JPH09239196A - 洗濯物用薬効成分の担持体 - Google Patents
洗濯物用薬効成分の担持体Info
- Publication number
- JPH09239196A JPH09239196A JP8071182A JP7118296A JPH09239196A JP H09239196 A JPH09239196 A JP H09239196A JP 8071182 A JP8071182 A JP 8071182A JP 7118296 A JP7118296 A JP 7118296A JP H09239196 A JPH09239196 A JP H09239196A
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- JP
- Japan
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- laundry
- sponge
- carrier
- components
- effect
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- Pending
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- Detail Structures Of Washing Machines And Dryers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】一般家庭等では、乳幼児の肌着や成人の中衣、
それに靴下等を更に分別して、数回に分けて各別に洗濯
機にかけるということは煩雑に過ぎるため、これを分別
せずに一気に洗濯機に投入するのが通例であった。従っ
て、1〜2種類の薬効成分を混入してなる通常の洗剤で
は、洗濯物の仕上がり効果が一律とならざるを得なかっ
たし、又、上記洗剤に含まれる薬効成分は、その大部分
が洗濯中の攪拌やすすぎによって流出し、充分な成果が
得られないという課題が見られていた。 【解決手段】一定の大きさを有する合成樹脂の連続気泡
性発泡材からなるスポンジ担持体中に、予め目的の仕上
がり効果を持つ薬効成分を含浸・担持させ、このスポン
ジ担持体の1〜複数個を洗濯物の乾燥過程において、回
転式乾燥機に投入することにより、該担持体から滲出す
る薬効成分を洗濯物の表面に転着させることを特徴とし
たものである。
それに靴下等を更に分別して、数回に分けて各別に洗濯
機にかけるということは煩雑に過ぎるため、これを分別
せずに一気に洗濯機に投入するのが通例であった。従っ
て、1〜2種類の薬効成分を混入してなる通常の洗剤で
は、洗濯物の仕上がり効果が一律とならざるを得なかっ
たし、又、上記洗剤に含まれる薬効成分は、その大部分
が洗濯中の攪拌やすすぎによって流出し、充分な成果が
得られないという課題が見られていた。 【解決手段】一定の大きさを有する合成樹脂の連続気泡
性発泡材からなるスポンジ担持体中に、予め目的の仕上
がり効果を持つ薬効成分を含浸・担持させ、このスポン
ジ担持体の1〜複数個を洗濯物の乾燥過程において、回
転式乾燥機に投入することにより、該担持体から滲出す
る薬効成分を洗濯物の表面に転着させることを特徴とし
たものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、一般家庭などに
おける衣類その他の洗濯物の乾燥時に利用され、洗濯物
に応じた所望の仕上げ効果が得られるようにした薬剤等
のスポンジ担持体に関するものである。
おける衣類その他の洗濯物の乾燥時に利用され、洗濯物
に応じた所望の仕上げ効果が得られるようにした薬剤等
のスポンジ担持体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般家庭をはじめ、ホテル、病院などで
日常行われる洗濯は、家庭用又は工業用の電気洗濯機を
使用して省力的に洗浄作業が行われ、回転式乾燥機等に
よって乾燥されるものである。この場合、洗濯物の材
質、用途等、即ちそれが乳幼児の肌着であるか、大人の
肌着、寝巻の類であるか、敷布や布団カバーであるか、
或いは足袋や靴下であるか、などによってその仕上がり
が柔軟であることを要件とするもの、芳香の発散を必要
とするもの、又は抗菌、消臭、若しくは防虫を主とする
もの等々、種々の要求があるところから、従来ではこれ
に対処すべく、予め洗剤中に漂白、柔軟、消臭等の目的
の効能を有する薬剤を混入しておくという手段が採られ
ていたのである。
日常行われる洗濯は、家庭用又は工業用の電気洗濯機を
使用して省力的に洗浄作業が行われ、回転式乾燥機等に
よって乾燥されるものである。この場合、洗濯物の材
質、用途等、即ちそれが乳幼児の肌着であるか、大人の
肌着、寝巻の類であるか、敷布や布団カバーであるか、
或いは足袋や靴下であるか、などによってその仕上がり
が柔軟であることを要件とするもの、芳香の発散を必要
とするもの、又は抗菌、消臭、若しくは防虫を主とする
もの等々、種々の要求があるところから、従来ではこれ
に対処すべく、予め洗剤中に漂白、柔軟、消臭等の目的
の効能を有する薬剤を混入しておくという手段が採られ
ていたのである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、一回の洗濯
量の少ない一般家庭等では洗濯物を更に乳幼児の肌着と
か成人の中衣、それに靴下等に分別して、数回に分けて
各別に洗濯機にかけるということは煩雑に過ぎるため、
これを分別せずに一気に洗濯機に投入するのが通例であ
った。従って、上記一種類の洗剤による洗濯だけでは、
洗濯物毎に適正な仕上がり効果が得られなかったという
のが実状である。又、上記洗濯物に目的の仕上がり効果
を付与させるための薬剤を混入してなる洗剤でも、その
薬効成分の大部分が洗濯中の水流やすすぎによって流出
し、充分な成果が得られないという課題が見られていた
のである。
量の少ない一般家庭等では洗濯物を更に乳幼児の肌着と
か成人の中衣、それに靴下等に分別して、数回に分けて
各別に洗濯機にかけるということは煩雑に過ぎるため、
これを分別せずに一気に洗濯機に投入するのが通例であ
った。従って、上記一種類の洗剤による洗濯だけでは、
洗濯物毎に適正な仕上がり効果が得られなかったという
のが実状である。又、上記洗濯物に目的の仕上がり効果
を付与させるための薬剤を混入してなる洗剤でも、その
薬効成分の大部分が洗濯中の水流やすすぎによって流出
し、充分な成果が得られないという課題が見られていた
のである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した従来
の実状に鑑み、洗濯物に上記目的の仕上がり効果を付与
するに当たり、一定の大きさを有する合成樹脂の連続気
泡性発泡材からなるスポンジ材を所望の大きさのボール
状・シート状、又はサイコロ状に成形してスポンジ担持
体とし、このスポンジ担持体の内部気泡中に予め目的の
仕上がり効果を持つ天然エキス又は化学薬剤(以下「薬
効成分」という)を沁み込ませて乾燥・担持させる。こ
のようにして得たスポンジ担持体の1〜複数個を洗濯物
の乾燥過程において、含水状態で回転式乾燥機に投入す
ることにより、該担持体から滲出する薬効成分を洗濯物
の表面に転着させるという手段を用いたのである。
の実状に鑑み、洗濯物に上記目的の仕上がり効果を付与
するに当たり、一定の大きさを有する合成樹脂の連続気
泡性発泡材からなるスポンジ材を所望の大きさのボール
状・シート状、又はサイコロ状に成形してスポンジ担持
体とし、このスポンジ担持体の内部気泡中に予め目的の
仕上がり効果を持つ天然エキス又は化学薬剤(以下「薬
効成分」という)を沁み込ませて乾燥・担持させる。こ
のようにして得たスポンジ担持体の1〜複数個を洗濯物
の乾燥過程において、含水状態で回転式乾燥機に投入す
ることにより、該担持体から滲出する薬効成分を洗濯物
の表面に転着させるという手段を用いたのである。
【0005】上記構成に係る本発明のスポンジ担持体に
よれば、予めスポンジ担持体に含浸・担持された薬効成
分が乾燥機の回転に伴って、洗濯物の表面に接触しつつ
転位する間に、その内部から滲出する薬効成分が該洗濯
物の表面に万遍なく付着、転写されるので、その薬効が
希釈されたり、流失するという不都合は全て解消される
のである。
よれば、予めスポンジ担持体に含浸・担持された薬効成
分が乾燥機の回転に伴って、洗濯物の表面に接触しつつ
転位する間に、その内部から滲出する薬効成分が該洗濯
物の表面に万遍なく付着、転写されるので、その薬効が
希釈されたり、流失するという不都合は全て解消される
のである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る上記スポンジ
担持体の1〜2の実施の形態を、図面に従って更に詳述
すると、図1は例えばポリウレタン樹脂を発泡させて連
続気泡2を有するスポンジ材を得、このスポンジ材を球
状に成形したスポンジボール1であって、その直径は家
庭用では通常5〜50mm、好ましくは10〜30mm
であるが、病院やホテル等で使用される大型乾燥機用と
しては30〜200mm、好ましくは60〜100mm
程度のものとする。このスポンジボール1に個々の洗濯
物に要求される仕上がり効能を有する薬効成分3を担持
させるに当り、その薬効成分3として植物、動物材料か
ら抽出された所謂高濃度の天然エキス、又は無機質の合
成化学薬剤等の1種または複数種を混合した10〜90
%の水溶液中に、上記スポンジボール1を浸漬するなど
して、内部気泡中に薬効成分を沈積、含有させ、而る後
に20〜120℃で低温乾燥させたものである。
担持体の1〜2の実施の形態を、図面に従って更に詳述
すると、図1は例えばポリウレタン樹脂を発泡させて連
続気泡2を有するスポンジ材を得、このスポンジ材を球
状に成形したスポンジボール1であって、その直径は家
庭用では通常5〜50mm、好ましくは10〜30mm
であるが、病院やホテル等で使用される大型乾燥機用と
しては30〜200mm、好ましくは60〜100mm
程度のものとする。このスポンジボール1に個々の洗濯
物に要求される仕上がり効能を有する薬効成分3を担持
させるに当り、その薬効成分3として植物、動物材料か
ら抽出された所謂高濃度の天然エキス、又は無機質の合
成化学薬剤等の1種または複数種を混合した10〜90
%の水溶液中に、上記スポンジボール1を浸漬するなど
して、内部気泡中に薬効成分を沈積、含有させ、而る後
に20〜120℃で低温乾燥させたものである。
【0007】而して、上記スポンジボール1に担持させ
る上記薬効成分3の内、植物性の天然エキスとしては、
桧、ラベンダーなどが気分をリラックスさせる芳香性を
有するものとして知られており、又、安眠効果にはヒバ
などの樹液が多用される。又、衣服等をふっくらさせる
柔軟効果を有するものとして、米糠エキス、ヨモギエキ
スの他、コラーゲン等を含浸させるのがよい。更に靴
下、下着等の洗濯物に消臭性を保持させる手段として、
笹、フキ、ヨモギまたはドクダミ等の抽出エキスが有効
である他、タオルやガーゼ等に抗菌性能を付与するには
ヒノキチオールの含まれたヒバ油で加工をしたものが効
果的であった。
る上記薬効成分3の内、植物性の天然エキスとしては、
桧、ラベンダーなどが気分をリラックスさせる芳香性を
有するものとして知られており、又、安眠効果にはヒバ
などの樹液が多用される。又、衣服等をふっくらさせる
柔軟効果を有するものとして、米糠エキス、ヨモギエキ
スの他、コラーゲン等を含浸させるのがよい。更に靴
下、下着等の洗濯物に消臭性を保持させる手段として、
笹、フキ、ヨモギまたはドクダミ等の抽出エキスが有効
である他、タオルやガーゼ等に抗菌性能を付与するには
ヒノキチオールの含まれたヒバ油で加工をしたものが効
果的であった。
【0008】この他、化学薬剤については、上記効能以
外にも種々の効果が期待できる薬剤が広く知られている
が、本発明では、これらを適宜上述したスポンジボール
1に含浸、担持させて低温乾燥すればよいのである。
外にも種々の効果が期待できる薬剤が広く知られている
が、本発明では、これらを適宜上述したスポンジボール
1に含浸、担持させて低温乾燥すればよいのである。
【0009】以上、ポリウレタン樹脂発泡体を所定大の
球状としたスポンジボールについて述べたが、連続気泡
体であれば、ウレタン系樹脂に限られず、他の合成樹脂
の発泡材が利用できるし、又、各種薬効成分3の担持体
としては、上記球状に成形されたスポンジボールの他、
厚さ1〜100mm、好ましくは20〜50mmで適当
な拡がりを有するシート状のものであっても、又は適当
な大きさのサイコロ形のものであっても、本発明が期待
する作用効果が得られるのである。
球状としたスポンジボールについて述べたが、連続気泡
体であれば、ウレタン系樹脂に限られず、他の合成樹脂
の発泡材が利用できるし、又、各種薬効成分3の担持体
としては、上記球状に成形されたスポンジボールの他、
厚さ1〜100mm、好ましくは20〜50mmで適当
な拡がりを有するシート状のものであっても、又は適当
な大きさのサイコロ形のものであっても、本発明が期待
する作用効果が得られるのである。
【0010】更に又、上記スポンジ担持体には、それに
担持させた薬効成分の種類別に非水溶性の染料等による
着色を施しておくことにより、洗濯物に目的の仕上がり
効果を付与させる上で、スポンジ担持体の選択に好都合
である。
担持させた薬効成分の種類別に非水溶性の染料等による
着色を施しておくことにより、洗濯物に目的の仕上がり
効果を付与させる上で、スポンジ担持体の選択に好都合
である。
【0011】次に、上述したように、種々の薬効成分3
を担持・乾燥させた各種のスポンジ担持体の実施例につ
いて述べると、 シャツに柔軟性を付与させる目的で、予め米糠エキ
スとコラーゲンを混合した水溶液に、直径50mmのス
ポンジボール1を浸漬・乾燥させたもの5個を用意し、
別途通常の洗剤を用いて洗濯機内で洗浄したシャツ20
枚を回転式乾燥機に入れ、その乾燥過程において、上記
5個のスポンジボール1を水に浸すなどして含水状態と
した上、該回転式乾燥機内に投入して、所定の時間乾燥
したものを5名のモニターに着用させたところ、その全
員が通常の洗濯物とは異なった肌ざわりの良さと柔らか
さがあることを証言した。
を担持・乾燥させた各種のスポンジ担持体の実施例につ
いて述べると、 シャツに柔軟性を付与させる目的で、予め米糠エキ
スとコラーゲンを混合した水溶液に、直径50mmのス
ポンジボール1を浸漬・乾燥させたもの5個を用意し、
別途通常の洗剤を用いて洗濯機内で洗浄したシャツ20
枚を回転式乾燥機に入れ、その乾燥過程において、上記
5個のスポンジボール1を水に浸すなどして含水状態と
した上、該回転式乾燥機内に投入して、所定の時間乾燥
したものを5名のモニターに着用させたところ、その全
員が通常の洗濯物とは異なった肌ざわりの良さと柔らか
さがあることを証言した。
【0012】 又、着用後の靴下について洗濯後の消
臭性を試す目的で、笹とドクダミからの抽出エキスを薬
効成分3’とし、その溶液を含浸・乾燥してなる厚さ1
0mm、縦50mm、横巾30mmのスポンジシート
1’を準備し、前以って一般洗剤で洗浄した上記靴下3
0枚の乾燥時に、含水状態とした上記スポンジシート3
枚を回転式乾燥機中に投入して、一定時間乾燥させ、3
0人のモニターに16時間継続して履かせたところ、全
く不快臭が発生しないことが判明した。
臭性を試す目的で、笹とドクダミからの抽出エキスを薬
効成分3’とし、その溶液を含浸・乾燥してなる厚さ1
0mm、縦50mm、横巾30mmのスポンジシート
1’を準備し、前以って一般洗剤で洗浄した上記靴下3
0枚の乾燥時に、含水状態とした上記スポンジシート3
枚を回転式乾燥機中に投入して、一定時間乾燥させ、3
0人のモニターに16時間継続して履かせたところ、全
く不快臭が発生しないことが判明した。
【0013】 更に、比較的大きい布地とタオル地3
点について、抗菌性を付与する目的で洗浄後の布地等の
乾燥段階で、一辺が50mmのサイコロ状に成形した角
型スポンジ体1”に、予めヒノキチオールを含んだヒバ
油加工を施した薬効成分3”を含浸・乾燥させたもの3
個を回転乾燥機内に投入して上記洗濯物を乾燥させ、こ
の布地及びタオル地をシェークフラスコ法を用いて抗菌
測定を行った結果、滅菌率95%という高い抗菌性が認
められた。
点について、抗菌性を付与する目的で洗浄後の布地等の
乾燥段階で、一辺が50mmのサイコロ状に成形した角
型スポンジ体1”に、予めヒノキチオールを含んだヒバ
油加工を施した薬効成分3”を含浸・乾燥させたもの3
個を回転乾燥機内に投入して上記洗濯物を乾燥させ、こ
の布地及びタオル地をシェークフラスコ法を用いて抗菌
測定を行った結果、滅菌率95%という高い抗菌性が認
められた。
【0014】
【発明の効果】以上、詳述したところから既に明らかで
あるように、本発明の上記目的の仕上がり効果を有する
薬効成分、即ち動植物性のエキス又は化学薬剤を含浸・
担持せしめてなるスポンジ担持体によれば、その複数個
を洗濯物の乾燥段階において、回転式乾燥機中に投入し
て洗濯物を乾燥させる間に、スポンジ担持体内の薬効成
分が滲出して、万遍なく洗濯物表面に接触、転写され、
確実に目的の仕上がり効果が得られるという、格別に新
規な作用、効果が得られるものである。
あるように、本発明の上記目的の仕上がり効果を有する
薬効成分、即ち動植物性のエキス又は化学薬剤を含浸・
担持せしめてなるスポンジ担持体によれば、その複数個
を洗濯物の乾燥段階において、回転式乾燥機中に投入し
て洗濯物を乾燥させる間に、スポンジ担持体内の薬効成
分が滲出して、万遍なく洗濯物表面に接触、転写され、
確実に目的の仕上がり効果が得られるという、格別に新
規な作用、効果が得られるものである。
【0015】又、この方法によれば、洗濯物に対する薬
効成分の付加を、洗浄後の乾燥段階で行うようにしたの
で、洗濯機から取り出した衣類等を要求される仕上がり
効果別に分割して、乾燥機に入れることが簡単に行える
だけでなく、従来洗剤に含まれていた柔軟剤、芳香成分
又は抗菌剤等の薬効成分のように、洗濯機内で水流によ
って希釈、流出することなく、僅少の薬効成分を高率で
洗濯物に付着させ、それぞれが目的とする仕上がり効果
を最大限に発揮させ得るという、優れた効果が齎らされ
るものである。
効成分の付加を、洗浄後の乾燥段階で行うようにしたの
で、洗濯機から取り出した衣類等を要求される仕上がり
効果別に分割して、乾燥機に入れることが簡単に行える
だけでなく、従来洗剤に含まれていた柔軟剤、芳香成分
又は抗菌剤等の薬効成分のように、洗濯機内で水流によ
って希釈、流出することなく、僅少の薬効成分を高率で
洗濯物に付着させ、それぞれが目的とする仕上がり効果
を最大限に発揮させ得るという、優れた効果が齎らされ
るものである。
【0016】この他、本発明のスポンジ担持体は、一回
の使用によって気泡内に含浸された薬効成分は滲出して
使い果たされるが、それら使用済みのスポンジ担持体
は、既述した手法を用いて再び所望の薬効成分を含浸・
担持させることで、繰り返し使用が可能であり、極めて
経済的である。
の使用によって気泡内に含浸された薬効成分は滲出して
使い果たされるが、それら使用済みのスポンジ担持体
は、既述した手法を用いて再び所望の薬効成分を含浸・
担持させることで、繰り返し使用が可能であり、極めて
経済的である。
【図1】スポンジボールの一部を切欠して示す正面図
【図2】スポンジシートの一部を切欠して示す正面図
【図3】角型スポンジ体の一部を切欠して示す斜視図
1 スポンジボール 1’ スポンジシート 1” 角型スポンジ体 2 連続気泡 3・3’・3” 薬効成分
Claims (1)
- 【請求項1】一定の大きさを有する合成樹脂の連続気泡
性発泡材からなるスポンジ担持体中に、予め目的の仕上
がり効果を持つ薬効成分を含浸・担持させ、このスポン
ジ担持体の1〜複数個を洗濯物の乾燥過程において、回
転式乾燥機に投入することにより、該担持体から滲出す
る薬効成分を洗濯物の表面に転着させることを特徴とし
た洗濯物用薬効成分の担持体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8071182A JPH09239196A (ja) | 1996-03-01 | 1996-03-01 | 洗濯物用薬効成分の担持体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8071182A JPH09239196A (ja) | 1996-03-01 | 1996-03-01 | 洗濯物用薬効成分の担持体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09239196A true JPH09239196A (ja) | 1997-09-16 |
Family
ID=13453266
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8071182A Pending JPH09239196A (ja) | 1996-03-01 | 1996-03-01 | 洗濯物用薬効成分の担持体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09239196A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20110030233A1 (en) * | 2006-01-09 | 2011-02-10 | The Dial Corporation | Dryer device with end of use indicator |
-
1996
- 1996-03-01 JP JP8071182A patent/JPH09239196A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20110030233A1 (en) * | 2006-01-09 | 2011-02-10 | The Dial Corporation | Dryer device with end of use indicator |
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