JPH09244935A - データ共用装置およびデータ共用方式 - Google Patents
データ共用装置およびデータ共用方式Info
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- JPH09244935A JPH09244935A JP8084618A JP8461896A JPH09244935A JP H09244935 A JPH09244935 A JP H09244935A JP 8084618 A JP8084618 A JP 8084618A JP 8461896 A JP8461896 A JP 8461896A JP H09244935 A JPH09244935 A JP H09244935A
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Abstract
いて、共用データの信頼性を高め、高速にアクセスす
る。 【解決手段】すべてのデータ共用装置は、ネットワーク
を通して接続しており、情報やデータの送信及び受信で
きる機能を有する。データ共用を行うためのすべての記
憶装置は、各々のデータ共用装置に常に記憶装置内のデ
ータが同じになるように管理される。データ共用装置
は、内部に設けた管理情報により、ネットワークを通さ
ず、記憶装置を直接アクセスするので、情報機器は、共
用データを高速にアクセスできる。共用データ更新時の
データ共用装置は、管理下の記憶装置のみを更新し、ネ
ットワークに管理情報を送信する。データは、他の情報
機器で参照されないかぎり送信する必要はないので、ネ
ットワークの負荷を抑えることができる。
Description
およびデータ共用方式に関し、詳しくは、規模の大小に
かかわらずネットワークに接続された複数の情報機器間
でデータの共用を行う場合、特に、LAN(Local Area
Network)に接続した複数のワークステーションにてフ
ァイル共用を行い、データ処理を実行するときや、ソフ
トウェア開発作業などの場合に適するようなデータ共用
装置およびデータ共用方式に関するものである。
として、国際規格(IEEE 802.3)のEthernetや国際規格
(IEEE 802.5)のトークンリングなど、種々のものがあ
る。また、ネットワークを用いたデータ共用には Sun M
icrosystems社のNFS(Network File System)や、A
T&T社のRFS(Remote File System)などがある。
式、NFSについて説明する。図2は、NFSを用いた
データ共用を適用した情報機器の概略図である。図2に
おいて、情報機器1a,1bはそれぞれデータ共用のた
めのNFS6a,6bと接続している。NFS6a,6
bはネットワーク5を通して接続されている。共用デー
タ4aは記憶装置3a内にあり、NFS6aによって管
理されている。ここで、情報機器1aにて共用データ4
aへのアクセスが発生した場合、情報機器1aはNFS
6aを通して記憶装置3a内の共用データ4aをアクセ
スする。情報機器1bから共用データ4aへのアクセス
が発生した場合は、情報機器1bからNFS6b、ネッ
トワーク5、NFS6aを通り記憶装置3a内の共用デ
ータ4aへと間接的にアクセスしなければならない。な
お、NFSなどのクライアント/サーバ型データ共用に
関連するものとして特開平4−84350号などがあ
る。
ットワークの普及、マルチメディアの需要拡大にともな
い、ネットワークを通るデータ量が年々増加している。
このため、ネットワークを用いたデータ共用に対して
も、共用データへのアクセス速度の低下やネットワーク
の負荷の増加が問題となっている。また、NFSなどの
クライアント/サーバ型のデータ共用装置では、共用デ
ータを1つの記憶装置などに集中して管理するため、記
憶装置に障害が発生した場合データを損失するなどの被
害が大きく、共用データの信頼性が問題となっている。
この発明の目的は、情報機器が共用データを高速にアク
セスすることができるデータ共用装置を提供することに
ある。また、この発明の他の目的は、情報機器がネット
ワークの負荷を抑えて、データの共用を行うデータ共用
装置を提供することにある。さらに、この発明の他の目
的は、情報機器が共用データを高速にアクセスすること
ができるデータ共用方式を提供することにある。また、
この発明の他の目的は、複数の情報機器がアクセスする
共用データの排他制御を行うデータ共用方式を提供する
ことにある。さらに、この発明の他の目的は、共用デー
タおよびデータ共用装置の信頼性を高くするデータ共用
方式を提供することにある。さらに、この発明の他の目
的は、データ共用装置を用いてデータ共用を行う情報機
器について、ネットワークの負荷をおさえた状態でのネ
ットワークへの追加および削除を行うデータ共用方式を
提供することにある。さらに、この発明の他の目的は、
複数のネットワークに接続したデータ共用装置につい
て、あるネットワークが他のネットワークへの負荷を抑
えてデータの共用を行うデータ共用方式を提供すること
にある。
するために、この発明のデータ共用装置は、データ共用
を行う情報機器を少なくとも2つ以上もつネットワーク
に対して、各情報機器に設けられ、データを共用するた
めの記憶装置と記憶装置の管理および共用データの送受
信を制御するデータ共用管理手段とを有するものであ
る。また、各々のデータ共用装置の共用データ管理方式
および共用データ制御方式にあっては、前記のデータ共
用装置を各ネットワークの状態にあわせて構築するによ
り、共用データへの高速アクセス、ネットワークの負荷
低減、共用データの排他制御、共用データおよびデータ
共用装置の信頼性の向上、新たなデータ共用装置の追
加、既存のデータ共用装置の削除、複数のネットワーク
への接続、を行うものである。
っては、その記憶装置は、各々のデータ共用管理手段に
常に記憶装置内のデータが同じになるよう管理および制
御される。情報機器が共用データを参照する場合、デー
タ共用管理手段が内部に設けた管理情報により、記憶装
置にアクセスするか、ネットワークにアクセスするか判
断する。記憶装置内の共用データが最新であると確認で
きれば、ネットワークよりアクセス速度の高速な記憶装
置をアクセスする。したがって、情報機器は、ネットワ
ークに負荷をまったくかけずに、共用データを高速にア
クセスすることができる。このことは、特に同じ共用デ
ータを何度も参照する場合により有効である。情報機器
が共用データを更新する場合、データ共用管理手段は記
憶装置を更新すると同時にネットワークに管理情報を送
信する。本来なら、更新した共用データを送信すべきで
あるが、他の情報機器で共用データが参照されないかぎ
り更新した共用データを送信する必要はない。したがっ
て、情報機器は、ネットワークの負荷を抑えて、データ
の共用を行うことができる。このことは、特に同じ共用
データを何度も更新する場合に有効である。
は、一対一通信ではなく、一対多通信を多く用いる方式
とすることで全体のネットワーク使用率を下げネットワ
ークの負荷を抑えることができる。各データ共用管理手
段の管理情報はつねに同じ内容に保たれている。各情報
機器は、この管理情報によって共用データの更新の可否
を判断する。他の情報機器が更新した共用データに対し
ての更新を不可とすることで、複数の情報機器がアクセ
スする共用データの排他制御を行うことができる。障害
発生などで共用データを紛失した場合、同じデータが他
の情報機器の記憶装置に存在しているため共用データを
復元できる。また同様に、障害発生などで管理情報を紛
失した場合も他のデータ共用管理手段の管理情報から復
元できる。したがって、共用データおよびデータ共用装
置の信頼性を向上できる。データ共用を行っているネッ
トワークに対して、新たにデータ共用を行う情報機器を
追加(接続)する場合、ネットワークに接続している情
報機器のデータ共用管理手段の管理情報に、接続する情
報機器のデータ共用装置のデータ共用管理手段の管理情
報をあわせることで接続する。本来なら、すべての共用
データを転送すべきであるが参照しない共用データを転
送する必要はない。したがって、ネットワークの負荷を
おさえた状態で、データ共用を行っている情報器の追加
を行うことができる。
ワークから削除(切断)する場合、管理情報により最新
の共用データのみを他のデータ共用を行っている情報機
器に送信することで切断する。最新でない共用データ
は、他のデータ共用を行っている情報機器に最新の共用
データが存在するので転送する必要はない。したがっ
て、ネットワークの負荷をおさえた状態で、データ共用
を行っている情報器の削除を行うことができる。さら
に、追加、削除ともに他のデータ共用管理手段を停止さ
せることはないので、ネットワークを停止することなく
データ共用を行っている情報機器の追加、削除を行うこ
とができる。データ共用装置を複数のネットワークに接
続する場合、管理情報を接続するネットワーク数分用意
し管理制御する。あるネットワークから更新された共用
データが送信されてきた場合、本来なら、送信されてき
た共用データをそのまま他のネットワークへ転送すべき
であるが、他のネットワークで共用データが参照されな
いかぎり共用データを送信する必要はないので、他のネ
ットワークの負荷を抑えるため管理情報のみ他のネット
ワークへ転送する。したがって、あるネットワークは他
のネットワークの負荷を抑えてデータの共用を行うこと
ができる。なお、以上のような管理を行うために、管理
情報として、ここでは、情報機器を識別するためのデバ
イスアドレス(機器識別情報)と最新であることあるい
は更新されたことを示す状態フラグデータを使用する
が、説明の都合上、実施例では、直接データで説明する
のではなく、データの内容をもって説明している。
に説明する。図1は、この発明のデータ共用装置を適用
したネットワークと情報機器の概略図である。図1にお
いて、情報機器1a,1bはこの発明によるデータ共用
管理装置2a,2bを介して共用データ4a,4bを格
納するための記憶装置3a,3bと接続している。な
お、ここでの情報機器1aのデータ共用装置は、データ
共用管理装置2aと記憶装置3aとからなり、情報機器
1bのデータ共用装置は、データ共用管理装置2bと記
憶装置3bとからなり、各データ共用管理装置2a,2
bは、それぞれプログラム処理で実現できるので、この
発明のデータ共用管理手段の具体例に対応している。
ネットワーク5を通して接続しており、データ共用管理
装置2a,2b間で情報やデータの送信および受信でき
る機能をもっている。データ共用管理装置2a,2bと
記憶装置3a,3bはネットワーク5よりデータの処理
能力が高い。現在の技術では情報機器1a,1bは、メ
インフレーム,ワークステーション,パーソナルコンピ
ュータ等が、データ共用管理装置2a,2bは、ソフト
ウエアで作成し情報機器1a,1bへ組み込む方式が、
記憶装置3a,3bは、ハードディスク,RAMディス
ク,メモリなどが一般的である。情報機器1a,実際に
は、データ共用管理装置2a,記憶装置3aをまとめて
1つのシステム7aとして扱う。ここで説明するネット
ワーク5は、一対多の通信が可能であることを前提とし
ている。ネットワークの種類によっては一対多通信ので
きないネットワークもあるが、データ共用の方式は同じ
である。ここでの、データ共用管理装置は、マイクロプ
ロセッサ(MPU)によりメモリに記憶されてた所定の
プログラムを実行することで、そのそれぞれの機能が実
現される。そこで、このデータ共用管理装置の基本機能
(基本動作)の概要を図3に示す。また、基本動作の詳
細を図4に示す。さらに、障害発生時のデータ共用管理
装置の動作の概要を図5に、その動作の詳細を図6に示
す。システムの接続および切断時のデータ共用管理装置
の動作の概要を図7,図8に、また、その動作の詳細を
図9に示す。2つのネットワークに接続したデータ共用
管理装置の動作の概要を図10に、また、その動作の詳
細を図11に示す。
データおよび情報の流れを示す。システム内の管理情報
8と共用データ内容の時間による変化の様子に同時に示
す。これらの凡例を図12に示す。なお、実際の管理情
報8は、共用データを更新したデバイスアドレスと更新
状態を示すフラグ(これには更新なしの最新データであ
るフラグも含む)とがある。そこで、実際には、更新状
態に対応するフラグデータが設けられているが、その内
容を分かり易くするためにデータではなく、図12に従
ってその内容と更新の意味をもって説明する。また、管
理情報8は、共通データ4aの一部の領域に割り当てら
れてもよく、データ共用管理装置のプログラムにデータ
として内蔵されていてもいが、説明の都合上、図におい
ては、記憶装置3a,3bにそれぞれの情報機器におけ
る管理情報を8としてその位置を示すが、以下では単に
管理情報として説明する。図3は、データ共用管理装置
の基本動作の概要である。ここでは、情報機器が共用デ
ータを高速にアクセスする方式と情報機器がネットワー
クの負荷を抑えてデータの共用を行う方式と複数の情報
機器がアクセスする共用データの排他制御を行う方式を
説明する。データ共用管理装置の基本動作は以下の2項
目である。 (1)各システムに用意した記憶装置内の共用データが
同じになるように管理制御する。そのために、情報機器
のメモリにこれに対応するプログラムが記憶され、MP
Uにより実行される。 (2)ネットワークへの負荷が最小になるよう管理制御
する。
新されたかどうか、また、更新されているならどのシス
テムが更新したのかつねに管理する。そして、共用デー
タに矛盾が生じないようデータの送受信を行う。そのた
めに、情報機器のメモリにこれに対応するプログラムが
記憶され、MPUにより実行される。データ共用管理装
置(プログラム)は、処理内容と管理情報によって異な
る。データ共用管理装置の動作は、処理として「共用デ
ータ参照:READ」と「共用データ更新:WRITE」の2種
類、管理情報として「更新なし」「自システムにて更
新」「他システムにて更新」の3種類、これらの組み合
せで6通りの動作に分けられる。
照:READ」の動作、NO.4,5,6,7に「共用データ
更新:WRITE」の動作の概要を示す。「共用データ参
照:READ」の動作としては、動作が高速である自システ
ム内の共用データの参照を主とし、管理情報の状態によ
って他のシステムの共用データを参照する方式がもっと
も効率がよい。すなわち、管理情報が、「更新なし」ま
たは 「自システムにて更新」(NO.1,2)である場
合は動作が高速である自システム内の共用データを参照
し、「他システムにて更新」(NO. 3)である場合のみ
他システムの共用データを参照する方式とする。このと
きのデータ転送は、一対多通信を用いて複数のシステム
へ同時に転送することでネットワークの使用率を減ら
す。図4のNO.1,3,5,9に共用データ参照時の動
作の詳細を示す。
は、動作が高速である自システム内の共用データの更新
を主とし、管理情報の状態によって他システムへ必要最
小限の管理情報を送信する方式がもっとも効率がよい。
すなわち、管理情報が「自システムにて更新」(NO.
5)である場合は動作が高速である自システム内の共用
データの更新のみとし、「更新なし」または「他システ
ムにて更新」(NO. 4,7)である場合は自システム内
の共用データの更新と同時に他システムへの管理情報を
送信する方式とする。このときの管理情報の転送は、一
対多通信を用いて複数のシステムへ同時に転送すること
でネットワークの使用率を減らす。排他制御を組み込む
場合(NO. 6)は、管理情報が「他システムにて更新」
のとき共用データ更新不可とすることで実現する。な
お、まれなケースではあるが、共用データの更新が2つ
のシステムにて同時に起こった場合(NO. 10)は、ネ
ットワークを同時に使用できないので、2つのシステム
ともリトライとする。ほぼ同時に起こった場合は、ネッ
トワークを先に使用できたシステムを優先する。図4の
NO. 2,4,6,8,10に共用データ更新時の動作の
詳細を示す。これらの処理動作について、ネットワーク
に多量のデータを通すのは図3のNO. 3の場合のみであ
り、図3のNO. 3以外のNO. 1,2,4,5,6,7の
動作はネットワークの少量のデータまたはまったくデー
タを通さないため、ネットワークの負荷を抑えることが
でき、これに比例して共用データへのアクセス速度も高
速になる。
詳細である。図4では、1つのネットワークにデータ共
用を行う情報機器が3台接続されている。これら各情報
機器を説明の都合上、以下では、システムa,システム
b,システムcとして説明する。以下、図4を用いてデ
ータ共用方式の基本動作の詳細をNO.順に説明する。NO.
1は、システムa内の管理情報が「”−”:共用デー
タは更新なし」の状態でシステムaが共用データ「デー
タA」を参照するときの動作の詳細を示す。システムa
は、システムa内の管理情報が「”−”:共用データは
更新なし」なので、各システム内の共用データは最新の
データであると判断する。このため、システムaは、シ
ステムa内から共用データ「データA」を参照する。こ
のときの動作は、同じシステム内の参照なので処理が高
速であり、しかも、ネットワークへの負荷はまったくか
かっていない。なお、前記の”−”は、更新を行った対
象となる情報機器アドレスがない状態を示す。
−”:共用データは更新なし」の状態でシステムaが共
用データを「データA」から「データB」へ更新すると
きの動作の詳細を示す。システムaは、システムa内の
管理情報が「”−”:共用データは更新なし」なので、
一対多通信を用いて必要最小限の管理情報「”a”:共
用データはシステムaにて更新」を他のシステム(シス
テムbとシステムc)へ送信する。同時にシステムa内
のデータ内容を「データA」から「データB」に更新す
る。管理情報を送信したシステムaおよび管理情報を受
信した他のシステムは管理情報を「”a”:共用データ
はシステムaにて更新」にする。これらの共用データの
更新動作は、同じシステム内の動作なので処理が高速で
あり、しかも、ネットワークの負荷は管理情報の送信の
みと最小の情報に抑えられる。なお、前記の”a”は、
更新を行った対象となる情報機器が「システムa」であ
って、その機器アドレス情報を示している。
a”:共用データは自システムにて更新」の状態でシス
テムaが自ら更新した共用データ「データB」を参照す
るときの動作の詳細を示す。システムaは、システムa
内の管理情報が「”a”:共用データは自システムにて
更新」なので、システムa内の共用データが最新である
と判断する。このためシステムaは、システムa内から
共用データを参照する。このときの参照動作は、同じシ
ステム内の動作なので処理が高速であり、しかも、ネッ
トワークの負荷はまったくかかっていない。NO. 4は、
システムa内の管理情報が「”a”:共用データは自シ
ステムにて更新」の状態でシステムaが自ら更新した共
用データを「データB」から「データC」へ更新すると
きの動作の詳細を示す。システムaは、システムa内の
管理情報がすでに「”a”:共用データは自システムに
て更新」なので、あらためて他システムへ管理情報を送
る必要がなく、システムa内の共用データを更新する。
このときの更新動作は、同じシステム内の動作なので処
理が高速であり、しかも、ネットワークの負荷はまった
くかかっていない。これらNO. 3,NO. 4は、共用デー
タを頻繁にアクセス(参照および更新)してもネットワ
ークに負荷をかけずに自システム内の共用データを高速
にアクセスできることを示している。
a”:共用データは他システムにて更新」の状態でシス
テムcが共用データ「データC」を参照するときの動作
の詳細を示す。システムcは、システムc内の管理情報
が「”a”:共用データは他システムにて更新」なの
で、システムaのデータ共用管理装置に対して共用デー
タ「データC」の参照を要求する。データ参照要求を受
けたシステムaのデータ共用管理装置は、一対多通信を
用いて他のシステムに共用データ「データC」を送信す
る。共用データを送信したシステムaおよび共用データ
を受信した他のシステム(システムbとシステムc)は
データ内容を「データC」にし、さらに、管理情報
を「”−”:共用データは更新なし」にする。なお、共
用データの送信方法に関しては、更新前と更新後の差分
情報を算出し送信することや、より細かい単位でデータ
を管理することで余分なデータの送信を減らしてもよ
い。
−”:共用データは更新なし」の状態でシステムbが共
用データを「データC」から「データD」へ更新すると
きの動作の詳細を示す。これは、NO. 2のシステムaが
共用データを更新するときと同じ動作である。NO. 7,
8は、システムc内の管理情報が「”b”:共用データ
は他システムにて更新」の状態でシステムcがシステム
bの更新した共用データ「データD」を「データE」へ
更新するときの動作の詳細を示す。NO. 7は、排他制御
された共用データを更新しようとするが更新できないと
きの動作の詳細である。システムcは、システムc内の
管理情報が「”b”:共用データは他システムにて更
新」であり、さらに、共用データは排他制御されている
ので、共用データの更新はできない。このデータを更新
するには一度共用データを参照し、システムc内の管理
情報を「”−”:共用データは更新なし」とすること
で、NO. 2と同様に更新可能になる。
タを更新するか、排他制御されていても強制的に更新す
るときの動作の詳細である。システムcは、システムc
内の管理情報が「”b”:共用データは他システムにて
更新」の状態であるが、この管理情報を無視し、「”
−”:共用データは更新なし」と判断することで、NO.
2と同様に共用データを「データD」から「データE」
へ更新する。NO. 9は、NO. 10を説明するため、シス
テムbが共用データ「データE」を参照し、すべてのシ
ステムの共用データおよび管理情報を同じにする。この
ときの動作は、NO. 5にてシステムcが共用データ「デ
ータC」を参照する動作と同じである。NO. 10は、共
用データの更新が2つのシステム(システムaとシステ
ムc)にて同時に起こった場合の動作の詳細を示す。シ
ステムaでは、「データF」に、システムcでは「デー
タG」に、同時に更新しようとするが、ネットワークは
同時に使用できないので、2つのシステムとも再度更新
処理を行う。また、ほぼ同時に共用データの更新が起こ
った場合は、ネットワークを先に使用できたシステムc
が優先され、システムaは、システムa内の管理情報が
「”c”:共用データは他システムにて更新」となる。
この場合、排他制御の有無で処理が変わるが排他制御有
りのときはNO.7と同様に更新不可となる。
の動作の概要である。ここで、共用データおよびデータ
共用管理装置の信頼性を向上する方式を説明する。障害
発生時の基本動作は以下の1項目である。 (1)失ったデータを他のシステムから受け取り復元す
る。障害発生時の動作は障害の発生した場所によって2
種類に分かれる。共用データに障害が発生し共用データ
を失った場合と、管理情報に障害が発生し管理情報を失
った場合である。共用データに障害が発生し共用データ
を失った場合は、他システムに失った共用データの参照
を要求し、他システムから失った共用データを受け取り
復元する。このときの復元動作は管理情報の状態によっ
て異なる。
ムにて更新」(NO.1,3)である場合は完全に復元す
ることができるが、「自システムにて更新」(NO.2)
の場合のみ完全には復元できない。しかし、他システム
には自システムにて更新する前の共用データが存在する
ので完全ではないがすべてのデータを失うことはない。
さらに、ネットワーク負荷の低いときなど、更新した共
用データを他システムに定期的に送信することでデータ
を失う確率を抑えることができる。図6のNO.1,3,
5に共用データ障害発生時の動作の詳細を示す。管理情
報に障害が発生し管理情報を失った場合(NO.4,5,
6)は、他システムに失った管理情報の参照を要求し、
他システムから失った管理情報を受け取り管理情報を復
元する。このとき、失った管理情報は、他システムの管
理情報とまったく同じなので、管理情報は、共用データ
の場合とは異なりどんな場合でも完全に復元できる。一
方、すべてのシステムにおいて同時に障害が発生した場
合、データを完全に失うことが考えられるが、これは、
ネットワークに接続するシステムの数を増やすことで解
決できる。実際にデータ共用を実施する環境では1つの
ネットワークに数台から数十台以上のシステムを接続す
るのが一般的であり、この台数は、データを失う確率が
0に近いことを表している。
生時の動作の詳細を示す。図6は、障害発生時のデータ
共用管理装置の動作の詳細である。図6では、1つのネ
ットワークにデータ共用を行う2つの情報機器(システ
ムaとシステムb)が接続されている。以下、図6を用
いて障害発生時に失ったデータの復元方式の詳細をNO.
順に説明する。NO.1,3,5は、障害が発生し、共用
データを失ったシステムの管理情報が「更新なし」「自
システムにて更新」「他システムにて更新」の3通りを
それぞれ説明している。NO.6,8,10は、障害が発
生し管理情報を失ったシステムの管理情報が「更新な
し」「自システムにて更新」「他システムにて更新」の
3通りをそれぞれ説明している。
−”:共用データは更新なし」の状態で障害が発生し共
用データ「データA」を失った場合の動作の詳細を示
す。障害の発生したシステムaの管理情報は「”−”:
共用データは更新なし」なので、障害が発生し失った共
用データ「データA」は他のシステムに存在する。この
ため、他システムに対して失った共用データ「データ
A」の参照を要求し、他システムから失った共用データ
「データA」を受け取ることで失った共用データ「デー
タA」を完全に復元する。NO.2は、NO.3を説明するた
め、システムaが自ら共用データを「データA」から
「データB」に更新し、システムaの管理情報を「”
a”:共用データは自システムにて更新」とする。この
ときの動作は、図4のNO.2にてシステムaが共用デー
タを「データA」から「データB」へ更新する動作と同
じである。
a”:共用データは自システムにて更新」の状態で障害
が発生し共用データ「データB」を失った場合の動作の
詳細を示す。障害の発生したシステムaの管理情報
は「”a”:共用データは自システムにて更新」なの
で、失った共用データ「データB」は、残念ながら他シ
ステムには存在しない。このため「データB」を復元す
ることはできない。しかし、更新前の共用データ「デー
タA」は、他システムに存在するので、他システムに対
して共用データ「データA」の参照を要求し、他システ
ムから共用データ「データA」を受け取ることで更新前
の共用データ「データA」に復元する。NO.4は、NO.5
を説明するため、システムbが共用データを「データ
A」から「データC」に更新し、システムaの管理情報
を「”b”:共用データは他システムにて更新」とす
る。このときの動作は、図4のNO.2にてシステムaが
共用データを「データA」から「データB」へ更新する
動作と同じである。
b”:共用データは他システムにて更新」の状態でシス
テムaに障害が発生し、共用データ「データC」を失っ
た場合の動作の詳細を示す。障害の発生したシステムa
の管理情報が「”b”:共用データは他システムにて更
新」なので、障害が発生し、失った共用データ「データ
C」はシステムbに存在する。実際に失ったデータは、
古い共用データ「データA」であるが、この場合の共用
データとはシステムbに存在する最新の共用データ「デ
ータC」のことである。このため、システムbに対して
失った共用データ「データC」の参照を要求し、他シス
テムから失った共用データ「データC」を受け取ること
で失った共用データ「データC」を完全に復元する。N
O.6は、システムaの管理情報が、「”−”:共用デー
タは更新なし」の状態で障害が発生した管理情報を失っ
た場合の動作の詳細を示す。
aが共用データを「データC」から「データD」に更新
し、システムaの管理情報を「”a”:共用データは自
システムにて更新」とする。このときの動作は、図4の
NO.2にてシステムaが共用データを「データA」から
「データB」へ更新する動作と同じである。NO.8は、
システムaの管理情報が「”a”:共用データは自シス
テムにて更新」の状態で障害が発生し管理情報を失った
場合の動作の詳細を示す。NO.9は、NO.10を説明する
ため、システムbが共用データを「データD」から「デ
ータE」に更新し、システムaの管理情報を「”b”:
共用データは他システムにて更新」とする。このときの
動作は、図4のNO.2にてシステムaが共用データを
「データA」から「データB」へ更新する動作と同じで
ある。NO.10は、システムaの管理情報が「”b”:
共用データは他システムにて更新」の状態でシステムa
に障害が発生し、管理情報を失った場合の動作の詳細を
示す。NO.6,8,10どの場合においても、障害が発
生し、失った管理情報は、障害の発生時の状態に関係な
く他システムに存在する。このため、他システムに対し
て失った管理情報の参照を要求し、他システムから失っ
た管理情報を受け取ることで失った管理情報を完全に復
元する。
作させる上で必要となる処理に、システムの追加および
削除がある。すでに複数のシステムが動いている環境に
新たにシステムを追加する(接続)要求や、システムの
故障などの障害によるシステムの削除(切断)要求は常
に発生する。この処理で問題になることは無作為に接続
および切断を行うと共用データに矛盾が生じることであ
る。例えば、システムaとシステムbがネットワークに
接続しデータを共用しているときに、システムaが稼
動、システムbが未稼動の状態でシステムaが共用デー
タを更新したあと、システムaを未稼動状態にし、さら
にシステムbを稼動状態にしても、システムaとシステ
ムbは、同時に稼動していないのでデータの受け渡しは
できない。このため、システムaで更新した共用データ
は、システムbでは参照できない矛盾が生じる。この問
題を解決するにマスターとなるシステムを用意し全シス
テムに対して「共用データはマスターのシステムが稼動
中のみアクセス可能」というアクセス条件を追加する。
ここでシステムaをマスターとすると、システムbは、
システムaが未稼動の間共用データにアクセスできなく
なる。システムaが稼働状態になればシステムbはアク
セスできるようになると同時にデータの受け渡しもでき
るので矛盾の発生を防ぐことができる。
る動作の概要である。図8は、システムをネットワーク
から切断する動作の概要である。ここで、ネットワーク
の負荷をおさえた、新たなデータ共用管理装置の追加お
よび既存のデータ共用管理装置の削除を行う方式を説明
する。システムをネットワークに追加(接続)および削
除(切断)するときの基本動作は以下の2項目である。 (1)システムの接続では共用データが他システムに存
在するとして接続する。 (2)システムの切断では共用データが他システムに存
在するとして切断する。 ネットワーク上で稼働中のシステムとの接続は、稼働中
のシステム内の管理情報によって異なる。
続では、更新された共用データの差分を吸収する必要が
ある。差分の吸収は、ネットワークに負荷のかかるデー
タ転送は行わず、管理情報を「他システムにて更新」に
調整する方式の方が効率がよい。すなわち、稼働中のシ
ステムの管理情報が「自システムにて更新」または「他
システムにて更新」(NO.2,3)である場合、接続を
行うシステムの管理情報を同じにする。また、稼働中の
システムの管理情報が「更新なし」(NO. 1)の場合
は、全システムの管理情報を「稼働中のシステムのいず
れか(例えばマスター)による更新」とする。ただし、
更新回数をカウントするなどの補助情報にて共用データ
の内容の一致が確認できるのであれば「更新なし」のま
までよい。なお、接続するネットワークにマスターとな
るシステムが稼動していない場合(NO.4)は、共用デ
ータの矛盾を防ぐため接続できずにマスターの稼動待ち
となる。しかし、マスターとなるシステムを固定とせず
に移動可能とすることでマスターとなるシステムを停止
しなければならない状況を減らすことも可能である。そ
の場合、マスターとなるシステムの稼動待ちとなる状況
も減らすことができる。これは、ネットワークに接続す
るシステムの数が増えるほどマスターとなれるシステム
が増えるので、マスターが未稼動となる確立が0に近い
ことを示している。図9のNO.2,6,9にシステム接
続動作の詳細を示す。
ムの切断は、切断するシステム内の管理情報によって異
なる。稼働中の複数のシステムから1つのシステムの切
断は、切断するシステムが更新した共用データを他シス
テムへ送信する必要がある。切断するシステム内の管理
情報が「更新なし」または「他システムにて更新」(N
O.1,3)の場合はデータを送信する必要はないので、
特別な処理をせずそのまま切断する。切断するシステム
内の管理情報が「自システムにて更新」(NO.2)の場
合は共用データを送信したあと切断する。なお、切断す
るシステムがマスター(NO.4)である場合、共用デー
タの矛盾を防ぐため他のシステムを先に切断したあとで
ないと切断できない。図9のNO.1,4,8にシステム
の切断動作の詳細を示す。
作の詳細である。図9では、1つのネットワークにデー
タ共用を行う情報機器(システム)が3台接続され、シ
ステム(情報機器)の1つ(システムa)をマスターと
決めている。以下、図9を用いてシステムの接続および
切断時のデータ共用管理装置の動作詳細をNO.順に説明
する。NO.1は、切断システム(システムc)の管理情
報が「”−”:更新なし」ときの切断動作の詳細を示
す。システムcは、システムcの管理情報が「”−”:
更新なし」なので、全システムの共用データは、同じ
「データA」で統一されていると判断する。このためシ
ステムcは、共用データを送信することなく切断する。
ー(システムa)の管理情報が 「”−”:更新なし」
ときのシステムc接続動作の詳細を示す。システムc
は、接続するネットワークのマスター(システムa)の
管理情報を取り寄せる。システムaの管理情報が「”
−”:更新なし」なので、システムcは管理情報とデー
タ内容を同じにすることで接続可能になる。しかし、シ
ステムaの共用データ「データA」を取り寄せるのはネ
ットワークに負荷がかかるため、管理情報を変更し対応
する。ここでは、管理情報を「”a”:共用データはシ
ステムaにて更新」とすることでネットワークの負荷を
抑え、システムcを接続する。NO.3は、NO.4を説明す
るため、システムcは、共用データ「データA」を参照
したあと、共用データを「データA」から「データB」
に更新し、システムcの管理情報を 「”c”:共用デ
ータは自システムにて更新」とする。NO.4は、切断す
るシステム(システムc)の管理情報が「”c”:共用
データは自システムにて更新」ときの切断動作の詳細を
示す。システムcは、システムcの管理情報が「”
c”:共用データは自システムにて更新」なので、最新
の共用データ「データB」は自システムしか存在しない
と判断する。このためシステムcは、共用データ「デー
タB」を他のシステムに送信し、NO.1と同様に管理情
報を「”−”:更新なし」としたあと切断する。
bは、システムcが未稼動の状態で共用データを「デー
タB」から「データC」に更新し、システムaの管理情
報を「”b”:共用データは他システムにて更新」とす
る。NO.6は、接続するネットワークのマスター(シス
テムa)の管理情報が「”b”:共用データは他システ
ムにて更新」ときのシステムc接続動作の詳細を示す。
システムcは、接続するネットワークのマスター(シス
テムa)の管理情報を取り寄せる。システムaの管理情
報が「”b”:共用データは他システムにて更新」なの
で、システムcの管理情報をシステムaと同じ「”
b”:共用データは他システムにて更新」とし、接続す
る。NO.7は、NO.8を説明するため、システムaは、共
用データ「データC」を参照したあと、共用データを
「データC」から「データD」に更新し、システムcの
管理情報を「”a”:共用データは他システムにて更
新」とする。
c)が管理情報が「”a”:共用データは他システムに
て更新」ときの切断動作の詳細を示す。システムcは、
システムcの管理情報が「”a”:共用データは他シス
テムにて更新」なので、最新の共用データ「データD」
は、システムaに存在すると判断できる。このためシス
テムcは共用データを送信することなく切断する。NO.
9は、接続するネットワークのマスター(システムa)
の管理情報が「”a”:共用データは自システムにて更
新」ときのシステムc接続動作の詳細を示す。システム
cは、接続するネットワークのマスター(システムa)
の管理情報を取り寄せる。システムaの管理情報が「”
a”:共用データは自システムにて更新」なので、シス
テムcの管理情報をシステムaと同じ「”a”:共用デ
ータは自システムにて更新」とあわせることで接続す
る。
データ共用管理装置の動作の概要である。ここでは、複
数のネットワークに接続したデータ共用管理装置につい
て、あるネットワークが他のネットワークの負荷を抑え
てデータの共用を行う方式を説明する。2つのネットワ
ークに接続したデータ共用管理装置の基本動作は、1つ
のネットワークに接続したデータ共用管理装置と同じで
ある。特に異なる点は、管理情報を2つ持ち、2つのネ
ットワークに対して負荷が最小になるよう管理制御する
ところである。2つのネットワークに接続したデータ共
用管理装置の動作は、2つの管理情報によって異なる。
管理情報として「更新なし」「自システムにて更新」
「他システムにて更新」の3種類があり、この2つの管
理情報の組み合わせで9通りの動作に分かれる。しか
し、この中の3つのケースは管理上ありえないため、6
通りの動作になる。処理として「共用データ参照:REA
D」と「共用データ更新:WRITE」の2通りの動作があ
る。
EAD」の動作、NO.10〜18に「共用データ更新:WRIT
E」の動作の概要を示す。「共用データ参照:READ」の
動作としては、動作が高速である自システム内の共用デ
ータの参照を主とし、管理情報の状態によって他システ
ムの共用データを参照する方式がもっとも効率がよい。
すなわち、2つの管理情報が「更新なし」または「自シ
ステムにて更新」(NO.1,2,4,5)である場合は
動作が高速である自システム内の共用データを参照し、
1つでも「他システムにて更新」(NO.6,8)である
場合のみ他システムの共用データを参照する方式とす
る。図11のNO.1,3,5,9,13,16に共用デ
ータ参照時の動作の詳細を示す。「共用データ更新:WR
ITE」の動作としては、動作が高速である自システム内
の共用データの更新を主とし、管理情報の状態によって
他システムへ必要最小限の管理情報を送信する方式がも
っとも効率がよい。
ステムにて更新」(NO.14)である場合は動作が高速
である自システム内の共用データの更新のみとし、1つ
でも「更新なし」または「他システムにて更新」(NO.
10,11,13)である場合は自システム内の共用デ
ータの更新と同時に他システムへの管理情報を送信する
方式とする。さらに、排他制御を組み込む場合は1つで
も管理情報が「他システムにて更新」(NO.15,1
6)のとき共用データ更新不可とすることで実現する。
図4のNO.2,4,7,10,12,15に共用データ
更新時の動作の詳細を示す。これらの動作について、ネ
ットワークに多量のデータを通すのは図10のNO.6とN
O.8の場合のみであり、それ以外の動作は、ネットワー
クに少量のデータまたはまったくデータを通さないた
め、ネットワークの負荷を抑えることができる。
データ共用管理装置の動作の詳細である。図11では、
ネットワークXにはシステムaとシステムbが、ネット
ワークYにはシステムbとシステムcが接続している。
このとき、システムbは、2つのネットワークに接続し
ている。また、システムaとシステムcは、別のネット
ワークに接続しているためお互いの存在を確認できな
い。以下、図11を用いて2つのネットワークに接続し
たデータ共用管理装置の動作の詳細をNO.順に説明す
る。NO.1は、システムb内の管理情報がネットワーク
X,Yとともに「”−”:共用データは更新なし」の状
態でシステムbが共用データ「データA」を参照すると
きの動作の詳細を示す。
ネットワークX,Yとともに「”−”:共用データは更
新なし」なので、各システム内の共用データは最新のデ
ータであると判断する。このため、システムbは、シス
テムb内から共用データ「データA」を参照する。この
ときの動作は、同じシステム内の参照なので処理が高速
であり、しかも、ネットワークへの負荷はまったくかか
っていない。NO.2は、システムb内の管理情報がネッ
トワークX,Yとともに「”−”:共用データは更新な
し」の状態でシステムbが共用データを「データA」か
ら「データB」へ更新するときの動作の詳細を示す。シ
ステムbは、システムb内の管理情報がネットワーク
X,Yとともに「”−”:共用データは更新なし」なの
で、必要最小限の管理情報「”b”:共用データはシス
テムbにて更新」をネットワークXとネットワークYへ
送信する。同時にシステムb内のデータ内容を「データ
A」から「データB」に更新する。管理情報を送信した
システムbおよび管理情報を受信したシステムaとシス
テムcの管理情報を「”b”:共用データはシステムb
にて更新」にする。これらの共用データの更新動作は、
同じシステム内の動作なので処理が高速であり、しか
も、ネットワークの負荷は管理情報のみと最小の情報に
抑えられる。
トワークX,Yともに「”b”:共用データは自システ
ムにて更新」の状態でシステムbが自ら更新した共用デ
ータ「データB」を参照するときの動作の詳細を示す。
システムbは、システムb内の管理情報がネットワーク
X,Yとともに「”b”:共用データは自システムにて
更新」なので、システムb内の共用データが最新のデー
タであると判断する。このため、システムbはシステム
b内から共用データを参照する。このときの参照動作
は、同じシステム内の動作なので処理が高速であり、し
かも、ネットワークへの負荷はまったくかかっていな
い。NO.4は、システムb内の管理情報がネットワーク
X,Yとともに「”b”:共用データは自システムにて
更新」の状態でシステムbが自ら更新した共用データを
「データB」から「データC」へ更新するときの動作の
詳細を示す。システムbは、システムb内の管理情報が
ネットワークX,Yとともに「”b”:共用データは自
システムにて更新」なので、あらためて管理情報を送る
必要がない。このため、システムb内の共用データの更
新のみを行う。このときの更新動作は、同じシステム内
の動作なので処理が高速であり、しかも、ネットワーク
への負荷はまったくかかっていない。これら、NO.3,N
O.4は、共用データを頻繁にアクセス(参照および更
新)してもネットワークに負荷をかけずに自システム内
の共用データを高速にアクセスできることを示してい
る。
aが共用データ「データC」を参照し、システムb内の
管理情報をネットワークX,Yとともに「”b”:共用
データは自システムにて更新」する。システムaは、シ
ステムa内の管理情報が「”b”:共用データは他シス
テムにて更新」なので、システムbに対して共用データ
「データC」の参照を要求する。データ参照要求を受け
たシステムbのデータ共用管理装置は、ネットワークX
に対して共用データ「データC」を送信する。共用デー
タを受信したシステムaはデータ内容を「データC」に
更新し、さらに共用データを送信したネットワークX側
のシステムbおよび共用データを受信したシステムaの
管理情報を「”−”:共用データは更新なし」にする。
このとき、ネットワークYへの負荷はまったくかかって
いない。NO.6は、NO.1と同様にシステムb内のネット
ワークX側の管理情報が「”−”:共用データは更新な
し」、ネットワークY側の管理情報が「”b”:共用デ
ータは自システムにて更新」の状態でシステムbが共用
データ「データC」を参照するときの動作の詳細を示
す。NO.1との違いはシステムb内のネットワークY側
の管理情報が「”b”:共用データは自システムにて更
新」である。このため、システムbは、システムb内の
共用データは最新のデータであると判断し、システムb
内から共用データ「データC」を参照する。このときの
動作は、同じシステム内の参照なので処理が高速であ
り、しかも、ネットワークへの負荷はまったくかかって
いない。
ットワークX側の管理情報が「”−”:共用データは更
新なし」、ネットワークY側の管理情報が「”b”:共
用データは自システムにて更新」の状態でシステムbが
共用データを「データC」から「データD」へ更新する
ときの動作の詳細を示す。NO.2との違いはシステムb
内のネットワークY側の管理情報が「”b”:共用デー
タは自システムにて更新」である。このため、ネットワ
ークXに対しては管理情報「”b”:共用データはシス
テムbにて更新」を送信するが、ネットワークYに対し
ては送信の必要はない。後の動作はNO.2と同様にシス
テムb内のデータ内容を「データC」から「データD」
に更新し、管理情報を送信したネットワークX側のシス
テムbおよび管理情報を受信したシステムaの管理情報
を「”b”:共用データはシステムbにて更新」にす
る。これらの共用データの更新動作は、同じシステム内
の動作なので処理が高速であり、しかもネットワークX
の負荷は管理情報のみと最小の情報に抑えられ、さら
に、ネットワークYの負荷はまったくかかっていない。
cが共用データ「データD」を参照し、ネットワークX
側の管理情報が「”b”:共用データは自システムにて
更新」、ネットワークY側の管理情報が「”−”:共用
データは更新なし」とする。システムcはシステムc内
の管理情報が「”b”:共用データは他システムにて更
新」なので、システムbのデータ共用管理装置に対して
共用データ「データD」の参照を要求する。データ参照
要求を受けたシステムbのデータ共用管理装置は、ネッ
トワークYに対して共用データ「データD」を送信す
る。共用データを受信したシステムcはデータ内容を
「データD」にし、さらに共用データを送信したネット
ワークY側のシステムbおよび共用データを受信したシ
ステムcの管理情報を「”−”:共用データは更新な
し」にする。このとき、ネットワークXへの負荷はまっ
たくかかっていない。
ットワークX側の管理情報が「”b”:共用データは自
システムにて更新」、ネットワークY側の管理情報
が「”−”:共用データは更新なし」状態でシステムb
が共用データ「データD」を参照するときの動作の詳細
を示す。NO.1との違いはシステムb内のネットワーク
X側の管理情報が「”b”:共用データは自システムに
て更新」である。しかし、動作は、NO.1と同じでシス
テムbは、システムb内の共用データは最新のデータで
あると判断し、システムb内から共用データ「データ
D」を参照する。このときの動作は、同じシステム内の
参照なので処理が高速であり、しかも、ネットワークへ
の負荷はまったくかかっていない。NO.10は、NO.2と
同様にシステムb内のネットワークX側の管理情報
が「”b”:共用データは自システムにて更新」、ネッ
トワークY側の管理情報が「”−”:共用データは更新
なし」の状態でシステムbが共用データを「データD」
から「データE」へ更新するときの動作の詳細を示す。
NO.2との違いはシステムb内のネットワークX側の管
理情報が「”b”:共用データは自システムにて更新」
である。このため、ネットワークYに対しては管理情報
「”b”:共用データはシステムbにて更新」を送信す
るが、ネットワークXに対しては送信の必要はない。後
の動作は、NO.2と同様にシステムb内のデータ内容を
「データD」から「データE」に更新し、管理情報を送
信したネットワークY側のシステムbおよび管理情報を
受信したシステムcの管理情報を「”b”:共用データ
はシステムbにて更新」にする。これらの共用データの
更新動作は、同じシステム内の動作なので処理が高速で
あり、しかも、ネットワークYの負荷は、管理情報のみ
と最小の情報に抑えられ、さらに、ネットワークXの負
荷はまったくかかっていない。
テムaが共用データ「データE」を参照し、その後、
「データE」から「データF」へ更新し、ネットワーク
X側の管理情報が「”a”:共用データは他システムに
て更新」、ネットワークY側の管理情報が「”b”:共
用データは自システムにて更新」とする。まず、「デー
タE」を参照する。システムaは、システムa内の管理
情報が「”b”:共用データは他システムにて更新」な
ので、システムbのデータ共用管理装置に対して共用デ
ータ「データE」の参照を要求する。データ参照要求を
受けたシステムbのデータ共用管理装置は、ネットワー
クXに対して共用データ「データE」を送信する。共用
データを受信したシステムaは、データ内容を「データ
E」にし、さらに共用データを送信したネットワークX
側のシステムbおよび共用データを受信したシステムa
の管理情報を「”−”:共用データは更新なし」にす
る。
ータF」に更新する。システムaは、システムa内の管
理情報が「”−”:共用データは更新なし」なので、管
理情報「”a”:共用データはシステムaにて更新」を
ネットワークXへ送信する。同時にシステムa内のデー
タ内容を「データE」から「データF」に更新する。管
理情報を送信したシステムaおよび管理情報を受信した
システムbの管理情報を「”a”:共用データはシステ
ムaにて更新」にする。NO.12は、排他制御された共
用データを更新しようとするが更新できないときの動作
の詳細である。システムbは、システムb内のネットワ
ークX側の管理情報が「”a”:共用データは他システ
ムにて更新」であり、さらに共用データが排他制御され
ているので、共用データの更新はできない。このデータ
を更新するには一度共用データを参照することでシステ
ムb内の管理情報が「”−”:共用データは更新なし」
となりNO.2と同様に更新可能になる。
ネットワークX側の管理情報が「”a”:共用データは
他システムにて更新」、ネットワークY側の管理情報が
「”b”:共用データは自システムにて更新」の状態で
システムbが共用データ「データF」を参照するときの
動作の詳細を示す。NO.6との違いはシステムb内のネ
ットワークX側の管理情報が「”a”:共用データは他
システムにて更新」である。ここで、システムbは、シ
ステムaのデータ共用管理装置に対して共用データ「デ
ータF」の参照を要求する。データ参照要求を受けたシ
ステムaのデータ共用管理装置は、ネットワークXに共
用データ「データF」を送信する。共用データを受信し
たシステムbは、データ内容を「データF」にし、さら
に共用データを送信したシステムaおよび共用データを
受信したネットワークX側のシステムbの管理情報
を「”−”:共用データは更新なし」にする。このと
き、ネットワークYへの負荷はまったくかかっていな
い。
テムcが共用データ「データF」を参照し、その後、
「データF」から「データG」へ更新し、ネットワーク
X側の管理情報が「”b”:共用データは自システムに
て更新」、ネットワークY側の管理情報が「”c”:共
用データは他システムにて更新」とする。まず、「デー
タF」を参照する。システムcは、システムc内の管理
情報が「”b”:共用データは他システムにて更新」な
ので、システムbのデータ共用管理装置に対して共用デ
ータ「データF」の参照を要求する。データ参照要求を
受けたシステムbのデータ共用管理装置は、ネットワー
クYに対して共用データ「データF」を送信する。共用
データを受信したシステムcは、データ内容を「データ
F」にし、さらに共用データを送信したネットワークY
側のシステムbおよび共用データを受信したシステムc
の管理情報を「”−”:共用データは更新なし」にす
る。
ータG」に更新する。システムcはシステムc内の管理
情報が 「”−”:共用データは更新なし」なので、管
理情報「”c”:共用データはシステムcにて更新」を
ネットワークYへ送信する。同時にシステムc内のデー
タ内容を「データF」から「データG」に更新する。管
理情報を送信したシステムcおよび管理情報を受信した
システムbの管理情報を「”c”:共用データはシステ
ムcにて更新」にする。さらに、ネットワークX側の管
理情報が「”−”:共用データは更新なし」なのでシス
テムbは矛盾を防ぐため管理情報「”b”:共用データ
はシステムbにて更新」をネットワークXへ送信する。
管理情報を送信したシステムbおよび管理情報を受信し
たシステムaの管理情報を「”b”:共用データはシス
テムbにて更新」にする。
更新しようとするが更新できないときの動作の詳細であ
る。システムbは、システムb内のネットワークY側の
管理情報が「”c”:共用データは他システムにて更
新」であり、さらに共用データが排他制御されているの
で、共用データの更新はできない。このデータを更新す
るには一度共用データを参照することでシステムb内の
管理情報が「”−”:共用データは更新なし」となりN
O.2と同様に更新可能となる。NO.16は、NO.6と同様
にシステムb内のネットワークX側の管理情報が「”
b”:共用データは自システムにて更新」、ネットワー
クY側の管理情報が「”c”:共用データは他システム
にて更新」の状態でシステムbが共用データ「データ
G」を参照するときの動作の詳細を示す。NO.6との違
いはシステムb内のネットワークY側の管理情報が「”
c:共用データは他システムにて更新」の状態である。
ここで、システムbは、システムcのデータ共用管理装
置に対して共用データ「データG」の参照を要求する。
データ参照要求を受けたシステムcのデータ共用管理装
置は、ネットワークYに共用データ「データG」を送信
する。共用データを受信したシステムbは、データ内容
を「データG」にし、さらに共用データを送信したシス
テムcおよび共用データを受信したネットワークY側の
システムbの管理情報を「”−”:共用データは更新な
し」にする。このとき、ネットワークXへの負荷はまっ
たくかかっていない。
る。図13は、1つのデータ共用管理装置に複数のネッ
トワークを接続した概略図である。4つのネットワーク
5a,5b,5c,5dを1つのシステム7i(1つの
データ共用管理装置)を用いて接続している。図11で
説明した2つのネットワークを接続するデータ共用管理
装置をここでは4つのネットワークに適用してる。この
場合、接続するためのシステム7iは、1つですむので
費用をかけずにネットワークを構築できるが、システム
7iに負荷が集中し性能の低下が予想される。このため
この接続方式は、規模の小さいネットワークの構築にむ
いている。
れぞれネットワークを接続した概略図である。3つのネ
ットワーク5a,5b,5cをそれぞれのシステム7
g,7h,7ii(3つのデータ共用管理装置)を用い
てネットワーク5dと接続している。図11で説明した
2つのネットワークを接続するデータ共用管理装置をこ
こでは3つ用いている。この場合、接続するためのシス
テムが接続するネットワーク数分(3つ)必要なのでネ
ットワークの構築に費用をかかる。しかし、ネットワー
ク5dに負荷がかからないので、この接続方式は規模の
大きなネットワークの構築に向いている。
ネットワークに接続された、複数の情報機器にデータ共
用のための記憶装置および共用データを管理および制御
するためのデータ共用管理装置を設けることにより以下
に示す効果がある。 (1)データ共用管理装置は内部に設けた管理情報によ
り、多くの共用データをネットワークを通さず記憶装置
を直接アクセスするので、情報機器は共用データを高速
にアクセスできる。 (2)データ共用管理装置は記憶装置を更新しネットワ
ークには管理情報を送信する。データの転送は必要なと
きのみ行うので、情報機器はネットワークの負荷を抑え
てデータの共有を行うことができる。 (3)データ共用管理装置のデータ転送の方法は、一対
一通信ではなく、一対多通信を多く用いる方法とするこ
とで全体のネットワーク使用率を下げネットワークの負
荷を抑えることができる。 (4)データ共用管理装置は管理情報によってネットワ
ーク内の共用データの更新状況を管理しているので、情
報機器は共用データの更新の可否を判断し共用データの
排他制御を行うことができる。 (5)データ共用管理装置は共用データを複数の記憶装
置に分散し管理するのでデータ紛失などの障害に強く、
共用データおよびデータ共用管理装置の信頼性を向上で
きる。 (6)データ共用管理装置を用いてデータ共用を行う情
報機器は、参照しない共用データを転送する必要がない
ため、ネットワークの負荷をおさえた状態での追加行う
ことができる。このとき、他の情報機器を停止させるこ
とはない。 (7)データ共用管理装置を用いてデータ共用を行って
いる情報機器は、更新していない共用データを送信する
必要がないため、ネットワークの負荷をおさえた状態で
の削除を行うことができる。このとき、他の情報機器を
停止させることはない。 (8)データ共用管理装置を複数のネットワークへ接続
した場合、あるネットワークで更新された共用データは
他のネットワークで参照されないかぎり、他のネットワ
ークへ送信する必要はない。このため、他のネットワー
クへは管理情報のみ転送することで、あるネットワーク
は他のネットワークの負荷を抑えてデータの共用が行え
る。
LANに接続した複数のワークステーションにてファイ
ル共用を行うソフトウェア開発作業などにもっとも効果
を発揮する。また、密結合型マルチプロセッサマシン等
の、システムバス(ネットワーク)に接続した複数のプ
ロセッサ(情報機器)にキャッシュメモリ(記憶装置)
を設けたシステムにおいても適用可能であり、プロセッ
サ間のデータ共用に効果を発揮する。
ネットワークと情報機器の概略図である。
したネットワークと情報機器の概略図である。
る。
る。
概要である。
詳細である
きのデータ共用装置の動作の概要である。
ときのデータ共用装置の動作の概要である。
共用装置の動作の詳細である。
ータ共用装置の動作の概要である。
ータ共用装置の動作の詳細である。
る。
ットワークに接続した概略図である。
ットワークに接続した概略図である。
i…システム。
Claims (9)
- 【請求項1】 ネットワークに接続された複数の情報機
器にそれぞれ設けられ、各前記情報機器において使用さ
れる共用データを記憶する記憶装置を有し、各前記情報
機器における前記記憶装置内の前記共用データが同じに
なるよう管理および制御することを特徴とするデータ共
用装置。 - 【請求項2】 前記共用データが同じになるよう管理お
よび制御するプログラム処理による共用データ管理手段
が設けられ、前記管理が前記共用データの更新状態を示
す更新情報と更新した情報機器を識別する情報とを有す
る管理情報により行われる請求項1記載のデータ共用装
置。 - 【請求項3】 前記制御は、前記管理情報に基づき他の
前記情報機器から更新された前記共用データを受信して
前記記憶装置における自己の共用データを更新したとき
には、更新情報を更新なしとし、この更新なしのときに
は自己の共用データをアクセスする請求項2記載のデー
タ共用装置。 - 【請求項4】 ネットワークに接続された複数の情報機
器のそれぞれに設けられるデータ共用装置であって、各
前記情報機器において使用される共用データを記憶する
記憶装置と、前記共用データが同じになるよう管理およ
び制御する共用データ管理手段とを有し、この共用デー
タ管理手段が前記共用データの更新についての管理情報
により前記共用データのアクセスを前記ネットワークよ
り高速な前記記憶装置に切り替えることで、前記情報機
器が共用データを高速にアクセスすることを特徴とする
データ共用方式。 - 【請求項5】 前記データ共用装置が前記管理情報によ
り共用データの送信を必要なとき以外は前記管理情報の
み送信することで、前記情報機器が前記ネットワークの
負荷を抑えてデータの共用を行う請求項4記載のデータ
共用方式。 - 【請求項6】 前記データ共用装置の前記管理情報によ
り共用データの更新の可否を判断することで、複数の前
記情報機器がアクセスする共用データの排他制御を行う
請求項4記載のデータ共用方式。 - 【請求項7】 前記管理情報は、前記共用データの更新
状態を示す更新情報と更新した情報機器を識別する情報
とを有するものであり、この管理情報に応じて、前記情
報機器が障害発生などで失った情報を他の前記情報機器
から復元する請求項4記載のデータ共用方式。 - 【請求項8】 前記管理情報は、前記共用データの更新
状態を示す更新情報と更新した情報機器を識別する情報
とを有するものであり、前記データ共用装置が前記管理
情報により必要なデータのみ転送することで、ネットワ
ークの負荷を抑えた状態でのデータ共用を行い、かつ、
情報機器の追加および削除を行う請求項4記載のデータ
共用方式。 - 【請求項9】 前記管理情報は、前記共用データの更新
状態を示す更新情報と更新した情報機器を識別する情報
とを有するものであり、前記データ共用装置の前記管理
情報を複数用意することで、あるネットワークが他のネ
ットワークへの負荷を抑えてデータの共用を行う請求項
4記載のデータ共用方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08461896A JP3550613B2 (ja) | 1996-03-13 | 1996-03-13 | データ共用装置およびデータ共用方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08461896A JP3550613B2 (ja) | 1996-03-13 | 1996-03-13 | データ共用装置およびデータ共用方式 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09244935A true JPH09244935A (ja) | 1997-09-19 |
JP3550613B2 JP3550613B2 (ja) | 2004-08-04 |
Family
ID=13835685
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP08461896A Expired - Fee Related JP3550613B2 (ja) | 1996-03-13 | 1996-03-13 | データ共用装置およびデータ共用方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3550613B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11272534A (ja) * | 1998-01-20 | 1999-10-08 | Fujitsu Ltd | ドキュメント分散処理方法,ドキュメント分散処理システムのサーバ管理方法およびサーバプログラムの記録媒体 |
JP2007323566A (ja) * | 2006-06-05 | 2007-12-13 | Nec System Technologies Ltd | 文書管理システム、文書管理サーバ、文書管理方法 |
JP2012141891A (ja) * | 2011-01-05 | 2012-07-26 | Toshiba Corp | データベース・システム、並びにそのクライアント |
-
1996
- 1996-03-13 JP JP08461896A patent/JP3550613B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11272534A (ja) * | 1998-01-20 | 1999-10-08 | Fujitsu Ltd | ドキュメント分散処理方法,ドキュメント分散処理システムのサーバ管理方法およびサーバプログラムの記録媒体 |
JP2007323566A (ja) * | 2006-06-05 | 2007-12-13 | Nec System Technologies Ltd | 文書管理システム、文書管理サーバ、文書管理方法 |
JP2012141891A (ja) * | 2011-01-05 | 2012-07-26 | Toshiba Corp | データベース・システム、並びにそのクライアント |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3550613B2 (ja) | 2004-08-04 |
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