JPH09247668A - 画像信号符号化方式 - Google Patents

画像信号符号化方式

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JPH09247668A
JPH09247668A JP5116496A JP5116496A JPH09247668A JP H09247668 A JPH09247668 A JP H09247668A JP 5116496 A JP5116496 A JP 5116496A JP 5116496 A JP5116496 A JP 5116496A JP H09247668 A JPH09247668 A JP H09247668A
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JP
Japan
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signal
distortion
image
low
prediction
Prior art date
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Pending
Application number
JP5116496A
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English (en)
Inventor
Akira Okumura
晃 奥村
Junji Suzuki
純司 鈴木
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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  • Compression Of Band Width Or Redundancy In Fax (AREA)
  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 歪みの生じる従来の符号化方式よりも大きな
圧縮率が得られ、歪みが小さく、局所的に大きな歪みが
生じることなく、シンプルなアルゴリズムで、高速処理
可能な画像信号符号化方式を提供する。 【解決手段】 送信側では、下位ビット削除器13によ
り入力画像信号の下位ビットを削除し、予測器16にて
下位ビットの削除された信号から予測信号を生成する。
加算器14にて、下位ビットの削除された信号から予測
信号を引き、残った予測誤差信号をエントロピー符号器
15により圧縮符号化し圧縮データを作成する。受信側
では、上記圧縮データをエントロピー復号器19により
復号化して予測誤差信号を生成し、この信号と予測器2
0で生成した予測信号を加算器18にて加えて下位ビッ
トが削除された信号を生成する。この信号の下位ビット
に下位ビット付加器17にてランダムな信号を加え、元
の画像信号を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像符号化装置に
関し、特に画像を高効率でしかも低歪で圧縮符号化・復
号化する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】画像の圧縮符号化・復号化に関しては、
従来から高効率・低歪みを目指して様々な方式が検討さ
れている。このような画像圧縮符号化技術については、
大別して、(a)符号化・復号化によって歪みが生ずる
方式と、(b)符号化・復号化によって歪みが生じない
方式、とがある。以下、各方式について述べる。
【0003】(a)歪みが生ずる方式 符号化・復号化によって歪みが生ずる方式としては、既
に静止画像用にJPEG(Joint Photogr
aphic Experts Group−ISO/I
EC 10918“Digital compress
ion andcoding of continuo
us−tone still images”)、動画
像用にMPEG(Moving Picture Ex
perts Group−ISO/IEC 11172
“Coding of moving picture
s and associated audio fo
r digital storage media a
t up to about 1.5 Mbit/
s”,ISO/IEC 13818“Genericc
oding of moving pictures
and associated audio”)等が標
準化されている。これらの方式の基本的な構成を図5に
示す。
【0004】現在標準化されているJPEGやMPEG
では、図5に示すように離散コサイン変換器1によって
直交変換が行われ、この離散コサイン変換係数のレベル
数を量子化器2によって制限し、その後に無歪みのエン
トロピー符号器3によって圧縮される。エントロピー符
号化にはハフマン符号化や算術符号化が使用される。こ
のようにして最終的に得られた圧縮データのビット数
は、通常、画像入力信号のビット数よりも少ないので、
圧縮データの画像伝送や蓄積に使用すれば、伝送容量や
蓄積容量を低減することができる。これが、歪みが生ず
る方式の圧縮符号化の原理である。圧縮データを元の画
像信号に戻すためには、圧縮データをエントロピー復号
器6によって復号化した後に逆量子化器5によって離散
コサイン変換係数を復元し、さらに離散コサイン逆変換
器4により画像信号を復元する。
【0005】また、図5は、モノクロ静止画像の符号化
・復号化の場合であるが、カラー画像の場合は通常、先
ず、R(赤)・G(緑)・B(青)の色信号から一つの
輝度成分と二つの色差成分へと変換し、次に色差成分に
関しては間引き処理が行われる。このようにして得られ
た各成分に対し図5の符号化が実行される。また、動画
像の場合には、さらに動き補償が加わることになる。
【0006】歪みが生ずる方式では、どの程度の大きさ
の歪みまでが許容されるかということが重要となる。通
常、歪みの大きさは、量子化器における信号の刻み幅
(ステップサイズと呼ぶ)の大きさを調整することによ
って調整することができる。すなわち、量子化器のステ
ップサイズを大きくすれば歪みは大きくなり、結果的に
圧縮データのビット数が減少する。符号化アルゴリズム
の性能を、以下で定義される圧縮率で評価する。
【0007】(圧縮率)=(入力画像のビット数)/
(圧縮データのビット数) この場合、比較的検知されない圧縮率としては、JPE
Gで10〜20程度、MPEGで50程度である。
【0008】この歪みが生ずる方式において、歪みを低
減する(すなわち圧縮率を低下させる)ためには、量子
化器のステップサイズを小さくしていければよいが、離
散コサイン変換・逆変換(乗加算演算)が現実的に有限
精度演算であるため、その切捨て/丸め誤差によって歪
みを0とさせることは不可能である。
【0009】(b)歪みが生じない方式 符号化・復号化によって歪みが生じない方式としては、
やはり先に述べたJPEGにおいて“Lossless
mode of operation”として規定さ
れている。この方式の基本構成を図6に示す。
【0010】最初に予測器7によって符号化対象となる
画素の周辺画素を用いて予測信号が作成され、加算器8
によって符号化対象の画素から予測信号が引き去られ、
残りの予測誤差を無歪みのエントロピー符号器9に入力
し最終的な圧縮データが得られる。また、この圧縮デー
タを復号化した元の画像信号を得るためには、エントロ
ピー復号器12によって予測誤差信号を復元し、さらに
予測器11によって作成された予測値を加算器10によ
って加え合わせることにより、元の画像信号が得られ
る。
【0011】この構成によれば、符号器内では差分信号
の算出が減算のみで、復号器内では画像信号の復元が加
算のみで行われ、乗算を必要としないため、符号化・復
号化による歪みは全く生じない。この歪みが生じない方
式においては、達成される圧縮率は画像の種類によって
異なるが概略1.5〜2.5である。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】以上、従来の技術につ
いて述べたが、印刷や医療などの分野では極めて高品質
な画像が要求される。このために、画像の伝送や蓄積を
効率的に行うために、上記(a)の歪みが生ずる方式を
適用すると、離散コサイン変換特有のブロック状の歪み
の発生を避けることができない。さらに、発生する歪み
がガウス分布で広がりをもつため(望月孝志:“逆DC
T有限語長演算の演算誤差解析”,電子情報通信学会論
文誌A、Vol.J77−A,No.3,pp,357
−368,1994年3月)、画像内の輪郭部分などの
隣接する画素間の画素値が急激に変化する領域に生じる
大きな歪みを避けることや歪みの大きさを制限すること
ができない。
【0013】一方、(b)の歪みが生じない方式を適用
すれば、符号化・復号化により生ずる歪みは無いので、
歪みが生ずる方式で述べたブロック歪みや局所領域の歪
みの問題は生じない。しかしながら、既に述べたように
歪みが生じない方式によって達成される圧縮率は低いた
め、圧縮符号化を適用した場合の伝送・蓄積のコスト低
下に寄与する効果は小さい。
【0014】本発明の目的は、歪みの生じる方式に比べ
て、大きな圧縮率が得られ、歪みの大きさが小さく、局
所的に大きな歪みが生じない、シンプルなアルゴリズム
で実現可能であり、さらに、同一のアルゴリズムで歪み
が生じない符号化・復号化の方式と歪みが生ずる符号化
・復号化の方式が実現可能な、画像信号符号化方式を提
供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の第1の発明は、例えばNビットの階調精度
を有する画像を符号化した符号化データを伝送もしくは
蓄積し、この符号化データを復号化して復号画像を生成
し、例えば当該復号画像を画像処理によりK≦NのKビ
ットの階調精度を有する画像に変換してから画像表示し
たりする画像伝送・蓄積システムにおいて、送信側に、
入力信号のL≦KのLビットの下位ビットを削除する下
位ビット削除器と、前記下位ビット削除後の信号を用い
て無歪み圧縮を行い圧縮データを生成する符号器とを備
え、受信側に、送信された圧縮データを復号する復号器
と、前記復号された信号のLビットの下位ビットに任意
の信号を付加する下位ビット付加器とを備える、ことを
特徴とする画像信号符号化方式を手段とする。従来の技
術とは、符号器において入力信号の下位ビットを削除
し、復号器において下位ビットに任意の信号を付加する
点が異なる。
【0016】この第1の発明による画像信号符号化方式
において、前記下位ビット付加器により付加される任意
の信号が、ランダムな信号である、とするのが、後処理
等がなされる場合に発生する疑似輪郭など視覚的に目立
つ歪みを抑える点で好適である。
【0017】また、本発明の第2の発明は、上記第1の
発明による画像信号符号化方式の前記送信側において、
受信側で復号される信号と同一信号を生成するため内部
復号化を行う手段として下位ビット付加器を有し、当該
下位ビット付加器と、受信側の下位ビット付加器が同期
して同一な任意の信号を付加する手段を有する、ことを
特徴とする画像信号符号化方式を手段とする。
【0018】この第2の発明による画像信号符号化方式
において、前記下位ビット付加器により付加される任意
の信号が、ランダムな信号である、とするのが、後処理
等がなされる場合に発生する疑似輪郭など視覚的に目立
つ歪みを抑える点で好適である。
【0019】本発明では、画像信号に加わる歪みが下位
ビットのみに及ぶため、符号化時にこの下位ビットを削
除することにより、従来の歪みが生じない方式よりも発
生歪みを抑えるとともに、画像信号の画素間に存在する
高い相関性を利用することにより、高い圧縮率を得る。
【0020】また、削除するビット数を0にすることに
より、歪みが生じない符号化を実行し、削除するビット
数を1以上にすると歪みが生じる符号化を実現可能なア
ルゴリズムとする。すなわち、同一の符号器、復号器を
用いて歪みが生じない方式と歪みが生じる方式を選択可
能とする。
【0021】また、従来の歪みが生じる方式よりもアル
ゴリズムをシンプルなものとして、ハードウェア規模の
小型化と高速な処理を実現する。
【0022】また、下位ビットにランダム信号を加える
ことにより、特定の階調範囲を強調する階調変換処理や
画像を拡大縮小する解像度変換などの種々の画像処理を
行う場合に通常発生しやすい疑似輪郭などの視覚的に有
害な歪みの発生を抑える。
【0023】また、歪みが生じる下位ビットを削除する
ことで、原画像のデータ語長と画像出力装置の画像のデ
ータ語長が異なるため画像処理による語長変換を行うシ
ステムに対しても、従来の歪みが生ずる方式よりも出力
画像に生ずる歪みを低く抑える。
【0024】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を、
図を用いて詳しく説明する。
【0025】〔実施形態例1〕図1は、本発明の第1の
実施形態例の構成を示すブロック図である。これは、図
2に示した従来の歪みが生じない方式において、送信側
に下位ビット削除器13を、受信側に下位ビット付加器
17を加えたものである。
【0026】本実施形態例において、入力画像信号から
伝送・蓄積に用いる圧縮データを作成するには先ず、入
力された画像信号の下位ビットが、下位ビット削除器1
3によって削除される。次に予測器16において、下位
ビットが削除された周辺画素の信号を用いて予測信号が
生成される。加算器14において、下位ビットが削除さ
れた信号から予測信号が引き去られる。引き去られて残
った予測誤差信号はエントロピー符号器15により圧縮
符号化されて最終的な圧縮データが作成される。この様
にして作成した圧縮データは伝送や蓄積に利用される。
削除するビット数を変化させることにより画質と圧縮率
の調整を行う。つまり、削除する下位のビット数を多く
すると圧縮率が高くなり、画像に加わる歪みは大きくな
る。
【0027】この圧縮データを復号化した元の画像信号
を作成するためには、圧縮データをエントロピー復号器
19によって復号化して予測誤差信号を生成し、この予
測誤差信号と予測器20により生成した予測信号を加算
器18において加え合わせて下位ビットが削除された信
号を生成し、さらに下位ビット付加器17により下位ビ
ットにランダムな信号を加えることにより元の画像信号
が得られる。
【0028】下位ビットに加える信号として任意の信号
を用いても圧縮は実現可能であるが、後処理として画像
の階調強調や拡大処理を行った場合に画像内のグラデー
ション部分で発生する疑似輪郭など視覚的に目立つ歪み
を抑えるためには、一様乱数などのランダム信号を加え
ることが望ましい。
【0029】本実施形態例において、エントロピー符号
器に入力される予測誤差信号を生成するには、1画素当
たり4回の加減算と1回の乗除算が必要である(予測器
16において3回の加減算と1回の乗除算が、加算器1
4において1回の加減算が必要)。また、従来の歪みが
生ずる方式であるJPEGではエントロピー符号器に入
力される信号を生成するには、離散コサイン変換の高速
変換アルゴリズムであるChenの方法(Wen−Hs
ing Chen,C.Harrison Smith
and S.C. Fralick,“A Fast
Computational Algorithm
for the Discrete Cosine T
ransform”,IEEE Trans.Comm
un.,COM−25,9,pp.1004−100
9,Sept.1977.)を用いた場合、1画素当た
り6.5回の加減算と5回の乗除算が必要である(離散
コサイン変換器1において6.5回の加算と4回の乗
算、量子化器2において1回の乗除算が必要)。従っ
て、従来の歪みが生ずる方式と比較して、本実施形態例
はシンプルなアルゴリズムで構成可能である。
【0030】〔実施形態例2〕図2は、本発明の第2の
実施形態例の構成を示すブロック図である。これは、従
来の歪みが生じない方式であり内部復号器を有する予測
符号化方式の構成に対して、下位ビット削除器22、下
位ビット付加器24、下位ビット付加器28を加えたも
のである。
【0031】本実施形態例において、入力画像信号から
伝送・蓄積に用いる圧縮データを作成するには先ず、加
算器21により、入力画像信号から予測器26で生成さ
れた予測信号を引き去り予測誤差信号を生成し、下位ビ
ット削除器22によりその予測誤差信号の下位ビットを
削除する。下位ビットが削除された予測誤差信号は一方
で、エントロピー符号器23により圧縮符号化されて最
終的な圧縮データが作成される。他方、この予測誤差信
号は内部復号器において、下位ビット付加器24により
下位のビットにランダムな信号が加えられ、次に加算器
25において、予測器26により生成した予測信号と加
え合わせられ、内部復号信号が生成される。この内部復
号信号は復号器で生成される復号信号と同一の信号であ
り、内部復号器の予測器26において予測信号を生成す
るために用いられる。
【0032】この圧縮データを復号化した元の画像信号
を作成するためには、圧縮データをエントロピー復号器
29によって復号化して予測誤差信号を生成し、この予
測誤差信号の下位ビットに下位ビット付加器28により
生成したランダムな信号を加える。ただし、この下位ビ
ット付加器28で加える信号と符号器の下位ビット符号
器24で加える信号は一致する必要があるため、両者は
同期して同一のランダム信号を生成するため、同一の乱
数の初期値を有するなどの、何らかの手段を備えるもの
とする。次に、下位ビットを付加した予測誤差信号と予
測器30により生成した予測信号を加算器27において
加え合わせることにより、最終的に元の画像信号が得ら
れる。
【0033】下位ビットに加える信号として任意の信号
を用いても本実施形態例による圧縮は実現可能である
が、後処理として画像の階調強調や拡大処理を行った場
合に画像内のグラデーション部分で発生する疑似輪郭な
ど視覚的に目立つ歪みを抑えるためには、一様乱数など
のランダム信号を加えることが望ましい。
【0034】以下、実際の画像を用いて、本実施形態例
に基づく構成で圧縮符号化を行った場合の効果について
説明する。使用した画像は、画素数が2048×204
8、信号は12ビット精度の画像(画像A)である。
【0035】図3は、従来の歪みが生ずる方式、本実施
形態例1、本実施形態例2の各々に対する圧縮率とSN
Rの関係を示している。この結果に示されるように、本
実施形態例により符号化することにより、歪みの生じる
方式に比べて歪みの大きさが小さく、また歪みの生じな
い方式に比べて大きな圧縮率を実現することが可能にな
っている。また本実施形態例においてSNRが∞(無限
大)の場合は削除する下位ビットを0とした場合であ
り、このときの圧縮率は従来の歪みが生じない方式によ
る圧縮率と一致する。
【0036】図4は画像データをCRTモニタを用いて
表示するために、12ビット精度の画像を8ビット精度
へと、正規化処理、階調変換、語長短縮の3つの画像処
理を実行して変換した後の画像に対して求めたSNRと
圧縮率の関係を示している。これにより、画像処理によ
る語長変換が必要なこのような画像表示システムにおい
ても、本実施形態例は従来の歪みが生ずる方式より出力
画像に生ずる歪みを低く抑えることが可能になってい
る。
【0037】以上、本発明を、前記実施形態例に基づき
具体的に説明したが、本発明は、前記実施形態例に限定
されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲におい
て種々変更可能であることは勿論である。
【0038】
【発明の効果】以上で示したように、本発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、以
下のとおりである。
【0039】(1)従来の歪が生ずる方式よりも発明歪
みを押さえ、大きな圧縮率を得ることができる。
【0040】(2)同一の符号器、復号器を用いて符号
化パラメータの変更のみで、歪みが生ずる方式と歪みが
生じない方式のいずれかを選択して実行することが可能
である。
【0041】(3)従来の歪みが生ずる方式よりもアル
ゴリズムがシンプルであるため、ハードウェア規模を小
型化し、高速な処理が実現できる。
【0042】(4)階調変換や解像度変換などの画像強
調処理を行っても、疑似輪郭などの視覚的に有害な歪み
が発生しにくい。
【0043】(5)原画像の階調数を減少させて画像出
力装置に出力する画像表示システムにおいて、従来の歪
が生ずる方式よりも出力画像に生ずる歪みを低く押さえ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態例の構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】本発明の第2の実施形態例の構成を示すブロッ
ク図である。
【図3】従来の歪みが生ずる圧縮符号器・復号器、本発
明の第1および第2の実施形態例における圧縮率と符号
化画像に対するSNRの値の関係を表す図である。
【図4】従来の歪みが生ずる圧縮符号器・復号器、本発
明の第1および第2の実施形態例における圧縮率と符号
化画像を画像処理してビット精度を低くした画像に対す
るSNRの値の関係を表す図である。
【図5】従来の歪みが生ずる圧縮符号器・復号器のブロ
ック図である。
【図6】従来の歪みが生じない圧縮符号器・復号器のブ
ロック図である。
【符号の説明】
13,22…下位ビット削除器 14,18,21,25,27…加算器 15,23…エントロピー符号器 16,20,26,30…予測器 17,24,28…下位ビット付加器 19,29…エントロピー復号器

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像を符号化して符号化データを伝送も
    しくは蓄積し、この符号化データを復号化して復号画像
    を生成する画像伝送・蓄積システムにおいて、 送信側に、入力画像信号の下位ビットを削除する下位ビ
    ット削除器と、前記下位ビット削除後の信号を用いて無
    歪み圧縮を行い圧縮データを生成する符号器とを備え、 受信側に、送信された圧縮データを復号する復号器と、
    前記復号された信号の前記削除されたと同数の下位ビッ
    トに任意の信号を付加する下位ビット付加器とを備え
    る、 ことを特徴とする画像信号符号化方式。
  2. 【請求項2】 前記下位ビット付加器により付加される
    任意の信号が、ランダムな信号である、 ことを特徴とする請求項1記載の画像信号符号化方式。
  3. 【請求項3】 前記送信側において、受信側で復号され
    る信号と同一信号を生成するため内部復号化を行う手段
    として下位ビット付加器を有し、 当該下位ビット付加器と、受信側の下位ビット付加器が
    同期して同一な任意の信号を付加する手段を有する、 ことを特徴とする請求項1記載の画像信号符号化方式。
  4. 【請求項4】 前記下位ビット付加器により付加される
    任意の信号が、ランダムな信号である、 ことを特徴とする請求項3記載の画像信号符号化方式。
JP5116496A 1996-03-08 1996-03-08 画像信号符号化方式 Pending JPH09247668A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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