JPH09233436A - 画像表示装置 - Google Patents

画像表示装置

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JPH09233436A
JPH09233436A JP9062571A JP6257197A JPH09233436A JP H09233436 A JPH09233436 A JP H09233436A JP 9062571 A JP9062571 A JP 9062571A JP 6257197 A JP6257197 A JP 6257197A JP H09233436 A JPH09233436 A JP H09233436A
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television signal
input
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Toshiyuki Kurita
俊之 栗田
Nobufumi Nakagaki
宣文 中垣
Takayuki Mori
隆之 森
Sunao Suzuki
直 鈴木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表示画像のアスペクト比が標準TV信号のそ
れと等しいディスプレイを有し、標準TV信号の走査線
の数をN倍にして表示する画像表示装置において、VT
R等から再生されるジッタを含んだTV信号でも画質の
劣化なく表示可能とする。 【解決手段】 N倍速手段(105)を有し該N倍速手
段において倍速変換動作兼ねて、書き込み、読み出し手
段(116,123,125,114)により、標準T
V信号を書き込み、読み出すことによりジッタを除去す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テレビジョン受像機,
モニタ、投射管等の画像表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】画像表示装置として、例えば、近年のテ
レビジョン受像機においては、大画面化,高画質化によ
る迫力や臨場感などが求められている。一方、映像情報
としても迫力や臨場感を増すために、画面の上下に映像
情報がない(即ち、上下ブランクを持つ)横長の映画サ
イズのワイド画面情報が多く作られるようになってきて
いる。
【0003】このような状況の中で、最近では、走査線
数を現行のNTSC方式の約2倍にし、周波数帯域を広
帯域化して、高解像度化を図ると共に、表示される画像
のアスペクト比を現行の4:3よりも横長の、例えば、
16:9にしたテレビジョン方式が提案され、この提案
を基に横長のディスプレイを有するテレビジョン受像機
が実用化されている。
【0004】また、このような、表示される画像のアス
ペクト比が16:9の横長のディスプレイを有するテレ
ビジョン受像機としては、アスペクト比が4:3の現行
のテレビジョン信号(以下、標準テレビジョン信号と言
う。)より得られる画像をも表示できる機能を備えたテ
レビジョン受像機も提案されている。
【0005】しかしながら、このような機能を備えたテ
レビジョン受像機においては、現行のテレビジョン放送
を受信し、図7(a)に示すようなアスペクト比が4:
3の標準テレビジョン信号より得られる画像を、アスペ
クト比が16:9の横長のディスプレイの画面全体に表
示すると、図7(b)に示すように、画像が歪むという
問題があった。即ち、この場合、標準テレビジョン信号
より得られる画像のアスペクト比は4:3=12:9で
あるから、この画像の縦をあわせてアスペクト比16:
9の横長のディスプレイに表示すると、表示される画像
は横方向に16/12=4/3倍に引き伸ばされる。
【0006】そこで、従来においては、偏向電流を制御
して、ディスプレイの画面の一部分のみを電子ビームで
走査するようにし、その部分にアスペクト比4:3の画
像を表示することによって、図7(c)に示すように歪
のない画像を得るようにしていた。なお、このような従
来技術としては、例えば、特開昭61−206381号
公報などが挙げられる。
【0007】ところで、また、最近では、表示される画
像のアスペクト比が4:3の通常のディスプレイを有す
るテレビジョン受像機においても、標準テレビジョン信
号の走査線数を現行のNTSC方式の約2倍にして、高
解像度化を図ったものがある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記した様に、従来に
おいては、アスペクト比4:3の標準テレビジョン信号
より得られる画像をも表示できる機能を備えた、アスペ
クト比16:9の横長のディスプレイを有するテレビジ
ョン受像機があり、そのテレビジョン受像機にてアスペ
クト比4:3の標準テレビジョン信号より得られる画像
を表示する場合、偏向電流を制御し、ディスプレイの画
面の一部分のみを電子ビームで走査するようにして、そ
の部分に画像を表示することにより、歪のない画像を得
るようにしていた。
【0009】また、アスペクト比4:3の通常のディス
プレイを有するテレビジョン受像機においても、標準テ
レビジョン信号の走査線数を現行NTSC方式の約2倍
にして、高解像度化を図ったものがあった。
【0010】前者のテレビジョン受像機においては、デ
ィスプレイの画面の一部分のみを電子ビームで走査する
ようにしているため、アスペクト比4:3の標準テレビ
ジョン信号より得られる画像ばかりを表示していると、
ディスプレイの画面の蛍光体においてその走査される部
分のみが走査されない部分に比べ早く劣化してしまうと
いう問題があった。また、偏向電流を制御するための回
路の構成が複雑になっていまうという問題もあった。
【0011】一方、後者のテレビジョン受像機において
は、現行のテレビジョン放送を受信して、画像を表示す
る場合には問題はないが、ビデオテープレコーダ等から
再生された信号のような時間軸変動(ジッタ)を含んだ
テレビジョン信号を入力して、画像を表示する場合に
は、時間軸変動除去能力が低いために、画質が劣化して
しまうという問題があった。しかも、その問題を解決す
るために、新たに時間軸補正回路を設けたりした場合に
は、回路規模が大きくなってしまうという問題があっ
た。
【0012】本発明は、上記した従来技術の問題点のう
ち、後者の問題点を解決するためになされたものであ
り、従って、本発明の目的は、表示される画像のアスペ
クト比が標準テレビジョン信号のアスペクト比と等しい
ディスプレイ(例えば、アスペクト比4:3の通常のデ
ィスプレイ)を有し、標準テレビジョン信号の走査線の
数をN(Nは2以上の整数)倍にして表示する画像表示装
置として、ビデオテープレコーダ等から再生された信号
のような時間軸変動を含んだテレビジョン信号を入力し
て画像を表示する場合でも、画質の劣化なく画像を表示
することができ、しかも、回路規模が増大することのな
い画像表示装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記した目的達成のた
め、本発明では、表示される画像のアスペクト比が標準
テレビジョン信号のアスペクト比と等しいディスプレイ
を有する画像表示装置において、
【0014】第1の発振手段と、該第1の発振手段の発
振出力を基にして前記ディスプレイを駆動するための水
平駆動パルスを発生する水平駆動パルス発生手段と、入
力される前記標準テレビジョン信号に同期して発振する
第2の発振手段と、入力される前記標準テレビジョン信
号を取込み、該標準テレビジョン信号の走査線の数をN
(但しNは2又は2を超える整数)倍にして出力するN
倍速手段と、
【0015】前記N倍速手段において倍速変換に際して
用いられる記憶部に対し、入力される前記標準テレビジ
ョン信号を、倍速変換動作を兼ねて、前記第2の発振手
段からの発振出力に同期して書き込み、書き込まれた該
標準テレビジョン信号を前記第1の発振手段からの発振
出力に同期して、該記憶部より倍速変換動作を兼ねて読
み出すことにより、入力時に有していた時間軸変動を除
去されたN倍速の標準テレビジョン信号として前記記憶
部より出力させる書き込み、読み出し手段と、
【0016】前記記憶部より出力された、時間軸変動を
除去されたN倍速標準テレビジョン信号を前記水平駆動
パルス発生手段からの水平駆動パルスに同期して前記デ
ィスプレイに入力して表示させる手段と、を具備するこ
ととした。
【0017】
【作用】前記N倍速手段は、その内部に記憶部を有して
おり、入力される前記標準テレビジョン信号より得られ
る信号を前記第2の発振手段からの発振出力に同期して
前記記憶部に書き込む。そして、書き込まれた該信号を
前記第1の発振手段からの発振出力に同期して前記記憶
部より読み出すことにより、前記標準テレビジョン信号
の走査線の数をN倍にして出力する。
【0018】こうして、前記N倍速手段における記憶部
から前記信号を読み出す際には、前記第1の発振手段か
らの非常に安定な発振出力に同期して読み出しているの
で、前記N倍速手段においては、倍速変換を行うと共
に、信号の時間軸補正をも行うことができる。
【0019】従って、ビデオテープレコーダ等から再生
された時間軸変動を含んだ信号を、前記標準テレビジョ
ン信号として入力した場合でも、その時間軸変動を充分
除去して、時間軸変動のない倍速変換された信号を前記
ディスプレイに表示することができ、しかも、回路規模
が増大するということもない。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明するわけである
が、その前に説明の都合上、本発明の実施例の理解に役
立つ回路例を説明する。図3は本発明の実施例の理解に
役立つ画像表示装置の一例を示すブロック図である。
【0021】図3において、101はアスペクト比が
4:3である標準テレビジョン信号、102はアナログ
/ディジタル(以下、A/Dと言う。)変換器、103
は動き適応型輝度信号/色信号(以下、Y/Cと言
う。)分離回路、104は動き適応型走査線補間回路、
105は倍速変換回路である。
【0022】この倍速変換回路105は、ラインメモリ
105a,105bと切換回路105cとにより構成さ
れ、動き適応型走査線補間回路104からの信号を入力
し、周波数を2倍にして出力する。また、106は標準
テレビジョン信号101から水平同期信号(以下、この
信号の周波数、即ち、水平周波数をfH とする。)を分
離する同期分離回路、107はクロック発生回路、であ
る。
【0023】このクロック発生回路107は、位相比較
器107a,ローパスフィルタ107b,電圧制御発振
回路107c,カウンタ107dから成る位相同期ルー
プ(以下、PLLと言う。)回路で構成され、同期分離
回路106からの水平同期信号に同期したクロックを発
生する。
【0024】また、108は水晶発振回路、109は水
晶発振回路108からの発振出力を分周し、2fH の周
波数を持つ水平駆動パルスを発生する水平駆動パルス発
生回路、110は水晶発振回路108からの発振出力と
水平駆動パルス発生回路109からの水平駆動パルスと
を入力し、発振出力から水平駆動パルスに同期した各種
信号を作成するタイミング発生回路、111はゲート回
路、112はゲート回路111を制御する制御信号、で
ある。
【0025】113は後述する圧縮回路117における
読み出しのタイミングを与えるクロック、114は後述
する圧縮回路117における読み出しの開始位置を示す
読み出しリセット信号(RR)、115は後述するゲー
ト回路119を制御するための制御信号、116は後述
する圧縮回路117における書き込みの開始位置を示す
書き込みリセット信号(WR)を作成するデコーダ、11
7は信号を記憶するためのバッファメモリを有し、倍速
変換回路105からの信号を時間方向に圧縮する圧縮回
路、である。
【0026】118はクロック発生回路107の出力の
一つである8fSC(fSCは色副搬送波周波数)の周波数
を持つクロック、119はゲート回路、120はディジ
タル/アナログ(以下、D/Aと言う。)変換器、12
1は表示される画像のアスペクト比が16:9の横長の
ディスプレイ、である。
【0027】以上が、本回路例の構成であり、次に、本
回路例の動作について説明する。図4は図3における要
部信号波形を示す波形図である。
【0028】入力されたアスペクト比が4:3である標
準テレビジョン信号101は、同期分離回路106によ
り図4(a)に示すような水平同期信号が分離され、そ
の水平同期信号はクロック発生回路107へ入力され
る。
【0029】入力された水平同期信号は、位相比較器1
07aにおいて、その水平同期信号の周波数fH と同じ
周波数を持つカウンタ107dからのクロックと位相比
較される。そして、その比較結果はローパスフィルタ1
07bを介して電圧制御発振回路107cに入力され、
その発振周波数を制御し、電圧制御発振回路107cよ
り、図4(e)に示すように、水平同期信号に同期し
た、水平同期信号の周波数fH の1820倍に当たる8
SCの周波数を持つクロック118を発生させる。
【0030】この8fSCの周波数を持つクロック118
は、書き込みクロックとして圧縮回路117に入力され
ると共に、カウンタ107dに入力される。カウンタ1
07dに入力されたクロック118は、カウンタ107
dにて910分周され、2fH の周波数を持つクロック
として倍速変換回路105の切換回路105cに入力さ
れると共に、1820分周され、fH の周波数を持つク
ロックとしてデコーダ116及び前述した位相比較器1
07aに入力される。
【0031】デコーダ116において、入力されたfH
の周波数を持つクロックはデコードされ、図4(d)に
示す様な垂直周期の書き込みリセット信号(WR)とし
て圧縮回路117へ送られる。
【0032】また、標準テレビジョン信号101は、A
/D変換器102により図4(b)に示す様にディジタ
ル信号に変換され、動き適応型Y/C分離回路103を
介して動き適応型走査線補間回路104に入力される。
なお、図4(b)において、括弧内の数字はディジタル
信号内のデータの数であり、以下、同様である。
【0033】動き適応型走査線補間回路104では、入
力された信号から実信号と補間信号とがそれぞれ作成さ
れる。作成された実信号と補間信号は、それぞれ、倍速
変換回路105に入力され、周波数を2倍に変換され
て、図4(c)に示すように、1/2水平周期毎に交互
に出力される。こうして、倍速変換回路105より高画
質化された信号が出力される。なお、図4(c)におい
て、Rは実信号、Iは補間信号であり、以下、同様であ
る。
【0034】倍速変換回路105より出力された図4
(f)に示す信号は、バッファメモリを有する圧縮回路
117に入力される。圧縮回路117では、先に入力さ
れたデコーダ116からの書き込みリセット信号(W
R)によってバッファメモリのリセットが行われ、その
行われた時点から、クロック発生回路107からの8f
SCの周波数を持つ書き込みクロック118に同期させ
て、入力された倍速変換回路105からの信号のバッフ
ァメモリへの書き込みが行われる。
【0035】また、水晶発振回路108より出力される
発振出力は、図4(i)に示すように、(32/3) f
SCの周波数を持ち、水平駆動パルス発生回路109,タ
イミング発生回路110,ゲート回路111にそれぞれ
入力される。
【0036】水平駆動パルス発生回路109では、入力
された発振出力を分周して、図4(n)に示すような水
平駆動パルスを発生して、タイミング発生回路110と
ディスプレイ121にそれぞれ出力する。
【0037】タイミング発生回路110では、入力され
た水晶発振回路108からの発振出力と水平駆動パルス
とを基に図4(g)に示すような垂直周期の読み出しリ
セット信号(RR)114を作成し、圧縮回路117に
出力する。
【0038】ここで、圧縮回路117におけるバッファ
メモリの読み出し時のリセットは、図4(g)に示す読
み出しリセット信号(RR)114によって、図4
(d)に示す書き込みリセット信号(WR)と同じ垂直
周期で行われるが、1/2水平周期分、位相をずらして
行われる。これは、バッファメモリに対する信号の書き
込みと読み出しとが互いに競合するのを防ぐためであ
る。
【0039】また、タイミング発生回路110では、入
力された水晶発振回路108からの発振出力から、2f
H の周波数を持つ水平駆動パルスに同期した図4(h)
に示すような制御信号112を作成し、ゲート回路11
1に入力する。この制御信号112は、圧縮回路117
におけるバッファメモリの読み出し期間を指定する信号
である。
【0040】ゲート回路111では、入力された水晶発
振回路108からの発振出力と制御信号112との論理
積をとり、図4(j)に示すような読み出しクロック1
13を得て、圧縮回路117に入力する。
【0041】従って、圧縮回路117において、この読
み出しクロック113に従って、バッファメモリより信
号(データ)を読み出すと、図4(k)に示す様に信号
が分かれて読み出される。なお、図4(k)において、
Aは映像期間部分、Bは黒レベル期間部分であり、残り
は非読み出し期間である。
【0042】一方、タイミング発生回路110では、入
力された水晶発振回路108からの発振出力から、水平
駆動パルスに同期した、上記非読み出し期間と同じタイ
ミングを持つ図4(l)に示すような制御信号115を
作成し、ゲート回路119に入力する。
【0043】ゲート回路119は、圧縮回路117より
出力された信号を入力し、制御信号115に基づいて、
図4(m)に示すように、非読み出し期間のみに、枠信
号、即ち、別の所定のレベルを持つ信号(斜線部分)を
付加して、出力する。
【0044】ゲート回路119より出力された信号は、
その後、D/A変換器120において、アナログ信号に
変換され、ディスプレイ121に入力される。そして、
ディスプレイ121では、D/A変換器120から入力
された信号を、先に入力された水平駆動パルスに基づい
て表示する。
【0045】以上説明したように、本回路例において
は、圧縮回路117におけるバッファメモリへの信号の
書き込みには、8fSCの周波数を持つ書き込みクロック
118を用い、バッファメモリからの信号の読み出しに
は、(32/3)fSCの周波数を持つ読み出しクロック1
13を用いており、バッファメモリにおける読み出し周
波数(32/3)fSCは書き込み周波数8fSCの4/3
倍であるので、圧縮回路117により信号は時間方向に
3/4倍に圧縮される。
【0046】従って、この圧縮された信号をディスプレ
イ121に表示する場合は、ディスプレイ121により
4/3倍に引き伸ばされるので、ディスプレイ121の
画面上では、図7(c)に示した様な歪のない画像を表
示することができる。但し、図7(c)において、従来
と異なる点は、本回路例では、画面の両端部分に、前述
した枠信号によって得られる画像、即ち、枠が表示さ
れ、この部分も電子ビームによって充分走査されている
点である。
【0047】また、本回路例においては、圧縮回路11
7におけるバッファメモリからの信号の読み出しには、
水晶発振回路108からの発振出力より得られる非常に
安定な読み出しクロック113を用いているので、圧縮
回路117においては、前述した信号の圧縮と共に、信
号の時間軸補正をも行うことができる。従って、ビデオ
テープレコーダ等から再生された時間軸変動を含んだ信
号を、標準テレビジョン信号101として入力した場合
でも、その時間軸変動を充分除去して、ディスプレイ1
21に表示することができる。
【0048】また、本回路例においては、圧縮回路11
7におけるバッファメモリからの信号を読み出す際、映
像期間部分と黒レベル期間部分とに信号を分けて読み出
すことにより、映像期間部分がディスプレイ121にお
ける画面の中央に表示されるように信号を読み出した場
合でも、黒レベル期間部分は水平帰線期間内に含まれる
ように読み出すことができるので、黒レベルの再生を正
しく行うことができる。
【0049】なお、本回路例においては、信号の読み出
しに用いられる読み出しクロック113は、水晶発振回
路108からの発振出力より得ているが、水晶発振回路
108から発振出力より得なくとも、例えば、PLL回
路によって、標準テレビジョン信号101に含まれるカ
ラーバースト信号に同期した信号を発生させ、その発生
した信号より得るようにしても良い。
【0050】また、本回路例においては、枠信号を、圧
縮回路117の後段においてディジタル処理により付加
しているが、D/A変換器120の後段においてアナロ
グ処理により、所定の直流レベルと切り換えることで付
加するようにしても良い。
【0051】次に、図5は本発明の実施例の理解に役立
つ画像表示装置の他の例を示すブロック図、図6は図5
における要部信号波形を示す波形図、である。図5にお
いて、122は分周回路、123は分周回路122より
出力される書き込みクロック、であり、その他、図3と
同一の構成要素には同一の符号を付した。
【0052】本回路例においては、圧縮回路117で行
われていた信号の圧縮動作を、倍速変換回路105にお
いて倍速変換動作と併せて行うことにより、圧縮回路1
17を削除した点に特徴がある。
【0053】本回路例における動作は、基本的には図3
の回路例の動作と同じなので、主として異なる部分のみ
を説明する。分周回路122では、クロック発生回路1
07から出力された8fSCの周波数を持つクロックを2
分周し、4fSCの周波数を持つ書き込みクロック123
として倍速変換回路105に出力する。また、デコーダ
116では、クロック発生回路107から出力されたf
H の周波数を持つクロックを入力し、デコードして、垂
直周期の書き込みリセット信号(WR)として倍速変換
回路105に出力する。
【0054】次に、倍速変換回路105では、動き適応
型走査線補間回路104にて作成された実信号と補間信
号を入力し、ラインメモリ105a,105bにそれぞ
れ書き込む。その時、各ラインメモリ105a,105
bは、それぞれ、デコーダ116より入力された図6
(a)に示すような垂直周期の書き込みリセット信号
(WR)でリセットされ、その時点から、分周回路12
2より入力された図6(b)に示すような4fSCの周波
数を持つ書き込みクロック123に同期して、動き適応
型走査線補間回路104からの実信号(図6(c))と
補間信号が書き込まれる。
【0055】そして、各ラインメモリ105a,105
bは、それぞれ、タイミング発生回路110より入力さ
れる垂直周期の読み出しリセット信号(RR)114で
リセットされ、その時点から、ゲート回路112より入
力される図6(d)に示すような読み出しクロック11
3に同期して読み出される。
【0056】このように、各ラインメモリ105a,1
05bより信号を読み出しクロック113に従って読み
出すと、図3の回路例にて説明した如く、映像期間部分
と黒レベル期間部分とに信号が分かれて読み出され、し
かも、黒レベル期間部分は水平帰線期間内に含まれるよ
うに読み出されて、図6(e)に示すような信号として
出力される。
【0057】以上のようにして、倍速変換回路105に
おいては、倍速変換動作と共に信号の圧縮動作が行われ
る。本回路例によれば、倍速変換回路105における前
述した信号の圧縮動作によって、図3の回路例と同様
に、信号は時間方向に3/4倍に圧縮される。そして、
この圧縮された信号をディスプレイ121に表示する
と、ディスプレイ121により4/3倍に引き伸ばされ
るので、ディスプレイ121の画面上では、歪のない画
像を表示することができる。
【0058】また、本回路例においても、倍速変換回路
105における各ラインメモリ105a,105bから
の信号の読み出しには、水晶発振回路108からの発振
出力より得られる非常に安定な読み出しクロック113
を用いているので、倍速変換回路105においては、倍
速変換,信号の圧縮を行うと共に、信号の時間軸補正を
も行うことができる。また、本回路例においては、圧縮
回路が削除されるので、図3の回路例に比べ回路構成が
簡単になる。
【0059】さて、以上の各回路例においては、表示さ
れる画像のアスペクト比が16:9の横長のディスプレ
イを有するテレビジョン受像機を対象としてきたが、次
はアスペクト比が4:3の通常のディスプレイを有する
テレビジョン受像機を対象とするもので、いよいよ本発
明の実施例を説明する。
【0060】図1は本発明の一実施例を示すブロック図
である。図1において、124は水晶発振回路、125
は水晶発振回路124の発振出力、126は表示される
画像のアスペクト比が4:3の通常のディスプレイ、で
あり、その他、図5と同一の構成要素には同一の符号を
付した。
【0061】本実施例における動作は、基本的には図5
の回路例の動作と同じなので、主として異なる部分のみ
を説明する。分周回路122では、クロック発生回路1
07から出力された8fSCの周波数を持つクロックを2
分周し、4fSCの周波数を持つ書き込みクロック123
として倍速変換回路105に入力する。また、デコーダ
126では、クロック発生回路107から出力されたf
H の周波数を持つクロックを入力し、デコードして、垂
直周期の書き込みリセット信号(WR)として倍速変換
回路105に入力する。
【0062】一方、水晶発振回路124より出力される
発振出力125は、8fSCの周波数を持ち、水平駆動パ
ルス発生回路109,タイミング発生回路110にそれ
ぞれ入力されると共に、読み出しクロックとして倍速変
換回路105にも入力される。
【0063】水平駆動パルス発生回路109では、入力
された発振出力125を分周して、2fH の周波数を持
つ水平駆動パルスを発生して、タイミング発生回路11
0とディスプレイ126にそれぞれ出力する。
【0064】また、タイミング発生回路110では、発
振出力105と水平駆動パルスとを基に垂直周期の読み
出しリセット信号(RR)114を作成し、倍速変換回
路105に出力する。
【0065】次に、倍速変換回路105では、動き適応
型走査線補間回路104にて作成された実信号と補間信
号を入力し、ラインメモリ105a,105bにそれぞ
れ書き込む。その時、各ラインメモリ105a,105
bは、それぞれ、デコーダ116より入力された垂直周
期の書き込みリセット信号(WR)でリセットされ、そ
の時点から、分周回路122より入力された4fSCの周
波数を持つ書き込みクロック123に同期して、動き適
応型走査線補間回路104からの実信号と補間信号が書
き込まれる。
【0066】そして、各ラインメモリ105a,105
bは、それぞれ、タイミング発生回路110より入力さ
れる垂直周期の読み出しリセット信号(RR)114で
リセットされ、その時点から、水晶発振回路124の発
振出力125である読み出しクロックに同期して読み出
される。
【0067】このように、本実施例によれば、倍速変換
回路105における各ラインメモリ105a,105b
からの信号の読み出しには、水晶発振回路124の発振
出力125である非常に安定な読み出しクロックを用い
ているので、倍速変換回路105においては、倍速変換
を行うと共に、信号の時間軸補正をも行うことができ
る。
【0068】従って、ビデオテープレコーダ等から再生
された時間軸変動を含んだ信号を、標準テレビジョン信
号101として入力した場合でも、その時間軸変動を充
分除去して、倍速変換された信号をディスプレイ126
に表示することができ、しかも、回路規模が増大すると
いうこともない。
【0069】次に、図2は本発明の別の実施例を示すブ
ロック図である。図2において、127はバンドパスフ
ィルタ、128はクロック発生回路である。このクロッ
ク発生回路128は、位相比較器128a,ローパスフ
ィルタ128b,電圧制御発振回路128c,分周回路
128dから成るPLL回路で構成される。その他、図
1と同一の構成要素には同一の符号を付した。
【0070】本実施例においては、水晶発振回路124
の代わりに、標準テレビジョン信号101に含まれるカ
ラーバースト信号に同期したクロックを発生するクロッ
ク発生回路128を用いた点に特徴がある。
【0071】本実施例における動作は、基本的には図1
の実施例の動作と同じなので、主として異なる部分のみ
を説明する。入力された標準テレビジョン信号101
は、バンドパスフィルタ127により色信号帯域のみが
抽出され、その出力であるカラーバースト信号はクロッ
ク発生回路128へ入力される。
【0072】入力されたカラーバースト信号は、位相比
較器128aにおいて、そのカラーバースト信号の周波
数fSCと同じ周波数を持つ分周回路128dからのクロ
ックと位相比較される。そして、その比較結果はローパ
スフィルタ128bを介して電圧制御発振回路128c
に入力され、その発振周波数を制御し、電圧制御発振回
路128cより、カラーバースト信号に同期した、8f
SCの周波数を持つクロックを発生させる。そして、この
クロックは分周回路128dに入力され、8分周され
て、カラーバースト信号の周波数fSCと同じ周波数を持
つクロックとして前述の如く位相比較器128aに入力
される。
【0073】一般に、ビデオテープレコーダ等から再生
された信号を含め、標準テレビジョン信号に含まれるカ
ラーバースト信号は、時間軸変動が少なく安定であるの
で、このように、標準テレビジョン信号101に含まれ
るたカラーバースト信号を基に、PLL回路で構成され
るクロック発生回路128を用いてクロックを発生させ
ることにより、非常に安定なクロックを得ることができ
る。
【0074】そして、このクロックを、倍速変換回路1
05における各ラインメモリ105a,105bから信
号を読み出す際の読み出しクロックとして用いることに
より、前述の図1の実施例と同様、倍速変換回路105
においては、倍速変換を行うと共に、信号の時間軸補正
をも行うことができる。
【0075】従って、ビデオテープレコーダ等から再生
された時間軸変動を含んだ信号を、標準テレビジョン信
号101として入力した場合でも、その時間軸変動を充
分除去して、倍速変換された信号をディスプレイ126
に表示することができ、しかも、回路規模が増大すると
いうこともない。
【0076】なお、以上の各実施例においては、本発明
を画像表示装置のうちの一つであるテレビジョン受像機
に適用した場合を例に挙げ説明したが、本発明は、その
他の画像表示装置として、例えば、モニタや投射管など
にも適用することができる。
【0077】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
表示される画像のアスペクト比が標準テレビジョン信号
のアスペクト比と等しいディスプレイを有し、標準テレ
ビジョン信号の走査線の数をN(Nは2以上の整数)倍
にして表示する画像表示装置において、N倍速手段にお
ける記憶部から標準テレビジョン信号を読み出す際に、
水晶発振回路などからの非常に安定な発振出力に同期し
て読み出しているので、N倍速手段においては、倍速変
換を行うと共に、信号の時間軸補正をも行うことができ
る。
【0078】従って、ビデオテープレコーダ等から再生
された時間軸変動を含んだ信号を、前記標準テレビジョ
ン信号として入力した場合でも、その時間軸変動を充分
除去して、時間軸変動のない倍速変換された信号を前記
ディスプレイに表示することができ、しかも、回路規模
が増大するということもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】本発明の別の実施例を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施例の理解に役立つ画像表示装置の
一例を示すブロック図である。
【図4】図3における要部信号波形を示す波形図であ
る。
【図5】本発明の実施例の理解に役立つ画像表示装置の
他の例を示すブロック図である。
【図6】図5における要部信号波形を示す波形図であ
る。
【図7】従来例と本発明とにおいて、アスペクト比が
4:3の標準テレビジョン信号による画像をアスペクト
比が16:9の横長のディスプレイに表示した場合の表
示結果を説明するための説明図である。
【符号の説明】
101…標準テレビジョン信号、102…A/D変換
器、103…動き適応型Y/C分離回路、104…動き
適応型走査線補間回路、105…倍速変換回路、106
…同期分離回路、107…クロック発生回路、108…
水晶発振回路、109…水平駆動パルス発生回路、11
0…タイミング発生回路、111,119…ゲート回
路、116…デコーダ、117…圧縮回路、120…D
/A変換器、124…水晶発振回路、126…ディスプ
レイ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森 隆之 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所家電研究所内 (72)発明者 鈴木 直 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 日 立ビデオエンジニアリング株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示される画像のアスペクト比が標準テ
    レビジョン信号のアスペクト比と等しいディスプレイ
    (126)を有する画像表示装置において、 第1の発振手段(124)と、該第1の発振手段の発振
    出力を基にして前記ディスプレイを駆動するための水平
    駆動パルスを発生する水平駆動パルス発生手段(10
    9)と、入力される前記標準テレビジョン信号に同期し
    て発振する第2の発振手段(107)と、入力される前
    記標準テレビジョン信号を取込み、該標準テレビジョン
    信号の走査線の数をN(但しNは2又は2を超える整
    数)倍にして出力するN倍速手段(105)と、 前記N倍速手段において倍速変換に際して用いられる記
    憶部に対し、入力される前記標準テレビジョン信号を、
    倍速変換動作を兼ねて、前記第2の発振手段からの発振
    出力に同期して書き込み、書き込まれた該標準テレビジ
    ョン信号を前記第1の発振手段からの発振出力に同期し
    て、該記憶部より倍速変換動作を兼ねて読み出すことに
    より、入力時に有していた時間軸変動を除去されたN倍
    速の標準テレビジョン信号として前記記憶部より出力さ
    せる書き込み、読み出し手段(116,123,12
    5,114)と、 前記記憶部より出力された、時間軸変動を除去されたN
    倍速標準テレビジョン信号を前記水平駆動パルス発生手
    段からの水平駆動パルスに同期して前記ディスプレイに
    入力して表示させる手段と、を具備したことを特徴とす
    る画像表示装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の画像表示装置におい
    て、前記第1の発振手段が、入力される前記標準テレビ
    ジョン信号から取り出されたカラーバースト信号に同期
    して発振する手段(128)から成ることを特徴とする
    画像表示装置。
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