JPH09244019A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JPH09244019A
JPH09244019A JP8049241A JP4924196A JPH09244019A JP H09244019 A JPH09244019 A JP H09244019A JP 8049241 A JP8049241 A JP 8049241A JP 4924196 A JP4924196 A JP 4924196A JP H09244019 A JPH09244019 A JP H09244019A
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JP
Japan
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liquid crystal
crystal display
guide plate
light guide
display panel
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JP8049241A
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English (en)
Inventor
直寛 ▲真▼篠
Naohiro Mashino
Toshio Hirayama
壽男 平山
Koji Muramatsu
浩嗣 村松
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Hitachi Ltd
Hitachi Electronic Devices Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Electronic Devices Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液晶表示パネルの表示画面中に輝線が生じる
のを防止して、表示品質を向上させた液晶表示装置を提
供する。 【解決手段】 一対の電極基板間に注入封止される液晶
層を有する液晶表示パネルと、前記液晶表示パネルに照
射光を照射するバックライトとを具備する液晶表示装置
であって、前記バックライトが、光源(208)と、一
側面部が前記光源に対向して配置される導光板(25
1)と、前記導光板の前記液晶表示パネルと反対側の面
に設けられる反射シート(252)とを有する液晶表示
装置において、前記反射シートが、前記導光板と対向す
る面の前記光源側の端部に、グレーまたは黒の反射防止
膜(270)を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶駆動回路およ
び液晶表示装置に係わり、特に、液晶表示パネルの狭額
縁化に適用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の液晶表示装置としては、ストライ
プ状のXY電極の交点の画素を駆動する単純マトリクス
型液晶表示装置と、画素毎に能動素子(例えば、薄膜ト
ランジスタ)を有しこの能動素子をスイッチング駆動す
るアクティブマトリクス型液晶表示装置に大別される。
【0003】図19は、単純マトリクス型液晶表示装置
の1つである従来のカラーSTN(Super Twi
sted Nematic)方式の単純マトリックス型
液晶表示モジュール(LCM)の構成部品を示す分解斜
視図である。
【0004】液晶表示パネル503は、液晶を介して互
いに対向配置された一対のガラス基板を備え、一方のガ
ラス基板の液晶側の面には、X方向に延在し、かつ、Y
方向に並設されるm本のコモン電極(走査信号線)が形
成され、また、他方のガラス基板の液晶側の面には、Y
方向に延在し、かつ、X方向に並設されるn本のセグメ
ント電極(データ信号線)が形成される。
【0005】前記n本のセグメント電極は上下2つに分
割され、前記複数のセグメント電極と複数のコモン電極
との交差部が画素領域を構成する。
【0006】図19に示す液晶表示モジュール(LC
M)においては、冷陰極管528、この冷陰極管528
からの光を液晶表示パネル503に照射する導光板組立
体527、導光板組立体527からの光を集光するプリ
ズムシート526、および、金属板に白色塗料が塗布さ
れた下側フレーム532が、図19に示す順序で、枠状
に形成されたモールド525の窓部に嵌め込まれる。
【0007】ここで、図20に示すように、導光板組立
体527は、アクリル板からなる導光板551と、導光
板551の両側に形成される反射シート552および拡
散シート553から構成される。
【0008】冷陰極管528の周囲には、導光板組立体
527と異なる方向に放射された光を無駄なく導光板組
立体527に集光させるための銀反射シート529が配
置される。
【0009】ここで、モールド525、プリズムシート
526、冷陰極管528、銀反射シート529、導光板
組立体527および下側フレーム532は、液晶表示パ
ネル503に光を照射するためのバックライトを構成す
る。
【0010】なお、図19において、530はゴムブッ
シュを示している。
【0011】図21は、図19に示す駆動回路基板52
4が周囲に実装された液晶表示パネル503の平面図で
ある。
【0012】図21に示すように、駆動回路基板524
は3分割され、各駆動回路基板(524a,524b,
524c)は、それぞれ液晶表示パネル503の辺に沿
って設けられ、各駆動回路基板(524a,524b,
524c)はフラットケーブル536により電気的に接
続される。
【0013】各駆動回路基板(524a,524b,5
24c)には、テープキャリアパッケージ(535a,
535b,535c)、抵抗あるいはコンデンサ等の電
子部品が実装され、各テープキャリアパッケージ(53
5a,535b,535c)には、液晶表示パネル50
3を駆動させるICチップ(半導体チップ)(537
a,537b,537c)が、テープ・オートメイティ
ド・ボンディング法(TAB)により実装される。
【0014】液晶表示パネル503のm本のコモン電極
のそれぞれは、対応する各テープキャリアパッケージ5
35cに接続され、また、液晶表示パネル503の2分
割されたn本のセグメント電極のそれぞれは、上側の対
応する各テープキャリアパッケージ535a、あるい
は、下側の対応する各テープキャリアパッケージ535
bに接続される。
【0015】前記テープキャリアパッケージ(535
a,535b)から、前記各複数のセグメント電極にデ
ータ信号線駆動電圧を、また、前記各テープキャリアパ
ッケージ535cから、前記複数のコモン電極に走査信
号線駆動電圧を印加して、前記画素を駆動する。
【0016】各駆動回路基板(524a,524b,5
24c)が周囲に実装された液晶表示パネル503をモ
ールド525の窓部に載置し、さらに、この上に、シリ
コンスペーサ522、棒スペーサ532、表示窓を有す
る上側フレーム521を重ね、上側フレーム521に設
けられた爪で、下側フレームを挟み込むことにより、図
19に示す単純マトリクス型液晶表示モジューが組み立
てられる。
【0017】このように、図19に示す単純マトリック
ス型液晶表示モジュール(LCM)は、駆動回路基板5
24が周囲に実装された液晶表示パネル503とバック
ライトとが、表示窓を有する上側フレーム521と下側
フレーム532との間に収納されて構成される。
【0018】そして、上側フレーム521の表示窓の領
域が、単純マトリックス型液晶表示モジュール(LC
M)の表示領域を構成し、単純マトリックス型液晶表示
モジュール(LCM)の表示領域以外の領域、即ち、上
側フレーム521の表示窓の周囲の領域を、通常額縁と
称し、この額縁領域には、図27から明らかなように、
テープキャリアパッケージ535、駆動回路基板524
および冷陰極管528が収納される。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】近年、液晶表示モジュ
ール(LCM)等の液晶表示装置においては、表示画面
がますます大画面化され、表示画面サイズが大きくなる
傾向にあり、さらに、無駄なスペースをなくし、表示装
置としての美観を惹起せしめるために、液晶表示装置の
表示領域以外の領域、即ち、額縁部分を少しでも小さく
することが要望されている。
【0020】しかしながら、前記図19に示す液晶表示
モジュール(LCM)の額縁部分を小さくすると、液晶
表示パネル503の表示画面中で、冷陰極管528が収
納される側の上側フレーム521に近接する領域が、他
の領域より明るく点灯し、液晶表示パネル503の表示
画面中に、輝線(明るくライン状に発光する領域)が生
じることを、本発明者は発見した。
【0021】そして、この輝線は、液晶表示パネル50
3に表示される表示画像の表示品質が著しく損なわせる
という問題点があった。
【0022】本発明は、前記従来技術の問題点を解決す
るためになされたものであり、本発明の目的は、液晶表
示装置において、液晶表示パネルの表示画面中に輝線が
生じるのを防止して、表示品質を向上させることが可能
となる技術を提供することにある。
【0023】本発明の前記目的と新規な特徴は、本明細
書の記述及び添付図面によって明らかになるであろう。
【0024】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
下記のとおりである。
【0025】(1)一対の電極基板間に注入封止される
液晶層を有する液晶表示パネルと、前記液晶表示パネル
に照射光を照射するバックライトとを具備する液晶表示
装置であって、前記バックライトが、光源と、一側面部
が前記光源に対向して配置される導光板と、前記導光板
の前記液晶表示パネルと反対側の面に設けられる反射シ
ートとを有する液晶表示装置において、前記反射シート
が、前記導光板と対向する面の前記光源側の端部に、グ
レーまたは黒の反射防止膜を有することを特徴とする。
【0026】(2)前記(1)手段において、前記反射
シートの前記光源側の一端が、前記導光板の前記光源側
の一端と一致することを特徴とする。
【0027】(3)前記(1)手段において、前記反射
シートの前記光源側の一端が、前記導光板の前記光源側
の一端より前記光源側に突出することを特徴とする。
【0028】(4)前記(1)ないし(3)の手段にお
いて、前記グレーまたは黒の反射防止膜が、印刷により
形成されることを特徴とする。
【0029】(5)前記(4)の手段において、前記印
刷により前記グレーまたは黒の反射防止膜を形成する際
のインク濃度を変化させて、反射防止膜の反射率を調整
することを特徴とする。
【0030】前記各手段によれば、反射シートの光源側
の端部に反射防止膜を設け、光源からの照射光の中で、
導光板の液晶表示パネルの反対側の面から導光板に入射
された照射光、あるいは、導光板の液晶表示パネル側の
面から導光板に入射された照射光を反射防止膜で吸収
し、導光板の液晶表示パネルの反対側の面から導光板に
入射された照射光、あるいは、導光板の液晶表示パネル
側の面から導光板に入射された照射光が、液晶表示パネ
ル側に照射されるのを防止するようにしたので、液晶表
示装置の額縁領域を狭くしても、液晶表示パネルの表示
画面中に輝線が生じるを防止することが可能となる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明をカラーSTN方式
の単純マトリックス型液晶表示モジュールに適用した発
明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0032】なお、発明の実施の形態を説明するための
全図において、同一機能を有するものは同一符号を付
け、その繰り返しの説明は省略する。
【0033】[発明の実施の形態1]図1は、本発明の
一発明の実施の形態(発明の実施の形態1)であるカラ
ーSTN方式の単純マトリックス型液晶表示モジュール
に使用される液晶表示パネルの構成部品を示す分解斜視
図であり、また、図2は、図1に示す液晶表示パネルの
要部断面図である。
【0034】図1または図2に示すように、本発明の実
施の形態1の液晶表示パネル100においては、液晶層
10を基準にして、ガラス基板1側には、帯状の透明導
電膜(ITO)からなる複数のセグメント電極(データ
信号線)13が形成され、ガラス基板2側には、帯状の
透明導電膜(ITO)からなる複数のコモン電極(走査
信号線)14が形成される。
【0035】ガラス基板1の内側(液晶層10側)に
は、複数のセグメント電極13、配向膜7とが順次積層
され、ガラス基板2の内側(液晶層10側)には、カラ
ーフィルタ(4a,4b,4c)および遮光膜3、保護
膜5、複数のコモン電極14、配向膜6とが順次積層さ
れる。
【0036】また、ガラス基板1の外側には、偏光板1
1および位相差板15が形成され、ガラス基板2の外側
には、偏光板12が形成される。
【0037】図2の25は、ガラス基板1の外側で偏光
板11および位相差板15が形成される領域を示してい
る。
【0038】コモン電極14とセグメント電極13と
は、互いに直交しており、コモン電極14とセグメント
電極13との交点が1画素を構成する。
【0039】また、セグメント電極13およびコモン電
極14は、それぞれガラス基板1およびガラス基板2の
一端部まで延在され、セグメントドライバおよびコモン
ドライバと電気的に接続するための端子部(23,2
4)を形成する。
【0040】ここで、セグメント電極13は、それぞれ
R(赤色),G(緑色),B(青色)用のセグメント電
極(13a,13b,13c)から構成される。
【0041】また、カラーフィルタ(4a,4b,4
c)を取り巻くように、格子状の遮光膜3が形成されて
おり、したがって、格子状の遮光膜3は、コモン電極1
4の間、および、セグメント電極13の間に対向する位
置に配置される。
【0042】さらに、図2に示すように、液晶層10に
は、液晶層10の厚さを均一に保つためのスペーサ8が
封入される。
【0043】なお、前記ガラス基板2、遮光膜(3)、
カラーフィルタ(4a,4b,4c)、保護膜5、複数
のコモン電極14、配向膜6、偏光板12が、コモン電
極基板110を構成し、また、ガラス基板1、複数のセ
グメント電極13、配向膜7、偏光板11、位相差板1
5が、セグメント電極基板120を構成する。
【0044】本発明の実施の形態1の液晶表示パネル1
00は、以下の工程により製造される。
【0045】(イ)コモン電極基板110とセグメント
電極120を、それぞれ個別に製造した後、コモン電極
基板100の周囲にシール材9を形成するとともに、シ
ール材9の内側にスペーサ8を配置する。
【0046】(ロ)コモン電極基板110とセグメント
電極基板120とのパターン面を合わせ、コモン電極基
板110とセグメント電極基板120との外面を加圧し
た状態で加熱しシール材9を硬化させ、コモン電極基板
110とセグメント電極基板120とを接着シールす
る。
【0047】(ハ)シール材の開口部から液晶層10を
注入し、開口部をエポキシ樹脂等で封止し、最後に、ガ
ラス基板(1,2)の上に、位相差板15および偏光板
(14,15)を貼り付ける。
【0048】図3は、本発明の実施の形態1の液晶表示
モジュール(LCM)の周辺部の概略断面図であり、冷
陰極管が配置される側(図19の冷陰極管528が配置
される側)の断面を示している。
【0049】本発明の実施の形態1の液晶表示モジュー
ルにおいても、前記図19に示す従来の単純マトリック
ス型液晶表示モジュール(LCM)と同様、図1または
図2に示す液晶表示パネル100の周囲に駆動回路基板
が実装される。
【0050】この駆動回路基板は3分割され、それぞれ
液晶表示パネル100の辺に沿って設けられ、各駆動回
路基板はフラットケーブル(図示せず)により電気的に
接続される。
【0051】各駆動回路基板には、テープキャリアパッ
ケージ、抵抗あるいはコンデンサ等の電子部品が実装さ
れ、テープキャリアパッケージには、液晶表示パネル1
00を駆動させるICチップが、テープ・オートメイテ
ィド・ボンディング法(TAB)により実装される。
【0052】図3では、液晶表示パネルの上側(あるい
は下側)に設けられる駆動回路基板204とテープキャ
リアパッケージ300のみを図示しており、このテープ
キャリアパッケージ300には、ICチップ301が実
装される。
【0053】本発明の実施の形態1の液晶表示モジュー
ルは、前記図19に示す従来の液晶表示モジュール(L
CM)と同様、バックライトの上に、駆動回路基板20
4および残り2つの駆動回路基板が周囲に実装された図
1または図2に示す液晶表示パネル100を載置し、さ
らに、この上に、シリコンスペーサ(図示せず)、棒ス
ペーサ(図示せず)、表示窓を有する上側フレーム20
1を重ね、上側フレーム201に設けられた爪で、下側
フレーム212を挟み込むことにより組み立てられる。
【0054】また、図19に示す従来の液晶表示モジュ
ール(LCM)と同様、冷陰極管208、この冷陰極管
208からの光を液晶表示パネル100に照射する導光
板組立体207、導光板組立体207からの光を集光す
るプリズムシート206、および、金属板に白色塗料が
塗布された下側フレーム212が、図19に示す順序
で、枠状に形成されたモールド205の窓部に嵌め込ま
れる。
【0055】また、冷陰極管208の周囲には、導光板
組立体207と異なる方向に放射された光を無駄なく導
光板組立体207に集光させるための銀反射シート20
9が配置される。
【0056】ここで、導光板組立体207は、アクリル
板からなる導光板251と、導光板の両側に形成される
反射シート252および拡散シート253から構成さ
れ、モールド205、プリズムシート206、冷陰極管
208、銀反射シート209、導光板組立体207およ
び下側フレーム212は、バックライトを構成する。
【0057】図4は、本発明の実施の形態1における液
晶表示モジュールの冷陰極管208、銀反射シート20
9、導光板組立体207の対応関係をより詳細に示す断
面図である。
【0058】図4に示すように、銀反射シート209
は、その一端が両面テープ210により導光板251に
固定され、その上に拡散シート253が設けられる。
【0059】この場合に、両面テープ210は、導光板
251の冷陰極管208側の一端より、冷陰極管208
側に突出するように配置される。
【0060】また、導光板251の拡散シート253が
設けられる側と反対側の面上に反射シート252が設け
られ、この反射シート252と下側フレーム212との
間に、銀反射シート209の他端が配置される。
【0061】なお、図4において、254は、冷陰極管
208からの照射光を散乱させるためのドットパターン
である。
【0062】図5は、本発明の実施の形態1の反射シー
ト252を示す概略平面図である。
【0063】図5に示すように、本発明の実施の形態1
の反射シート252は、導光板251と対向する面上の
前記冷陰極管208側の端部に、印刷により形成される
グレーまたは黒の反射防止膜270を有する。
【0064】また、反射シート252の冷陰極管251
側の一端が、導光板251の冷陰極管208側の一端よ
り冷陰極管208側に突出するように、反射シート25
2が、導光板251の液晶表示パネル100の反対側に
配置される。
【0065】図6は、液晶表示モジュールの表示領域以
外の額縁領域が狭くなることにより輝線が生じる理由を
説明するための図であり、冷陰極管の周囲を簡略化して
示す断面図である。
【0066】図6のAに示すように、冷陰極管208か
らの照射光の中で、導光板251の冷陰極管208と相
対向する面から、導光板251に入射された照射光は、
導光板251で反射を繰り返しなが伝搬して、液晶表示
パネル100に入射される。
【0067】しかしながら、図6のBに示すように、冷
陰極管208からの照射光の中で、導光板251の反射
シート252と相対向する面から、導光板251に入射
された照射光は、導光板251を通り抜けて、液晶表示
パネル100側に照射される。
【0068】また、図6のCに示すように、冷陰極管2
08からの照射光の中で、導光板251の拡散シート2
53と相対向する面から、導光板251に入射された照
射光は、導光板251を通り抜けて反射シート252に
到達し、反射シート252で反射され、再度、導光板2
51に入射され、導光板251を通り抜けて、液晶表示
パネル100側に照射される。
【0069】液晶表示モジュールの表示領域以外の額縁
領域が広い場合、即ち、冷陰極管208と上側フレーム
201の表示窓部までの距離(図3に示すL3)が大き
い場合には、図6のBまたはCに示す照射光は、モール
ド205あるいは上側フレーム201の周囲領域により
遮断され、液晶表示パネル100側に照射されることは
なかった。
【0070】しかしながら、液晶表示モジュールの表示
領域以外の額縁領域が狭くなると、即ち、冷陰極管20
8と上側フレーム201の表示窓部までの距離(図3に
示すL3)が小さくなると、図6のBまたはCに示す照
射光は、モールド205あるいは上側フレーム201の
周囲領域により遮断されずに、液晶表示パネル100側
に照射され、これにより、液晶表示パネル100の表示
画面中に輝線が生じることになる。
【0071】そのため、本発明の実施の形態1の液晶表
示モジュールでは、反射シート252の導光板251と
対向する面上の前記冷陰極管208側の端部に、印刷に
より形成されるグレーまたは黒の反射防止膜270を設
け、また、反射シート252の冷陰極管251側の一端
が導光板251の冷陰極管208側の一端より冷陰極管
208側に突出するように、反射シート252を導光板
251の液晶表示パネル100の反対側に配置するとと
もに、両面テープ210が、導光板251の冷陰極管2
08側の一端より冷陰極管208側に突出するように配
置して、前記図6のBまたはCに示す照射光が、液晶表
示パネル100側に照射されないようにしている。
【0072】即ち、本発明の実施の形態1の液晶表示モ
ジュールでは、反射シート252の冷陰極管251側の
一端が、導光板251の冷陰極管208側の一端より、
冷陰極管208側に突出するようにされているので、前
記図6のBに示すような、導光板251の反射シート2
52と相対向する面から、導光板251に入射される照
射光が少なくなる。
【0073】また、本発明の実施の形態1の液晶表示モ
ジュールでは、両面テープ210が、導光板251の冷
陰極管208側の一端より冷陰極管208側に突出する
ように配置されているので、前記図6のCに示すよう
な、導光板251の拡散シート253と相対向する面か
ら導光板251に入射される照射光が少なくなる。
【0074】さらに、反射シート252の、導光板25
1と対向する面上の前記冷陰極管208側の端部にグレ
ーまたは黒の反射防止膜270を設けているので、前記
図6のCに示すような、導光板251の拡散シート25
3と相対向する面から導光板251に入射され、両面テ
ープ210および導光板251を通り抜けて反射シート
252に到達した照射光は、反射シート252の反射防
止膜270により吸収され、そのため、反射シート25
2で反射され、再度、導光板251に入射される照射光
が少なくなるので、導光板251を通り抜けて、液晶表
示パネル100側に照射される照射光が少なくなる。
【0075】これにより、本発明の実施の形態1の液晶
表示モジュールでは、液晶表示パネル100に輝線が生
じるのを防止することが可能となる。
【0076】また、図6のAに示すように、導光板25
1の冷陰極管208と相対向する面から導光板251に
入射された照射光が、導光板251で反射を繰り返しな
が伝搬して両面テープ210に入射された場合に、前記
両面テープ210に入射された照射光が両面テープ21
0で散乱されることにより、前記両面テープ210に入
射された照射光の一部は、再度、導光板251に入射
し、液晶表示パネル100の表示画面中に輝線を生じさ
せる原因となる。
【0077】しかしながら、前記両面テープ210で散
乱されて導光板251に入射される照射光も、前記反射
防止膜270で吸収される。
【0078】なお、本発明の実施の形態1の液晶表示モ
ジュールにおいては、反射シート252の冷陰極管25
1側の一端が、導光板251の冷陰極管208側の一端
と一致するようにしてもよく、また、両面テープ210
の冷陰極管251側の一端が、導光板251の冷陰極管
208側の一端と一致するようにしてもよい。
【0079】しかしながら、一般に、導光板251は射
出成形等により製造されるために、導光板251の縁が
丸みを有し、この丸みを有する導光板251の縁から、
照射光が導光板251に入射されるので、反射シート2
52の冷陰極管251側の一端が、導光板251の冷陰
極管208側の一端より、冷陰極管208側に突出する
ようにしたほうが効果上有利である。
【0080】また、反射防止膜270は、図7に示すよ
うに、反射シート252の冷陰極管208側の一端から
0.5〜10mmの長さ(L20)で、導光板251と
反射防止膜270との重なる長さ(L21)が0.5〜
8mm、また、導光板251の冷陰極管208側の一端
より冷陰極管208側に突出するように、反射シート2
52を配置する場合には、その突出する長さ(L22)
が1mmを越えないように形成する。
【0081】さらに、反射シート252にグレーまたは
黒の反射防止膜270を印刷により形成する際に、イン
クの濃度を変えることにより、反射防止膜270の反射
率を調整し、反射防止膜270で吸収される照射光の割
り合いを変えることができ、これにより、液晶表示パネ
ル100の表示画面の明るさ(輝度)に相違する場合で
も、液晶表示パネル503の表示画面中で、冷陰極管5
28が収納される側の上側フレーム521に近接する領
域の明るさ(輝度)を調整することが可能である。
【0082】[発明の実施の形態2]図8は、本発明の
実施の形態2の単純マトリクス型液晶表示モジュールに
おける冷陰極管208、銀反射シート209、導光板組
立体207の対応関係をより詳細に示す断面図である。
【0083】本発明の実施の形態2の液晶表示モジュー
ルは、前記発明の実施の形態1の液晶表示モジュールに
おける楔型の導光板251に代えて、直方体の導光板2
61を用いるようにしたものである。
【0084】本発明の実施の形態2の液晶表示モジュー
ルにおいても、液晶表示パネル100に輝線が生じるの
を防止することが可能となる。
【0085】[発明の実施の形態3]図9は、本発明の
実施の形態3の単純マトリクス型液晶表示モジュールに
おける冷陰極管208、銀反射シート209、導光板組
立体207の対応関係をより詳細に示す断面図である。
【0086】本発明の実施の形態3の液晶表示モジュー
ルは、前記発明の実施の形態1の液晶表示モジュールお
いて、銀反射シート209側にも、グレーまたは黒の反
射防止膜280を形成するようにしたものである。
【0087】図10は、本発明の実施の形態3の銀反射
シート209を示す概略平面図である。
【0088】図10に示すように、本発明の実施の形態
3の銀反射シート209は、両面テープ210が接着さ
れる領域に、印刷により形成されるグレーまたは黒の反
射防止膜280を有する。
【0089】そのため、本発明の実施の形態3の液晶表
示モジュールでは、冷陰極管208からグレーまたは黒
の反射防止膜280に入射される照射光は反射防止膜2
80で吸収されるので、前記図6のCに示すような、導
光板251の拡散シート253と相対向する面から導光
板251に入射される照射光が少なくなる。
【0090】また、導光板251の冷陰極管208と相
対向する面から導光板251に入射され両面テープ21
0で散乱された照射光も、前記反射防止膜280で吸収
される。
【0091】したがって、本発明の実施の形態3の液晶
表示モジュールでは、液晶表示パネル100の表示画面
中に輝線が生じるのをより効果的に防止することが可能
となる。
【0092】なお、本発明の実施の形態3の液晶表示モ
ジュールにおいては、反射シート252の冷陰極管25
1側の一端が、導光板251の冷陰極管208側の一端
より、冷陰極管208側に突出するように、反射シート
252を設けてもよい。
【0093】さらに、導光板251の冷陰極管208側
の一端より冷陰極管208側に突出するように、両面テ
ープ210を配置してもよい。
【0094】また、反射防止膜280は、図11に示す
ように、銀反射シート209の冷陰極管208側の一端
から0.5〜2mmの長さ(L30)で、また、反射防
止膜280を、導光板251の冷陰極管208側の一端
より冷陰極管208側に突出するようにする場合には、
その突出する長さ(L32)が1mmを越えないように
形成する。
【0095】また、銀反射シート209にグレーまたは
黒の反射防止膜280を印刷により形成する際に、イン
クの濃度を変えることにより、反射防止膜280の反射
率を調整し、反射防止膜280で吸収される照射光の割
り合いを変えることができ、これにより、液晶表示パネ
ル100の表示画面の明るさ(輝度)に相違する場合で
も、液晶表示パネル503の表示画面中で、冷陰極管5
28が収納される側の上側フレーム521に近接する領
域の明るさ(輝度)を調整することが可能である。
【0096】[発明の実施の形態4]図12は、本発明
の実施の形態4の単純マトリクス型液晶表示モジュール
における冷陰極管208、銀反射シート209、導光板
組立体207の対応関係をより詳細に示す断面図であ
る。
【0097】本発明の実施の形態4の液晶表示モジュー
ルは、前記発明の実施の形態3の液晶表示モジュールに
おける楔型の導光板251に代えて、直方体の導光板2
61を用いるようにしたものである。
【0098】本発明の実施の形態4の液晶表示モジュー
ルにおいても、液晶表示パネル100に輝線が生じるの
を防止することが可能となる。
【0099】なお、前記各本発明の実施の形態において
は、液晶表示モジュールの額縁領域を狭くするために、
液晶表示パネル100の上側(あるいは下側)に配置さ
れるテープキャリアパッケージ300に実装されるIC
チップ301の液晶表示パネル100側の端部からIC
チップ301の出力側ボンディングパッド304bまで
の距離(L1)が、ICチップ301の駆動回路基板2
04側の端部からICチップ301の入力側ボンディン
グパッド304aまでの距離(L2)より大きくされて
いる。
【0100】図13は、前記各本発明の実施の形態にお
けるテープキャリアパッケージ300の一例の概略平面
図であり、また、図14は、図13に示すテープキャリ
アパッケージの概略断面図である。
【0101】図13、図14において、302はICチ
ップ301の入力側配線部であり、303はICチップ
301の出力側配線部である。
【0102】入力側配線部302の内側の先端部(イン
ナーリード)には、ICチップ301の入力側ボンディ
ングパッド304aが、また、出力側配線部303の内
側の先端部には、出力側ボンディングパッド304bが
いわゆるフェースダウンボンディング法により接続され
る。
【0103】ここで、入力側配線部302および出力側
配線部303は、例えば、銅(Cu)から構成される。
【0104】入力側配線部302の外側の先端部には、
半田付け等により駆動回路基板の端子部が接続され、ま
た、出力側配線部303の外側の先端部には、異方性導
電膜によって液晶表示パネル100の端子部23が接続
される。
【0105】ここで、図13に示すように、入力側配線
部302および出力側配線部303には、入力側配線部
302および出力側配線部303の各先端部でのピッチ
を合わせるために斜め配線部(309a,309b)が
設けられる。
【0106】305は、例えば、開口部307が設けら
れたポリイミド等からなるベースフィルムであり、ベー
スフィルム305と、入力側配線部302および出力側
配線部303とは、接着剤により接着されている。
【0107】また、308はICチップ301を保護す
る熱硬化性樹脂(レジン)である。
【0108】なお、この熱硬化性樹脂(レジン)308
は、図13では省略している。
【0109】図13に示すテープキャリアパッケージ3
00においては、ICチップ301が、その周辺部にお
いてベースフィルム305の開口部307と重なるよう
にされ、また、ICチップ301の出力側ボンディング
パッド304bが、テーキャリアパッケージ300の配
線部(入力側配線部302および出力側配線部303)
の配線方向の中央部に設けられる。
【0110】これにより、図13に示すテープキャリア
パッケージ300では、ICチップ301の液晶表示パ
ネル100側(テープキャリアパッケージ300の出力
側配線部303の外側の先端部側)の端部からICチッ
プ301の出力側ボンディングパッド304bまでの距
離(L1)が、ICチップ301の駆動回路基板204
側(テープキャリアパッケージ300の入力側配線部3
02の外側の先端部側)の端部からICチップ301の
入力側ボンディングパッド304aまでの距離(L2)
より大きくされる。
【0111】図15は、従来の単純マトリクス型液晶表
示モジュールのテープキャリアパッケージに実装される
ICチップの概略回路構成を示すブロック図である。
【0112】図15に示すように、従来の液晶表示モジ
ュールのテープキャリアパッケージに実装されるICチ
ップは、シフトレジスタ回路511、ビットラッチ回路
512、ラインラッチ回路513、セレクタ回路51
4、出力バッファ回路515およびランダムロジック回
路510から構成される。
【0113】このICチップには、表示制御回路(図示
せず)から表示用データおよび表示制御信号(クロック
(CL1,CL2)、交流化信号(M)等)が、電源回
路(図示せず)からデータ信号線駆動電圧が入力され
る。
【0114】シフトレジスタ回路511は、表示制御装
置から入力される表示データラッチ用クロック(CL
2)に基づいて、ビットラッチ回路512のデータ取り
込み用信号を生成し、ビットラッチ回路512に出力す
る。
【0115】ビットラッチ回路512は、シフトレジス
タ回路511から入力されるデータ取り込み用信号に基
づいて、表示制御装置から入力される8ビットの表示デ
ータ(Din)をラッチする。
【0116】ラインラッチ回路513は、出力タイミン
グ制御用クロック(CL1)に基づいて、全てのビット
ラッチ回路512に取り込まれた表示用データをラッチ
し、セレクタ回路514に出力する。
【0117】セレクタ回路514は、ラインラッチ回路
513から入力された表示用データの電圧レベルを液晶
駆動用の高電圧レベルに変換して出力バッファ回路51
5に出力する。
【0118】出力バッファ回路515には、電源回路か
ら4レベルのデータ信号線駆動電圧が供給されており、
出力バッファ回路515は、電源回路から供給される4
レベルのデータ信号線駆動電圧の中の1つを、セレクタ
回路514から入力される高電圧レベルの表示用データ
と交流化信号(M)に基づいて選択して各セグメント電
極(データ信号線)に出力する。
【0119】ICチップが実装されたテープキャリアパ
ッケージを、液晶表示パネルの上側に配置する場合と、
液晶表示パネルの下側に配置する場合とでは、出力バッ
ファ回路515の出力端子が左右反転するため、各セグ
メント電極に出力される出力バッファ回路からのデータ
信号線駆動電圧を左右反転する必要がある。
【0120】図15に示すランダムロジック回路510
は、各セグメント電極に出力される出力バッファ回路5
15からのデータ信号線駆動電圧の左右反転(SHL)
を行うときに、表示制御装置から入力される8ビットの
表示データ(Din)の並べ換えを行う。
【0121】ここで、従来の液晶表示モジュールのテー
プキャリアパッケージに実装されるICチップの内部に
は、図15に示す各回路が、信号(データ)の流れに沿
って、即ち、ICチップの入力側ボンディングパッド、
ランダムロジック回路510、シフトレジスタ回路51
1、ビットラッチ回路512、ラインラッチ回路51
3、セレクタ回路514、出力バッファ回路515、出
力側ボンディングパッドの順に設けられる。
【0122】図16は、図13に示すテープキャリアパ
ッケージ300の配線パターンと、図13に示すテープ
キャリアパッケージ300に実装されるICチップ30
1の概略内部回路構成とを合わせて示す図である。
【0123】図16に示すように、図13に示すテープ
キャリアパッケージ300に実装されるICチップ30
1の内部回路は、信号(データ)の流れに沿って設けら
れておらず、図16に示すように、ランダムロジック回
路310、入力側ボンディングパッド304a、シフト
レジスタ回路・ビットラッチ回路311、出力側ボンデ
ィングパッド304b、出力バッファ回路312、ライ
ンラッチ回路・セレクタ回路313の順に設けられる。
【0124】単純マトリクス型液晶表示モジュール等の
液晶表示装置の表示画面サイズが大きくなると、テープ
キャリアパッケージ300の出力側配線部303の外側
の先端部のピッチサイズが大きくなり、テープキャリア
パッケージ300の出力側配線部303の斜め配線部3
09bの配線引回し長(L0)が大きくなる。
【0125】これは、ICチップ301のチップサイズ
が小さくなり、テープキャリアパッケージ300の出力
側配線部303の内側の先端部のピッチサイズが小さく
なっても同じことである。
【0126】しかしながら、図13に示すテープキャリ
アパッケージ300では、ICチップ301の出力側ボ
ンディングパッド304bを、テープキャリアパッケー
ジ300の配線部の配線方向の中央部に設けるようにし
たので、ICチップ301の液晶表示パネル100側の
端部からICチップ301の出力側ボンディングパッド
304bまでの距離(L1)を長くすることが可能とな
る。
【0127】これにより、テープキャリアパッケージ3
00の出力側配線部303の斜め配線部309bをIC
チップ301と重なる位置に設けることができ、ICチ
ップ301の出力側ボンディングパッド304bからテ
ープキャリアパッケージ300の出力側配線部303の
外側の先端部までの間に収めることが可能となるので、
テープキャリアパッケージ300の配線部方向の幅を
(TCP幅;L10)狭くすることが可能となる。
【0128】また、テープキャリアパッケージ300の
入力側配線部302の内側の先端部および出力側配線部
303の内側の先端部をエッチングにより形成する際
に、各先端部間には所定のエッチングスペースが必要で
あり、ICチップ301の入力側ボンディングパッド3
04aと出力側ボンディングパッド304bとの間に所
定の間隔が必要となる。
【0129】しかしながら、図13に示すテープキャリ
アパッケージ300では、ICチップ301の入力側ボ
ンディングパッド304aと出力側ボンディングパッド
304bとの間に、シフトレジスタ回路・ビットラッチ
回路311を配置するようにしたので、ICチップ30
1を有効に活用して、ICチップ301のテープキャリ
アパッケージ300の配線部方向の幅を狭くすることが
可能となる。
【0130】図17は、前記各本発明の実施の形態にお
けるテープキャリアパッケージ300の他の例の配線パ
ターンと、それに実装されるICチップ321の概略内
部回路構成とを合わせて示す図である。
【0131】図17に示すテープキャリアパッケージ3
00でも、ICチップ321が、その周辺部においてベ
ースフィルム305の開口部と重なるようにされ、ま
た、図17に示すように、ICチップ321の出力側ボ
ンディングパッド304bが、テープキャリアパッケー
ジ300の配線部の配線方向の中央部よりICチップ3
21の駆動回路基板204側(テープキャリアパッケー
ジ300の入力側配線部302の外側の先端部側)で、
ICチップ321の入力側ボンディングパッド304a
に近接して設けられる。
【0132】また、それに応じて、図17に示すテープ
キャリアパッケージ300に実装されるICチップ32
1の内部回路は、信号(データ)の流れに沿って設けら
れておらず、図17に示すように、ランダムロジック回
路310、入力側ボンディングパッド304a、出力側
ボンディングパッド304b、出力バッファ回路31
2、ラインラッチ回路・セレクタ回路313、シフトレ
ジスタ回路・ビットラッチ回路311の順に設けられ
る。
【0133】図17に示すテープキャリアパッケージ3
00においても、ICチップ321の液晶表示パネル1
00側の端部からICチップ321の出力側ボンディン
グパッド304bまでの距離(L1)が、ICチップ3
21の駆動回路基板204側の端部からICチップ32
1の入力側ボンディングパッド304aまでの距離(L
2)より大きくされる。
【0134】これにより、テープキャリアパッケージ3
00の出力側配線部303の斜め配線部309bを、I
Cチップ321の出力側ボンディングパッド304bか
らテープキャリアパッケージ300の出力側配線部30
3の外側の先端部まで間に収めることが可能となり、テ
ープキャリアパッケージ300の配線部方向の幅(TC
P幅;L10)を狭くすることが可能となる。
【0135】したがって、図17に示すテープキャリア
パッケージ300を用いることにより、液晶表示モジュ
ール(LCM)の上下の外の額縁領域の幅を狭くするこ
とが可能となる。
【0136】図18は、前記各本発明の実施の形態にお
けるテープキャリアパッケージ300の他の例の配線パ
ターンと、それに実装されるICチップ331の概略内
部回路構成とを合わせて示す図である。
【0137】図18に示すテープキャリアパッケージ3
00でも、ICチップ331が、その周辺部においてベ
ースフィルム305の開口部と重なるようにされ、ま
た、図18に示すように、ICチップ331の出力側ボ
ンディングパッド304bが、テープキャリアパッケー
ジ300の配線部の配線方向の中央部よりICチップ3
31の駆動回路基板204側(テープキャリアパッケー
ジ300の入力側配線部302の外側の先端部側)で、
ICチップ331の入力側ボンディングパッド304a
と同じ位置に設けられる。
【0138】また、それに応じて、図18に示すテープ
キャリアパッケージ300に実装されるICチップ33
1の内部回路は、信号(データ)の流れに沿った配置で
はなく、図18に示すように、ランダムロジック回路3
10、入力側ボンディングパッド304aおよび出力側
ボンディングパッド304b、出力バッファ回路31
2、ラインラッチ回路・セレクタ回路313、シフトレ
ジスタ回路・ビットラッチ回路311の順に設けられ
る。
【0139】図18に示すテープキャリアパッケージ3
00においても、ICチップ331の液晶表示パネル1
00側の端部からICチップ331の出力側ボンディン
グパッド304bまでの距離(L1)が、ICチップ3
31の駆動回路基板204側の端部からICチップ33
1の入力側ボンディングパッド304aまでの距離(L
2)より大きくされる。
【0140】これにより、テープキャリアパッケージ3
00の出力側配線部303の斜め配線部309bを、I
Cチップ331の出力側ボンディングパッド304bか
らテープキャリアパッケージ300の出力側配線部30
3の外側の先端部までの間に収めることが可能となり、
テープキャリアパッケージ300の配線部方向の幅(T
CP幅;L10)を狭くすることが可能となる。
【0141】したがって、図18に示すテープキャリア
パッケージ300を用いることにより、液晶表示モジュ
ール(LCM)の表示領域以外の額縁領域の幅を狭くす
ることが可能となる。
【0142】また、図18に示すテープキャリアパッケ
ージ300では、出力側ボンディングパッド304bを
設置するためのスペースが必要ないので、ICチップ3
31の幅を小さくでき、図18に示すテープキャリアパ
ッケージ300を用いることにより、液晶表示モジュー
ル(LCM)の表示領域以外の額縁領域の幅をより狭く
することが可能となる。
【0143】さらに、前記発明の実施の形態では、本発
明を、STN方式の単純マトリクス形液晶表示パネルに
適用した場合について説明したが、これに限定されるも
のではなく、本発明は、TFT方式のアクティブ形液晶
表示パネルにも適用可能であることは言うまでもない。
【0144】以上、本発明者によってなされた発明を、
前記発明の実施の形態に基づき具体的に説明したが、本
発明は、前記発明の実施の形態に限定されるものではな
く、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能で
あることは勿論である。
【0145】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記のとおりである。
【0146】(1)本発明によれば、光源からの照射光
の中で、導光板の液晶表示パネルの反対側の面から導光
板に入射された照射光、あるいは、導光板の液晶表示パ
ネル側の面から導光板に入射された照射光を、反射シー
トの光源側の端部に設けた反射防止膜で吸収するように
したので、導光板の液晶表示パネルの反対側の面から導
光板に入射された照射光、あるいは、導光板の液晶表示
パネル側の面から導光板に入射された照射光が、液晶表
示パネル側に照射されるのを防止することが可能とな
る。
【0147】(2)本発明によれば、液晶表示装置の額
縁領域を狭くしても、液晶表示パネルの表示画面中に輝
線が生じるを防止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一発明の実施の形態(発明の実施の形
態1)であるカラーSTN(Super Twiste
d Nematic)方式の単純マトリックス型液晶表
示モジュールに使用される液晶表示パネルの構成部品を
示す分解斜視図である。
【図2】図1に示す液晶表示パネルの要部断面図であ
る。
【図3】本発明の実施の形態1の液晶表示モジュール
(LCM)の周辺部の概略断面図である。
【図4】本発明の実施の形態1における液晶表示モジュ
ールの冷陰極管208、銀反射シート209、導光板組
立体207の対応関係をより詳細に示す断面図である。
【図5】本発明の実施の形態1の反射シート252を示
す概略平面図である。
【図6】液晶表示モジュールの表示領域以外の額縁領域
が狭くなることにより輝線が生じる理由を説明するため
の図である。
【図7】本発明の実施の形態1の反射防止膜270の具
体例を示す図である。
【図8】本発明の実施の形態2の単純マトリクス型液晶
表示モジュールにおける冷陰極管208、銀反射シート
209、導光板組立体207の対応関係をより詳細に示
す断面図である。
【図9】本発明の実施の形態3の単純マトリクス型液晶
表示モジュールにおける冷陰極管208、銀反射シート
209、導光板組立体207の対応関係をより詳細に示
す断面図である。
【図10】本発明の実施の形態3の反射射シート209
を示す概略平面図である。
【図11】本発明の実施の形態3の防止防止膜280の
具体例を示す図である。
【図12】本発明の実施の形態4の単純マトリクス型液
晶表示モジュールにおける冷陰極管208、銀反射シー
ト209、導光板組立体207の対応関係をより詳細に
示す断面図である。
【図13】前記各本発明の実施の形態におけるテープキ
ャリアパッケージ300の一例の概略平面図である。
【図14】図13に示すテープキャリアパッケージの概
略断面図である。
【図15】従来の単純マトリクス型液晶表示モジュール
のテープキャリアパッケージに実装されるICチップの
概略回路構成を示すブロック図である。
【図16】図13に示すテープキャリアパッケージ30
0の配線パターンと、図13に示すテープキャリアパッ
ケージ300に実装されるICチップ301の概略内部
回路構成とを合わせて示す図である。
【図17】前記各本発明の実施の形態におけるテープキ
ャリアパッケージ300の他の例の配線パターンと、そ
れに実装されるICチップ321の概略内部回路構成と
を合わせて示す図である。
【図18】前記各本発明の実施の形態におけるテープキ
ャリアパッケージ300の他の例の配線パターンと、そ
れに実装されるICチップ331の概略内部回路構成と
を合わせて示す図である。
【図19】単純マトリクス型液晶表示装置の1つである
従来のカラーSTN方式の単純マトリックス型液晶表示
モジュール(LCM)の構成部品を示す分解斜視図であ
る。
【図20】図19に示す導光板組立体527の構成部品
を示す分解斜視図である。
【図21】図19に示す駆動回路基板524が周囲に実
装された液晶表示パネル503の平面図である。
【符号の説明】
1,2…ガラス基板、3…遮光膜、4a,4b,4c…
R(赤色)、G(緑色)、B(青色)のカラーフィル
タ、5…保護膜、6,7…配向膜、8…スぺーサ、9…
シール材、10…液晶層、11,12…偏光板、13,
13a,13b,13c…セグメント電極、14…コモ
ン電極、15…位相差板、23,24…端子部、100
…液晶表示パネル、110…コモン電極基板、120…
セグメント電極基板、201,521…上側フレーム、
204,524,524a,524b,524c…駆動
回路基板、205,525…モールド、206,526
…プリズムシート、207,527…導光板組立体、2
08,528…冷陰極管、209,529…銀反射シー
ト、210…両面テープ、212,532…下側フレー
ム、251,551…導光板、252,552…反射シ
ート、253,553…拡散シート、254…ドットパ
ターン、270,280…反射防止膜、300,53
5,535a,535b,535c…テープキャリアパ
ッケージ、301,321,331,537a,537
b,537c…ICチップ(半導体チップ)、302…
入力側配線部、303…出力側配線部、304a…入力
側ボンディングパッド、304b…出力側ボンディング
パッド、305…ベースフィルム、307…開口部、3
08…熱硬化性樹脂(レジン)、309a,309b…
斜め配線部、310,510…ランダムロジック回路、
311…シフトレジスタ回路・ビットラッチ回路、31
2,515…出力バッファ回路、313…ラインラッチ
回路・セレクタ回路、511…シフトレジスタ回路、5
12…ビットラッチ回路、513…ラインラッチ回路、
514…セレクタ回路、522…シリコンスペーサ、5
32…棒スペーサ、530…ゴムブッシュ、536…フ
ラットケーブル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村松 浩嗣 千葉県茂原市早野3350番地 日立エレクト ロニックデバイシズ株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の電極基板間に注入封止される液晶
    層を有する液晶表示パネルと、前記液晶表示パネルに照
    射光を照射するバックライトとを具備する液晶表示装置
    であって、前記バックライトが、光源と、一側面部が前
    記光源に対向して配置される導光板と、前記導光板の前
    記液晶表示パネルと反対側の面に設けられる反射シート
    とを有する液晶表示装置において、前記反射シートが、
    前記導光板と対向する面の前記光源側の端部に、グレー
    または黒の反射防止膜を有することを特徴とする液晶表
    示装置。
  2. 【請求項2】 前記反射シートの前記光源側の一端が、
    前記導光板の前記光源側の一端と一致することを特徴と
    する請求項1に記載された液晶表示装置。
  3. 【請求項3】 前記反射シートの前記光源側の一端が、
    前記導光板の前記光源側の一端より前記光源側に突出す
    ることを特徴とする請求項1に記載された液晶表示装
    置。
  4. 【請求項4】 前記グレーまたは黒の反射防止膜が、印
    刷により形成されることを特徴とする請求項1ないし請
    求項3のいずれか1項に記載された液晶表示装置。
  5. 【請求項5】 前記印刷により前記グレーまたは黒の反
    射防止膜を形成する際のインク濃度を変化させて、反射
    防止膜の反射率を調整することを特徴とする請求項4に
    記載された液晶表示装置。
JP8049241A 1996-03-06 1996-03-06 液晶表示装置 Pending JPH09244019A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6406159B1 (en) 1999-01-08 2002-06-18 Nec Corporation Back-light device for liquid crystal display

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