JPH09242883A - ボール式水栓金具 - Google Patents

ボール式水栓金具

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JPH09242883A
JPH09242883A JP4875196A JP4875196A JPH09242883A JP H09242883 A JPH09242883 A JP H09242883A JP 4875196 A JP4875196 A JP 4875196A JP 4875196 A JP4875196 A JP 4875196A JP H09242883 A JPH09242883 A JP H09242883A
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JP
Japan
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valve
valve rod
lever
ball
faucet
Prior art date
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Pending
Application number
JP4875196A
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English (en)
Inventor
Kinya Arita
欽也 有田
Ryoichi Tsukada
良一 塚田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】操作のしやすいレバー操作方式で、水栓本体が
細径で、出し始めの微調整がしやすく、容易に最大流量
に達し、最大流量に達したことが容易に認識でき、止め
るときも容易に止めることができ、湯を混合しない水道
水だけを供給するボール式水栓金具を提供する。 【解決手段】流路内に設けられた弁座8に着座して水道
水の連通を遮断する球状弁9と、本体1内を摺動して、
側面に当接させて球状弁9を弁座8に着座させ、側面に
設けられた凹部12に球状弁9を取り込んで球状弁9を
弁座8から解放する弁棒10と、基端を中心として回転
可能に本体1から突き出して設けられ、変位可能に取り
付けられた弁棒10を回転により摺動させるレバー14
とを備えることにより解決する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水栓金具に関す
る。特に、湯を混合せず水道水だけを供給するレバー操
作のボール式水栓金具を提供することを目的としてい
る。
【0002】
【従来の技術】本発明に係る従来技術として、一般的に
広く使用されている水栓金具について説明する。図4に
示される水栓金具21のハンドル22を左方向に回す
と、軸23に設けられた雄ねじ24が本体内に設けられ
た雌ねじ25内を進んで、軸23下部の弁体26が弁座
27から上方向に離れて、流入路28と流出路29とが
連通して流出口30より水道水が吐水される。水道水を
止めるには、ハンドル22を右方向に回して弁体26を
弁座27に着座させることによる。
【0003】しかし、この従来の技術には次のような欠
点がある。 (イ)軸の、特に雄ねじの設けられている部分が水圧に
耐え得るように太径となっていることと、弁部の構造と
により本体形状が大きいものとなっている。 (ロ)ねじの構造上、ハンドルの回転量と弁体が弁座か
ら離れる量が常に一定である。したがって、ねじのピッ
チを密にすると、出し始めの微調整はしやすいが、必要
流量に達するまで多数回転させるため時間がかかる。ま
た、ねじのピッチを粗にすると出し始めの微調整はしに
くい。また、ハンドルの外観あるいは感触からは、最大
流量に達したことが認識しにくく、ハンドルが回らなく
なるまで回しすぎてしまうことがある。 (ハ)ハンドルの回転操作がしにくい。特に、ハンドル
が図4に示されるように鉛直軸に対して設けられたとき
よりも、水平軸に対して設けられたときは、操作しにく
い。
【0004】また、操作のしやすいレバー方式のもの
が、特開昭60−46301に単ハンドルの混合水栓と
して開示されている。しかし、これは、湯と冷水を混合
させる混合水栓である。この混合水栓に、シャワーヘッ
ドを取り付けてシャワーとして利用する場合、例えば、
最低気温を記録する季節でも水道水の水温で十分シャワ
ーが利用できる地域においては、このような混合水栓は
必要ない。また、このままで水道の蛇口として利用する
場合にも同様なことがいえる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は次のような課題である。 (イ)湯を混合しない水道水だけを供給する水栓で、操
作のしやすいレバー操作方式の水栓金具を提供する。 (ロ)水栓本体を細径のものにする。 (ハ)出し始めの微調整がしやすく容易に最大流量に達
し、最大流量に達したことが認識でき、止めるときも容
易に止めることができる構造にする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の本発明請求項1に記載のボール式水栓金具は、流入口
から流出口へと連通する水道水流路を有する本体と、流
路内に設けられた弁座に着座して水道水の連通を遮断す
る球状弁と、本体内を摺動して球状弁を弁座に着座させ
る弁棒であって、弁棒側面に当接させて球状弁を弁座に
着座させ、側面に設けられた凹部に球状弁を取り込んで
球状弁を弁座から解放する流量調整手段を有する弁棒
と、弁棒と連結し弁棒を摺動させるレバーであって、レ
バー基端を中心として回転可能に本体から突き出して設
けられ、レバーに変位可能に取り付けられた弁棒をレバ
ーの回転により摺動させるレバーと、を備えることを特
徴とする。請求項2に記載のボール式水栓金具は、前記
請求項1に記載のボール式水栓金具において、前記弁棒
の凹部を、弁棒側面から凹部底面にかけてテーパを付け
た形状としたこと特徴とする。
【0007】請求項3に記載のボール式水栓金具は、前
記請求項1または請求項2に記載のボール式水栓金具に
おいて、前記弁棒と流路とを、本体の中心軸の両側に対
称あるいはほぼ対称となるように配置したこと特徴とす
る。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明によるボール式水栓金具の
一実施の形態(その1)について説明する。図1は、本
発明によるボール式水栓金具1の止水状態での断面図で
ある。図2は、本発明によるボール式水栓金具1の吐水
状態での断面図である。図1に示されるボール式水栓金
具1は洗面カウンター11に取り付けられて、洗面など
に水道水を使用するときに用いられるものである。ボー
ル式水栓金具1は、流出側通路6と流出口7と有するハ
ウジング2に、流入口3と流入側通路4と弁室5を有す
るブッシュ13が挿入されて固定されている。ブッシュ
13に設けられた座部13aが、洗面カウンター11の
取付孔11aにまで差し込まれ、ブッシュ13下端の外
周に設けられたねじ部13bにナット13cを嵌め合わ
せて取り付けられている。ブッシュ13下部の流入口3
には、給水管18が接続されている。流入口3は、流入
側通路4、弁室5、流出側通路6を経て、流出口7へと
連通している。流入側通路4の弁室5との接続部には、
弁座8が設けられている。この弁座8に、球状弁9が弁
棒10の側面に当接して着座している。したがって、図
1に示されるボール式水栓金具1は止水状態にある。球
状弁9の両側には突起9aが設けられていて、この突起
9aがブッシュ13の嵌合孔(図示せず)対して、弁座
8の座面に直角方向に離れる方向に移動可能に嵌合して
いる。弁棒10は、弁室5の底面に設けられためくら孔
5aと上面に設けられた貫通孔5bとに差し込まれて、
上下方向に摺動可能に取り付けられている。弁棒10の
側面の球状弁9との接触部直下には、凹部12が設けら
れている。弁棒10が上昇すると、流入側通路4内の水
道水の圧力により、球状弁9が凹部12に入り込んで弁
座8から離れる。凹部12は、弁棒10側面から凹部1
2底面にかけてテーパ12aを付けてある。球状弁9
は、弁座8の座面に直角方向に移動が規制されているの
で、弁棒10が上昇するとテーパ12aに沿って序々に
弁座8から座面に対して直角方向に離れていく。このテ
ーパ12aの、特に弁棒10側面からの始まり付近を、
緩やかにしたり、曲面形状にしてやると弁棒10の上方
移動開始直後の水道水の流出を微量なものにすることが
できる。レバー14は、その基端に設けられた孔14a
により、ブッシュ13の上面の突起(図示せず)に、回
転可能な状態に取り付けられている。基端付近には、長
孔14bが設けられていて、これに弁棒10の上端付近
に設けられた凸部10aが嵌合している。したがって、
レバー14を上方向に移動させると、レバー14は孔1
4aを中心点として回転する。このとき、弁棒10はブ
ッシュ13のめくら孔5aと貫通孔5bとにより、直線
方向に移動が規制されているので、凸部10aが長孔1
4bの中を移動してずれを吸収しながら、レバー14の
回転運動に対して弁棒10は直線的に上昇する。また、
テーパーを弁棒の円周上に設けることにより弁棒の回転
運動によりボールを開閉することも可能である。また、
混合水栓の場合は、水栓金具本体の中心軸に弁棒が位置
し、その両側に温水流路と冷水流路が配置されていたた
め、本体が太径となっていたが、本発明によるボール式
水栓金具1においては温水流路は必要ないので、本体1
中心軸に対して、弁棒10と流入側通路4とがほぼ対称
となるように配置してあり、本体1を細径とすることが
できた。
【0009】本発明によるボール式水栓金具の操作方法
について説明する。図2に示されるボール式水栓金具1
のレバー14の先端14c付近を上昇させると、レバー
14は孔14aを中心点として回転し、弁棒10が直線
的に上昇する。弁棒10の側面に当接して弁座8に着座
していた球状弁9は、流入側通路4内の水道水の圧力に
より、凹部12に入り込んで弁座8から離れてしまう。
球状弁9が弁座8から離れることにより、流入側通路4
と流出側通路6が連通して、給水管18からの水道水
は、流入口3、流入側通路4、弁室5、流出側通路6を
経て、流出口7から吐水される。凹部12に設けられた
テーパ12aの弁棒10側面からの始まり付近を、緩や
かにしたり、曲面形状にすることにより、レバー14の
上昇開始直後の移動量に対しては、球状弁9は微量しか
弁座8から離れないようにして、少ない吐水量を得やす
くしてある。また、レバー14が最高点で凹部12のに
球状弁9が完全に入り込んで最大流量が得られるように
してあるので容易に最大流量が得られ、無駄にレバー1
4を動かさなくてすむ。また、このテーパ12aは、レ
バー14を戻して止水するとき、スムーズに球状弁9が
弁座8に着座する役割も果たしている。
【0010】本発明によるボール式水栓金具の一実施の
形態(その2)について説明する。図3に示されるボー
ル式水栓金具1は、シャワーの水栓金具として用いられ
たものである。ボール式水栓金具1は、浴室の壁パネル
15に取り付けられ、流出口7にはシャワーヘッド16
連結するホース16aが接続されている。ボール式水栓
金具1の基本的な構造は、一実施の形態(その1)と同
じであるが、レバー14の形状と流出側通路5と流出口
7との形状が多少異なる。流出側通路6の流出口7に
は、シャワーヘッド16に連結するホース16aが接続
できるようにしてある。また、ボール式水栓金具1は壁
パネル15に対して垂直に取り付けられているので、レ
バー14をL型にして壁に向かって押し込んでやると、
一連の動作を経て流出口7からの水道水が供給ホース1
6aを通じてシャワーヘッド16からシャワーとなって
流出される。シャワーヘッド16は壁パネル15に取り
付けらた金具17に着脱可能に取り付けられている。
【発明の効果】本発明によると次のような効果がある。
操作のしやすいレバー操作方式で、水栓本体が細径で、
出し始めの微調整がしやすく、容易に最大流量に達し、
最大流量に達したことが容易に認識でき、止めるときも
容易に止めることができ、湯を混合しない水道水だけを
供給する水栓金具を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による一実施の形態(その1)の説明
【図2】 本発明による一実施の形態(その1)の説明
【図3】 本発明による一実施の形態(その2)の説明
【図4】 従来技術の説明図
【符号の説明】
1 ボール式水栓金具 2 ハウジング 3 流入口 4 流入側通路 5 弁室、5a めくら孔、5b 貫通孔 6 流出側通路 7 流出口 8 弁座 9 球状弁、9a 突起 10 弁棒、10a 凸部 11 洗面カウター、11a 取付孔 12 凹部、12a テーパ 13 ブッシュ、13a 座部、13b ねじ部、13
c ナット 14 レバー、14a 孔、14b 長孔、14c 先
端 15 壁パネル 16 シャワーヘッド、16a ホース 17 金具 18 給水管

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】流入口から流出口へと連通する水道水流路
    を有する本体と、 流路内に設けられた弁座に着座して水道水の連通を遮断
    する球状弁と、 本体内を摺動して球状弁を弁座に着座させる弁棒であっ
    て、弁棒側面に当接させて球状弁を弁座に着座させ、側
    面に設けられた凹部に球状弁を取り込んで球状弁を弁座
    から解放する流量調整手段を有する弁棒と、 弁棒と連結し弁棒を摺動させるレバーであって、レバー
    基端を中心として回転可能に本体から突き出して設けら
    れ、レバーに変位可能に取り付けられた弁棒をレバーの
    回転により摺動させるレバーと、を備えることを特徴と
    するボール式水栓金具。
  2. 【請求項2】前記弁棒の凹部を、弁棒側面から凹部底面
    にかけてテーパを付けた形状としたこと特徴とする前記
    請求項1に記載のボール式水栓金具。
  3. 【請求項3】前記弁棒と流路とを、本体の中心軸の両側
    に対称あるいはほぼ対称となるように配置したこと特徴
    とする前記請求項1または請求項2に記載のボール式水
    栓金具。
JP4875196A 1996-03-06 1996-03-06 ボール式水栓金具 Pending JPH09242883A (ja)

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