JPH09248111A - 釣り用仕掛けの搬送航走体 - Google Patents
釣り用仕掛けの搬送航走体Info
- Publication number
- JPH09248111A JPH09248111A JP8757396A JP8757396A JPH09248111A JP H09248111 A JPH09248111 A JP H09248111A JP 8757396 A JP8757396 A JP 8757396A JP 8757396 A JP8757396 A JP 8757396A JP H09248111 A JPH09248111 A JP H09248111A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- base
- fishing
- holder
- interposer
- water
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Abstract
(57)【要約】
【課題】 岸から遠く離れた釣りポイントに釣り用仕
掛け13を容易かつ確実に搬送する。 【解決手段】 仕掛け13をポイントに搬送する場合に
は、ウキ59を保持体20に保持させた状態で搬送航走体11
を前進させるが、このとき、進行方向がずれていると、
釣竿を横方向に振ることにより道糸12を通じて搬送航走
体11の後端部(ガイド70)に横方向力を付与して修正す
る。そして、ポイントに到達すると、釣竿を一気に引い
てウキ59を保持体20から離脱させるとともに、検出セン
サ76によりこの離脱を検出してスクリュー37の回転を停
止させる。
掛け13を容易かつ確実に搬送する。 【解決手段】 仕掛け13をポイントに搬送する場合に
は、ウキ59を保持体20に保持させた状態で搬送航走体11
を前進させるが、このとき、進行方向がずれていると、
釣竿を横方向に振ることにより道糸12を通じて搬送航走
体11の後端部(ガイド70)に横方向力を付与して修正す
る。そして、ポイントに到達すると、釣竿を一気に引い
てウキ59を保持体20から離脱させるとともに、検出セン
サ76によりこの離脱を検出してスクリュー37の回転を停
止させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、釣り用仕掛けを
岸から遠く離れた釣りポイントまで搬送することができ
る航走体に関する。
岸から遠く離れた釣りポイントまで搬送することができ
る航走体に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】一般
に、釣りのなかでも投げ釣りは、釣り船に乗ることなく
魚を釣り上げることができるため、多くの愛好家がお
り、休日ともなると砂浜、磯を賑わしている。しかしな
がら、このような投げ釣りによって釣り用仕掛けを飛ば
すことができる距離は通常百数十m程度が限度であると
いわれており、これより遠い位置に釣りポイントがある
場合には、該ポイントでの釣りを諦めざるを得なかっ
た。
に、釣りのなかでも投げ釣りは、釣り船に乗ることなく
魚を釣り上げることができるため、多くの愛好家がお
り、休日ともなると砂浜、磯を賑わしている。しかしな
がら、このような投げ釣りによって釣り用仕掛けを飛ば
すことができる距離は通常百数十m程度が限度であると
いわれており、これより遠い位置に釣りポイントがある
場合には、該ポイントでの釣りを諦めざるを得なかっ
た。
【0003】この発明は、岸から遠く離れた釣りポイン
トに釣り用仕掛けを容易かつ確実に搬送することができ
る搬送航走体を提供することを目的とする。
トに釣り用仕掛けを容易かつ確実に搬送することができ
る搬送航走体を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】このような目的は、水に
浮かぶことができるベースと、ベースに取り付けられ、
該ベースに推進力を付与してベースを前進させる推進手
段と、ベースの中央部下面に取り付けられ、リールから
繰り出された道糸とハリスとの間に介装されている介装
体を保持することができるとともに、道糸に所定値以上
の引張り力が作用したとき該介装体を保持から解放する
保持体と、ベースの後端部下面に固定され、内径が介装
体より小径で道糸が貫通しているリング部を有するガイ
ドと、介装体が保持体から離脱したとき、この離脱を検
出して推進手段を停止させる検出センサとを備えた搬送
航走体により達成することができる。
浮かぶことができるベースと、ベースに取り付けられ、
該ベースに推進力を付与してベースを前進させる推進手
段と、ベースの中央部下面に取り付けられ、リールから
繰り出された道糸とハリスとの間に介装されている介装
体を保持することができるとともに、道糸に所定値以上
の引張り力が作用したとき該介装体を保持から解放する
保持体と、ベースの後端部下面に固定され、内径が介装
体より小径で道糸が貫通しているリング部を有するガイ
ドと、介装体が保持体から離脱したとき、この離脱を検
出して推進手段を停止させる検出センサとを備えた搬送
航走体により達成することができる。
【0005】釣り用仕掛けを遠くの釣りポイントに搬送
する場合には、まず、介装体を保持体に保持させた状態
で搬送航走体を水に浮かべ、推進手段からの推進力によ
って釣りポイントに向け前進させる。ここで、搬送航走
体の進行方向が釣りポイントからずれている場合には、
釣竿を横方向に振ることにより道糸を通じてベースの後
端部(ガイド)に横方向力、換言すれば旋回トルクを付
与し、これにより、搬送航走体の進行方向を釣りポイン
トに合致するよう変更させる。そして、搬送航走体が釣
りポイントに到達すると、釣竿を一気に引いて道糸に所
定値以上の引張り力を作用させ、これにより、介装体を
保持体の保持から解放させる。この結果、ハリス等の釣
り用仕掛けは自重によって水底に向かって落下するが、
このとき、道糸はリールから次々に繰り出される。ま
た、このとき、検出センサは介装体が保持体から離脱し
たことを検出して推進手段の作動を停止させ、搬送航走
体を釣りポイントにおいて停止させる。このようにして
岸から遠く離れた釣りポイントに釣り用仕掛けが容易か
つ確実に搬送される。そして、この釣り用仕掛けに魚が
食いつくと、リールによって道糸を次々と巻取るが、ガ
イドのリング部の内径が介装体より小径であるため、介
装体がガイドに到達すると、該介装体はガイドに当接す
る。この状態でリールにより道糸をさらに巻取ると、搬
送航走体は仕掛け、魚と一体となって岸に引き寄せられ
回収される。
する場合には、まず、介装体を保持体に保持させた状態
で搬送航走体を水に浮かべ、推進手段からの推進力によ
って釣りポイントに向け前進させる。ここで、搬送航走
体の進行方向が釣りポイントからずれている場合には、
釣竿を横方向に振ることにより道糸を通じてベースの後
端部(ガイド)に横方向力、換言すれば旋回トルクを付
与し、これにより、搬送航走体の進行方向を釣りポイン
トに合致するよう変更させる。そして、搬送航走体が釣
りポイントに到達すると、釣竿を一気に引いて道糸に所
定値以上の引張り力を作用させ、これにより、介装体を
保持体の保持から解放させる。この結果、ハリス等の釣
り用仕掛けは自重によって水底に向かって落下するが、
このとき、道糸はリールから次々に繰り出される。ま
た、このとき、検出センサは介装体が保持体から離脱し
たことを検出して推進手段の作動を停止させ、搬送航走
体を釣りポイントにおいて停止させる。このようにして
岸から遠く離れた釣りポイントに釣り用仕掛けが容易か
つ確実に搬送される。そして、この釣り用仕掛けに魚が
食いつくと、リールによって道糸を次々と巻取るが、ガ
イドのリング部の内径が介装体より小径であるため、介
装体がガイドに到達すると、該介装体はガイドに当接す
る。この状態でリールにより道糸をさらに巻取ると、搬
送航走体は仕掛け、魚と一体となって岸に引き寄せられ
回収される。
【0006】また、請求項2に記載のように構成すれ
ば、搬送航走体を水に浮かべる直前における電池からモ
ータへの電力供給を阻止することができ、これにより、
電池の消耗を節約して寿命を延ばすことができる。さら
に、請求項3に記載のように構成すれば、前進時に水か
ら受ける抵抗が小さくなって高速走行が可能になるとと
もに、前進時に水をベース内に吸い込み、その後、推進
手段によって後方に押し出すため、大きな推進力を得る
ことができる。また、釣り用仕掛けのオモリを変更(重
量を変化)すると、搬送航走体の喫水線が変動してしま
うが、請求項4に記載のように構成して本体に取り付け
られる浮力体を適切なものに交換(本体に付与する浮力
値を変化)すれば、前記喫水線の変動を容易に抑制する
ことができる。さらに、搬送航走体を岸から水に投入す
る際、介装体が道糸に引っ張られて保持体から後方に離
脱するおそれがあるが、請求項5に記載のように構成し
て介装体のテンビンの延長部を切り欠きに挿入しておけ
ば、延長部が切り欠きに当接して前述のような離脱は確
実に阻止される。
ば、搬送航走体を水に浮かべる直前における電池からモ
ータへの電力供給を阻止することができ、これにより、
電池の消耗を節約して寿命を延ばすことができる。さら
に、請求項3に記載のように構成すれば、前進時に水か
ら受ける抵抗が小さくなって高速走行が可能になるとと
もに、前進時に水をベース内に吸い込み、その後、推進
手段によって後方に押し出すため、大きな推進力を得る
ことができる。また、釣り用仕掛けのオモリを変更(重
量を変化)すると、搬送航走体の喫水線が変動してしま
うが、請求項4に記載のように構成して本体に取り付け
られる浮力体を適切なものに交換(本体に付与する浮力
値を変化)すれば、前記喫水線の変動を容易に抑制する
ことができる。さらに、搬送航走体を岸から水に投入す
る際、介装体が道糸に引っ張られて保持体から後方に離
脱するおそれがあるが、請求項5に記載のように構成し
て介装体のテンビンの延長部を切り欠きに挿入しておけ
ば、延長部が切り欠きに当接して前述のような離脱は確
実に阻止される。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施形態を図
面に基づいて説明する。図1、2、3おいて、11は道糸
12の先端につながれた釣り用仕掛け13を、岸から遠く離
れた釣りポイントまで搬送する搬送航走体であり、この
搬送航走体11は、例えば海、川、湖の水に浮かぶことが
できる略円筒状のベース17を有し、このベース17は、例
えば塩化ビニルからなる薄肉円筒状の本体18を有する。
この本体18の上部18aの外周には本体18の中心軸に沿っ
て延びる一対の連結部材19が固定され、これらの連結部
材19には前記中心軸に平行なT溝20がそれぞれ形成され
ている。21は前記中心軸に沿って延びる一対の浮力体で
あり、各浮力体21は前記T溝20に挿入されるT突条22が
形成された連結部材23を有する。そして、T突条22をT
溝20に合致させた状態で浮力体21を前記中心軸に沿って
移動させると、T突条22がT溝20に挿入され、これによ
り、浮力体21は本体18に着脱可能に取り付けられる。こ
こで、前記浮力体21は大部分が発泡スチロール等の比重
が小さな材料から構成されているため、搬送航走体11が
水に浮かべられたとき、本体18に浮力を付与する。前述
した本体18、浮力体21は全体として前記ベース17を構成
する。
面に基づいて説明する。図1、2、3おいて、11は道糸
12の先端につながれた釣り用仕掛け13を、岸から遠く離
れた釣りポイントまで搬送する搬送航走体であり、この
搬送航走体11は、例えば海、川、湖の水に浮かぶことが
できる略円筒状のベース17を有し、このベース17は、例
えば塩化ビニルからなる薄肉円筒状の本体18を有する。
この本体18の上部18aの外周には本体18の中心軸に沿っ
て延びる一対の連結部材19が固定され、これらの連結部
材19には前記中心軸に平行なT溝20がそれぞれ形成され
ている。21は前記中心軸に沿って延びる一対の浮力体で
あり、各浮力体21は前記T溝20に挿入されるT突条22が
形成された連結部材23を有する。そして、T突条22をT
溝20に合致させた状態で浮力体21を前記中心軸に沿って
移動させると、T突条22がT溝20に挿入され、これによ
り、浮力体21は本体18に着脱可能に取り付けられる。こ
こで、前記浮力体21は大部分が発泡スチロール等の比重
が小さな材料から構成されているため、搬送航走体11が
水に浮かべられたとき、本体18に浮力を付与する。前述
した本体18、浮力体21は全体として前記ベース17を構成
する。
【0008】24は本体18内に収納された支持体であり、
この支持体24と本体18とは半径方向に延びる導電体から
なる複数本の支柱25によって互いに連結されている。こ
の支持体24は本体18と同軸の円筒状をした円筒部材26
と、円筒部材26の前端部にねじ込まれ該円筒部材26の前
端開口を閉止する前カバー27と、円筒部材26の後端部に
ねじ込まれ該円筒部材26の後端開口を閉止する後カバー
28とから構成されている。前記円筒部材26は内部に設け
られた隔壁29によって前方側の電池室30と後方側のモー
タ室31とに区画され、前記電池室30内にはホルダー32が
収納固定されている。33は複数本の乾電池であり、これ
らの乾電池33は支持体24に内蔵、詳しくは電池室30内に
おいてホルダー32に支持されている。そして、これらの
乾電池33は、前カバー27が円筒部材26にねじ込まれたと
き、前カバー27に取り付けられたスプリング34、押えプ
レート35により電気的に接続され、通電が可能となる。
前記後カバー28にはスクリュー37のシャフト38が後方側
から挿入され、これにより、該スクリュー37は支持体24
に回転可能に支持されることになる。39は支持体24に内
蔵された、詳しくは前記モータ室31に収納固定されたモ
ータであり、このモータ39の出力軸40は前記スクリュー
37のシャフト38に連結されている。この結果、前記乾電
池33から電力がモータ39に供給されると、該モータ39は
作動してスクリュー37に回転力を付与し、これにより、
ベース17に前進の推進力を付与する。前述した支持体2
4、乾電池33、スクリュー37、モータ39は全体として、
ベース17に支柱25を介して取り付けられ、該ベース17に
推進力を付与してベース17を前進させる推進手段41を構
成し、この推進手段41は前述のようにベース17内に収納
されている。
この支持体24と本体18とは半径方向に延びる導電体から
なる複数本の支柱25によって互いに連結されている。こ
の支持体24は本体18と同軸の円筒状をした円筒部材26
と、円筒部材26の前端部にねじ込まれ該円筒部材26の前
端開口を閉止する前カバー27と、円筒部材26の後端部に
ねじ込まれ該円筒部材26の後端開口を閉止する後カバー
28とから構成されている。前記円筒部材26は内部に設け
られた隔壁29によって前方側の電池室30と後方側のモー
タ室31とに区画され、前記電池室30内にはホルダー32が
収納固定されている。33は複数本の乾電池であり、これ
らの乾電池33は支持体24に内蔵、詳しくは電池室30内に
おいてホルダー32に支持されている。そして、これらの
乾電池33は、前カバー27が円筒部材26にねじ込まれたと
き、前カバー27に取り付けられたスプリング34、押えプ
レート35により電気的に接続され、通電が可能となる。
前記後カバー28にはスクリュー37のシャフト38が後方側
から挿入され、これにより、該スクリュー37は支持体24
に回転可能に支持されることになる。39は支持体24に内
蔵された、詳しくは前記モータ室31に収納固定されたモ
ータであり、このモータ39の出力軸40は前記スクリュー
37のシャフト38に連結されている。この結果、前記乾電
池33から電力がモータ39に供給されると、該モータ39は
作動してスクリュー37に回転力を付与し、これにより、
ベース17に前進の推進力を付与する。前述した支持体2
4、乾電池33、スクリュー37、モータ39は全体として、
ベース17に支柱25を介して取り付けられ、該ベース17に
推進力を付与してベース17を前進させる推進手段41を構
成し、この推進手段41は前述のようにベース17内に収納
されている。
【0009】43は本体18に半径方向に移動可能に支持さ
れた半径方向に延びるスタートボタンであり、このスタ
ートボタン43の半径方向内端は前記円筒部材26に支持さ
れた半径方向に延びるゴム製伝達ロッド44の半径方向外
端に当接している。45は前記モータ室31に収納固定され
た制御手段(制御基板)であり、この制御手段45に取り
付けられたスタートスイッチ46には前記伝達ロッド44の
半径方向内端が当接することができる。そして、前記ス
タートボタン43を半径方向内側に押し込むと、スタート
スイッチ46がオンとなる。また、前記支柱25のうち、い
ずれか2本の支柱25には前記乾電池33の陽、陰極がそれ
ぞれ接続されており、この結果、前記搬送航走体11が水
に浮かべられて支柱25が水中に没入されると、水を通じ
てこれら支柱25間に電流が流れる。そして、前述のスタ
ートスイッチ46および後述のリードスイッチが共にオン
となっているとき、搬送航走体11が水に浮かべられて支
柱25間に電流が流れると、制御手段45は乾電池33からモ
ータ39への電力の供給を開始させる。前述した2本の支
柱25は全体として、搬送航走体11が水に浮かべられたと
き、水を検出して乾電池33からモータ39への電力の供給
を開始させる水検出センサ47を構成する。
れた半径方向に延びるスタートボタンであり、このスタ
ートボタン43の半径方向内端は前記円筒部材26に支持さ
れた半径方向に延びるゴム製伝達ロッド44の半径方向外
端に当接している。45は前記モータ室31に収納固定され
た制御手段(制御基板)であり、この制御手段45に取り
付けられたスタートスイッチ46には前記伝達ロッド44の
半径方向内端が当接することができる。そして、前記ス
タートボタン43を半径方向内側に押し込むと、スタート
スイッチ46がオンとなる。また、前記支柱25のうち、い
ずれか2本の支柱25には前記乾電池33の陽、陰極がそれ
ぞれ接続されており、この結果、前記搬送航走体11が水
に浮かべられて支柱25が水中に没入されると、水を通じ
てこれら支柱25間に電流が流れる。そして、前述のスタ
ートスイッチ46および後述のリードスイッチが共にオン
となっているとき、搬送航走体11が水に浮かべられて支
柱25間に電流が流れると、制御手段45は乾電池33からモ
ータ39への電力の供給を開始させる。前述した2本の支
柱25は全体として、搬送航走体11が水に浮かべられたと
き、水を検出して乾電池33からモータ39への電力の供給
を開始させる水検出センサ47を構成する。
【0010】図1、2、3、4において、50は搬送航走
体11の重心のほぼ直下、即ちベース17の中央部下面(詳
しくは本体18の中央部下面18b)に取り付けられた保持
体であり、この保持体50は内部に前後方向に延びる(本
体18の中心軸と平行な)断面円形の貫通孔51を有する。
また、この保持体50はその下端50bに貫通孔51に平行な
スリット52を有し、このスリット52は貫通孔51から保持
体50の下面まで延びており、これにより、該保持体50は
貫通孔51の下端直下においてスリット52により左右に分
断される。
体11の重心のほぼ直下、即ちベース17の中央部下面(詳
しくは本体18の中央部下面18b)に取り付けられた保持
体であり、この保持体50は内部に前後方向に延びる(本
体18の中心軸と平行な)断面円形の貫通孔51を有する。
また、この保持体50はその下端50bに貫通孔51に平行な
スリット52を有し、このスリット52は貫通孔51から保持
体50の下面まで延びており、これにより、該保持体50は
貫通孔51の下端直下においてスリット52により左右に分
断される。
【0011】54は釣竿55に取り付けられたリール56から
繰り出された道糸12とハリス58との間に介装されている
介装体であり、この介装体54は略円柱状をしたウキ59を
有する。このウキ59の直径は前記貫通孔51の内径より僅
かに小径であり、この結果、ウキ59が貫通孔51に挿入さ
れると、該ウキ59は貫通孔51との摩擦抵抗によって保持
体50に保持されるが、この状態で道糸12に所定値以上の
引張り力が作用すると、ウキ59は後方に引き抜かれて保
持体50の保持から解放される。60はウキ59に連結された
V字形のテンビンであり、このテンビン60の挿入部(一
側部)60aは前記ウキ59に遊嵌され、その延長部(他側
部)60bはウキ59の直前に位置する挿入部60aの基端か
ら後方に向かって傾斜して延びている。前記テンビン60
の挿入部60aの自由端(後端)には前記道糸12が連結さ
れ、一方、テンビン60の延長部60bの自由端にはヨリモ
ドシ61、オモリ62を介して前記ハリス58が連結されてい
る。前述したウキ59、テンビン60、ヨリモドシ61、オモ
リ62は全体として前記介装体54を構成し、また、介装体
54、ハリス58、ハリ63は全体として前記仕掛け13を構成
する。
繰り出された道糸12とハリス58との間に介装されている
介装体であり、この介装体54は略円柱状をしたウキ59を
有する。このウキ59の直径は前記貫通孔51の内径より僅
かに小径であり、この結果、ウキ59が貫通孔51に挿入さ
れると、該ウキ59は貫通孔51との摩擦抵抗によって保持
体50に保持されるが、この状態で道糸12に所定値以上の
引張り力が作用すると、ウキ59は後方に引き抜かれて保
持体50の保持から解放される。60はウキ59に連結された
V字形のテンビンであり、このテンビン60の挿入部(一
側部)60aは前記ウキ59に遊嵌され、その延長部(他側
部)60bはウキ59の直前に位置する挿入部60aの基端か
ら後方に向かって傾斜して延びている。前記テンビン60
の挿入部60aの自由端(後端)には前記道糸12が連結さ
れ、一方、テンビン60の延長部60bの自由端にはヨリモ
ドシ61、オモリ62を介して前記ハリス58が連結されてい
る。前述したウキ59、テンビン60、ヨリモドシ61、オモ
リ62は全体として前記介装体54を構成し、また、介装体
54、ハリス58、ハリ63は全体として前記仕掛け13を構成
する。
【0012】64は保持体50の上部でその前端に形成され
た切り欠きであり、この切り欠き64は後方に向かって凹
んでいる。そして、この切り欠き64には前記テンビン60
の延長部60bが挿入可能である。また、前記保持体50の
上端部50aでその後部には貫通孔51に平行に延びるスリ
ット65が形成され、このスリット65は貫通孔51から保持
体50の上面50cまで延びており、これにより、該保持体
50の後部は貫通孔51の上端直上においてスリット65によ
り左右に分断されている。68は両端部がスリット65の両
側の保持体50に挿入された左右方向に延びるボルトであ
り、このボルト68にはナット69が螺合している。そし
て、このボルト68に螺合しているナット69をねじ込む
と、スリット65の両側の保持体50は互いに接近し、保持
体50の後部(貫通孔51の後部)が縮径する。
た切り欠きであり、この切り欠き64は後方に向かって凹
んでいる。そして、この切り欠き64には前記テンビン60
の延長部60bが挿入可能である。また、前記保持体50の
上端部50aでその後部には貫通孔51に平行に延びるスリ
ット65が形成され、このスリット65は貫通孔51から保持
体50の上面50cまで延びており、これにより、該保持体
50の後部は貫通孔51の上端直上においてスリット65によ
り左右に分断されている。68は両端部がスリット65の両
側の保持体50に挿入された左右方向に延びるボルトであ
り、このボルト68にはナット69が螺合している。そし
て、このボルト68に螺合しているナット69をねじ込む
と、スリット65の両側の保持体50は互いに接近し、保持
体50の後部(貫通孔51の後部)が縮径する。
【0013】70はベース17の後端部下面に固定されたガ
イドであり、このガイド70は内径が介装体54、詳しくは
ウキ59の外径より小径で中心軸が本体18の中心軸と平行
なリング部71を有し、このリング部71内を前記道糸12が
貫通している。73は前記モータ室31内に収納固定された
リードスイッチであり、このリードスイッチ73より半径
方向外側には半径方向に移動可能なスイッチボタン74が
配置されている。そして、このスイッチボタン74の移動
は円筒部材26および前記スリット65の前端壁によってガ
イドされており、また、このスイッチボタン74の半径方
向外端には前記リードスイッチ73を切り換える永久磁石
75が埋設されている。そして、前記スイッチボタン74
は、貫通孔51内にウキ59が挿入されることで介装体54が
保持体50に保持されているとき、前記ウキ59によって半
径方向内側に押し込まれており、このとき、リードスイ
ッチ73はオンとなっている。一方、前記ウキ59が貫通孔
51から抜け出して介装体54が保持体50から離脱すると、
スイッチボタン74が自重により半径方向外側に移動する
ため、リードスイッチ73はオフとなるが、このとき、制
御手段45は乾電池33からモータ39への電力の供給を停止
させる。前述したリードスイッチ73、スイッチボタン74
は全体として、介装体54が保持体50から離脱したとき、
この離脱を検出して推進手段41を停止させる検出センサ
76を構成する。
イドであり、このガイド70は内径が介装体54、詳しくは
ウキ59の外径より小径で中心軸が本体18の中心軸と平行
なリング部71を有し、このリング部71内を前記道糸12が
貫通している。73は前記モータ室31内に収納固定された
リードスイッチであり、このリードスイッチ73より半径
方向外側には半径方向に移動可能なスイッチボタン74が
配置されている。そして、このスイッチボタン74の移動
は円筒部材26および前記スリット65の前端壁によってガ
イドされており、また、このスイッチボタン74の半径方
向外端には前記リードスイッチ73を切り換える永久磁石
75が埋設されている。そして、前記スイッチボタン74
は、貫通孔51内にウキ59が挿入されることで介装体54が
保持体50に保持されているとき、前記ウキ59によって半
径方向内側に押し込まれており、このとき、リードスイ
ッチ73はオンとなっている。一方、前記ウキ59が貫通孔
51から抜け出して介装体54が保持体50から離脱すると、
スイッチボタン74が自重により半径方向外側に移動する
ため、リードスイッチ73はオフとなるが、このとき、制
御手段45は乾電池33からモータ39への電力の供給を停止
させる。前述したリードスイッチ73、スイッチボタン74
は全体として、介装体54が保持体50から離脱したとき、
この離脱を検出して推進手段41を停止させる検出センサ
76を構成する。
【0014】次に、この発明の一実施形態の作用につい
て説明する。釣り用仕掛け13を岸から遠く離れた、例え
ば数百m離れた釣りポイントに搬送する場合には、ま
ず、ウキ59を貫通孔51内に挿入して介装体54(ウキ59)
を保持体50との間の摩擦抵抗により該保持体50に保持さ
せるとともに、テンビン60の延長部60bを切り欠き64内
に挿入して引っ掛ける。このとき、スイッチボタン74は
前記ウキ59によって半径方向内側に押し込まれるため、
リードスイッチ73はオンとなる。次に、スタートボタン
43を半径方向内側に押し込んでスタートスイッチ46をオ
ンとした後、搬送航走体11を手で持って岸から、例えば
海に投げ込む。このとき、ウキ59が道糸12に発生する引
張り力によって保持体50から後方に抜き出されるおそれ
があるが、前述のようにテンビン60の延長部60bを切り
欠き64に挿入しておけば、前記引張り力によりテンビン
60の延長部60bが切り欠き64の奥深くに押し込まれて当
接するため、前述のような離脱は確実に阻止される。
て説明する。釣り用仕掛け13を岸から遠く離れた、例え
ば数百m離れた釣りポイントに搬送する場合には、ま
ず、ウキ59を貫通孔51内に挿入して介装体54(ウキ59)
を保持体50との間の摩擦抵抗により該保持体50に保持さ
せるとともに、テンビン60の延長部60bを切り欠き64内
に挿入して引っ掛ける。このとき、スイッチボタン74は
前記ウキ59によって半径方向内側に押し込まれるため、
リードスイッチ73はオンとなる。次に、スタートボタン
43を半径方向内側に押し込んでスタートスイッチ46をオ
ンとした後、搬送航走体11を手で持って岸から、例えば
海に投げ込む。このとき、ウキ59が道糸12に発生する引
張り力によって保持体50から後方に抜き出されるおそれ
があるが、前述のようにテンビン60の延長部60bを切り
欠き64に挿入しておけば、前記引張り力によりテンビン
60の延長部60bが切り欠き64の奥深くに押し込まれて当
接するため、前述のような離脱は確実に阻止される。
【0015】そして、搬送航走体11が海水に浮かぶと、
オモリ62の重量によりテンビン60は、その延長部60bが
切り欠き64から抜け出た後、スリット52の直前に到達す
るまで回転する。また、前述のように搬送航走体11が海
水に浮かぶと、水検出センサ47を構成する2本の支柱25
が水に浸かるため、海水を通じてこれら支柱25間に電流
が流れる。この結果、制御手段45は乾電池33からの電力
をモータ39に供給してスクリュー37を回転させ、これに
より、搬送航走体11に推進力を付与して該搬送航走体11
を釣りポイントに向け前進させる。このように搬送航走
体11が水に浮かべられる直前、即ち支柱25が水に浸かる
直前までは、乾電池33からモータ39への電力供給が阻止
されているので、乾電池33の消耗が節約され寿命を延ば
すことができる。また、このとき、ベース17を前述のよ
うに略円筒状とするとともに、このベース17内に推進手
段41を収納するようにしたので、前進時に水から受ける
抵抗が小さくなって高速走行が可能になるとともに、前
進時に水をベース17内に吸い込み、その後、推進手段41
によって後方に押し出すため、大きな推進力を得ること
ができる。そして、このような前進時、搬送航走体11の
進行方向が釣りポイントから、例えば右方にずれている
と、釣竿55を横方向、ここでは右方に振り、道糸12を通
じてベース17の後端部、即ちガイド70に右方に向かう横
方向力を付与する。ここで、このような横方向力は搬送
航走体11にとっては反時計回りの旋回トルクとして作用
するため、該搬送航走体11の進行方向が釣りポイントに
合致するよう左方に徐々に変化する。また、逆に、搬送
航走体11の進行方向が釣りポイントから左方にずれてい
る場合には、釣竿55を左方に振り、搬送航走体11の進行
方向を修正する。このように搬送航走体11の進行方向が
釣りポイントからずれていても、釣竿55を横方向に振る
だけで搬送航走体11の進行方向を容易に修正することが
できる。
オモリ62の重量によりテンビン60は、その延長部60bが
切り欠き64から抜け出た後、スリット52の直前に到達す
るまで回転する。また、前述のように搬送航走体11が海
水に浮かぶと、水検出センサ47を構成する2本の支柱25
が水に浸かるため、海水を通じてこれら支柱25間に電流
が流れる。この結果、制御手段45は乾電池33からの電力
をモータ39に供給してスクリュー37を回転させ、これに
より、搬送航走体11に推進力を付与して該搬送航走体11
を釣りポイントに向け前進させる。このように搬送航走
体11が水に浮かべられる直前、即ち支柱25が水に浸かる
直前までは、乾電池33からモータ39への電力供給が阻止
されているので、乾電池33の消耗が節約され寿命を延ば
すことができる。また、このとき、ベース17を前述のよ
うに略円筒状とするとともに、このベース17内に推進手
段41を収納するようにしたので、前進時に水から受ける
抵抗が小さくなって高速走行が可能になるとともに、前
進時に水をベース17内に吸い込み、その後、推進手段41
によって後方に押し出すため、大きな推進力を得ること
ができる。そして、このような前進時、搬送航走体11の
進行方向が釣りポイントから、例えば右方にずれている
と、釣竿55を横方向、ここでは右方に振り、道糸12を通
じてベース17の後端部、即ちガイド70に右方に向かう横
方向力を付与する。ここで、このような横方向力は搬送
航走体11にとっては反時計回りの旋回トルクとして作用
するため、該搬送航走体11の進行方向が釣りポイントに
合致するよう左方に徐々に変化する。また、逆に、搬送
航走体11の進行方向が釣りポイントから左方にずれてい
る場合には、釣竿55を左方に振り、搬送航走体11の進行
方向を修正する。このように搬送航走体11の進行方向が
釣りポイントからずれていても、釣竿55を横方向に振る
だけで搬送航走体11の進行方向を容易に修正することが
できる。
【0016】このようにして搬送航走体11が前進し釣り
ポイントに到達すると、釣竿55を一気に引いて道糸12に
所定値以上、即ちウキ59と貫通孔51との間の摩擦抵抗を
上回る引張り力を作用させる。これにより、ウキ59は後
方に向かって抜き出されて保持体50の保持から解放され
るが、このとき、テンビン60の延長部60bはスリット52
を通過するため、ウキ59の移動の邪魔とはならない。そ
して、保持体50から離脱した釣り用仕掛け13は自重によ
って水底に向かって落下するが、このとき、道糸12はリ
ール56から次々に繰り出される。また、前述のようにウ
キ59が後方に抜き出されると、スイッチボタン74は、押
し込むものがなくなるため、自重により半径方向外側に
移動し、これにより、リードスイッチ73がオフとなって
介装体54が保持体50から離脱したことが検出される。こ
の結果、制御手段45は乾電池33からモータ39への電力の
供給を停止して推進手段41の作動を停止させ、搬送航走
体11を釣りポイントにおいて停止させる。このようにし
て岸から遠く離れた釣りポイントに釣り用仕掛け13が容
易かつ確実に搬送される。そして、前述のようにスクリ
ュー37の回転が不要なときには乾電池33からモータ39へ
の電力供給を停止させるようにしているので、乾電池33
の消耗を節約し寿命を延ばすこともできる。
ポイントに到達すると、釣竿55を一気に引いて道糸12に
所定値以上、即ちウキ59と貫通孔51との間の摩擦抵抗を
上回る引張り力を作用させる。これにより、ウキ59は後
方に向かって抜き出されて保持体50の保持から解放され
るが、このとき、テンビン60の延長部60bはスリット52
を通過するため、ウキ59の移動の邪魔とはならない。そ
して、保持体50から離脱した釣り用仕掛け13は自重によ
って水底に向かって落下するが、このとき、道糸12はリ
ール56から次々に繰り出される。また、前述のようにウ
キ59が後方に抜き出されると、スイッチボタン74は、押
し込むものがなくなるため、自重により半径方向外側に
移動し、これにより、リードスイッチ73がオフとなって
介装体54が保持体50から離脱したことが検出される。こ
の結果、制御手段45は乾電池33からモータ39への電力の
供給を停止して推進手段41の作動を停止させ、搬送航走
体11を釣りポイントにおいて停止させる。このようにし
て岸から遠く離れた釣りポイントに釣り用仕掛け13が容
易かつ確実に搬送される。そして、前述のようにスクリ
ュー37の回転が不要なときには乾電池33からモータ39へ
の電力供給を停止させるようにしているので、乾電池33
の消耗を節約し寿命を延ばすこともできる。
【0017】そして、この釣り用仕掛け13に魚が食いつ
くと、リール56によって道糸12を次々と巻取るが、ガイ
ド70のリング部71の内径が介装体54、詳しくはウキ59の
直径より小径であるため、該ウキ59がガイド70に到達す
ると、このウキ59はガイド70に当接する。この状態でリ
ール56により道糸12をさらに巻取ると、搬送航走体11は
仕掛け13、魚と一体となって岸に引き寄せられ回収され
る。
くと、リール56によって道糸12を次々と巻取るが、ガイ
ド70のリング部71の内径が介装体54、詳しくはウキ59の
直径より小径であるため、該ウキ59がガイド70に到達す
ると、このウキ59はガイド70に当接する。この状態でリ
ール56により道糸12をさらに巻取ると、搬送航走体11は
仕掛け13、魚と一体となって岸に引き寄せられ回収され
る。
【0018】また、釣ろうとする魚の種類に応じて釣り
用仕掛け13のオモリ62を変更(重量が変化)すると、搬
送航走体11の喫水線が変化し、搬送航走体11が水から受
ける抵抗が変わったりあるいは水中に没してしまうこと
がある。このような場合には、現在使用している浮力体
21を本体18から取り外した後、前記オモリ62の重量に応
じた浮力体21を、予め準備されている複数の浮力体21の
なかから選択し、その後、前記選択した浮力体21を本体
18に取り付て浮力体21の交換を行う。これにより、浮力
体21から本体18に付与される浮力値は適切な値となり、
前記喫水線の変化を容易に抑制することができる。
用仕掛け13のオモリ62を変更(重量が変化)すると、搬
送航走体11の喫水線が変化し、搬送航走体11が水から受
ける抵抗が変わったりあるいは水中に没してしまうこと
がある。このような場合には、現在使用している浮力体
21を本体18から取り外した後、前記オモリ62の重量に応
じた浮力体21を、予め準備されている複数の浮力体21の
なかから選択し、その後、前記選択した浮力体21を本体
18に取り付て浮力体21の交換を行う。これにより、浮力
体21から本体18に付与される浮力値は適切な値となり、
前記喫水線の変化を容易に抑制することができる。
【0019】前述のようにして何回も搬送航走体11を使
用すると、ウキ59が摩耗して外径が小さくなり、該ウキ
59が所定値より小さな引張り力で抜け出るようになるこ
とがある。このような場合には、ナット69をボルト68に
さらにねじ込んでスリット65の両側の保持体50を互いに
接近させ、これにより、貫通孔51の後部内径をウキ59の
外径に合わせて縮径させることで対処する。
用すると、ウキ59が摩耗して外径が小さくなり、該ウキ
59が所定値より小さな引張り力で抜け出るようになるこ
とがある。このような場合には、ナット69をボルト68に
さらにねじ込んでスリット65の両側の保持体50を互いに
接近させ、これにより、貫通孔51の後部内径をウキ59の
外径に合わせて縮径させることで対処する。
【0020】なお、前述の実施形態においては、介装体
54のウキ59を保持体50に保持させるようにしたが、この
発明においては、オモリ62を保持体に保持させるように
してもよい。また、前述に実施形態においては、浮力体
21の大部分を発泡スチロールから構成したが、この浮力
体を本体に取り付けるとともに、該浮力体内に水の注
入、排出口を有する密閉パイプを埋設し、オモリの重量
が変化したとき、密閉パイプ内に充填されている水の量
を変化させることで対応するようにしてもよい。さら
に、前述の実施形態においては、摩擦抵抗によってウキ
59を保持体50に保持させるようにしたが、この発明にお
いては、保持体を全体がリング状である2つの弧状スプ
リング体から構成するとともに、これら弧状スプリング
体によって両側から介装体を弾性的に挟持することで保
持するようにしてもよい。
54のウキ59を保持体50に保持させるようにしたが、この
発明においては、オモリ62を保持体に保持させるように
してもよい。また、前述に実施形態においては、浮力体
21の大部分を発泡スチロールから構成したが、この浮力
体を本体に取り付けるとともに、該浮力体内に水の注
入、排出口を有する密閉パイプを埋設し、オモリの重量
が変化したとき、密閉パイプ内に充填されている水の量
を変化させることで対応するようにしてもよい。さら
に、前述の実施形態においては、摩擦抵抗によってウキ
59を保持体50に保持させるようにしたが、この発明にお
いては、保持体を全体がリング状である2つの弧状スプ
リング体から構成するとともに、これら弧状スプリング
体によって両側から介装体を弾性的に挟持することで保
持するようにしてもよい。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、岸から遠く離れた釣りポイントに釣り用仕掛けを容
易かつ確実に搬送することができる。
ば、岸から遠く離れた釣りポイントに釣り用仕掛けを容
易かつ確実に搬送することができる。
【図1】この発明の一実施形態を示す正面断面図であ
る。
る。
【図2】図1のIーI矢視図である。
【図3】搬送航走体を用いて仕掛けを搬送している状態
を示す説明図である。
を示す説明図である。
【図4】保持体の斜視図である。
11…搬送航走体 12…道糸 17…ベース 18…本体 21…浮力体 24…支持体 33…電池 37…スクリュー 39…モータ 41…推進手段 47…水検出センサ 50…保持体 51…貫通孔 52…スリット 54…介装体 56…リール 58…ハリス 59…ウキ 60…テンビン 60b…延長部 64…切り欠き 70…ガイド 71…リング部 76…検出センサ
Claims (5)
- 【請求項1】水に浮かぶことができるベースと、ベース
に取り付けられ、該ベースに推進力を付与してベースを
前進させる推進手段と、ベースの中央部下面に取り付け
られ、リールから繰り出された道糸とハリスとの間に介
装されている介装体を保持することができるとともに、
道糸に所定値以上の引張り力が作用したとき該介装体を
保持から解放する保持体と、ベースの後端部下面に固定
され、内径が介装体より小径で道糸が貫通しているリン
グ部を有するガイドと、介装体が保持体から離脱したと
き、この離脱を検出して推進手段を停止させる検出セン
サとを備え、介装体が保持体に保持されている状態でベ
ースが推進手段からの推進力によって前進していると
き、釣竿を横方向に振ることにより道糸を通じてガイド
に横方向力を付与し、これにより、ベースの進行方向を
変更するようにしたことを特徴とする釣り用仕掛けの搬
送航走体。 - 【請求項2】前記推進手段を、ベースに取り付けられた
支持体と、この支持体に回転可能に支持されたスクリュ
ーと、支持体に内蔵され、前記スクリューに回転力を付
与するモータと、前記支持体に内蔵され、モータに電力
を供給する電池とから構成するとともに、搬送航走体が
水に浮かべられたとき、水を検出して電池からモータへ
の電力の供給を開始させる水検出センサを設けた請求項
1記載の釣り用仕掛けの搬送航走体。 - 【請求項3】前記ベースを略円筒状とするとともに、こ
のベース内に前記推進手段を収納するようにした請求項
1記載の釣り用仕掛けの搬送航走体。 - 【請求項4】前記ベースを本体と、この本体に着脱可能
に取り付けられ、該本体に浮力を付与する浮力体とから
構成した請求項1記載の釣り用仕掛けの搬送航走体。 - 【請求項5】前記保持体は内部に前後方向に延びる貫通
孔および該貫通孔の直下の保持体を分断する貫通孔と平
行なスリットを有するとともに、前記介装体は前記貫通
孔に挿入されたとき貫通孔との摩擦抵抗によって保持体
に保持されるウキ、および該ウキに連結され、このウキ
直前から後方に向かって傾斜して延びる延長部を有する
テンビンを有し、かつ、前記保持体の前端にテンビンの
延長部が挿入可能な切り欠きを形成した請求項1記載の
釣り用仕掛けの搬送航走体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8757396A JPH09248111A (ja) | 1996-03-15 | 1996-03-15 | 釣り用仕掛けの搬送航走体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8757396A JPH09248111A (ja) | 1996-03-15 | 1996-03-15 | 釣り用仕掛けの搬送航走体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09248111A true JPH09248111A (ja) | 1997-09-22 |
Family
ID=13918752
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8757396A Withdrawn JPH09248111A (ja) | 1996-03-15 | 1996-03-15 | 釣り用仕掛けの搬送航走体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09248111A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013078755A1 (zh) * | 2011-11-28 | 2013-06-06 | Qu Renshu | 一种可视化钓鱼艇 |
-
1996
- 1996-03-15 JP JP8757396A patent/JPH09248111A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013078755A1 (zh) * | 2011-11-28 | 2013-06-06 | Qu Renshu | 一种可视化钓鱼艇 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4757633A (en) | Remote control fish trolling device | |
US5806232A (en) | Radio controlled fishing bait boat | |
US3793761A (en) | Remotely steered troller | |
US7004803B2 (en) | Outboard trolling motor deployment and control system | |
US2693047A (en) | Fishing line towing device | |
US4442621A (en) | Self-propelled troller | |
US8011993B1 (en) | Diving toy | |
JPH09248111A (ja) | 釣り用仕掛けの搬送航走体 | |
US5016385A (en) | Self-powered bait trolling mechanism | |
US8430601B1 (en) | System for deploying fabric cloth in marine sediment | |
US20050000146A1 (en) | Trolling assembly with hydrodynamic planer board, strike indicator, night lighting, and novel fishing line release | |
CN105383653A (zh) | 一种水下机器人 | |
US5829184A (en) | Zigzag aquatic device and method | |
CN205221045U (zh) | 一种水下机器人 | |
JP5343448B2 (ja) | 水中航行体とその潜航・水平航行方法 | |
US20140259863A1 (en) | Mechanized Trolling Device | |
US2595947A (en) | Trolling float | |
US4691466A (en) | Current killer, swift water floater | |
US4348975A (en) | Supply boat spooling system | |
US5377164A (en) | Method to operate with a wire-guided, in air or water, movable vehicle and a device for carrying out the method | |
US4182066A (en) | Driven device for dislodging fish hook | |
US9505476B2 (en) | Motorized watercraft | |
US4030443A (en) | Sports watercraft | |
CN2933514Y (zh) | 遥控钓鱼船 | |
CA1318552C (fr) | Vehicule sous-marin autopropulse pour la detection d'objets immerges |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030603 |