JPH09246638A - モード同期ファイバレーザ動作安定化法 - Google Patents

モード同期ファイバレーザ動作安定化法

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JPH09246638A
JPH09246638A JP8044925A JP4492596A JPH09246638A JP H09246638 A JPH09246638 A JP H09246638A JP 8044925 A JP8044925 A JP 8044925A JP 4492596 A JP4492596 A JP 4492596A JP H09246638 A JPH09246638 A JP H09246638A
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optical
mode
electric signal
resonator
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JP8044925A
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Hidehiko Takara
秀彦 高良
Satoki Kawanishi
悟基 川西
Masatoshi Saruwatari
正俊 猿渡
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Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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    • H01S3/102Controlling the intensity, frequency, phase, polarisation or direction of the emitted radiation, e.g. switching, gating, modulating or demodulating by controlling the active medium, e.g. by controlling the processes or apparatus for excitation
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型で低コストかつ低消費電力のモード同期
ファイバレーザを安定して動作させる。 【解決手段】 光の損失あるいは位相を所定の周波数で
変調する光変調器102と、変調された光パルスを増幅
する光増幅器103と、光パルスを外部に取り出す光結
合器105と、上記各構成要素を互いに光学的に結合し
て共振器を形成する光導波路107とを備えたモード同
期ファイバレーザ装置の共振器外に、光増幅器103の
温度を検出する温度検出器108と、光増幅器103の
温度を変化させる温度変化手段109と、温度検出器1
08で検出した温度を誤差信号として入力し温度変化手
段109を駆動するための温度変化手段駆動信号を出力
する電気信号処理回路110とを設け、電気信号処理回
路110が、光増幅器103の温度を一定に保持するよ
う温度変化手段109を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光通信、光計測等
に使用されるモード同期型ファイバレーザ装置の安定化
法に関する。
【0002】
【従来の技術】モード同期ファイバレーザは、高繰り返
しの光パルス列発生や超短光パルス発生を可能とする等
の利点を有しており、大容量、長距離光通信や光計測等
の分野への適用を目指して活発に研究開発が進められて
いる。
【0003】図15(a)は従来のリング共振器型モー
ド同期ファイバレーザの構成の一例を示すものであり、
図中、102は光の損失あるいは位相を所定の周波数で
変調する光変調器、101は光変調器102の駆動電
源、103は光変調器102で変調された光パルスを増
幅する希土類添加ファイバ光増幅器、104は光パルス
の進行方向を規定し反射戻り光を遮断する光アイソレー
タ、105は増幅された光パルスを外部に取り出す光結
合器、106は波長フィルタ、107は上記各構成要素
102〜106を光学的に結合する光導波路である(参
考文献 H.Takaraet al.,“20 GHz transform-limited
optical pulse generation and bir-error-rate operat
ion using a tunable, actively mode-locked Er-doped
fiber ring laser”,Electron.Lett.,vli.29,No.13 p
p.1149-1150,1993)。
【0004】具体的に、光変調器102としてはLiN
bO3 等の電気光学効果を利用した変調器が主として用
いられる。波長フィルタ106としては、誘電体多層膜
フィルタを用いたものが主に用いられる。光導波路10
7としては光ファイバが主に用いられる。希土類ドープ
ファイバ光増幅器103としては、ErやNdの希土類
をドープした希土類ドープファイバ増幅器が主として用
いられる。
【0005】ここで、図15(a)〜図15(c)を参
照して、従来のモード同期ファイバレーザの動作原理に
ついて説明する。なお、図15(b)はモード同期で得
られる代表的なスペクトル特性を表す図であり、図15
(c)はその時間特性を示す図である。
【0006】図15(a)において、光変調器102、
光増幅器103、光アイソレータ104、光結合器10
5は光導波路107を介してリング状に結合され、リン
グ共振器が構成されている。ここで、リング共振器の光
路長Lは、リング共振器の各構成要素の物理長をhi
屈折率をni とすると、次式に示されるように、それぞ
れの物理長hi にそれぞれの屈折率ni を乗した値(そ
れぞれの光路長)の和で表される。 L = Σhii …… (1)
【0007】ところで、リング共振器においては、基本
共振周波数fr =c/L(cは光速度)で与えられる周
波数間隔をもつ多数の縦モードが存在する。ここで、リ
ング共振器内の光変調器102で、次式で示される繰り
返し周波数fm の光変調を加えると、図15(b)に示
されるように、周波数間隔N・fc の全ての縦モードの
位相が揃うモード同期発振状態となり(ただし、Nは1
以上の整数)、図15(c)に示されるように繰り返し
周期1/(N・fc )の光パルス列が得られる。 fm = N・fc …… (2)
【0008】上記(2)式がモード同期条件である。な
お、パルス幅は、多数の縦モードスペクトルの包絡線で
定まる発振スペクトル幅δνの逆数に対応し、このスペ
クトル包絡線の中心が中心波長(周波数ν0 )となる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、モード同期
ファイバレーザは共振器長が長い(数10m以上)た
め、温度変動による共振器光路長の変化が大きい。その
ため、上記縦モード周波数間隔fc が変化し、(2)式
のモード同期条件が満たされず、動作が不安定になりや
すいという問題点があった。
【0010】この問題点を解決するため、従来では図1
5に示したようにモード同期レーザの共振器を恒温槽の
中に入れて共振器全体の温度変化を抑圧する方法が採ら
れていた。しかしながら、このような従来の方法では、
温度制御する対象が共振器全体であるため、すなわち恒
温槽で制御する対象の熱容量が大きいために、レーザ駆
動の開始時(光増幅器への励起光注入開始時)や駆動条
件変化時(光増幅器への励起光注入レベル変化時等)の
光増幅器の温度変化に十分に(迅速に)対応できず、動
作が不安定になるという問題点があった。また、共振器
全体を温度制御するため、装置が大がかりでコスト高を
招致するという問題点があった。さらに、熱容量が大き
な対象物を制御するため、消費電力が高くなるという問
題点もあった。
【0011】本発明は、このような従来の方法による問
題点を解決するために為されたものであり、小型で低コ
ストかつ低消費電力のモード同期ファイバレーザを安定
して動作させることができるモード同期ファイバレーザ
動作安定化法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、光の損失あるいは位相を所
定の周波数で変調する光変調器と、変調された光パルス
を増幅する光増幅器と、前記光パルスを外部に取り出す
光結合器と、前記各構成要素を互いに光学的に結合して
共振器を形成する光導波路とを備えたモード同期ファイ
バレーザ装置の前記共振器外に、前記光増幅器の温度を
検出する温度検出器と、前記光増幅器の温度を変化させ
る温度変化手段と、前記温度検出器で検出した温度を誤
差信号として入力し前記温度変化手段を駆動するための
温度変化手段駆動信号を出力する電気信号処理回路とを
設け、前記電気信号処理回路が、前記光増幅器の温度を
一定に保持するよう前記温度変化手段を制御することを
特徴としている。
【0013】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の発明において、前記共振器外に、前記光変調器の温
度を検出する第2の温度検出器と、前記光変調器の温度
を変化させる第2の温度変化手段と、前記第2の温度検
出器で検出した温度を誤差信号として入力し前記第2の
温度変化手段を駆動するための温度変化手段駆動信号を
出力する第2の電気信号処理回路とを設け、前記第2の
電気信号処理回路が、前記光変調器の温度を一定に保持
するよう前記第2の温度変化手段を制御することを特徴
としている。
【0014】さらに、請求項3記載の発明は、請求項1
または2記載の発明において、前記共振器内に、電気的
に光路長を変化させる光遅延器を設けるとともに、前記
共振器外に、出力光パルスの一部を分岐する光分岐器
と、分岐した光を電気信号に変換して緩和振動周波数成
分とその高調波成分のうち少なくとも一つを抽出する受
光器と、抽出した周波数成分を誤差信号として入力し前
記光遅延器を駆動するための光遅延器駆動信号を出力す
る電気信号処理回路とを設け、前記電気信号処理回路
が、誤差信号の電力を最小にするよう前記光遅延器駆動
用信号を制御することを特徴としている。
【0015】上記構成によれば、モード同期ファイバレ
ーザの光増幅器および光変調器の温度を一定に維持する
ことにより、レーザ共振器光路長の変化を防ぎ、安定し
たモード同期動作が実現される。また上記安定化に加え
て、モード同期レーザ出力光から変換した電気信号の緩
和振動周波数成分の電力が最小になるよう共振器内の光
遅延器をフィードバック制御することにより、レーザ共
振器光路長の変化量をさらに低減し、より安定したモー
ド同期動作が実現される。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施形態について説明する。 [第1の実施形態]図1〜図3を参照して、本発明の第
1の実施形態について説明する。本実施形態は、請求項
1に記載のモード同期ファイバレーザ動作安定化法の一
実施形態であり、共振器長変化の主要因である光増幅器
103の温度変化を抑制する(光増幅器103の温度を
一定に制御する)ことでレーザ共振器長変化を抑圧し、
安定性の高いレーザ動作の実現を図るものである。
【0017】図1は本実施形態によるモード同期ファイ
バレーザ動作安定化法が適用されたモード同期ファイバ
レーザの構成を示す図である。この図において、図15
(a)と共通する部分には同一の符号を付し、その説明
を省略する。図1において、108は光増幅器103の
温度を検出する温度検出器、109は光増幅器103の
温度を変化させる温度変化手段、110は温度検出器1
08の検出結果に基づいて温度変化手段109を変化さ
せる電気信号処理回路である。
【0018】光変調器102としては、従来の技術の欄
において述べたLiNbO3 等の電気光学効果を利用し
た変調器の他に、半導体からなる電界吸収型変調器を使
用してもよい(参考文献:M. Suzuki et.at., “Transf
orm-limited optical pulsegeneration up to 20-GHz r
epetition rate by asinusoidally driven In GaAsPele
ctroabsorption modulator”, IEEE J. Lightwave Tech
nol.vol.,11,pp.468-473,1993)。
【0019】温度検出器108としては、温度Tにより
抵抗値が変化する白金抵抗やサーミスタ等が使用可能で
ある。また温度変化手段109としては、ペルチェ素子
等が使用可能である。光増幅器としては図15(a)に
示されるものと同様に希土類添加ファイバ光増幅器が使
用可能である。図2に希土類添加ファイバ光増幅器の構
成を示す。図2において、201は希土類添加ファイ
バ、202は合波器、203は励起光源である。
【0020】一般にモード同期ファイバレーザの構成要
素の中で最も長い要素は光増幅器であり、共振器長の5
0%以上を占めている。例えば、従来の技術の欄で挙げ
た文献の構成では、共振器長40mに対して希土類添加
ファイバの長さは20mである。また、希土類添加ファ
イバは励起光源からの高出力(数10mW以上)の励起
光により発熱する。そのため、レーザ駆動を開始する励
起光注入開始時や励起光レベルの変化時には希土類添加
ファイバに温度変動が生じる。上述したように、希土類
添加ファイバは共振器長の50%以上を占めているた
め、温度変化による共振器長変化は、主にこの希土類添
加ファイバの温度変化に起因している。
【0021】温度変化δTによる希土類添加ファイバ長
の変化量δLは、次式で表される。 δL ≒ Ls・α・δT …… (3) ここでαは希土類添加ファイバの熱膨張係数である。例
えば、熱膨張係数αが10-5[1/℃]程度であり、希土
類添加ファイバ長Lが20m、希土類添加ファイバの温
度変化δTが1[℃]の時、(3)式より0.2mm程度
の希土類添加ファイバ長Lの変化(すなわち、共振器長
変化)が生じる。これにより、モード同期条件が満たさ
れなくなり、レーザ動作が不安定になる。
【0022】本実施形態においては、まず、希土類添加
ファイバを含めた全共振器光路長をある基準温度Ts
おいて(2)式のモード同期条件を満たす値Ls に設定
する。次に、希土類添加ファイバ201の温度Tを温度
検出器8により検出し電気信号処理回路110に入力す
る。そして、この検出した温度Tが基準温度Ts より高
い(低い)場合には、電気信号処理回路110が、温度
を下げる(上げる)ように温度変化手段駆動信号を出力
して温度変化手段109を制御する。本実施形態では、
上記過程を繰り返して希土類添加ファイバ201の温度
Tを基準温度Ts に維持する。すなわち本実施形態で
は、共振器長変化の主要因である光増幅器103の温度
を一定に制御することでレーザ共振器長変化を抑圧し、
レーザ動作の安定化を図っている。
【0023】図3は、光増幅器103およびその温度制
御に関わる部分をより詳細に示した図である。この図に
示されるように、希土類添加ファイバ201のみを断熱
材301で囲んで外部と熱的に遮断するとともに、希土
類添加ファイバ201を金属性のドラム302に巻くこ
とで熱容量を低減し、金属性ドラム302を温度変化手
段109に接続している。
【0024】このような構成を採ることにより、本実施
形態では、共振器全体を恒温槽に入れて温度制御する従
来の方法に比べて、はるかに速い応答速度で温度制御が
可能となる。従って、レーザ駆動のスタート時(光増幅
器への励起光注入開始時)や駆動条件変化時(光増幅器
への励起光注入レベル変化時等)の光増幅器の温度変化
にも十分に対応(追従)可能であり、安定した動作が達
成される。また、希土類添加ファイバ201のみを温度
制御するため、装置が小型になり、製造コストおよび消
費電力の低減が可能となる。
【0025】[第2の実施形態]図4を参照して、本発
明の第2の実施形態について説明する。本実施形態は、
請求項1に記載のモード同期ファイバレーザ動作安定化
法の他の実施形態である。図4は本実施形態によるモー
ド同期ファイバレーザ動作安定化法が適用されたモード
同期ファイバレーザの構成を示す図であり、この図にお
いて、図1と共通する部分には同一の符号を付し、その
説明を省略する。図4において、401は入射光のほと
んどを反射する光反射器であり、図4に示される構成が
図1に示されるものと異なる点は、共振器構成がファブ
リペロ型である点のみである。したがって、第1の実施
形態と同様な原理によりレーザ動作の安定化が達成され
る。
【0026】[第3の実施形態]図5を参照して、本発
明の第3の実施形態について説明する。本実施形態は、
請求項2に記載のモード同期ファイバレーザ動作安定化
法の一実施形態であり、共振器長変化の主要因である光
増幅器103に加えて光変調器102の温度をも一定に
制御することでレーザ共振器長変化をさらに抑圧し、よ
り安定性の高いレーザ動作の実現を図るものである。
【0027】図5は本実施形態によるモード同期ファイ
バレーザ動作安定化法が適用されたモード同期ファイバ
レーザの構成を示す図であり、この図において、図1と
共通する部分には同一の符号を付し、その説明を省略す
る。なお、図5において、108−aおよび108−b
は第1および第2の温度検出器、109−aおよび10
9−bは第1および第2の温度変化手段、110−aお
よび110−bは第1および第2の電気信号処理回路で
あり、符号の末尾が“a”のものは光増幅器103に対
して設けられ、符号の末尾が“b”のものは光変調器1
02に対して設けられている。各温度検出器、各温度変
化手段、各電気信号処理回路は、図1に示される温度検
出器108、温度変化手段109、電気信号処理回路1
10と同一の機能を有する。ただし、第1の電気信号処
理回路109−aと第2の電気信号処理回路109−b
は、後述するように、それぞれ異なる基準温度に基づい
て作動する。
【0028】一般に、モード同期ファイバレーザの構成
要素の中で最も温度変化の大きいものは光変調器102
である。例えば、光変調器としてLiNbO3 光強度変
調器を用いる場合、駆動電源からの信号電力は20dB
m以上もあり、これにより光変調器内で発熱が生じ、レ
ーザ駆動前に比べて数度以上の温度上昇が生じる。その
ため、光変調器部においても温度変化による長さの変化
が生じる。
【0029】光変調器の熱膨張係数αを10-5[1/℃]
程度として、光変調器の長さLおよび温度変化δTをそ
れぞれ5cm、5[℃]とすると、(2)式より光変調器
長Lの変化(=共振器長変化)は2.5μm程度とな
る。さらにこの光変調器102の温度変化の影響によ
り、その周辺に配置された光導波路等の構成要素にも温
度変化が生じる。従って、希土類添加ファイバに加えて
この光変調器の温度変化をも低減することにより、より
安定性の高いレーザ動作を実現することができる。
【0030】本実施形態の動作手順は、まず希土類添加
ファイバ201および光変調器102を含めた全共振器
光路長をそれぞれの基準温度Ts ,Ts’ において、
(2)式のモード同期条件を満たす値Ls に設定する。
次に、希土類添加ファイバ201および光変調器102
の温度T,T’をそれぞれ第1の温度検出器108−a
および第2の温度検出器108−bにより検出して第1
の電気信号処理回路110−aおよび第2の電気信号処
理回路110−bに入力する。
【0031】希土類添加ファイバ201の温度Tが基準
温度Ts より高い(低い)場合には、第1の電気信号処
理回路110−aが希土類添加ファイバ201の温度を
下げる(上げる)ように第1の温度変化手段109−a
を制御する。また、光変調器102の温度T’が基準温
度Ts’ より高い(低い)場合には、第2の電気信号処
理回路110−bが、光変調器102の温度を下げる
(上げる)ように第2の温度変化手段109−bを制御
する。
【0032】上記過程を繰り返して希土類添加ファイバ
201の温度Tおよび光変調器102の温度Tをそれぞ
れ基準温度Ts 、Ts’ に維持する。すなわち本実施形
態では、共振器長変化の主要因である光増幅器103に
加えて光変調器102の温度をも一定に制御するため、
レーザ共振器長変化をさらに抑圧し、より安定性の高い
レーザ動作を実現することができる。
【0033】[第4の実施形態]図6を参照して、本発
明の第4の実施形態について説明する。本実施形態は、
請求項2に記載のモード同期ファイバレーザ動作安定化
法の他の実施形態である。図6は、本実施形態によるモ
ード同期ファイバレーザ動作安定化法が適用されたモー
ド同期ファイバレーザの構成を示す図であり、この図に
おいて、図4,図5と共通する部分には同一の符号を付
し、その説明を省略する。この図に示される構成が図5
に示されるものと異なる点は、共振器構成がファブリペ
ロ型であることのみであり、本実施形態によるモード同
期ファイバレーザ動作安定化法によれば、第3の実施形
態と同様な原理によりレーザ動作の安定化を実現するこ
とができる。
【0034】[第5の実施形態]図7を参照して、本発
明の第5の実施形態について説明する。本実施形態は、
請求項3に記載のモード同期ファイバレーザ動作安定化
法の一実施形態であり、第1〜第4の実施形態における
光増幅器103および光変調器102の温度制御法に加
えて、レーザ出力光の緩和振動周波数成分を抑圧するよ
うに共振器長をフィードバック制御することでレーザ共
振器長変化をさらに抑圧し、極めて安定性の高いレーザ
動作の実現を図るものである。
【0035】図7は、本実施形態によるモード同期ファ
イバレーザ動作安定化法が適用されたモード同期ファイ
バレーザの構成を示す図であり、この図において、図5
と共通する部分には同一の符号を付し、その説明を省略
する。図7において、701は光結合器105からの出
力が入力される第2の光結合器、702は第2の光結合
器701からの出力光パルスの一部が入力される光/電
気変換器、703は光/電気変換器702から出力され
る電気信号Sが入力される増幅器、704は増幅器70
3から出力されるサブモード周波数成分信号Sr が入力
される第3の電気信号処理回路、705は光アイソレー
タ104と波長フィルタ106間の光路上に設けられた
光遅延器であり、第3の電気信号処理回路704から出
力される光遅延駆動信号SD に基づいて光路上の光パル
スを遅延させる。
【0036】以下、本実施形態によるモード同期ファイ
バレーザ動作安定化法、すなわち緩和振動周波数成分抑
圧法について説明する。まず、モード同期レーザから発
生された光パルスの出力の一部を光分岐器701で分岐
した後、光/電気変換器702により電気信号に変換す
る。このとき電気信号の電力スペクトルは、モード同期
レーザの駆動条件がモード同期条件((2)式)を完全
に満たしている場合、図8(a)に示されるように直流
成分、モード同期周波数(すなわち変調周波数)fm
分およびモード同期周波数の高調波(周波数は2fm
3fm ,…)成分の輝線スペクトルが得られる。なお、
図8(a)〜図8(c)はそれぞれ同一の特性を示す図
であるが、横軸(周波数軸)のスケールが順に小さくな
っている。すなわち、周波数=0近傍を徐々に拡大した
図となっている。
【0037】ところが、共振器長が変化してモード同期
条件からずれて動作が不安定になると、レーザの緩和振
動が励起されるため、電力スペクトル上で緩和振動周波
数成分fr およびその高調波周波数成分(2fr ,3f
r ,…)が発生する。例えば均一な広がりをもつ4準位
のレーザの場合、緩和振動周波数fr は次式で表される
(参考文献 A.Yariv (多田邦彦、神谷武志共訳):光
エレクトロニクスの基礎(原著3版)、9.6節、丸善
(昭和63年))。 fr =(((r−1)/τtc1/2)/2π …… (4)
【0038】ここでrは上準位へのポンピング率としき
い値ポンピング率の比、τは上準位の寿命、tc は共振
器の減衰時定数である。増幅媒質として希土類ドープフ
ァイバを用いたレーザの場合、rは1〜10、τは1μ
s〜10ms、tc は1μs〜10μsであるので、f
r は500kHz以下となる。高調波モード同期ファイ
バレーザの不安定動作時には、緩和振動周波数成分fr
とその高調波周波数成分(2fr ,2fr ,…)および
スーパーモード成分fs (ここで、fs =n・fc 、f
s ≠m・fm (ただし、n,mは自然数))が発生す
る。さらにこれらのビート周波数も発生する。結局、不
安定動作時は次式で示される周波数fn の雑音成分が発
生し、電力スペクトルは図8(b)(c)に示したよう
になる。ただし、fn >0、i=0,1,2,…、j,
kは自然数である。 fn =i・fm±j・fr±k・fc …… (5)
【0039】この緩和振動周波数成分の電力Pr の値
は、モード同期条件からのずれ(共振器光路長変化)に
対して敏感に変化する。図9はモード同期Er ドープフ
ァイバリングレーザにおける緩和振動周波数成分電力P
r と共振器の光路長変化量の関係を測定した結果であ
る。ただし、緩和振動周波数成分電力Pr に関してはモ
ード同期周波数成分電力Pm に対する比を示している。
このとき同時にレーザの安定性を評価するため、レーザ
出力光を外部光変調器で強度変調して符号化した後、符
号誤り率特性を測定した(参考文献 H.Takara et a
l.,"20 GHz transform-limited optical pulse generat
ion and bir-error-rate operation using a tunable,
actively mode-locked Er-doped fiber ring laser",El
ectron.Lett.,vli.29,No.13 pp.1149-1150,1993)。
【0040】この誤り率は信号光の信号対雑音比に依存
している。不安定動作時には光パルスの欠落や光強度の
揺らぎが生じるため、レーザ出力光の信号対雑音比は劣
化し誤り率は増加する。光伝送における光源として適用
するには誤り率10-10 以下が要求される。図9を見て
わかるように、誤り率10-10 以下となる光路長変化量
の許容範囲は±50μm程度であるが、緩和振動周波数
成分Pr は10μm程度の光路長変化に対して10dB
以上変化する。従って、緩和振動周波数成分を抽出して
(図8(d))誤差信号に用いることにより、感度の良
い制御でレーザ共振器の光路長の変化を防ぎ安定したモ
ード同期動作を実現することができる。
【0041】上述したように本実施形態では増幅器70
3を用いているが、緩和振動周波数成分が増幅せずとも
後段で制御するのに十分大きい場合には、増幅器703
の代わりにバンドパスフィルタを用いてもよい。また、
増幅器703は緩和振動周波数成分のみを選択して増幅
しているが、誤差信号として緩和振動周波数の高調波周
波数成分を含んでもよい。
【0042】次に、増幅器(またはバンドパスフィル
タ)の帯域について説明する。レーザ出力光を光電変換
した電気信号の電力スペクトルにおいて直流成分とモー
ド周期周波数成分(高調波周波数成分も含む)の電力は
共振器長の変化に対してほとんど変化せず、安定時の緩
和振動周波数成分に対して70dB以上も高い。
【0043】一方、スーパーモード成分は、緩和振動周
波数成分と同様に共振器長変化に対して変化するが、そ
の変化は穏やかである。従って、感度の良い制御を行う
ためには、増幅器(またはバンドパスフィルタ)の帯域
が緩和振動周波数およびその高調波周波数のみを含み、
それ以外の直流成分、モード同期周波数成分(高調波周
波数成分も含む)およびスーパーモード成分を含まない
ように設定する必要がある。
【0044】すなわち、帯域の下限および上限をそれぞ
れfL 、fH とするとfr <fc となる場合は、 0<fL <fr <fH <fc …… (6) とし、一方、kfc<fr<(k+1)fc(ただしkは
自然数)となる場合は、 kfc<fL<fr<fH<(k+1)fr …… (7) と設定する。上記ファイバレーザの場合、例えば0<f
L<500kHz<fH<1MHzとなる増幅器(または
バンドパスフィルタ)を使用すれば、緩和振動周波数成
分とその高調波周波数成分のみを誤差信号として使用で
きるため、共振器長変化に対して感度の良い制御を行う
ことができる。
【0045】図10は、光遅延器705の具体例を示し
たものである。図10(a),および図10(b)は2
つの光導波路のレンズ系による結合を利用した光遅延器
である。ここで1000は電気的に位置を矢印方向に変
化する電動ステージ、1001は光学レンズ、1002
は3角プリズム等の直角ミラー、1003は駆動電源で
ある。図10(a)の構成では、入出射どちらかの光学
レンズと光導波路を同一の電動ステージ1101に固定
して光線方向に沿って移動させることにより、2つの光
導波路107間の光路長を変化させることができる。図
10(b)の構成では、直角ミラー1102を光線方向
に沿って移動することにより、図10(a)のものと同
様に光路長を調節することができる。
【0046】図11(a)は、張力により光導波路を伸
長させて光路長を変化させる光遅延器の一例を示す図で
ある。これは光ファイバ等の比較的長尺の光導波路をピ
エゾ素子で作られたドラム1101に巻きつけ、ドラム
1101の径を電圧で変化させることで光ファイバへの
張力を変えて光路長を変化させるものである。
【0047】また、図11(b)は、光導波路の屈折率
を電気的に変化させて光路長を変化させる光遅延器の一
例を示す図である。ここで1102は基板、1103は
電気的に屈折率が変化する光導波路、1104は電極で
ある。2つの電極1104間に電圧Vを印加することに
より、光導波路1103中に電界Eが発生し、光導波路
の屈折率が変化して光路長が変化する。この電気的に屈
折率が変化する光導波路としては、電気光学効果を有す
るLiNbO3 等の強誘電体等が主にあげられる。
【0048】このように、図10(a)、図10
(b)、図11(a)、図11(b)に示された構成の
うち少なくとも一つを光遅延器705として用いること
により、電気信号処理回路704からの駆動信号SD
レーザの共振器長にフィードバックすることが可能とな
る。
【0049】次に本方法のアルゴリズムについて説明す
る。初めに、駆動信号SD を変化させてレーザ装置の共
振器光路長をある範囲で掃引させ、その際に変化する総
和振動周波数成分電力Pr を測定する。この光路長の掃
引範囲は、温度変化等により生じるモード同期条件から
の光路長のずれの予測される最大値より十分大きければ
よい。
【0050】図12はこの掃引によって得られた緩和振
動周波数成分電力Pr と光路長Lの関係を示している。
緩和振動周波数成分電力Pr が最小値となる光路長L0
を検出した後、再び光路長の初期値をL0 に設定する。
温度変化等により光路長が変化して緩和振動周波数成分
電力Pr が予め設けた電力制限値Plimit (動作状態が
用途に対して安定と見なせる電力Pr の上限より低い
値。図12参照)を越えた場合、まず、光路長Lをわず
かに増加させて電力Pr の変化を見る。
【0051】電力Pr が減少すれば電力Pr が電力制限
値Plimit 以下になるまで光路長Lを増加させる。そし
て、Pr ≦Plimit となった時点で、光路長Lの変化を
停止させる。逆に、光路長Lをわずかに増加させて電力
r が増加した場合は、光路長Lを減少させて電力Pr
を減少させ、上記と同様にPr ≦Plimit となった時点
で光路長Lの変化を停止させる。これにより、共振器の
光路長変化を抑圧することができ、動作の安定化を図る
ことができる。
【0052】図13は、電気信号処理回路704の具体
例を示したものである。図中、1301はアナログ/デ
ィジタル変換器、1302はマイクロコンピュータ等の
計算機、1303はディジタル/アナログ変換器であ
る。この図に示される構成において、まず、アナログ信
号である緩和振動周波数成分信号Sr をアナログ/ディ
ジタル変換器1301でディジタル信号に変換する。そ
して、計算機1302で上述のアルゴリズムに従って制
御信号を決定する。光遅延器705として、ディジタル
信号駆動型のものを用いる場合には、計算機1302よ
り直接光遅延器705に光遅延器駆動信号SD を入力す
る。一方、アナログ信号駆動型の光遅延器705を用い
る場合には、ディジタル/アナログ変換器1303を用
いて光遅延器駆動信号SD を生成する。
【0053】以上述べたように、本実施形態では、第1
〜第4の実施形態における温度制御法に加えて、光/電
気変換器702からの電気信号Sより増幅器703(ま
たはバンドパスフィルタ)を用いて緩和振動周波数成分
信号Sr を抽出し、電気信号処理回路704においてこ
の緩和振動周波数成分電力Pr が最小になるように、電
気信号処理回路704から共振器内に設置した光遅延器
705へ駆動信号SDをフィードバックしてレーザ装置
の光路長を制御する方法を用いている。従って、レーザ
共振器長を数μm以下の高精度で制御することができ、
第1〜第4の実施形態よりさらに安定なモード同期レー
ザ動作を実現することができる。
【0054】[第6の実施形態]図14を参照して、本
発明の第6の実施形態について説明する。本実施形態
は、請求項3に記載のモード同期ファイバレーザ動作安
定化法の他の実施形態である。図14は、本実施形態に
よるモード同期ファイバレーザ動作安定化法が適用され
たモード同期ファイバレーザの構成を示す図であり、こ
の図において、図7と共通する部分には同一の符号を付
し、その説明を省略する。この図に示される構成が図7
に示されるものと異なる点は、共振器構成がファブリペ
ロ型であることのみであり、本実施形態によるモード同
期ファイバレーザ動作安定化法によれば、第5の実施形
態と同様な原理によりレーザ動作の安定化を実現するこ
とができる。
【0055】以上、本発明の実施形態を図面を参照して
詳述してきたが、具体的な構成はこれらの実施形態に限
られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の
設計の変更等があっても本発明に含まれる。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
モード同期ファイバレーザの光増幅器および光変調器の
温度制御を行なうことにより、レーザ共振器長の変化を
防ぎ、安定したモード同期動作を実現することができ
る。また、本発明は光増幅器および光変調器のみを制御
するための、制御速度が速く、レーザ駆動のスタート時
や駆動条件変化時の光増幅器の温度変化の速度にも十分
対応でき、安定な動作が達成できる。また、温度制御領
域が従来より限定されているので、装置の小型化、低コ
スト化および低消費電力化が可能であるなど効果は大き
い。また、上記温度制御法に加えて、レーザ出力の緩和
振動周波数成分を抑圧するように共振器をフィードバッ
ク制御する方法を用いることにより、さらに精度良く共
振器長を共振器長を制御することができ、温度変動等に
よる共振器長変動をより低減することができるという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態によるモード同期ファ
イバレーザ動作安定化法が適用されたモード同期ファイ
バレーザの構成を示す図である。
【図2】(a)〜(c)はそれぞれ、希土類添加ファイ
バ光増幅器の構成を示す図である。
【図3】光増幅器103およびその温度制御に関わる部
分をより詳細に示した図である。
【図4】本発明の第2の実施形態によるモード同期ファ
イバレーザ動作安定化法が適用されたモード同期ファイ
バレーザの構成を示す図である。
【図5】本発明の第3の実施形態によるモード同期ファ
イバレーザ動作安定化法が適用されたモード同期ファイ
バレーザの構成を示す図である。
【図6】本発明の第4の実施形態によるモード同期ファ
イバレーザ動作安定化法が適用されたモード同期ファイ
バレーザの構成を示す図である。
【図7】本発明の第5の実施形態によるモード同期ファ
イバレーザ動作安定化法が適用されたモード同期ファイ
バレーザの構成を示す図である。
【図8】(a)〜(d)はそれぞれ、光/電気変換器7
02から出力される電気信号の電力スペクトルを示す図
である。
【図9】モード同期Er ドープファイバリングレーザに
おける緩和振動周波数成分電力Pr と共振器の光路長変
化量の関係を測定した結果を示す図である。
【図10】(a)および(b)はそれぞれ、光遅延器7
05の具体例を示す図である。
【図11】(a)および(b)はそれぞれ、光遅延器7
05の具体例を示す図である。
【図12】掃引によって得られた緩和振動周波数成分電
力Pr と光路長Lの関係を示す図である。
【図13】電気信号処理回路704の具体例を示す図で
ある。
【図14】本発明の第6の実施形態によるモード同期フ
ァイバレーザ動作安定化法が適用されたモード同期ファ
イバレーザの構成を示す図である。
【図15】(a)〜(c)はそれぞれ、従来のモード同
期ファイバレーザ動作安定化法を説明するための図であ
る。
【符号の説明】
101…駆動電源、102…光変調器、103…光増幅
器、104…光アイソレータ、105…光結合器、10
6…波長フィルタ、107…光導波路、108…温度検
出器、109…温度変化手段、110…電気信号処理回
路。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光の損失あるいは位相を所定の周波数で
    変調する光変調器と、変調された光パルスを増幅する光
    増幅器と、前記光パルスを外部に取り出す光結合器と、
    前記各構成要素を互いに光学的に結合して共振器を形成
    する光導波路とを備えたモード同期ファイバレーザ装置
    の前記共振器外に、前記光増幅器の温度を検出する温度
    検出器と、前記光増幅器の温度を変化させる温度変化手
    段と、前記温度検出器で検出した温度を誤差信号として
    入力し前記温度変化手段を駆動するための温度変化手段
    駆動信号を出力する電気信号処理回路とを設け、 前記電気信号処理回路が、前記光増幅器の温度を一定に
    保持するよう前記温度変化手段を制御することを特徴と
    するモード同期ファイバレーザ動作安定化法。
  2. 【請求項2】 前記共振器外に、前記光変調器の温度を
    検出する第2の温度検出器と、前記光変調器の温度を変
    化させる第2の温度変化手段と、前記第2の温度検出器
    で検出した温度を誤差信号として入力し前記第2の温度
    変化手段を駆動するための温度変化手段駆動信号を出力
    する第2の電気信号処理回路とを設け、 前記第2の電気信号処理回路が、前記光変調器の温度を
    一定に保持するよう前記第2の温度変化手段を制御する
    ことを特徴とする請求項1記載のモード同期ファイバレ
    ーザ動作安定化法。
  3. 【請求項3】 前記共振器内に、電気的に光路長を変化
    させる光遅延器を設けるとともに、 前記共振器外に、出力光パルスの一部を分岐する光分岐
    器と、分岐した光を電気信号に変換して緩和振動周波数
    成分とその高調波成分のうち少なくとも一つを抽出する
    受光器と、抽出した周波数成分を誤差信号として入力し
    前記光遅延器を駆動するための光遅延器駆動信号を出力
    する電気信号処理回路とを設け、 前記電気信号処理回路が、誤差信号の電力を最小にする
    よう前記光遅延器駆動用信号を制御することを特徴とす
    る請求項1または2記載のモード同期ファイバレーザ動
    作安定化法。
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