JPH092383A - Rovの自動制御方法 - Google Patents

Rovの自動制御方法

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JPH092383A
JPH092383A JP7159418A JP15941895A JPH092383A JP H092383 A JPH092383 A JP H092383A JP 7159418 A JP7159418 A JP 7159418A JP 15941895 A JP15941895 A JP 15941895A JP H092383 A JPH092383 A JP H092383A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 周期的な外乱中でのROVの動きを予測し、
適正に制御できるROVの自動制御方法を提供する。 【構成】 深度などの潜水状態をセンサ16で検出し、
深度などの目標値に対するセンサ16の出力値の誤差よ
りPIDコントローラ21で第1の操作量UPID を決定
すると共にROV20を操作し、その操作に基づく外乱
中でのROV運動特性をニューロ予測モデル22で学習
してモデル化すると共にその出力をFFTアナライザー
30で解析し、これを外乱モデルとしてニューロコント
ローラ23に入力し、その後、実際のROVの深度、速
度及び加速度と目標値との偏差よりニューロ予測モデル
で誤差信号を計算し、その誤差信号よりニューラルネッ
トワークによるニューロコントローラ23の制御パラメ
ータを調整して第2の操作量Unnを決定し、第1の操作
量UPID と第2の操作量Unnを足し合わせてROV20
の最終操作量とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ROV(有索式無人潜
水機)の自動制御方法に係り、特に周期的な外乱等に対
してROVの位置を適正に制御できるROVの自動制御
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ROV(Remotely Operated Vechicle)
は、水中での作業や調査などに用いられる有索式無人潜
水機である。
【0003】通常、ROVは母船上のオペレーターによ
り手動操作されるが、遠隔操作するため操縦は困難であ
る。このようなROVの操縦に関するオペレータの負担
を軽減するため、古典的制御理論による自動制御方法が
搭載されている。
【0004】この従来の自動制御方法では、ROVが遭
遇する環境を予測してパラメータを調整する必要があ
る。
【0005】この自動制御方法として、図10に示すP
ID自動制御方法があり、例えば目標値である深度をP
IDコントローラ40に入力すると、ROV42からの
現在の深度と目標深度の誤差を求め、これに適切な係数
aをかけた値を操作量1とし、また現在のROVの速度
に適切な係数bをかけた値を操作量2とし、さらに制御
を開始した時刻から現在までの各時刻における目標深度
とROVの深度の誤差に適切な係数cをかけた値を制御
開始時刻から現在まで積分した値を操作量3とし、これ
らの操作量1,2,3を足し合わせて現在から微少時間
後の操作量とするPID制御を行っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この制
御は、過去のROVの状態より操作量を決定するため、
水中でROVが遭遇する環境(波浪外力、潮流を受ける
環境等)、特に周期的な外乱が加わる場合には、ROV
を一定の深度に制御することはできない。すなわち、水
中でROVが遭遇する環境は未知であり、従来の自動制
御方法では、上記係数a,b,cは、ROVがある一定
の条件下にあるとして設定しており、周期的な外乱を伴
う制御では、上記係数a,b,cの適切な設定は困難で
あり、また係数の調整も困難である。また仮に、ある外
乱に対して係数a,b,cを適切に調整したとしても、
自然環境下での外乱は様々に変化し、それを的確に予測
することは非常に困難である。そのため、従来の自動制
御方法で全ての環境に適応するような制御方法を構成す
ることは困難であった。
【0007】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
し、周期的な外乱を予測し、その予測に基づいてROV
を適性に制御できるROVの自動制御方法を提供するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、水中などを潜水するためのスラスターを備
えたROVの自動制御方法において、ROVの深度など
の潜水状態をセンサで検出し、深度などの目標値に対す
る上記センサの出力値の誤差よりPIDコントローラで
第1の操作量を決定すると共にその第1の操作量でRO
Vを操作し、その操作に基づく外乱中でのROV運動特
性をニューロ予測モデルで学習してモデル化すると共に
そのROVの出力をFFTアナライザーで解析し、これ
を外乱モデルとして上記ニューロコントローラに入力
し、その後、実際のROVの深度、速度及び加速度と目
標値との誤差信号を計算し、その誤差信号よりニューラ
ルネットワークによるニューロコントローラの制御パラ
メータを調整して第2の操作量を決定し、上記第1の操
作量と第2の操作量を足し合わせてROVの最終操作量
とするようにしたものである。
【0009】
【作用】上記構成によれば、先ずPIDコントローラに
よる制御に基づく予測モデルによる出力である深度と速
度と加速度と実際のROVの状態から得られる深度と速
度と加速度の偏差より外乱中でのROVの運動特性をニ
ューロ予測モデルが学習し、その予測モデルを用いてR
OVの状態と目標値との誤差より誤差信号を作り出して
これによりニューロコントローラが学習してその制御パ
ラメータを調節することで、外乱に対してROVを適確
に制御することができる。この際、ROVの出力をFF
Tアナライザーで解析して外乱モデルをニューロコント
ローラに入力することで、外乱に対応した制御が行え
る。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面に基づい
て詳述する。
【0011】先ず、本発明におけるROV(有索式無人
潜水機)の構成を図2により説明する。図2において、
(a)は側面図、(b)は底面図を示す。
【0012】潜水機体10は、図では省略しているが、
母船からのケーブルが接続されている。潜水機体10に
は、機体10を上下方向に推進する3基のスラスター1
1と前後に推進するための2基のスラスター12と左右
に方向転換するためのスラスタ13が設けられ、これら
がそれぞれ正逆転モータ14で駆動されるようになって
いる。
【0013】潜水機体10の前方側上部には、機体10
の深度を検出する深度センサ15が設けられる。また潜
水機体10には水中に音を発するピンガー16が設けら
れ、このピンガー16で発した音を海上の母船側で3点
計測して潜水機体10の位置を検出するようになってい
る。
【0014】この潜水機体10は、例えばTVカメラな
どを備えており、TVカメラを見ながら種々の水中作業
が母船側の遠隔操作で行えるようになっている。
【0015】この水中作業を浅水域で行う場合、潜水機
体10には、波の揺動による周期的な上下動や前後左右
の横揺れが外乱として加わるが、これら外乱が加わって
も潜水機体10を静止状態に保って作業を行う必要があ
る。
【0016】この潜水機体10の自動制御方法を説明す
る。
【0017】先ず潜水機体10を外乱に対して静止状態
に保つには、外乱を打ち消すように上記各スラスター1
1〜13の正逆回転方向とその回転数を制御すればよい
が、古典的制御方法ではこれら外乱を予測してシステム
のパラメータを自動的に調整して制御することは困難で
ある。
【0018】そこで本発明は、目標出力に対してシステ
ムのパラメータを自動的に調整する機能(学習機能)を
有するニューラルネットワークによる制御システムと古
典制御理論による制御システムを並列に用いた制御シス
テムであるRANC(RobustAdaptive Neural-net Cont
roller )をROVの運動制御に適用して自動制御シス
テムを構成したものである。
【0019】図1は、本発明の制御方法のブロックダイ
アグラムで、20は制御対象であるROV、21はPI
Dコントローラ、22はニューロ予測モデル、23はニ
ューロコントローラ、24はオシレータ,25,26,
27は加算器,28は外乱、30はFFTアナライザー
(高速フーリエ変換アナライザー)である。
【0020】先ず、PIDコントローラ21には、加算
器25に加えられたROV20の出力yと目標値oとの
偏差信号sが入力され、その偏差及び偏差の微分、積分
を用いて第1の操作量UPID を加算器26に出力する。
【0021】ニューロ予測モデル22は、ROV20が
遭遇した環境(外乱)におけるROVの運動特性をモデ
ル化するニューラルネットワークである。このネットワ
ークはROVに与えられる操作量と同じ入力が与えられ
た場合に、ROVの応答と同様の出力(深度,速度と加
速度)をするように内部パラメータが調整される。また
誤差信号Eが、このネットワークを用いてROVの応答
と目標値の偏差より生成される。すなわち、ニューロ予
測モデル22には、PIDコントローラ21の第1の操
作量UPID とニューロコントローラ23の第2の操作量
Unnとが加算器26で足し合わされた最終操作量Uo が
入力されると共にROV20の出力yが入力され、先ず
第1の操作量PID に対するROV20の外乱中での応答
を学習する。つまり、予測モデルによる深度,速度と加
速度を加算器27に出力し、加算器27に入力される実
際のROV20の深度,速度と加速度との偏差より予測
モデル内部の係数を調節して外乱中でのROVの運動特
性をモデル化(学習)する。予測モデルは、実際のRO
Vの深度,速度と加速度と目標値との偏差より誤差信号
を作り出す。
【0022】ニューロコントローラ23は、ROVが遭
遇した環境でROVを最適にコントロールできるコント
ローラを生成するニューラルネットワークである。ニュ
ーロ予測モデル22が生成した誤差信号Eを用いて自動
的に内部のパラメータを調整(学習)し、ROVスラス
ター11〜13を制御するための最適なコントローラを
生成する。
【0023】FFTアナライザ30は、ROV出力の周
波数成分を予め解析する。またオシレータは、外乱28
に対してROV20が最適に制御される際に、FFTア
ナライザ30が解析した周波数成分の正弦波を生成して
ニューロコントローラ23に出力29する。
【0024】この際、FFTアナライザー30には、R
OV20の出力yが入力され、これをFFTアナライザ
ー30で高速フーリエ変換して、主要な周波数成分を抽
出し、これをオシレータ24に出力することで外乱モデ
ルを作成する。
【0025】以下に制御の基本的動作を順に説明する。
【0026】(1) PIDコントローラ21による制御 ニューロ予測モデルネットワーク及びコントローラネッ
トワークの内部のパラメータには、初期値として微小で
ランダムな値を与えるため、それぞれのネットワークは
学習前には微小な出力しかしない。
【0027】ROV20のスラスタ11〜13への操作
量は、コントローラネットワークの出力(第2の操作
量)とPIDコントローラの出力(第1の操作量)を足
し合わせた値(最終操作量)である。このため、コント
ローラネットワークが十分学習する前はPIDコントロ
ーラ21がROV20の制御を行う。
【0028】(2) ニューロ予測モデル22の学習 PIDコントローラ21が外乱中のROV20を制御し
ている状態で、予測モデルネットワークはROVスラス
タへの操作量とROVの応答関係(すなわちROVの深
度,速度,加速度など)を学習する。
【0029】(3) コントローラネットワークの学習 予測モデルネットワークがROVの運動特性と外乱を十
分に学習した後にROV出力と目標値の誤差から生成す
る誤差信号Eにより、コントローラネットワークが学習
し、最適なコントローラを自動的に生成する。
【0030】(4) コントローラネットワーク23による
制御 コントローラネットワークが最適なコントローラを学習
により自動的に生成するとフィードバックされる値が減
衰する。このためPIDコントローラの出力が減衰さ
れ、ROVスラスタへの操作量は、コントローラネット
ワークとPIDコントローラの和であるので、最終的に
ROVはコントローラネットワークのみにより制御され
ることになる。
【0031】次にニューラルネットワークの学習を更に
詳しく説明する。
【0032】ニューラルネットワークはAI技術の1つ
で、脳の神経回路網の機能を数値化した情報処理システ
ムである。
【0033】このニューラルネットワークの基本を図3
により説明する。
【0034】図3(a),(b)に示すように、プロセ
ッシングエレメント30を多数、結合させて構成する。
ここではプロセッシングエレメントを層状に並べるPD
P(Parallel Distributed Processing )タイプのニュ
ーラルネットワークを用いた。
【0035】このプロセッシングエレメントは、数1,
数2に示す処理を行う要素である。
【0036】
【数1】
【0037】
【数2】
【0038】但し、iはいま考えている層のプロセッシ
ングエレメント番号を示し、jは1つ前のプロセッシン
グエレメント番号を示す。またoはプロセッシングエレ
メントの出力を表し、θはオフセットと呼ばれる変数で
ある。fは任意の連続な関数で、通常シグモイド関数が
用いられる。
【0039】各プロセッシングエレメントからの出力は
数1に示すように変数wijを掛けて他のプロセッシング
エレメントへの入力とされる。この変数wijを重みと呼
ぶ。この重みがニューラルネットワーク内部の調整すべ
きパラメータである。
【0040】図3のネットワークにおいて最も左の入力
層に入力値が与えられると、以上のような処理が中間層
を通して右の出力層へと順に行われる。
【0041】ニューラルネットワークの学習(重みの調
整)は誤差逆伝搬学習アルゴリズムにより行う。ネット
ワークからの出力ok と本来のネットワークに出力して
欲しい値(教師データ)Yk との誤差Eを数3で評価す
る。
【0042】
【数3】
【0043】この誤差が減少するように重みの更新量Δ
wijを数4により決定して重みを更新する。(最急降下
法)
【0044】
【数4】
【0045】ここで、ηは学習係数と呼ばれ、重みの更
新量を決定する係数である。
【0046】さて、図1に示したシステムを構成するニ
ューラルネットワークを図4で説明する。
【0047】先ず、コントローラネットワーク23Nに
は、ROV速度とオシレータ24からの周期成分(si
nωt)が入力されて、第2の操作量Unnが出力され、
ニューロ予測モデルネットワーク22Nには、PIDコ
ントローラ21の第1の操作量UPID と、ニューロコン
トローラ23の第2の操作量UnnとROV20の深度な
どの位置情報Ztが入力され、それら入力に基づいてR
OVの深度,速度,加速度の予測値を出力する。予測モ
デルネットワークは、この予測値と目標値の誤差より誤
差信号を生成する。
【0048】ここで、ニューロ予測モデルネットワーク
が誤差信号を生成するために行う処理は、数5に示すよ
うに上記数4の偏微分の項を展開することにより得られ
る。
【0049】
【数5】
【0050】ここで、uはuPID とunnを足し合わせた
値である。
【0051】数5において、ニューロ予測モデルネット
ワークが行うべき計算は、ok をuで偏微分した部分で
ある。この部分をヤコビアンと呼ぶ。
【0052】ヤコビアンを計算するために必要なニュー
ロ予測モデルネットワーク内の部分はROVスラスタへ
の操作量の入力とニューロ予測モデルネットワークの出
力を結合する部分である。この部分の重みを十分学習し
て正しい誤差信号を生成するためには、この部分の重み
が、十分に大きくなるように学習する必要がある。ま
た、ヤコビアンが十分に大きく得られるように、ニュー
ロ予測モデルネットワークを構成する必要がある。
【0053】ニューロコントローラネットワークの特徴
は入力としてフィードバックされた制御対象の状態量の
他にオシレータ要素が含まれることである。入力にオシ
レータを含まねばならない理由は、層構造のニューラル
ネットワークでは自律的に周期的な出力を発生すること
ができないため、FFTアナライザ30により周波数成
分を解析し、これをオシレータ24を介して外乱の周期
成分を持つ正弦波としてコントローラ21に入力しなけ
ればならないからである。
【0054】この場合、図5,図6に示すようなオシレ
ータエレメントの数(例えば3,5)にすることで、よ
り外乱に近い外乱モデルとすることができる。
【0055】次に、図1に示した本発明の自動制御方法
と図10で説明した従来の制御方法でそれぞれROVの
運動モデルを制御したシミュレーション結果を説明す
る。
【0056】図7,図8は本発明の自動制御方法の結果
で、図7は、図4で説明したようにオシレータが1個の
場合、図8はオシレータが5個の場合のグラフを示し、
図11は従来のシステムの結果を示すグラフである。
【0057】先ず従来の図11において、(a)はPI
Dコントローラの出力(操作量)Upid変化、(b)
はROVの深度変化、(c)はROVの速度変化、
(d)は不規則波による外力を示している。
【0058】また同様に本発明の図7,図8において、
(a)はPIDコントローラの出力(第1の操作量)U
pid変化、(b)はROVの深度変化、(c)はRO
Vの速度変化、(d)は図7では規則波による外力、図
8では不規則波による外力、(e)はニューロコントロ
ーラの操作量変化(第2の操作量)Unnを示してい
る。
【0059】この図11からPIDコントローラのみで
は、不規則波中のROVの深度を目標値に維持すること
ができないことが分かる。
【0060】これに対して本発明においては、図7
(e),図8(e)に示すようにはじめ数十秒程度、ニ
ューロコントローラの操作量を略ゼロとして学習した後
は、徐々にその第2の操作量Unnが増えていき、
(a)に示すPIDコントローラの出力Upidは徐々
に少なくなって最終的に操作量がゼロ近くとなり、また
(b)に示すようにROVの深度変化も小さくなってい
ることがわかる。
【0061】また図8は5個のオシレータを用いてお
り、外乱の学習に時間がかかるが、より複雑な波形の外
乱に対応することができる。
【0062】図9は、オシレータが5個の場合の学習前
(a)と学習後(b)の深度変化をFFT解析して周波
数分布を求めたもので、データは0〜204.8sec
の深度を0.1secごとにサンプリング(個数=20
48)したものを解説したものであり、学習効果が現れ
ていることが判る。
【0063】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、従来のP
ID制御では、外乱に対してROVを一定に制御するこ
とが困難であったが、本発明のPIDとニューラルネッ
トワークを並列に用いる制御スシテムにより、ROVが
外乱中にあっても適確に制御することが可能となると共
に外乱を学習して外乱を打ち消すモデルを確実に生成で
き、より安定した制御が行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】本発明におけるROVの詳細を示し、(a)は
側面図、(b)は平面図を示す。
【図3】ニューラルネットワークとプロセッシングエレ
メントの詳細を示す図である。
【図4】図1のニューラルネットワークの構成を示す図
である。
【図5】図4のニューラルネットワークの他の構成を示
す図である。
【図6】図4のニューラルネットワークの他の構成を示
す図である。
【図7】本発明の制御方法を用いたシミュレーション結
果を示す図である。
【図8】本発明の制御方法を用いた他のシミュレーショ
ン結果を示す図である。
【図9】図8のニューラルネットワークの学習効果を示
す図である。
【図10】従来の制御方法のブロック図である。
【図11】従来の制御方法を用いたシミュレーション結
果を示す図である。
【符号の説明】
20 ROV 21 PIDコントローラ 22 ニューロ予測モデル 23 ニューロコントローラ 24 オシレータネットワーク 30 FFTアナライザー
フロントページの続き (72)発明者 木通 秀樹 東京都江東区豊洲三丁目1番15号 石川島 播磨重工業株式会社東二テクニカルセンタ ー内 (72)発明者 村山 茂樹 東京都江東区豊洲三丁目1番15号 石川島 播磨重工業株式会社東二テクニカルセンタ ー内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水中などを潜水するためのスラスターを
    備えたROVの自動制御方法において、ROVの深度な
    どの潜水状態をセンサで検出し、深度などの目標値に対
    する上記センサの出力値の誤差よりPIDコントローラ
    で第1の操作量を決定すると共にその第1の操作量でR
    OVを操作し、その操作に基づく外乱中でのROV運動
    特性をニューロ予測モデルで学習してモデル化すると共
    にそのROVの出力をFFTアナライザーで解析し、こ
    れを外乱モデルとして上記ニューロコントローラに入力
    し、その後、実際のROVの深度,速度及び加速度と目
    標値との誤差信号を計算し、その誤差信号よりニューラ
    ルネットワークによるニューロコントローラの制御パラ
    メータを調整して第2の操作量を決定し、上記第1の操
    作量と第2の操作量を足し合わせてROVの最終操作量
    とすることを特徴とするROVの自動制御方法。
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