JPH09242573A - 自動変速機の制御装置 - Google Patents

自動変速機の制御装置

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Publication number
JPH09242573A
JPH09242573A JP8049376A JP4937696A JPH09242573A JP H09242573 A JPH09242573 A JP H09242573A JP 8049376 A JP8049376 A JP 8049376A JP 4937696 A JP4937696 A JP 4937696A JP H09242573 A JPH09242573 A JP H09242573A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
control device
engine
vehicle
braking
brake
Prior art date
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Application number
JP8049376A
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English (en)
Inventor
Atsushi Tabata
淳 田端
Masato Kaikawa
正人 甲斐川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH09242573A publication Critical patent/JPH09242573A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】制動により自動車に作用する加速度を抑制し、
乗り心地を良くする。 【解決手段】オートマチック車のエンジン1には自動変
速機Aが連結され、エンジン1はインジェクタ21、イ
グナイタ27及びOCV41等の制御によって駆動され
る。各インジェクタ21、イグナイタ27及びOCV4
1はE−ECU51によって制御される。E−ECU5
1にはブレーキの作動を検出するブレーキセンサBs、
エンジン1のアイドリング状態を判断するスロットルセ
ンサ64及び車両の車速を検出する車速センサ70が接
続されるとともに、自動変速機Aの変速モードを検出す
るシフトポジションセンサ71がT−ECU52を介し
て接続されている。E−ECU51は、自動変速機Aが
走行モードであり、車両が停止した状態であり、エンジ
ン1がアイドリング状態であり、ブレーキが作動してい
る状態からその作動が解除された状態となった時、エン
ジン1のトルクを下げる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動変速機の制御
装置に係り、詳しくは駆動力源のトルクを制御する制御
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動変速機は例えば車速及びア
クセル開度に応じて変速比を順次切り換えながら走行す
る。そして、例えば信号の表示に従って車両を停止させ
る場合には、走行レンジのままブレーキを作動させて車
両を停止させる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、例えば
信号待ち等の停車時で、ブレーキを作動させた状態から
ブレーキを解除すると、車両は前進を開始する。そし
て、クリープ力によってクリープトルクに応じて加速度
が作用し、場合によっては乗り心地が悪くなるという問
題が発生する可能性があった。
【0004】又、車両の走行状態から、車両を停車させ
るためにブレーキを作動させると、その制動力によって
前後方向に加速度が作用する。特に、車両が高速で走行
している時にブレーキを作用させると、比較的大きな加
速度が作用し、乗り心地が悪くなるという問題が発生す
る可能性があった。
【0005】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は、ブレーキの操作によっ
て自動車に作用する加速度を抑制して、乗り心地を良く
することが可能な自動変速機の制御装置を提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め、請求項1記載の発明は、駆動力源に連結された自動
変速機の制御装置において、前記車両が停止しているか
否かを判断する停止判別手段と、アクセル全閉状態であ
るか否かを判別するアクセル全閉判別手段と、車両に制
動をかける制動手段が作動しているか否かを判別する制
動判別手段と、前記車両が停止した状態であり、アクセ
ル全閉状態であるとともに、前記制動手段が作動してい
る状態からその制動手段の作動が解除された時、前記駆
動力源のトルクを下げる第1トルク制御手段とを備えた
ことをその要旨とする。
【0007】請求項2記載の発明は、駆動力源に連結さ
れた自動変速機の制御装置において、前記車両が走行中
であるか否かを判別する走行判別手段と、アクセル全閉
状態であるか否かを判別するアクセル全閉判別手段と、
車両に制動をかける制動手段が作動しているか否かを判
別する制動判別手段と、前記車両が走行中であり、アク
セル全閉状態であるとともに、前記制動手段の作動が解
除された状態から制動をかけた状態とした時、前記駆動
力源のトルクを下げる第2トルク制御手段とを備えたこ
とをその要旨とする。
【0008】従って、請求項1記載の発明によれば、例
えば停止判別手段は自動車が停車しているか否かを判別
し、アクセル全閉判別手段はアクセル全閉状態であるか
否かを判別し、制動判別手段は制動が作動しているか否
かを判別している。この場合、第1トルク制御手段は、
アクセル全閉状態であり、車両が停止した状態であり、
更に、前記制動手段が作動している状態からその制動手
段の作動が解除された時、前記駆動力源のトルクを下げ
る。
【0009】請求項2記載の発明によれば、例えば停止
判別手段は自動車が停車しているか否かを判別し、アク
セル全閉判別手段はアクセル全閉状態であるか否かを判
別し、制動判別手段は制動が作動しているか否かを判別
している。この場合、第2トルク制御手段は、アクセル
全閉状態であり、車両が走行中であり、更に、前記制動
手段がその制動を解除した状態から制動をかけた状態と
した時、前記駆動力源のトルクを下げる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
の形態を図1〜図7に従って説明する。図1は、駆動力
源としてのガソリンエンジン(以下、「エンジン」とい
う。)1を示す概略構成図である。シリンダブロック2
には、 シリンダボア3が形成されており、又、シリンダ
ブロック2の外周面を流動する冷却水の温度(冷却水
温)THWを検出する水温センサ61が設けられてい
る。シリンダボア3内には、クランクシャフト4にロッ
ド5を介して支持されたピストン6が配置されている。
燃焼室7はシリンダボア3に形成され、シリンダブロッ
ク2の上面には、シリンダボア3を覆うシリンダヘッド
8が固定されている。点火プラグ9は燃焼室7に臨むよ
うにして装着されている。吸気通路10は吸気ポート1
0aを介して燃焼室7に接続され、燃焼室7から排気ポ
ート11aを介して排気通路11に連通されている。
【0011】吸気バルブ12及び排気バルブ13は、吸
気ポート10a及び排気ポート11aにそれぞれ設けら
れている。吸気側カムシャフト14及び排気側カムシャ
フト15は、それぞれシリンダヘッド8とベアリングキ
ャップ16 (図2参照)との間で回転可能に支持されて
いる。そして、吸気バルブ12及び排気バルブ13は、
吸気側カムシャフト14及び排気側カムシャフト15の
回転により、図示しないカムを介して開閉動作される。
又、吸気側タイミングプーリ17及び排気側タイミング
プーリ18は、 各カムシャフト14,15の一端にそれ
ぞれ設けられている。更に、各タイミングプーリ17,
18は、 タイミングベルト19を介してクランクシャフ
ト4に駆動連結されている。
【0012】従って、エンジンの運転時には、クランク
シャフト4からタイミングベルト19及び各タイミング
プーリ17,18を介して各カムシャフト14,15に
回転動力が伝達され、吸気バルブ12及び排気バルブ1
3が開閉駆動される。又、これら吸気バルブ12及び排
気バルブ13は、クランクシャフト4の回転に同期し
て、所定の開閉タイミングで駆動される。
【0013】エアクリーナ20は吸気通路10の入口側
に設けられている。又、燃料噴射用のインジェクタ21
は、吸気ポート10aの近傍に設けられている。そし
て、吸気通路10にはエアクリーナ20を通じて外気が
取り込まれる。又、その外気の取り込みと同時にインジ
ェクタ21から燃料が噴射されることにより、 外気と燃
料との混合気が吸入工程における吸気バルブ12の開放
に同期して燃焼室7に吸入される。エアクリーナ20の
下流側には、吸気通路11の空気流量、即ち、吸入空気
量を検出するエアフローメータ62が設けられている。
エアクリーナ20とエアフローメータ62との間には、
吸気通路11に取り込まれる空気の温度、即ち、吸入空
気温度THAを検出する吸気温センサ63が設けられて
いる。
【0014】更に、燃焼室7に吸入された混合気が点火
プラグ9の作動により爆発・燃焼され、これによりピス
トン6及びロッド5を介してクランクシャフト4が回転
されてエンジン1の駆動力が得られる。そして、 燃焼後
の排気ガスは、排気工程における排気バルブ13の開き
に同期して、燃焼室7から排気ポート11a及び排気通
路11を介して外部へ排出される。触媒コンバータ22
は排気通路11の途中に設けられ、内蔵する三次元触媒
により排気ガスを浄化する。この触媒コンバータ22内
には、当該コンバータ22内を通過する排気ガスの温度
を検出する触媒温度検出センサ64が設けられている。
【0015】スロットルバルブ23は吸気通路10の途
中に設けられ、アクセルペダルの操作に連動して開閉さ
れる。このスロットルバルブ23が開閉されることによ
り、吸気通路10への吸入空気量が調節される。スロッ
トルバルブ23の近傍には、同バルブ23の開度、即
ち、スロットル開度TAを検出するスロットルセンサ6
5が設けられている。このスロットルセンサ65はスロ
ットル開度TAの信号を出力すると共に、スロットルバ
ルブ23が全閉位置にあるときのみオンされるアイドル
接点によりアイドル信号IDLを出力するようになって
いる。この場合、アクセルペダルを踏み込まない(操作
しない)アクセル全閉状態の時に、スロットルバルブ2
3は全閉状態となり、スロットルセンサ65はアイドル
信号IDLを出力する。このスロットルセンサ65はア
クセル全閉判別手段である。
【0016】点火プラグ9は、 ディストリビュータ26
を介してイグナイタ27に接続されている。イグナイタ
27は高電圧を出力し、ディストリビュータ26はその
高電圧をクランクシャフト4の回転角(クランク角)に
同期して点火プラグ9に印可する。この点火プラグ9の
点火タイミングは、 イグナイタ27からの高電圧の出力
タイミングにより決定される。
【0017】ディストリビュータ26は図示しないロー
タを有し、同ロータは排気側カムシャフト15に連結さ
れて、クランクシャフト4の回転に同期して回転され
る。ディストリビュータ26には、そのロータの回転数
からエンジン1の回転数、即ち、エンジン回転数NEを
検出する回転数センサ66が設けられている。又、ディ
ストリビュータ26には気筒判別センサ67が設けら
れ、そのロータの回転に応じてクランクシャフト4の回
転基準位置を所定の割合で検出する。
【0018】クランクシャフト4の近傍にはクランク角
センサ68が設けられ、気筒判別センサ67によるクラ
ンクシャフト4の回転基準位置信号の検出タイミングを
もとに、クランクシャフト4の回転角度を検出する。吸
気側カムシャフト14の近傍には、カム角センサ69が
設けられ、カムシャフト14のカム角度を検出するよう
になっている。
【0019】更に、エンジン1に駆動連結された自動変
速機Aには、自動車の速度SPを検出する車速センサ7
0が設けられている。この車速センサ70は停止判別手
段及び走行判別手段を構成している。
【0020】又、自動車の運転室内にはブレーキペダル
Bが設けられ、ブレーキペダルBの基部には当該ブレー
キペダルBの操作を検出するブレーキセンサBsが設け
られている。
【0021】このように構成されたエンジン1におい
て、吸気側カムシャフト14と吸気側タイミングプーリ
17との間には、可変バルブタイミング機構(以下、
「VVT」という。)30が設けられている。VVT3
0は、吸気バルブ12の開閉タイミングを変更するため
の機構である。以下、同VVT30及びその周辺構成に
ついて説明する。
【0022】図2に示すように、円筒状のスリーブ31
は、吸気側カムシャフト14の先端部に外嵌されてお
り、中空ボルト32及びピン33により一体回転可能に
取り付けられている。ヘリカルスプライン31aはスリ
ーブ31の外周面に形成されている。
【0023】吸気側タイミングプーリ17は、吸気側カ
ムシャフト14の前部外周に外嵌され、同カムシャフト
14のフランジ部14aとスリーブ31との間に配置さ
れている。ハウジング34はタイミングプーリ17の前
側面においてカムシャフト14の先端部を包囲するよう
にして取り付けられ、このハウジング34の内周面とタ
イミングプーリ17の前側面とにより囲まれた空間が環
状空間Kをなしている。ヘリカルスプライン34aは同
ハウジング34の内周面に形成されている。
【0024】VVTスプール35は環状空間K内におい
て、カムシャフト14の軸線方向に移動可能に配置され
ている。即ち、円筒状をなすVVTスプール35には、
その内外周面にそれぞれ内側及び外側ヘリカルスプライ
ン35a,35bが形成されている。そして、同VVT
スプール35はスリーブ31とハウジング34との間に
介在され、その内側ヘリカルスプライン35aはスリー
ブ31のヘリカルスプライン31aに、外側ヘリカルス
プライン35bはハウジング34のヘリカルスプライン
34aにそれぞれ噛合される。従って、吸気側タイミン
グプーリ17に伝達されたクランクシャフト4の回転力
は、VVTスプール35及びスリーブ31を介して吸気
側カムシャフト14に伝達される。
【0025】VVTスプール35の外周面にはフランジ
部35cが形成され、同フランジ部35cが有するシー
ル部材35dにより、環状空間Kが区画されている。そ
して、そのフランジ部35cによるシール部分から前方
側(図面左側)の空間が進角側圧力室36、後方側(同
右側)の空間が遅角側圧力室37となっている。
【0026】第1及び第2油圧供給孔16a,16bは
ベアリングキャップ16に形成されている。又、第1及
び第2油圧供給通路14b,14cは吸気側カムシャフ
ト14に形成され、同第1油圧供給通路14bは中空ボ
ルト32を介して第1油圧供給孔16aと進角側圧力室
36とを接続し、又、第2油圧供給通路14cは第2油
圧供給孔16bと遅角側圧力室37とを接続している。
【0027】例えば第1油圧供給孔16aに作動油が供
給されると、その作動油は、第1油圧供給路14bを介
して進角側圧力室36に供給され、VVTスプール35
の先端側に油圧が印加される。すると、VVTスプール
35は、先端側に印加された油圧によって後端側(図面
右方)に回動しながら移動し、スリーブ31を介して捩
じりが付与される。この結果、吸気側タイミングプーリ
17(クランクシャフト4)に対する吸気側カムシャフ
ト14の相対回転位相が変更され、同カムシャフト14
は最遅角位置から最進角位置に向けて回転し、吸気バル
ブ12の開弁タイミングが進角される。尚、VVTスプ
ール35は吸気側タイミングプーリ17に当接したされ
ることにより、それ以上の移動が規制され、同VVTス
プール35がこの当接位置(最進角位置)に変位された
状態において吸気バルブ12の開弁タイミングが最も早
くなる。
【0028】又、第2油圧供給孔16bに作動油が供給
されると、その作動油は、第2油圧供給通路14cを介
して遅角側圧力室37に供給され、VVTスプール35
の後端側に油圧が印加される。すると、VVTスプール
35は、後端側に印加された油圧によって先端側(図面
左方)に回動しながら移動し、スリーブ31を介して吸
気側カムシャフト14に逆向きの捩じりが付与される。
この結果、吸気側タイミングプーリ17(クランクシャ
フト4)に対する吸気側カムシャフト14の回転位相が
変更され、同カムシャフト14は最進角位置から最遅角
位置に向けて回転し、吸気バルブ12の開弁タイミング
が遅角される。尚、VVTスプール35はプーリ17の
ハウジング34に当接されることによりそれ以上の移動
が規制され、同VVTスプール35がこの当接位置(最
遅角位置)に変位された状態において吸気バルブ12の
開弁タイミングが最も遅くなる。
【0029】第1,第2油圧供給孔16a,16bに
は、オイルコントロールバルブ(以下、「OCV」とい
う。)41の制御に基づいて作動油が給排される。この
OCV41には、オイルポンプ38及びオイルタンク3
9等が接続されている。尚、40はオイルフィルタであ
る。このOCV41は電磁弁であって、後述するエンジ
ン制御装置51からの信号に基づいてオイルポンプ38
からの作動油を制御するようになっている。即ち、OC
V41は、エンジン制御装置51の制御に基づいて作動
油を第1油圧供給孔16aに供給し、前記吸気バルブ1
2の開弁タイミングを早くする。又、OCV41は、エ
ンジン制御装置51の制御に基づいて作動油を第2油圧
供給孔16bに供給し、前記吸気バルブ12の開弁タイ
ミングを遅くする。
【0030】次に、図3に従って電気的構成について説
明する。エンジン1は、エンジン用電子制御装置(E−
ECU)51によって制御される。エンジン用電子制御
装置(以下、「エンジン制御装置」という。)51は、
中央演算処理装置(CPU)及び記憶装置(RAM,R
OM)並びに入出力インターフェースを主体とするもの
である。尚、エンジン制御装置51はモード判別手段、
停止判別手段及び走行判別手段を構成する。又、エンジ
ン制御装置51は第1,第2トルク制御手段でもある。
【0031】自動変速機Aは、自動変速機用電子制御装
置(T−ECU)52によって制御される。自動変速機
用制御装置(以下、「変速機制御装置」という。)52
は、中央演算処理装置(CPU)及び記憶装置(RA
M,ROM)並びに入出力インターフェースを主体とす
るものである。
【0032】これらエンジン制御装置51と変速機制御
装置52とは互いに接続され、各種信号の交換が行われ
るようになっている。エンジン制御装置51にはサーボ
モータ53が接続され、エンジン制御装置51は当該サ
ーボモータ54を制御して、前記スロットルバルブ23
の開度を調節するようになっている。
【0033】エンジン制御装置51には、水温センサ6
1、エアフローメータ62、吸気温センサ63、触媒温
度検出センサ64、スロットルセンサ65、回転数セン
サ66、気筒判別センサ67、クランク角センサ68、
カム角センサ69及び車速センサ70が接続されてい
る。
【0034】水温センサ61は冷却水の温度(冷却水
温)THWを検出し、その冷却水温THWを示す検出信
号をエンジン制御装置51に出力するようになってい
る。又、水温センサ61は変速機制御装置52にも接続
され、前記冷却水温TAを示す信号を変速機制御装置5
2にも出力するようになっている。
【0035】エアフローメータ62は吸気通路11にお
ける吸入空気量を検出し、その吸入空気量を示す検出信
号をエンジン制御装置51に出力するようになってい
る。吸気温センサ63は、吸気通路11に取り込まれる
空気の温度(吸入空気温度)THAを検出し、その吸入
空気温度THAを示す検出信号をエンジン制御装置51
に出力する。
【0036】触媒温度検出センサ64は触媒コンバータ
22内の排気ガスの温度を検出し、その温度を示す検出
信号をエンジン制御装置51に出力するようになってい
る。スロットルセンサ65はスロットル開度TAを検出
し、スロットル開度TAを示す信号をエンジン制御装置
51に出力するようになっている。又、このスロットル
センサ65は、スロットル開度TAが全閉である時、ア
イドル信号IDLをエンジン制御装置51に出力するよ
うになっている。更に、スロットルセンサ65は変速機
制御装置52にも接続され、前記スロットル開度TAを
示す信号及びアイドル信号IDLを変速機制御装置52
にも出力するようになっている。
【0037】回転数センサ66はエンジン回転数NEを
検出し、そのエンジン回転数NEを示す検出信号をエン
ジン制御装置51に出力するようになっている。更に、
回転数センサ66は変速機制御装置52にも接続され、
当該変速機制御装置52にもエンジン回転数NEを示す
検出信号が出力される。
【0038】気筒判別センサ67はクランクシャフト4
の回転基準位置を所定の割合で検出し、その検出信号を
エンジン制御装置51に出力するようになっている。ク
ランク角センサ68はクランクシャフト4の回転角度を
検出し、その検出信号をエンジン制御装置51に出力す
るようになっている。
【0039】カム角センサ69はカムシャフト14のカ
ム角度を検出し、その検出信号をエンジン制御装置51
に出力するようになっている。車速センサ70は自動車
の速度(車速)SPを検出し、その検出信号をエンジン
制御装置51に出力するようになっている。又、車速セ
ンサ70は変速機制御装置52に接続され、車速SPの
検出信号を変速機制御装置52にも出力するようになっ
ている。
【0040】ブレーキスイッチBsは、ブレーキペダル
Bの操作を検出し、ブレーキペダルBが操作されている
時、即ち、ブレーキが作動している時には、制動信号を
エンジン制御装置51に出力するようになっている。
又、ブレーキスイッチBsは、ブレーキスイッチBsが
操作されていない時、即ち、ブレーキが作動していない
時には制動信号の出力を行わない。この場合、ブレーキ
スイッチBsは制動判別手段である。
【0041】又、エンジン制御装置51にはイグナイタ
27が接続されている。エンジン制御装置51は、イグ
ナイタ27を制御して、点火時期を制御するようになっ
ている。通常、エンジン制御装置51はピストン6が略
上死点にあるとき、イグナイタ27に信号を送って、点
火プラグ9を点火させる。この場合、エンジン制御装置
51は、このようにピストン6が上死点にある時に点火
プラグ9を点火させる通常点火制御に加え、点火進角制
御及び点火遅角制御を行うことが可能である。
【0042】点火進角制御とは、ピストン6が上死点に
達する以前に、点火プラグ9を点火させる制御である。
この場合、エンジン1から出力されるトルクは通常の点
火時に比較して大きくなる。
【0043】点火遅角制御とは、ピストン6が上死点を
超えた後、点火プラグ9を点火させる制御である。この
場合、エンジン1から出力されるトルクは通常の点火時
に比較して小さくなる。
【0044】エンジン制御装置51には、オイルポンプ
38及びOCV41が接続されている。この場合、エン
ジン制御装置51はOCV41を制御して、VVT30
による吸気タイミングを制御するようになっている。即
ち、エンジン制御装置51はVVT制御を行うようにな
っている。
【0045】通常、エンジン制御装置51は、OCV4
1を制御し、第1,第2油圧供給孔16a,16bに供
給される作動油を調節して、VVTスプール31がその
ストロークの略中央位置である通常位置となるように制
御する。即ち、エンジン制御装置51はVVT通常制御
を行うようになっている。
【0046】又、エンジン制御装置51はOCV41を
制御し、VVT30の第1,第2油圧供給孔16a,1
6bに供給される作動油を調節して、吸気側カムシャフ
ト14を進角側に回転させ、開弁タイミングを進角させ
るVVT進角制御を行うようになっている。
【0047】又、エンジン制御装置51はOCV41を
制御し、VVT30の第1,第2油圧供給孔16a,1
6bに供給される作動油を調節して、吸気側カムシャフ
ト14を遅角側に回転させ、開弁タイミングを遅角させ
るVVT遅角制御を行うようになっている。
【0048】更に、エンジン制御装置51には、燃料噴
射用のインジェクタ21が接続されている。この場合、
エンジン制御装置51はインジェクタ21を制御して燃
料を吸気通路10に噴射させるとともに、その噴射量を
調節できるようになっている。
【0049】前記変速機制御装置52には、シフトポジ
ションセンサ71が接続されている。このシフトポジシ
ョンセンサ71は、自動変速機Aの変速モードを検出
し、その検出信号を変速機制御装置52に出力するよう
になっている。即ち、シフトポジションセンサ71は、
Dレンジ、Rレンジ、Pレンジ、Hレンジ、4レンジ、
3レンジ及び2レンジ等を検出する。そして、その検出
したレンジを示す信号(シフトレンジ信号)を変速機制
御装置52に出力するようになっている。この場合、変
速機制御装置52は、シフトレンジを検出した各信号を
エンジン制御装置51に出力するようになっている。こ
のシフトレンジ信号の入力時において、エンジン制御装
置51はそのシフトレンジ信号に基づいて現在の自動変
速機Aがどのレンジにあるかを判断する。そのシフトレ
ンジが走行レンジであるか否かを判断する。即ち、エン
ジン制御装置51は、Dレンジ、Rレンジ、4レンジ、
3レンジ及び2レンジである時、走行レンジであると判
断する。
【0050】又、変速機制御装置52には、パターンセ
レクトスイッチ72、オーバードライブスイッチ73、
Coセンサ74、T/M油温センサ75、マニュアルソ
フトスイッチ76及びトルクセンサ77が接続されてい
る。この場合、変速機制御装置52は、各種スイッチ7
1〜73,76及びセンサ74,75,77に基づいて
自動変速機Aを制御するようになっている。
【0051】前記エンジン制御装置51は前記各種セン
サ及びスイッチ61〜70並びに変速機制御装置52か
らの信号に基づいてエンジン1を好適に制御する。例え
ばエンジン制御装置51はスロットルセンサ64からの
アイドル信号IDL、回転数センサ65からのエンジン
回転数NE、車速センサ69からの車速SPを示す信
号、ブレーキスイッチ70からの制動信号及び変速機制
御装置52からのシフトレンジ信号に基づいて、イグナ
イタ27及びOCV41等を制御して、エンジン1の点
火タイミングを制御するようになっている。
【0052】次に、上記のように構成した内燃機関の制
御装置の作用及び効果について図4,図5に示すフロー
チャートに従って説明する。図4は、例えばブレーキペ
ダルBが作動している場合、即ち、制動信号がエンジン
制御装置51に出力されている場合のフローチャートで
ある。
【0053】ステップ101においてエンジン制御装置
51は各種センサ及びスイッチ61〜70並びに変速機
制御装置52から入力される入力信号の処理を行う。こ
の時、例えばエンジン制御装置51はスロットルセンサ
64からのアイドル信号IDL、ブレーキスイッチ70
からの制動信号、変速機制御装置52からのシフトレン
ジ信号、回転数センサ65からのエンジン回転数NEを
示す信号の処理を行う。
【0054】ステップ102にて、エンジン制御装置5
1は変速機制御装置52からのシフトレンジ信号に基づ
いて自動変速機Aのシフトレンジが走行レンジであるか
否かを判別する。この場合、シフトレンジが走行レンジ
である場合にはステップ103へと移行し、シフトレン
ジが非走行レンジである場合には再度ステップ101か
らの処理を行う。
【0055】ステップ103にて、エンジン制御装置5
1は、車速センサ69からの車速SPを示す信号に基づ
いて車両が停止しているか否かを判断する。エンジン制
御装置51は、自動車の車速SPが「0」である時、車
両が停止していると判断する。
【0056】ステップ104にて、エンジン制御装置5
1は、エンジン回転数NEが基準回転数Nx以上である
か否かを判断する。基準回転数Nx以上であれば、ステ
ップ105へとその処理を移り、基準回転数Nx未満で
あれば、再度ステップ101へとその処理を移る。尚、
本実施の形態では、基準回転数Nxは例えば800rp
mである。
【0057】ステップ105にて、エンジン制御装置5
1は、アイドリング状態か否かを判断する。即ち、エン
ジン制御装置51はアイドル信号IDLが入力されてい
るか否かを判断する。アイドリング状態であれば、ステ
ップ106へとその処理を移り、アイドリング状態でな
ければ、再度その処理をステップ101へと移る。
【0058】ステップ106にて、エンジン制御装置5
1は、ブレーキが作動しているか否かを判断する。即
ち、エンジン制御装置51は、ブレーキセンサBsから
の制御信号が解除されたか否かを判断する。ブレーキセ
ンサBsからの制御信号が解除された場合には、ステッ
プ107へとその処理を移る。又、ブレーキセンサBs
から制御信号が出力されている場合には、再度ステップ
101へと処理を移る。尚、ステップ102〜ステップ
106にて、点火遅角制御を行うか否かを判断するため
の条件判断処理を構成している。各ステップ102〜ス
テップ104の条件を満たす状態として、例えば信号等
でブレーキを作動させて車両を停車させた状態から、ブ
レーキの作動を解除して車両を発進させる場合が考えら
れる。
【0059】ステップ107にて、エンジン制御装置5
1は点火遅角制御を行う。即ち、エンジン制御装置51
は通常の点火時期を遅らせる制御を行う。ステップ10
8にて、エンジン制御装置51はVVT遅角制御を行
う。この場合、エンジン制御装置51は、OCV41を
制御して、VVT30の位相位置を変更し、その位相を
最遅角位置に設定する。
【0060】ステップ109にて、エンジン制御装置5
1は計時時間Tが基準時間T1に達したか否かを判断す
る。そして、計時時間Tが基準時間T1以上である場合
には、ステップ107へその処理を戻り、計時時間Tが
基準時間T1未満である場合には、ステップ110へそ
の処理を移る。この場合、ステップ107〜ステップ1
09はトルク低減処理を構成している。
【0061】そして、エンジン制御装置51は、ステッ
プ110,111にて点火遅角制御及びVVT遅角制御
を終了し、通常の点火制御及びVVT制御を行う。この
図4に示すフローチャートによれば、図6のタイミング
チャートに示すように、例えばDレンジにおいてブレー
キを作動させて車両を停車させた状態からブレーキの作
動を解除すると、前記トルク低減処理により、エンジン
1のトルクが低減される。すると、車両の車速が従来の
トルク低減処理を行わない場合に比較してゆっくりと増
加する。従って、ブレーキを作動させた状態からブレー
キの作動を解除した時の車両に作用する前後方向の加速
度が低減される。
【0062】次に、図5に示すフローチャートについて
説明する。図5は、ブレーキが作動していない場合、即
ち、制動信号がエンジン制御装置51に出力されていな
い場合のフローチャートである。
【0063】ステップ201においてエンジン制御装置
51は各種センサ及びスイッチ61〜70並びに変速機
制御装置52から入力される入力信号の処理を行う。こ
の時、例えばエンジン制御装置51はスロットルセンサ
64からのアイドル信号IDL、ブレーキスイッチ70
からの制動信号、変速機制御装置52からのモード信
号、回転数センサ65からのエンジン回転数信号の処理
を行う。
【0064】ステップ202にて、エンジン制御装置5
1は変速機制御装置52からのシフトレンジ信号に基づ
いて自動変速機Aのシフトレンジが走行レンジであるか
否かを判別する。この場合、シフトレンジが走行レンジ
である場合にはステップ203へと移行し、シフトレン
ジが走行レンジでない場合には再度ステップ201から
の処理を行う。
【0065】ステップ203にて、エンジン制御装置5
1は、車速センサ69からの車速信号に基づいて車両が
走行中であるか否かを判断する。エンジン制御装置51
は、車両の車速が「0」でない時に車両が走行中である
と判断する。
【0066】ステップ204にて、エンジン制御装置5
1は、エンジン回転数NEが基準アイドリング回転数N
x以上であるか否かを判断する。基準アイドリング回転
数Nx以上であれば、ステップ205へとその処理を移
り、基準アイドリング回転数Nx未満であれば、再度ス
テップ201へとその処理を移る。尚、本実施の形態で
は、基準アイドリング回転数Nxは800rpmであ
る。
【0067】ステップ205にて、エンジン制御装置5
1は、アイドリング状態か否かを判断する。即ち、エン
ジン制御装置51はアイドル信号IDLが入力されてい
るか否かを判断する。アイドリング状態であれば、ステ
ップ206へとその処理を移り、アイドリング状態でな
ければ、再度その処理をステップ201へと移る。
【0068】ステップ206にて、エンジン制御装置5
1は、ブレーキが作動されたか否かを判断する。即ち、
エンジン制御装置51は、ブレーキセンサ70から制動
信号が出力されたか否かを判断する。ブレーキセンサB
sからの制動信号が出力された場合には、ステップ20
7へとその処理を移る。又、ブレーキセンサBsから制
動信号が出力されていない場合には、再度ステップ20
1へと処理を移る。尚、ステップ202〜ステップ20
6にて、点火遅角制御を行うか否かを判断するための条
件判断処理を構成している。そして、各ステップ202
〜206の条件を満たす走行状態として、例えばアクセ
ルを吹かすことなくアイドリング状態での車両の走行中
にブレーキを作動させた場合が考えられる。
【0069】ステップ207にて、エンジン制御装置5
1は点火遅角制御を行う。即ち、エンジン制御装置51
は通常の点火時期を遅らせる制御を行う。この場合、エ
ンジン制御装置51はイグナイタ27に信号を送るタイ
ミングを遅らせる。
【0070】ステップ208にて、エンジン制御装置5
1はVVT遅角制御を行う。この場合、エンジン制御装
置51はOCV41を制御して、VVT30の位相位置
を変更し、その位相を最遅角位置に設定する。
【0071】ステップ209にて、エンジン制御装置5
1は計時時間Tが基準時間T2に達したか否かを判断す
る。そして、計時時間Tが基準時間T2以上である場合
には、ステップ207へその処理を戻り、計時時間Tが
基準時間T2未満である場合には、ステップ210へそ
の処理を移る。この場合、ステップ207〜ステップ2
09はトルク低減処理を構成している。
【0072】そして、エンジン制御装置51は、ステッ
プ210,211にて点火遅角制御及びVVT遅角制御
を終了し、通常の点火制御及びVVT通常制御を行う。
この図5に示すフローチャートによれば、図7のタイミ
ングチャートに示すように、例えば車両の走行中にブレ
ーキを作動させていない状態からブレーキを作動させた
時、即ち、制動を開始した時、エンジン回転数NEが所
定回転数Nx以上であれば、エンジン1のトルクを下げ
る。このため、このブレーキの作動による車両の減速が
緩やかに行われる。従って、ブレーキの作動を解除した
状態から、ブレーキを作動させた時に生じる車両に作用
する加速度が低減される。
【0073】この実施の形態によれば、以下(イ)〜
(ハ)の効果を有する。 (イ)例えば信号待ち等でブレーキを作動した状態か
ら、ブレーキの作動を解除させて自動車を発進させる
時、エンジン制御装置51はイグナイタ27及びOCV
41を制御してエンジン1のトルクを低減させる。従っ
て、ブレーキの作動を解除して、車両を発進させる時の
前後方向に作用する加速度を低減できる。このため、車
両の乗り心地を良くすることができる。
【0074】更に、このエンジン1のトルクの低減は所
定時間T1の間だけ行われる。従って、所定時間T1経
過後は通常の制御に基づくトルクを出力するので、迅速
に且つ前後方向の加速度を低減した状態で車両を発進さ
せることができる。即ち、効率良くエンジン1のトルク
を低減させる制御を行わせることができる。
【0075】(ロ)車両の走行中において、ブレーキが
作動していない状態から、ブレーキを作動させて車両を
停車させる時に、エンジン制御装置51はイグナイタ2
7及びOCV41を制御してエンジン1のトルクを低減
させる。このため、ブレーキの作動による車両の減速が
比較的緩やかに行われ、ブレーキを作動させた時の前後
方向に作用する加速度を低減でき、自動車を緩やかに停
止させることができる。
【0076】更に、このエンジン1のトルクの低減は所
定時間T2だけ行われる。従って、車両が十分に減速し
た後には通常の制御がなされるので、効率良くエンジン
1のトルクの低減を行うことができる。
【0077】(ハ)エンジン制御装置51は、点火遅角
制御及びVVT遅角制御を行うことによって容易且つ確
実にエンジン1のトルクを低減させることができる。即
ち、エンジン制御装置51は、イグナイタ27の制御タ
イミングを遅らせることにより点火プラグ9による点火
のタイミングを遅らせ、更に、吸気バルブ12の開弁タ
イミングを遅らせることによって、容易且つ確実にエン
ジン1のトルクを低減させることができる。
【0078】尚、本発明は上記実施の形態に限定される
ものではなく発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜に変
更して実施してもよい。 (1)上記実施の形態において、トルク低減処理を開始
してから所定時間T1(又はT2)を経過し、トルク低
減処理を解除する場合には、図8に示すように段階的に
トルクを回復するようにしてもよい。この場合、エンジ
ン制御装置51は所定時間T1(又はT2)に達するよ
りも前に段階的にトルク低減処理を解除する。従って、
トルク低減処理の終了時に生じるトルクの変動が緩やか
に行われ、例えば車両の発進時においてトルク低減処理
を行った場合にはよりスムーズに車両を発進させること
ができる。又、車両の走行中にトルク低減処理を行った
場合にはよりスムーズに車両を減速又は停止させること
ができる。
【0079】又、エンジン制御装置51は、所定時間T
1(又はT2)に達した後に、段階的にトルク低減処理
を行ってもよい。 (2)上記実施の形態では、ステップ109,209に
て所定時間T1,T2が計時された時に、エンジン制御
装置51は点火遅角制御及びVVT遅角制御を終了し
た。これを、エンジン制御装置51はエンジン回転数N
Eが所定回転数以下、例えば600rpm以下となった
時に点火遅角制御及びVVT遅角制御を終了させてもよ
い。
【0080】(3)上記実施の形態では、基準アイドリ
ング回転数Nxを800rpmに設定したが、適宜変更
することが可能である。例えば基準アイドリング回転数
Nxをより高速又は低速に設定してもよい。
【0081】(4)上記実施の形態において、例えばイ
ンジェクタ21を制御して燃料噴射量を調節することに
よって、エンジン1のトルクを低減させてもよい。 (5)上記実施の形態では、エンジン制御装置51が変
速機制御装置52からのシフトレンジ信号に基づいて、
自動変速機Aのシフトレンジが走行レンジであるか否か
を判断した。これを、変速機制御装置52が走行レンジ
であるか否かを判断し、走行レンジである時には、前記
シフトレンジ信号に加え、走行レンジを示す信号をエン
ジン制御装置51に出力するように構成してもよい。
【0082】(6)上記実施の形態では、スロットルバ
ルブ23のスロットル開度TAが全閉である時、スロッ
トルセンサ65がアイドル信号IDLを出力した。これ
を、スロットルバルブ23のスロットル開度TAを操作
するアクセルペダル(図示せず)が操作されていない時
に、当該アクセルペダルの操作量を検出するアクセルセ
ンサがアイドル信号IDLをエンジン制御装置51に出
力するように構成してもよい。
【0083】(7)上記実施の形態では、駆動力源とし
てエンジンを使用したが、モータを使用してもよい。上
記実施の形態から把握できる請求項以外の技術思想につ
いて、以下にその効果とともに記載する。
【0084】(1)請求項1又は2記載の発明におい
て、第1又は第2トルク制御手段(エンジン制御装置5
1)は、所定時間だけエンジン1のトルクを下げる自動
変速機の制御装置。この自動変速機の制御装置によれ
ば、効率良くエンジン1のトルクの低減を行うことがで
きる。
【0085】(2)請求項1又は2記載の発明におい
て、第1又は第2トルク制御手段は、点火遅角制御及び
VVT遅角制御を行うことによってエンジン1のトルク
を下げる自動変速機の制御装置。この自動変速機の制御
装置によれば、容易且つ確実にエンジン1のトルクを低
減させることができる。
【0086】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1記載の発明
によれば、制動手段によって車両が停止している状態か
ら、制動手段による制動を解除した場合に、エンジンの
トルクを下げることができるので、例えば車両の乗り心
地を良くできる。
【0087】請求項2記載の発明によれば、車両の走行
時に制動手段による制動をかけた時に、エンジンのトル
クを下げるので、制動時における急な前後方向の加速度
を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 エンジンの概略構成図。
【図2】 可変バルブタイミング機構を構成する概略構
成図。
【図3】 自動変速機の制御装置を示す電気ブロック
図。
【図4】 自動変速機の制御装置の作用を示すフローチ
ャート。
【図5】 自動変速機の制御装置の作用を示すフローチ
ャート。
【図6】 自動変速機の制御装置の作用を示すタイミン
グチャート図。
【図7】 自動変速機の制御装置の作用を示すタイミン
グチャート図。
【図8】 別例における自動変速機の制御装置の作用を
示すタイミングチャート図。
【符号の説明】
1…エンジン、51…モード判別手段、走行判別手段及
び停止判別手段を構成するとともに、第1,第2トルク
制御手段としてのエンジン制御装置、65…アイドリン
グ判別手段としてのスロットルセンサ、70…走行判別
手段及び停止判別手段を構成する車速センサ、Bs…制
動判別手段としてのブレーキセンサ、A…自動変速機。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動力源に連結された自動変速機の制御
    装置において、 前記車両が停止しているか否かを判断する停止判別手段
    と、 アクセル全閉状態であるか否かを判別するアクセル全閉
    判別手段と、 車両に制動をかける制動手段が作動しているか否かを判
    別する制動判別手段と、 前記車両が停止した状態であり、アクセル全閉状態であ
    るとともに、前記制動手段が作動している状態からその
    制動手段の作動が解除された時、前記駆動力源のトルク
    を下げる第1トルク制御手段とを備えた自動変速機の制
    御装置。
  2. 【請求項2】 駆動力源に連結された自動変速機の制御
    装置において、 前記車両が走行中であるか否かを判別する走行判別手段
    と、 アクセル全閉状態であるか否かを判別するアクセル全閉
    判別手段と、 車両に制動をかける制動手段が作動しているか否かを判
    別する制動判別手段と、 前記車両が走行中であり、アクセル全閉状態であるとと
    もに、前記制動手段の作動が解除された状態から制動を
    かけた状態とした時、前記駆動力源のトルクを下げる第
    2トルク制御手段とを備えた自動変速機の制御装置。
JP8049376A 1996-03-06 1996-03-06 自動変速機の制御装置 Pending JPH09242573A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009126308A (ja) * 2007-11-21 2009-06-11 Toyota Motor Corp 車両走行制御装置
JP2010159764A (ja) * 1998-11-12 2010-07-22 Renault ギアシフトの間にエンジントルクを制御する方法
JP2011256732A (ja) * 2010-06-07 2011-12-22 Jatco Ltd 車両のトルクダウン制御装置
CN106251733A (zh) * 2016-09-29 2016-12-21 天津市征创科技有限公司 一种汽车自动变速器物联网无线控制教学系统

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