JPH09238305A - コピーガード発生装置 - Google Patents

コピーガード発生装置

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Publication number
JPH09238305A
JPH09238305A JP8043822A JP4382296A JPH09238305A JP H09238305 A JPH09238305 A JP H09238305A JP 8043822 A JP8043822 A JP 8043822A JP 4382296 A JP4382296 A JP 4382296A JP H09238305 A JPH09238305 A JP H09238305A
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JP
Japan
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signal
timing
image data
copy guard
period
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Application number
JP8043822A
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English (en)
Inventor
Shinji Yoda
信治 依田
Koichi Kurihara
弘一 栗原
Shuji Abe
修司 阿部
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Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】受信側装置を簡単な構成にする。 【解決手段】送信側のタイミング発生回路12は入力され
た画像データの付加情報伝送期間を示すタイミング信号
を発生する。また、コピーガード信号発生回路13は、タ
イミング信号のタイミングでコピーガード信号のディジ
タル値を発生する。選択器14は付加情報伝送期間にコピ
ーガード信号のディジタル値を選択し、他のタイミング
で入力端子11からの画像データを選択して出力する。入
力画像データの付加情報伝送期間内にコピーガード信号
を挿入するべき垂直ブランキング期間が含まれており、
送信側において、付加情報伝送期間にコピーガード信号
のディジタル値を多重することにより、受信側におい
て、コピーガード信号が多重された画像信号を得ること
ができる。受信側においてコピーガード信号発生回路は
不要であり、ハードウェア規模を縮小することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ITU−R656
規格のディジタル画像データを例えばNTSC方式及び
PAL方式等のアナログ映像信号に変化するものに好適
なコピーガード発生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、画像のディジタル処理が普及して
きている。例えば、放送用のVTR(ビデオテープレコ
ーダ)としては、ディジタル規格のD1ディジタルVT
Rが用いられている。このD1ディジタルVTRにおい
ては、コンポーネント符号化を採用したディジタル画像
データの伝送規格であるITU(国際電気通信連合)−
R656形式による画像データの伝送方式を採用してい
る。
【0003】ITU−R656形式は、映像データを標
本化周波数13.5MHzで標本化して得た8ビットの
輝度信号Yと6.75MHzで標本化して得た8ビット
の2つの色差信号Cr,Cbとを時分割で交互に多重し
ている。また、ITU−R656形式では、複数のリソ
ースからの映像信号のミキシング及び特殊効果等の信号
処理を考慮して符号構成が規格化されており、映像信号
の垂直及び水平走査期間(以下、ディジタルアクティブ
ラインという)に画像データを伝送するようになってい
る。また、タイミング基準を得るために、ディジタルア
クティブラインの前後には、4ワード構成のSAV(St
art of Active Video)又はEAV(Endof Active Vide
o)が挿入される。
【0004】ところで、放送局のD1ディジタルVTR
によって記録された映像データをアナログ映像信号に変
換し、民生用のアナログVTRによって再生可能なテー
プに記録することが考えられる。この場合において、ビ
デオテープに記録された情報の著作権を保護するため
に、ビデオ信号にコピーを防止するためのコピーガード
処理を施すことがある。
【0005】コピーガード処理においては、ビデオテー
プに記録されたアナログビデオ信号にコピーガード信号
を重畳することにより修正ビデオ信号を生成する。修正
ビデオ信号は元の情報を含んでおり、修正ビデオ信号を
VTR(ビデオテープレコーダ)によって再生した場合
には、VTRからの再生信号を通常のテレビジョン受像
機において表示させることにより、元の情報を正常に画
像表示することができる。しかし、修正ビデオ信号を他
のVTRによって記録すると、記録データからは元の情
報を正常に再現することができないようになっている。
【0006】図7及び図8はこのようなコピーガード信
号発生装置によって作成された修正ビデオ信号を説明す
るための説明図である。
【0007】コピーガード信号発生装置においては、ビ
デオテープに記録されたアナログ画像信号の同期信号を
検出し、検出した同期信号の垂直ブランキング期間にお
いてコピーガード信号を重畳している。このような装置
は、特開昭61−288582号公報等において開示さ
れている。
【0008】図7は通常のビデオ信号にコピーガード信
号を重畳した状態の垂直ブランキング期間の等化期間の
波形を示している。等化期間においては、1/2水平同
期期間(約63.55μ秒)毎に等化パルス1を有して
いる。等化パルス1は、帰線消去基準レベルから同期チ
ップレベルまで立下る負極性のパルスである。等化パル
ス相互間には負極性の疑似同期パルス2及び正極性のA
GCパルス3によって構成される複数のパルスペアが挿
入される。
【0009】また、図8は、ポーチ部分にカラーバース
ト4が重畳された水平同期パルス5を有する垂直ブラン
キング期間内における所定の水平期間を示している。
【0010】水平同期パルス5相互間には、疑似同期パ
ルス2及びAGCパルス3によって構成されるパルスペ
アが挿入されている。
【0011】疑似同期パルス2は、帰線消去基準レベル
から同期チップレベルまで立下る負極性のパルスであ
り、少なくとも0.5μ秒の間低レベルを維持する。正
極性のAGCパルス3は直前の疑似同期パルス2と一対
に設けられ、その振幅は帰線消去基準レベルからピーク
ホワイトレベルまで到達する。
【0012】一般的なVTRにおいては、自動利得制御
ループ(AGCループ)回路を有している。AGCルー
プ回路は等化パルス1と疑似同期パルス2とを識別する
ことができない。このため、コピーガード信号が重畳さ
れた修正ビデオ信号が入力された場合には、正常に同期
をとることができず、AGCループ回路はAGCパルス
3の影響によって記録信号標準レベルを著しく変化させ
る。これにより、記録時の映像信号は元のレベルと異な
ると共に不安定となり、正常な映像記録が行われない。
【0013】なお、ビデオテープのコピーを確実に阻止
するために、AGCパルスとしては、修正ビデオ信号を
伝送する媒体のクリッピングレベルに到達する振幅に設
定される。通常、クリッピングレベルは、ピークホワイ
トレベルの100乃至125%の値をとる。
【0014】このように、この提案においては、垂直ブ
ランキング期間内において、疑似同期パルス及びAGC
パルスによって構成されるパルスペアをコピーガード信
号として重畳することにより、コピーガードを可能にし
ている。
【0015】しかしながら、画像データを再生するD1
ディジタルVTRを送信側とし、送信側の出力からアナ
ログVTR用のテープを作成するVTRを受信側とする
と、この場合には、受信機器毎にコピーガード信号発生
装置を備える必要がある。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来、デ
ィジタルVTRの出力からコピーガード信号が挿入され
たアナログビデオ信号を作成するためには、受信機毎に
コピーガード信号発生装置を設ける必要があり、ハード
ウェア規模が大きいという問題点があった。
【0017】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであって、受信側のハードウェア規模を増大させるこ
となく、ディジタルVTRの出力からコピーガード信号
が挿入されたアナログビデオ信号を作成することができ
るコピーガード発生装置を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明に係るコピーガー
ド発生装置は、送信側において、時間軸方向には所定の
アナログ映像信号と同等の形式で構成され、水平及び垂
直ブランキング期間であって同期符号の挿入期間を除く
付加情報伝送期間には画像情報を有しておらず、前記付
加情報伝送期間以外のディジタルアクティブラインの期
間にディジタルの画像情報を有する入力画像データが入
力され、前記付加情報伝送期間のタイミングを示す送信
側タイミング信号を発生する送信側タイミング発生手段
と、前記送信側タイミング信号のタイミングで所定のコ
ピーガード信号のディジタル値を出力するコピーガード
信号発生手段と、前記送信側タイミング信号のタイミン
グで前記コピーガード信号発生手段の出力を選択し、そ
の他のタイミングで前記入力画像データを選択して伝送
画像データとして出力する送信側選択手段とを具備し、
受信側において、前記伝送画像データが与えられて所定
の信号処理を施すことにより前記所定のアナログ映像信
号と同等の形式のディジタル画像信号を得る画像処理手
段と、前記伝送画像データが与えられて前記画像処理手
段の信号処理時間だけ遅延させて出力する遅延手段と、
前記伝送画像データが与えられて前記付加情報伝送期間
を示す受信側タイミング信号を発生する受信側タイミン
グ発生手段と、前記受信側タイミング信号のタイミング
で前記遅延手段の出力を選択し、その他のタイミングで
前記画像処理手段の出力を選択して出力する受信側選択
手段と、この選択手段の出力をアナログ信号に変換して
出力するディジタル/アナログ変換手段とを具備したも
のである。
【0019】本発明において、送信側タイミング発生手
段は、入力画像データの付加情報伝送期間を示す送信側
タイミング信号を発生する。送信側選択手段は、送信側
タイミング信号のタイミングでコピーガード信号発生手
段が発生したコピーガード信号のディジタル値を選択す
る。これにより、送信側選択手段からは付加情報伝送期
間にコピーガード信号のディジタル値が多重された画像
データが得られる。
【0020】一方、受信側においては、画像処理手段に
よって、伝送画像データから所定のアナログ映像信号と
同等の形式のディジタル画像信号が得られる。また、伝
送画像データは遅延手段によって画像処理手段による信
号遅延分だけ遅延されて出力される。受信側タイミング
発生手段は、伝送画像データの付加情報伝送期間を示す
受信側タイミング信号を発生する。受信側選択手段は、
付加情報伝送期間には遅延手段の出力を選択し、その他
の期間には画像処理手段の出力を選択する。これによ
り、受信側選択手段からは、アナログ映像信号と同等の
形式で、付加情報伝送期間、即ち、例えば、垂直ブラン
キング期間の所定の水平期間及び等化期間にコピーガー
ド信号のディジタル値が挿入されたディジタル画像信号
が得られる。このディジタル画像信号はディジタル/ア
ナログ変換手段によってアナログ信号に変換されて出力
される。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について詳細に説明する。図1及び図2は本発
明に係るコピーガード発生装置の一実施の形態を示すブ
ロック図である。図1は送信側を示し、図2は受信側を
示している。
【0022】例えば、ITU−R656規格において
は、上述したように、水平ブランキング期間の前後の4
クロック期間にEAV又はSAVという同期情報を挿入
すると共に、他の水平ブランキング期間及び垂直ブラン
キング期間(以下、付加情報伝送期間という)には画像
情報以外の付加情報を伝送することができるようになっ
ている。本実施の形態においては、このような伝送ディ
ジタル映像データにおける付加情報伝送期間を利用し
て、送信側でコピーガード信号を挿入して伝送するもの
である。
【0023】図1は送信(再生)側装置を示している。
図1において、入力端子11にはITU−R656形式の
ディジタル画像データが入力される。このディジタル画
像データは選択器14の端子aに供給されると共に、タイ
ミング発生回路12にも供給される。タイミング発生回路
12は、入力された画像データからEAV,SAVを検出
して基準タイミングを得る。これにより、タイミング発
生回路12は、垂直ブランキング期間内の水平期間及び等
化期間において、AGCパルスを重畳する期間及び疑似
同期パルスを重畳する期間を示すタイミング信号を発生
してコピーガード信号発生回路13に出力する。また、タ
イミング発生回路12は、付加情報伝送期間を示すタイミ
ング信号を発生して、画像データとコピーガード信号と
を選択するための選択信号として選択器14に出力するよ
うになっている。
【0024】コピーガード信号発生回路13は、タイミン
グ信号のタイミングで、負極性の疑似同期パルス及び正
極性のAGCパルスによって構成される複数のパルスペ
アからなるコピーガード信号を発生する。更に、コピー
ガード信号発生回路は、発生したアナログのコピーガー
ド信号を量子化してディジタル値に変換した後選択器14
の端子bに出力する。
【0025】選択器14は、端子a,bに入力された信号
をタイミング発生回路12からの選択信号に基づいて切換
え選択して出力端子15に伝送画像データとして出力す
る。即ち、選択器14は、ITU−R656形式のディジ
タルアクティブラインの期間及びEAV,SAVを挿入
する期間には入力端子11からの画像データを選択し、付
加情報伝送期間にはコピーガード信号発生回路13からの
コピーガード信号を選択して出力するようになってい
る。即ち、選択器14の出力はITU−R656形式の信
号となっている。
【0026】一方、図2に示す受信(記録)側装置にお
いては、伝送画像データは入力端子21を介して入力され
る。この伝送画像データは画像処理回路22、遅延回路23
及びタイミング発生回路24に与えられる。画像処理回路
22は、入力された伝送画像データからEAV,SAVを
検出してタイミング基準を得、ディジタルアクティブラ
インのY信号及びC信号を分離した後、所定のエンコー
ド処理を施す。こうして、画像処理回路22は、入力され
た伝送画像データを、例えば、NTSC方式又はPAL
方式等に対応した映像データに変換して選択器25の端子
aに出力するようになっている。
【0027】遅延回路23は、画像処理回路22による信号
遅延時間だけ入力された画像データを遅延させて選択器
25の端子bに出力する。タイミング発生回路24は、入力
された伝送画像データからEAV,SAVを検出して付
加情報伝送期間を示すタイミング信号を発生して、画像
データとコピーガード信号とを選択するための選択信号
として選択器25に出力するようになっている。
【0028】選択器25は、選択信号によって、付加情報
伝送期間以外の期間であることが示された場合には画像
処理回路22の出力を選択し、付加情報伝送期間であるこ
とが示された場合には遅延回路23の出力を選択してD/
A変換器26に出力するようになっている。D/A変換器
26は、入力されたディジタル信号をアナログ信号に変換
して出力端子27から画像信号として出力するようになっ
ている。
【0029】次に、このように構成された実施の形態の
動作について図3及び図4の説明図を参照して説明す
る。図3及び図4は図1の送信側装置によって得られる
伝送画像データを示している。図3は垂直ブランキング
期間の等化期間の波形を示し、図4はポーチ部分にカラ
ーバーストが重畳された水平同期パルスを有する垂直ブ
ランキング期間内における所定の水平期間の波形を示し
ている。図3及び図4(a)はコピーガード信号を示
し、図3及び図4(b)は画像データを示している。
【0030】送信側においては、入力端子11にはITU
−R656形式のディジタル画像データが入力される。
この画像データは選択器14の端子a及びタイミング発生
回路12に与えられる。タイミング発生回路12は、入力さ
れた画像データからEAV,SAVを検出して、コピー
ガード信号を挿入するタイミングを得るタイミング信号
及び付加情報伝送期間を示すタイミング信号を発生す
る。これらのタイミング信号は夫々コピーガード信号発
生回路13及び選択器14に与えられる。
【0031】コピーガード信号発生回路13は、入力画像
データの垂直ブランキング期間内の水平期間及び等化期
間において、AGCパルス及び疑似同期パルスからなる
パルスペアを発生してコピーガード信号を得る。図3及
び図4(a)はコピーガード信号発生回路13が発生する
コピーガード信号を示している。なお、このコピーガー
ド信号は図7及び図8に示すものと同様である。コピー
ガード信号発生回路13は、発生したパルスペアによって
構成されるコピーガード信号を量子化してディジタル値
に変換した後、選択器14の端子bに出力する。
【0032】いま、入力端子11を介して入力される画像
データがディジタルアクティブラインの期間であるもの
とする。この期間には、選択器14は、選択信号に基づい
て入力画像データを選択して出力する。入力画像データ
は、図3及び図4(b)に示すように、ディジタルアク
ティブラインの終了直後においてEAVが挿入され、更
に、次のディジタルアクティブラインの開始直前におい
てSAVが挿入されている。これらのEAV,SAVが
挿入されている期間についても、選択器14は端子aから
の入力画像データを選択して出力する。
【0033】選択器14は、垂直ブランキング期間内にお
ける所定の水平期間及び等化期間の付加情報伝送期間に
おいては、タイミング信号に基づいてコピーガード信号
発生回路13の出力を選択する。即ち、付加情報伝送期間
においては、図3及び図4(a)に示すコピーガード信
号のディジタル値が出力される。
【0034】このように、出力端子15から出力される伝
送画像データは、付加情報伝送期間以外の期間は入力さ
れた画像データであり、付加情報伝送期間にはコピーガ
ード信号のディジタル値である。即ち、出力端子15から
の伝送画像データはITU−R656規格を満足した信
号となっている。
【0035】受信側においては、図2の入力端子21を介
して伝送画像データが入力される。この画像データは画
像処理回路22、遅延回路23及びタイミング発生回路24に
与えられる。画像処理回路22は入力された画像データに
含まれるEAV,SAVを検出して、同期タイミングを
得、画像データに含まれるY信号及びC信号を分離して
デコードする。これにより、画像処理回路22からは例え
ばNTSC方式及びPAL方式等の映像信号を量子化し
た信号が得られる。画像処理回路22の出力は選択器25の
端子aに与えられる。
【0036】遅延回路23は画像処理回路22の信号処理に
おける遅延時間分だけ入力された伝送画像データを遅延
させて選択器25の端子bに出力する。一方、タイミング
発生回路24は、伝送画像データからEAV,SAVを検
出して付加情報伝送期間を示すタイミング信号を発生し
て選択信号として選択器25に与える。
【0037】選択器25は、選択信号によって制御され
て、画像処理回路22から付加情報伝送期間に対応するタ
イミングの出力が入力される期間には、遅延回路23の出
力を選択する。この期間における遅延回路23の出力は図
3及び図4(a)のコピーガード信号のディジタル値で
あり、選択器25からは垂直ブランキング期間の所定の水
平期間及び等化期間においてコピーガード信号のディジ
タル値が多重された画像データが出力される。この画像
データはD/A変換器26においてアナログ信号に変換さ
れた後出力端子27から出力される。
【0038】このように、本実施の形態においては、伝
送する画像データの付加情報伝送期間内にコピーガード
信号を挿入する期間が含まれることを利用して、送信側
においてコピーガード信号発生回路を設け、コピーガー
ド信号発生回路からのコピーガード信号のディジタル値
を、付加情報伝送期間のコピーガード信号を挿入するべ
き垂直ブランキング期間の所定の水平期間及び等化期間
において画像データに挿入して伝送している。受信側に
おいては、垂直ブランキング期間の所定の水平期間及び
等化期間の画像データをアナログ信号に戻すことによ
り、コピーガード信号が付加された画像信号を得てい
る。受信側装置においてコピーガード信号発生回路を用
意する必要がなく、受信側装置のハードウェア規模を削
減することができる。
【0039】なお、受信側においてコピーガード信号が
不要な場合には、受信側の選択器25に常に画像処理回路
22の出力を選択させればよい。
【0040】図5及び図6は本発明の他の実施の形態を
示すブロック図である。図5及び図6において夫々図1
及び図2と同一の構成要素には同一符号を付して説明を
省略する。
【0041】図5の送信側においては、タイミング発生
回路12及び選択器14に夫々代えてタイミング発生回路30
及び選択器31を採用すると共に、コピーガード信号識別
符号発生回路32を設けた点が図1と異なる。
【0042】入力端子11を介して入力されたディジタル
画像データは選択器31の端子aに与えられると共に、タ
イミング発生回路30にも与えられる。タイミング発生回
路30は、入力された画像データからEAV,SAVを検
出して、コピーガード信号を挿入するタイミングを得る
タイミング信号及び付加情報伝送期間を示すタイミング
信号を発生する。これらのタイミング信号は夫々コピー
ガード信号発生回路13及び選択器31に与えられる。
【0043】更に、タイミング発生回路30は、付加情報
伝送期間内の所定のタイミングにおいて識別符号を発生
するタイミングを示すタイミング信号を発生してコピー
ガード信号の識別符号発生回路32に出力するようになっ
ている。
【0044】識別符号発生回路32は、画像データにコピ
ーガード信号を重畳していることを示す識別符号を発生
し、タイミング発生回路30からのタイミング信号のタイ
ミングで選択器31の端子cに出力するようになってい
る。なお、識別符号はハイレベル(以下、“H”とい
う)によってコピーガード信号が重畳されていることを
示す。選択器31は、端子bにコピーガード信号発生回路
13の出力が与えられ、付加情報伝送期間以外の期間には
入力端子11からの画像データを選択し、付加情報伝送期
間には、タイミング信号に基づいて、コピーガード信号
発生回路13又は識別符号発生回路32の出力を選択して出
力端子15に出力するようになっている。
【0045】一方、図6の受信側においては、タイミン
グ発生回路24に代えてタイミング発生回路34を採用する
と共に、Dフリップフロップ35及びAND回路36を設け
た点が図2と異なる。
【0046】入力端子21を介して入力された伝送画像デ
ータは、画像処理回路22、遅延回路23、タイミング発生
回路34及びDフリップフロップ35に与えられる。
【0047】タイミング発生回路34は、入力された伝送
画像データからEAV,SAVを検出して“H”によっ
て付加情報伝送期間を示すタイミング信号を発生して、
画像データとコピーガード信号とを選択するための選択
信号としてAND回路36に出力するようになっている。
また、タイミング発生回路34は識別符号が挿入されてい
るタイミングを示すタイミング信号をDフリップフロッ
プ35に出力する。
【0048】Dフリップフロップ35は、タイミング信号
に基づいて、入力された伝送画像データをラッチする。
即ち、Dフリップフロップ35は、画像データに含まれる
識別符号のタイミングで識別符号の論理値を判定してA
ND回路36に出力する。AND回路36は選択信号とDフ
リップフロップ35の出力との論理積を選択信号として選
択器25に出力するようになっている。
【0049】次に、このように構成された実施の形態の
動作について説明する。
【0050】送信側においては、入力端子11からディジ
タル画像データは選択器14の端子a及びタイミング発生
回路30に与えられる。タイミング発生回路30は、入力さ
れた画像データからEAV,SAVを検出して、コピー
ガード信号挿入期間を示すタイミング信号を発生してコ
ピーガード信号発生回路13に出力すると共に、付加情報
伝送期間内において識別符号を挿入するタイミングを示
すタイミング信号を発生して識別符号発生回路32に出力
する。
【0051】識別符号発生回路32はコピーガード信号が
挿入されていることを“H”によって示す識別符号を発
生して選択器31の端子cに出力する。選択器31は、端子
aに入力画像データが与えられ、端子bにコピーガード
信号のディジタル値が与えられ、端子cに識別符号が与
えられる。選択器31は、ディジタルアクティブラインの
期間に入力画像データを選択し、識別符号の挿入タイミ
ングにおいて識別符号を選択し、識別符号挿入タイミン
グを除く他の付加情報伝送期間においてコピーガード信
号のディジタル値を選択して出力端子15から出力する。
【0052】図5において、出力端子15からの伝送画像
データはITU−R656規格を満足した信号であるこ
とは明らかである。
【0053】一方、受信側においては、入力端子21を介
して伝送画像データが入力される。この画像データは画
像処理回路22、遅延回路23及びタイミング発生回路34に
与えられると共にDフリップフロップ35にも与えられ
る。
【0054】画像処理回路22から例えばNTSC方式及
びPAL方式等の映像信号のディジタル値が出力される
こと及び遅延回路23から伝送画像データの遅延信号が出
力されることは図2の実施の形態と同様である。
【0055】本実施の形態においては、タイミング発生
回路34は、識別符号の挿入タイミングを示すタイミング
信号を発生してDフリップフロップ35に与えている。こ
れにより、Dフリップフロップ35は、識別符号の挿入タ
イミングで伝送画像データをラッチしてAND回路36に
出力する。
【0056】伝送画像データにコピーガード信号のディ
ジタル値が挿入されている場合には、識別符号は“H”
である。一方、付加情報伝送期間におけるタイミング信
号も“H”であり、AND回路36は付加情報伝送期間に
おいて“H”の選択信号を選択器25に出力する。これに
より、この期間には遅延回路23の出力が選択され、出力
端子27からコピーガード信号が重畳された画像信号が得
られる。
【0057】一方、伝送画像データにコピーガード信号
のディジタル値が挿入されていない場合には、識別符号
はローレベル(以下、“L”という)である。従って、
付加情報伝送期間においてタイミング信号が“H”にな
っても、AND回路36からの選択信号は“L”のままで
ある。従って、この場合には、選択器25は常時画像処理
回路22の出力を選択する。
【0058】このように、本実施の形態においては、送
信側においてコピーガード信号が挿入されているか否か
を示す識別符号を画像データの付加情報伝送期間に多重
して伝送するようになっており、コピーガード信号が挿
入されている場合には、受信側においてこの識別符号を
用いて自動的にコピーガード信号が挿入された画像信号
を得ることができる。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、受
信側のハードウェア規模を増大させることなく、ディジ
タルVTRの出力からコピーガード信号が挿入されたア
ナログビデオ信号を作成することができるという効果を
有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコピーガード発生装置の一実施の
形態を示すブロック図。
【図2】本発明に係るコピーガード発生装置の一実施の
形態を示すブロック図。
【図3】図1及び図2の実施の形態の動作を説明するた
めの説明図。
【図4】図1及び図2の実施の形態の動作を説明するた
めの説明図。
【図5】本発明の他の実施の形態を示すブロック図。
【図6】本発明の他の実施の形態を示すブロック図。
【図7】コピーガード信号を示す波形図。
【図8】コピーガード信号を示す波形図。
【符号の説明】
12…タイミング発生回路、13…コピーガード信号発生回
路、14…選択器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 7/087 7/088 (72)発明者 阿部 修司 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝マルチメディア技術研究所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信側において、 時間軸方向には所定のアナログ映像信号と同等の形式で
    構成され、水平及び垂直ブランキング期間であって同期
    符号の挿入期間を除く付加情報伝送期間には画像情報を
    有しておらず、前記付加情報伝送期間以外のディジタル
    アクティブラインの期間にディジタルの画像情報を有す
    る入力画像データが入力され、前記付加情報伝送期間の
    タイミングを示す送信側タイミング信号を発生する送信
    側タイミング発生手段と、 前記送信側タイミング信号のタイミングで所定のコピー
    ガード信号のディジタル値を出力するコピーガード信号
    発生手段と、 前記送信側タイミング信号のタイミングで前記コピーガ
    ード信号発生手段の出力を選択し、その他のタイミング
    で前記入力画像データを選択して伝送画像データとして
    出力する送信側選択手段とを具備し、 受信側において、 前記伝送画像データが与えられて所定の信号処理を施す
    ことにより前記所定のアナログ映像信号と同等の形式の
    ディジタル画像信号を得る画像処理手段と、 前記伝送画像データが与えられて前記画像処理手段の信
    号処理時間だけ遅延させて出力する遅延手段と、 前記伝送画像データが与えられて前記付加情報伝送期間
    を示す受信側タイミング信号を発生する受信側タイミン
    グ発生手段と、 前記受信側タイミング信号のタイミングで前記遅延手段
    の出力を選択し、その他のタイミングで前記画像処理手
    段の出力を選択して出力する受信側選択手段と、 この選択手段の出力をアナログ信号に変換して出力する
    ディジタル/アナログ変換手段とを具備したことを特徴
    とするコピーガード発生装置。
  2. 【請求項2】 送信側において、 前記送信側選択手段の出力に前記コピーガード信号のデ
    ィジタル値が挿入されていることを示す識別符号を発生
    して前記付加情報伝送期間内の所定の期間に前記伝送画
    像データに多重して出力する識別符号付加手段を具備
    し、 受信側において、 前記伝送画像データに多重されている前記識別符号を検
    出して、前記受信側選択手段を制御する識別符号検出手
    段を具備したことを特徴とする請求項1に記載のコピー
    ガード発生装置。
JP8043822A 1996-02-29 1996-02-29 コピーガード発生装置 Pending JPH09238305A (ja)

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