JPH0924826A - 鉄道車両の車体支持装置 - Google Patents

鉄道車両の車体支持装置

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JPH0924826A
JPH0924826A JP17887695A JP17887695A JPH0924826A JP H0924826 A JPH0924826 A JP H0924826A JP 17887695 A JP17887695 A JP 17887695A JP 17887695 A JP17887695 A JP 17887695A JP H0924826 A JPH0924826 A JP H0924826A
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JP
Japan
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vehicle body
wheel
wheels
working chamber
vehicle
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JP17887695A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Niimura
浩 新村
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Nippon Sharyo Ltd
Original Assignee
Nippon Sharyo Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】軽量化を達成すると共に、乗心地の改良をも図
った鉄道車両の車体支持装置を得る。 【解決手段】車輪1,2を回転可能に支持する軸箱6,
8を一端が車体10,12に揺動可能に支持されたリン
ク14,16に取り付ける。そして、車輪1,2側と車
体10,12側との間に、車輪1,2の上昇により容積
が縮小する作用室34,36を有するシリンダ22,2
4を設ける。また、前後の車体10,12を上下方向を
拘束して連結し、隣合う車輪1,2の作用室34,36
を連通路38により連通する。作用室34,36には作
動油を充填すると共に、作用室34,36にアキュムレ
ータ42を絞り連通した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉄道車両の車体を
支持する鉄道車両の車体支持装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、鉄道車両の台車は、特に旅客
車の台車のほとんどが2軸のボギー台車を採用してお
り、台車枠に軸ばね装置や軸箱を介して輪軸を取り付
け、揺れ枕装置や枕ばね装置を介して車体を支持してい
る。この台車枠には大きな荷重が加わり、これに対する
耐久性が要求されるので、強度を必要とし、その重量は
大きなものとなっている。
【0003】しかし、近年、ばね下重量の軽減による路
面追従性能の向上、およびレール継目のプレート破損や
敷石の移動等の軌道破壊、騒音の低減などのニーズから
軽量化が望まれており、この対策として、台車枠をアル
ミ製やFRP製として軽量化を図ったものも考えられて
いる。一方、ローカル線でのいわゆるレールバスでは、
台車枠の省略による軽量化を目的として、1軸台車が採
用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、こうし
た従来のアルミ製やFRP製の台車枠を用いたもので
は、強度の信頼性やコスト等の点で問題があり広く用い
られるまでには至っていない。また、レールバス等での
1軸台車の場合には、貨車等と同様に、レールの短い波
長の上下狂いや、レールの継目等による振動が車体に伝
わりやすく、乗心地の改良が求められると共に、高速走
行に適さないという問題があった。
【0005】そこで本発明は上記の課題を解決すること
を目的とし、軽量化を達成すると共に、乗心地の改良を
も図った鉄道車両の車体支持装置を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成すべ
く、本発明は課題を解決するための手段として次の構成
を取った。即ち、車輪を回転可能に支持する軸箱を一端
が車体に揺動可能に支持されたリンクに取り付け、前記
車輪側と車体側との間に、前記車輪の上昇により容積が
縮小する作用室を有するシリンダを設け、隣合う前記車
輪の前記作用室を連通したことを特徴とする鉄道車両の
車体支持装置の構成がそれである。
【0007】また、複数の前記車体を上下方向を拘束し
て連結し、隣合う前記車輪がそれぞれ前後の前記車体の
前記車輪である構成でもよく、あるいは、前記作用室に
は作動油を充填すると共に、前記作用室にアキュムレー
タを連通した構成としてもよく、更に、前記作用室に前
記アキュムレータを絞り連通した構成としてもよい。
【0008】前記構成を有する鉄道車両の車体支持装置
は、レールの短い波長の上下狂いによる車輪の上昇によ
り、作用室の容積が減少すると、この作用室から隣合う
車輪の作用室に作動流体が流出する。よって、隣合う車
輪は下降して、短い波長の上下狂いのあるレールに追従
し、車体の上下動を抑制する。
【0009】また、複数の車体を上下方向を拘束して連
結したものでは、前後の車体での隣合う車輪が逆方向に
上下動して、短い波長の上下狂いのあるレールに追従
し、車体の上下動を抑制する。更に、アキュムレータを
備えたものでは、空気ばねを兼用することができると共
に、アキュムレータを絞り連通したものでは、空気ばね
及び上下動ダンパを兼用できる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に
基づいて詳細に説明する。図1に示すように、1,2は
レール4上の車輪で、それぞれ軸箱6,8に回転可能に
支持されている。両軸箱6,8は、それぞれの車体1
0,12に一端が揺動可能に支持されたリンク14,1
6に取り付けられており、両車体10,12は、連結機
構17により連結されている。
【0011】連結機構17は、前後の車体10,12を
上下方向の動きを拘束して連結する構成のもので、例え
ば、一方の車体10には水平方向に形成された溝19を
有する連結部18と、他方の車体12には溝19に挿入
される連結部20とを備え、溝19に連結部20を挿入
し、両連結部18,20を貫通する図示しないピンによ
り連結するものであってもよい。
【0012】また、軸箱6,8にはそれぞれシリンダ2
2,24のロッド側が揺動可能に接続されており、この
シリンダ22,24のチューブ側は、それぞれ車体1
0,12に一端が揺動可能に支持された梁部材26,2
8に揺動可能に接続されている。梁部材26,28と車
体10,12との間には、それぞれ二次ばね30,32
が介装されている。
【0013】前記両シリンダ22,24は、車輪1,2
が上昇したときに容積が縮小する作用室34,36が連
通路38により互いに連通されている。連通路38に
は、アキュムレータ42が接続されており、アキュムレ
ータ42は、油圧室44とガス室46とを備え、油圧室
44が絞り40を介して連通路38に連通されると共
に、ガス室46には高圧ガスが封入されている。本実施
例では、作用室34,36、連通路38、油圧室44に
は作動流体としての作動油が充填されている。
【0014】次に、前述した本実施例の鉄道車両の車体
支持装置の作動について説明する。平坦なレール4上を
走行する際には、軸箱6,8は、二次ばね30,32、
シリンダ22,24により支持され、荷重は、二次ばね
30,32、シリンダ22,24、軸箱6,8、車輪
1,2、レール4により受けられる。
【0015】そして、図2に示すように、レール4に短
い波長の上下方向の狂いがある軌道を通過する際、例え
ば、一方の車輪1はレール4が高くなっており、他方の
車輪2はレール4が低くなっている状態では、一方の車
輪1がレール4により突き上げられて、シリンダ22の
作用室34内の圧力が上昇し、他方の車輪2のシリンダ
24の作用室36内の圧力は減少する。
【0016】よって、一方の作用室34から他方の作用
室36に作動油が流出し、一方の車輪1は作用室34の
容積の減少により上昇し、他方の車輪2は作用室36へ
の作動油の流入により容積が増加して車輪2が下降す
る。これにより、車輪2はレール4に追従して、レール
4からの浮き上がりが防止される。
【0017】一方の車輪1の上昇量と、他方の車輪2の
下降量とが同じである場合には、両車体10,12の上
下動はなく、いわゆる2軸ボギー台車でのイコライジン
グ特性と同様の性能が発揮される。よって、レール4の
短い波長の上下狂いにより影響されることなく、重量の
ある台車枠等を用いなくても、良好な乗心地を確保する
ことができる。
【0018】そして、レール4が平坦になった場合に
は、両車体10,12が上下方向に拘束されているの
で、下降した側の車輪2に加わる荷重が増加すると共
に、上昇した側の車輪1に加わる荷重が減少して、前述
した状態とは逆に、車輪2側の作用室36内の圧力が上
昇し、車輪1側の作用室34内の圧力が減少する。従っ
て、他方の作用室36から一方の作用室34に連通路3
8を介して作動油が流出する。両作用室34,36内の
圧力が均等になるように、一方の車輪1を下降させ、他
方の車輪2を上昇させ、再び、図1に示すように、平坦
なレール4に沿って走行する。
【0019】一方、車輪1,2が突き上げられる等によ
り、作用室34,36内の圧力が上昇すると、連通路3
8、絞り40を介してアキュムレータ42の油圧室44
に作動油が流入し、ガス室46内の圧力が上昇すると共
に、車輪1,2が上昇する。また、作用室34,36内
の圧力が低下すると、ガス室46の圧力により、油圧室
44から作用室34,36に作動油が供給されて、車輪
1,2が下降する。よって、アキュムレータ42により
空気ばねとしての作用が行われ、絞り40によりダンパ
としての作用が行われる。
【0020】尚、本実施例では、二次ばね30,32を
備えた場合を例としたが、二次ばね30,32を備える
ことなく、シリンダ22,24のチューブ側を車体1
0,12に直接取り付けてもよい。また、アキュムレー
タ42を用いることなく、別に空気ばねを設けたり、あ
るいは、二次ばね30,32により振動を吸収するよう
にしても実施可能である。
【0021】次に、前述した実施例と異なる第2実施例
について、図3によって説明する。尚、前述した実施例
と同じ部材については同一番号を付して詳細な説明を省
略する。以下同様である。第2実施例では、従来の2軸
ボギー台車に代えて、1両の車体50の前側、あるいは
後ろ側の隣合う車輪1,2について、適用したものであ
る。前述した実施例と同様、軸箱6,8を一端が車体5
0に揺動可能に支持されたリンク14,16に取り付
け、両作用室34,36を連通路38により連通したも
のである。
【0022】この場合、2両の車体50,52の連結
は、上下方向を拘束して連結する必要はなく、牽引が可
能なように連結されていればよい。この第2実施例の場
合でも、前述したと同様に、イコライジング特性を得る
ことができ、良好な乗心地を確保することができる。
【0023】尚、加速度センサを設けると共に、別に設
けた油圧供給源を連通路38に接続して、加速度に応じ
て作動油を供給したり、排出したりすることにより、ハ
イドロニューマチック方式のアクティブ制御を併用する
ことも可能であり、また、加速度に応じて絞り40の絞
り径を制御して、セミアクティブ制御を併用することも
可能である。
【0024】以上本発明はこの様な実施例に何等限定さ
れるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲にお
いて種々なる態様で実施し得る。
【0025】
【発明の効果】以上詳述したように本発明の鉄道車両の
車体支持装置は、重量のある台車枠等を用いなくても、
イコライジング特性を確保することができ、軽量化を達
成できると共に、良好な乗心地を得ることができるとい
う効果を奏する。また、複数の車体を上下方向を拘束し
て連結することにより、いわゆる1軸台車であっても、
イコライジング特性を確保することができ、更なる軽量
化を達成できる。しかも、アキュムレータを用いること
により空気ばねを、また絞り連通することにより上下動
ダンパを兼用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としての鉄道車両の車体支持
装置の概略構成図である。
【図2】本実施例の鉄道車両の車体支持装置の短い波長
での上下狂いがあるレール上を走行した際の作動を示す
概略構成図である。
【図3】第2実施例の鉄道車両の車体支持装置の概略構
成図である。
【符号の説明】
1,2…車輪 4,5…レール 6,8…軸箱 10,12,50,52…車体 14,16…リンク 22,24…シリンダ 34,36…作用室 38…連通路 40…絞り 42…アキュムレータ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車輪を回転可能に支持する軸箱を一端が
    車体に揺動可能に支持されたリンクに取り付け、 前記車輪側と車体側との間に、前記車輪の上昇により容
    積が縮小する作用室を有するシリンダを設け、 隣合う前記車輪の前記作用室を連通したことを特徴とす
    る鉄道車両の車体支持装置。
  2. 【請求項2】 複数の前記車体を上下方向を拘束して連
    結し、隣合う前記車輪がそれぞれ前後の前記車体の前記
    車輪であることを特徴とする請求項1記載の鉄道車両の
    車体支持装置。
  3. 【請求項3】 前記作用室には作動油を充填すると共
    に、前記作用室にアキュムレータを連通したことを特徴
    とする請求項1または請求項2記載の鉄道車両の車体支
    持装置。
  4. 【請求項4】 前記作用室に前記アキュムレータを絞り
    連通したことを特徴とする請求項3記載の鉄道車両の車
    体支持装置。
JP17887695A 1995-07-14 1995-07-14 鉄道車両の車体支持装置 Pending JPH0924826A (ja)

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JP17887695A JPH0924826A (ja) 1995-07-14 1995-07-14 鉄道車両の車体支持装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2023523699A (ja) * 2020-04-09 2023-06-07 シーアールアールシー チンタオ シーファン カンパニー,リミティッド アンチローリング装置を備えた、レール車両のための台車

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2023523699A (ja) * 2020-04-09 2023-06-07 シーアールアールシー チンタオ シーファン カンパニー,リミティッド アンチローリング装置を備えた、レール車両のための台車

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