JPH09245063A - Cad編集装置 - Google Patents

Cad編集装置

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JPH09245063A
JPH09245063A JP8056285A JP5628596A JPH09245063A JP H09245063 A JPH09245063 A JP H09245063A JP 8056285 A JP8056285 A JP 8056285A JP 5628596 A JP5628596 A JP 5628596A JP H09245063 A JPH09245063 A JP H09245063A
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JP
Japan
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lock
added
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editing
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JP8056285A
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English (en)
Inventor
Nobuaki Kondo
信明 近藤
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 CAD編集装置において、図面データファイ
ルに記憶されている図面の各図面要素を編集作業中に不
用意に変更されるのを未然に防止する。 【解決手段】 入力された図面要素を指定したロック属
性付加指令に応じて、図面データファイル13に記憶さ
れた図面の指定された図面要素70に、該当図面要素の
変更不可を示すロック属性を付加するロック属性付加手
段と、入力された図面要素を指定したロック属性解除指
令に応じて、図面データファイルに記憶された図面の指
定された図面要素に付加されているロック属性を解除す
るロック属性解除手段と、入力された編集指令にロック
属性が付加された図面要素が含まれるとき、該当図面要
素の編集を禁止する編集禁止手段とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一旦作成されて図
面データファイルに記憶されている図面を表示装置の表
示画面上に読出して編集するCAD編集装置に係わり、
特に、誤って必要な図面要素が消去されることを防止し
たCAD編集装置に関する。
【0002】
【従来の技術】CADシステムを用いて大規模な施設や
複雑な装置を設計する場合、一度に全ての図面を作成す
るのではなくて、個々の設備や部品の図面を作成して、
この一旦作成した各図面を図面データファイルに書込む
ようにしている。
【0003】そして、作業者(設計者)は、必要に応じ
て、図面データファイルに記憶されている各図面を表示
画面上に読出して、読出した図面を用いて新規の図面を
作成したり、また、読出した図面に対して追加,削除,
変更等の編集作業を実施する場合がある。
【0004】また、一つの図面を新規に作成するに際し
て、図面を作成する設計(作図)工程、作成された図面
を検図する検図・調査工程、作成された図面を承認する
承認工程等の複数の作業工程が存在する。そして、各作
業工程において、必要な場合は作成された図面を変更す
る場合もある。
【0005】また、承認済みの図面や検図済みの図面を
用いて別の図面を作成する場合もある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たように、図面データファイルに記憶されている図面を
表示画面上に読出して、この図面に対して編集を行うC
DA編集装置においてもまだ改良すべき次のような課題
がある。
【0007】すなわち、表示画面上に読出された図面に
対して編集を行う場合は、例えばマウスやカーソルキー
を用いて図面を構成する図形,線,文字から構成される
シンボルと図形,線,文字や文字列及びそれらの集合物
である図面要素をクリップして、該当図面要素を他の場
所に移動したり、同一図面要素を他の場所に複写した
り、該当図面要素を修正したり、該当図面要素を削除す
る編集操作を実行する。
【0008】しかし、表示画面上に読出された図面が複
雑で、例えば線の間隔が狭い場合や隣接する図面要素ど
うしの間隔が小さい場合は、カーソルを正しく目的の図
面要素に位置させることが煩雑であり、誤って削除すべ
きでない図面要素を削除してしまう懸念があった。
【0009】さらに、変更してはならない基準となる部
品等の図面要素を知らずに変更してしまう懸念がある。
このように基準となる部品等の図面要素を装置全体の図
面を作成する過程で変更されると、同一部品を複数個用
いる装置においては、同一部品が異なる図面要素とな
り、図面品質の低下を来す。
【0010】さらに、図面データファイルに記憶されて
いる既に検図して承認された図面要素を表示画面に読出
して使用する場合に、無意識に該当図面要素を変更して
しまう懸念もある。
【0011】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、図面データファイルに記憶されている図面
を構成する各図面要素に対して必要に応じてロック属性
を付加することによって、図面を表示画面に読出して編
集する場合に、誤って意図しない図面変更が発生するこ
とを未然に防止でき、作業者の作業負担を軽減できると
ともに、作成される図面の品質を向上できるCAD編集
装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、図面データフ
ァイルに記憶された複数の図面要素からなる図面を表示
画面上に読出して、入力された編集指令に応動して読出
された図面に対して編集処理を行うCAD編集装置に適
用される。
【0013】そして、上記課題を解消するために請求項
1においては、入力された図面要素を指定したロック属
性付加指令に応じて、図面データファイルに記憶された
図面の指定された図面要素に、該当図面要素の変更不可
を示すロック属性を付加するロック属性付加手段と、入
力された図面要素を指定したロック属性解除指令に応じ
て、図面データファイルに記憶された図面の指定された
図面要素に付加されているロック属性を解除するロック
属性解除手段と、入力された編集指令にロック属性が付
加された図面要素が含まれるとき、該当図面要素の編集
を禁止する編集禁止手段とを備えている。
【0014】また、請求項2においては、入力された図
面要素を指定したロック属性付加指令に応じて、図面デ
ータファイルに記憶された図面の指定された図面要素
に、該当図面要素の変更不可を示すロック属性及び作業
者の個人情報を付加するロック属性付加手段と、入力さ
れた図面要素を指定したロック属性解除指令に応じて、
図面データファイルに記憶された図面の指定された図面
要素に付加されている個人情報が作業者の個人情報と一
致したとき、該当指定図面要素に付加されているロック
属性を解除するロック属性解除手段と、入力された編集
指令にロック属性が付加された図面要素が含まれると
き、該当図面要素の編集を禁止する編集禁止手段とを備
えている。
【0015】請求項3においては、入力された図面要素
を指定したロック属性付加指令に応じて、図面データフ
ァイルに記憶された図面の指定された図面要素に、該当
図面要素の変更不可を示すロック属性及び作業者の個人
情報を付加するロック属性付加手段と、個人情報相互間
の優先順位を記憶する優先順位メモリと、入力された図
面要素を指定したロック属性解除指令に応じて、図面デ
ータファイルに記憶された図面の指定された図面要素に
付加されている個人情報が、作業者の個人情報と一致し
たとき及び作業者の個人情報より低い優先順位のとき、
該当指定図面要素に付加されているロック属性を解除す
るロック属性解除手段と、入力された編集指令にロック
属性が付加された図面要素が含まれるとき、該当図面要
素の編集を禁止する編集禁止手段とを備えている。
【0016】また、請求項4の発明は、図面データファ
イルに記憶された複数の図面要素からなる図面を表示画
面上に読出して、図面に関する各作業工程で入力された
編集指令に応動して読出された図面に対して編集処理を
行うCAD編集装置に適用される。
【0017】そして、各作業工程相互間の編集に関する
優先順位を記憶する優先順位メモリと、入力された図面
要素を指定したロック属性付加指令に応じて、図面デー
タファイルに記憶された図面の指定された図面要素に、
該当図面要素の変更不可を示すロック属性及び現在の作
業工程を付加するロック属性付加手段と、入力された図
面要素を指定したロック属性解除指令に応じて、図面デ
ータファイルに記憶された図面の指定された図面要素に
付加されている作業工程が現在の作業工程と一致したと
き及び現在の業工程より低い優先順位のとき、該当指定
図面要素に付加されているロック属性を解除するロック
属性解除手段と、入力された編集指令にロック属性が付
加された図面要素が含まれるとき、該当図面要素の編集
を禁止する編集禁止手段とを備えている。
【0018】さらに、請求項5においては、上述した発
明の各CAD編集装置において、表示画面上に読出され
た図面を構成する各図面要素にロック属性が付加されて
いたとき、該当図面要素をロック属性が付加されていな
い図面要素と異なる表示形態で表示出力するようにして
いる。
【0019】このように構成されたCAD編集装置にお
いては、図面データファイルに記憶されている図面を構
成する図形要素に変更してはならないものが存在する場
合は、ロック属性付加指令を入力して該当図形要素に変
更不可を示すロック属性を付加する。
【0020】このようにすることによって、図面データ
ファイルに記憶されている図面を表示装置の表示画面上
に読出して、この図面に対して編集を行う際に、たとえ
誤って変更すべきでない図面要素をカーソル指定して消
去や移動等の編集操作を実行したとしても、該当図面要
素にはロック属性が付加されているので、これらの操作
は無視される。したがって、誤操作で重要な図面要素が
変更されることが未然に防止できる。
【0021】なお、各図面要素に付加したロック属性は
作業者がロック属性解除指令を入力することによって必
要に応じて解除することも可能である。
【0022】また、請求項2においては、図面要素にロ
ック属性を付加する場合に、付加した作業者を特定する
個人情報を同時に付加している。そして、一旦付加した
ロック情報を解除する場合は、個人情報も入力する必要
がある。すなわち、他人が設定したロック属性を勝手に
解除できなくして、重要な図面要素の安全性をより一層
向上できる。
【0023】請求項3においては、このCAD編集装置
を用いて図面の編集作業を行う作業者の優先順位を優先
順位メモリに設定している。そして、付加したロック情
報を解除する場合は、解除指令を入力する作業者の個人
情報が解除しようとするロック属性に付加されている個
人情報に一致するか又は優先度が低い場合のみ、該当図
面要素に付加されたロック属性を解除可能としている。
【0024】すなわち、例えば、一般作業者においては
自己が付加したロック属性以外のロック属性の解除が禁
止され、責任者は必要に応じて一般作業者が設定したロ
ック属性も解除可能である。
【0025】請求項4においては、ロック属性を付加す
る場合に、どの作業工程で付加したかを示す作業工程も
同時に付加する。そして、各作業工程相互間に優先順位
が付されている。ロック属性を解除する場合は、現在の
作業工程で付加されたものか、又は現在の作業工程より
優先順位が低い作業工程で付加されたロック属性のみが
解除可能である。
【0026】さらに、請求項5においては、編集のため
に、表示画面に読出した図面にロック属性が付加された
図面要素が存在する場合は、この図面要素は他の図面要
素と異なる形態で表示される。したがって、編集作業者
にとって変更可否の図面要素が視覚的に確認でき、編集
作業能率が向上する。
【0027】
【発明の実施の形態】以下本発明の各実施形態を図面を
用いて説明する。
【0028】(第1実施形態)図2は本発明の第1実施
形態に係わるCAD編集装置の概略ハード構成図であ
る。このCAD編集装置はコンピュータ等の一種の情報
処理装置で構成されている。
【0029】システムバス6に対して、図面の処理判
断,入力受付,出力制御,データの登録制を実施するC
PU1、各種データを記憶するRAM等で形成された主
メモリ2、HDD等で構成されたディスク3、キーボー
ドやマウス等の入力装置4,CRT表示装置等の表示装
置5が接続されている。
【0030】すなわち、ディスク3から一時的に主メモ
リ2へ必要なデータを移してCPU1で入力装置4を介
して入力された作業者の指示に基づいて、指示された処
理を実行し、結果を主メモリ2及び表示装置5へ表示す
る。一連の作業が終了すると、主メモリ2からディスク
3へデータを移して編集作業を終了する。
【0031】図1は前記CPU1が実行するアプリケー
ションプログラム上に形成された各各処理機能を示す図
である。
【0032】すなわち、このCAD編集装置は、大きく
分けて、入力制御部10,編集処理部11,CAD図面
入出力部12,図面データファイル13.ロック機能処
理部14,表示制御部18,表示装置19で構成されて
いる。さらに、ロック機能処理部14は、ロック属性付
加部15,ロック属性解除部16,ロック属性判断部1
7等で構成されている。
【0033】次に各部の動作を説明する。
【0034】図面データファイル13内には、既に作成
された複数の図面要素からなる複数枚の図面が記憶保持
されている。各図面要素は、前述したように、図面を構
成する図形,線,文字から構成されるシンボルと図形,
線,文字や文字列およびそれらの集合物で定義されてい
る。
【0035】図3(a)に各図面要素の一例を示す。図
示するように、各図面要素(線30,文字31,図形3
2,シンボル33)に対して要素番号34が付加されて
いる。この要素番号34は図面の各図面要素固有の番号
であり同じ番号のものはない。
【0036】そして、図3(b)に示すように、ロック
属性テーブル37が形成されている。ロック属性テーブ
ル37内には、各図面要素毎に、要素番号34,ロック
フラグ(ROCKFLG)35が設定されている。ロックフラグ
が1の場合は、ロック属性が付加されており、該当図面
要素の変更が禁止される。ロックフラグが0に解除され
ている場合は、該当図面要素の変更は自由に実施可能で
ある。
【0037】なお、この図3(b)に示すロック属性テ
ーブル37をCAD図面入出力部12に設定することも
可能である。
【0038】編集処理部11は、入力制御部10からの
編集指示に従って、CAD図面入出力部12を介して図
面データファイル13から指定図面を読出して表示制御
部14を介して表示装置19の表示画面19aに表示出
力し、表示された図面に対して編集処理を実施する。
【0039】また、編集処理部11は、入力制御部10
から図面要素を指定したロック属性を付加するロック属
性付加指示が入力した場合、ロック機能処理部14のロ
ック属性判断部17で判断した上で、ロック属性が付加
可能であれば、ロック属性付加部15でロック属性を付
加する。そして、編集処理部11はCAD図面入出力部
12にその結果を一時登録する。なお、ロック属性が既
に付加されている場合は、なにもしない。
【0040】編集処理部11は、入力制御部10から図
面要素を指定したロック属性を解除するロック属性付加
指示が入力した場合、ロック機能処理部14のロック属
性判断部17で判断した上で、ロック属性が解除可能で
あれば、ロック属性解除部16でロック属性を解除す
る。そして、編集処理部11はCAD図面入出力部12
に結果を一時登録する。なお、ロック属性が既に解除さ
れている場合は、なにもしない。
【0041】編集処理部11は、図面が表示装置19に
表示された状態で、入力制御部10から、移動,変更,
削除等の編集指示が入力した場合、ロック機能処理部1
4のロック属性判断部17で判断した上で、ロック属性
があれば、移動,変更,削除等の編集指示を却下する。
ロック属性がなければ、編集処理部11は移動,変更,
削除等の編集を実行する。そして移動または変更の結果
をCAD図面入出力部12に一時的に登録する。
【0042】また、表示制御部18は、表示装置19に
表示されている図面を構成する各図面要素のうち、ロッ
ク属性テーブル37にロック属性を示すロックフラグが
1に設定された図面要素を、ロック属性が付加されてい
ない他の図面要素に対して、色や線の種類を変えて表示
する。
【0043】その結果、作業者にとって表示された図面
のなかの変更禁止の図面要素を簡単に判別できる。
【0044】なお、CAD図面入出力部12に一時登録
された編集済みの図面及び新規設定及び設定解除のロッ
ク属性を含む各種のデータは作業者の操作に基づいて、
図面データファイル13に書込まれる。
【0045】次に、編集処理部11の詳細動作を流れ図
を用いて説明する。
【0046】図4は編集処理部11における編集処理動
作を示す流れ図である。
【0047】図4の流れ図が開始され、入力制御部10
から図面を構成する図面要素の移動,変更,削除等の編
集指示が入力した場合、S(ステップ)40にて、編集
処理部11は、ロック機能処理部14に処理を渡す。ロ
ック機能処理部14は、ロック属性判断部17でロック
属性テーブル37を検索して該当図面要素にロック属性
(ロックフラグ=1)が付加されているか否かを調べる
(S41)。そして、ロック属性が付加されていた場合
には(S42)、その旨を編集処理部11に知らせる
(S44)。
【0048】編集処理部11は、ロック属性が付加され
ていた場合には、変更(編集)の指示を却下する(S4
5)。また、ロック属性が付加されていない場合には、
その旨を編集処理部11に知らせる(S43)。編集処
理部11は、ロック属性が付加されていない場合には、
変更(編集)の指示通りに処理を続け(S46)、編集
結果をCAD図面入出力部3に一時登録する。そして、
同時に、編集結果を表示制御部18を介して表示装置1
9へ表示出力する。
【0049】図5はロック機能処理部14におけるロッ
ク属性付加処理動作を示す流れ図である。
【0050】図5の流れ図が開始され、入力制御部10
から、図面の図面要素を指定したロック属性を付加する
ロック属性付加指示が入力された場合には、編集処理部
11はロック機能処理部14へ処理を移す(S50)。
【0051】ロック機能処理部14のロック属性判断部
17はロック属性テーブル37を検索して該当図面要素
のロック属性を判断する(S51)。ロック属性が付加
されていない場合(ロックフラグ=0)は(S52)、
ロック属性付加部15が該当図面要素に対してロック属
性を付加(ロックフラグ=1)し、その旨を編集処理部
11へ知らせる(S53)。
【0052】そして、編集処理部11は、ロック属性付
加情報をCAD図面入出力部12に一時登録する(S5
6)。さらに、表示制御部18を介して表示装置19へ
ロック属性付加情報を表示する。
【0053】また、ロック属性判断部17は該当図面要
素に既にロック属性が付加されていた場合は、その旨を
編集処理部11に知らせる(S54)。その結果、編集
処理部11は入力されたロック属性付加指示を却下する
(S55)。
【0054】図6はロック機能処理部14におけるロッ
ク属性解除処理動作を示す流れ図である。
【0055】図6の流れ図が開始され、入力制御部10
から、図面の図面要素を指定したロック属性を解除する
ロック属性解除指示が入力された場合には、編集処理部
11はロック機能処理部14へ処理を移す(S60)。
【0056】ロック機能処理部14のロック属性判断部
17はロック属性テーブル37を検索して該当図面要素
のロック属性を判断する(S61)。ロック属性が付加
されていた場合は(S62)、ロック属性解除部52が
該当図面要素のロック属性を解除し、その旨を編集処理
部11へ知らせる(S63)。
【0057】そして編集処理部11は、ロック属性解除
情報をCAD図面入出力部12に一時登録する(S6
5)。さらに、表示制御部18を介して表示装置19へ
ロック属性解除情報を表示する。
【0058】また、ロック属性判断部17は該当図面要
素のロック属性が既に解除されていた場合は、その旨を
編集処理部11に知らせる(S64)、そして編集処理
部11は入力されたロック属性解除指示を却下する(S
66)。
【0059】このように構成されたCRT編集装置にお
いて、図面データファイル13に記憶された複数の図面
要素からなる図面を表示装置19の表示画面上に読出し
て、該当図面に対して編集を実施する場合の処理動作を
図7〜図11を用いて説明する。
【0060】図7(a)は表示装置19の表示画面上1
9a上に読出された複数の図面要素70,70aからな
る図面71を示す図である。この複数の図面要素70,
70aのうち一つの図面要素70aにロック属性が付加
されている。
【0061】そして、作業者かこのロック属性が付加さ
れている図面要素70aを例えばマウス等を用いてカー
ソル72で指定(クリップ)して、該当図面要素70a
を表示画面上19a上の別の位置へ移動する指示を入力
したとする。しかし、図7(b)に示すように、カーソ
ル72を移動先へ移動したとしても図面要素70aは移
動しない。
【0062】すなわち、ロック属性が付加された図面要
素70aはたとえ移動操作を行っても移動しない。
【0063】図8(a)は表示装置19の表示画面上1
9a上に読出された複数の図面要素70,70a,70
bからなる図面71を示す図である。この複数の図面要
素70,70a,70bのうち2つの図面要素70a,
70bにロック属性が付加されている。
【0064】そして、作業者かこの複数の図面要素7
0,70a,70bからなる図面71をカーソル72で
領域指定して、この領域指定された図面71全体を表示
画面上19a上の別の位置へ移動する指示を入力したと
する。図8(b)に示すよように、カーソル72を移動
先へ移動すると、図面71全体はカーソル72の移動先
位置へ移動する。しかし、ロック属性が付加されていな
い各図面要素70は移動先へ移動するが、ロック属性が
付加されている各図面属性70a,70bは移動せずに
元の位置に止まる。
【0065】すなわち、たとえ領域指定して、図面71
全体を移動させようとしても、ロック属性が付加されて
いる図面要素70a.70bは移動しない。
【0066】図9(a)は表示装置19の表示画面上1
9a上に読出された複数の図面要素70,70aからな
る図面71を示す図である。この複数の図面要素70,
70aのうち1つの図面要素70aにロック属性が付加
されている。
【0067】そして、作業者かこのロック属性が付加さ
れている図面要素70aを例えばマウス等を用いてカー
ソル72で指定(クリップ)して、該当図面要素70a
を削除する指示を入力したとする。しかし、図9(b)
に示すように、該当図面要素70aは削除されない。
【0068】すなわち、ロック属性が付加された図面要
素70aはたとえ削除操作を行っても削除されない。
【0069】図10(a)は表示装置19の表示画面上
19a上に読出された複数の図面要素70,70a,7
0bからなる図面71を示す図である。この複数の図面
要素70,70a,70bのうち2つの図面要素70
a,70bにロック属性が付加されている。
【0070】そして、作業者かこの複数の図面要素7
0,70a,70bからなる図面71をカーソル72で
領域指定して、この領域指定された図面71全体を削除
する指示を入力したとする。すると、図10(b)に示
すよように、カーソル72で領域指定した図面71を構
成する各図面要素のうち、ロック属性が付加されていな
い各図面要素70は削除される。しかし。ロック属性が
付加されている各図面属性70a,70bは削除されな
い。
【0071】すなわち、たとえ領域指定して、図面71
全体を削除しようとしても、ロック属性が付加されてい
る図面要素70a.70bは削除されない。
【0072】図11(a)は表示装置19の表示画面上
19a上に読出された文字列からなる図面要素73を示
す図である。この[1000]の数字を示す図面要素7
3にロック属性が付加されている。
【0073】そして、作業者かこの図面要素73をカー
ソル72で指定して、この図面要素の数字を[100
0]から[2000]に変更する指示を入力したとす
る。しかし、図10(b)に示すように、ロック属性が
付加されているので、[1000]の値を維持して変化
しない。
【0074】すなわち、たとえ図面要素の値を変更しよ
うとしても、ロック属性が付加されている図面要素73
は変更されない。
【0075】以上説明したように、第1実施形態に係わ
るCAD編集装置においては、図面データファイル13
に記憶されている図面71を構成する複数の図形要素7
0,70a.70b,73のうちに変更してはならない
図形要素が存在する場合は、図3(b)のロック属性テ
ーブル37に示すように、該当図形要素70a,70
b,73に対して変更不可を示すロック属性を付加する
ことが可能である。
【0076】したがって、作業者が図面データファイル
13に記憶されている図面71を表示装置19の表示画
面19a上に読出して、この図面71に対して編集を行
う際に、たとえ誤って変更すべきでない図面要素70
a,70b,73をカーソル72で指定して削除,変
更,移動等の編集操作を実行したとしても、該当図面要
素70a.70b,73にはロック属性が付加されてい
るので、これらの操作は無視される。したがって、誤操
作で重要な図面要素が変更されることが未然に防止でき
る。
【0077】また、作業者にとっても、人為的ミスの発
生確率が低下するので、編集された後の図面71のチェ
ックに要する時間を少なくし、図面編集における信頼性
を向上できるとともに、作成された図面の品質を向上で
きる。
【0078】(第2実施形態)図12は本発明の第2実
施形態に係わるCAD編集装置の図形データファイル1
3内に形成されている各メモリを示す図である。その他
の構成は図1に示す第1実施形態のCAD編集装置とほ
ぼ同一であるので説明を省略する。
【0079】この第2実施形態の図形データファイル1
3内には作業者メモリ90、ロック属性テーブル91及
び優先順位メモリ92が形成されている。
【0080】作業者メモリ90内には現在このCAD編
集装置を操作している作業者を特定する個人情報として
の個人コード及び該当作業者のランク(優先順位)が記
憶されている。作業者はこのCAD編集装置で編集作業
を開始するに先立って自己の個人コード及びランクを操
作入力する。なお、図面要素に対するロック属性の付加
指示及びロック属性の解除指示を入力する場合に個人コ
ードを同時に入力することも可能である。
【0081】優先順位メモリ92内には、このCAD編
集装置で編集作業を行う各作業者の個人コード毎に、該
当作業者の優先順位を示すランクが記憶されている。こ
の実施形態においては、ランクは[1]が優先順位が高
い責任者を示し、[0]が優先順位が低い一般作業者を
示す。
【0082】ロック属性テーブル91内には、各図面要
素毎に、該当図面要素の作業者の個人コード,ロック属
性(ロックフラグ=1,0)の有無が記憶されている。
【0083】例えば、図13に示すような家屋の正面図
と家屋内の平面図とからなる図面93においては、要素
番号100の破線で示す正面図の図面要素は作業者Aが
作成し、図面93における煙突を示す要素番号102の
図面要素も作業者Aが作成し、家屋の正面図の要素番号
101の図面要素は作業者Bが作成したことを示す。
【0084】そして、作業者Aが作成した要素番号10
0の図面要素には作業者Aのロック属性が付加され、作
業者Bが作成した要素番号101の図面要素には作業者
Bのロック属性が付加されている。
【0085】そして、例えば作業者Bが編集作業を実行
中において、他の作業者Aのロック属性が付加されてい
ることを明確にするために、作業者Aのロック属性が付
加されている図面93における要素番号100の図面要
素は、表示画面19上においては、色や線の種類を変え
て表示する。なお、図13においては該当図面要素は破
線で表示されている。
【0086】次に、この第2実施形態における編集処理
部11及びロック機能処理部14の動作を図14〜図1
6に示す流れ図を用いて説明する。
【0087】図14は編集処理部11における編集処理
動作を示す流れ図である。
【0088】図14の流れ図が開始され、入力制御部1
0から図面を構成する図面要素の移動,変更,削除等の
編集指示が入力すると、編集処理部11はロック機能処
理部14へ該当図面要素の処理を渡す(S110)。ロ
ック機能処理部14は、ロック属性テーブル91を検索
して、該当図面要素にロック属性が付加されているか否
かを調べる(S111)。
【0089】ロック機能処理部14は、該当図面要素に
ロック属性が付加されており(S112)、かつこのロ
ック属性が作業者メモリ90に記憶されている現在の作
業者(自己)が設定したロック属性でなければ(S11
3)、他の作業者のロック属性が付加されていることを
編集処理部11へ通知する(S114)。編集処理部1
1は入力制御部10から入力された変更,移動,削除等
の編集指示を却下する(S115)。
【0090】S112で該当図面要素にロック属性が付
加されていない場合や、S113にて自己が設定したロ
ック属性が付加されていた場合は、該当図面要素に対す
る編集処理が可能であるので、S116にてその旨を編
集処理部11へ通知する。編集処理部11は入力制御部
10から入力された変更,移動,削除等の編集指示を受
け付けて、それを実行する(S118)。
【0091】図15はロック機能処理部14におけるロ
ック属性付加処理動作を示す流れ図である。
【0092】図15の流れ図が開始され、入力制御部1
0から、図面の図面要素を指定したロック属性を付加す
るロック属性付加指示が入力された場合には、編集処理
部11はロック機能処理部14へ処理を移す(S12
0)。ロック機能処理部14は、ロック属性テーブル9
1を検索して、該当図面要素にロック属性が付加されて
いるか否かを調べる(S121)。
【0093】ロック機能処理部14は、該当図面要素に
ロック属性が既に付加されていると(S122)、この
旨を編集処理部11に伝える(S123)。そして、編
集処理部11は、入力制御部10から入力されたロック
属性付加指示を却下する(S124)。
【0094】また、S122にて、該当図面要素にロッ
ク属性が付加されていない場合、ロック機能処理部14
は、ロック属性テーブル91内の該当図面要素に対して
ロック属性(ロックフラグ=1)を付加すると同時に、
作業者メモリ90に記憶されている現在の作業者(自
己)の個人コードを設定する。そして、その旨を編集処
理部11へ伝える(S125)。
【0095】編集処理部11は、新たにロック属性が付
加された図面要素をCAD図面入出力部12へ送り一時
記憶させるとともに表示制御部18を介して表示装置1
9に表示出力する(S126)。
【0096】図16はロック機能処理部14におけるロ
ック属性解除処理動作を示す流れ図である。
【0097】図16の流れ図が開始され、入力制御部1
0から、図面の図面要素を指定したロック属性を解除す
るロック属性解除指示が入力された場合には、編集処理
部11はロック機能処理部14へ処理を移す(S13
0)。ロック機能処理部14は、ロック属性テーブル9
1を検索して、該当図面要素にロック属性が付加されて
いるか否かを調べる(S131)。
【0098】ロック機能処理部14は、該当図面要素に
ロック属性が付加されていなかった場合、その旨を編集
処理部11に伝える(S135)。そして、編集処理部
11は、入力制御部10から入力されたロック属性解除
指示を却下する(S136)。
【0099】S131にて、該当図面要素にロック属性
が付加されていた場合、作業者メモリ90に記憶されて
いる現在の作業者(自己)のランク(優先順位)を調べ
る(S133)。責任者ならば、該当図面要素に付加さ
れているロック属性を設定した作業者のランク(優先順
位)以上であるので、ロック属性を解除可能と判断し
て、S137へ進む。
【0100】また、責任者でなくとも(S133)、該
当図面要素に付加されているロック属性を設定した作業
者の個人コードを読取り、この個人コードのランクを優
先順位メモリ92で調べて、自己と同一のランクであれ
ば、ロック属性を解除可能と判断して、S137へ進
む。
【0101】そして、S137にて、ロック属性テーブ
ル91内の該当図面要素のロック属性を解除する。そし
てその旨を編集処理部11に伝える(S137)。編集
処理部11は、ロック底性が解除された図面要素をCA
D図面入出力部12へ送り一時記憶するとともに、表示
制御部18を介して表示装置19に表示出力する(S1
38)。
【0102】S134において、作業者メモリ90に記
憶されている現在の作業者(自己)のランク(優先順
位)が、該当図面要素のロック属性を付加した作業者の
ランクより低い場合は、ロック属性を解除不可能と判断
して、その旨を編集処理部11に伝える(S135)。
編集処理部11は、入力制御部10から入力されたロッ
ク属性解除指示を却下する(S136)。
【0103】次に、このように構成された本発明の第2
実施形態に係わるCAD編集装置の特徴を説明する。
【0104】一つの図面で複数の作業者が作業をしてい
た場合、ある作業者が設計した図面要素を他の作業者に
改変されると不都合が生じる場合がある。この不都合を
解消するためには、設計中の図面要素に作業者のロック
属性を付加すればよい。但し、他の作業者の設計した図
面を変更する必要が生じた場合、他の作業者が付加した
図面要素のロック属性を解除して図面を変更できるよう
にする必要がある。
【0105】そのために、優先順位メモリ92に各作業
者の優先順位(ランク)の情報を記憶し、作業者のラン
クを責任者(ランク=1)と一般作業者(ランク=0)
に分けて、責任者は、他の一般作業者の付けたロック属
性を解除可能にしている。
【0106】前述した図13に示す図面93において
は、同じ図面93を作業者Aおよび作業者Bの二人が図
形を分担して書いている。そして、作業者Bが作業を開
始すると作業者Aのロック属性が付加されている要素番
号100の図面要素を作業者Bは変更,移動,削除でき
ない。但し、どうしても他の作業者のロック属性を解除
する必要が生じた場合のために、作業者が責任者の場合
に限り、ロック属性が解除可能になる。
【0107】なお、作業者Aが作成した図面要素のうち
ロック属性が付加されていない要素番号102の図面要
素は、作業者Bも変更,移動,削除が可能である。
【0108】以上説明したように、ロック属性に作業者
の個人情報を付加することにより、自分の編集している
図面の図面要素に対して他人が変更することを禁止でき
るので、図面編集上の共同作業が容易にできる。したが
って、編集作業の信頼性と作業能率とをより一層向上で
きる。
【0109】(第3実施形態)図17は本発明の第3実
施形態に係わるCAD編集装置の図形データファイル1
3内に形成されている各メモリを示す図である。その他
の構成は図1に示す第1実施形態のCAD編集装置とほ
ぼ同一であるので説明を省略する。
【0110】この第3実施形態の図形データファイル1
3内には作業者メモリ101、作業工程メモリ102,
ロック属性テーブル103,工程優先順位メモリ104
及び作業者優先順位メモリ105が形成されている。
【0111】作業者メモリ101内には現在このCAD
編集装置を操作している作業者を特定する個人情報とし
ての個人コード及び該当作業者のランク(優先順位)が
記憶されている。作業工程メモリ102内には現在この
CAD編集装置で実行している作業工程のランク(優先
順位)が記憶されている。
【0112】作業者はこのCAD編集装置で編集作業を
開始するに先立って自己の個人コード,作業者ランク及
び実行しようとする作業工程のランクを操作入力する。
なお、図面要素に対するロック属性の付加指示及びロッ
ク属性の解除指示を入力する場合に個人コード及び作業
工程ランクを同時に入力することも可能である。
【0113】ロック属性テーブル103内には、各図面
要素毎に、該当図面要素の工程ランク、ロック属性(ロ
ックフラグ=1,0)の有無が記憶されている。
【0114】工程優先順位メモリ104内には、各作業
工程の優先順位(ランク)が記憶され、作業者優先順位
メモリ105には、このCAD編集装置で編集作業を行
う各作業者の属性(責任者,調査者,一般作業者)毎
に、該当属性の優先順位を示すランクが記憶されてい
る。この実施形態においては、ランク[2]が優先順位
が高い責任者を示し、ランク[1]が中間の調査者を示
し、ランク[0]が優先順位が低い一般作業者を示す。
【0115】次に、CAD編集装置を用いて一つの図面
を作成する場合の各作業工程を図18及び図19を用い
て説明する。
【0116】図18に示すように、先ず、設計工程11
1において一般作業員が図面を作成(設計)する。次
に、検図・調査工程112において調査者が設計工程1
11で作成された図面に対して検図・調査を実施する。
最後に、承認工程113において責任者が承認を実施す
る。なお、検図・調査工程112又は承認工程113に
おいて作成された図面に不都合部分が発見されると、変
更工程114へ移行して、調査者又は責任者が該当図面
に対して変更作業を実施する。変更後の図面は再度検図
・調査工程112又は承認工程113へ戻される。
【0117】各作業工程112,113,114の実行
順序は図18に示した通りであるが、作成された図面に
対する変更,削除.移動等の編集作業に関する優先順位
は図19に示すように、設計工程111が最も低く、検
図・調査工程112が中間で、承認工程113が最も高
い。
【0118】次に、この第3実施形態における編集処理
部11及びロック機能処理部14の各作業工程における
動作を図20〜図26に示す流れ図を用いて説明する。
【0119】図20は上述した各作業工程111〜11
4での編集処理部11における編集処理動作を示す流れ
図である。
【0120】図20の流れ図が開始され、入力制御部1
0から図面を構成する線,文字や文字列,図形,シンボ
ル等の図面要素の追加,移動,変更,削除等の編集指示
が入力すると、この編集指示は編集処理部11へ送付さ
れる。編集処理部11はこの編集指示を編集対象の図面
要素と共にロック属性処理部14へ送付する(S18
0)。
【0121】ロック属性処理部14は、ロック属性テー
ブル103を検索して、該当図面要素にロック属性が付
加されているか否かを調べる(S181)。ロック属性
処理部14は、ロック属性が付加されていない場合は
(S182)、その旨を編集処理部11へ伝える(S1
83)。編集処理部11は入力制御部10からの上述し
た編集指示を受付けて実行する(S186)。そして、
編集処理部11は実行結果をCAD図面入出力部12へ
一時記憶すると共に、表示制御部18を介して表示装置
19に表示出力する。
【0122】S182において、該当図面要素にロック
属性が付加されていた場合には、S184へ進み、その
旨を編集処理部11へ伝える。編集処理部11は入力制
御部10から入力した前記編集指示を却下する。
【0123】図21はロック機能処理部14における設
計(作図)作業工程でのロック属性付加処理動作を示す
流れ図である。
【0124】図21の流れ図が開始され、入力制御部1
0から、図面の図面要素を指定したロック属性を付加す
るロック属性付加指示が入力された場合には、編集処理
部11はロック機能処理部14へ処理を移す(S19
0)。ロック機能処理部14は、ロック属性テーブル1
03を検索して、該当図面要素に自己の作業工程である
設計(作図)工程以上の優先度を有する作業工程を指定
したロック属性が付加されているか否かを調べる(S1
91)。
【0125】設計(作図)工程以上の作業工程を指定し
たロック属性が付加されていない場合は(S192)、
この設計(作図)工程でロック属性を付加することは可
能であると判断して、該当図面要素に対してロック属性
を付加し、設計(作図)工程のランク(ランク=0)を
設定する。そして、その旨を編集処理部11へ伝える
(S194)。編集処理部11は、CAD図面入出力部
12へその結果を送出すると共に表示制御部18を介し
て表示装置19へ表示出力する(S196)。
【0126】S192において、設計(作図)工程以上
の作業工程を指定したロック属性が付加されている場合
は、この設計(作図)工程でロック属性を付加すること
は不可能であると判断して、その旨を編集処理部11へ
伝える(S193)。編集処理部20は、入力されたロ
ック属性付加指示を却下する(S195)。
【0127】図22はロック機能処理部14における設
計(作図)作業工程でのロック属性解除処理動作を示す
流れ図である。
【0128】図22の流れ図が開始され、入力制御部1
0から、図面の図面要素を指定したロック属性を解除す
るロック属性解除指示が入力された場合には、編集処理
部11はロック機能処理部14へ処理を移す(S20
0)。ロック機能処理部14は、ロック属性テーブル1
03を検索して、該当図面要素に自己の作業工程である
設計(作図)工程以上の優先度を有する作業工程を指定
したロック属性が付加されているか否かを調べる(S2
01)。
【0129】ロック機能処理部14は、自己の作業工程
である設計(作図)工程より上位の優先度(ランク)を
有する検査・調査工程以上を指定したロック属性が付加
されておらず(S202)、設計(作図)工程でのロッ
ク属性が付加されていた場合は(S203)、該当図面
要素のロック属性を解除することが可能であると判断し
てS205へ進む。
【0130】S205において、ロック機能処理部14
は、ロック属性テーブル103の該当図面要素のロック
属性を解除し、その旨を編集処理部11へ伝える。編集
処理部11は、CAD図面入出力部12へ結果を送出す
る。
【0131】S203において、ロック属性が付加され
ていない場合は、解除すべきロック属性は存在しないの
で、その旨を編集処理部11へ伝える(S206)。編
集処理部11は、入力されたロック属性付加指示を却下
する(S207)。
【0132】また、S202において、自己の作業工程
である設計(作図)工程より上位の優先順位(ランク)
を有する検査・調査工程以上を指定したロック属性が付
加されている場合には、該当図面要素のロック属性を解
除することが不可能であると判断してS204へ進む。
S204において、ロック機能処理部14はその旨を編
集処理部11へ伝える。編集処理部11は、入力された
ロック属性付加指示を却下する(S209)。
【0133】図23はロック機能処理部14における検
図・調査作業工程でのロック属性付加処理動作を示す流
れ図である。
【0134】図23の流れ図が開始され、入力制御部1
0から、図面の図面要素を指定したロック属性を付加す
るロック属性付加指示が入力された場合には、編集処理
部11はロック機能処理部14へ処理を移す(S22
0)。ロック機能処理部14は、ロック属性テーブル1
03を検索して(S221)、該当図面要素に自己の作
業工程である検図・調査工程以上の優先度を有する承認
工程を指定したロック属性が付加されているか否かを調
べる(S222)。
【0135】上位作業工程でのロック属性がなくて、さ
らにS223で自己と同一優先順位(検図・調査工程)
のロック属性が付加されていない場合は、該当図面要素
に対するロック属性の付加が可能と判断して、S224
にて、ロック属性テーブル103の該当図面要素にロッ
ク属性を付加するとともに検図・調査工程に対応する工
程ランクを設定する。そして、その旨を編集処理部11
へ伝える。編集処理部11は、CAD図面入出力部12
へロック属性付加結果を送付すると共に、表示制御部1
8を介して表示装置19へ表示出力する。
【0136】一方、S222で該当図面要素に上位作業
工程(承認工程)のロック属性が付加されていた場合
と、S223にて自己と同一優先度又は自己より下位の
優先度の作業工程のロック属性が付加されてた場合、す
なわち、どの作業工程におけるロック属性が既に付加さ
れていた場合は、該当図面要素にロック属性を付加する
ことは不可能であるのでS226へ進む。
【0137】S226において、ロック機能処理部14
はロック属性付加が不可能の旨を編集処理部11へ伝え
る。編集処理部11は、入力されたロック属性付加指示
を却下する(S227)。
【0138】図24はロック機能処理部14における検
図・調査作業工程でのロック属性解除処理動作を示す流
れ図である。
【0139】図24の流れ図が開始され、入力制御部1
0から、図面の図面要素を指定したロック属性を解除す
るロック属性解除指示が入力された場合には、編集処理
部11はロック機能処理部14へ処理を移す(S25
0)。ロック機能処理部14は、ロック属性テーブル1
03を検索して(S251)、該当図面要素に自己の作
業工程である検図・調査工程以上の優先度を有する承認
工程を指定したロック属性が付加されているか否かを調
べる(S252)。
【0140】承認工程でのロック属性が付加されておら
ず、S253にて自己の作業工程でる検図・調査工程で
のロック属性が付加されていた場合(S253)、ロッ
ク機能処理部14はロック属性テーブル103内の該当
図面要素における検図・調査工程のロック属性を解除
し、その旨を編集処理部11へ伝える(S254)。編
集処理部11は、CAD図面入出力部12へその解除結
果を送信すると共に表示制御部18を介して表示装置1
9に表示出力する(S255)。
【0141】S252において、上位工程である承認工
程でのロック属性が付加されている場合は、S256へ
進み、上位工程のロック属性は解除不可であることを編
集処理装置11へ伝える。編集処理部11は入力したロ
ック属性解除指示を却下する(S257)。
【0142】同様に、S253において、ロック属性が
既に設定されていない場合は、S258へ進み、検図・
調査工程のロック属性が付加されていないことを編集処
理部11へ知らせる。編集処理部11は入力したロック
属性解除指示を却下する(S259)。
【0143】図25はロック機能処理部14における承
認作業工程でのロック属性付加処理動作を示す流れ図で
ある。
【0144】図25の流れ図が開始され、入力制御部1
0から、図面の図面要素を指定したロック属性を付加す
るロック属性付加指示が入力された場合には、編集処理
部11はロック機能処理部14へ処理を移す(S27
0)。ロック機能処理部14は、ロック属性テーブル1
03を検索して(S271)、該当図面要素に自己の作
業工程である承認工程のロック属性を指定したロック属
性が付加されているか否かを調べる(S272)。
【0145】該当図面要素に承認工程でのロック属性が
付加されていない場合、ロック機能処理部14は、ロッ
ク属性テーブル103内の該当図面要素に対して承認工
程を指定したロック属性を付加する。そして、その旨を
編集処理部11へ伝える(S273)。編集処理部11
は、CAD図面入出力部12へロック属性付加の結果を
送信すると共に、表示制御部18を下位して表示装置1
9へ表示出力する(S274)。
【0146】S272において、承認工程でのロック属
性が既に付加されている場合は、その旨を編集処理部1
1へ伝える(S275)。そして、編集処理部11は、
入力したロック属性付加指示を却下する(S276)。
【0147】図26はロック機能処理部14における承
認作業工程でのロック属性付解除処理動作を示す流れ図
である。
【0148】図26の流れ図が開始され、入力制御部1
0から、図面の図面要素を指定したロック属性を解除す
るロック属性解除指示が入力された場合には、編集処理
部11はロック機能処理部14へ処理を移す(S29
0)。ロック機能処理部14は、ロック属性テーブル1
03を検索して(S291)、該当図面要素に自己の作
業工程である承認工程のロック属性を指定したロック属
性が付加されているか否かを調べる(S292)。
【0149】該当図面要素に承認工程でのロック属性が
付加されている場合は、S293へ進み、ロック機能処
理部14はロック属性テーブル103内の該当図面要素
に付加されているロック属性を解除し、その旨を編集処
理部11へ知らせる。編集処理部11はロック属性の解
除情報をCAD図面入出力部12へ送信すると共に、表
示制御部18を介して表示装置19へ表示出力する(S
294)。
【0150】一方、S292において、承認工程を指定
したロック属性が付加されていない場合は、S295へ
進み、解除すべきロック属性が存在しない旨を編集処理
部11へ伝える。編集処理部11は、入力したロック属
性解除指示を却下する。
【0151】次に、このように構成された本発明の第3
実施形態に係わるCAD編集装置の特徴を説明する。
【0152】CAD編集装置を用いた設計作業において
は、図面が完了したあとに検図・調査,承認という複数
の作業工程が存在するが、この各作業工程が終了した後
に勝手に図面を改変されると不都合が生じることがあ
る。このような不都合を解消するために、この第3実施
形態のCAD編集装置においては、各作業工程毎に、各
作業工程の作業が終了した時点で各図面要素に各作業工
程を指定したロック属性を付加できるように構成してい
る。
【0153】そして、図17,図19に示すように、各
作業工程相互間に優先順位(ランク)を設定し、優先順
位の上位工程のロック属性が既に付加されている場合に
は、下位ランクの作業工程で該当図面要素の変更を禁止
している。したがって、一旦承認された図面要素に対し
て、下位ランクの作業工程での変更作業を制御すること
ができる。但し、図18において、設計(作図)工程1
10と変更工程114とが同一ランクとする。
【0154】そして、上位ランクの作業工程において
は、下位作業工程で設定されたロック属性を解除して、
図面の誤り等を訂正可能である。
【0155】次に、図27乃至図32を用いて、表示装
置19の表示画面19a上に表示される各作業工程にお
ける各メッセージの一例を示す。
【0156】図27乃至図32における図27(1)〜
図28(8)の順に図面の開発工程の流れの様子を示
し、図29(9)〜図31(19)でロック後にロック
属性解除し、図面の編集をして再びロック属性を付加す
る様子を示す。また、図32(20)〜図32(22)
にロック属性付加後に変更しようとした場合の流れの様
子を示す。
【0157】図27(1)は、編集中の図面であり、作
業工程としては、設計(作図)工程である。図27
(2)は設計(作図)工程が終了したので設計(作図)
工程でのロック属性を付加する様子を示す。図27
(3)は設計(作図)工程ロック属性が付加されたの
で、検図・調査待ちの状態になっている様子を示す。工
程としては、検図・調査工程である。図27(4)は検
図・調査工程でのロック属性を付加する様子を示す。こ
のロック属性を付加すると承認待ち状態になる。
【0158】図28(5)は承認工程でのロック属性を
付加する様子を示す。図28(6)は承認工程でのロッ
ク属性が付加される様子を示す。図28(7)は承認工
程でのロック属性が付加された後の状態を示す。図28
(8)は承認工程のロック後に図面の追加,変更,削
除,移動をしようとした時の様子を示している。
【0159】また、図29(9)は承認工程でのロック
属性を解除する様子を示している。なお、他の工程のロ
ック属性の解除も同様に行う。図29(10)はロック
属性が解除された様子を示している。この時点で、各ラ
ンクの作業工程における図面の編集が可能になる(図2
9(11),図30(14)及び図31(17))。図
29(12)は、図29(10)で編集可能になった図
面を、変更工程として、図面の編集が終りロック属性を
付加する様子を示す。
【0160】図30(13)は、図29(12)で設計
(作図)工程(変更工程)のロック属性が付加された様
子を示す。図30(15)は、図30(14)で編集可
能となった図面を、検図・調査工程として編集し終り、
検図・調査工程でのロック属性を付加する様子を示す。
図30(16)は、検図・調査工程としてロック属性が
付加された様子を示す。
【0161】図31(18)は、図31(17)で編集
可能となった図面に、再びロック属性を付加する様子を
示す。図31(19)は、図31(18)でロック属性
を付加した結果を示す。
【0162】図32(20)は、承認工程でのロック属
性付加後に図面の追加,変更,削除,移動をしようとし
た時の様子を示す。図32(21)は、検図・調査工程
でのロック属性付加後に図面の追加,変更,削除,移動
をしようとした時の様子を示す。図32(22)は、設
計(作図)工程でのロック属性付加後に図面の追加,変
更,削除,移動をしようとした時の様子を示す。
【0163】このように、設計(作図)工程,検図・調
査工程,承認工程,変更工程の各作業工程において、各
作業者が、設計作業やロック属性の付加,解除等の作業
を実施する場合に、必要なメッセージが表示されるの
で、作業者にとって非常に操作性が優れたCAD編集装
置となり、図面に対する編集作業能率を大幅に向上でき
る。
【0164】
【発明の効果】以上説明したように本発明のCAD編集
装置においては、図面データファイルに記憶されている
図面を構成する各図面要素に対して必要に応じてロック
属性を付加することが可能である。したがって、図面を
表示画面に読出して編集する場合に、誤って意図しない
図面変更が発生することを未然に防止でき、作業者(設
計者)の作業負担を軽減できるとともに、作成される図
面の品質を向上できる。
【0165】また、設計,検図・調査,承認等の各作業
工程毎の優先順位を付したロック属性を付加することを
可能としている。したがって、より信頼性の高い図面を
作成できる。
【0166】さらに、図面を表示画面上に表示する場合
に、ロック属性が付加されている図面要素を他の図面要
素と異なる表示形態で表示している。したがって、作業
者にとってロック属性の設定状況が即座に把握でき、編
集作業能率を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態に係わるCAD編集装
置の概略構成を示すブロック図
【図2】 同第1実施形態に係わるCAD編集装置の概
略構成を示すハード構成図
【図3】 同CAD編集装置における図面要素及びロッ
ク属性テーブルを示す図
【図4】 同CAD編集装置における編集処理動作を示
す流れ図
【図5】 同CAD編集装置におけるロック属性付加処
理動作を示す流れ図
【図6】 同CAD編集装置におけるロック属性解除処
理動作を示す流れ図
【図7】 同CAD編集装置の表示画面上における図面
要素の移動動作を示す図
【図8】 同CAD編集装置の表示画面上における図面
の移動動作を示す図
【図9】 同CAD編集装置の表示画面上における図面
要素の削除動作を示す図
【図10】 同CAD編集装置の表示画面上における図
面の削除動作を示す図
【図11】 同CAD編集装置の表示画面上における図
面要素の変更動作を示す図
【図12】 本発明の第2実施形態に係わるCAD編集
装置の図面データファイルに記憶された各メモリを示す
【図13】 同第2実施形態のCAD編集装置で編集さ
れる図面を示す図
【図14】 同CAD編集装置における編集処理動作を
示す流れ図
【図15】 同CAD編集装置におけるロック属性付加
処理動作を示す流れ図
【図16】 同CAD編集装置におけるロック属性解除
処理動作を示す流れ図
【図17】 本発明の第3実施形態に係わるCAD編集
装置の図面データファイルに記憶された各メモリを示す
【図18】 同第3実施形態のCAD編集装置を用いて
実施される設計に関する各作業工程を示す図
【図19】 同各作業工程相互間の優先順位を示す図
【図20】 同第2実施形態のCAD編集装置における
編集処理動作を示す流れ図
【図21】 同CAD編集装置における設計(作図)工
程でのロック属性付加処理動作を示す流れ図
【図22】 同CAD編集装置における設計(作図)工
程でのロック属性解除処理動作を示す流れ図
【図23】 同CAD編集装置における検図・調査工程
でのロック属性付加処理動作を示す流れ図
【図24】 同CAD編集装置における検図・調査工程
でのロック属性解除処理動作を示す流れ図
【図25】 同CAD編集装置における承認工程でのロ
ック属性付加処理動作を示す流れ図
【図26】 同CAD編集装置における承認工程でのロ
ック属性解除処理動作を示す流れ図
【図27】 同CAD編集装置の表示装置の表示画面上
に表示される各作業工程におけるメッセージを示す図
【図28】 同じく同CAD編集装置の表示装置の表示
画面上に表示される各作業工程におけるメッセージを示
す図
【図29】 同じく同CAD編集装置の表示装置の表示
画面上に表示される各作業工程におけるメッセージを示
す図
【図30】 同じく同CAD編集装置の表示装置の表示
画面上に表示される各作業工程におけるメッセージを示
す図
【図31】 同じく同CAD編集装置の表示装置の表示
画面上に表示される各作業工程におけるメッセージを示
す図
【図32】 同じく同CAD編集装置の表示装置の表示
画面上に表示される各作業工程におけるメッセージを示
す図
【符号の説明】
10…入力制御部、11…編集処理部、13…図面デー
タファイル、14…ロック機能処理部、15…ロック属
性付加部、16…ロック属性解除部、17…ロック属性
判断部、18…表示制御部、19…表示装置、19a…
表示画面、37,91,103…ロック属性テーブル、
70…図面要素、71…図面、72…カーソル、92…
優先順位メモリ、104…工程優先順位メモリ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 図面データファイルに記憶された複数の
    図面要素からなる図面を表示画面上に読出して、入力さ
    れた編集指令に応動して前記読出された図面に対して編
    集処理を行うCAD編集装置において、 入力された図面要素を指定したロック属性付加指令に応
    じて、前記図面データファイルに記憶された図面の前記
    指定された図面要素に、該当図面要素の変更不可を示す
    ロック属性を付加するロック属性付加手段と、 入力された図面要素を指定したロック属性解除指令に応
    じて、前記図面データファイルに記憶された図面の前記
    指定された図面要素に付加されているロック属性を解除
    するロック属性解除手段と、 前記入力された編集指令に前記ロック属性が付加された
    図面要素が含まれるとき、該当図面要素の編集を禁止す
    る編集禁止手段とを備えたCAD編集装置。
  2. 【請求項2】 図面データファイルに記憶された複数の
    図面要素からなる図面を表示画面上に読出して、入力さ
    れた編集指令に応動して前記読出された図面に対して編
    集処理を行うCAD編集装置において、 入力された図面要素を指定したロック属性付加指令に応
    じて、前記図面データファイルに記憶された図面の前記
    指定された図面要素に、該当図面要素の変更不可を示す
    ロック属性及び作業者の個人情報を付加するロック属性
    付加手段と、 入力された図面要素を指定したロック属性解除指令に応
    じて、前記図面データファイルに記憶された図面の前記
    指定された図面要素に付加されている個人情報が前記作
    業者の個人情報と一致したとき、該当指定図面要素に付
    加されているロック属性を解除するロック属性解除手段
    と、 前記入力された編集指令に前記ロック属性が付加された
    図面要素が含まれるとき、該当図面要素の編集を禁止す
    る編集禁止手段とを備えたCAD編集装置。
  3. 【請求項3】 図面データファイルに記憶された複数の
    図面要素からなる図面を表示画面上に読出して、入力さ
    れた編集指令に応動して前記読出された図面に対して編
    集処理を行うCAD編集装置において、 入力された図面要素を指定したロック属性付加指令に応
    じて、前記図面データファイルに記憶された図面の前記
    指定された図面要素に、該当図面要素の変更不可を示す
    ロック属性及び作業者の個人情報を付加するロック属性
    付加手段と、 前記個人情報相互間の優先順位を記憶する優先順位メモ
    リと、 入力された図面要素を指定したロック属性解除指令に応
    じて、前記図面データファイルに記憶された図面の前記
    指定された図面要素に付加されている個人情報が、前記
    作業者の個人情報と一致したとき及び前記作業者の個人
    情報より低い優先順位のとき、該当指定図面要素に付加
    されているロック属性を解除するロック属性解除手段
    と、 前記入力された編集指令に前記ロック属性が付加された
    図面要素が含まれるとき、該当図面要素の編集を禁止す
    る編集禁止手段とを備えたCAD編集装置。
  4. 【請求項4】 図面データファイルに記憶された複数の
    図面要素からなる図面を表示画面上に読出して、前記図
    面に関する各作業工程で入力された編集指令に応動して
    前記読出された図面に対して編集処理を行うCAD編集
    装置において、 前記各作業工程相互間の編集に関する優先順位を記憶す
    る優先順位メモリと、 入力された図面要素を指定したロック属性付加指令に応
    じて、前記図面データファイルに記憶された図面の前記
    指定された図面要素に、該当図面要素の変更不可を示す
    ロック属性及び現在の作業工程を付加するロック属性付
    加手段と、 入力された図面要素を指定したロック属性解除指令に応
    じて、前記図面データファイルに記憶された図面の前記
    指定された図面要素に付加されている作業工程が、前記
    現在の作業工程と一致したとき及び前記現在の作業工程
    より低い優先順位のとき、該当指定図面要素に付加され
    ているロック属性を解除するロック属性解除手段と、 前記入力された編集指令に前記ロック属性が付加された
    図面要素が含まれるとき、該当図面要素の編集を禁止す
    る編集禁止手段とを備えたCAD編集装置。
  5. 【請求項5】 前記表示画面上に読出された図面を構成
    する各図面要素にロック属性が付加されていたとき、該
    当図面要素を前記ロック属性が付加されていない図面要
    素と異なる表示形態で表示出力することを特徴とする請
    求項1乃至4のいずれか一項記載のCAD編集装置。
JP8056285A 1996-03-13 1996-03-13 Cad編集装置 Pending JPH09245063A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002163356A (ja) * 2000-11-22 2002-06-07 Nec Corp 診療支援システム、その表示方法及びそのプログラムを記録した記録媒体
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