JPH09232841A - アンテナの配置方法 - Google Patents

アンテナの配置方法

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JPH09232841A
JPH09232841A JP4159996A JP4159996A JPH09232841A JP H09232841 A JPH09232841 A JP H09232841A JP 4159996 A JP4159996 A JP 4159996A JP 4159996 A JP4159996 A JP 4159996A JP H09232841 A JPH09232841 A JP H09232841A
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JP
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antenna
wireless terminal
housing
metal
metal casing
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JP4159996A
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English (en)
Inventor
Yasuhiro Ban
泰浩 伴
Yoshio Horiike
良雄 堀池
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 金属製筐体に取り付ける無線端末内蔵逆Fア
ンテナにおいて無指向性またはヌルポイントのない放射
特性を与える。 【解決手段】 給湯器の金属製筐体1と、無線端末上端
部に板状逆Fアンテナを内蔵した小型無線端末5とから
構成され、小型無線端末6の平面アンテナ部2が内蔵さ
れた端部を、金属製筐体1の前面の上端部に配置し、さ
らに給電部3も金属製筐体1の上端に配置することによ
って、金属製筐体1に流れ出る電流の向きを垂直方向に
関して一方向に向けることで垂直偏波において無指向性
に近い放射特性を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えばコードレスリ
モコン付き給湯器等の設備機器に用いられる特定小電力
無線システムにおけるアンテナの配置方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年、コードレスリモコン付き給湯器の
ように、配線工事をすることなしに特定小電力無線を用
いて機器を制御するシステムが増加してきている。給湯
器等の設備機器は金属製筐体で覆われているのが一般的
であり、そこに取り付けられる小型無線端末のアンテナ
はその金属製筐体の影響を考慮して設計する必要があ
る。
【0003】次に従来の無線システムを利用した給湯器
の給湯器側の小型無線端末の構成図を図8に示す。図8
はロッド型アンテナを備えた小型無線端末を給湯器の金
属製筐体の側面に取り付けた時の構成である。1は給湯
器の本体を覆っている金属製筐体、6は給湯器の制御リ
モコンと無線で通信をやりとりするための小型無線端
末、12はリモコンからの給湯器への制御信号を無線で
通信する為の小型無線端末6のロッドアンテナである。
給湯器の金属製筐体1の側面部の上部に小型無線端末6
を取り付けている。小型無線端末6にはロッドアンテナ
12が装着されており、アンテナの先端部分は金属製筐
体の上面より突き出ている構成である。この小型無線端
末6によって、屋内に取り付けられる給湯器の制御用リ
モコンと電波によって無線通信するような構成である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成では、小型無線端末のアンテナは外部に突き出
ているため、屋外に取り付けられる給湯器の場合には、
アンテナが折れたり、いたずらされたりするという問題
があった。また屋外にあるためアンテナ部に防水性対策
をしなければならないとともに無線端末を小型化しにく
いという問題があった。
【0005】そこで、上記課題を解決するためにはアン
テナを小型無線端末に内蔵すれば良く、一般的に内蔵ア
ンテナとして用いられている板状逆Fアンテナを使用す
ることが考えられる。しかし、板状逆Fアンテナを有し
た小型無線端末の平面アンテナ部が給湯器の筐体の大地
に対して垂直な一面と平行になるように配置すると、水
平面方向に電波を放射するのは、筐体の一面に垂直に配
置される構成になるアンテナ面の接地部分であり、接地
部分はモノポールアンテナと同様なモードで動作するた
め、8の字特性になり、放射パターンにヌルポイントが
発生し、さらに、アンテナを給湯器のようなアンテナの
大きさに比して大きい金属製筐体を有する装置の前面や
側面方向において筐体面に平行に配して取り付けると、
場所によって指向性が大きく変化し、水平面無指向性の
特性が必要であるコードレスリモコン付き給湯器のよう
なシステムでは非常に使用しにくいアンテナになるとい
う課題があった。
【0006】また、小型無線端末に板状逆Fアンテナを
内蔵すると、アンテナの給電部が金属製筐体の大地に対
して垂直な一面の中央部にある構成になる場合は金属製
筐体に流れる高周波電流は上下の両方向に流れ、ベクト
ルが反対向きになるので互いに放射する電界は逆相にな
り、空間で打ち消し合うために、水平面の特定方向の放
射パターンにヌルポイントが発生したり、指向性を有し
てしまうことがあった。しかし設置形態の不確定な給湯
器のような設備機器に使用される無線システムにおいて
は、水平面内では無指向性のアンテナが望ましく、ある
方向にヌルポイントを有する放射パターンのアンテナで
は無線通信に支障をきたす恐れがあった。
【0007】また、集合住宅においては給湯器等はパイ
プシャフトと呼ばれる水道管や水道メータ、ガス配管や
ガスメータなどが集中的に納められたシャフト空間に収
納される。しかしパイプシャフト内は配管パイプなどの
金属物が多いとともに、パイプシャフトの扉自体が主に
金属製であるために、その中に納められた給湯器に取り
付けられた小型無線端末のアンテナはインピーダンスが
大きく変化するとともに利得が著しく低下してしまう。
そのとき金属物が有り電波が通過せず反射してしまう方
向に、大きく電波を放射させる指向性のアンテナでは、
相手無線端末との距離が近くても無線通信ができない場
合が発生するとともに、アンテナが空間へ放射するエネ
ルギー効率からみても、無駄になってしまうエネルギー
が多いという課題があった。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のアンテナの配置
方法は、金属製の筐体と、前記筐体の垂直な面に取り付
けられ、モノポールモードを含む複数のモードで動作す
るアンテナ部を前記筐体の端部に配置するようにしたも
のである。
【0009】この本発明によれば、空間に放射される水
平面での放射パターンにおいて、特定方向でのヌルポイ
ントを発生しにくくすることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明は上記課題を解決する為
に、装置を覆っている金属製筐体の大地に対して垂直な
一面に配置するモノポールモードで動作する部分を有し
た複合アンテナを金属製筐体の大地に対して垂直な一面
上に配するとともに、前記面状の端部に配置する構成で
ある。
【0011】また、前記アンテナを装置を覆っている金
属製筐体の大地に対して垂直な一面の上端部に配置する
構成である。
【0012】また、前記アンテナを装置を覆っている金
属製筐体の大地に対して垂直な一面の下端部に配置する
構成である。
【0013】また、前記アンテナを装置を覆っている金
属製筐体の大地に対して垂直な一面の上端部に配置する
とともに給電部を筐体面上の上端に近接して設け給電す
る構成である。
【0014】また、前記アンテナを装置を覆っている金
属製筐体の大地に対して垂直な一面の下端部に配置する
とともに給電部を筐体面上の下端に近接して設け給電す
る構成である。
【0015】また、前記アンテナを無線端末端部に内蔵
した小型無線端末を備え、前記アンテナが取り付けられ
ている無線端末端部を装置を覆っている金属製筐体の大
地に対して垂直な一面の面上の上端部に配置した構成で
ある。
【0016】また、前記アンテナを無線端末端部に内蔵
した小型無線端末を備え、前記アンテナが取り付けられ
ている無線端末端部を装置を覆っている金属製筐体の大
地に対して垂直な一面の面上の上端部に配置し、装置金
属製筐体面上の上端に近接してアンテナ給電部を設ける
構成である。
【0017】また、前記アンテナを無線端末端部に内蔵
した小型無線端末を備え、前記アンテナが取り付けられ
ている無線端末端部を装置を覆っている金属製筐体の大
地に対して垂直な一面の面上の下端部に配置した構成で
ある。
【0018】また、前記アンテナを無線端末端部に内蔵
した小型無線端末を備え、前記アンテナが取り付けられ
ている無線端末端部を装置を覆っている金属製筐体の大
地に対して垂直な一面の面上の下端部に配置し、装置金
属製筐体面上の下端に近接してアンテナ給電部を設ける
構成である。
【0019】また、前記アンテナを内蔵した小型無線端
末を装置を覆っている金属製筐体に取り付ける無線端末
取り付け手段を設け、前記取り付け手段によって小型無
線端末内部のアンテナの金属製筐体上での配置位置を変
化させることのできる構成である。
【0020】また、小型無線端末を金属製筐体の大地に
対して垂直な一面の上端もしくは下端の近傍に、アンテ
ナが内蔵された小型無線端末の端部を配置し、かつ前記
アンテナを金属製筐体の大地に対して垂直な一面に平行
になるように構成し、前記小型無線端末に金属製筐体に
取り付ける無線端末取り付け手段を設け、前記取り付け
手段によって小型無線端末内部のアンテナの金属製筐体
上での配置位置を変化させることのできる構成である。
【0021】さらにアンテナへの給電部を金属製筐体の
上端もしくは下端の近傍に設け給電する構成である。
【0022】本発明は上記構成によってアンテナに給電
した高周波電流が金属製筐体に流れるが、その高周波電
流の流れる方向を金属製筐体の大地に対して垂直な面に
おいて、垂直または水平に流れる電流を一方向に流れる
ようにする。
【0023】また、金属製筐体の上端部にアンテナを配
置することで、給電部を金属製筐体の上部に配置するこ
とができ、金属製筐体に流れる高周波電流の方向を金属
製筐体の大地に対して垂直な面において上下方向に関し
て一方向に流れるようにする。
【0024】また、金属製筐体の下端部にアンテナを配
置することで、給電部を金属製筐体の下部に配置するこ
とができ、金属製筐体に流れる高周波電流の方向を金属
製筐体の大地に対して垂直な面において上下方向に関し
て一方向に流れるようにする。
【0025】また、給電部を金属製筐体の上端の近傍に
配することで金属製筐体の大地に対して垂直な面におい
て一層上下方向に関して一方向に流れるようにする。
【0026】また、給電部を金属製筐体の下端の近傍に
配することで金属製筐体の大地に対して垂直な面におい
て一層上下方向に関して一方向に流れるようにする。
【0027】また、アンテナを無線端末の端部に内蔵し
た小型無線端末を、金属製筐体に取り付ける場合におい
て、前記アンテナが取り付けられた端部を金属製筐体の
上端部に配置することで、金属製筐体の大地に対して垂
直な面に流れる高周波電流は上下方向に関して一方向に
流れるようになる。
【0028】また、アンテナに給電する給電部を、金属
製筐体の上端の近傍に配置することで、金属製筐体の大
地に対して垂直な面に流れる高周波電流はより一層上下
方向に関して一方向に流れるようになる。
【0029】また、アンテナを無線端末の端部に内蔵し
た小型無線端末を、金属製筐体に取り付ける場合におい
て、前記アンテナが取り付けられた端部を金属製筐体の
下端部の近傍に配置することで、金属製筐体の大地に対
して垂直な面に流れる高周波電流は上下方向に関して一
方向に流れるようになる。
【0030】また、アンテナに給電する給電部を、金属
製筐体の下端の近傍に配置することで、金属製筐体の大
地に対して垂直な面に流れる高周波電流はより一層上下
方向に関して一方向に流れるようになる。
【0031】また、小型無線端末を金属製筐体に取り付
ける取り付け手段によって、小型無線端末の端部に内蔵
されたアンテナの位置を、金属製筐体の大地に対して垂
直な面上において変化させる。
【0032】さらにアンテナもしくはアンテナの給電部
を金属製筐体の上端もしくは下端の近傍に配置すること
で、金属製筐体の大地に対して垂直な面上における配置
位置変化させるとともに、金属製筐体面上の電流の流れ
方をより大きく変化させる。
【0033】以下に本発明の実施例を図1〜図7を参照
し、説明する。初めにモノポールモードで動作するアン
テナ部を有しているとともに他のモードで動作するアン
テナ部も有したアンテナの例を図1に示す。図1に示さ
れているアンテナは板状逆Fアンテナと呼ばれ、特公平
2−13842号公報にも示されている。
【0034】次に各部分の説明を行う。図1において、
1はアンテナのグランドプレーンを形成する金属製筐
体、2は導体板で形成された板状逆Fアンテナの平面ア
ンテナ部、3は平面アンテナ部に高周波信号を供給する
給電部、4は板状逆Fアンテナの平面アンテナ部2を金
属製筐体1に接地接続している金属材で形成された微小
モノポール部である。板状逆Fアンテナは微小モノポー
ル部と導体板で形成された平面アンテナ部2と金属製筐
体1とで形成されるスリットで構成されるスロットモー
ドのアンテナ部で構成される複合アンテナである。微小
モノポール部4は垂直偏波成分の電波を送受信でき、ま
たスロットアンテナ部は水平偏波成分の電波を送受信す
ることが可能である。この特徴により板状逆Fアンテナ
は垂直・水平の両偏波を送受信可能なアンテナとして使
用することができる。またこのアンテナは図1の様な配
置で使用すると水平面で無指向性の放射パターンの特性
を有する。しかしアンテナの平面アンテナ部2を大地に
対して垂直に配置した場合は、水平面においての指向性
は8の字特性を有する。このように板状逆Fアンテナは
平面アンテナ部を大地に対して垂直に配置すると、通常
水平面で無指向性は得られないが、板状逆Fアンテナを
内蔵した無線端末を給湯器など装置を覆っている金属製
筐体において、本発明の様な配置方法によって無指向性
の特性に近づけるとともに、特定のポイントのヌルポイ
ントを無くすことができる。
【0035】なお、以下の実施例では板状逆Fアンテナ
を用いて説明を行うが、板状逆Fアンテナで説明した部
分は線状逆Fアンテナやグランドプレーンを金属製筐体
でなく導体板で形成した様な構造のアンテナでもよく、
同様な効果が得られる。
【0036】本発明の第1の実施例を図2を用いて説明
する。図2において、1は給湯器などの装置を覆ってい
る筐体である金属製筐体、2は金属製筐体を地板として
逆F型に給電された板状逆Fアンテナの平面アンテナ
部、3は逆Fアンテナに高周波電流を供給する給電部、
5は金属製筐体の大地に対して垂直な一面である金属製
筐体前面である。給湯器を無線で制御するための小型無
線端末は420MHz帯の周波数を利用している。平面
アンテナ部2は周囲長が使用周波数のλ/2程度であ
り、導体板によって形成されている。給湯器の金属製筐
体1の金属製筐体前面5は平面アンテナ部2に比べて十
分大きい構成である。板状逆Fアンテナの平面アンテナ
部2は給湯器を設置した時、大地に対して垂直な一面で
ある金属製筐体前面5に10mm程度離し平行に配さ
れ、金属製筐体1の上端の近傍に配置されている。平面
アンテナ部2上での給電部3は金属製筐体の上端側にお
いて給電する構成である。図2においては、構成の説明
を簡単にするために給湯器の金属製筐体1と、逆Fアン
テナの平面アンテナ部2と、給電部3のみしか示してい
ないが、実際は給湯器の制御信号を電波に乗せて通信す
る無線通信部と、無線通信部を内蔵した無線端末のケー
スが存在し、給湯器の金属製筐体1に取り付けられてい
るかもしくは給湯器の内部に内蔵されている構成であ
る。
【0037】なお本実施例において、平面アンテナ部2
は使用周波数のλ/2程度のものを使用したが、実効長
を長くする為に平面アンテナ部2に切り欠きを設けるこ
ともでき、以下どの実施例においてもこのように構成す
ることができる。
【0038】次に図7を用いて、本実施例においての金
属製筐体1上における高周波電流の流れ方を示す。図7
において、10は平面アンテナ部に給電した高周波電流
の一部から金属製筐体1に流れる電流、11は平面アン
テナ部の給電部が配置されている金属製筐体上での給電
位置である。給電位置11は本実施例においては金属製
筐体の前面の上端に近接して配置されている。金属製筐
体1に流れる電流10は大地に対して垂直な面に関して
は、給電位置が上端部にある為に面上においてZ軸の軸
方向に関して一方向に流れるようになる。この為、筐体
の大地に対して垂直な面上に流れる電流10は同一方向
に流れさせることができるので、金属製筐体から放射さ
れる電界成分ベクトルは打ち消しあいにくくなる。よっ
て金属製筐体1も含めてアンテナとするとき、水平面で
の指向性にヌルポイントができにくくなり、無指向性も
しくは無指向性に近い放射特性を有するアンテナ装置に
することができる。
【0039】なお、以下のどの実施例においても、平面
アンテナ部の給電部を金属製筐体1の大地に対する垂直
面で上端もしくは下端近傍に配置することで同様な電流
分布を作り出すことができる。
【0040】また図2において、給電部3は本実施例に
おいては金属製筐体1の上端に近接して配置している
が、金属製筐体1のアンテナの取り付けられた一面に比
して平面アンテナ部2が十分小さい場合は給電部3は平
面アンテナ部2のどこでも構わない。
【0041】また金属製筐体1は給湯器以外の設備機器
等の金属製筐体でもよく、ガス湯沸かし器、電気温水
器、ガスメータなどを用いることもできる。
【0042】次に図3を用いて本発明の第2の実施例を
説明する。図3の構成要素は図2と全く同様であるので
説明は省略する。板状逆Fアンテナの平面アンテナ部2
は金属製筐体1の大地に対して垂直な一面である金属製
筐体前面5に10mm程度離し平行に配されかつ金属製
筐体1の下端の近傍に配置されている。また平面アンテ
ナ部2に高周波電流を供給する給電部3は金属製筐体1
の下端部の近傍に配されている構成である。また第1の
実施例と同様に図3においては、構成の説明を簡単にす
るために給湯器の金属製筐体1と、逆Fアンテナの平面
アンテナ部2と、給電部3のみしか示していないが、実
際は給湯器の制御信号を電波に乗せて通信する無線通信
部と、無線通信部を内蔵した無線端末のケースが存在
し、給湯器の金属製筐体1に取り付けられているかもし
くは給湯器の内部に内蔵されている構成である。
【0043】また給電部3は本実施例においては金属製
筐体1の下端の近傍に配置しているが、金属製筐体1に
比して平面アンテナ部2が十分小さい場合は給電部3は
平面アンテナ部2のどこでも構わない。
【0044】また金属製筐体1は給湯器以外の設備機器
等の金属製筐体でもよく、ガス湯沸かし器、電気温水
器、ガスメータなどを用いることもできる。
【0045】次に図4を用いて、本発明の第3の実施例
について説明する。図4において前記実施例と同様の構
成要素に関しては同一の番号を付しているので説明は省
略する。図4において6は給湯器の金属製筐体1に取り
付けられた、制御リモコンと無線通信によって給湯器を
制御する為の給湯器側の小型無線端末である。給湯器の
金属製筐体1の大地に対して垂直な一面である金属製筐
体前面5上の上端近傍に、給湯器の制御信号を無線通信
でやりとりする為の小型無線端末を配置し、平面アンテ
ナ部2に高周波電流を供給する給電部をその面内の上端
に近接して設け、給電部3において給電している。また
図4においては構成の説明を簡単にするために、アンテ
ナ配置構成に不要な構成要素に関しては省略している
が、実際の小型無線端末6には給湯器の制御リモコンと
無線で制御信号をやりとりする無線通信部、電池、板状
逆Fアンテナの構成要素の地板である金属板もしくは無
線端末内金属ケース、金属ケースに平面アンテナ部2を
接地する接地用の金属材などが小型無線端末6の内部に
内蔵されている構成である。
【0046】なお給電部3は本実施例においては金属製
筐体1の上端の近傍に配置しているが、金属製筐体1に
比して平面アンテナ部2が十分小さい場合は給電部3は
平面アンテナ部2のどこでも構わない。
【0047】なお金属製筐体1は給湯器以外の設備機器
等の金属製筐体でもよく、ガス湯沸かし器、電気温水
器、ガスメータなどを用いることもできる。
【0048】次に図5を用いて、本発明の第4の実施例
について説明する。図5において第3の実施例と構成要
素は同じであるので説明は省略する。給湯器の金属製筐
体1の大地に対して垂直な一面である金属製筐体前面5
上の下端部の近傍に、給湯器の制御信号を無線通信でや
りとりする為の小型無線端末6を配置し、平面アンテナ
部2に高周波電流を供給する給電部3をその面内の下端
の近傍に設けて給電している。また図5においては構成
の説明を簡単にするために、アンテナ配置構成に不要な
構成要素に関しては省略しているが、実際の小型無線端
末6には給湯器の制御リモコンと無線で制御信号をやり
とりする無線通信部、電池、板状逆Fアンテナの構成要
素の地板である金属板もしくは無線端末内金属ケース、
金属ケースに平面アンテナ部2を接地する接地用の金属
材などが小型無線端末6の内部に内蔵されている構成で
ある。
【0049】また給電部3は本実施例においては金属製
筐体1の下端の近傍に配置しているが、金属製筐体1に
比して平面アンテナ部2が十分小さい場合は給電部3は
平面アンテナ部2のどこでも構わない。
【0050】また金属製筐体1は給湯器以外の設備機器
等の金属製筐体でもよく、ガス湯沸かし器、電気温水
器、ガスメータなどを用いることもできる。
【0051】次に図6を用いて、本発明の第5の実施例
を説明する。図6において前記実施例と同一の構成要素
に関しては同一の番号を付しているので説明は省略す
る。図6において、7は小型無線端末6を給湯器の金属
製筐体1に取り付ける為の無線端末取り付け手段、8は
小型無線端末に内蔵された板状逆Fアンテナの平面アン
テナ部2を接地するための地板でありかつ無線通信部な
どを収納している金属ケース、9は金属ケース8に平面
アンテナ部2を接地している接地金属材である。給湯器
の金属製筐体1の大地に対して垂直な一面上に無線端末
取り付け手段7をビス等で固定し、その取り付け手段7
に小型無線端末6が取り付けられている。また、小型無
線端末6の内部には給湯器制御用リモコンと無線で通信
をやりとりするための無線通信部を収納し、かつ内蔵板
状逆Fアンテナの平面アンテナ部2を接地するための地
板である金属ケース8が収納されている。また板状逆F
アンテナも小型無線端末6に内蔵されており、平面アン
テナ部2が金属ケース8に接地用金属材9によって接続
され給電部3において給電されている構成である。平面
アンテナ部2は、金属製筐体1の大地に対して垂直な一
面(本実施例の場合、給湯器の前面)に平行な位置関係
で配置され、小型無線端末6の下端に配置されており、
給電部3も無線端末の下端の近傍に配されている構成で
ある。また、金属製筐体1に小型無線端末6を取り付け
ている無線端末取り付け手段7は取り付けた小型無線端
末6を回転可能な様に構成しているので、180度回転
させると平面アンテナ部2は金属製筐体1上の配置から
見ると、下端の近傍に配置給電されていたものが、金属
製筐体1の中央部付近に配置給電されている様な構成に
することができる。
【0052】なお無線端末取り付け手段7を金属製筐体
1の大地に対して垂直な一面の上下方向に上端から下端
まで配された様な構成にすれば、その無線端末取り付け
手段7上で小型無線端末6をスライドさせることで平面
アンテナ部2の金属製筐体上の位置を上下方向に変化さ
せることが可能となる。
【0053】なお本実施例においては小型無線端末6の
配置位置は金属製筐体1上において下端近傍であるが、
金属製筐体1の大地に対して垂直な一面上のどこでもよ
く、面上の中央付近であっても上端近傍でも良い。
【0054】なお小型無線端末6内での平面アンテナ部
2及び給電部3は無線端末の上端または下端などの端部
に配置されている構成にする方が、回転可能な無線端末
取り付け手段7を用いた場合などでは金属製筐体1上に
おける平面アンテナ部2の給電部3の位置が変化する構
成にできる。
【0055】なお金属製筐体1は給湯器以外の設備機器
等の金属製筐体でもよく、ガス湯沸かし器、電気温水
器、ガスメータなどを用いることもできる。
【0056】
【発明の効果】以上の説明から明らかな様に本発明によ
るアンテナの配置方法によれば以下の様な効果がある。
【0057】逆Fアンテナなどのモノポールモードで動
作するアンテナ部を有している複合アンテナを、装置を
覆っている金属製筐体の大地に対して垂直な一面の面上
の端部に配置することで、金属製筐体の垂直な一面上に
流れ出す高周波電流の垂直方向(Z軸方向)あるいは水
平方向(Y軸方向)の電流の向きが一方向にそろう為、
垂直方向が一方向なら垂直偏波面の、水平方向が一方向
ならば水平偏波面の電界の位相差による打ち消しあいが
小さくなり、空間に放射される水平面(XY面)での放
射パターンにおいて特定方向でのヌルポイントを発生し
にくくすることができる。
【0058】また、装置の金属製筐体の上端部に前記ア
ンテナを配置することで装置の金属製筐体の水平面に対
して垂直方向(Z軸軸方向)に流れる電流の方向を一方
向とすることができる為、水平面(XY面)において電
界の垂直ベクトル成分がヌルポイントの無い無指向性に
近い指向性を得ることができる。
【0059】また、装置の金属製筐体の下端部にアンテ
ナを配置することで金属製筐体の水平面に対して垂直方
向(Z軸軸方向)に流れる電流の方向を一方向とするこ
とができる為、水平面(XY面)において電界の垂直ベ
クトル成分がヌルポイントの無い無指向性に近い指向性
を得ることができる。
【0060】さらに、給電部も金属製筐体の上端に配置
することで一層、主たる電流成分が水平面に対して垂直
方向(Z軸軸方向)の一方向に流れる為、水平面(XY
面)における装置金属製筐体を含めたアンテナから放射
される電界の垂直ベクトル成分は無指向性に近い放射パ
ターンを得ることができる。
【0061】さらに、給電部も金属製筐体の下端に配置
することで一層、主たる電流成分が水平面に対して垂直
方向(Z軸軸方向)の一方向に流れる為、水平面(XY
面)における金属製筐体を含めたアンテナから放射され
る電界の垂直ベクトル成分は無指向性に近い放射パター
ンを得ることができる。
【0062】また、無線端末筐体の端部に前記アンテナ
を内蔵した小型無線端末においても同様に金属製筐体の
上端に配置することで、ヌルポイントの無い無指向性に
近い放射特性を得ることができる。
【0063】さらに、アンテナの給電部を小型無線端末
の上端に配置することでより一層、アンテナ給電部から
金属製筐体に流れでる電流を水平面に対して垂直方向
(Z軸軸方向)において一方向にでき、ヌルポイントの
無い無指向性に近い放射パターンを得ることができる。
【0064】また、無線端末筐体の端部にアンテナを内
蔵した小型無線端末においても同様に金属製筐体の下端
に配置することで、ヌルポイントの無い無指向性に近い
放射パターンを得ることができる。
【0065】さらに、アンテナの給電部を小型無線端末
の下端に配置することでより一層、アンテナ給電部から
金属製筐体に流れでる電流を水平面に対して垂直方向
(Z軸軸方向)において一方向にでき、ヌルポイントの
無い無指向性に近い放射パターンを得ることができる。
【0066】また、無線端末取り付け手段によって、内
蔵されているアンテナの給電部の装置金属製筐体上にお
ける位置を変化させることによって、設置状況によって
指向性を変化させることができる。
【0067】また、アンテナ及び給電部を装置金属製筐
体の上端または下端に配置した小型無線端末と無線端末
取り付け手段によって金属製筐体上での給電部の位置を
変化させる機能を付加することで、無指向性の放射特性
と指向性を有した放射特性を切り替えて使用することが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】モノポールモードで動作するアンテナ部を備え
た複合アンテナ(板状逆Fアンテナ)の構成図
【図2】本発明の第1の実施例における平面アンテナ部
を金属製筐体上端部に配置した時の構成図
【図3】本発明の第2の実施例における平面アンテナ部
を金属製筐体下端部に配置した時の構成図
【図4】本発明の第3の実施例における小型無線端末を
金属製筐体上端部に配置した時の構成図
【図5】本発明の第4の実施例における小型無線端末を
金属製筐体下端部に配置した時の構成図
【図6】本発明の第5の実施例における回転可能な無線
端末取り付け手段を用いて小型無線端末を取り付けた時
の構成断面図
【図7】図2の実施例における金属製筐体上を流れる電
流を示した電流分布図
【図8】小型無線端末を金属製筐体の中央部に取り付け
たときの構成図
【符号の説明】
1 金属製筐体 2 平面アンテナ部 3 給電部 4 微小モノポール部 5 金属製筐体前面 6 小型無線端末 7 無線端末取り付け手段 8 金属ケース

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属製の筐体と、前記筐体の垂直な面に取
    り付けられ、モノポールモードを含む複数のモードで動
    作するアンテナ部を、前記筐体の端部に配置するアンテ
    ナの配置方法。
  2. 【請求項2】アンテナ部を筐体の上端部に配置した請求
    項1記載のアンテナの配置方法。
  3. 【請求項3】アンテナ部を筐体の下端部に配置した請求
    項1記載のアンテナの配置方法。
  4. 【請求項4】給電部を筐体の上端に設けた請求項2記載
    のアンテナの配置方法。
  5. 【請求項5】給電部を筐体の下端に設けた請求項3記載
    のアンテナの配置方法。
  6. 【請求項6】グランドプレーンを形成する導体板と、前
    記導体板に配されたモノポールモードを含む複数のモー
    ドで動作するアンテナ部を無線端末筐体端部に内蔵した
    小型無線端末と、前記小型無線端末を取り付ける金属製
    の筐体で覆われた装置を備え、前記アンテナ部が内蔵さ
    れた小型無線端末筐体の端部を前記筐体の垂直な面の上
    端部に配置したアンテナの配置方法。
  7. 【請求項7】給電部を前記装置筐体の上端に配置した請
    求項6記載のアンテナの配置方法。
  8. 【請求項8】グランドプレーンを形成する導体板と、前
    記導体板に配されたモノポールモードを含む複数のモー
    ドで動作するアンテナ部を無線端末筐体端部に内蔵した
    小型無線端末と、前記小型無線端末を取り付ける金属製
    の筐体で覆われた装置を備え、前記アンテナ部が内蔵さ
    れた小型無線端末筐体の端部を前記筐体の垂直な面の下
    端部に配置したアンテナの配置方法。
  9. 【請求項9】給電部を筐体の下端に配置した請求項8記
    載のアンテナの配置方法。
  10. 【請求項10】小型無線端末を筐体に取り付ける無線端
    末取り付け手段を備え、前記無線端末取り付け手段を用
    いて前記筐体の一面上における無線端末内蔵のアンテナ
    部の位置を変更可能なアンテナの配置方法。
  11. 【請求項11】無線端末取り付け手段を備え、前記無線
    端末取り付け手段によって小型無線端末内蔵のアンテナ
    部の装置筐体上の位置を変更可能な請求項6、7、8ま
    たは9記載のアンテナの配置方法。
  12. 【請求項12】導体板を金属ケースとした請求項6、
    7、8、9、10または11記載のアンテナの配置方
    法。
  13. 【請求項13】アンテナ部を板状逆Fアンテナとした請
    求項1〜12のいずれか1項に記載のアンテナの配置方
    法。
  14. 【請求項14】アンテナを線状逆Fアンテナとした請求
    項1〜12のいずれか1項に記載のアンテナの配置方
    法。
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