JPH0924300A - 遠心分離機用ロータ - Google Patents
遠心分離機用ロータInfo
- Publication number
- JPH0924300A JPH0924300A JP7172388A JP17238895A JPH0924300A JP H0924300 A JPH0924300 A JP H0924300A JP 7172388 A JP7172388 A JP 7172388A JP 17238895 A JP17238895 A JP 17238895A JP H0924300 A JPH0924300 A JP H0924300A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotor
- microplate
- bucket
- gravity
- centrifugal force
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B04—CENTRIFUGAL APPARATUS OR MACHINES FOR CARRYING-OUT PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES
- B04B—CENTRIFUGES
- B04B5/00—Other centrifuges
- B04B5/04—Radial chamber apparatus for separating predominantly liquid mixtures, e.g. butyrometers
- B04B5/0407—Radial chamber apparatus for separating predominantly liquid mixtures, e.g. butyrometers for liquids contained in receptacles
- B04B5/0414—Radial chamber apparatus for separating predominantly liquid mixtures, e.g. butyrometers for liquids contained in receptacles comprising test tubes
- B04B5/0421—Radial chamber apparatus for separating predominantly liquid mixtures, e.g. butyrometers for liquids contained in receptacles comprising test tubes pivotably mounted
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明の目的は、マイクロプレートを遠心分
離に使用した場合、沈澱物の濃縮度を上げ、更に上清の
ピペッティング操作を容易にすることである。 【構成】 バケット２のスイング位置が容器の高さに対
して、一定の角度となる位置で止まるように構成する。
離に使用した場合、沈澱物の濃縮度を上げ、更に上清の
ピペッティング操作を容易にすることである。 【構成】 バケット２のスイング位置が容器の高さに対
して、一定の角度となる位置で止まるように構成する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、遠心力を利用して試料
を分離する遠心分離機の回転体に関するものである。
を分離する遠心分離機の回転体に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、細胞等を培養し、その細胞を集め
るため、培養に使用した多数の穴があるマイクロプレー
ト４をそのまま遠心する方法がある。その遠心はマイク
ロプレート４をセットできるようにするため、図３に示
すようにスイングタイプのロータを使用しており、各穴
の底方向に遠心力が加わるようになっている。図３では
左半分が停止状態、右半分が回転状態を示している。
るため、培養に使用した多数の穴があるマイクロプレー
ト４をそのまま遠心する方法がある。その遠心はマイク
ロプレート４をセットできるようにするため、図３に示
すようにスイングタイプのロータを使用しており、各穴
の底方向に遠心力が加わるようになっている。図３では
左半分が停止状態、右半分が回転状態を示している。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】マイクロプレートはそ
の目的により、穴底の形状が異なるものがある。Ｕ底や
Ｖ底のものは遠心した場合には沈澱が集まりやすいが、
平底の場合には底に一様に沈澱してしまうので、集めに
くいという欠点があった。また底全部に試料が沈澱して
いるため、上清をピペット等で吸引する時には沈澱部分
を吸い込まないようにするのは難しい作業であった。自
動化等をする際には、ピペットの高さ決定が難しく、特
に障害となる行程となっていた。
の目的により、穴底の形状が異なるものがある。Ｕ底や
Ｖ底のものは遠心した場合には沈澱が集まりやすいが、
平底の場合には底に一様に沈澱してしまうので、集めに
くいという欠点があった。また底全部に試料が沈澱して
いるため、上清をピペット等で吸引する時には沈澱部分
を吸い込まないようにするのは難しい作業であった。自
動化等をする際には、ピペットの高さ決定が難しく、特
に障害となる行程となっていた。
【０００４】本発明の目的は、上記問題点を解決し、平
底のマイクロプレートでも沈澱の濃縮度をあげ、更に上
清の吸引作業を簡単にすることである。
底のマイクロプレートでも沈澱の濃縮度をあげ、更に上
清の吸引作業を簡単にすることである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
には、マイクロプレート用バケットのスイングを途中で
止められるようにすることにより達成される。またスイ
ングしたときの位置がマイクロプレートに対して、ある
角度になるようにスイングする支点の位置をバケットの
重心位置からずらすことにより達成される。更に支点と
重心を結ぶ線が遠心力方向となるので、結果としてマイ
クロプレートに対して所定の角度で遠心力が加わること
で達成される。
には、マイクロプレート用バケットのスイングを途中で
止められるようにすることにより達成される。またスイ
ングしたときの位置がマイクロプレートに対して、ある
角度になるようにスイングする支点の位置をバケットの
重心位置からずらすことにより達成される。更に支点と
重心を結ぶ線が遠心力方向となるので、結果としてマイ
クロプレートに対して所定の角度で遠心力が加わること
で達成される。
【０００６】
【作用】上記のように構成されたロータとバケットによ
り、マイクロプレートに加わる遠心力方向と穴方向は角
度を有しているので、穴底の角の一部分に沈澱を効率よ
く集めることができる。また穴底には沈澱のない面がで
てくるので、上清の吸引は沈澱のないところをねらって
行えば簡単に吸引できるよう作用する。
り、マイクロプレートに加わる遠心力方向と穴方向は角
度を有しているので、穴底の角の一部分に沈澱を効率よ
く集めることができる。また穴底には沈澱のない面がで
てくるので、上清の吸引は沈澱のないところをねらって
行えば簡単に吸引できるよう作用する。
【０００７】
【実施例】本発明になる遠心分離機用ロータの一実施例
を図１を用いて説明する。図１において、回転軸８の左
側がロータ停止時、右側が回転時の状態を示す。モータ
７の回転駆動力を受けて回転するボディ１にマイクロプ
レート４を乗せるバケット２がセットされており、バケ
ット２はボディ１に掛けるピン３を支点として遠心力に
よりスイングする。バケット２はロータが停止中はマイ
クロプレート４が水平になるようにストッパ６で支えら
れている。バケット２の重心５は図１の左半分に示すよ
うに、マイクロプレート４が水平状態では上記ピン３の
垂直下からずれている。つまり、重心５とピン３を結ぶ
線は重力方向10とθの角度をもっている。ロータが回転
することにより、バケット２は重心５とピン３を結ぶ線
が水平方向、つまり遠心力方向９になるところまでスイ
ングする。よって、マイクロプレート４の穴方向は遠心
力９に対して角度θだけ傾く。マイクロプレート４に入
っている試料は、遠心力方向９に沈降していき穴底の角
部に沈澱する。従来のロータの様に穴底全体に沈澱する
のと違い、沈殿１２は穴底の一部分にしかないので、上
清１１をピペット等で吸引する時には沈澱１２のないと
ころを狙って行えば沈澱物１２を吸引することなく楽に
行える。
を図１を用いて説明する。図１において、回転軸８の左
側がロータ停止時、右側が回転時の状態を示す。モータ
７の回転駆動力を受けて回転するボディ１にマイクロプ
レート４を乗せるバケット２がセットされており、バケ
ット２はボディ１に掛けるピン３を支点として遠心力に
よりスイングする。バケット２はロータが停止中はマイ
クロプレート４が水平になるようにストッパ６で支えら
れている。バケット２の重心５は図１の左半分に示すよ
うに、マイクロプレート４が水平状態では上記ピン３の
垂直下からずれている。つまり、重心５とピン３を結ぶ
線は重力方向10とθの角度をもっている。ロータが回転
することにより、バケット２は重心５とピン３を結ぶ線
が水平方向、つまり遠心力方向９になるところまでスイ
ングする。よって、マイクロプレート４の穴方向は遠心
力９に対して角度θだけ傾く。マイクロプレート４に入
っている試料は、遠心力方向９に沈降していき穴底の角
部に沈澱する。従来のロータの様に穴底全体に沈澱する
のと違い、沈殿１２は穴底の一部分にしかないので、上
清１１をピペット等で吸引する時には沈澱１２のないと
ころを狙って行えば沈澱物１２を吸引することなく楽に
行える。
【０００８】
【発明の効果】本発明によれば、マイクロプレートを使
用した遠心分離において、沈澱を底の一部分に容易に集
めることができるので、上清の吸引作業を簡単に行うこ
とができると共に、自動化にも対応し易くなる。またマ
イクロプレート以外の遠心管に適用した場合、スイング
ロータを使用しアングルロータとしての機能を果たすこ
とができる。つまり、通常のスイングロータに比べ沈降
距離が短くなるので、遠心時間を短くすることができ
る。
用した遠心分離において、沈澱を底の一部分に容易に集
めることができるので、上清の吸引作業を簡単に行うこ
とができると共に、自動化にも対応し易くなる。またマ
イクロプレート以外の遠心管に適用した場合、スイング
ロータを使用しアングルロータとしての機能を果たすこ
とができる。つまり、通常のスイングロータに比べ沈降
距離が短くなるので、遠心時間を短くすることができ
る。
【図１】 本発明になる遠心分離機用ロータの一実施例
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図２】 図１のＡ部拡大図である。
【図３】 従来の遠心分離機用ロータを示す断面図であ
る。
る。
１はロータボディ、２はバケット、３はピン、４はマイ
クロプレート、５はバケットの重心、６はストッパ、７
は駆動モータ、８は回転軸、９は遠心力方向、10は重力
方向、11は試料の上清、12は沈澱、13はロータボディ、
14はバケットである。
クロプレート、５はバケットの重心、６はストッパ、７
は駆動モータ、８は回転軸、９は遠心力方向、10は重力
方向、11は試料の上清、12は沈澱、13はロータボディ、
14はバケットである。
Claims (4)
- 【請求項１】 試料を収容する容器と、該容器を収容す
るバケットと、該バケットを支持し且つ回転可能なボデ
ィとを備えた遠心分離機用ロータにおいて、回転中は、
前記容器の穴方向と遠心力方向とが所定の角度を有して
いることを特徴とする遠心分離機用ロータ。 - 【請求項２】 前記バケットの重心と前記バケットが振
れる中心とを結ぶ線が、前記容器の穴方向と所定の角度
を有することを特徴とする請求項１記載の遠心分離機用
ロータ。 - 【請求項３】 前記遠心分離機用ロータが停止している
時、前記容器の穴方向と重力方向とが一致する所で前記
ボディを止めることのできるストッパを設けたことを特
徴とする請求項１乃至請求項２記載の遠心分離機用ロー
タ。 - 【請求項４】 前記容器は多数の穴をもつマイクロプレ
ートであり、且つ該マイクロプレートを収容可能な前記
バケットであることを特徴とする請求項１乃至請求項３
記載の遠心分離機用ロータ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17238895A JP3550806B2 (ja) | 1995-07-07 | 1995-07-07 | 遠心分離機用ロータ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17238895A JP3550806B2 (ja) | 1995-07-07 | 1995-07-07 | 遠心分離機用ロータ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0924300A true JPH0924300A (ja) | 1997-01-28 |
| JP3550806B2 JP3550806B2 (ja) | 2004-08-04 |
Family
ID=15941008
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17238895A Expired - Fee Related JP3550806B2 (ja) | 1995-07-07 | 1995-07-07 | 遠心分離機用ロータ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3550806B2 (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6846460B1 (en) * | 1999-01-29 | 2005-01-25 | Illumina, Inc. | Apparatus and method for separation of liquid phases of different density and for fluorous phase organic syntheses |
| KR101387433B1 (ko) * | 2011-12-09 | 2014-04-21 | 김용욱 | 스윙 로터 및 앵글 로터 겸용 원심분리장치 및 버킷 |
| CN106457246A (zh) * | 2014-04-07 | 2017-02-22 | 烟台澳斯邦生物工程有限公司 | 微孔板 |
| JP2019195781A (ja) * | 2018-05-10 | 2019-11-14 | 日本光電工業株式会社 | 遠心機用スイングバケット、それを備えた遠心機、及びそれを用いた細胞群への力の印加方法 |
| JP2020504006A (ja) * | 2017-01-18 | 2020-02-06 | ベックマン コールター， インコーポレイテッド | 揺動バケット遠心分離機 |
-
1995
- 1995-07-07 JP JP17238895A patent/JP3550806B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6846460B1 (en) * | 1999-01-29 | 2005-01-25 | Illumina, Inc. | Apparatus and method for separation of liquid phases of different density and for fluorous phase organic syntheses |
| US7977456B2 (en) | 1999-01-29 | 2011-07-12 | Illumina, Inc. | Apparatus and method for separation of liquid phases of different density and for fluorous phase organic syntheses |
| US8178652B2 (en) | 1999-01-29 | 2012-05-15 | Illumina, Inc. | Apparatus and method for separation of liquid phases of different density and for fluorous phase organic syntheses |
| US8394923B2 (en) | 1999-01-29 | 2013-03-12 | Illumina, Inc. | Apparatus and method for separation of liquid phases of different density and for fluorous phase organic syntheses |
| KR101387433B1 (ko) * | 2011-12-09 | 2014-04-21 | 김용욱 | 스윙 로터 및 앵글 로터 겸용 원심분리장치 및 버킷 |
| CN106457246A (zh) * | 2014-04-07 | 2017-02-22 | 烟台澳斯邦生物工程有限公司 | 微孔板 |
| JP2020504006A (ja) * | 2017-01-18 | 2020-02-06 | ベックマン コールター， インコーポレイテッド | 揺動バケット遠心分離機 |
| US11426738B2 (en) | 2017-01-18 | 2022-08-30 | Beckman Coulter, Inc. | Swinging bucket centrifuge with a bucket mounted by a clevis pin held in a clevis |
| JP2019195781A (ja) * | 2018-05-10 | 2019-11-14 | 日本光電工業株式会社 | 遠心機用スイングバケット、それを備えた遠心機、及びそれを用いた細胞群への力の印加方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3550806B2 (ja) | 2004-08-04 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040209 |
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| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20040330 |
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