JPH09252132A - トランジスタ - Google Patents

トランジスタ

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Publication number
JPH09252132A
JPH09252132A JP26886596A JP26886596A JPH09252132A JP H09252132 A JPH09252132 A JP H09252132A JP 26886596 A JP26886596 A JP 26886596A JP 26886596 A JP26886596 A JP 26886596A JP H09252132 A JPH09252132 A JP H09252132A
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JP
Japan
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layer
semiconductor layer
transistor
transistor structure
doping
Prior art date
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Application number
JP26886596A
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English (en)
Inventor
Mahalingam Nandakumar
ナンダクマル マハリンガム
Amitava Chatterjee
チャッテルジェー アミタバ
S Rodder Mark
エス.ロッダー マーク
Ih-Chin Chen
− チン チェン イー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Texas Instruments Inc
Original Assignee
Texas Instruments Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 VTを低くすることによりショートチャンネ
ル効果を少なくした良好な速度性能を有する小電力サブ
ミクロントランジスタを提供すること。 【解決手段】 このトランジスタは半導体の層の面に形
成された第2の導電タイプのソース領域16およびドレ
イン領域18と、半導体の層の面に隣接し、ソース領域
とドレイン領域との間に絶縁された状態で配置されたゲ
ート12を含む。半導体の層内にて、この半導体の層の
面から所定の距離に第1の導電タイプの超急峻レトログ
レードチャンネル22が形成されている。半導体の層の
面に隣接し、ほぼソース領域とドレイン領域との間に第
2の導電タイプのカウンタードーピング層44が形成さ
れている。ソース領域およびドレイン領域並びにカウン
タードーピング層80にほぼ隣接して第1の導電タイプ
の第1および第2ポケット82を形成することもでき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般的には半導体
デバイスの技術分野に関し、より詳細には超急峻なレト
ログレードチャンネルおよび/またはポケット打ち込み
層および/またはカウンタードーピング層を有する半導
体デバイスに関する。
【0002】
【従来技術】ポータブルなパーソナル電子装置、例えば
携帯電話、ノートブックパソコン、その他の周辺機器は
消費者にとって次第にポピュラーなものとなってきた。
電池で作動するポータブル機器を製造しようとする現在
の技術的な開発目標は、電力消費量を大幅に低減し、よ
って妥当な速度性能を維持しながら電池の寿命を長くす
ることにある。CMOSによりスタンバイ時の電力消費
量を少なくするという要求は特にこのような用途に合致
している。電源電圧すなわちVDDを1Vまたはそれ以下
に低くするということは、電力消費量を低減する上で極
めて有効であるが、これにより速度に関係する性能が低
下してしまう。作動速度を維持しながら電源電圧を下げ
るにはトランジスタのスレッショルド電圧、すなわちV
T も下げなければならない。このスレッショルド電圧は
不純物濃度のより低い基板を使用することにより下げる
ことができる。しかしながらこれによりサブミクロンデ
バイスでは望ましくないショートチャンネル効果が増加
する。従って、低電源電圧で作動するようなサブミクロ
ントランジスタを設計することが重要であることが理解
できよう。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、VT を低く
し、ショートチャンネル効果を少なくし、速度性能を良
好にする小電力サブミクロントランジスタが望まれてい
る。
【0004】本発明によれば、従来のトランジスタデバ
イスに関連した欠点を解消または実質的に少なくする、
性能が改善された低スレッショルド電圧トランジスタが
提供される。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の一態様によれ
ば、半導体の1つの面にトランジスタを形成する。この
トランジスタは半導体の層の面に形成されたソース領域
およびドレイン領域を含み、半導体の層の面に隣接し、
かつソース領域とドレイン領域との間に絶縁された状態
でゲートが配置される。ほぼソース領域とドレイン領域
との間にある半導体の層の面内およびその近くにカウン
タードーピング層を導入する。ソース領域および/また
はドレイン領域とカウンタードーピング層とにほぼ隣接
して2つのポケット打ち込み層を形成してもよい。
【0006】本発明の別の態様によれば、トランジスタ
を製造する方法が提供される。第1導電タイプの半導体
の層の面にこのトランジスタを形成する。この方法は半
導体の層の面に隣接する第2導電タイプの不純物の浅い
層を選択的に打ち込む工程と、ゲートの下方でソース領
域およびドレイン領域にほぼ隣接する第1導電タイプの
不純物のポケットを形成する工程とを含む。半導体の層
の面に接近してポケットを形成してもよく、これらポケ
ットと半導体の層の間にカウンタードーピング層が位置
する。
【0007】本発明の更に別の態様によれば、トランジ
スタ構造体はほぼドレイン領域とソース領域との間に形
成された第2不純物タイプの表面カウンタードーピング
層と、このカウンタードーピング層にほぼ隣接し、およ
び/またはその下方に形成された第1不純物タイプのポ
ケット打ち込み層を含む。
【0008】本発明の別の態様によれば、半導体の1つ
の面にトランジスタを形成する。このトランジスタは半
導体の層の面に形成されたソース領域およびドレイン領
域を含み、半導体の層の面に隣接し、かつソース領域と
ドレイン領域との間に絶縁された状態でゲートが配置さ
れる。半導体の層内の半導体の面から所定の距離に超急
峻レトログレードチャンネルドーピングプロフィルが配
置され、ほぼソース領域とドレイン領域との間にて配置
の層の面内およびその近くにカウンタードーピング層を
導入する。これとは別に、またはこれと組み合わせて、
ソース領域および/またはドレイン領域およびカウンタ
ードーピング層にほぼ隣接して2つのポケット打ち込み
層を形成してもよい。
【0009】本発明の別の態様によれば、トランジスタ
を製造する方法が提供される。第1導電タイプの半導体
の層の面にこのトランジスタを形成する。この方法は半
導体の層の面から下方の所定距離に急峻レトログレード
チャンネルプロフィルを形成するよう、第1導電タイプ
の不純物を打ち込む工程と、半導体の層の面に隣接して
第2導電タイプの不純物の浅い層を選択的に打ち込む工
程とを含む。これとは異なり、またこれと組み合わせ
て、ゲートの下方にてソース領域およびドレイン領域に
ほぼ隣接して第1導電タイプの不純物のポケットを打ち
込む。
【0010】本発明の技術的利点は、ポータブル電子機
器のためのより低い電源電圧で高性能を発揮するという
要望を満たす、スレッショルド電圧の低いサブミッショ
ントランジスタ構造体が得られることである。このトラ
ンジスタ構造体はショートチャンネル効果を減少すると
いうこのような要望を満たすものであり、これにより、
より短いチャンネル長さにおけるゲート長さのバラツキ
によるトランジスタの性能の影響が最小となっている。
【0011】本発明をより良好に理解するため、以下、
添付図面を参照する。
【0012】
【発明の実施の態様】図1〜6には本発明の好ましい実
施例が示されており、種々の図面の同様な部品および対
応する部品は同様な参照番号を付すこととする。
【0013】図1Aにおいて、nMOSトランジスタ構
造体10はゲート電極12と、ゲート絶縁層14と、ソ
ースn++領域16およびドレインn++領域18を含む。
pタイプの基板すなわち井戸構造体22内においてデバ
イスの頂部平面から所定の距離または深さに、更にp+
超急峻レトログレード(SSR)チャンネル20が形成
されている。この超急峻レトログレードチャンネル20
を形成するため、nMOS内に、例えば1×1013cm
-2の打ち込みドーズ量で190Kevのインジウム(I
n)を打ち込むことができる。p++ソース領域およびp
++ドレイン領域(いずれも図示されず)を備えたpMO
Sデバイスにおいて、ヒ素(As)を打ち込むことによ
りn+ の超急峻レトログレードチャンネルを形成しても
よい。例えばnMOSに対してホウ素(B)を使用し、
pMOSに対してリン(P)を使用する従来のチャンネ
ルドーピングプロフィルと比較すると、超急峻レトログ
レードチャンネルプロフィルは良好なショートチャンネ
ルの無欠性を与えることが判っている。更にこの超急峻
レトログレードチャンネルドーピングは表面ドーピング
が低いことに起因し、チャンネルドーピングプロフィル
移動度もより高くする。
【0014】超急峻レトログレードチャンネルプロフィ
ル20の他にソース領域16およびドレイン領域18と
逆タイプの浅いポケット打ち込み層すなわちハロ24が
形成される。ポケット打ち込み層24はソース領域16
およびドレイン領域18にほぼ隣接するか、および/ま
たはこの下方に位置する。nMOSデバイスではポケッ
ト打ち込み層のために代表的なドーパント種としてホウ
素を使用でき、pMOSデバイスではポケット打ち込み
層を形成するのにリンを使用できる。ポケット打ち込み
層を形成するのに一例として5×1012〜2×1013
-2の打ち込みドーズ量を使用できる。図1BはY−
Y’に沿ったトランジスタ構造体10のドーピング濃度
と深さとの関係をプロットしたグラフであり、図1Cは
2 −Y2に沿ったドーピング濃度をプロットしたグラ
フである。更に図1DはX−X’に沿った表面ドーピン
グ濃度をプロットしたグラフである。
【0015】超急峻レトログレードチャンネルドーピン
グ層20およびポケット打ち込み層24の双方を有する
トランジスタ構造体10は、技術論文、例えば1993
年8月IEEEエレクトロンデバイスレターズ、第14
巻第8号409頁のシャヒディ外による論文「サブマイ
クロメータのNMOSFETの改善されたショートチャ
ンネル挙動のためのインジウムチャンネル打ち込み層お
よび1994年IEEE IEDM 649頁のスー他
による論文「深いサブマイクロメータバルクおよびSO
I MOSFETにおける電流ドライブとショートチャ
ンネル効果との妥協」に記載された超急峻レトログレー
ドのみのチャンネルプロフィルと比較した時、ショート
チャンネル効果は小さくなっている。ポケット打ち込み
方法は1994年IEEE IEDM 71頁ロッダー
外による論文「改善された性能および信頼性のための
0. 25マイクロメータゲート長さのCMOSの構造/
プロセス依存性」に記載されている。トランジスタ構造
体10はロッダー外論文に記載されたポケット打ち込み
層を有する従来のデバイスと比較すると、より良好なシ
ョートチャンネルの無欠性も有する。
【0016】図2Aを参照すると、ここには超急峻レト
ログレードチャンネルプロフィルおよび浅い表面カウン
タードーピング層を有するトラジスタ構造体30が示さ
れている。このトラジスタ構造体30はゲート電極32
と、ゲート絶縁膜34と、ソースn++領域36と、ドレ
インn++領域38を有するnMOSとして示されてい
る。pタイプの基板すなわち井戸層42内の所定深さに
pタイプの超急峻レトログレード埋め込みチャンネル4
0が形成されている。ソース領域36とドレイン領域3
8との間の領域内のゲート32の下方にnタイプの(n
+ )の狭い表面カウンタードーピング層44が形成され
ている。このカウンタードーピング層はnMOSでは2
〜4×1012cm-2のドーズ量で例えばヒ素(As)に
て、またはpMOS(図示せず)ではBF2 にて形成で
きる。図2BはY−Y’に沿ったドーピング濃度とトラ
ジスタ構造体30の深さとの関係をプロットしたグラフ
あり、図2CはX−X’に沿った表面ドーピング濃度を
プロットしたグラフである。カウンタードーピングにつ
いては論文、例えば1995年のVLSIテクノロジー
に関するシンポジウムにおける技術論文ダイジェスト所
収の、ヒサモト外による論文「選択的CVD−Wにより
製造された低抵抗のT字形ゲートを備えた高性能のサブ
−0. 1−μmCMOS」および1995年10月の小
電力エレクトロニクスに関するIEEEシンポジウムで
発表するため提出されたナンダクマール外による論文
「IV小電力用の0. 25μmゲート長のCMOSのデ
バイスデザインの研究」に記載されている。
【0017】超急峻レトログレードチャンネル40と表
面カウンタードーピング層と44を組み合わせたトラジ
スタ構造体30はスレッショルド電圧を低下し、良好な
ショートチャンネル効果を維持している。カウンタード
ーピング層44はスレッショルド電圧を約0. 05〜
0. 15Vの所望の範囲までの大きさとするが、下方の
超急峻レトログレードチャンネルプロフィル40はヒサ
モト外の論文に記載されている従来の井戸およびチャン
ネルプロフィルよりもスレッショルド電圧のロールオフ
を低下するのにより効果的である。トラジスタ構造体3
0はスレッショルド電圧が低くかつ有効な電子移動度μ
off が高いことにより大きな公称ドライブ電流も維持す
る。従って、これら特性の組み合わせにより低電源電圧
CMOS用に最適な性能が得られる。
【0018】図3Aを参照すると、ここには超急峻レト
ログレードチャンネルプロフィルと、ポケット打ち込み
層と、カウンタードーピング層とを有するトラジスタ構
造体50が示されている。このトラジスタ構造体50は
nMOSとして示されており、ゲート電極52と、ゲー
ト絶縁膜54と、ソース領域56と、ドレイン領域58
とを含む。基板すなわち井戸構造体62において、ソー
ス領域56およびドレイン領域58の下方のほぼ表面部
に超急峻レトログレードチャンネル60が打ち込まれて
いる。ポケット64はソース領域56およびドレイン領
域58に隣接し、表面の近くに浅い深さに打ち込まれて
いる。打ち込まれたポケット64のほぼ間に表面カウン
タードーピング層66も形成されている。図4BにはY
−Y’に沿ったトラジスタ50におけるドーピング濃度
と深さの関係をプロットしたグラフが示されており、図
3CにはY2 −Y2 ’に沿ったドーピング濃度をプロッ
トした別のグラフが示されている。図3Dにはトラジス
タ構造体50のX−X’に沿った表面ドーピング濃度を
プロットしたグラフが示されている。
【0019】図4Aはカウンタードーピング層に対する
ポケット打ち込み層の位置の1つの可能な変形例を示
す。トラジスタ50’はカウンタードーピング層66’
の下方の若干準表面部にあるポケット打ち込み層64’
を含む。図4Bにはトラジスタ50’におけるY−Y’
に沿ったドーピング濃度と深さの関係をプロットしたグ
ラフが示されており、図4CにはX−X’に沿った表面
ドーピング濃度が示されており、図4DにはY2
2 ’に沿ったドーピング濃度が示されている。
【0020】トラジスタ構造体50および50’は超急
峻レトログレードチャンネルと、ポケット打ち込み層
と、表面カウンタードーピング層との利点を組み合わせ
たものであり、いずれもスレッショルド電圧が低いこ
と、ショートチャンネル効果が少ないことおよびドライ
ブ電流が良好であることにより、小電力用に良好に適し
ている。
【0021】図5Aは、トラジスタ構造体70の横断面
図である。このトラジスタ構造体70は、超急峻レトロ
グレードチャンネルプロフィルとなっていないが、スレ
ッショルド電圧が低く、ショートチャンネル効果が改善
されている。このトラジスタ構造体70は、ゲート電極
72と、ゲート絶縁膜74と、ソースn++ 領域76
と、ドレインn++ 領域78を含む。更にこのトラジス
タ構造体70は逆タイプ(p+ )のポケット打ち込み層
82、84と共に表面カウンタードーピング層80も含
む。上記のように、n+ 表面カウンタードーピング層8
0とポケット打ち込み層82および84の設置例には多
数の変形例があり、これら変形例のいずれも本発明の範
囲内で可能である。図5Bおよび5CにY−Y’線およ
びY2 −Y 2 ’線に沿ったトラジスタ70におけるドー
ピング濃度の例がそれぞれ示されている。図5DにはX
−X’に沿ったトラジスタ構造体70の表面ドーピング
濃度の例が示されている。
【0022】図6Aは、カウンタードーピング部および
ポケット打ち込み層を有する更に別のトラジスタ構造体
70’の横断面図である。トラジスタ構造体70’はゲ
ート電極72と、ゲート絶縁膜74と、ソースn++
域76と、ドレインn++ 領域78とを含む。更にこの
トラジスタ構造体70’は逆タイプ(p+ )のポケット
打ち込み層82’、84’と共にn+ 表面カウンタード
ーピング層80’も含む。上記のように、表面カウンタ
ードーピング層80’とポケット打ち込み層82’およ
び84’の設置例には多数の変形例があり、これら変形
例のいずれも本発明の範囲内で可能である。図5Aのポ
ケット打ち込み層82および84は、カウンタードーピ
ング層80のほぼ下方に形成されるが、ポケット打ち込
み層82’および84’は表面近くに形成される。図6
Bおよび6CにはY−Y’線およびY2 −Y2 ’線に沿
ったトラジスタ70’におけるドーピング濃度の例がそ
れぞれ示されている。図6DにはX−X’に沿ったトラ
ジスタ構造体70’の表面ドーピング濃度の例が示され
ている。
【0023】トランジスタ10、30、50、50’、
70および70’は従来の半導体プロセス技術により製
造でき、この方法は超急峻レトログレードチャンネル
と、ゲートと、ドレイン領域と、ソース領域を形成する
工程を含むことができる。カウンタードーピング層はゲ
ートを形成する前に形成してもよく、ポケット打ち込み
層はゲートを形成した後に形成してもよい。
【0024】本発明の要旨に従って製造されるトランジ
スタ構造体はCMOS技術におけるnMOSおよびpM
OSの双方に適用できる。本発明およびその利点につい
て詳細に説明したが、添付した特許請求の範囲に記載し
た本発明の範囲および要旨から逸脱することなく、種々
の変更、置換および変形が可能であると理解すべきであ
る。より詳細に説明すれば、これまで述べた化学的組
成、濃度およびその他の詳細な仕様は、単に解説の例に
すぎず、半導体処理技術で知られているその他の仕様と
置換できることを指摘することが重要である。
【0025】以上の説明に関して、更に以下の項を開示
する。 (1)第1の導電タイプの半導体の層の一面に形成され
たトランジスタであって、前記半導体の層の前記面に形
成された第2の導電タイプのソース領域と、前記ソース
領域から所定の距離において前記半導体の層の前記面に
形成された前記第2の導電タイプのドレイン領域と、前
記半導体の層の前記面に隣接し、前記ソース領域と前記
ドレイン領域との間に絶縁された状態で配置されたゲー
トと、絶縁ソース領域と絶縁ドレイン領域とのほぼ間に
て前記半導体の層の前記面内およびそれに隣接して形成
された前記第2の導電タイプのカウンタードーピング層
と、前記ゲートのほぼ下方にて前記ソース領域および前
記ドレイン領域に隣接して形成された前記第1の導電タ
イプの第1および第2ポケットとを備えたトランジス
タ。
【0026】(2)第1の導電タイプの半導体の層の一
面に形成されたトランジスタであって、前記半導体の層
の前記面に形成された第2の導電タイプのソース領域
と、前記ソース領域から所定の距離において前記半導体
の層の前記面に形成された前記第2の導電タイプのドレ
イン領域と、前記半導体の層の前記面に隣接し、前記ソ
ース領域と前記ドレイン領域との間に絶縁された状態で
配置されたゲートと、前記半導体の層の前記面から所定
距離に、前記半導体の層内に形成された前記第1の導電
タイプの超急峻レトログレードチャンネルと、ほぼ絶縁
ソース領域と絶縁ドレイン領域との間にて前記半導体の
層の前記面内およびそれに隣接して形成された前記第2
の導電タイプのカウンタードーピング層とを備えた半導
体。
【0027】(3)第1導電タイプの半導体の層(2
2、42、62、86)の面内に形成された小電力トラ
ンジスタ(10、30、50、50’、70、70’)
である。このトランジスタは半導体の層の面に形成され
た第2の導電タイプのソースおよびドレイン領域(1
6、18、36、38、56、58、76、78)と、
半導体の層の面に隣接し、ソース領域とドレイン領域と
の間に絶縁された状態で配置されたゲート(12、3
2、52、72)を含む。半導体の層内にて、この半導
体の層の面から所定の距離に第1の導電タイプの超急峻
レトログレードチャンネル(22、42、62)が形成
されている。半導体の層の面に隣接し、ほぼソース領域
とドレイン領域との間に第2の導電タイプのカウンター
ドーピング層(44、66、66’、80、80’)が
形成されている。ソース領域およびドレイン領域並びに
カウンタードーピング層(80、80’)にほぼ隣接し
て第1の導電タイプの第1および第2ポケット(82、
84、82’、84’)を形成することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】Aは超急峻レトログレードチャンネルおよびポ
ケット打ち込み層を有するトランジスタ構造体の横断面
図である。Bは図1Aに示された、Y−Y’に沿ったト
ランジスタ構造体のドーピング濃度と深さとの関係をプ
ロットしたグラフである。Cは図1Aに示されたトラン
ジスタ構造体における、Y −Y ’に沿ったドーピン
グ濃度と深さとの関係をプロットしたグラフである。D
は図1Aに示されたトランジスタ構造体の表面X−X’
に沿ったドーピング濃度をプロットしたグラフである。
【図2】Aは超急峻レトログレードチャンネルおよびカ
ウンタードーピング層を有するトランジスタ構造体の横
断面図である。Bは図2Aに示された、Y−Y’に沿っ
た超急峻レトログレードチャンネルおよびカウンタード
ーピング層を有するトランジスタ構造体のドーピング濃
度と深さとの関係をプロットしたグラフである。Cは図
2Aに示されたトランジスタ構造体の表面X−X’に沿
ったドーピング濃度をプロットしたグラフである。
【図3】Aは超急峻レトログレードチャンネル、ポケッ
ト打ち込み層およびカウンタードーピング層を有するト
ランジスタ構造体の横断面図である。Bは図3Aに示さ
れた、Y−Y’に沿ったトランジスタ構造体のドーピン
グ濃度と深さとの関係をプロットしたグラフである。C
は図3Aに示されたトランジスタ構造体における、Y2
−Y2 ’に沿ったドーピング濃度と深さとの関係をプロ
ットしたグラフである。Dは図3Aに示されたトランジ
スタ構造体の表面X−X’に沿ったドーピング濃度をプ
ロットしたグラフである。
【図4】Aは超急峻レトログレードチャンネル、ポケッ
ト打ち込み層およびカウンタードーピング層を有する別
のトランジスタ構造体の横断面図である。Bは図4Aに
示された、Y−Y’に沿ったトランジスタ構造体のドー
ピング濃度と深さとの関係をプロットしたグラフであ
る。Cは図4Aに示されたトランジスタ構造体の表面X
−X’に沿ったドーピング濃度をプロットしたグラフで
ある。Dは図4Aに示されたトランジスタ構造体の、Y
2 −Y2 ’に沿ったドーピング濃度と深さとの関係をプ
ロットしたグラフである。
【図5】Aはポケット打ち込み層およびカウンタードー
ピング層を有するトランジスタ構造体の横断面図であ
る。Bは図5Aに示された、Y−Y’に沿ったトランジ
スタ構造体のドーピング濃度と深さとの関係をプロット
したグラフである。Cは図5Aに示されたトランジスタ
構造体における、Y2 −Y2 ’に沿ったドーピング濃度
と深さとの関係をプロットしたグラフである。Dは図5
Aに示されたトランジスタ構造体の表面X−X’に沿っ
たドーピング濃度をプロットしたグラフである。
【図6】Aはポケット打ち込み層およびカウンタードー
ピング層を有する別のトランジスタ構造体の横断面図で
ある。Bは図6Aに示された、Y−Y’に沿ったトラン
ジスタ構造体のドーピング濃度と深さとの関係をプロッ
トしたグラフである。Cは図6Aに示されたトランジス
タ構造体における、Y2 −Y2 ’に沿ったドーピング濃
度と深さとの関係をプロットしたグラフである。Dは図
6Aに示されたトランジスタ構造体の表面X−X’に沿
ったドーピング濃度をプロットしたグラフである。
【符号の説明】
10、30、50、50’、70、70’ 小電力トラ
ンジスタ 12、32、52、72 ゲート 16、36、56、76 ソース領域 18、38、58、78 ドレイン領
域 20、22、42、62 超急峻レト
ログレードチャンネル 44、66、66’、80、80’ カウンター
ドーピング層 82、84、82’、84’ ポケット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マーク エス.ロッダー アメリカ合衆国テキサス州ダラス,パーデ ュー ストリート 3317 (72)発明者 イー − チン チェン アメリカ合衆国テキサス州リチャードソ ン,フォックスボロ ドライブ 3100

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の導電タイプの半導体の層の一面に
    形成されたトランジスタであって、 前記半導体の層の前記面に形成された第2の導電タイプ
    のソース領域と、 前記ソース領域から所定の距離において前記半導体の層
    の前記面に形成された前記第2の導電タイプのドレイン
    領域と、 前記半導体の層の前記面に隣接し、前記ソース領域と前
    記ドレイン領域との間に絶縁された状態で配置されたゲ
    ートと、 ほぼ絶縁ソース領域と絶縁ドレイン領域との間にて前記
    半導体の層の前記面内およびそれに隣接して形成された
    前記第2の導電タイプのカウンタードーピング層と、 前記ゲートのほぼ下方にて前記ソース領域および前記ド
    レイン領域に隣接して形成された前記第1の導電タイプ
    の第1および第2ポケットとを備えたトランジスタ。
JP26886596A 1995-10-09 1996-10-09 トランジスタ Pending JPH09252132A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US521595P 1995-10-09 1995-10-09
US005215 1995-10-09

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09252132A true JPH09252132A (ja) 1997-09-22

Family

ID=21714752

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26886596A Pending JPH09252132A (ja) 1995-10-09 1996-10-09 トランジスタ

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JP (1) JPH09252132A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6709908B2 (en) 2000-02-23 2004-03-23 Seiko Epson Corporation Methods for making semiconductor devices

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US6709908B2 (en) 2000-02-23 2004-03-23 Seiko Epson Corporation Methods for making semiconductor devices

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