JPH09251695A - ディスクドライブ装置 - Google Patents

ディスクドライブ装置

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JPH09251695A
JPH09251695A JP8056557A JP5655796A JPH09251695A JP H09251695 A JPH09251695 A JP H09251695A JP 8056557 A JP8056557 A JP 8056557A JP 5655796 A JP5655796 A JP 5655796A JP H09251695 A JPH09251695 A JP H09251695A
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disk
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Hiroyuki Sato
裕之 佐藤
Keitaro Kaburagi
桂太郎 鏑木
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Pioneer Electronic Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディスク単体及びカートリッジに収納された
ディスクを共通の開口部からスロットインさせること。 【解決手段】 読出し専用ディスク30,30aをロー
ディング方向における可動範囲がロック部材110によ
って規制されたセンタリングプレート120のセンタリ
ング溝122,123に係合させつつローディングさせ
るることで、読出し専用ディスク30,30aのセンタ
ーの位置決めを行わせることができ、また係合ピン15
3を読出し専用ディスク30,30aのローディング及
びプレイ動作を妨げない位置に付勢しておくことができ
る。カートリッジ50がローディングされた場合には、
センタリングプレート120のローディング方向におけ
るロック部材110による可動範囲の規制が解除されて
センターの位置決めが行われるとともに、係合ピン15
3がカートリッジ50のシャッター52に係合するた
め、カートリッジ50の移動に伴ってシャッター52を
開放することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスク単体及び
ディスクを収納しているカートリッジを共通の開口部か
らスロットインさせるようにしたディスクドライブ装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、マルチメディア社会における重要
な記録媒体として、従前の光ディスクに比べ遥かに記憶
容量が増大されたDVDが開発され、注目されている。
【0003】DVDには、読出し専用ディスクとしての
DVD−ROMと、書換え可能ディスクとしてのDVD
−RAMとがあり、特にDVD−RAMにあっては、所
定回数(たとえば100万回)の繰り返し記録を保証す
るために、記録面を保護する必要があることから、カー
トリッジに収納されることになっている。
【0004】ところで、従前のカートリッジに収納され
ていないディスク単体である読出し専用ディスクと、カ
ートリッジに収納されたディスクである書換え可能ディ
スクとのローディングを両立させるようにしたディスク
ドライブ装置として、たとえば特開平7−161112
号公報には、図14に示すようなディスクドライブ装置
が開示されている。すなわち、筐体10の開口部11に
対して出し入れ自在とされたトレイ20には、読出し専
用ディスク30を収容保持するための収容保持溝41を
有したサブトレイ40が設けられており、その一端部4
0a側は図示しないバネによって押し上げられている。
【0005】記録再生が可能な書換え可能ディスク51
にあっては、上下に設けられている窓53を閉塞するシ
ャッター52を有したカートリッジ50によって保護さ
れており、カートリッジ50をトレイ20に装填した場
合、前壁21a及び側壁21によって保持されるように
なっている。また、カートリッジ50がトレイ20に収
容されると、その重みによってサブトレイ40が略水平
状態となるまで倒され、トレイ20内におけるカートリ
ッジ50の収容スペースが確保されるようになってい
る。
【0006】そして、読出し専用ディスク30のローデ
ィングが行われる場合、図15(a)〜(b)に示すよ
うに、トレイ20が筐体10内部に引き込まれる。この
とき、クランプアーム61によって支持されているクラ
ンパ60と、サーボメカシャーシ70に搭載されたスピ
ンドルモータ71の出力軸に回転自在に支持されている
ターンテーブル72とが相反する方向に離間して、トレ
イ20の引き込み動作を妨げない位置に待避している。
【0007】引き込みが完了した後、これに同期して同
図(c)に示すように、クランプアーム61が下方に回
動し、クランパ60が読出し専用ディスク30の中心部
上面に当接すると、次いでサーボメカシャーシ70が上
方に回動し、ターンテーブル72が読出し専用ディスク
30の中心部下面に当接することによってクランプ動作
が完了する。その後、ピックアップ73によって読出し
専用ディスク30の情報再生が行われる。
【0008】また、トレイ20の引き込み動作が行われ
るとき、図16(a),(b)に示すように、シャッタ
ー開放部材80の端部に垂下されている係合ピン81が
トレイ20の外周縁部によって押し付けられ、シャッタ
ー開放部材80がディスクローディングを妨げることの
ない位置まで押し出されるようになっている。
【0009】そして、ディスクイジェクトが行われる場
合、サーボメカシャーシ70が下方に回動し、続いてク
ランプアーム61が上方に回動することにより、クラン
プ解除が行われ、トレイ20が筐体10内部から外部に
押し出される。
【0010】一方、書換え可能ディスク51を収納して
いるカートリッジ50をローディングさせる場合、カー
トリッジ50をトレイ20に収容すると、図15(a)
〜(c)と同様に、トレイ20が筐体10の内部に引き
込まれる。このとき、図17(a),(b)に示すよう
に、シャッター開放部材80の係合ピン81がシャッタ
ー52の縁部に係合し、トレイ20の引き込み動作に伴
ってシャッター52が開けられる。その後、上述したよ
うに、クランプアーム61及びサーボメカシャーシ70
の回動によってカートリッジ50内の書換え可能ディス
ク51がクランプされ、情報再生或は情報記録が行われ
る。
【0011】そして、イジェクトされる場合も、上記同
様に、クランプアーム61及びサーボメカシャーシ70
が逆方向に回動することによってクランプ解除が行われ
た後、トレイ20が筐体10内部から外部に押し出され
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】このように、上述した
従前のディスクドライブ装置においては、読出し専用デ
ィスク30を搬送するトレイ20を用いて書換え可能デ
ィスク51を収納しているカートリッジ50のローディ
ングが行われるため、これら読出し専用ディスク30及
び書換え可能ディスク51のローディングの両立が図れ
るようになっている。
【0013】ところが、上述したディスクドライブ装置
では、トレイローディングを採用しているため、特にカ
ートリッジ50に収納された書換え可能ディスク51を
ローディングする場合であっても、一旦、トレイ20を
イジェクトさせる必要があり、カートリッジ50内の書
換え可能ディスク51をクランプするまでに時間が掛か
ってしまうという不具合があった。
【0014】ちなみに、従前のディスクローディング方
式には、上述したトレイ20によるトレイローディング
の他に、筐体10の開口部11にディスクを押し込むス
ロットインローディングがあり、上記の読出し専用ディ
スク30の場合、傷や埃から保護する意味でトレイロー
ディングが好ましく、ディスクがクランプされるまでの
時間を短縮させるためにはスロットインローディングが
好ましいものとなっている。
【0015】そこで、上述した不具合を解消するため
に、読出し専用ディスク30の場合は従前通りトレイロ
ーディングとし、カートリッジ50の場合はスロットイ
ンローディングとすることで、書換え可能ディスク51
がクランプされるまでの時間の短縮が図れるものと考え
られる。
【0016】この場合、カートリッジ50をスロットイ
ンさせるためには、トレイ20を筐体10内部に戻して
おくとともに、クランプアーム61によって支持されて
いるクランパ60と、サーボメカシャーシ70に搭載さ
れているターンテーブル72とを離反させておく必要が
あるが、従前のディスクドライブ装置では、トレイ20
のみが筐体10内部に戻された場合であっても、クラン
パ60及びターンテーブル72がクランプ状態をとるた
め、カートリッジ50のスロットインローディングが不
可能となってしまう。
【0017】しかも、図16に示したように、トレイ2
0が筐体10の内部に引き込まれる動作に伴って、シャ
ッター開放部材80がディスクローディングを妨げるこ
とのない位置まで押し込まれてしまうため、仮にカート
リッジ50をスロットインできたとしてもシャッター開
放部材80によるシャッター52の開放を行わせること
ができず、トレイローディングとスロットインローディ
ングとを両立させることが困難となる。
【0018】本発明は、このような事情に対処してなさ
れたもので、ディスク単体及びカートリッジに収納され
たディスクを共通の開口部からスロットインさせること
ができるディスクドライブ装置を提供することを特徴と
する。
【0019】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
筐体に設けられた単一の開口部からのディスク単体及び
ディスクを収納し、且つ窓がシャッターによって閉塞さ
れているカートリッジのスロットインが可能とされたデ
ィスクドライブ装置であって、一端部側を支点としてロ
ーディング及びイジェク方向間で回動自在とされるとと
もに、弾性部材の付勢力によってイジェクト方向に付勢
された支持アームと、この支持アームの他端部側に略中
心部分を支点として回動自在とされるとともに、先端部
に前記カートリッジのシャッターを開放する係合ピンが
設けられ、弾性部材の付勢力によって前記係合ピンが押
し上げられる方向に付勢されているシャッター開放部材
と、前記開口部からスロットインされた前記ディスク単
体のプレイポジションにおけるセンターの位置決めを行
うセンタリング溝を有するとともに、前記ディスク単体
のローディングに伴って前記シャッター開放部材の後端
部を押し上げ、前記プレイポジションでは前記シャッタ
ー開放部材の後端部が嵌り込み、この後端部の押し上げ
を解除する溝部を有し、更に前記スロットインされたカ
ートリッジの先端部に当接して前記カートリッジ内のデ
ィスクのプレイポジションにおけるセンターの位置決め
を行うセンタリングプレートと、前記ローディングされ
た前記ディスク単体の前記プレイポジションにおけるセ
ンターの位置決めを行うために、前記センタリングプレ
ートのローディング方向における可動範囲を規制すると
ともに、前記カートリッジがローディングされた場合に
は、前記センタリングプレートのローディング方向にお
ける可動範囲を規制しないロック部材とが具備されてい
ることを特徴とする。
【0020】請求項2記載の発明は、前記センタリング
プレートには、径の異なる第1及び第2のディスク単体
にそれぞれ対応する第1及び第2のセンタリング溝が設
けられているとともに、前記ロック部材には、前記第1
のディスク単体の前記プレイポジションにおけるセンタ
ーの位置決めを行う前記センタリングプレートのローデ
ィング方向における可動範囲を規制するための第1のロ
ック片部と、前記第2のディスク単体の前記プレイポジ
ションにおけるセンターの位置決めを行う前記センタリ
ングプレートのローディング方向における可動範囲を規
制するための第2のロック片部とが設けられていること
を特徴とする。
【0021】
【作用】本発明のディスクドライブ装置では、開口部か
らスロットインされたディスク単体をローディング方向
における可動範囲がロック部材によって規制されたセン
タリングプレートのセンタリング溝に係合させつつロー
ディングさせることで、プレイポジションにおけるディ
スク単体のセンターの位置決めを行わせることができ
る。
【0022】また、支持アームの他端部側に回動自在と
されるカートリッジのシャッターを開放する係合ピンを
有したシャッター開放部材の後端部がセンタリングプレ
ートの移動によってその溝部に嵌り込むことにより、係
合ピンをディスク単体のローディング及びプレイ動作を
妨げない位置に付勢しておくことができる。
【0023】更に、カートリッジがローディングされた
場合には、センタリングプレートのローディング方向に
おけるロック部材による可動範囲の規制が解除され、カ
ートリッジの先端部に当接してカートリッジ内のディス
クのプレイポジションにおけるセンターの位置決めを行
うとともに、シャッター開放部材の後端部がセンタリン
グプレートの移動に伴って押し上げられることにより、
係合ピンがカートリッジのシャッターに係合するため、
カートリッジの移動に伴ってシャッターを開放すること
ができる。
【0024】また、ロック部材には、第1のロック片部
と第2のロック片部とを設け、センタリングプレートに
は、径の異なる第1及び第2のディスク単体にそれぞれ
対応させた第1及び第2のセンタリング溝を設け、第1
のディスク単体をローディングさせる場合には、第1の
ディスク単体のプレイポジションにおけるセンターの位
置決めを行うセンタリングプレートのローディング方向
における可動範囲を第1のロック片部によって規制し、
第2のディスク単体をローディングさせる場合には、第
2のディスク単体のプレイポジションにおけるセンター
の位置決めを行うセンタリングプレートのローディング
方向における可動範囲を第2のロック片部によって規制
するようにしたので、径の異なるディスク単体であって
も、カートリッジと共に、そのローディングを可能とす
ることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。なお、以下に説明する図におい
て、図14乃至図17と共通する部分には同一符号を付
すものとする。
【0026】図1及び図2は、本発明のディスクドライ
ブ装置の一実施の形態を示すものである。これらの図に
示すように、筐体10の前面部には、後述する12cm
サイズ及び8cmサイズの読出し専用ディスク30,3
0a及び書換え可能ディスク51を収容しているカート
リッジ50の挿入口である単一の開口部11が設けられ
ている。開口部11の近傍には、テーパ面91を有した
支持部材90が設けられている。支持部材90の上面側
に設けられている軸受92には、ローラ93の回転軸9
4が回転自在に支持されている。
【0027】このローラ93は、後述の読出し専用ディ
スク30,30a及び書換え可能ディスク51を収容し
ているカートリッジ50を筐体10内部に引き込む(ロ
ーディング)ためのものであり、これら読出し専用ディ
スク30,30a及びカートリッジ50を開口部11か
ら差し込むと、開口部11の近傍に設けられている図示
しない検出スイッチがオンされ、図示しないローディン
グモータの駆動力によってローラ93が回転するように
なっている。
【0028】また、これら読出し専用ディスク30,3
0a及びカートリッジ50をイジェクトする場合には、
筐体10の前面部に設けられている図示しないイジェク
トスイッチを操作すると、ローラ93が逆回転し、各読
出し専用ディスク30,30a及びカートリッジ50を
筐体10内部から押し出す(アンローディング)ように
なっている。
【0029】ローラ93の上方には、押え部材100が
設けられている。押え部材100は、回動軸101を支
点として回動自在とされた押え片部102と、押え片部
102に対し回動軸103を支点として回動自在とされ
た押え片部104とで構成されるとともに、これら押え
片部102,104は図示しない弾性部材によって下方
に付勢されている。
【0030】そして、読出し専用ディスク30,30a
が開口部11から差し込まれると、これら押え片部10
2,104が読出し専用ディスク30,30aの厚み分
だけ僅かに押し上げられるが、図示しない弾性部材によ
る付勢力によって読出し専用ディスク30,30aの下
面側をローラ93側に押し付けるため、ローラ93によ
るローディングが確実に行われるようになっている。
【0031】一方、カートリッジ50を開口部11から
差し込んだ場合、これら押え片部102,104がカー
トリッジ50の厚み分だけ押し上げられるが、上記同様
に、カートリッジ50の下面側がローラ93側に押し付
けられるため、ローラ93によるローディングが確実に
行われるようになっている。
【0032】また、各読出し専用ディスク30,30a
がプレイポジション(クランプ位置でもある)にある場
合、各押え片部102,104が後述する図示しない連
動スライドプレートの移動によって上方に押し上げら
れ、それぞれの読出し専用ディスク30,30aの回転
を邪魔しないようになっている。但し、カートリッジ5
0がプレイポジションにある場合、上記同様に、図示し
ない連動スライドプレートの移動によって上方に押し上
げられるが、この状態では各押え片部102,104が
カートリッジ50の上面側に弾接する状態がとられ、ク
ランプする際に、カートリッジ50の下面側に設けられ
ている係合孔にサーボメカシャーシ70に設けられた図
示しない係合ピンが係合することにより、カートリッジ
50のガタつきが抑えられるようになっている。
【0033】なお、押え部材100の高さ位置は、連動
スライドプレートの動きを規定する図示しないカムによ
って規制されている。更にまた、これら読出し専用ディ
スク30,30a及びカートリッジ50がイジェクトさ
れる場合、上記の連動スライドプレートのイジェクト方
向への移動によって押え部材100への押上げ力が解か
れ、図示しない弾性部材の付勢力によって下方に付勢さ
れている押え部材100が読出し専用ディスク30,3
0a及びカートリッジ50をローラ93側に押し付ける
ことにより、ローラ93によるアンローディングが確実
に行われるようになっている。
【0034】また、押え部材100の押え片部102は
下方に傾斜した状態にあり、上記の支持部材90のテー
パ面91と共にテーパ形状をなしているため、このテー
パ形状によって読出し専用ディスク30,30a及びカ
ートリッジ50の挿入が容易且つ確実に行われるように
なっている。
【0035】押え部材100の上方には、軸111を支
点として回動自在とされているとともに、図示しない弾
性部材によってロック方向(図中、矢印方向)に付勢さ
れたロック部材110が配設されている。このロック部
材110には、ローディング方向に沿った異なる位置に
ロック片部113,114が設けられており、後述のセ
ンタリングプレート120の係止片部121が係止され
ることによって、センタリングプレート120のローデ
ィング方向への移動が規制されるようになっている。す
なわち、後述の8cmサイズの読出し専用ディスク30
aがローディングされる場合、係止片部121がロック
片部113に係止され、後述の12cmサイズの読出し
専用ディスク30がローディングされる場合、係止片部
121がロック片部114に係止されることで、これら
読出し専用ディスク30,30aのプレイポジションに
おけるセンターの位置決めが行われるようになってい
る。
【0036】但し、カートリッジ50がローディングさ
れる場合には、係止片部121がいずれのロック片部1
13,114にも係止されず、センタリングプレート1
20が筐体10の最奥部まで押し込められるようになっ
ている。
【0037】ロック部材110の下面側には、ローディ
ング及びアンローディングの際に、読出し専用ディスク
30やカートリッジ50の外周縁部に当接する当接片1
12が設けられている。この当接片112は、ロック部
材110をロック解除方向(図中、矢印方向とは逆向
き)に押し出すためのものである。すなわち、読出し専
用ディスク30がローディングされると、その外周縁部
が当接片112に当接し、その最大外周縁部(ローディ
ング方向に対して直交するディスク半径方向の外周縁
部)が当接片112に当接したときロック部材110の
回動量が最大となり、その最大外周縁部を越えるとロッ
ク部材110が図示しない弾性部材によってロック方向
に戻されるようになっている。このことは、読出し専用
ディスク30がイジェクトされるときもロック部材11
0が同様の回動動作を行う。
【0038】一方、カートリッジ50がローディングさ
れた場合、カートリッジ50の外周縁部である直線的な
側面が当接片112に当接することにより、ロック部材
110がロック解除方向(図中、矢印方向とは逆向き)
に押し出された状態が維持され、カートリッジ50のイ
ジェクト時においてもその状態が維持される。
【0039】但し、8cmサイズの読出し専用ディスク
30aの場合には、径が小さいために当接片112に当
接することなくローディングが行われる。ロック部材1
10の近傍には、矢印方向であるローディング/イジェ
クト方向に移動自在とされるとともに、図示しない弾性
部材によってイジェクト方向に付勢されているセンタリ
ングプレート120が配設されている。このセンタリン
グプレート120は、ローディングされた読出し専用デ
ィスク30,30aのプレイボジションにおけるセンタ
ーの位置決めを行うものであって、後述の12cmサイ
ズの読出し専用ディスク30をセンタリングするための
センタリング溝122及び後述の8cmサイズの読出し
専用ディスク30aをセンタリングするためのセンタリ
ング溝123が設けられている。これらセンタリング溝
122,123は、それぞれのディスク形状に合わせら
れた湾曲形状をなしている。
【0040】センタリングプレート120の端部上面に
は、上記のロック片部113,114に係止される係止
片部121が設けられており、8cmサイズの読出し専
用ディスク30aがセンタリングされる場合、係止片部
121がロック片部113によって係止され、12cm
サイズの読出し専用ディスク30がセンタリングされる
場合、係止片部121がロック片部114によって係止
されるようになっている。また、センタリングプレート
120の係止片部121の近傍には、後述するシャッタ
ー開放部材152の下端部155が嵌り込む凹溝125
が設けられている。
【0041】センタリングプレート120の下方には、
軸132を支点として回動自在とされるとともに、他端
部に後述するスライドプレート140のL字形溝141
に係合される係合ピン133を有した連動レバー130
が配設されている。そして、読出し専用ディスク30,
30aがローディングされた場合、これら読出し専用デ
ィスク30,30aの外周縁部が連動レバー130の係
合ピン131に当接することにより、連動レバー130
が若干回動され、係合ピン133がスライドプレート1
40をローディング方向に若干移動させるようになって
いる。また、カートリッジ50がローディングされた場
合もスライドプレート140がローディング方向に若干
移動させられるが、その詳細は後述する。
【0042】連動レバー130の上部には、軸151を
支点として回動自在とされるとともに、図示しない弾性
部材によってイジェクト方向に付勢された支持アーム1
50が配設されている。支持アーム150の端部に設け
られているU字状溝156には、シャッター開放部材1
52が軸154を支点として回動自在に嵌り込んでい
る。また、シャッター開放部材152の先端部には、後
述のカートリッジ50のシャッター52を開放するため
の係合ピン153が垂下されており、カートリッジ50
がローディングされない場合には、図示しない弾性部材
によって係合ピン153が上方位置に付勢されている
が、シャッター開放部材152の動作については後述す
る。
【0043】シャッター開放部材152の下方には、上
述したL字形溝141を有するスライドプレート140
がローディング/イジェクト方向に若干移動自在となる
ように配設されている。L字形溝141には、縦溝14
1aと横溝141bとが設けられており、読出し専用デ
ィスク30,30aのローディング時には連動レバー1
30の係合ピン133が縦溝141a側に位置し、カー
トリッジ50のローディング時には係合ピン133が横
溝141b側に位置してスライドプレート140をロー
ディング方向に若干移動させるようになっている。
【0044】このスライドプレート140は、図示しな
い単一のローディングモータの駆動力によって、上記の
押え部材100に対して上下動させたり、図示しないサ
ーボメカシャーシを回動させたりする連動スライドプレ
ートを移動させるためのものである。そして、スライド
プレート140の係合突起142によって連動スライド
プレートが若干ローディング方向に移動されると、連動
スライドプレートはローディングモータの駆動力を受け
てローディング方向に移動するとともに、所定の位置で
上記の押え部材100や図示しないサーボメカシャーシ
に対し所定の動作を連動させて行わせる。
【0045】ちなみに、図示しないサーボメカシャーシ
は筐体10の最下部側に配設されており、また図示しな
いクランプアームは筐体10の最上部側に配設されてい
る。続いて、以上のような構成のディスクドライブ装置
の動作について説明する。まず、12cmサイズの読出
し専用ディスク30をスロットインさせる場合を、図3
乃至図6を用いて説明する。
【0046】すなわち、図3及び図5に示すように、筐
体10の開口部11から読出し専用ディスク30を僅か
に差し込むと、図示しない検出スイッチによって読出し
専用ディスク30の挿入が検出され、図示しないローデ
ィングモータの駆動により回転するローラ93によって
読出し専用ディスク30が筐体10内部に引き込まれ
る。
【0047】このとき、開口部11近傍に配設されてい
る支持部材90のテーパ面91と、下方に傾斜した状態
にある押え部材100の押え片部102とによってテー
パ形状が構成されているため、開口部11から読出し専
用ディスク30をラフに差し込んだ場合であっても、読
出し専用ディスク30の外周縁部がローラ93側に容易
且つ確実に押し込まれる。
【0048】またこのとき、押え部材100の押え片部
102,104が読出し専用ディスク30の厚み分だけ
図示しない弾性部材の付勢力によって僅かに押し上げら
れるが、その復帰力によって読出し専用ディスク30の
下面側がローラ93側に押し付けられるため、ローラ9
3によるローディングが確実に行われる。
【0049】読出し専用ディスク30が引き込まれる
と、その外周縁部がセンタリング溝122に当接し、読
出し専用ディスク30のローディングに伴ってセンタリ
ングプレート120が徐々に押し込まれる。
【0050】そして、読出し専用ディスク30の外周縁
部がロック部材110の当接片112に当接すると、ロ
ック部材110がロック解除方向(図中、矢印方向)に
弾性部材の付勢力に抗して徐々に押し出され、その最大
外周縁部(ローディング方向に対して直交するディスク
半径方向の外周縁部)が当接片112に当接した状態で
は、ロック片部113が係止片部121の移動軌跡上か
ら外れるため、係止片部121がロック片部113によ
って係止されることなく、読出し専用ディスク30の引
き込み動作に伴い、センタリングプレート120が更に
押し込まれる。
【0051】当接片112の当接位置がその最大外周縁
部を越えると、ロック部材110が弾性部材の付勢力に
よってロック方向に徐々に復帰し、ロック片部114が
係止片部121の移動軌跡上に戻される。
【0052】そして、センタリングプレート120が更
に押し込まれると、係止片部121がロック片部114
に係止され、センタリングプレート120の押し込みが
規制される。これにより、読出し専用ディスク30の引
き込みが移動規制されたセンタリングプレート120の
センタリング溝122への当接によって阻止され、プレ
イボジションにおける読出し専用ディスク30のセンタ
ーの位置決めが行われる。
【0053】このとき、センタリングプレート120の
移動に伴って、シャッター開放部材152の下端部15
5がセンタリングプレート120の上面側に乗り上げた
後、弾性部材の付勢力によって凹溝125に嵌り込むこ
とにより、シャッター開放部材152が回動し、その先
端部の係合ピン153が読出し専用ディスク30の上面
側から離れる。
【0054】またこのとき、センタリングプレート12
0の移動に伴い、連動レバー130の軸132側がロー
ディング方向に移動され、連動レバー130の係合ピン
133がL字形溝141の縦溝141a側に押し込まれ
るとともに、連動レバー130の係合ピン131がセン
タリングプレート120の係合溝124が外れて読出し
専用ディスク30側に飛び出す。そして、ローディング
された読出し専用ディスク30の外周縁部がその係合ピ
ン131に当接すると、連動レバー130が軸132を
支点として時計方向に回動し、係合ピン133が縦溝1
41aを介してスライドプレート140をローディング
方向に若干移動させる。
【0055】スライドプレート140がローディング方
向に若干移動し、その係合突起142が図示しない連動
スライドプレートをローディング方向に若干移動させる
と、連動スライドプレートが図示しないローディングモ
ータの駆動力を受けてローディング方向に移動する。そ
して、図示しない連動スライドプレートの移動に伴い、
読出し専用ディスク30の下面側をローラ93に押し付
けている押え部材100が徐々に押し上げられ、読出し
専用ディスク30がプレイポジションに到達した時点で
は、押え部材100が読出し専用ディスク30の上面側
から完全に離される。
【0056】また、読出し専用ディスク30がプレイポ
ジションに到達する直前位置までくると、連動スライド
プレートによって図示しないサーボメカシャーシが徐々
に回動し、読出し専用ディスク30がプレイポジション
に到達すると、サーボメカシャーシに搭載されている図
示しないターンテーブルが読出し専用ディスク30の中
心部を下面側からセンタリングしつつ載置する。
【0057】このとき、サーボメカシャーシの回動に同
期して、クランパ160を遊嵌支持しているクランプア
ームが回動され、クランパ160がその中心部分の上面
側に当接することにより、図4及び図6に示すように、
読出し専用ディスク30のクランプが行われる。
【0058】読出し専用ディスク30のクランプが完了
すると、ローディングモータの駆動が停止され、これに
同期してサーボメカシャーシに搭載されている図示しな
いスピンドルモータが駆動されることにより、読出し専
用ディスク30が回転され、図示しないピックアップに
よっての情報再生が行われる。
【0059】一方、読出し専用ディスク30をイジェク
トする場合、筐体10の前面側に設けられている図示し
ないイジェクトスイッチを操作すると、上記のスピンド
ルモータの駆動が停止され、これに同期して上記のロー
ディングモータが駆動され、上記の連動スライドプレー
トがイジェクト方向に送り出される。連動スライドプレ
ートの移動に従い、まずサーボメカシャーシが逆方向に
回動されることに伴い、クランプアームが図示しない弾
性部材の付勢力によって上方に回動することにより、ク
ランパ160及びターンテーブルが互いに離反する方向
に移動して読出し専用ディスク30のクランプが解除さ
れる。
【0060】これに同期して、連動スライドプレートに
よる押え部材100への押上力が解かれるため、押え部
材100が図示しない弾性部材の付勢力によって下が
り、読出し専用ディスク30の下面側をローラ93に押
し付けると、ローラ93の逆回転により読出し専用ディ
スク30がイジェクト方向に押し出される。
【0061】またこのとき、読出し専用ディスク30の
イジェクト方向への移動に伴い、センタリングプレート
120が図示しない弾性部材による付勢力によってイジ
ェクト方向に移動すると、連動レバー130の軸132
側が同方向に戻されとともに、連動レバー130の係合
ピン131が係合溝124に嵌り込むことにより、連動
レバー130の係合ピン133が縦溝141aと横溝1
41bとの交差部分まで戻される。
【0062】更にこのとき、読出し専用ディスク30の
イジェクト方向への移動に伴い、読出し専用ディスク3
0の外周縁部が当接片112を押し付けると、ロック部
材110がロック解除方向(図中、矢印方向)に弾性部
材の付勢力に抗して徐々に押し出され、その最大外周縁
部(ローディング方向に対して直交するディスク半径方
向の外周縁部)が当接片112に当接した状態では、ロ
ック片部113が係止片部121の移動軌跡上から外れ
るため、センタリングプレート120のイジェクト方向
への移動がロック片部113によって邪魔されることな
くスムーズに行われる。
【0063】更にまたこのとき、上記の連動スライドプ
レートがローディング開始前の位置(ホームポジショ
ン)まで戻されると、係合突起142を介してスライド
プレート140がイジェクト方向に若干戻される。
【0064】そして、読出し専用ディスク30がローラ
93の逆回転によるイジェクト方向への押し出しによっ
て読出し専用ディスク30のイジェクトが完了する。次
に、8cmサイズの読出し専用ディスク30aのスロッ
トイン動作を、図7及び図8を用いて説明する。
【0065】すなわち、図7に示すように、筐体10の
開口部11から読出し専用ディスク30aを僅かに差し
込むと、上記同様に、検出スイッチによる検出によって
ローラ93が回転し、読出し専用ディスク30aが筐体
10内部に引き込まれる。
【0066】このとき、開口部11から読出し専用ディ
スク30をラフに差し込んだ場合であっても、支持部材
90のテーパ面91と押え部材100の押え片部102
とによるテーパ形状によって読出し専用ディスク30a
の外周縁部がローラ93側に容易且つ確実に押し込まれ
る。
【0067】またこのとき、押え部材100の押え片部
102,104が読出し専用ディスク30の厚み分だけ
図示しない弾性部材の付勢力によって僅かに押し上げら
れるとともに、その復帰力によって読出し専用ディスク
30aの下面側がローラ93側に押し付けられため、ロ
ーラ93によるローディングが確実に行われる。
【0068】そして、読出し専用ディスク30aが引き
込まれると、読出し専用ディスク30aの外周縁部がセ
ンタリングプレート120のセンタリング溝123に当
接し、読出し専用ディスク30aの引き込み動作に伴っ
てセンタリングプレート120が徐々に押し込まれる。
【0069】また、読出し専用ディスク30aが引き込
まれた場合、その径が小さいために当接片112に当接
することなくローディングが行われ、読出し専用ディス
ク30aがプレイポジションに到達した時点では、セン
タリングプレート120の係止片部121がロック片部
113に係止することによってセンタリングプレート1
20のローディング方向の移動が規制される。
【0070】これにより、読出し専用ディスク30aの
引き込みが移動規制されたセンタリングプレート120
のセンタリング溝123への当接によって阻止され、プ
レイボジションにおける読出し専用ディスク30aのセ
ンターの位置決めが行われる。
【0071】ここで、図9の符号A,Bで示すように、
読出し専用ディスク30aが筐体10の開口部11の中
心部分から外れて挿入された場合は、ローラ93による
引き込みによって読出し専用ディスク30aの外周縁部
がセンタリングプレート120のセンタリング溝122
に当接する。
【0072】この状態から読出し専用ディスク30aが
更にローディングされると、センタリングプレート12
0を図示しない弾性部材の付勢力に抗して徐々に押し込
みつつ、センタリング溝122によってセンタリングプ
レート120の中心部側に徐々に押し込まれる。そし
て、センタリングプレート120の係止片部121がロ
ック片部113に係止してローディング方向の移動が規
制された時点では、読出し専用ディスク30aの引き込
みが移動規制されたセンタリングプレート120のセン
タリング溝123への当接によって阻止され、プレイボ
ジションにおける読出し専用ディスク30aのセンター
の位置決めが行われる。
【0073】そして、センタリングプレート120が図
8に示すプレイポジションに到達した状態では、シャッ
ター開放部材152の下端部155がセンタリングプレ
ート120の上面側に乗り上げないため、シャッター開
放部材152が回動せず、その先端部の係合ピン153
が読出し専用ディスク30aの上面側から離れた状態を
保つ。
【0074】このとき、センタリングプレート120の
移動に伴い、上述したように、連動レバー130の軸1
32側がローディング方向に移動すると、連動レバー1
30の係合ピン133がL字形溝141の縦溝141a
側に押し込まれるとともに、連動レバー130の係合ピ
ン131がセンタリングプレート120の係合溝124
が外れて読出し専用ディスク30a側に飛び出すため、
これに読出し専用ディスク30aの外周縁部が当接する
ことにより、係合ピン133が縦溝141aを介してス
ライドプレート140をローディング方向に若干移動さ
せる。
【0075】これにより、スライドプレート140の係
合突起142によって図示しない連動スライドプレート
がローディング方向に若干移動され、ローディングモー
タの駆動力を受けてローディング方向に移動すると、上
述したように、押え部材100を徐々に押し上げ、読出
し専用ディスク30aがプレイポジションに到達した時
点では、押え部材100が読出し専用ディスク30aの
上面側から完全に離される。
【0076】また、上記同様に、読出し専用ディスク3
0aがプレイポジションに到達すると、サーボメカシャ
ーシに搭載されている図示しないターンテーブルが読出
し専用ディスク30aの中心部を下面側からセンタリン
グしつつ載置するとともに、これに同期して、クランプ
アームが回動しクランパ160がその中心部分の上面側
に当接することにより、読出し専用ディスク30aのク
ランプが行われる。
【0077】そして、ローディングモータの停止に同期
して、図示しないスピンドルモータが駆動されることに
より、読出し専用ディスク30aが回転され、図示しな
いピックアップによっての情報再生が行われる。
【0078】一方、読出し専用ディスク30aをイジェ
クトする場合、筐体10の前面側に設けられている図示
しないイジェクトスイッチを操作すると、上述した連動
スライドプレートが図示しないローディングモータの駆
動力を受けてイジェクト方向に移動するに従い、サーボ
メカシャーシが逆方向に回動される。これに伴い、クラ
ンプアームが図示しない弾性部材の付勢力によって上方
に回動することにより、クランパ160及びターンテー
ブルが互いに離反する方向に移動することにより、読出
し専用ディスク30aのクランプが解除される。
【0079】このとき、連動スライドプレートの移動に
伴い、押え部材100への押上力が解かれ、押え部材1
00の弾性力によって読出し専用ディスク30aの下面
側がローラ93に押し付けることにより、ローラ93の
逆回転による読出し専用ディスク30aのイジェクトが
行われる。
【0080】また、弾性部材による付勢力によってセン
タリングプレート120がイジェクト方向に戻されると
き、上述したように、連動レバー130の係合ピン13
1が係合溝124に嵌り込み、係合ピン133が縦溝1
41aと横溝141bとの交差部分まで戻される。
【0081】このとき、ロック部材110のロック片部
113がセンタリングプレート120の係止片部121
の移動軌跡上に無いため、センタリングプレート120
のイジェクト方向への移動がロック片部113によって
邪魔されることなくスムーズに行われる。
【0082】そして、ローラ93の逆回転によるイジェ
クト方向への押し出しによって読出し専用ディスク30
aのイジェクトが完了する。続いて、カートリッジ50
のスロットイン動作を、図10乃至図13を用いて説明
する。
【0083】すなわち、図10に示すように、筐体10
の開口部11からカートリッジ50を僅かに差し込む
と、上記同様に、図示しない検出スイッチによりカート
リッジ50の挿入が検出されてローラ93が回転し、カ
ートリッジ50が筐体10内部に引き込まれる。
【0084】このとき、押え部材100の押え片部10
2,104がカートリッジ50の厚み分だけ図示しない
弾性部材の付勢力によって押し上げられるが、その復帰
力によってカートリッジ50の下面側がローラ93側に
押し付けられるため、ローラ93によるローディングが
確実に行われる。
【0085】カートリッジ50が引き込まれると、カー
トリッジ50の先端部分がセンタリングプレート120
の端面に当接し、センタリングプレート120を図示し
ない弾性部材の付勢力に抗して徐々に押し込む。
【0086】このとき、カートリッジ50の側面がロッ
ク部材110の当接片112に当接することにより、ロ
ック部材110がロック解除方向(図中、矢印方向とは
逆向き)に押し出されるため、ロック部材110のロッ
ク片部113,114がセンタリングプレート120の
係止片部121の移動軌跡上から外され、カートリッジ
50のローディングに伴ったセンタリングプレート12
0の移動が筐体10内部の最奥部までスムーズに行われ
る。
【0087】そして、センタリングプレート120が筐
体10内部の最奥部まで移動した時点では、センタリン
グプレート120がその最奥部に設けられているストッ
パ部材によって移動規制が行われることにより、プレイ
ボジションにおけるカートリッジ50内部の書換え可能
ディスク51のセンターの位置決めが行われる。
【0088】このとき、センタリングプレート120の
移動に伴ってシャッター開放部材152の下端部155
がセンタリングプレート120の上面に乗り上げること
により、シャッター開放部材152が略水平状態まで回
動する。この状態からカートリッジ50が筐体10内部
に更に引き込められると、シャッター開放部材152の
係合ピン153がカートリッジ50のシャッター52の
係合溝54に係合するため、カートリッジ50の移動に
伴ってシャッター52が徐々に開けられ、カートリッジ
50が図11に示すプレイポジションに到達した時点で
はカートリッジ50の窓53が完全に開けられる。
【0089】またこのとき、センタリングプレート12
0の移動に伴い、連動レバー130の軸132側がロー
ディング方向に移動すると、連動レバー130の係合ピ
ン133がL字形溝141の横溝141b側に移行する
とともに、センタリングプレート120の移動に伴っ
て、係合ピン133が横溝141bの終端部側に移動
し、カートリッジ50がプレイポジションに到達すると
略同時に、係合ピン133が横溝141bの終端部に係
合してスライドプレート140をローディング方向に若
干移動させる。
【0090】これにより、スライドプレート140の係
合突起142によって図示しない連動スライドプレート
がローディング方向に若干移動され、ローディングモー
タの駆動力を受けてローディング方向に移動すると、上
述したように、押え部材100を徐々に押し上げ、カー
トリッジ50がプレイポジションに到達した時点では、
押え部材100が完全に押し上げられるが、この状態で
は押え部材100がカートリッジ50の上面側に弾接す
る状態がとられ、カートリッジ50の下面側がサーボメ
カシャーシの係合ピンと係合することで、プレイ中にあ
ってもカートリッジ50のガタ付きが抑えられるように
なっている。
【0091】そして、連動スライドプレートの移動に伴
って、サーボメカシャーシが回動し、図示しないターン
テーブルがカートリッジ50の下方側の窓53からその
内部に入り込み、書換え可能ディスク51の中心部の下
面側をセンタリングしつつ載置する。また、これに同期
したクランプアームの回動によってクランパ160が下
降し、カートリッジ50の上方側の窓53から入り込ん
で書換え可能ディスク51の中心部の上面側に当接する
ことにより、書換え可能ディスク51のクランプが行わ
れる。
【0092】書換え可能ディスク51のクランプが完了
すると、スピンドルモータが駆動されて書換え可能ディ
スク51の読出し又は書込みが行われる。一方、カート
リッジ50をイジェクトする場合、図示しないイジェク
トスイッチを操作すると、ローディングモータの駆動力
によって図示しない連動スライドプレートがイジェクト
方向に移動し、サーボメカシャーシ及びクランプアーム
を互いに逆方向に回動させることによって、ターンテー
ブル及びクランパ160が互いに離反する方向に移動
し、書換え可能ディスク51のクランプが解除される。
【0093】クランプが解除されると、上述したよう
に、連動スライドプレートによる押え部材100への押
上げ力が解かれるとともに、ローラ93の逆回転により
カートリッジ50がイジェクト方向に押し出される。こ
のとき、弾性部材による付勢力によってセンタリングプ
レート120がイジェクト方向に戻されるに伴い、連動
レバー130の軸132側が同方向に戻されるととも
に、係合ピン131が係合溝124に係合されること
で、係合ピン133が横溝141bを逆方向に移動され
る。
【0094】またこのとき、カートリッジ50のイジェ
クト方向への移動に伴って、シャッター52が図示しな
い弾性部材による付勢力により窓53を閉じる側に移動
する。またこれに伴い、支持アーム150が図示しない
弾性部材の付勢力によってイジェクト方向に回動する。
【0095】そして、図10に示したように、カートリ
ッジ50のイジェクト方向への移動に伴い、センタリン
グプレート120がホームポジションまで移動すると、
連動レバー130の係合ピン133がL字形溝141の
縦溝141aと横溝141bとの交差部分まで戻され
る。
【0096】また、センタリングプレート120がホー
ムポジションまで移動する間、ロック部材110がカー
トリッジ50の側面によってロック解除方向に押し付け
られているため、センタリングプレート120のイジェ
クト方向への移動がロック片部113,114によって
邪魔されることなくスムーズに行われる。
【0097】そして、カートリッジ50がローラ93の
逆回転によるイジェクト方向への押し出しによって読出
しカートリッジ50のイジェクトが完了する。
【0098】このように、本実施の形態では、開口部1
1からスロットインされた径の異なるディスク単体であ
る読出し専用ディスク30,30aをローディング方向
における可動範囲がロック部材110によって規制され
たセンタリングプレート120のセンタリング溝12
2,123に係合させつつローディングさせるること
で、プレイポジションにおける読出し専用ディスク3
0,30aのセンターの位置決めを行わせることができ
る。
【0099】また、支持アーム150の他端部側に回動
自在とされるカートリッジ50のシャッター52を開放
する係合ピン153を有したシャッター開放部材152
の後端部155がセンタリングプレート120の移動に
よってその溝部125に嵌り込むことにより、係合ピン
153を読出し専用ディスク30,30aのローディン
グ及びプレイ動作を妨げない位置に付勢しておくことが
できる。
【0100】更に、カートリッジ50がローディングさ
れた場合には、センタリングプレート120のローディ
ング方向におけるロック部材110による可動範囲の規
制が解除され、カートリッジ50の先端部に当接してカ
ートリッジ50内のディスクである書換え可能ディスク
51のプレイポジションにおけるセンターの位置決めを
行うとともに、シャッター開放部材152の後端部15
5がセンタリングプレート120の移動に伴って押し上
げられることにより、係合ピン153がカートリッジ5
0のシャッター52に係合するため、カートリッジ50
の移動に伴ってシャッター52を開放することができ
る。
【0101】また、ロック部材110には、第1のロッ
ク片部であるロック片部113と第2のロック片部であ
るロック片部114とを設け、センタリングプレート1
20には、読出し専用ディスク30,30aにそれぞれ
対応させた第1及び第2のセンタリング溝であるセンタ
リング溝122,123を設け、読出し専用ディスク3
0をローディングさせる場合には、センタリングプレー
ト120のローディング方向における可動範囲をロック
片部113によって規制し、読出し専用ディスク30a
をローディングさせる場合には、センタリングプレート
120のローディング方向における可動範囲をロック片
部114によって規制するようにしたので、径の異なる
ディスク単体であっても、カートリッジ50と共に、そ
のローディングが可能となる。
【0102】したがって、読出し専用ディスク30,3
0a及び書換え可能ディスク51を収納しているカート
リッジ50を共通の開口部11からスロットインさせる
ことができ、しかも径の異なる読出し専用ディスク3
0,30aであっても、カートリッジ50と共に、その
ローディングが可能となる。
【0103】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のディスク
ドライブ装置によれば、開口部からスロットインされた
ディスク単体をローディング方向における可動範囲がロ
ック部材によって規制されたセンタリングプレートのセ
ンタリング溝に係合させつつローディングさせること
で、プレイポジションにおけるディスク単体のセンター
の位置決めを行わせることができる。
【0104】また、支持アームの他端部側に回動自在と
されるカートリッジのシャッターを開放する係合ピンを
有したシャッター開放部材の後端部がセンタリングプレ
ートの移動によってその溝部に嵌り込むことにより、係
合ピンをディスク単体のローディング及びプレイ動作を
妨げない位置に付勢しておくことができる。
【0105】更に、カートリッジがローディングされた
場合には、センタリングプレートのローディング方向に
おけるロック部材による可動範囲の規制が解除され、カ
ートリッジの先端部に当接してカートリッジ内のディス
クのプレイポジションにおけるセンターの位置決めを行
うとともに、シャッター開放部材の後端部がセンタリン
グプレートの移動に伴って押し上げられることにより、
係合ピンがカートリッジのシャッターに係合するため、
カートリッジの移動に伴ってシャッターを開放すること
ができる。
【0106】また、ロック部材には、第1のロック片部
と第2のロック片部とを設け、センタリングプレートに
は、径の異なる第1及び第2のディスク単体にそれぞれ
対応させた第1及び第2のセンタリング溝を設け、第1
のディスク単体をローディングさせる場合には、第1の
ディスク単体のプレイポジションにおけるセンターの位
置決めを行うセンタリングプレートのローディング方向
における可動範囲を第1のロック片部によって規制し、
第2のディスク単体をローディングさせる場合には、第
2のディスク単体のプレイポジションにおけるセンター
の位置決めを行うセンタリングプレートのローディング
方向における可動範囲を第2のロック片部によって規制
するようにしたので、径の異なるディスク単体であって
も、カートリッジと共に、そのローディングを可能とす
ることができる。
【0107】したがって、ディスク単体及びカートリッ
ジに収納されたディスクを共通の開口部からスロットイ
ンさせることができ、しかも径の異なるディスク単体で
あっても、カートリッジと共に、そのローディングを行
わせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のディスクドライブ装置の一実施の形態
を示す平面図である。
【図2】図1のディスクドライブ装置を示す側面図であ
る。
【図3】図1のディスクドライブ装置におけるローディ
ング/アンローディングを示す平面図である。
【図4】図1のディスクドライブ装置におけるローディ
ング/アンローディングを示す平面図である。
【図5】図1のディスクドライブ装置におけるローディ
ング/アンローディングを示す側面図である。
【図6】図1のディスクドライブ装置におけるローディ
ング/アンローディングを示す側面図である。
【図7】図1のディスクドライブ装置におけるローディ
ング/アンローディングを示す平面図である。
【図8】図1のディスクドライブ装置におけるローディ
ング/アンローディングを示す平面図である。
【図9】図1のディスクドライブ装置におけるローディ
ング/アンローディングを示す平面図である。
【図10】図1のディスクドライブ装置におけるローデ
ィング/アンローディングを示す平面図である。
【図11】図1のディスクドライブ装置におけるローデ
ィング/アンローディングを示す平面図である。
【図12】図1のディスクドライブ装置におけるローデ
ィング/アンローディングを示す側面図である。
【図13】図1のディスクドライブ装置におけるローデ
ィング/アンローディングを示す側面図である。
【図14】従来のディスクドライブ装置を示す斜視図で
ある。
【図15】図14のディスクドライブ装置のローディン
グ動作を示す側面図ある。
【図16】図14のディスクドライブ装置のローディン
グ動作を示す平面図ある。
【図17】図14のディスクドライブ装置のローディン
グ動作を示す平面図ある。
【符号の説明】
10 筐体 11 開口部 30,30a 読出し専用ディスク 50 カートリッジ 52 シャッター 51 書換え可能ディスク 93 ローラ 100 押え部材 102,104 押え片部 110 ロック部材 112 当接片 113,114 ロック片部 120 センタリングプレート 121 係止片部 122,123 センタリング溝 125 溝部 152 シャッター開放部材 153 係合ピン 155 後端部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筐体に設けられた単一の開口部からのデ
    ィスク単体及びディスクを収納し、且つ窓がシャッター
    によって閉塞されているカートリッジのスロットインが
    可能とされたディスクドライブ装置であって、 一端部側を支点としてローディング及びイジェク方向間
    で回動自在とされるとともに、弾性部材の付勢力によっ
    てイジェクト方向に付勢された支持アームと、 この支持アームの他端部側に略中心部分を支点として回
    動自在とされるとともに、先端部に前記カートリッジの
    シャッターを開放する係合ピンが設けられ、弾性部材の
    付勢力によって前記係合ピンが押し上げられる方向に付
    勢されているシャッター開放部材と、 前記開口部からスロットインされた前記ディスク単体の
    プレイポジションにおけるセンターの位置決めを行うセ
    ンタリング溝を有するとともに、前記ディスク単体のロ
    ーディングに伴って前記シャッター開放部材の後端部を
    押し上げ、前記プレイポジションでは前記シャッター開
    放部材の後端部が嵌り込み、この後端部の押し上げを解
    除する溝部を有し、更に前記スロットインされたカート
    リッジの先端部に当接して前記カートリッジ内のディス
    クのプレイポジションにおけるセンターの位置決めを行
    うセンタリングプレートと、 前記ローディングされた前記ディスク単体の前記プレイ
    ポジションにおけるセンターの位置決めを行うために、
    前記センタリングプレートのローディング方向における
    可動範囲を規制するとともに、前記カートリッジがロー
    ディングされた場合には、前記センタリングプレートの
    ローディング方向における可動範囲を規制しないロック
    部材とが具備されていることを特徴とするディスクドラ
    イブ装置。
  2. 【請求項2】 前記センタリングプレートには、径の異
    なる第1及び第2のディスク単体にそれぞれ対応する第
    1及び第2のセンタリング溝が設けられているととも
    に、前記ロック部材には、前記第1のディスク単体の前
    記プレイポジションにおけるセンターの位置決めを行う
    前記センタリングプレートのローディング方向における
    可動範囲を規制するための第1のロック片部と、前記第
    2のディスク単体の前記プレイポジションにおけるセン
    ターの位置決めを行う前記センタリングプレートのロー
    ディング方向における可動範囲を規制するための第2の
    ロック片部とが設けられていることを特徴とする請求項
    1記載のディスクドライブ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7540002B2 (en) 2003-10-16 2009-05-26 Panasonic Corporation Disc loading device with separate conveying units for the disc and the disc cartridge containing the disc

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