JPH09234377A - 触媒担体の製造方法および排気系部材 - Google Patents

触媒担体の製造方法および排気系部材

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JPH09234377A
JPH09234377A JP8350230A JP35023096A JPH09234377A JP H09234377 A JPH09234377 A JP H09234377A JP 8350230 A JP8350230 A JP 8350230A JP 35023096 A JP35023096 A JP 35023096A JP H09234377 A JPH09234377 A JP H09234377A
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cone
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mat
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雅幸 糟谷
Tadayuki Otani
忠幸 大谷
Hitoshi Ota
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マットを巻き付けたハニカム体を収納したケ
ーシングを縮径加工し、その後コーンを成形することに
より、マットに対する排ガス流接触を少なくして損傷を
抑制し耐久性を向上する。縮径後の外周面形状の良好な
ケーシングを得る。 【解決手段】 非膨張マットを巻付けたハニカム体を挿
入した筒状ケーシングを全長に亘って所定サイズに縮径
し、非膨張マットを圧縮し、ハニカム体を変形させずに
保持した後、ケーシングのハニカム体端部近傍より端部
側を加工してコーン部を成形する。また、内周にテーパ
ー面を有する筒状のダイスと、ダイスの内周に沿って輪
状に配置され、ダイス内を摺動して接離する複数の分割
された圧縮片からなる治具とを有する圧縮装置を用い、
隣接する各圧縮片の間の間隔を10mm以下として縮径加
工する。また、摩擦圧接によりコーン部を接合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車エンジン等
の排ガスを浄化するために、排ガス系に設置される触媒
コンバーターに関し、筒状ケーシング内にメタルハニカ
ム体またはセラミックハニカム体を保持した触媒担体の
製造方法、および該触媒担体からなるまたは該触媒担体
を使用してなる排気系部材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車エンジン等、内燃機関の排ガスを
浄化するために排ガス系に設置される触媒担体には、セ
ラミックハニカム体やメタルハニカム体が用いられる。
これらハニカム体は、筒状のケーシング内に保持されて
エキゾーストマニホールド等の排ガス系に接続される。
セラミックハニカム体はメタルハニカム体に比べて強度
が小さく、振動や衝撃に対して弱い。そのためケーシン
グ内に支持する際には、ケーシングから伝達されるこれ
らの外力を緩和するために、耐熱性樹脂マットあるいは
シール材等の保持部材で被覆されている。
【0003】一方、メタルハニカム体は1mm以上の厚さ
を有するケーシング(外筒とも呼ばれる)に挿入し、ハ
ニカム体の外周とケーシングの内周をロウ材等で固定
し、このケーシングを排ガス系に溶接等の手段で接続す
る方法が採られているほか、セラミックハニカム体と同
様、ケーシング内に耐熱性樹脂マットあるいはシール材
等の保持部材を介して固定する方法も採用されている。
【0004】ハニカム体を保持部材を介してケースに固
定する方法には多くの提案がある。例えば特開平7−7
7036号公報には、保持部材として非膨張性セラミッ
ク繊維マットを内周に配置したケース内にセラミックハ
ニカム体を押込む方法(押込み法)、セラミックハニカ
ム体を挿入したケースを巻締める方法(巻締め法)、あ
るいはシェルを軸方向に二分割した形状の一対のシェル
片を組み合わせ、これに前記ハニカム体を挿入して組付
けし、シェル片に設けた鍔を溶接してクラムシェル構造
とする方法(クラムシェル法)が提案されている。
【0005】しかしながら、押込み法はハニカム体を押
込む(圧入する)際にマットがめくれてスムーズな挿入
ができず、マットの破損が起きることがあり、また巻締
め法では均一な巻締めが難しく、マットやハニカム体へ
の面圧が必ずしも均一にならない等の問題があり、さら
にクラムシェル法は、ハニカム体の外周にマットを組付
けた後にケーシングを溶接して固定するためにマットを
損傷したり、付合わせ部に隙間ができて機密が保てない
おそれがある。
【0006】また特開平2−268834号公報には、
ケーシングに収納したハニカム体を複数のセグメントよ
りなる引込み治具に収め、これをダイスに引込んでケー
シングとハニカム体を同時に圧縮し縮径加工する方法が
提案されている。この方法によると、ケーシングとハニ
カム体とが同時に圧縮されるため、縮径の程度によって
は、ハニカム体に座屈あるいは破損等の変形が生じるこ
とがある。
【0007】前記特開平2−268834号公報の担体
は、ケーシングとメタルハニカム体が一体に成形されて
いるが、セラミックハニカム体を収納するケーシングを
圧縮(縮径)加工する方法も提案されている。すなわち
特開昭64−60711号公報には、図23に示すよう
に、セラミックハニカム体21の外周中央部分aに、該
ハニカム体を囲む支持マット22を設け、このハニカム
体21を収納した管状ボディ(コーン一体型ケーシン
グ)23の中央部分を半径方向に縮径して圧縮部bと
し、支持マット22を圧縮してケーシング内にセラミッ
クハニカム体21を支持する触媒コンバータを開示して
いる。
【0008】この触媒コンバータによれば、ケーシング
23の縮径加工した中央部分の圧縮部bの端部から縮径
加工していないコーン8a,8b部方向ではハニカム体
21外周とケーシング23内周との間隙9が大きく、ガ
スの突当たり部が形成され、すなわちこれが排ガスの入
側に位置する場合には、マット端面に排ガス流れが直接
作用してマットを損傷し、飛散することがある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記のような
従来の問題点を解決するものであって、筒状ケーシング
内にメタルハニカム体またはセラミックハニカム体をマ
ットを介して保持した触媒担体において、ハニカム体の
変形やマットの損傷を的確に防止するための製造方法、
およびおよび該触媒担体からなるまたは該触媒担体を使
用してなる排気系部材を提供することを目的とする。
【0010】すなわち本発明法は、コーン成形部を有す
る長尺筒状ケーシングを用い、保持部材としてマットを
巻き付けたメタルハニカム体またはセラミックハニカム
体を収納した前記ケーシング全体を縮径加工し、その後
コーンを成形することにより、保持部材に対する排ガス
流の接触を少なくして損傷の発生を抑制するとともに、
耐久性の向上するコーン部一体成形触媒担体を得ること
を目的とする。
【0011】また本発明法は、保持部材としてマットを
巻き付けたメタルハニカム体またはセラミックハニカム
体を筒状ケーシングに挿入した後、該ケーシングを縮径
するに際し、ハニカム体に座屈あるいは破損等の変形が
生じるのを確実に防止するとともに、外周面の寸法形状
の良好なケーシングを得ることを目的とする。
【0012】さらに本発明法は、上述した外周面の寸法
形状が良好な筒状ケーシングを用いることによって、保
持部材に対するガスアタックを抑制するとともに、保持
部材のずれを防止し、耐久性の向上する触媒担体を得る
することを目的とする。
【0013】また本発明部材は、耐久性の向上した触媒
担体を有するうえ、自動車エンジンなどの排ガス系に対
する接続が容易かつ確実な排気系部材を提供することを
目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の第1発明法は、少なくとも軸方向一端側にコ
ーン成形部を有する長尺筒状ケーシング内に、外周側の
軸方向両端部分を露出し中間位置に非膨張マットを厚め
に巻き付けたハニカム体を挿入した後、この長尺筒状ケ
ーシングを全長に亘って所定サイズに縮径するととも
に、前記非膨張マットを圧縮せしめ、前記ハニカム体を
変形させずに保持した後、この長尺筒状ケーシングのハ
ニカム体端部近傍より端部側の前記コーン成形部をネッ
キング加工してコーン部を成形することを特徴とする触
媒担体の製造方法である。
【0015】そして、内周にテーパー面を有する筒状の
ダイスと、該ダイスの内周に沿って輪状に配置され、該
ダイス内を摺動して接離する複数の分割された圧縮片か
らなる治具とを有する圧縮装置を用い、前記輪状に配置
された各圧縮片の内側に長尺筒状ケーシングを収納した
後、前記各圧縮片を摺動させ該各圧縮片からなる輪を狭
めることで該ケーシングを縮径するに際し、該各圧縮片
と該ケーシングの周面とが接触するときの、隣接する各
圧縮片の間の間隔を10mm以下とすることが好ましい。
【0016】さらに、長尺筒状ケーシングのコーン部の
始端部が、ハニカム体の端面の外周部近傍になるように
コーン部を形成し、該ケーシングとハニカム体端面との
間隙を縮小することが好ましい。さらにまた、長尺筒状
ケーシングが軸方向一端側にのみコーン成形部を有し、
コーン成形部を有しない他端には、縮径後、摩擦圧接に
よりコーン部を接合することが好ましい。
【0017】また本発明の第2発明法は、筒状ケーシン
グ内に、外周部の軸方向両端部分を露出し中間位置に非
膨張マットを巻き付けたハニカム体を挿入した後、内周
にテーパー面を有する筒状のダイスと、該ダイスの内周
に沿って輪状に配置され、該ダイス内を摺動して接離す
る複数の分割された圧縮片からなる治具とを有する圧縮
装置を用い、前記輪状に配置された各圧縮片の内側に、
前記非膨張マットを巻き付けたハニカム体を挿入した筒
状ケーシングを収納し、前記各圧縮片を摺動させ該各圧
縮片からなる輪を狭めることで該ケーシングを縮径する
に際し、該各圧縮片と該ケーシングの周面とが接触する
ときの、隣接する各圧縮片の間の間隔を10mm以下とす
ることにより、該筒状ケーシングを全長に亘って所定サ
イズに縮径加工するとともに、前記非膨張マットを圧縮
せしめ、前記ハニカム体を変形させずに保持することを
特徴とする触媒担体の製造方法である。そして、縮径加
工後の筒状ケーシングの軸方向一端または両端に、摩擦
圧接によりコーン部を接合することが好ましい。
【0018】つぎに、上記目的を達成するための本発明
の第1発明部材は、筒状ケーシング内に、非膨張マット
を巻き付けたハニカム体が挿入され、該筒状ケーシング
は全長に亘って所定サイズに縮径されて前記非膨張マッ
トを圧縮し、前記ハニカム体を変形させずに保持してお
り、かつ該筒状ケーシングの軸方向一端側にはコーン部
が成形され、他端にはコーン部または排ガス系部材が接
合されていることを特徴とする排気系部材である。そし
て、コーン部または排ガス系部材が摩擦圧接により接合
されていることが好ましい。
【0019】また本発明の第2発明部材は、筒状ケーシ
ング内に、非膨張マットを巻き付けたハニカム体が挿入
され、該筒状ケーシングは全長に亘って所定サイズに縮
径されて前記非膨張マットを圧縮し、前記ハニカム体を
変形させずに保持しており、かつ該筒状ケーシングの軸
方向両端にコーン部または排ガス系部材が接合されてい
ることを特徴とする排気系部材である。そして、コーン
部または排ガス系部材が摩擦圧接により接合されている
ことが好ましい。
【0020】
【発明の実施の形態】まず、第1発明法について説明す
る。図1は本発明の加工前の長尺筒状ケーシング1を示
す。ケーシング1は耐熱性金属からなり、軸方向端部に
コーン成形部1a,1bを一体に連設し、加工後排ガス
系に連結されるものである。コーン成形部1a,1b
は、少なくとも一方があればよい。ケーシング1の形状
は、円、楕円、角型等種々あり、使用目的に応じて選択
できるが、以下の説明は直径(内径)D1 の円筒形ケー
シングについて行う。
【0021】図2は、ハニカム体3と、その外周に保持
部材として被覆した非膨張マット4で構成する担体を示
す。ハニカム体3としては、メタルハニカム体またはセ
ラミックハニカム体を採用することができる。メタルハ
ニカム体とする場合、CrおよびAlを含有する耐熱鋼
よりなる平箔と、該平箔を波付け加工した波箔とを重ね
合わせて渦巻状に巻回し、巻回した平箔と波箔の山谷部
で接合した外径D2 の構成とすることができる。非膨張
マット4は、ハニカム体3の軸方向両端の露出部3a,
3bを除いた中間位置に被覆している。
【0022】非膨張マット4は、排ガスで加熱されたと
き、膨張してハニカム体3に座屈あるいは破損等の変形
(以下、単に変形という)を生じさせることのないアル
ミナ等のセラミック繊維を用い、これをマット状に成形
したものを、ハニカム体3の中間位置、すなわちハニカ
ム体3の軸方向端部を露出部3a,3bとし、それらを
除いた部分に巻き付けて外径D3 の被覆部材とする。な
お、長尺筒状ケーシング1と非膨張マット4の直径の関
係をD1 ≧D3 とするのが組み立て作業をスムーズにす
るために好ましい。
【0023】図3は非膨張マット4を被覆したハニカム
体3を長尺筒状ケーシング1の中央部に収納した場合を
示す。前記したように、D1 ≧D3 の関係にあると長尺
筒状ケーシング1へのハニカム体3の挿入はスムーズで
あり、非膨張マット4を損傷することがない。
【0024】このような非膨張マット4を被覆したハニ
カム体3を挿入した長尺筒状ケーシング1は、全長にわ
たって所定サイズに縮径するとともに、非膨張マット4
を圧縮せしめ、ハニカム体3を変形させずに保持する。
そして、長尺筒状ケーシング1のハニカム体3端部近傍
より端部側のコーン成形部1a,1bをネッキング加工
して、例えば図6に示すように、コーン部6a,6bを
成形する。コーン成形部が片側の1aまたは1bのみの
ときは、片側のみにコーン部6aまたは6bを成形す
る。
【0025】非膨張マット4を被覆したハニカム体3を
挿入した長尺筒状ケーシング1を全長にわたって縮径す
るには、図4に示すように、縮径装置5に導入するのが
好ましい。縮径装置5は、例えばテーパー状摺動面を持
つダイス5aと、ダイス5a内を摺動して接離する複数
の分割された圧縮片5bを有する治具5cと、ハニカム
体3の位置決め用治具5eからなり、ダイス外部に上げ
て圧縮片5bを開き、ハニカム体3を収納した長尺筒状
ケーシング1を圧縮片5b内に挿入してから治具5cを
引下げ、圧縮片5bをダイス面に沿って摺動させること
により隣接する圧縮片5bがそれぞれ近接し、長尺筒状
ケーシング1全体を圧縮する。図4はこの状態を示して
いる。
【0026】複数の各圧縮片5bと長尺筒状ケーシング
1の外周面とが接触するとき、隣接する圧縮片5b間の
間隔5dが10mmを超えるように拡くして治具5cを引
下げると、隣接する圧縮片5bがそれぞれ近接して長尺
筒状ケーシング1を圧縮する際に間隔5d部分に相当し
ていた該ケーシング部分がこの圧縮過程において座屈す
ることがある。ケーシングにこのような座屈を起こさな
いように縮径をさせるには、上記間隔5dが10mm以下
になるように圧縮片を選択し治具を構成することが好ま
しい。そして間隔5dを6mm以下とするのがより好まし
い。
【0027】このようにして、長尺筒状ケーシング1と
ともに非膨張マット4も圧縮され所望の径D4 に縮径さ
れる。しかし、ハニカム体3は非膨張マット4に緩衝さ
れ径D2 は変化しない。図5は縮径を完了した状態を示
す図であり、ケーシング1内周面とハニカム体3の外周
との間隔7が狭くなっている。
【0028】さらに第1発明法において、長尺筒状ケー
シング1のコーン部6a,6bの始端部sが、ハニカム
体3の端面の外周部近傍になるようにコーン部6a,6
bを形成し、該ケーシング1とハニカム体3端面との間
隙を縮小することが好ましい。図6は長尺筒状ケーシン
グ1のコーン成形部(図1の1a,1b)をネッキング
加工してコーン部6a,6bを設けた図を示し、コーン
一体型のケーシングにハニカム体3が収納された触媒担
体を形成している。図から分かるようにコーン部6a,
6bの成形始端部sはハニカム体3の端面外周3cに近
接しており、間隔7を狭めてこの部分への排ガスの流れ
込みを抑制する。
【0029】図7は本発明の別の例であり、始端部sを
ハニカム体3端部の露出面3a側にしてハニカム体端面
外周3cに更に近接せしめて間隔7を一層狭め、この部
分への排ガスの流れ込みをより抑制する構造としてい
る。以上の説明ではケーシングのコーン成形部を軸方向
両端側に設けた例を示したが、本発明法はこれに限定さ
れず、一方側のみであってもよい。
【0030】第1発明法のさらに好ましい態様により製
造した触媒担体の例を図8に示す。これは、図1におい
て、軸方向一端側にのみコーン成形部1aを有する長尺
筒状ケーシング1を使用し、非膨張マット4を巻き付け
たハニカム体3を挿入後、全長にわたって縮径し、コー
ン成形部1aの部分をネッキング加工してコーン部6a
を成形したものについて、他端には摩擦圧接によりコー
ン部6bを接合して製造したものである。ケーシング1
は縮径により真円度が向上しているので摩擦圧接に適し
ており、また摩擦圧接による工業的な生産性は優れてい
る。
【0031】接合部12には、図8に例示するように摩
擦圧接による圧接塊13が形成される。圧接塊13は図
15の拡大図に示すような形状をしており、内面側の圧
接塊13により非膨張マット4に対するガスアタックを
抑制することができる。さらに、接合部12と非膨張マ
ット4の端面を近接させることにより、圧接塊13で非
膨張マット4の軸方向へのずれを防止あるいは抑制する
ことができる。したがって、より耐久性の向上する触媒
担体を製造することができる。この場合、圧接塊13の
高さは非膨張マット4の厚さの70%以上とすることが
望ましい。
【0032】つぎに第2発明法について説明する。図9
の例に示すように、非膨張マット4を巻き付けたハニカ
ム体3を筒状ケーシング2内に挿入する。ハニカム体3
としては、第1発明法と同様、メタルハニカム体または
セラミックハニカム体を採用することができる。非膨張
マット4は、第1発明法と同様の材質のものとし、ハニ
カム体3外周部の軸方向両端部分を露出部3a,3bと
し、露出部3a,3bの間の中間位置に巻き付けてい
る。
【0033】筒状ケーシング2は、第1発明法における
ものと同様の耐熱性金属製で断面形状は円、楕円、角型
等とすることができるが、図1に示すようなコーン成形
部分1a,1bを有する必要はない。そして、筒状ケー
シング2の内径D1 と巻き付け後の非膨張マット4の外
径D3 との関係をD1 ≧D3 とするのが、組み立て作業
をスムーズにするために好ましい。
【0034】このような非膨張マット4を被覆したハニ
カム体3を挿入した筒状ケーシング2は、第1発明法に
おけると同様、図4に示したような縮径装置5を用いて
全長にわたり縮径する。縮径に際しては、複数の各圧縮
片5bと筒状ケーシング2の外周面とが接触するとき、
隣接する圧縮片5b間の間隔5dが10mm以下となるよ
うに圧縮片5bを選択する。そして間隔5dを6mm以下
とするのがより好ましい。図10は縮径後の状態を示
し、筒状ケーシング2の外径は所望の径D4 に縮径さ
れ、ハニカム体3は非膨張マット4に緩衝され外径D2
は変化しない。
【0035】図4のような縮径装置5により、圧縮片5
bを8枚とし間隙5dを変化させて、ステンレス鋼管か
らなる筒状ケーシングの縮径成形テストを行った。間隙
5dは3mm、6mm、9mm、12mmの4水準とした。筒状
ケーシングは、外径を80mm、120mm、200mmの3
水準、肉厚を1.2mmと1.5mmの2水準とし、縮径は
外径差(縮径前後の直径の差)0.5mmから7.5mmま
で0.5mmピッチで15段階行った。
【0036】縮径成形後の筒状ケーシング2の表面形状
を観察し、評価した結果を表1および表2に示す。評価
は、図11(a)および(b)のように筒状ケーシング
2表面の凹凸Δhが0.1mm以下である場合を変形なし
として合格、Δhが0.1mm超の場合を変形ありとして
不合格とした。
【0037】上記縮径成形テストの結果、表1および表
2から分かるように、間隙5dが10mm以下では、外径
差が大きい場合に不合格が出るものの、ほぼ安定した縮
径を行うことができ、間隙6mm以下では、全数が合格で
あった。ケーシングの肉厚は1.2mmと1.5mmで変わ
らず、また圧縮片5bの数を4枚および6枚とした場合
も同様の結果が得られた。なお、本テスト結果は筒状ケ
ーシングの長短に関係しない。
【0038】したがって、第1発明の好ましい態様およ
び第2発明において、縮径装置5を用いて全長にわたり
縮径する際、複数の各圧縮片5bと筒状ケーシング2の
外周面とが接触するとき、隣接する圧縮片5b間の間隔
5dを10mm以下、より好ましくは6mm以下とした。
【0039】
【表1】
【0040】
【表2】
【0041】第2発明法により縮径を行った触媒担体を
自動車等の排ガス系に装着するとき、図12のように排
ガス管10の径が筒状ケーシング2の径と同程度であれ
ば直接接合する。また図13のように排ガス管10が筒
状ケーシング2よりも小径の場合は、別体のコーン部6
a,6bを介して接合する。図12および図13におい
て11,12は接合部を示し、接合は、溶接や摩擦圧接
等により行うことができる。
【0042】第2発明法により縮径を行うと、ハニカム
体3を変形させることなく、かつ筒状ケーシング2の外
周面を所望の良好な寸法および形状にすることができ
る。特に円筒状の場合は真円となるので、図13のよう
にコーン部6a,6bを摩擦圧接により容易に接合する
ことができる。そして、摩擦圧接による工業的な生産性
は優れている。
【0043】特に、図13の接合部12を摩擦圧接によ
り接合した場合は、図15の拡大図に示すような圧接塊
13が形成されるため、内面側の圧接塊13により非膨
張マット4に対するガスアタックを抑制することができ
る。さらに、図14に示すように接合部12と非膨張マ
ット4の端面を近接させることにより、圧接塊13で非
膨張マット4の軸方向へのずれを防止あるいは抑制する
ことができる。したがって、より耐久性の向上する触媒
担体を製造することができる。この場合、圧接塊13の
高さは非膨張マット4の厚さの70%以上とすることが
望ましい。
【0044】つぎに本発明の第1発明部材は、図8に示
す例のように、筒状ケーシング1内に非膨張マット4を
巻き付けたハニカム体3が挿入され、筒状ケーシング1
は全長に亘って所定サイズに縮径されて非膨張マット4
を圧縮し、ハニカム体3を変形させずに保持しており、
かつ筒状ケーシング1の軸方向一端側にはコーン部6a
が成形され、他端にはコーン部6bが接合されている。
図8の例は、摩擦圧接により接合部12で接合されてい
るが、図16の例のように溶接により接合部11で接合
されていてもよい。またその他の接合手段によることも
できる。
【0045】第1発明部材において、他端にはコーン部
6bに替えて排ガス系部材が接合されていてもよい。排
ガス径部材としては、自動車エンジン等の排ガス系を構
成する各種の排ガス管、フランジあるいはエキゾースト
マニホールド等が適用できる。排ガス管10が接合され
た例を図17、図18に示す。図17は摩擦圧接により
接合部12で接合され、図18は溶接により接合部11
で接合されている。またエキゾーストマニホールド14
が接合された例を図19、図20に示す。図19は摩擦
圧接により、図20は溶接によりそれぞれ接合されてい
る。さらにフランジ15が接合された例を図21、図2
2に示す。図21は摩擦圧接により、図22は溶接によ
りそれぞれ接合されている。これら各例において、その
他の接合手段によることもできる。
【0046】このような第1発明部材は、ケーシング1
の軸方向一端側にはコーン部6aがケーシング1と一体
的に成形され、他端にはコーン部6bあるいは排ガス管
10、エキゾーストマニホールド14、フランジ15等
の排ガス系部材が接合されているので、自動車等への装
着が容易かつ確実である。そして、摩擦圧接により接合
されたものは図8、図17、図19および図21に示す
ように、圧接塊13により非膨張マット4に対するガス
アタック抑制でき、さらに非膨張マット4の軸方向への
ずれを防止あるいは抑制することも可能である。この場
合、圧接塊13の高さは非膨張マット4の厚さの70%
以上とすることが望ましい。
【0047】また溶接により接合されたものは、図1
6、図18、図20および図22に示すように、コーン
部6b、排ガス管10、エキゾーストマニホールド1
4、フランジ15により、排ガス流が非膨張マット4に
直接当たるのを抑制することができる。したがって第1
発明部材は耐久性に優れている。
【0048】また本発明の第2発明部材は、図13に示
す例のように、筒状ケーシング2内に非膨張マット4を
巻き付けたハニカム体3が挿入され、筒状ケーシング2
は全長に亘って所定サイズに縮径されて非膨張マット4
を圧縮し、ハニカム体3を変形させずに保持しており、
かつ筒状ケーシング2の軸方向両端にコーン部6a、6
bが接合されている。図13の例は、摩擦圧接により接
合部12で接合されているが、溶接により接合されてい
てもよい。またその他の接合手段によることもできる。
なお図13は、コーン部6a,6bが排ガス管10に溶
接により接合された例を示しているが、排ガス管10に
摩擦圧接で接合されていてもよく、また、第2発明部材
は排ガス管10に接合されていなくてもよい。
【0049】第2発明部材において、コーン部6a,6
bに替えて排ガス系部材が接合されていてもよい。排ガ
ス径部材としては、自動車エンジン等の排ガス系を構成
する各種の排ガス管、フランジあるいはエキゾーストマ
ニホールド等が適用できる。排ガス管10が接合された
例は図12のとおりである。図12の例は溶接により接
合されているが、ケ−シング2と排ガス管10を同一径
にして摩擦圧接により接合されていてもよい。エキゾー
ストマニホールド14が接合された例としては、図19
および図20において、コーン部6aがなく、その部分
にもエキゾーストマニホールド14が接合されている。
フランジ15が接合された例としては、図21および図
22において、コーン部6aがなく、その部分にもフラ
ンジ15が接合されている。
【0050】第2発明部材は上記例に限らず、ケーシン
グ2の一端にコーン部6が接続され、他端にエキゾース
トマニホールド14等の排ガス系部材が接続されていて
もよい。また一端にエキゾーストマニホールド14、他
端に排ガス管10のように、異なる排ガス系部材が接続
されていてもよい。さらに、一端または両端にコーン部
6を介して排ガス系部材が接合されていてもよい。
【0051】このような第2発明部材も、自動車等への
装着が容易かつ確実である。そして摩擦圧接により接合
されたものは、圧接塊13により非膨張マット4に対す
るガスアタックが抑制でき、さらに非膨張マット4の軸
方向へのずれを防止あるいは抑制することも可能であ
る。この場合、圧接塊13の高さは非膨張マット4の厚
さの70%以上とすることが望ましい。また溶接により
接合されたものは、コーン部6、排ガス管10、エキゾ
ーストマニホールド14、フランジ15により、排ガス
流が非膨張マット4に直接当たるのを抑制することがで
きる。したがって第2発明部材も耐久性に優れている。
【0052】
【実施例】
(第1発明法の例−1):Fe−20%Cr−5%Al
合金のステンレス鋼箔からなる50μm厚さの平箔と波
箔を重ねて巻回し、真空処理炉で平箔と波箔を接合し、
図2に示すように外径D2 =70mm、長さ100mmのメ
タルハニカム体3を製造した。メタルハニカム体3の周
囲に厚さ6mm、幅70mmの非膨張マット4を巻き付け、
外径D3 =82mmとし、厚さ1.5mm、内径D1 =8
3.5mm、長さ200mmのフェライト系ステンレス鋼製
長尺筒状ケーシング1に挿入し、図3に示す中間成形体
とした。
【0053】つぎに、図4に示す縮径装置5に前記中間
成形体を挿入し、長尺筒状ケーシング1を内径76mmに
なるように縮径し、図5に示すような全体縮径完了品を
製作した。この時、縮径装置の圧縮片5bは4枚とし、
その幅は52mmとして隣接する各圧縮片5bの間隔5d
が6mmになるように初期設定し、縮径を実施した。縮径
後のケーシングの変形異常はなく、ハニカム体の座屈や
破損などの変形も発生しなかった。その後、図6に示す
ような形状に長尺筒状ケーシング1の両端をプレス加工
によってコーン部6a,6bを成形した。この結果、ハ
ニカム体とケーシング間の間隔7は3mmとなった。
【0054】(第1発明法の例−2):上記第1発明法
の例−1と同様にして製造した図5に示す全体縮径完了
品を用い、図7に示すような形状に長尺筒状ケーシング
の両端をプレス加工してコーン部6a,6bを成形し
た。ハニカム体とケーシングの間の間隔7は3mmである
が、ハニカム体端部3cとコーン部6a,6bの最小間
隔7は1mmとした。
【0055】(比較例−1):第1発明法の例−1と同
様にして製造した図3に示す中間成形体を用いて、図1
6に示す従来タイプの形式で触媒担体を製作した。ケー
シング23中央部分の圧縮部bは、支持マット22の幅
aに相当する半円形プレスで内径76mmになるようにプ
レス成形を行い、ハニカム体21の両端部に相対する8
c部は元の形状のまま、すなわち、内径D1 =83.5
mmとしてその両端部8a,8bをプレスでコーン形状に
成形した。この結果、ハニカム体とケーシング間の間隔
9は6.75mmとなった。
【0056】上記各第1発明法の例と比較例−1の各触
媒担体を2000ccのガソリンエンジンの排気系に接続
して非膨張マットの耐久性を評価した。ハニカム体の入
口ガス温度を750℃に設定し、5分間加熱して室温の
空気を5分間流して冷却することを1サイクルとし、5
00サイクル実施した。100サイクル毎に担体を排気
系から取り出して非膨張マットの端面状況を観察した。
第1発明法の例−1の場合には、400サイクルまでは
全く非膨張マットの飛散はなく、500サイクル終了時
には非膨張マットの入側端部に飛散があるものの、ハニ
カム体のずれがなく、実用上問題ないレベルであった。
第1発明法の例−2の場合には500サイクル終了時も
非膨張マットの飛散は全くなかった。
【0057】一方、比較例−1の場合は、200サイク
ル終了後の観察でガス入口側の非膨張マットの端部が一
部飛散している状況が確認された。500サイクル終了
時には非膨張マットの飛散による損傷が約40mmの長さ
になっており、メタルハニカム体の保持が不十分とな
り、ハニカム体にずれが発生した。以上の結果本発明の
第1発明法で製造した触媒担体は、高温下での耐久性に
優れていることがわかる。
【0058】(第2発明法の例−1):コージェライト
製モノリスからなる外径D2 =109mm、長さ100mm
のセラミックハニカム体3の外周に、厚さ6mm、幅80
mmの非膨張マット4を図9のように巻き付け、厚さ1.
5mm、内径D1 =123mm(外径126mm)、長さ12
0mmのフェライト系ステンレス鋼製筒状ケーシング2に
挿入し、中間成形体とした。
【0059】つぎに、図4に示すような縮径装置5に前
記中間成形体を挿入して縮径した。圧縮片5bは6枚と
し、各圧縮片5bが筒状ケーシング2に接触するとき、
隣接する圧縮片5bの間隔5dが6mmになるように、各
圧縮片5bの幅を60mmとした。そして、各圧縮片5b
を引き込み、筒状ケーシング2の外径が119mmになる
位置まで引き込んで停止し、ハニカム体3、非膨張マッ
ト4および筒状ケーシング2を一体化した。その後、圧
縮片5bを開放状態にして上記一体化した触媒担体を取
り出した。
【0060】取り出した触媒担体について、筒状ケーシ
ング2の外径を測定した結果、119.0〜119.1
mmで、真円度が良く部分的な変形も認められなかった。
そして、図13のようにコーン部6aおよび6bを摩擦
圧接により接合することができた。また、ハニカム体に
は座屈や破損等の変形ほ発生しなかった。
【0061】(第2発明法の例−2):上記第2発明法
の例−1と同様のセラミックハニカム体3、非膨張マッ
ト4および筒状ケーシング2からなる中間成形体を、図
4に示すような縮径装置5により外径119mmまで縮径
した。圧縮片5bは6枚とし、各圧縮片5bが筒状ケー
シング2に接触するとき、隣接する圧縮片5bの間隔5
dが3.5mmになるように、各圧縮片5bの幅を62.
5mmとした。
【0062】取り出した触媒担体について、筒状ケーシ
ング2の外径を測定した結果、119.0〜119.1
mmで、真円度が良く部分的な変形も認められなかった。
そして、図13のようにコーン部6aおよび6bを摩擦
圧接により接合することができた。また、ハニカム体に
は座屈や破損等の変形ほ発生しなかった。
【0063】(第2発明法の例−3):上記第1発明法
の例−1と同様のステンレス鋼箔を使用して外径D2
122.5mm、長さ100mmのメタルハニカム体3を製
造し、図9に示すように、メタルハニカム体3の周囲に
厚さ6mm、幅80mmの非膨張マット4を巻き付け、外径
134.5mmとし、厚さ1.5mm、内径D1 =136.
0mm、長さ100mmのフェライト系ステンレス鋼製筒状
ケーシング2に挿入し、中間成形体とした。
【0064】つぎに、図4に示すような縮径装置5に前
記中間成形体を挿入し、筒状ケーシング2を内径13
0.5mmになるように縮径し、図10に示すような全体
縮径完了品を製作した。この時、縮径装置の圧縮片5b
は6枚、その幅は70mmとし、6枚の圧縮片5bが筒状
ケーシング2に接触するときの隣接する各圧縮片5bの
間隔5dが6mmになるように初期設定し、縮径を実施し
た。
【0065】縮径後のケーシング2の変形異常はなく、
ハニカム体には座屈や破損等の変形ほ発生しなかった。
縮径後のケーシング2の外径を測定した結果、133.
5〜133.6mmで、真円度が良く部分的な変形も認め
られなかった。そして、図14のようにコーン部6aお
よび6bを摩擦圧接により接合することができた。
【0066】(比較例−2):上記第2発明法の例−1
と同様のセラミックハニカム体3、非膨張マット4およ
び筒状ケーシング2からなる中間成形体を、図4に示す
ような縮径装置5により外径119mmまで縮径した。圧
縮片5bは6枚とし、各圧縮片5bが筒状ケーシング2
に接触するとき、隣接する圧縮片5bの間隔5dが12
mmになるように、各圧縮片5bの幅を54mmとした。
【0067】取り出した触媒担体について、筒状ケーシ
ング2の外径を測定した結果、119〜121mmで真円
度が悪く、筒状ケーシング2外表面の、圧縮片5b間に
相当する位置に凸状の変形が認められた。そして、図1
3のようにコーン部6aおよび6bを摩擦圧接により接
合することはできなかった。ただし、ハニカム体の座
屈、変形等の異常は発生しなかった。
【0068】(比較例−3):上記第2発明法の例−3
において、縮径装置の圧縮片5bの幅を64mm、間隙5
dを12mmとし、その他は同一条件として縮径を行っ
た。その結果、縮径後のケーシング2の外径は132.
5〜134.5mmで真円度不良であり、間隙5dの位置
に凹凸部が生じ、形状不良であった。このため摩擦圧接
によりコーン部6aおよび6bを接合することができな
かった。
【0069】上記各第2発明法の例と比較例−2および
比較例−3の各触媒担体を2000ccのガソリンエンジ
ンの排気系に接続して非膨張マットの耐久性を評価し
た。なお、各第2発明法の例の触媒担体は、摩擦圧接に
よりコーン部を接合し、比較例−2および3の触媒担体
は溶接によりコーン部を接合したものを排気系に接続し
た。
【0070】ハニカム体の入口ガス温度を850℃に設
定し、5分間加熱して室温の空気を5分間流して冷却す
ることを1サイクルとし、700サイクル実施した。1
00サイクル毎に担体を排気系から取り出して非膨張マ
ットの端面状況を観察した結果、いずれもマットの飛散
は全く認められなかった。
【0071】(第2発明部材の例):フェライト系ステ
ンレス鋼箔からなる厚さ50μmの平箔と波箔を重ねて
巻回して製造した直径113mm、長さ120mmのメタル
ハニカム体3(400セル)に、図9のように、幅10
0mm、長さ380mm、厚さ6mmの非膨張マット4を巻
き、外径128mm、肉厚1.5mm、長さ130mmのフェ
ライト系ステンレス鋼パイプからなるケーシング2に挿
入した。
【0072】これを図4に示すような縮径装置によりケ
ーシング2の外径を122mmまで縮径した。このときハ
ニカム体3は変形せず、非膨張マット4が圧縮されてケ
ーシング2内に保持された。その後、図13に示すよう
に、ケーシング2の軸方向両端に、フェライト系ステン
レス鋼からなるコーン部6aおよび6bを摩擦圧接によ
り接合した。コーン部6aおよび6bの接合部での外径
は122mm、圧接条件は回転数1400rpm 、ヒーティ
ング力2.5ton 、アップセット力2.5ton、アップ
セットストローク6mmとした。このときの圧接塊13の
高さは片側約2.5mmであった。
【0073】得られた触媒担体を、上記本発明法の例と
同様、2000ccのガソリンエンジンの排気系に接続
し、900サイクルの冷熱耐久試験を実施した。その結
果、非膨張マット4の飛散や損傷も、ハニカム体3の変
形も認められず、優れた耐久性が確認された。
【0074】
【発明の効果】以上のように本発明の第1発明法および
第2発明法によるときは、ケーシングの縮径加工におい
て、ハニカム体に座屈や破損等の変形が生じないので耐
久性が向上し、またハニカム体のセルが潰れることがな
いので、排ガスの浄化能が低下することがない。
【0075】特に第1発明法の好ましい態様および第2
発明法によると、ケーシング全体を同時に、目的の圧縮
代に均一に精度良く縮径加工でき、非膨張マットを損傷
せず耐久性が向上し、ケーシング外周の形状が良好で、
円筒形の場合は真円度が良く摩擦圧接に適したものが得
られる。
【0076】さらに第1発明法の好ましい態様による
と、ケーシングの端部をネッキング加工してコーン部を
一体成形することにより非膨張マットの飛散防止が可能
となる。また第1発明および第2発明のさらに好ましい
態様によると、コーン部を摩擦圧接により接続すること
で圧接塊が形成され、同様に非膨張マットの飛散防止が
可能となる。したがって、リング材等の付設が不要とな
るためコストメリットが大きい。
【0077】そして、本発明の排気系部材は非膨張マッ
トおよびハニカム体の損傷や変形が生じ難く耐久性に優
れているとともに工業的な生産性に優れ、さらに自動車
エンジン等の排ガス系に対する接続が容易かつ確実に行
える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1発明法における長尺筒状ケーシン
グを示す斜視図である。
【図2】本発明法における非膨張マットを巻き付けたハ
ニカム体を示す斜視図である。
【図3】本発明の第1発明法における長尺筒状ケーシン
グ内に図2のハニカム体を収納した構成を示す透視斜視
図である。
【図4】本発明法における縮径装置の例を示す断面図で
ある。
【図5】本発明の第1発明法における長尺筒状ケーシン
グ内にハニカム体を収納し縮径後の状態を示す透視斜視
図である。
【図6】本発明の第1発明法においてコーンを一体成形
した触媒担体を示す透視斜視図である。
【図7】本発明の第1発明法においてコーンを一体成形
した触媒担体の別の例を示す透視斜視図である。
【図8】本発明の第1発明法においてコーンを一体成形
した触媒担体の別の例を示す断面図である。
【図9】本発明の第2発明法における筒状ケーシング内
に図2のハニカム体を収納した構成を示す透視斜視図で
ある。
【図10】本発明の第2発明法における筒状ケーシング
内にハニカム体を収納し縮径後の状態を示す透視斜視図
である。
【図11】本発明の第1発明法および第2発明法におけ
る縮径後のケーシングの評価基準を説明するための断面
図である。
【図12】本発明の第2発明法で得られた触媒担体を排
ガス管に接続した状態を示す断面図である。
【図13】本発明の第2発明法で得られた触媒担体を排
ガス管に接続した状態の別の例を示す断面図である。
【図14】本発明の第2発明法で得られた触媒担体を排
ガス管に接続した状態の別の例を示す断面図である。
【図15】本発明の第2発明法で得られた触媒担体を排
ガス管に接続した状態の摩擦圧接部の拡大断面図であ
る。
【図16】本発明の第1発明部材の例を示す断面図であ
る。
【図17】本発明の第1発明部材の別の例を示す断面図
である。
【図18】本発明の第1発明部材の別の例を示す断面図
である。
【図19】本発明の第1発明部材の別の例を示す断面図
である。
【図20】本発明の第1発明部材の別の例を示す断面図
である。
【図21】本発明の第1発明部材の別の例を示す断面図
である。
【図22】本発明の第1発明部材の別の例を示す断面図
である。
【図23】従来の触媒担体の例を示す断面図である。
【符号の説明】
1…長尺筒状ケーシング 1a,1b…コーン成形部 2…筒状ケーシング 3…ハニカム体 3a,3b…露出部 3c…ハニカム体3の端面外周 4…非膨張マット 5…縮径装置 5a…ダイス 5b…圧縮片 5c…治具 5d…圧縮片間の間隔 5e…ハニカム体位置決め治具 6a,6b…コーン部 7…間隔 8a,8b…コーン部 8c…ケーシングの元の径部 9…間隔 10…排ガス管 11,12…接合部 13…圧接塊 14…エキゾーストマニホールド 15…フランジ 21…セラミックハニカム体 22…支持マット 23…管状ボディ(ケーシング) a…非膨張マット4の幅 b…圧縮部 s…始端部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも軸方向一端側にコーン成形部
    を有する長尺筒状ケーシング内に、外周側の軸方向両端
    部分を露出し中間位置に非膨張マットを厚めに巻き付け
    たハニカム体を挿入した後、この長尺筒状ケーシングを
    全長に亘って所定サイズに縮径するとともに、前記非膨
    張マットを圧縮せしめ、前記ハニカム体を変形させずに
    保持した後、この長尺筒状ケーシングのハニカム体端部
    近傍より端部側の前記コーン成形部をネッキング加工し
    てコーン部を成形することを特徴とする触媒担体の製造
    方法。
  2. 【請求項2】 内周にテーパー面を有する筒状のダイス
    と、該ダイスの内周に沿って輪状に配置され、該ダイス
    内を摺動して接離する複数の分割された圧縮片からなる
    治具とを有する圧縮装置を用い、前記輪状に配置された
    各圧縮片の内側に長尺筒状ケーシングを収納した後、前
    記各圧縮片を摺動させ該各圧縮片からなる輪を狭めるこ
    とで該ケーシングを縮径するに際し、該各圧縮片と該ケ
    ーシングの周面とが接触するときの、隣接する各圧縮片
    の間の間隔を10mm以下とすることを特徴とする請求項
    1記載の触媒担体の製造方法。
  3. 【請求項3】 長尺筒状ケーシングのコーン部の始端部
    が、ハニカム体の端面の外周部近傍になるようにコーン
    部を形成し、該ケーシングとハニカム体端面との間隙を
    縮小することを特徴とする請求項1または2記載の触媒
    担体の製造方法。
  4. 【請求項4】 長尺筒状ケーシングが軸方向一端側にの
    みコーン成形部を有し、コーン成形部を有しない他端に
    は、縮径後、摩擦圧接によりコーン部を接合することを
    特徴とする請求項1,2または3記載の触媒担体の製造
    方法。
  5. 【請求項5】 筒状ケーシング内に、外周部の軸方向両
    端部分を露出し中間位置に非膨張マットを巻き付けたハ
    ニカム体を挿入した後、内周にテーパー面を有する筒状
    のダイスと、該ダイスの内周に沿って輪状に配置され、
    該ダイス内を摺動して接離する複数の分割された圧縮片
    からなる治具とを有する圧縮装置を用い、前記輪状に配
    置された各圧縮片の内側に、前記非膨張マットを巻き付
    けたハニカム体を挿入した筒状ケーシングを収納し、前
    記各圧縮片を摺動させ該各圧縮片からなる輪を狭めるこ
    とで該ケーシングを縮径するに際し、該各圧縮片と該ケ
    ーシングの周面とが接触するときの、隣接する各圧縮片
    の間の間隔を10mm以下とすることにより、該筒状ケー
    シングを全長に亘って所定サイズに縮径加工するととも
    に、前記非膨張マットを圧縮せしめ、前記ハニカム体を
    変形させずに保持することを特徴とする触媒担体の製造
    方法。
  6. 【請求項6】 縮径加工後の筒状ケーシングの軸方向一
    端または両端に、摩擦圧接によりコーン部を接合するこ
    とを特徴とする請求項5記載の触媒担体の製造方法。
  7. 【請求項7】 筒状ケーシング内に、非膨張マットを巻
    き付けたハニカム体が挿入され、該筒状ケーシングは全
    長に亘って所定サイズに縮径されて前記非膨張マットを
    圧縮し、前記ハニカム体を変形させずに保持しており、
    かつ該筒状ケーシングの軸方向一端側にはコーン部が成
    形され、他端にはコーン部または排ガス系部材が接合さ
    れていることを特徴とする排気系部材。
  8. 【請求項8】 コーン部または排ガス系部材が摩擦圧接
    により接合されていることを特徴とする請求項7記載の
    排気系部材。
  9. 【請求項9】 筒状ケーシング内に、非膨張マットを巻
    き付けたハニカム体が挿入され、該筒状ケーシングは全
    長に亘って所定サイズに縮径されて前記非膨張マットを
    圧縮し、前記ハニカム体を変形させずに保持しており、
    かつ該筒状ケーシングの軸方向両端にコーン部または排
    ガス系部材が接合されていることを特徴とする排気系部
    材。
  10. 【請求項10】 コーン部または排ガス系部材が摩擦圧
    接により接合されていることを特徴とする請求項9記載
    の排気系部材。
JP35023096A 1995-12-27 1996-12-27 触媒担体の製造方法および排気系部材 Expired - Fee Related JP3400919B2 (ja)

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