JPH09233774A - 回転電機用固定子巻線の製作方法 - Google Patents

回転電機用固定子巻線の製作方法

Info

Publication number
JPH09233774A
JPH09233774A JP4290896A JP4290896A JPH09233774A JP H09233774 A JPH09233774 A JP H09233774A JP 4290896 A JP4290896 A JP 4290896A JP 4290896 A JP4290896 A JP 4290896A JP H09233774 A JPH09233774 A JP H09233774A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clip
wire
stator winding
insulating layer
insulating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4290896A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Kawahara
誠 河原
Shinji Takahashi
伸二 高橋
Kazuo Tashiro
和夫 田代
Makoto Tasato
誠 田里
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP4290896A priority Critical patent/JPH09233774A/ja
Publication of JPH09233774A publication Critical patent/JPH09233774A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Windings For Motors And Generators (AREA)
  • Manufacture Of Motors, Generators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】水冷却形回転電機の最重要要素の一つである固
定子巻線の素線とクリップとのロウ付け作業における内
在欠陥に、冷却水が侵入して発生する冷却水の漏水によ
る固定子巻線の地絡事故を確実に抑制あるいは防止する
こと。 【構成】複数本の素線4の端部を、当該素線4に水を供
給または排水しかつ電気的接続を行なうクリップ5に挿
入して嵌合し、かつ素線4とクリップ5とをロウ材12
により一体に接続する工程と、クリップ5の先端部、お
よびクリップ5と素線4との嵌合部から素線4側に所定
距離だけ近傍位置までの間を除く素線4の全長に亘って
外周に、所定の絶縁方式により主絶縁層14を形成する
工程と、主絶縁層14の終端とクリップ5との間におけ
る素線4の周囲に、主絶縁の絶縁方式とは異なる簡易絶
縁方式により簡易絶縁層15を形成する工程とを備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固定子巻線内を水
により直接冷却する方式の水冷却形回転電機の固定子巻
線を製作する方法に係り、特に固定子巻線の素線とクリ
ップとの間のロウ付け作業におけるロウ付け部位の内在
欠陥に起因するロウ付け部位の腐食によって、クリップ
端近傍で発生する冷却水による固定子巻線の地絡事故の
発生を確実に抑制あるいは防止し、また漏水の有無ある
いはその程度を定期点検等の機会に容易に一早く検知で
きるようにした回転電機用固定子巻線の製作方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図3は固定子巻線内を純水により直接冷
却する方式の一般的な水冷却形回転電機の固定子の構造
を示す概要図、図4は同固定子の固定子巻線の端部外観
図、図5は図3における構成部品の組み立て構成例を示
す斜視図である。
【0003】図3において、1は固定子枠、2は固定子
鉄心である。この固定子鉄心2には複数のスロットが形
成され、この各スロット内に複数の固定子巻線3が挿入
されている。この固定子巻線3は、複数本の素線4から
構成されている。この素線4としては、純水からなる冷
却水を通流するため、一般的には中空素線が使用されて
いるが、中には、中空素線を中実素線と混合して使用す
る場合もある。
【0004】また、これらの素線4の両端部には、素線
4に純水を供給または排水しかつ電気的接続を行なうた
めのクリップ5が取り付けられている。このクリップ5
には、冷却水の流路を形成するために、冷却水を供給ま
たは排出する接続管6と、対地と電気的に絶縁しながら
冷却水の流路の一部を形成する絶縁接続管7と、冷却水
を各固定子巻線3へ分岐または集合するヘッダーパイプ
8とが取付けられている。
【0005】さらに、上下の固定子巻線3相互間には、
両巻線を電気的に接続する接続片9が設けられている。
一方、素線4とクリップ5との接続方法としては、例え
ば図5に示すように、クリップ5の片端部に加工された
切欠き開口部10に、素線4の端部を挿入し、当て板1
1を切欠き開口部10に嵌合し、さらに各素線4間、お
よびクリップ5と素線4との間にロウ材12を配置し、
加熱によりロウ材12を溶かして、素線4とクリップ5
とが一体に接合されている。
【0006】そして、このようにして、素線4とクリッ
プ5とがロウ付けにより一体に構成された後に、クリッ
プ5と素線4との段差部分を、図6に示すように、埋め
マイカ13によりクリップ5と素線4表面とが滑かにな
るようにした後、両端のクリップ5の先端部を除く固定
子巻線3の全長に亘って外周に、機械により絶縁テープ
を巻付け、さらに絶縁ワニスを真空含浸処理または液圧
処理して、所定の絶縁強度を有する主絶縁層14を形成
し、固定子巻線3として完成する。
【0007】ところで、上記素線4とクリップ5とのロ
ウ付け作業は、十分な注意とロウ付け伎倆の優れた作業
者によって施工される。しかしながら、ロウ付け面積を
100%確保し、ピンホール等の内在欠陥を皆無にする
ことは極めて困難である。
【0008】特に、固定子巻線3の素線4とクリップ5
との接合部においては、単一部品同士のロウ付けと異な
り、多数の素線4を積層してロウ付けするため、各ロウ
付け部位のクリアランスを均一に保持することは非常に
困難である。従って、僅かながらピンホール等の内在も
見られるのが現状である。
【0009】また、図7に示すように、電解質(冷却
水)中に二つの異種金属(銅材Cuからなる素線4とリ
ン銅ロウBCuP5からなるロウ材)が存在するという
使用状況下では、ガルバニックコロージョン(異種金属
接触腐食)という現象が生じる可能性がある。
【0010】特に、冷却水(純水)が、素線4端部の素
線4間に内在する微小な開口隙間から侵入し、内部の微
小なピンホール等に侵入して滞留すると、滞留している
冷却水の電導度の悪化や、ロウ材12のリン成分の溶出
による水質の酸化によって腐食がさらに進行し、微小ボ
イド内の腐食が進行・拡大し、この微小ボイドが他の微
小ボイドと次々に連通すると、やがてロウ付け部全長に
亘って冷却水のリークパスが形成されて、図8に示すよ
うに、冷却水が素線4外部に漏水して、固定子巻線3の
主絶縁層14に浸透する。
【0011】そして、この主絶縁層14への水の浸透
で、水が絶縁層内に徐々に浸透して対地側である固定子
鉄心2との近接部に滞留すると、運転時の温度上昇と湿
分の作用により絶縁層に含浸されているレジンが化学的
に変化して絶縁耐力の低下が加速され、最悪の場合に
は、固定子巻線3の地絡事故が発生するという大きな事
故に至る恐れがある。
【0012】また、冷却水が、素線4とクリップ5との
ロウ付け部より外部の素線4間に漏水した場合には、図
8の断面Aに示すように、素線4は相互間がロウ付けに
よりクリップ5と固定されていないため、素線4間の隙
間を浸透して徐々に対地側である固定子鉄心2との近接
部に近付き、絶縁層内に浸透すると、前述の場合と同様
な現象の発生が考えられる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、固定子
巻線3の素線4とクリップ5とのロウ付け作業において
は、時として、ピンホール等の内在欠陥の発生も生じ
る。しかし、現在の技術水準では、これらの内在欠陥を
皆無にすることは極めて困難であることも周知の事実で
ある。
【0014】このようなピンホール等の内在欠陥に、冷
却水が素線4端部の素線4間に内在する微小な開口隙間
から侵入して滞留すると、冷却水である純水の変質(電
導度の悪化や酸性化)が進行してガルバニックコロージ
ョンが加速され、ロウ材12よりも婢な銅材、すなわち
固定子巻線3の素線4の腐食が、予想よりも早く進行す
ることになる。そして、この腐食が進行すると、内在欠
陥が拡大連通してリークパスが形成されて、素線4とク
リップ5の接合部より冷却水の漏洩という事態が発生す
る可能性も考えられる。
【0015】本発明の目的は、水冷却形回転電機の最重
要要素の一つである固定子巻線の素線とクリップとのロ
ウ付け作業における内在欠陥に、冷却水が侵入して発生
する冷却水の漏水による固定子巻線の地絡事故を確実に
抑制あるいは防止することができ、さらに万一冷却水の
漏水が発生してもそれを一早く検知することが可能な回
転電機用固定子巻線の製作方法を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、まず、請求項1に対応する発明では、固定子巻線
内を水により直接冷却する方式の水冷却形回転電機の固
定子巻線を製作する方法において、複数本の素線の端部
を、当該素線に水を供給または排水しかつ電気的接続を
行なうクリップに挿入して嵌合し、かつ素線とクリップ
とをロウ材により一体に接続する工程と、クリップの先
端部、およびクリップと素線との嵌合部から素線側に所
定距離だけ近傍位置までの間を除く素線の全長に亘って
外周に、所定の絶縁方式により主絶縁層を形成する工程
と、主絶縁層の終端とクリップとの間における素線の周
囲に、主絶縁の絶縁方式とは異なる簡易絶縁方式により
簡易絶縁層を形成する工程とを備えて成る。
【0017】ここで、特に上記主絶縁層としては、例え
ば請求項2に記載したように、機械による絶縁テープの
巻き付けと絶縁ワニスの真空含浸法または液圧法による
絶縁方式により形成し、また上記簡易絶縁層としては、
手巻きによる絶縁テープの巻き付けと絶縁ワニスの塗布
による簡易絶縁方式により形成することが好ましい。
【0018】また、上記所定距離だけ近傍位置として
は、例えば請求項3に記載したように、クリップと素線
との嵌合部から素線側に0〜15センチメートル、より
望ましくは0〜10センチメートルの位置であることが
好ましい。
【0019】一方、請求項4に対応する発明では、上記
請求項1に対応する発明の回転電機用固定子巻線の製作
方法において、主絶縁層を形成するに先立ち、あらかじ
めクリップと素線との段差部分に吸湿性に優れた絶縁材
を素線と接するようにその外周に巻き付けておく工程を
付加して成る。
【0020】また、請求項5に対応する発明では、上記
請求項1に対応する発明の回転電機用固定子巻線の製作
方法において、簡易絶縁層を形成するに先立ち、あらか
じめクリップと素線との段差部分に吸湿性に優れた絶縁
材を素線と接するようにその外周に巻き付けておく工程
を付加して成る。
【0021】さらに、請求項6に対応する発明では、上
記請求項1に対応する発明の回転電機用固定子巻線の製
作方法において、主絶縁層を形成するに先立ち、あらか
じめクリップと素線との段差部分に吸湿性に優れた絶縁
材を素線と接するようにその外周に巻き付けておく工程
と、簡易絶縁層を形成するに先立ち、あらかじめクリッ
プと素線との段差部分に吸湿性に優れた絶縁材を素線と
接するようにその外周に巻き付けておく工程とを付加し
て成る。
【0022】一方、請求項7に対応する発明では、上記
請求項1、請求項4乃至請求項6のいずれかに対応する
発明の回転電機用固定子巻線の製作方法において、少な
くとも1本の絶縁チュウブを、その一端をクリップと素
線との嵌合部側とし、他端を主絶縁層と簡易絶縁層との
境界部の外部に解放するように埋設する工程を付加して
成る。
【0023】従って、請求項1乃至請求項6に対応する
発明の回転電機用固定子巻線の製作方法においては、前
記のような固定子巻線、特に固定子巻線の素線とクリッ
プとのロウ付け作業時に、ロウ付け面積を100%確保
し、ピンホール等の内在欠陥を皆無にすることは極めて
困難であることを踏まえた上で、クリップと素線との間
で発生する冷却水の漏水を、クリップ近傍の吸湿性の優
れた絶縁材を使用した絶縁部で吸水保持し、かつクリッ
プと素線との嵌合部も含めた固定子巻線全体の主絶縁に
代えて、クリップと素線との嵌合部近傍を簡易方式の絶
縁として主絶縁と縁を切ることにより、万一漏水が発生
しても、素線間および素線の主絶縁層に浸透して対地側
である固定子鉄心近傍まで浸透して地絡事故を誘発する
のを確実に防止し、回転電機としての信頼性を向上させ
ることができる。
【0024】さらに、請求項7に対応する発明の回転電
機用固定子巻線の製作方法においては、運転中は素線内
を流れる冷却水よりも固定子枠内の水素ガス圧力が高い
ため、万一クリップ近傍から漏水が発生しても、水素ガ
ス圧力が埋設された絶縁チュウブを通過して漏水部のシ
ールを行ない、かつクリップ近傍の漏水は、定期点検時
に固定子枠内の水素ガスが放出、置換されて圧力が大気
圧であることから、クリップと素線との嵌合部近傍に埋
設された絶縁チュウブを伝わって外部に排出されるた
め、漏水を容易に一早く判別することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】本発明では、固定子巻線内を水に
より直接冷却する方式の水冷却形回転電機の固定子巻線
の素線とクリップとの嵌合部近傍の絶縁を、固定子巻線
の主絶縁の絶縁方式とは異なる簡易絶縁方式により絶縁
し、さらにこのクリップ端部の素線外周に吸湿性に優れ
た絶縁材料を組み合わせて絶縁したり、あるいは漏水が
早期に発見し易いように当該部に絶縁チュウブを組込む
ようにする等の、新しい絶縁方式とした固定子巻線を得
ようとするものである。
【0026】すなわち、固定子巻線の素線端とクリップ
との嵌合部において、固定子巻線両端のクリップ先端部
を除く全長に亘り絶縁テープ巻きと真空含浸または液圧
法による絶縁レジンの含浸法で主絶縁を一体にする絶縁
方式による主絶縁層に代えて、クリップ端より素線側数
センチの間を手巻き等の方法による簡易絶縁層とし、ま
たその内側の素線と接する素線の外周に吸湿性に優れた
絶縁材料を巻き付け、さらに1本あるいは複数本の絶縁
チュウブの片端を吸湿性絶縁材料に埋設し、他端を簡易
絶縁層と主絶縁層との境界部に解放しておき、当該部の
絶縁として主絶縁とは部分的に異なる絶縁とした固定子
巻線の製作方法である。
【0027】以下、上記のような考え方に基づく本発明
の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。 (第1の実施形態)図1は、本実施形態による回転電機
用固定子巻線の製作方法を示す断面図であり、図3乃至
図8と同一要素には同一符号を付して示している。
【0028】本実施形態による回転電機用固定子巻線
は、次のようにして製作する。すなわち、まず、複数本
の素線4の端部を、この素線4に水を供給または排水し
かつ電気的接続を行なうクリップ5に挿入して嵌合し、
かつ素線4とクリップ5とをロウ材により一体に接続す
る。
【0029】次に、クリップ5と素線4との段差部分
に、吸湿性に優れた絶縁材である吸湿繊維16を素線4
と接するようにその外周に巻き付ける。次に、クリップ
5の先端部、およびクリップ5と素線4との嵌合部から
素線4側に所定距離だけ近傍位置までの間を除く素線4
の全長に亘って外周に、所定の絶縁方式により主絶縁層
14を形成する。
【0030】この場合、所定距離だけ近傍位置として
は、クリップ5と素線4との嵌合部から素線4側に0〜
15センチメートル、より望ましくは0〜10センチメ
ートルの位置とする。
【0031】また、主絶縁層14は、従来の絶縁方式と
同様に、機械による絶縁テープの巻き付けと絶縁ワニス
の真空含浸法または液圧法による絶縁方式により形成す
る。次に、主絶縁層14の形成が完了した後、主絶縁層
14の終端とクリップ5との間、すなわちクリップ5の
端部より素線4側0〜15センチメートルにおける素線
4の周囲に、上記主絶縁の絶縁方式とは異なる簡易絶縁
方式により簡易絶縁層15を形成する。
【0032】この場合、簡易絶縁層15は、手巻きによ
る絶縁テープの巻き付けと絶縁ワニスの塗布による簡易
絶縁方式により形成する。以上により、クリップ5の端
部より素線4側0〜15センチメートル間は、主絶縁層
14と絶縁が異なっており、かつ主絶縁層14とは連続
していない簡易絶縁層15であると共に、より吸湿性に
優れた絶縁材料である吸湿繊維16の構成部位となって
いる。
【0033】なお、クリップ5部分は、固定子巻線3の
端部に位置し、対地である固定子鉄心2より遠く離れて
いるため、電気的な絶縁耐力としては主絶縁が同じでな
くとも問題はなく、異相間に位置するクリップ5間には
バーリアを設けることにより、電気的に問題はない。
【0034】以上のような本実施形態による回転電機用
固定子巻線の製作方法においては、次のような作用効果
が得られる。前述したように、固定子巻線3の素線4の
ような、多数の部品を積層した束状部品をクリップ5の
開口部10に嵌合してロウ付けする場合には、多数の素
線4間や素線4とクリップ5との間等、非常に多くのロ
ウ付け部位を均一なクリアランスに保持することは非常
に困難な作業であり、クリアランスの不均一に起因する
ピンホールの内在や不均一なロウ回り、ガス抜き不十分
によるブローホールの発生等を皆無にすることは非常に
困難なことであり不可能である。
【0035】この微小なブローホールに、冷却水が侵入
して水質の変化が生じ、いわゆるガルバニックコロージ
ョンによる腐食が発生し、さらにこの腐食が進展する
と、クリップ5と素線4とのロウ付け部にリークパスが
形成されて冷却水が素線4間より漏水し、素線4間、あ
るいは素線4の主絶縁層14に浸透して固定子鉄心2近
傍まで浸透して、運転による温度上昇と漏水による湿分
とにより、絶縁層内のレジンが劣化して絶縁耐力が低下
し、対地間地絡という大きな事故に発展する可能性があ
ることが、最近の技術によって判明している。
【0036】この点、本実施形態においては、例えこの
ような冷却水の漏水があっても、クリップ5と素線4と
の間より漏水した冷却水は、クリップ5端に巻かれた吸
湿性に優れた絶縁材である吸湿繊維16によって吸水さ
れ、かつ主絶縁層14とは連続していない簡略絶縁層1
5となっているため、従来のように、素線4間、あるい
は素線4の主絶縁層14を浸透して固定子鉄心2近傍ま
で浸透して絶縁耐力を低下することが防止できる。
【0037】これにより、固定子鉄心2間における対地
間地絡という大きな事故の発生を抑制することができ、
極めて信頼性の高い回転電機の固定子巻線を得ることが
できる。
【0038】また、漏水による絶縁層の吸湿の程度を判
定する方法として、各固定子巻線3の静電容量を測定
し、その値がある偏差値の範囲を超えている場合に、そ
の固定子巻線3は吸湿していると判定する方法が知られ
ているが、本実施形態の絶縁方式によれば、クリップ5
端部に極めて吸湿性に優れた材料を使用しているため、
僅かの吸湿でも静電容量の値が顕著に数値変化として現
われることから、吸湿の判定を容易に行なうことができ
るという利点も得られる。
【0039】上述したように、本実施形態では、固定子
巻線3内を水により直接冷却する方式の水冷却形回転電
機の固定子巻線を製作するに際して、まず複数本の素線
4の端部を、この素線4に水を供給または排水しかつ電
気的接続を行なうクリップ5に挿入して嵌合し、かつ素
線4とクリップ5とをロウ材12により一体に接続し、
次にあらかじめクリップ5と素線4との段差部分に吸湿
性に優れた絶縁材である吸湿繊維16を素線4と接する
ようにその外周に巻き付けておき、次にクリップ5の先
端部、およびクリップ5と素線4との嵌合部から素線4
側に所定距離だけ近傍位置(クリップ5と素線4との嵌
合部から素線4側に0〜15センチメートルの位置)ま
での間を除く素線4の全長に亘って外周に、機械による
絶縁テープの巻き付けと絶縁ワニスの真空含浸法または
液圧法による絶縁方式により主絶縁層14を形成し、し
かる後に主絶縁層14の終端とクリップ5との間におけ
る素線4の周囲に、主絶縁の絶縁方式とは異なる手巻き
による絶縁テープの巻き付けと絶縁ワニスの塗布による
簡易絶縁方式により簡易絶縁層15を形成するようにし
たものである。
【0040】従って、固定子巻線3のクリップ5と素線
4との嵌合部近傍の絶縁を変更することにより、固定子
巻線3の素線4とクリップ5との間のロウ付け部位に生
ずる微小隙間内の化学反応によるロウ付け部の腐食の進
行が原因で発生する冷却水の漏水による固定子巻線3の
絶縁劣化によって生ずる固定子巻線3の地絡事故という
最も危険な状態を、確実に抑制あるいは防止することが
可能となり、本実施形態による効果は極めて大きいもの
である。
【0041】(第2の実施形態)図2は、本実施形態に
よる回転電機用固定子巻線の製作方法を示す断面図であ
り、図1と同一要素には同一符号を付してその説明を省
略し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。
【0042】すなわち、本実施形態による回転電機用固
定子巻線の製作方法は、前記第1の実施形態の回転電機
用固定子巻線の製作方法において、前記吸湿繊維16に
加えて、少なくとも1本の絶縁チュウブ17を、その一
端をクリップ5と素線4との嵌合部側とし、他端を主絶
縁層14と簡易絶縁層15との境界部の外部に解放する
ように埋設する工程を付加したものである。
【0043】以上により、クリップ5の端部より素線4
側0〜15センチメートル間は、主絶縁層14と絶縁が
異なっており、かつ主絶縁層14とは連続していない簡
易絶縁層15であると共に、より吸湿性に優れた絶縁材
料である吸湿繊維16の構成部であると同時に、漏水の
排出口あるいは水素ガスの供給口を有する部位となって
いる。
【0044】以上のような本実施形態による回転電機用
固定子巻線の製作方法においては、次のような作用効果
が得られる。すなわち、例え前述のような冷却水の漏水
があっても、クリップ5と素線4との間より漏水した冷
却水は、クリップ5端に巻かれた吸湿性に優れた絶縁材
である吸湿繊維16によって吸水され、かつ主絶縁層1
4とは連続していない簡略絶縁層15となっているた
め、従来のように、素線4間、あるいは素線4の主絶縁
層14を浸透して固定子鉄心2近傍まで浸透して絶縁耐
力を低下させるのを防止することができる。
【0045】これにより、固定子鉄心2間における対地
間地絡という大きな事故の発生を抑制することができ、
極めて信頼性の高い回転電機の固定子巻線を得ることが
できる。
【0046】また、万一漏水が発生しても、冷却水より
圧力の高い水素ガスが、絶縁チュウブ17を通過してク
リップ5端と素線4との嵌合部に供給されるため、漏水
を抑制することができる。
【0047】さらに、定期点検時には、固定子枠1の解
放により固定子枠1内の冷却媒体である水素ガスが放
出、置換されて大気圧となるため、万一漏水が発生して
いた場合には、吸湿繊維16に保持されている冷却水が
絶縁チュウブ17を通過して外部に浸出してくる。
【0048】これにより、容易に漏水を判断することが
でき、かつ万一の漏水部修理作業時、従来のような真空
含浸された主絶縁層14の硬度の高い絶縁層を分解する
場合とは異なって、簡易絶縁層15を分解することにな
るため、修理作業も迅速に短時間で処置することができ
る。
【0049】さらにまた、漏水による絶縁層の吸湿の程
度を判定する方法として、各固定子巻線3の静電容量を
測定し、その値がある偏差値の範囲を超えている場合
に、その固定子巻線3は吸湿していると判定する方法が
知られているが、本実施形態の絶縁方式によれば、クリ
ップ5端部に極めて吸湿性に優れた材料を使用している
ため、僅かの吸湿でも静電容量の値が顕著に数値変化と
して現われることから、吸湿の判定を容易に行なうこと
ができるという利点も得られる。
【0050】上述したように、本実施形態では、固定子
巻線3内を水により直接冷却する方式の水冷却形回転電
機の固定子巻線を製作するに際して、まず複数本の素線
4の端部を、この素線4に水を供給または排水しかつ電
気的接続を行なうクリップ5に挿入して嵌合し、かつ素
線4とクリップ5とをロウ材12により一体に接続し、
次にあらかじめクリップ5と素線4との段差部分に吸湿
性に優れた絶縁材である吸湿繊維16を素線4と接する
ようにその外周に巻き付け、さらに少なくとも1本の絶
縁チュウブ17を、その一端をクリップ5と素線4との
嵌合部側とし、他端を主絶縁層14と簡易絶縁層15と
の境界部となる部分の外部に解放するように埋設してお
き、次にクリップ5の先端部、およびクリップ5と素線
4との嵌合部から素線4側に所定距離だけ近傍位置(ク
リップ5と素線4との嵌合部から素線4側に0〜15セ
ンチメートルの位置)までの間を除く素線4の全長に亘
って外周に、機械による絶縁テープの巻き付けと絶縁ワ
ニスの真空含浸法または液圧法による絶縁方式により主
絶縁層14を形成し、しかる後に主絶縁層14の終端と
クリップ5との間における素線4の周囲に、主絶縁の絶
縁方式とは異なる手巻きによる絶縁テープの巻き付けと
絶縁ワニスの塗布による簡易絶縁方式により簡易絶縁層
15を形成するようにしたものである。
【0051】従って、固定子巻線3のクリップ5と素線
4との嵌合部近傍の絶縁を変更することにより、固定子
巻線3の素線4とクリップ5との間のロウ付け部位に生
ずる微小隙間内の化学反応によるロウ付け部の腐食の進
行が原因で発生する冷却水の漏水による固定子巻線3の
絶縁劣化によって生ずる固定子巻線3の地絡事故という
最も危険な状態を、確実に抑制あるいは防止することが
可能となり、本実施形態による効果は極めて大きいもの
である。さらに、万一冷却水の漏水が発生した時におけ
る判断(点検検査)、修理時間の短縮を図ることが可能
となる。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1乃至請求
項3に対応する発明によれば、固定子巻線内を水により
直接冷却する方式の水冷却形回転電機の固定子巻線を製
作する方法において、複数本の素線の端部を、当該素線
に水を供給または排水しかつ電気的接続を行なうクリッ
プに挿入して嵌合し、かつ素線とクリップとをロウ材に
より一体に接続する工程と、クリップの先端部、および
クリップと素線との嵌合部から素線側に所定距離だけ近
傍位置(クリップと素線との嵌合部から素線側に0〜1
5センチメートル、より望ましくは0〜10センチメー
トルの位置)までの間を除く素線の全長に亘って外周
に、所定の絶縁方式により主絶縁層を形成(機械による
絶縁テープの巻き付けと絶縁ワニスの真空含浸法または
液圧法による絶縁方式により形成)する工程と、主絶縁
層の終端とクリップとの間における素線の周囲に、主絶
縁の絶縁方式とは異なる簡易絶縁方式により簡易絶縁層
を形成(手巻きによる絶縁テープの巻き付けと絶縁ワニ
スの塗布による簡易絶縁方式により形成)する工程とを
備えるようにしたので、水冷却形回転電機の最重要要素
の一つである固定子巻線の素線とクリップとのロウ付け
作業における内在欠陥に、冷却水が侵入して発生する冷
却水の漏水による固定子巻線の地絡事故を確実に抑制あ
るいは防止することが可能な回転電機用固定子巻線の製
作方法が提供できる。
【0053】また、請求項4乃至請求項6に対応する発
明では、上記請求項1に対応する発明の回転電機用固定
子巻線の製作方法において、主絶縁層を形成するに先立
ち、あらかじめクリップと素線との段差部分に吸湿性に
優れた絶縁材を素線と接するようにその外周に巻き付け
ておく工程、または簡易絶縁層を形成するに先立ち、あ
らかじめクリップと素線との段差部分に吸湿性に優れた
絶縁材を素線と接するようにその外周に巻き付けておく
工程のうち少なくとも一方の工程を付加するようにした
ので、水冷却形回転電機の最重要要素の一つである固定
子巻線の素線とクリップとのロウ付け作業における内在
欠陥に、冷却水が侵入して発生する冷却水の漏水による
固定子巻線の地絡事故をより一層確実に抑制あるいは防
止することが可能な回転電機用固定子巻線の製作方法が
提供できる。
【0054】さらに、請求項7に対応する発明によれ
ば、上記請求項1、請求項4乃至請求項6のいずれかに
対応する発明の回転電機用固定子巻線の製作方法におい
て、少なくとも1本の絶縁チュウブを、その一端をクリ
ップと素線との嵌合部側とし、他端を主絶縁層と簡易絶
縁層との境界部の外部に解放するように埋設する工程を
付加するようにしたので、水冷却形回転電機の最重要要
素の一つである固定子巻線の素線とクリップとのロウ付
け作業における内在欠陥に、冷却水が侵入して発生する
冷却水の漏水による固定子巻線の地絡事故を確実に抑制
あるいは防止することができる共に、万一冷却水の漏水
が発生してもそれを一早く検知することが可能な回転電
機用固定子巻線の製作方法が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による回転電機用固定子巻線の製作方法
の第1の実施形態を示す断面図。
【図2】本発明による回転電機用固定子巻線の製作方法
の第2の実施形態を示す断面図。
【図3】一般的な水冷却形回転電機の固定子の構造を示
す概要図。
【図4】図3の固定子の固定子巻線の端部外観図。
【図5】素線とクリップの組み立て構成例を示す斜視
図。
【図6】従来のクリップ端と素線間端面における絶縁の
状況を示す断面図。
【図7】クリップと素線とのロウ付け部における、素線
間に内在する微小隙間とガルバニックコロージョンの発
生を示す模式図。
【図8】クリップと素線との嵌合部からの漏水によるコ
イル素線間、および絶縁層への水の侵入・進展の状況を
示す模式図。
【符号の説明】
1…固定子枠、 2…固定子鉄心、 3…固定子巻線、 4…素線、 5…クリップ、 6…接続管、 7…絶縁接続管、 8…ヘッダーパイプ、 9…接続片、 10…開口部、 11…当て板、 12…ロウ材、 13…埋めマイカ、 14…主絶縁層、 15…簡易絶縁層、 16…吸湿繊維、 17…絶縁チュウブ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田里 誠 神奈川県横浜市鶴見区末広町2丁目4番地 株式会社東芝京浜事業所内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定子巻線内を水により直接冷却する方
    式の水冷却形回転電機の固定子巻線を製作する方法にお
    いて、 複数本の素線の端部を、当該素線に水を供給または排水
    しかつ電気的接続を行なうクリップに挿入して嵌合し、
    かつ前記素線とクリップとをロウ材により一体に接続す
    る工程と、 前記クリップの先端部、および前記クリップと素線との
    嵌合部から素線側に所定距離だけ近傍位置までの間を除
    く前記素線の全長に亘って外周に、所定の絶縁方式によ
    り主絶縁層を形成する工程と、 前記主絶縁層の終端と前記クリップとの間における前記
    素線の周囲に、前記主絶縁の絶縁方式とは異なる簡易絶
    縁方式により簡易絶縁層を形成する工程と、 を備えて成ることを特徴とする回転電機用固定子巻線の
    製作方法。
  2. 【請求項2】 前記主絶縁層としては、機械による絶縁
    テープの巻き付けと絶縁ワニスの真空含浸法または液圧
    法による絶縁方式により形成し、また前記簡易絶縁層と
    しては、手巻きによる絶縁テープの巻き付けと絶縁ワニ
    スの塗布による簡易絶縁方式により形成するようにした
    ことを特徴とする請求項1に記載の回転電機用固定子巻
    線の製作方法。
  3. 【請求項3】 前記所定距離だけ近傍位置としては、ク
    リップと素線との嵌合部から素線側に0〜15センチメ
    ートル、より望ましくは0〜10センチメートルの位置
    であることを特徴とする請求項1に記載の回転電機用固
    定子巻線の製作方法。
  4. 【請求項4】 前記請求項1に記載の回転電機用固定子
    巻線の製作方法において、 前記主絶縁層を形成するに先立ち、あらかじめ前記クリ
    ップと素線との段差部分に吸湿性に優れた絶縁材を素線
    と接するようにその外周に巻き付けておく工程を付加し
    て成ることを特徴とする回転電機用固定子巻線の製作方
    法。
  5. 【請求項5】 前記請求項1に記載の回転電機用固定子
    巻線の製作方法において、 前記簡易絶縁層を形成するに先立ち、あらかじめ前記ク
    リップと素線との段差部分に吸湿性に優れた絶縁材を素
    線と接するようにその外周に巻き付けておく工程を付加
    して成ることを特徴とする回転電機用固定子巻線の製作
    方法。
  6. 【請求項6】 前記請求項1に記載の回転電機用固定子
    巻線の製作方法において、 前記主絶縁層を形成するに先立ち、あらかじめ前記クリ
    ップと素線との段差部分に吸湿性に優れた絶縁材を素線
    と接するようにその外周に巻き付けておく工程と、 前記簡易絶縁層を形成するに先立ち、あらかじめ前記ク
    リップと素線との段差部分に吸湿性に優れた絶縁材を素
    線と接するようにその外周に巻き付けておく工程と、 を付加して成ることを特徴とする回転電機用固定子巻線
    の製作方法。
  7. 【請求項7】 前記請求項1、請求項4乃至請求項6の
    いずれか1項に記載の回転電機用固定子巻線の製作方法
    において、 少なくとも1本の絶縁チュウブを、その一端を前記クリ
    ップと素線との嵌合部側とし、他端を前記主絶縁層と簡
    易絶縁層との境界部の外部に解放するように埋設する工
    程を付加して成ることを特徴とする回転電機用固定子巻
    線の製作方法。
JP4290896A 1996-02-29 1996-02-29 回転電機用固定子巻線の製作方法 Pending JPH09233774A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4290896A JPH09233774A (ja) 1996-02-29 1996-02-29 回転電機用固定子巻線の製作方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4290896A JPH09233774A (ja) 1996-02-29 1996-02-29 回転電機用固定子巻線の製作方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09233774A true JPH09233774A (ja) 1997-09-05

Family

ID=12649140

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4290896A Pending JPH09233774A (ja) 1996-02-29 1996-02-29 回転電機用固定子巻線の製作方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09233774A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007124891A (ja) * 2005-10-25 2007-05-17 General Electric Co <Ge> 結束されたバーと固化されたバーとのろう付けの方法およびシリーズループ接合

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007124891A (ja) * 2005-10-25 2007-05-17 General Electric Co <Ge> 結束されたバーと固化されたバーとのろう付けの方法およびシリーズループ接合

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0938768B1 (en) Water-cooled stator coil end sealing process
JP3694354B2 (ja) 電気機械のステータコイルロッドの中空の導体エレメントへの冷却液の給排のため及び電流接続のために働く接続装置を修復する方法
US5581869A (en) Repair method for sealing liquid-cooled stator bar end fittings for a generator
JP2000511337A (ja) 高圧巻線用絶縁導体およびその製造方法
US5809632A (en) Method for repairing a cooling fluid box of an electric alternator stator bar
JPS598449Y2 (ja) 回転電機
US5760371A (en) Water-cooled stator coil header repair process
US20070068998A1 (en) Liquid-cooled armature bar clip-to-strand connection and method
JPH09233774A (ja) 回転電機用固定子巻線の製作方法
US7088020B2 (en) Apparatus and method for consolidating conductive strands of a stator coil
FI72230C (fi) Foerfarande foer framstaellning av elektriska kablar.
KR20140133535A (ko) 감소된 전력 팁-업을 갖는 고전압 고정자 코일
JPH0723540A (ja) 回転電機の固定子巻線
JP3476904B2 (ja) 回転電機の水冷却固定子コイル端部構造
JP4927794B2 (ja) 超電導ケーブル用フォーマの接続方法、および超電導ケーブル用フォーマの接続構造
CN107528407A (zh) 一种伞式水轮发电机轴绝缘结构
JPH09163655A (ja) 回転電機の固定子巻線とその製作方法
JPH1028357A (ja) 回転機巻線の樹脂含浸監視方法
CN113035518B (zh) 一种用于缺陷模拟的变压器器身内部注油结构
JP3846176B2 (ja) 水冷ブッシング
JP3383622B2 (ja) 回転検出器の絶縁キャップ構造
JPH11262208A (ja) 回転電機の固定子コイル
JPH10243610A (ja) 水冷発電機用固定子コイル
JPS5847618Y2 (ja) 水冷式高圧−電力ケ−ブル
JPH11355990A (ja) 給排液箱及び回転電機