JPH09243145A - 空気調和器のドレン排出ポンプ - Google Patents

空気調和器のドレン排出ポンプ

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JPH09243145A
JPH09243145A JP8084454A JP8445496A JPH09243145A JP H09243145 A JPH09243145 A JP H09243145A JP 8084454 A JP8084454 A JP 8084454A JP 8445496 A JP8445496 A JP 8445496A JP H09243145 A JPH09243145 A JP H09243145A
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JP
Japan
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drain
air conditioner
temperature
pump
tank
Prior art date
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Pending
Application number
JP8084454A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomoko Uchiyama
智子 内山
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Individual
Original Assignee
Individual
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Publication date
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  • Reciprocating Pumps (AREA)
  • Devices For Blowing Cold Air, Devices For Blowing Warm Air, And Means For Preventing Water Condensation In Air Conditioning Units (AREA)
  • Air Conditioning Control Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】天井吊り形の空気調和器におけるドレンの排出
に関し,下り勾配のとれない場合のドレン排出方法を,
従来,電動のポンプまたは真空ポンプによる真空配管な
どによって他の動力を必要としていたものから改善し
て,空気調和器からのドレンの低温度と雰囲気の常温の
温度差を利用し熱作動エレメントにより自力で確実に排
水を可能にする。 【構成】ドレンタンクにドレンが満タンになると水没す
るような位置に熱作動エレメントの温度センサー部を置
き,ドレンの水位が上昇してセンサー部が低温を検知し
て熱作動エレメントが作動し,これに連動するダイアフ
ラムポンプにタンク内のドレンを吸引させて,タンク内
を空にし,温度センサー部が再び雰囲気温度に戻る際
に,逆動作をすることにより,ダイアフラムポンプ内の
ドレンを吐出口から高所へ排水するようにし,この間歇
動作を自動的に繰り返し行わせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は天井吊り形または天井
隠蔽形または天井カセット形など,天井に取り付けられ
る空気調和器のドレンの排出の方法にかかわるものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来この種の空気調和器のから発生する
ドレンは下がり勾配をもつ排水管に接続するか,電動式
のポンプや真空装置を使用してドレンを高所へ導いてか
ら排水するかのいずれかの方法で排出されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】下がり勾配を持つ排
水管に接続出来る場合を除いて,従来の技術ではドレン
を排出するために電気等による動力に頼っているため,
該動力の電源が切れた場合などは排水が出来ずにドレン
が溢れるなどの事故が起き易く,それを防止するため検
出装置,安全装置なども必要で,排水の揚程も低く,騒
音の問題もあった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明はこの点を改良す
るためになされた。すなわち空気調和器でドレンが発生
する場合は必ず空気調和器で冷却除湿をしている時で,
ここで発生するドレンは雰囲気より10℃〜15℃低い
低温度であることに着目し,ドレンを間歇的にドレンタ
ング内に蓄めたり,排出したりして生じる雰囲気温度と
ドレンの低温の温度差を利用して熱作動エレメントの力
を利用して容積式往復動ポンプを作動させて他の動力に
頼ることなく,自力でドレンを高所へ排水するようにし
た。
【0005】
【作用】本発明では空気調和器からのドレンが重力でド
レンタンクに流入するような位置関係にドレンタンクを
置き,該ドレンタンクにドレンが流入して水位が上昇し
ほぼ満タンになると水没するような高さでドレンタンク
内部にワックスエレメントのような熱作動式エレメント
の温度センサー部を取り付け,前記熱作動エレメントの
プランジャー等による作動部分をプランジャ形またはダ
イアフラム形のような容積式の往復動ポンプに連結し
て,熱作動エレメントの作動をポンプに伝えてポンプが
作動するようにした。
【0006】空気調和器からの低温のドレンがドレンタ
ンクに溜り水位が上昇して熱作動エレメントの温度セン
サー部分が水没して,ドレンの低温を感知すると,熱作
動エレメントの中の熱媒体は体積が収縮して小さくな
り,熱作動エレメントのプランジャーが吸引されて作動
し,これに連結された容積式ポンプは吸入の動作を行っ
て,ドレンタンク底部の吸入口からドレンはポンプ内に
吸引され,その結果ドレンタンク内のドレンは水位が下
がって,水没していた熱作動エレメントの温度センサー
部分は再び雰囲気の空気に触れ常温に戻る事となる。
【0007】これによって熱作動エレメントの中の熱媒
体は体積が元の状態に膨張して大きくなり,熱作動エレ
メントのプランジャーが押し出されて作動し,これに連
結された容積式ポンプは吐出の動作を行なって,ポンプ
内部にあったドレンは吐出口を経て高所の排水管へと排
出される。
【0008】連続的にドレンが流入してくれば,この動
作は自動的に繰り返し行なわれる事になるのは言うまで
もない。
【0009】
【実施例】以下本発明の実施例について図面にそって説
明する。
【図1】中1はドレンタンクを示し,上方にある空気調
和器2の空気熱交換器3のドレンパン4からドレンパイ
プ5を通じて重力によりドレンがその中に流入する。
【0010】実施例では空気調和器は約3kwの冷却能
力があり,室内の空気条件にもよるが1時間当たり凡そ
1500CCの6℃のドレンを排出する。
【0011】前記ドレンタンク1の大きさは1cm×8
cm×8cmHで容積は64cmであるから約2分で
ほぼドレンが満タンになり,ワックスエレメント6の温
度センサー部分7は水没する。温度センサー部分7の接
水部には温度バリア8が取り付けられていて温度センサ
ー部分7の下方が水没した状態では殆どドレンの低温は
感知されず,水位がさらに上昇して温度センサー部分7
全体が水没した状態で熱伝導板9によって敏感に温度変
化を感知するように工夫されている。
【0012】このように温度センサー部分7全部が6℃
程度の低温のドレンに水没すると,ワックスエレメント
6の中の熱媒体ワックス10が収縮してワックスエレメ
ント6の作動部分にあたるプランジャー11を数秒の内
に吸引する。これに連結された排水ポンプ12の直径1
2cmダイアフラム13は約2cmほど右方へ引き寄せ
られ50CCのドレンが吸い込み管14,吸い込み弁1
5を経て,ドレンタンク1から排水ポンプ12のダイア
フラム室16へ吸い込まれる。
【0013】その結果ドレンタンク1内は殆ど空にな
り,ワックスエレメント6の温度センサー部分7は再び
雰囲気の25℃程度の空気温度にさらされる事となり,
熱媒体ワックス10は膨張して元の体積に戻り,プラン
ジャー11を1分程度の時間で元の位置まで押し出しこ
れに連結された排水ポンプ12のダイアフラム13は左
方に戻される。
【0014】従って,ダイアフラム室16内にあった5
0CCのドレンは吐出弁17,吐出管18を経て上部の
排水管19へと排出される。空気調和器2からのドレン
が連続的に流入する限り,この動作は繰り返し凡そ2分
程度のサイクルで確実に行なわれる。もちろん,流入量
が経ればこのサイクル時間は長くなるが,低温のドレン
と常温の雰囲気があれば,確実に作動する。
【0015】
【発明の効果】本発明では前記説明のとおり,ドレンの
低温度と雰囲気の常温の温度差を利用してこれをドレン
タンクに間歇的にドレンを溜めたり排出したりして熱作
動エレメントに作用させて容積式往復動ポンプを動作さ
せ,前記間歇動作を一致させたから,従来の技術で必要
としていた他の動力をまったく必要とせず,自力で簡単
確実に排水ができる。作動部分としては熱作動エレメン
トとダイアフラム形などの容積式往復動ポンプのみであ
るため,空気調和器に嫌われる騒音の原因となることも
なく,しかもダイアフラム形ポンプを利用しているの
で,かなりの高所までも確実にドレンを排出することが
できるなどの効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による空気調和器のドレン排水ポンプの
全体と各部分の詳細を示す。
【符号の説明】
1.ドレンタンク 2.空気調和器 3.空気熱交換器 4.ドレンパン 5.ドレンパイプ 6.ワックスエレメント 7.温度センサー部分 8.温度バリア 9.熱伝導板 10.熱媒体ワックス 11.プランジャー 12.排水ポンプ 13.ダイアフラム 14.吸込管 15.吸込弁 16.ダイアフラム室 17.吐出弁 18.吐出管 19.排水管

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項 1】空気調和器の空気熱交換器より下方に取
    り付けて重力で空気調和器のドレンを流入させるように
    したドレンタンクと前記ドレンタンク内の上方にその温
    度センサー部を置いて取り付けられたワックスエレメン
    ト等のある一定の温度帯の温度変化によってでプランジ
    ャーを作動させる熱作動エレメントとを持ち,前記熱作
    動エレメントの作動に依り働くプランジャー形またはダ
    イアフラム形のような容積式往復動ポンプを備えて,前
    記ドレンタンク内に溜まったドレンを吸い込んで,吐出
    管から高所へ排水できるようにした空気調和器のドレン
    排出ポンプにおいて,空気調和器にて発生した低温のド
    レンが前記ドレンタンクに溜り,水位が上昇して前記熱
    作動エレメントの温度センサー部が水没して低温を感知
    するとポンプが吸い込み動作をし,その結果,ドレンタ
    ンク内の水位が低下して,前記熱作動エレメントの温度
    センサー部が雰囲気中に露出して再び常温を感知すると
    ポンプが吐き出し動作をして,先に吸い込んだドレンを
    排水管から高所へ排出する事を特色とした空気調和器の
    ドレン排出ポンプ。
JP8084454A 1996-03-01 1996-03-01 空気調和器のドレン排出ポンプ Pending JPH09243145A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005283182A (ja) * 2004-03-29 2005-10-13 Hitachi Ltd 沸騰水型原子力プラントにおける原子炉格納容器内の圧力抑制室内プール水浄化装置
CN102654117A (zh) * 2011-03-04 2012-09-05 中国科学院沈阳科学仪器研制中心有限公司 一种真空泵用排气装置
JP6215496B1 (ja) * 2017-02-23 2017-10-18 伸和コントロールズ株式会社 空気調和装置

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