JPH09248347A - 非常脱出用器具取付け装置 - Google Patents
非常脱出用器具取付け装置Info
- Publication number
- JPH09248347A JPH09248347A JP5777696A JP5777696A JPH09248347A JP H09248347 A JPH09248347 A JP H09248347A JP 5777696 A JP5777696 A JP 5777696A JP 5777696 A JP5777696 A JP 5777696A JP H09248347 A JPH09248347 A JP H09248347A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- emergency
- emergency escape
- opening
- instrument
- attached
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Emergency Lowering Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 非常脱出用器具を安全に取り付けることがで
きる非常脱出用器具取付け装置、脱出の際に恐怖感を和
らげ安全に脱出が可能な非常脱出用器具取付け装置、非
常脱出用に構成する部分を開口部の機能付加に利用した
非常脱出用窓の提供。 【解決手段】 器具取付用部材4を開口部2の近傍な
ど、壁の外面に取り付ける。器具取付用部材4は、非常
脱出用器具5の装着部6を取り付けるために専用の部材
とする。器具取付用部材4に柵19、手摺21、庇2
2、パネル体24、保護枠27などを付加することがあ
る。
きる非常脱出用器具取付け装置、脱出の際に恐怖感を和
らげ安全に脱出が可能な非常脱出用器具取付け装置、非
常脱出用に構成する部分を開口部の機能付加に利用した
非常脱出用窓の提供。 【解決手段】 器具取付用部材4を開口部2の近傍な
ど、壁の外面に取り付ける。器具取付用部材4は、非常
脱出用器具5の装着部6を取り付けるために専用の部材
とする。器具取付用部材4に柵19、手摺21、庇2
2、パネル体24、保護枠27などを付加することがあ
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、地震、火災など
の非常時に建物の開口部から安全に脱出するための非常
脱出用器具取付け装置に関する。
の非常時に建物の開口部から安全に脱出するための非常
脱出用器具取付け装置に関する。
【0002】
【従来の技術】中低層の建物には、防災上からロープ梯
子や折り畳み梯子などが設置される。これら梯子は非常
時に収納箇所から持ち出され、あるいは取り出されて使
用されるが、このような可搬式の非常脱出用器具は、建
物に付属の避難階段に到達できない緊急時に窓の縁やベ
ランダの縁に上端部をフックなどの装着具で取付け、屋
外に垂らして使用する。
子や折り畳み梯子などが設置される。これら梯子は非常
時に収納箇所から持ち出され、あるいは取り出されて使
用されるが、このような可搬式の非常脱出用器具は、建
物に付属の避難階段に到達できない緊急時に窓の縁やベ
ランダの縁に上端部をフックなどの装着具で取付け、屋
外に垂らして使用する。
【0003】このため、装着具やロープ等の強度に関し
て法令上の定めがあるが、これを取り付ける個所が問題
である。窓を構成するサッシの突出部やベランダの手摺
に取り付けるのは、サッシや手摺が本来、このような目
的に耐えるようには設計されておらず、危険である。ま
た、窓開口部やベランダの立上がり壁の壁厚を越えてフ
ックで引っ掛けるようにすると器具が大きく重くなって
取扱いにくくなる。
て法令上の定めがあるが、これを取り付ける個所が問題
である。窓を構成するサッシの突出部やベランダの手摺
に取り付けるのは、サッシや手摺が本来、このような目
的に耐えるようには設計されておらず、危険である。ま
た、窓開口部やベランダの立上がり壁の壁厚を越えてフ
ックで引っ掛けるようにすると器具が大きく重くなって
取扱いにくくなる。
【0004】さらに、屋外側に垂らしたロープ梯子に窓
から乗り出して乗り移る際、身体のバランスが不安定と
なり、大きな恐怖感がともなう。この主たる原因は、身
体を支持するために必要な掴みたい個所に掴める場所が
なかったり、サッシ枠など手で把持するようには形成さ
れていない部材を無理に掴まねばならないこと、および
屋外側の非常脱出用器具に足を掛ける時、背面が空間
で、万一の場合に何もないのを意識してしまうことにあ
る。
から乗り出して乗り移る際、身体のバランスが不安定と
なり、大きな恐怖感がともなう。この主たる原因は、身
体を支持するために必要な掴みたい個所に掴める場所が
なかったり、サッシ枠など手で把持するようには形成さ
れていない部材を無理に掴まねばならないこと、および
屋外側の非常脱出用器具に足を掛ける時、背面が空間
で、万一の場合に何もないのを意識してしまうことにあ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、非常脱出
用器具を安全に取り付けることができる非常脱出用器具
取付け装置、脱出の際に恐怖感を和らげ、安全に脱出が
可能な非常脱出用器具取付け装置、および非常脱出用に
構成する装置を窓など開口部の機能付加に利用した非常
脱出用器具取付け装置の提供を課題とする。
用器具を安全に取り付けることができる非常脱出用器具
取付け装置、脱出の際に恐怖感を和らげ、安全に脱出が
可能な非常脱出用器具取付け装置、および非常脱出用に
構成する装置を窓など開口部の機能付加に利用した非常
脱出用器具取付け装置の提供を課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】器具取付け部と固定部を
備えた非常脱出用器具取付け装置とする。器具取付け部
は非常脱出用器具を取付けるための部分であり、固定部
は建物の壁面に固定する部分であり、共に、脱出者の重
量を支持するに十分な強度を備えたものとする。具体的
には、器具取付け部と固定部は器具取付け部材として一
体に構成し、ロープ梯子など非常脱出用器具の装着部
(例えば、フック)を取り付けるためのもので、鋼材で
頑丈に作り、両端の取付け部を建物の躯体に直接に固定
する。器具取付け部材は、少なくとも非常脱出用器具の
幅以上の左右寸法を有するか、その寸法の間隔をおいて
配置し、壁の外面に取り付ける。器具取付け部材は、非
常脱出用器具に専用であるから、非常脱出用器具を取付
け易く、かつ、安全に脱出することができる。非常脱出
用器具取付け装置は、壁に設けた開口部の近傍に取付け
られることが多い。開口部は、また、窓を包含する。
備えた非常脱出用器具取付け装置とする。器具取付け部
は非常脱出用器具を取付けるための部分であり、固定部
は建物の壁面に固定する部分であり、共に、脱出者の重
量を支持するに十分な強度を備えたものとする。具体的
には、器具取付け部と固定部は器具取付け部材として一
体に構成し、ロープ梯子など非常脱出用器具の装着部
(例えば、フック)を取り付けるためのもので、鋼材で
頑丈に作り、両端の取付け部を建物の躯体に直接に固定
する。器具取付け部材は、少なくとも非常脱出用器具の
幅以上の左右寸法を有するか、その寸法の間隔をおいて
配置し、壁の外面に取り付ける。器具取付け部材は、非
常脱出用器具に専用であるから、非常脱出用器具を取付
け易く、かつ、安全に脱出することができる。非常脱出
用器具取付け装置は、壁に設けた開口部の近傍に取付け
られることが多い。開口部は、また、窓を包含する。
【0007】器具取付け部材は、非常脱出用器具の取付
け専用として、開口部に取付けられるサッシ枠などに比
べて各段に頑丈なものとすることができ、フックなど非
常脱出用器具の装着部を大きくする必要がない。また、
非常時に開口部の周辺を探せば簡単に発見することがで
き、非常時に脱出用器具を取付ける個所を探し回ること
がない。
け専用として、開口部に取付けられるサッシ枠などに比
べて各段に頑丈なものとすることができ、フックなど非
常脱出用器具の装着部を大きくする必要がない。また、
非常時に開口部の周辺を探せば簡単に発見することがで
き、非常時に脱出用器具を取付ける個所を探し回ること
がない。
【0008】なお、器具取付け部材は、本来の機能の他
に、例えば、開口部に取付けたサッシのイメージに合わ
せた色や形状、配置とすることで、開口部の周囲を装飾
するデザイン要素の一つとして利用することができる。
このためには器具取付け用部材ばかりなく、他のアクセ
サリーと組合わせることがある。
に、例えば、開口部に取付けたサッシのイメージに合わ
せた色や形状、配置とすることで、開口部の周囲を装飾
するデザイン要素の一つとして利用することができる。
このためには器具取付け用部材ばかりなく、他のアクセ
サリーと組合わせることがある。
【0009】さらに、器具取付け部材に、開口部から人
が脱落する危険を防止するための柵を設けることができ
る。ただし、この柵は、非常時に柵を開放又は取り外す
ことができる構成とする。柵は、また、開口部の周囲を
装飾するデザイン要素の一つとなり得る。
が脱落する危険を防止するための柵を設けることができ
る。ただし、この柵は、非常時に柵を開放又は取り外す
ことができる構成とする。柵は、また、開口部の周囲を
装飾するデザイン要素の一つとなり得る。
【0010】器具取付け部材に加え、開口部の側辺部に
沿って手摺を備えることがある。このようにすると、脱
出時に開口部から屋外へ乗り出した身体を反転するとき
に、身体を確実に、かつ、容易に支持して反転すること
ができ、安全である。また、身体を確実に保持できるの
で、恐怖感を和らげることができる。
沿って手摺を備えることがある。このようにすると、脱
出時に開口部から屋外へ乗り出した身体を反転するとき
に、身体を確実に、かつ、容易に支持して反転すること
ができ、安全である。また、身体を確実に保持できるの
で、恐怖感を和らげることができる。
【0011】器具取付け部材を開口部近傍に取り付け、
開口部の上辺に沿って庇を設け、庇の左右両側の屋外側
部と器具取付け部材との間に手摺兼用の支柱を設けた構
成とすることがある。庇は、出窓の屋根部分と同じ構造
とすることができる。
開口部の上辺に沿って庇を設け、庇の左右両側の屋外側
部と器具取付け部材との間に手摺兼用の支柱を設けた構
成とすることがある。庇は、出窓の屋根部分と同じ構造
とすることができる。
【0012】非常脱出時に、庇によって脱出者が落下物
から守られる。また、庇は開口部のアクセサリーとな
る。支柱は手摺として利用することができるが、平時は
庇を支える部材として自然であり、目立つことがない。
から守られる。また、庇は開口部のアクセサリーとな
る。支柱は手摺として利用することができるが、平時は
庇を支える部材として自然であり、目立つことがない。
【0013】この支柱を利用して、左右の支柱間にパネ
ル体を装着することがある。パネル体は格子形であった
り、スクリーン状であったりする。しかし、いずれにし
ても、このパネルは非常時に開放又は取り外すことがで
きる構成としておく必要がある。なお、支柱は庇を支え
るものばかりでなく、器具取付け部材の上面に立設され
ているものでも良い。この構成によれば、器具取付け部
材や手摺が格別目立つことなく、デザイン的にも優れた
開口部を得ることができる。
ル体を装着することがある。パネル体は格子形であった
り、スクリーン状であったりする。しかし、いずれにし
ても、このパネルは非常時に開放又は取り外すことがで
きる構成としておく必要がある。なお、支柱は庇を支え
るものばかりでなく、器具取付け部材の上面に立設され
ているものでも良い。この構成によれば、器具取付け部
材や手摺が格別目立つことなく、デザイン的にも優れた
開口部を得ることができる。
【0014】以上の構成において、さらに、器具取付け
部材に加え、保護枠を設けることがある。保護枠は、左
右の枠部材とこれら枠部材の屋外側端を枠部材で結合し
てあり、左右の枠部材がほぼ垂直となる垂直位置とほぼ
水平となる水平位置間で回動可能に設ける。保護枠は、
平時では垂直位置とされているが、非常脱出時には、こ
れを水平位置に引き下ろし、壁と左右の枠部材の屋外側
端を結合した枠部材との間に身体を入れて非常脱出用器
具に乗り移る。この時、背後には万一の場合に掴むこと
ができそうな枠部材が目に入っているので、安心感があ
り、高所であっても落ち着いて、行動することができ
る。
部材に加え、保護枠を設けることがある。保護枠は、左
右の枠部材とこれら枠部材の屋外側端を枠部材で結合し
てあり、左右の枠部材がほぼ垂直となる垂直位置とほぼ
水平となる水平位置間で回動可能に設ける。保護枠は、
平時では垂直位置とされているが、非常脱出時には、こ
れを水平位置に引き下ろし、壁と左右の枠部材の屋外側
端を結合した枠部材との間に身体を入れて非常脱出用器
具に乗り移る。この時、背後には万一の場合に掴むこと
ができそうな枠部材が目に入っているので、安心感があ
り、高所であっても落ち着いて、行動することができ
る。
【0015】開口部には、通常、サッシが装着される
が、このサッシは引違いサッシであることが多い。な
お、サッシが外開き戸を備えたものである場合には、開
口部の近傍に、非常脱出用器具の装着部を取り付けるた
めの器具取付け部材を、壁に取り付けた上で、外開き戸
の屋内側面に非常脱出時用の手摺を設ける。外開き戸を
開けると手摺が脱出者の目の前に位置し、これを利用し
て、安全に非常脱出用器具に乗り移ることができる。壁
に器具取付け部材を取り付ける時は、その固定部を建物
の躯体に直接固定すると、より頑丈に取り付けることが
できる。
が、このサッシは引違いサッシであることが多い。な
お、サッシが外開き戸を備えたものである場合には、開
口部の近傍に、非常脱出用器具の装着部を取り付けるた
めの器具取付け部材を、壁に取り付けた上で、外開き戸
の屋内側面に非常脱出時用の手摺を設ける。外開き戸を
開けると手摺が脱出者の目の前に位置し、これを利用し
て、安全に非常脱出用器具に乗り移ることができる。壁
に器具取付け部材を取り付ける時は、その固定部を建物
の躯体に直接固定すると、より頑丈に取り付けることが
できる。
【0016】
【発明の実施の形態】図は、いずれも建物の壁に設けた
開口部の近傍に非常脱出用器具取付け装置を設けた構成
であって、開口部は主として窓であり、、非常脱出用窓
として構成されている。図1において、非常脱出用窓1
は、建物の壁に設けた開口部2(鎖線で示している)、
これに装着されたサッシ3および器具取付用部材4を備
える。符号5はロープ梯子で非常脱出用器具の一つであ
り、上方の取付け部としてフック6,6を備えている。
開口部1は、木材または鉄骨の窓台7を有し、その上に
サッシ3が取付けられている。窓台7は建物躯体の一部
である。サッシ3は、通常の引戸サッシであり、アルミ
合金の押出し成形品を組み立てたサッシ枠7にガラス障
子9が引違いに装着されている。
開口部の近傍に非常脱出用器具取付け装置を設けた構成
であって、開口部は主として窓であり、、非常脱出用窓
として構成されている。図1において、非常脱出用窓1
は、建物の壁に設けた開口部2(鎖線で示している)、
これに装着されたサッシ3および器具取付用部材4を備
える。符号5はロープ梯子で非常脱出用器具の一つであ
り、上方の取付け部としてフック6,6を備えている。
開口部1は、木材または鉄骨の窓台7を有し、その上に
サッシ3が取付けられている。窓台7は建物躯体の一部
である。サッシ3は、通常の引戸サッシであり、アルミ
合金の押出し成形品を組み立てたサッシ枠7にガラス障
子9が引違いに装着されている。
【0017】器具取付け部材4は、器具取付け部11a
とその両端に固定部11b備え、断面において縦100
×横50mm、肉厚8mm程度の角形鋼管10と3個の
短い固定部11bで構成されている。各固定部11bの
屋内側端を窓台7の屋外側面にねじ12で直接に固定し
て取り付けてある。すなわち、器具取付用部材4は、開
口部2の下辺に沿って、建物の躯体に直接に固定し、壁
の外面に取り付けてある。器具取付用部材4の断面にお
ける横寸法はロープ梯子5のフック6,6を係合可能で
あると共に、縦寸法と合わせて、脱出者(一時に3人分
を想定)の重量を支持するに十分な強度を有する。固定
部11bの屋内外方向寸法は、壁面と角形鋼管10との
間にフック6の先端を差し込むのに十分な大きさとす
る。開口部2の周縁および窓台7の外面は、壁材で周囲
の壁面と同様に仕上げられる。
とその両端に固定部11b備え、断面において縦100
×横50mm、肉厚8mm程度の角形鋼管10と3個の
短い固定部11bで構成されている。各固定部11bの
屋内側端を窓台7の屋外側面にねじ12で直接に固定し
て取り付けてある。すなわち、器具取付用部材4は、開
口部2の下辺に沿って、建物の躯体に直接に固定し、壁
の外面に取り付けてある。器具取付用部材4の断面にお
ける横寸法はロープ梯子5のフック6,6を係合可能で
あると共に、縦寸法と合わせて、脱出者(一時に3人分
を想定)の重量を支持するに十分な強度を有する。固定
部11bの屋内外方向寸法は、壁面と角形鋼管10との
間にフック6の先端を差し込むのに十分な大きさとす
る。開口部2の周縁および窓台7の外面は、壁材で周囲
の壁面と同様に仕上げられる。
【0018】非常時に屋内に取り残された人は、ガラス
障子9を開け放ち、設置してあるロープ梯子5を取出し
て、フック6を器具取付用部材4に掛け、ロープ梯子5
を垂れ下げる。ついで、窓から身を乗り出してロープ梯
子5に乗り移り、脱出する。
障子9を開け放ち、設置してあるロープ梯子5を取出し
て、フック6を器具取付用部材4に掛け、ロープ梯子5
を垂れ下げる。ついで、窓から身を乗り出してロープ梯
子5に乗り移り、脱出する。
【0019】このとき、器具取付用部材4はロープ梯子
5を掛けることを想定して専用に設けてあるから、すぐ
に発見して、ロープ梯子5のフック6を器具取付け部材
へ確実に係止することができ、さらに、十分な強度を有
するから安全に脱出することができる。
5を掛けることを想定して専用に設けてあるから、すぐ
に発見して、ロープ梯子5のフック6を器具取付け部材
へ確実に係止することができ、さらに、十分な強度を有
するから安全に脱出することができる。
【0020】図2は、ロープ梯子5に表裏の区別がある
場合に、装着部の取付けを間違えないための構成を示し
たものである。符号13はロープで、例えば、ロープ梯
子5の先端部である。なお、梯子5は、揺れ止めとして
ステップの屋内側に建物壁面に向けて張出す支持板を備
えている。ロープ13の先端部には抜き差しして脱着す
る取付け具14(a,b)が結合されており、取付け具
14(a,b)の差し込み部15(a,b)は断面を円
形と角形としてある。そして、これにあわせて器具取付
け部材4の上面に丸穴16aと角穴16bを設けてあ
る。すなわち、器具取付け部材4における取付け部分の
一方(丸穴16a)と非常脱出用器具における取付け部
分の一方(取付け具14a)とが適合して取付け可能で
あり、同様に器具取付け部材4における取付け部分の他
方(角穴16b)と非常脱出用器具4における取付け部
分の他方(取付け具14b)とが適合して取付け可能で
あり、取付け部分の一方と他方とを取り違えては器具取
付け部材4に非常脱出用器具(ロープ梯子5)を取り付
けることができない。これにより、非常時であってもロ
ープ梯子を表裏逆に取り付けてしまうことがなく、安全
である。
場合に、装着部の取付けを間違えないための構成を示し
たものである。符号13はロープで、例えば、ロープ梯
子5の先端部である。なお、梯子5は、揺れ止めとして
ステップの屋内側に建物壁面に向けて張出す支持板を備
えている。ロープ13の先端部には抜き差しして脱着す
る取付け具14(a,b)が結合されており、取付け具
14(a,b)の差し込み部15(a,b)は断面を円
形と角形としてある。そして、これにあわせて器具取付
け部材4の上面に丸穴16aと角穴16bを設けてあ
る。すなわち、器具取付け部材4における取付け部分の
一方(丸穴16a)と非常脱出用器具における取付け部
分の一方(取付け具14a)とが適合して取付け可能で
あり、同様に器具取付け部材4における取付け部分の他
方(角穴16b)と非常脱出用器具4における取付け部
分の他方(取付け具14b)とが適合して取付け可能で
あり、取付け部分の一方と他方とを取り違えては器具取
付け部材4に非常脱出用器具(ロープ梯子5)を取り付
けることができない。これにより、非常時であってもロ
ープ梯子を表裏逆に取り付けてしまうことがなく、安全
である。
【0021】図3は、非常脱出用窓1のデザイン上、開
口部2(図示省略)の下辺に沿って取付けられている器
具取付用部材4と均衡を取るために、器具取付用部材4
に外観の良く似たアクセサリー17を、開口部2の上辺
に沿って取り付けた構成である。アクセサリー17は、
器具取付用部材4ほどに頑丈に作る必要はない。すなわ
ち、器具取付用部材4は、開口部1の周囲を修飾するデ
ザイン要素の一つとすることができる。これによって、
非常時用の構造を平時には目立たなく、逆にアクセサリ
ーの一部として積極的に用いることができる。
口部2(図示省略)の下辺に沿って取付けられている器
具取付用部材4と均衡を取るために、器具取付用部材4
に外観の良く似たアクセサリー17を、開口部2の上辺
に沿って取り付けた構成である。アクセサリー17は、
器具取付用部材4ほどに頑丈に作る必要はない。すなわ
ち、器具取付用部材4は、開口部1の周囲を修飾するデ
ザイン要素の一つとすることができる。これによって、
非常時用の構造を平時には目立たなく、逆にアクセサリ
ーの一部として積極的に用いることができる。
【0022】図4は、器具取付用部材4のアクセサリー
性をさらに高めたもので、器具取付用部材4をフラワー
ポット18の上縁部分として利用している。この構造に
おいても各フラワーポット18の上縁、すなわち、器具
取付用部材4はロープ梯子4からの荷重を支持するのに
十分な強度を備え、かつ、それぞれ窓台7(図示省略)
に確実に固定されている。実際には、器具取付用部材4
を上縁部分として下部の容器部と共に一体に樹脂成形さ
れたり、取付けられている器具取付用部材4と壁面との
間に容器部分を嵌め込みで取り付けることにより構成さ
れる。
性をさらに高めたもので、器具取付用部材4をフラワー
ポット18の上縁部分として利用している。この構造に
おいても各フラワーポット18の上縁、すなわち、器具
取付用部材4はロープ梯子4からの荷重を支持するのに
十分な強度を備え、かつ、それぞれ窓台7(図示省略)
に確実に固定されている。実際には、器具取付用部材4
を上縁部分として下部の容器部と共に一体に樹脂成形さ
れたり、取付けられている器具取付用部材4と壁面との
間に容器部分を嵌め込みで取り付けることにより構成さ
れる。
【0023】図5は、器具取付用部材4に柵19を付加
したもので、柵19は通常のフェンスのようにアルミ合
金の押出し成形材を組み立てたものである。この柵19
は両側端部のヒンジ部材20(a,b)で上下に回動可
能とされており、平時は上方に上げてその位置に係止し
ているが、非常時に係止を外すと、ばたんと下方へ開放
できる構成としてある。柵19は、平時に開口部1から
人が脱落する危険を防止し、また、開口部1のアクセサ
リーとして機能する。柵19は、単に上方から引っ掛け
るだけのように、簡単に取り外せる構成としても良い。
したもので、柵19は通常のフェンスのようにアルミ合
金の押出し成形材を組み立てたものである。この柵19
は両側端部のヒンジ部材20(a,b)で上下に回動可
能とされており、平時は上方に上げてその位置に係止し
ているが、非常時に係止を外すと、ばたんと下方へ開放
できる構成としてある。柵19は、平時に開口部1から
人が脱落する危険を防止し、また、開口部1のアクセサ
リーとして機能する。柵19は、単に上方から引っ掛け
るだけのように、簡単に取り外せる構成としても良い。
【0024】図6は、開口部2の下辺に沿って器具取付
用部材4を設けたもの(図1に示す実施形態)に、開口
部2の側辺に沿って手摺21を備えた構成である。手摺
21は例えばステンレスパイプを屈曲して形成され、開
口部2の上辺部から器具取付用部材4の上面に至るま
で、図のように開口部2の側辺に沿って取り付けてあ
る。
用部材4を設けたもの(図1に示す実施形態)に、開口
部2の側辺に沿って手摺21を備えた構成である。手摺
21は例えばステンレスパイプを屈曲して形成され、開
口部2の上辺部から器具取付用部材4の上面に至るま
で、図のように開口部2の側辺に沿って取り付けてあ
る。
【0025】この構成であると、非常時に窓から身を乗
り出してロープ梯子4に乗り移ろうとする脱出者が、乗
り出した身を反転させて屋内側に向き直るとき、身体の
バランスを維持する上で掴むことが必要な個所に手摺2
1があり、これを確実に掴むことによって安全に、ま
た、恐怖感を少なく、ロープ梯子4に乗り移ることがで
きる。
り出してロープ梯子4に乗り移ろうとする脱出者が、乗
り出した身を反転させて屋内側に向き直るとき、身体の
バランスを維持する上で掴むことが必要な個所に手摺2
1があり、これを確実に掴むことによって安全に、ま
た、恐怖感を少なく、ロープ梯子4に乗り移ることがで
きる。
【0026】手摺21は、開口部2の左右側辺のいずれ
か一方でも良いが、非常時であることを考えると、両側
に設けておくことが好ましい。材質はステンレスに限ら
ない。
か一方でも良いが、非常時であることを考えると、両側
に設けておくことが好ましい。材質はステンレスに限ら
ない。
【0027】図7は、開口部2の上部に庇22を形成
し、その屋外側縁の左右両端を下部の器具取付用部材4
の上面に立てた支柱23(a,b)で支持している。外
形の全体は出窓に類似し、庇22は出窓における屋根部
分と同じ構造を取ることができる。脱出時の態様は、図
1の構造の場合とほぼ同様であるが、脱出時に上方から
の落下物を庇22で避けることができ、開口部2から不
注意に身を乗り出すことがあっても、ある程度の安全を
維持できる。また、支柱23(a,b)を手摺として利
用できるので、図6の構造の場合と同様に、安全にロー
プ梯子5に乗り移ることができる。
し、その屋外側縁の左右両端を下部の器具取付用部材4
の上面に立てた支柱23(a,b)で支持している。外
形の全体は出窓に類似し、庇22は出窓における屋根部
分と同じ構造を取ることができる。脱出時の態様は、図
1の構造の場合とほぼ同様であるが、脱出時に上方から
の落下物を庇22で避けることができ、開口部2から不
注意に身を乗り出すことがあっても、ある程度の安全を
維持できる。また、支柱23(a,b)を手摺として利
用できるので、図6の構造の場合と同様に、安全にロー
プ梯子5に乗り移ることができる。
【0028】図8は、図7の構造において、窓としての
装飾性を高めたもので、左右の支柱23(a,b)間に
装飾性のあるパネル体24(目隠しパネル)を装着して
いる。パネル体24は開放できるか、簡単に取り外すこ
とができる構成とする。
装飾性を高めたもので、左右の支柱23(a,b)間に
装飾性のあるパネル体24(目隠しパネル)を装着して
いる。パネル体24は開放できるか、簡単に取り外すこ
とができる構成とする。
【0029】図9は、パネル体24として、遮光用のス
クリーン25を配置した構成であり、スクリーン25
は、左右の支柱23(a,b)の内面に設けたレール2
6をガイドとして上下に移動が可能で、かつ、上方の庇
22の内部に設けた巻き上げ機構により、常時、巻き上
げ方向に付勢してある。
クリーン25を配置した構成であり、スクリーン25
は、左右の支柱23(a,b)の内面に設けたレール2
6をガイドとして上下に移動が可能で、かつ、上方の庇
22の内部に設けた巻き上げ機構により、常時、巻き上
げ方向に付勢してある。
【0030】非常時など、スクリーン25と器具取付用
部材4との係合を解けば、スクリーンはただちに巻き上
り、ロープ梯子5を掛けて脱出が可能な状態となる。平
時の使用状態では、スクリーン25がサッシ3から離れ
ているので、簾のような開放感がある。また、使用状態
において両側がレール26に拘束されているので、多少
の風があってもばたつかない。なお、これらの場合に開
口部は庇22を備えず、支柱23(a,b)が独立して
取付けられており、これらに目隠しパネルが取付けられ
ていることがある。
部材4との係合を解けば、スクリーンはただちに巻き上
り、ロープ梯子5を掛けて脱出が可能な状態となる。平
時の使用状態では、スクリーン25がサッシ3から離れ
ているので、簾のような開放感がある。また、使用状態
において両側がレール26に拘束されているので、多少
の風があってもばたつかない。なお、これらの場合に開
口部は庇22を備えず、支柱23(a,b)が独立して
取付けられており、これらに目隠しパネルが取付けられ
ていることがある。
【0031】図10は、図7の構造において、脱出時の
安全性および恐怖感の払拭を計ったもので、器具取付用
部材4に加え、保護枠27を設けている。保護枠27
は、左右の枠部材…回動アーム部28(a,b)とこれ
らアーム部28(a,b)の屋外側端を枠部材…クロス
バー29で結合しており、器具取付用部材4の両端部に
回動アーム部28(a,b)の屋内側端を軸着し、垂直
位置と水平位置間で回動可能に設けてある。図示してい
ないが、垂直位置と水平位置を規制する部材が設けら
れ、垂直位置は支柱23(a,b)の外面側であり、係
止具によってその位置を維持する。クロスバー29は直
線状に限らず、円弧であってもよく、バーの断面も角形
に限らない。
安全性および恐怖感の払拭を計ったもので、器具取付用
部材4に加え、保護枠27を設けている。保護枠27
は、左右の枠部材…回動アーム部28(a,b)とこれ
らアーム部28(a,b)の屋外側端を枠部材…クロス
バー29で結合しており、器具取付用部材4の両端部に
回動アーム部28(a,b)の屋内側端を軸着し、垂直
位置と水平位置間で回動可能に設けてある。図示してい
ないが、垂直位置と水平位置を規制する部材が設けら
れ、垂直位置は支柱23(a,b)の外面側であり、係
止具によってその位置を維持する。クロスバー29は直
線状に限らず、円弧であってもよく、バーの断面も角形
に限らない。
【0032】この構造では、脱出時に、まず、器具取付
用部材4にロープ梯子5を掛けた後、垂直状態にある保
護枠27の係合を解き、保護枠27を水平状態にする。
すると、図10の実線のように、保護枠27がロープ梯
子5を囲んだ形となる。ついで、手摺兼用の支柱23a
を掴んで身を乗り出し、身体の向きを反転し、足先から
保護枠27が囲んでいる領域内に入りこむようにして保
護枠27内を通りロープ梯子5に乗り移る。
用部材4にロープ梯子5を掛けた後、垂直状態にある保
護枠27の係合を解き、保護枠27を水平状態にする。
すると、図10の実線のように、保護枠27がロープ梯
子5を囲んだ形となる。ついで、手摺兼用の支柱23a
を掴んで身を乗り出し、身体の向きを反転し、足先から
保護枠27が囲んでいる領域内に入りこむようにして保
護枠27内を通りロープ梯子5に乗り移る。
【0033】このとき、脱出者は背を屋外側に向けた不
安な感じで乗り移ることになるが、背後にクロスバー2
9のあることが分かっているので、大きな安心感を得ら
れ、落ち着いて行動することができる。なお、保護枠2
7は、これまで説明した図1から図9の構造のいずれに
も付加することができる。
安な感じで乗り移ることになるが、背後にクロスバー2
9のあることが分かっているので、大きな安心感を得ら
れ、落ち着いて行動することができる。なお、保護枠2
7は、これまで説明した図1から図9の構造のいずれに
も付加することができる。
【0034】図11は、サッシ3が外開き戸30を備え
る場合で、図1の構造と同様に、開口部2(図示してい
ない)の近傍で下辺に沿って、器具取付用部材4が取付
けられており、これにロープ梯子5のフック6が掛けら
れる。外開き戸30は、屋内側面に非常脱出用の手摺3
1を備えている。手摺31を設ける個所は外開き戸30
のピボット側が好ましい。
る場合で、図1の構造と同様に、開口部2(図示してい
ない)の近傍で下辺に沿って、器具取付用部材4が取付
けられており、これにロープ梯子5のフック6が掛けら
れる。外開き戸30は、屋内側面に非常脱出用の手摺3
1を備えている。手摺31を設ける個所は外開き戸30
のピボット側が好ましい。
【0035】非常時に、脱出者はこの窓を開け放ち、窓
から身を乗り出してロープ梯子5に乗り移るのである
が、このとき外開き戸30の屋内側にある手摺31を掴
み、安全を維持しながら行動できるので、危険が少な
い。
から身を乗り出してロープ梯子5に乗り移るのである
が、このとき外開き戸30の屋内側にある手摺31を掴
み、安全を維持しながら行動できるので、危険が少な
い。
【0036】以上、非常脱出用器具取付け装置として非
常脱出用窓を中心に、また、非常脱出用器具としてフッ
クを備えたロープ梯子5を中心に説明したが、非常脱出
用器具取付け装置は、実質的に器具取付け部材で構成さ
れ、非常脱出用器具は器具取付け部材に装着できる構造
のものであればロープ梯子に限らず利用することができ
る。また、器具取付け部材は、器具取付け部と固定部を
有すればよく、図示のようなバー状の形態に限定されな
い。
常脱出用窓を中心に、また、非常脱出用器具としてフッ
クを備えたロープ梯子5を中心に説明したが、非常脱出
用器具取付け装置は、実質的に器具取付け部材で構成さ
れ、非常脱出用器具は器具取付け部材に装着できる構造
のものであればロープ梯子に限らず利用することができ
る。また、器具取付け部材は、器具取付け部と固定部を
有すればよく、図示のようなバー状の形態に限定されな
い。
【0037】
【発明の効果】請求項1に記載の構成によれば、専用の
器具取付け部を備えているために非常時の脱出を安全に
行なえる。請求項2に記載の構成によれば、非常脱出を
安全に行なえる機能に加え、人が脱落する危険を防止す
る機能を備える。請求項3に記載の構成によれば、非常
脱出時に身体のバランスを維持しやすく、非常脱出をよ
り安全に行なえる。
器具取付け部を備えているために非常時の脱出を安全に
行なえる。請求項2に記載の構成によれば、非常脱出を
安全に行なえる機能に加え、人が脱落する危険を防止す
る機能を備える。請求項3に記載の構成によれば、非常
脱出時に身体のバランスを維持しやすく、非常脱出をよ
り安全に行なえる。
【0038】請求項4に記載の構成によれば、非常脱出
時に庇によって上方からの落下物を防ぐことができ、脱
出の安全性がより高まる。また、庇を支持する支柱を手
摺に利用できるので、脱出時に身体のバランスを維持し
やすい。請求項5に記載の構成によれば、庇と支柱を有
する効果に加え、パネル体によって平時に、開口部を装
飾したり、外部からの目隠しや遮光等の機能を利用でき
る。請求項6に記載の構成によれば、庇と支柱を有する
効果に加え、非常脱出時に保護枠によって守られている
との安心感が大きく、脱出者を落ち着かせ、安全に脱出
させることができる。請求項7に記載の構成によれば、
支柱間にパネル体を装着したことによって、開口部を装
飾したり、外部からの目隠しや遮光等の機能を利用でき
る。請求項8に記載の構成によれば、非常脱出時に保護
枠によって守られているとの安心感が大きく、脱出者を
落ち着かせ、安全に脱出させることができる。
時に庇によって上方からの落下物を防ぐことができ、脱
出の安全性がより高まる。また、庇を支持する支柱を手
摺に利用できるので、脱出時に身体のバランスを維持し
やすい。請求項5に記載の構成によれば、庇と支柱を有
する効果に加え、パネル体によって平時に、開口部を装
飾したり、外部からの目隠しや遮光等の機能を利用でき
る。請求項6に記載の構成によれば、庇と支柱を有する
効果に加え、非常脱出時に保護枠によって守られている
との安心感が大きく、脱出者を落ち着かせ、安全に脱出
させることができる。請求項7に記載の構成によれば、
支柱間にパネル体を装着したことによって、開口部を装
飾したり、外部からの目隠しや遮光等の機能を利用でき
る。請求項8に記載の構成によれば、非常脱出時に保護
枠によって守られているとの安心感が大きく、脱出者を
落ち着かせ、安全に脱出させることができる。
【0039】請求項9に記載の構成によれば、外開き窓
からの非常脱出を安全に、かつ、安心感をもって行なう
ことができる。請求項10に記載の構成によれば、非常
時においても非常脱出用器具を正確に装着することがで
き、安全に脱出することができる。請求項11に記載の
構成によれば、器具取付け部材の固定が確実であるか
ら、非常脱出用器具を安心して使用することができる。
からの非常脱出を安全に、かつ、安心感をもって行なう
ことができる。請求項10に記載の構成によれば、非常
時においても非常脱出用器具を正確に装着することがで
き、安全に脱出することができる。請求項11に記載の
構成によれば、器具取付け部材の固定が確実であるか
ら、非常脱出用器具を安心して使用することができる。
【図1】基本構造を説明するための斜視図
【図2】非常脱出用器具の装着部を示す部分斜視図
【図3】アクセサリーとしての使用状態を示す斜視図
(その1)
(その1)
【図4】アクセサリーとしての使用状態を示す斜視図
(その2)
(その2)
【図5】柵を有する場合の斜視図
【図6】手摺を有する場合の斜視図
【図7】庇と支柱を有する場合の斜視図
【図8】パネルを有する場合の斜視図
【図9】スクリーンを有する場合の斜視図
【図10】保護枠を有する場合の斜視図
【図11】外開き戸の場合の斜視図
1 非常脱出用器具取付け装置(非常脱出用窓) 2 開口部 3 サッシ 4 器具取付け用部材 5 ロープ梯子 6 フック 7 窓台 8 サッシ枠 9 ガラス障子 10 角形鋼 11a 器具取付け部 11b 固定部 12 ねじ 13 ロープ 14(a,b) 取付け具 15(a,b) 差し込み部 16a 丸穴 16b 角穴 17 アクセサリー 18 フラワーポット 19 柵 20 ヒンジ 21 手摺 22 庇 23 支柱 24 パネル体 25 スクリーン 26 レール 27 保護枠 28(a,b) 回動フレーム部 29 クロスバー 30 外開き戸 31 手摺
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年4月19日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】
【課題を解決するための手段】器具取付け部と固定部を
備えた非常脱出用器具取付け装置とする。器具取付け部
は非常脱出用器具を取付けるための部分であり、固定部
は建物の壁面に固定する部分であり、共に、脱出者の重
量を支持するに十分な強度を備えたものとする。具体的
には、器具取付け部と固定部は器具取付け部材として一
体に構成し、ロープ梯子など非常脱出用器具の装着部
(例えば、フック)を取り付けるためのもので、鋼材で
頑丈に作り、両端の取付け部を建物の躯体に直接に固定
する。器具取付け部材は、少なくとも非常脱出用器具の
幅以上の左右寸法を有するか、その寸法の間隔をおいて
配置し、壁の外面に取り付ける。器具取付け部材は、非
常脱出用器具に専用であるから、非常脱出用器具を取付
け易く、かつ、安全に脱出することができる。非常脱出
用器具取付け装置は、壁に設けた開口部の近傍に取付け
られることが多い。開口部は、また、窓枠を備えた窓を
包含する。
備えた非常脱出用器具取付け装置とする。器具取付け部
は非常脱出用器具を取付けるための部分であり、固定部
は建物の壁面に固定する部分であり、共に、脱出者の重
量を支持するに十分な強度を備えたものとする。具体的
には、器具取付け部と固定部は器具取付け部材として一
体に構成し、ロープ梯子など非常脱出用器具の装着部
(例えば、フック)を取り付けるためのもので、鋼材で
頑丈に作り、両端の取付け部を建物の躯体に直接に固定
する。器具取付け部材は、少なくとも非常脱出用器具の
幅以上の左右寸法を有するか、その寸法の間隔をおいて
配置し、壁の外面に取り付ける。器具取付け部材は、非
常脱出用器具に専用であるから、非常脱出用器具を取付
け易く、かつ、安全に脱出することができる。非常脱出
用器具取付け装置は、壁に設けた開口部の近傍に取付け
られることが多い。開口部は、また、窓枠を備えた窓を
包含する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】開口部には、通常、窓枠(サッシ)が装着
されるが、この窓枠は引違いサッシであることが多い。
器具取付け部材は、通常、器具取付け部を窓枠における
下枠の下方に下枠と略平行に配置し、器具取付け部を壁
面から外方に突出して設ける。なお、窓枠が外開き戸を
備えたものである場合には、開口部の近傍に、非常脱出
用器具の装着部を取り付けるための器具取付け部材を、
壁に取り付けた上で、外開き戸の屋内側面に非常脱出時
用の手摺を設ける。外開き戸を開けると手摺が脱出者の
目の前に位置し、これを利用して、安全に非常脱出用器
具に乗り移ることができる。壁に器具取付け部材を取り
付ける時は、その固定部を建物の躯体に直接固定する
と、より頑丈に取り付けることができる。
されるが、この窓枠は引違いサッシであることが多い。
器具取付け部材は、通常、器具取付け部を窓枠における
下枠の下方に下枠と略平行に配置し、器具取付け部を壁
面から外方に突出して設ける。なお、窓枠が外開き戸を
備えたものである場合には、開口部の近傍に、非常脱出
用器具の装着部を取り付けるための器具取付け部材を、
壁に取り付けた上で、外開き戸の屋内側面に非常脱出時
用の手摺を設ける。外開き戸を開けると手摺が脱出者の
目の前に位置し、これを利用して、安全に非常脱出用器
具に乗り移ることができる。壁に器具取付け部材を取り
付ける時は、その固定部を建物の躯体に直接固定する
と、より頑丈に取り付けることができる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】
【発明の実施の形態】図は、いずれも建物の壁に設けた
開口部の近傍に非常脱出用器具取付け装置を設けた構成
であって、開口部は主として窓枠(サッシ)を備えた窓
であり、非常脱出用窓として構成されている。図1にお
いて、非常脱出用窓1は、建物の壁に設けた開口部2
(鎖線で示している)、これに装着されたサッシ3およ
び器具取付用部材4を備える。符号5はロープ梯子で非
常脱出用器具の一つであり、上方の取付け部としてフッ
ク6,6を備えている。開口部1は、木材または鉄骨の
窓台7を有し、その上にサッシ3が取付けられている。
窓台7は建物躯体の一部である。サッシ3は、通常の引
戸サッシであり、アルミ合金の押出し成形品を組み立て
たサッシ枠7にガラス障子9が引違いに装着されてい
る。
開口部の近傍に非常脱出用器具取付け装置を設けた構成
であって、開口部は主として窓枠(サッシ)を備えた窓
であり、非常脱出用窓として構成されている。図1にお
いて、非常脱出用窓1は、建物の壁に設けた開口部2
(鎖線で示している)、これに装着されたサッシ3およ
び器具取付用部材4を備える。符号5はロープ梯子で非
常脱出用器具の一つであり、上方の取付け部としてフッ
ク6,6を備えている。開口部1は、木材または鉄骨の
窓台7を有し、その上にサッシ3が取付けられている。
窓台7は建物躯体の一部である。サッシ3は、通常の引
戸サッシであり、アルミ合金の押出し成形品を組み立て
たサッシ枠7にガラス障子9が引違いに装着されてい
る。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】器具取付け部材4は、器具取付け部11a
とその両端に固定部11b備え、断面において縦100
×横50mm、肉厚8mm程度の角形鋼管10と3個の
短い固定部11bで構成されている。各固定部11bの
屋内側端を窓台7の屋外側面にねじ12で直接に固定し
て取り付けてある。すなわち、器具取付用部材4は、器
具取付け部11aを窓枠における下枠の下方に下枠と略
平行な方向に長く配置し、開口部2の下辺に沿って、窓
枠とは別途に、建物の躯体に直接に固定し、器具取付け
部11aを壁面から外方に突出させて壁の外面に取り付
けてある。器具取付用部材4の断面における横寸法はロ
ープ梯子5のフック6,6を係合可能であると共に、縦
寸法と合わせて、脱出者(一時に3人分を想定)の重量
を支持するに十分な強度を有する。固定部11bの屋内
外方向寸法は、壁面と角形鋼管10との間にフック6の
先端を差し込むのに十分な大きさとする。開口部2の周
縁および窓台7の外面は、壁材で周囲の壁面と同様に仕
上げられる。
とその両端に固定部11b備え、断面において縦100
×横50mm、肉厚8mm程度の角形鋼管10と3個の
短い固定部11bで構成されている。各固定部11bの
屋内側端を窓台7の屋外側面にねじ12で直接に固定し
て取り付けてある。すなわち、器具取付用部材4は、器
具取付け部11aを窓枠における下枠の下方に下枠と略
平行な方向に長く配置し、開口部2の下辺に沿って、窓
枠とは別途に、建物の躯体に直接に固定し、器具取付け
部11aを壁面から外方に突出させて壁の外面に取り付
けてある。器具取付用部材4の断面における横寸法はロ
ープ梯子5のフック6,6を係合可能であると共に、縦
寸法と合わせて、脱出者(一時に3人分を想定)の重量
を支持するに十分な強度を有する。固定部11bの屋内
外方向寸法は、壁面と角形鋼管10との間にフック6の
先端を差し込むのに十分な大きさとする。開口部2の周
縁および窓台7の外面は、壁材で周囲の壁面と同様に仕
上げられる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0039
【補正方法】変更
【補正内容】
【0039】請求項9に記載の構成によれば、窓枠の配
置に制限されず、適切な位置に器具取付け部材を取付け
ることができる。請求項10に記載の構成によれば、外
開き窓からの非常脱出を安全に、かつ、安心感をもって
行なうことができる。請求項11に記載の構成によれ
ば、非常脱出容器具を装着できる範囲が比較的広く器具
を装着しやすい。請求項12に記載の構成によれば、非
常時においても非常脱出用器具を正確に装着することが
でき、安全に脱出することができる。請求項13に記載
の構成によれば、器具取付け部材の固定が確実であるか
ら、非常脱出用器具を安心して使用することができる。
請求項14に記載の構成によれば、器具取付け部が開口
部に目立ち、非常時に利用しやすい。
置に制限されず、適切な位置に器具取付け部材を取付け
ることができる。請求項10に記載の構成によれば、外
開き窓からの非常脱出を安全に、かつ、安心感をもって
行なうことができる。請求項11に記載の構成によれ
ば、非常脱出容器具を装着できる範囲が比較的広く器具
を装着しやすい。請求項12に記載の構成によれば、非
常時においても非常脱出用器具を正確に装着することが
でき、安全に脱出することができる。請求項13に記載
の構成によれば、器具取付け部材の固定が確実であるか
ら、非常脱出用器具を安心して使用することができる。
請求項14に記載の構成によれば、器具取付け部が開口
部に目立ち、非常時に利用しやすい。
Claims (11)
- 【請求項1】 固定部と器具取付け部を備え、固定部は
建物壁面への取付け部であり、器具取付け部は、非常脱
出用器具を着脱自在に取付ける部分であり、非常時に非
常脱出用器具を器具取付け部に取り付けて脱出できるこ
とを特徴とする非常脱出用器具取付け装置。 - 【請求項2】 器具取付け部材と柵とを備え、器具取付
け部材は、建物壁面への固定部と非常脱出用器具を着脱
自在に取付ける器具取付け部を有し、固定部で開口部の
近傍に取り付けてあり、開口部の前面には人が脱落する
危険を防止するための柵を開放又は取り外すことができ
る構成として設けてあり、非常時に柵を開放又は取り外
し、非常脱出用器具を器具取付け部に取り付けて開口部
から脱出できることを特徴とした非常脱出用器具取付け
装置。 - 【請求項3】 開口部の側辺部に取り付けられる手摺を
備え、非常時に手摺を使用できることを特徴とした請求
項2に記載の非常脱出装置。 - 【請求項4】 器具取付け部材と庇とを備え、器具取付
け部材は、固定部と非常脱出用器具を着脱自在に取付け
る器具取付け部を有し、固定部で開口部の近傍に取り付
け、開口部の上に庇を取付け、庇と器具取付け部材との
間に支柱を設けてあり、非常時に非常脱出用器具を器具
取付け部に取り付け支柱を手摺として使用して開口部か
ら脱出できることを特徴とした非常脱出用器具取付け装
置。 - 【請求項5】 支柱間に開放又は取り外し自在なパネル
体を設け、非常時にパネル体を開放又は取り外すことを
特徴とする請求項4に記載の非常脱出用器具取付け装
置。 - 【請求項6】 保護枠を備え、保護枠は左右の枠部材と
これら枠部材の屋外側端を連結する枠部材を有し、左右
の枠部材をほぼ垂直位置とほぼ水平にな位置間で回動可
能に設け、非常時にほぼ水平な位置に回動した保護枠内
を通って脱出できることを特徴とする請求項4に記載の
非常脱出用器具取付け装置。 - 【請求項7】 器具取付け部材および支柱とパネル体を
備え、器具取付け部材は、固定部と非常脱出用器具を着
脱自在に取付ける器具取付け部を有し、固定部で開口部
の近傍に取り付け、支柱は開口部の左右両側に取付け、
支柱間にパネル体を開放又は取り外すことができる構成
として装着し、非常時にパネル体を開放又は取り外し非
常脱出用器具を器具取付け部に取り付けて開口部から脱
出できることを特徴とする非常脱出用器具取付け装置。 - 【請求項8】 器具取付け部材および保護枠を備え、器
具取付け部材は、固定部と非常脱出用器具を着脱自在に
取付ける器具取付け部を有し、固定部で開口部の近傍に
取り付け、保護枠は、左右の枠部材とこれら枠部材の屋
外側端部を連結する枠部材を有し、左右の枠部材をほぼ
垂直位置とほぼ水平な位置間で回動可能に設け、非常時
に非常脱出用器具を器具取付け部に取り付け、ほぼ水平
な位置に回動した保護枠内を通って脱出できることを特
徴とした非常脱出用器具取付け装置。 - 【請求項9】 器具取付け部材と外開き戸とを備え、器
具取付け部材は、建物壁面への固定部と非常脱出用器具
を着脱自在に取付ける器具取付け部を有し、器具取付け
部材を開口部の近傍に取り付け、開口部に外開き戸を取
付け、外開き戸の屋内側面に手摺を設けてあり、非常時
に開口部から非常脱出用器具を器具取付け部に取り付
け、非常脱出時用の手摺を利用して脱出できることを特
徴とした非常脱出用器具取付け装置。 - 【請求項10】 器具取付け部材における取付け部分の
一方と非常脱出用器具における取付け部分の一方とが適
合して取付け可能であり、器具取付け部材における取付
け部分の他方と非常脱出用器具における取付け部分の他
方とが適合して取付け可能であり、取付け部分の一方と
他方とを取り違えては器具取付け部材に非常脱出用器具
を取り付けることができないことを特徴とした請求項1
〜請求項9のいずれか一つに記載の非常脱出用器具取付
け装置。 - 【請求項11】 固定部を建物の躯体に直接に固定して
壁の外面に取り付けてあることを特徴とした請求項1〜
請求項10のいずれか一つに記載の非常脱出用器具取付
け装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5777696A JPH09248347A (ja) | 1996-03-14 | 1996-03-14 | 非常脱出用器具取付け装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5777696A JPH09248347A (ja) | 1996-03-14 | 1996-03-14 | 非常脱出用器具取付け装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09248347A true JPH09248347A (ja) | 1997-09-22 |
Family
ID=13065279
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5777696A Pending JPH09248347A (ja) | 1996-03-14 | 1996-03-14 | 非常脱出用器具取付け装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09248347A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003082968A (ja) * | 2001-09-14 | 2003-03-19 | Nikko:Kk | 避難梯子 |
CN112696135A (zh) * | 2019-10-23 | 2021-04-23 | 望玉超 | 双层消防逃生与救援护栏或窗 |
-
1996
- 1996-03-14 JP JP5777696A patent/JPH09248347A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003082968A (ja) * | 2001-09-14 | 2003-03-19 | Nikko:Kk | 避難梯子 |
CN112696135A (zh) * | 2019-10-23 | 2021-04-23 | 望玉超 | 双层消防逃生与救援护栏或窗 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US10370816B2 (en) | Integrated safety rail protection system | |
US4090585A (en) | Balcony for use on exterior walls of buildings below windows | |
KR100675090B1 (ko) | 대피용 구조물 | |
US5467841A (en) | Escape window frame assembly | |
US5320195A (en) | Rescue chute | |
KR100613880B1 (ko) | 발코니의 난간을 이용한 비상 대피장치 | |
JPH09248347A (ja) | 非常脱出用器具取付け装置 | |
US20040104382A1 (en) | Safety railing system for roof access hatch | |
KR101131484B1 (ko) | 긴급대피용 피난장치 | |
KR20100137127A (ko) | 화재 피난용 안전 난간대 | |
KR100610310B1 (ko) | 비상사다리가 장착되는 베란다 난간 | |
KR101944474B1 (ko) | 옥외 탈출용 수직구조대 | |
KR200358087Y1 (ko) | 난간용 사다리 | |
JPH09248348A (ja) | 非常脱出用器具取付け装置 | |
KR102704871B1 (ko) | 임시 피난기능을 구비한 건축용 안전난간 | |
US5749438A (en) | Safety device for emergency exits | |
JPS60501319A (ja) | 高層用救命はしご | |
KR100592068B1 (ko) | 가변 설치형 발코니 | |
KR200378175Y1 (ko) | 발코니의 난간을 이용한 비상 대피장치 | |
CN214532613U (zh) | 一种高效逃生的防盗逃生窗 | |
GB2223260A (en) | A support for a rope ladder | |
KR102612618B1 (ko) | 접이식 비상대피장치 | |
KR102704619B1 (ko) | 완강 기능을 구비한 발코니 안전난간 | |
US20210123274A1 (en) | Door restraint | |
JPS6032316Y2 (ja) | 建物の避難兼用扉 |