入れ、ロックピンの係止部を弾性部材の弾性
力に抗して、挿通孔に入れる。そして、ロックピンと本
体部とを相対回転させる。例えば、ロックピンを回転さ
せ、その係止部を本体部の低い突起部を乗り越えさせる
と、高い突起部に突き当たり回転できなくなる。その状
態となったら、ロックピンを離す。すると、ロックピン
が保持部に係止され、連結が達成される。このように、
極めて簡単な動作で確実に連結が達成される。
【0055】また、請求項2記載の発明では、両側から
ロックピンを連結する構成となっているので、ロックピ
ン以外の部分を自由に交換でき、連結具のデザイン等の
自由度が高まる。さらに、請求項3記載の発明では、本
体部を本体と座金の2部材で構成しているので、弾性部
材の組み込みが容易となる。
【0056】また、請求項4記載の装飾品用連結具で
は、キャップ部品を本体部に簡単かつ強固に固定するこ
とができる。このため、連結部材とキャップ部品とは一
体化され、両者が相対回転するようなことがなくなる。
この結果、連結具として使用感が向上する。しかも、キ
ャップ部品の形状を変えても、内部の連結部材は同一と
できるので、コストを上昇させずに各種の装飾品用連結
具を製造することができる。
【0057】加えて、請求項5記載の発明では、キャッ
プ形成部の外周面に複数の溝を形成したので、キャップ
部品を本体部に圧入等により係合させるとき、キャップ
部品が適度に撓み、係合が容易かつしっかり行われる。
さらに、請求項6記載の発明では、キャップのさらに外
周に最外周キャップを設けたので、連結方向に対し垂直
となる方向以外に分離面を有する各種の覆い部材を形成
させることができる。
【0058】また、請求項7記載の装飾品用連結具で
は、装飾品の接続に使用されるスチール製のワイヤをロ
ックピンに取り付けるとき、単に、折り返すのみで取り
付けることができる。このため、ロックピンへのワイヤ
の取り付け作業が極めて効率的に行える。さらに、請求
項8記載の発明では、ワイヤ通し孔を円形孔としたの
で、ワイヤの挿入がし易いものとなる。また、ワイヤ折
り返し部の両側の側面を平面としたので、折り返し作業
が効率良く行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の装飾品用連結具の第1の実施の形態の
断面図である。
【図2】図1の装飾品用連結具に使用されるロックピン
を示す図で、(A)は上半分を断面とした側面図で、
(B)は(A)の矢示B方向から見た正面図である。
【図3】図2のロックピンにワイヤを取り付けた状態を
示す図で、(A)は図2(A)に対応する図で、(B)
は図2(B)に対応する図である。
【図4】図1の装飾品用連結具に使用される本体部の一
部を構成する本体の一部側面断面図である。
【図5】図1の装飾品用連結具に使用される本体部の一
部を構成する座金を示す図で、(A)は正面図で、
(B)は(A)の矢示B方向から見た側面図で、(C)
は(A)の矢示C方向から見た側面図である。
【図6】図1の装飾品用連結具に使用されるコイルバネ
を示す図である。
【図7】図1の装飾品用連結具に使用されるキャップ部
品を示す図で、(A)は断面図で、(B)は(A)の矢
示B方向から見た正面図である。
【図8】本発明の装飾品用連結具の第2の実施の形態の
断面図である。
【図9】図8の装飾品用連結具に使用される本体部の一
部を構成する本体の一部側面断面図である。
【図10】図8の装飾品用連結具に使用されるキャップ
部品を示す図で、(A)は断面図で、(B)は(A)の
矢示B方向から見た正面図である。
【図11】装身具に使用される従来の連結金具の断面図
である。
【図12】従来の他の装身具用止具の斜視図である。
【図13】従来の他の装飾品の止金具を示す図である。
【符号の説明】
1 装飾品用連結具 2 ネックレス 3 係止部 4 ロックピン 5 貫入孔 6 本体部 7 コイルバネ(弾性部材) 8 キャップ 9 ワイヤ 12 ワイヤ通し孔 13 ワイヤ折り返し部 20 本体 21 座金 22 高傾斜テーパー面 28 貫通孔 28a 挿通孔 29 低い突起部 30 高い突起部 31 保持部 40 キャップ部品 41 部材貫通孔 42 キャップ形成部 43 対向当接部 44 垂直状分離面 45 低傾斜テーパー面 48 本体 49 キャップ部品 50 装飾品用連結具

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端に係止部を有し、装飾品の端部が連
    結されるロックピンと、このロックピンの先端が貫入す
    る貫入孔を有する本体部と、この貫入孔内に配置される
    弾性部材とを備え、上記本体部の上記貫入孔の入口に、
    上記係止部が挿通する挿通孔と、上記弾性部材を押圧し
    ながら上記ロックピンを軸回転させたとき、上記係止部
    が乗り越え可能とした低い突起部と、この低い突起部を
    乗り越えた上記係止部が突き当たり、それ以上の軸回転
    を阻止する高い突起部と、その高い突起部に突き当たっ
    た上記係止部を保持するため、上記低い突起部よりさら
    に低くした保持部とを設けたことを特徴とする装飾品用
    連結具。
  2. 【請求項2】 前記ロックピンを、2つ設けると共に、
    前記本体部に設けられる前記挿通孔と、前記低い突起部
    と、前記高い突起部と、前記保持部とを前記貫入孔の両
    側の入口にそれぞれ設けたことを特徴とする請求項1記
    載の装飾品用連結具。
  3. 【請求項3】 前記本体部を、円筒状の本体と、前記貫
    入孔の入口に配置される座金とで形成し、この座金に、
    前記挿通孔と前記低い突起部と前記高い突起部と前記保
    持部とを設けたことを特徴とする請求項1記載の装飾品
    用連結具。
  4. 【請求項4】 装飾品の連結部材を覆うと共に連結方向
    に対し垂直となる方向の垂直状分離面を有するキャップ
    を備え、このキャップを、上記連結部材が貫通する部材
    貫通孔と、その部材貫通孔を囲むキャップ形成部と、上
    記部材貫通孔と反対側部分の開放空間を囲むように上記
    キャプ形成部に設けられる対向当接部とをそれぞれ有す
    る2つのキャップ部品から構成し、上記各キャップ部品
    の対向当接部の内周面に、上記キャップ部品の中心方向
    にわずかに傾斜する低傾斜テーパー面を設け、上記連結
    部材の上記低傾斜テーパー面に対向する部分に上記低傾
    斜テーパー面よりわずかに急傾斜となる高傾斜テーパー
    面を設け、両テーパー面を係合当接させて各キャップ部
    品を上記連結部材に固定したことを特徴とする装飾用連
    結具。
  5. 【請求項5】 前記キャップ形成部の外周面に、前記対
    向当接部から前記部材貫通孔に伸びる複数の溝を形成す
    ると共に、前記垂直状分離面をすき間なく当接させたこ
    とを特徴とする請求項4記載の装飾品用連結具。
  6. 【請求項6】 前記キャップの外周を覆う最外周キャッ
    プを設けたことを特徴とする請求項4記載の装飾品用連
    結具。
  7. 【請求項7】 装飾品の端部が連結されるロックピンを
    利用して装飾品を連結する装飾品用連結具において、上
    記ロックピンに、上記装飾品の端部に設けられたスチー
    ル製のワイヤを軸方向に通すワイヤ通し孔と、このワイ
    ヤ通し孔を通ったワイヤを引っかけて折り返すワイヤ折
    り返し部とを設け、上記ワイヤ通し孔の折り返し方向の
    直径をaとし、上記ワイヤの最小径部分の直径をbと
    し、上記ワイヤ折り返し部の折り返し方向の厚さをcと
    したとき、a>2bで、かつ(a−c)<2bとしたこ
    とを特徴とする装飾品用連結具。
  8. 【請求項8】 前記ワイヤ通し孔を円形孔とし、前記ワ
    イヤ折り返し部の両側の側面を平面とし、かつその平面
    が前記ワイヤ通し孔を弦状に横切るように前記ワイヤ折
    り返し部を配置したことを特徴とする請求項7記載の装
    飾品用連結具。
JP9192496A 1996-03-21 1996-03-21 装飾品用連結具 Withdrawn JPH09252815A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9192496A JPH09252815A (ja) 1996-03-21 1996-03-21 装飾品用連結具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9192496A JPH09252815A (ja) 1996-03-21 1996-03-21 装飾品用連結具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09252815A true JPH09252815A (ja) 1997-09-30

Family

ID=14040141

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9192496A Withdrawn JPH09252815A (ja) 1996-03-21 1996-03-21 装飾品用連結具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09252815A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020511279A (ja) * 2017-03-21 2020-04-16 ロベルト・デメリオ・ソチエタ・ペル・アツィオーニRoberto Demeglio S.P.A. 弾性要素と、弾性要素に交互に装着され弾性要素に対して滑動可能で2つが互いに接続される装飾要素とを備えた宝石製品

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020511279A (ja) * 2017-03-21 2020-04-16 ロベルト・デメリオ・ソチエタ・ペル・アツィオーニRoberto Demeglio S.P.A. 弾性要素と、弾性要素に交互に装着され弾性要素に対して滑動可能で2つが互いに接続される装飾要素とを備えた宝石製品

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6374455B1 (en) Fastener grommet
US5572887A (en) Magnetic jewelry chain closure
US20030010057A1 (en) Necklace mount
EP0843976A1 (en) Clasp for jewellery and fashion accessories
US20090301134A1 (en) Charm clasp for pearl necklaces and bracelets
EP0537974B1 (en) Cord stopper
JPH04133709U (ja) スナツプボタン
US5979184A (en) Convertible jewelry article
US5433088A (en) Snap-on earring clasp
JP3519395B2 (ja) 装身具用連結金具
JP4990880B2 (ja) セルフロック連結装置
EP3503759B1 (en) An interchangeable jewelry linking system and clasps thereof
JPH09252815A (ja) 装飾品用連結具
EP0442334A1 (en) Pull tab for slide fastener sliders
JP3043122U (ja) クラスプ
JPH09252816A (ja) 装飾品用連結具
JP3939647B2 (ja) 装身具
JPS6310736Y2 (ja)
JP2007301174A (ja) 装身具用留め具
JPS5816653Y2 (ja) フアスナ−
CN209931661U (zh) 一种便于佩戴的手镯
US20120279026A1 (en) Ornament lock with wide opening ornament clasp
CN112399809B (zh) 饰品用紧固部件、饰品用紧固件、饰品以及饰品用紧固部件的组装套件
JP3224771U (ja) 身飾品
JPS6031530Y2 (ja) 装身具止金具

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20030603