JPH09232746A - 半田付け装置および半田付け方法 - Google Patents

半田付け装置および半田付け方法

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JPH09232746A
JPH09232746A JP6723696A JP6723696A JPH09232746A JP H09232746 A JPH09232746 A JP H09232746A JP 6723696 A JP6723696 A JP 6723696A JP 6723696 A JP6723696 A JP 6723696A JP H09232746 A JPH09232746 A JP H09232746A
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JP
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heating
gas
soldering
mixed gas
solder
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JP6723696A
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English (en)
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Masanobu Tanigami
昌伸 谷上
Taizo Kawamura
泰三 川村
Yoshitaka Uchibori
義隆 内堀
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Omron Corp
Seta Giken KK
Original Assignee
Omron Corp
Seta Giken KK
Omron Tateisi Electronics Co
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    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/30Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor
    • H05K3/32Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits
    • H05K3/34Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits by soldering
    • H05K3/3457Solder materials or compositions; Methods of application thereof
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フラックが不要であって、小型化が可能な半
田付け装置及び半田付け方法を提案する。 【解決手段】 還元ガス20の供給部11と、供給され
た前記還元ガス20と半田粒子23を混合させて混合ガ
ス26にする混合部12と、前記混合ガス26を加熱す
るとともに前記混合ガス26に含まれる前記半田粒子を
溶融して加熱ガスとする加熱部13と、前記加熱ガス2
7を吹き出す吹き出し部34とを備える半田付け装置に
より、還元ガスと半田粒子を混合させて混合ガスにする
第1工程と、前記混合ガスを加熱するとともに前記混合
ガスに含まれる前記半田粒子を溶融して加熱ガスとする
第2工程と、前記加熱ガスを吹き出して接合部を還元し
ながら加熱して溶融した半田粒子を付着させる第3工程
とを順に行って半田付けを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基板に供給された
電子部品等をプリント基板に形成されたパターンに半田
付けするための実装基板用リフロー炉等に適用される半
田付け装置及び半田付け方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のリフロー炉としては、例えば特開
平6−164130号公報に開示されるものが知られて
いる。昇温室、第1均熱室、第2均熱室、本加熱室の4
室を直列に配設し、各室毎に一つの加熱部を有してお
り、各室毎の温度調整が行われる構造になっている。ま
た、各室共通又は各室毎にコンベアが設けられ、コンベ
アで搬送される実装基板が各室を通って加熱されてい
く。加熱部の構造は、電気ヒータや遠赤外線ヒータと熱
風ファンの組み合わせであって、各室毎に熱風を循環さ
せて所定の温度に調整する構造になっている。
【0003】このような構造のリフロー炉では、基板と
電子部品との間に半田を介在させ、本加熱室の全体の温
度を上昇させて、前記半田を溶融させて接合させる。こ
の接合に際して、半田や配線パターン等に酸化膜がある
と、接合不良を引き起こす恐れがある。そのため、昇温
室、均熱室、本加熱室を窒素ガス等の不活性ガスで加熱
するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た不活性ガス利用のリフロー炉でも、半田や配線パター
ンの酸化膜の発生を完全に除去することは困難であり、
半田や配線パターンの酸化膜を除去するフラックスが必
要になり、半田とフラックスを混在させて接合部に配設
することになって接合前実装基板の設定が面倒であると
いう問題点があった。また、昇温室、均熱室、本加熱室
のように実装基板の全体に加熱して半田付けするものに
あっては、半田付け装置が大型化し、ランニングコスト
の増大と制御の困難性を伴うという問題点もあった。
【0005】本発明は上述した問題点を解決するために
なされたものであり、その目的とするところは、フラッ
クが不要であって、小型化が可能な半田付け装置及び半
田付け方法を提案することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明のうちで請求項1記載の発明は、還元ガ
スの供給部と、供給された前記還元ガスと半田粒子を混
合させて混合ガスにする混合部と、前記混合ガスを加熱
するとともに前記混合ガスに含まれる前記半田粒子を溶
融して加熱ガスとする加熱部と、前記加熱ガスを吹き出
す吹き出し部とを備えてなる半田付け装置である。還元
ガスが接合阻害因子である接合部の酸化膜を還元し、同
時に溶融状態の半田粒子を接合部に吹きつけらる。還元
されなかった酸化膜があったとしても、溶融状態の半田
粒子の衝突で酸化膜が除去される。また、接合部に対す
る局部的な半田付けも行える。
【0007】また請求項2記載の発明は、請求項1にお
いて、前記加熱部は、電磁誘導で発熱する発熱体で前記
混合ガスを加熱するものである。電磁誘導で発熱する発
熱体によって前記混合ガスが直接加熱される。
【0008】また請求項3記載の発明は、還元ガスと半
田粒子を混合させて混合ガスにする第1工程と、前記混
合ガスを加熱するとともに前記混合ガスに含まれる前記
半田粒子を溶融して加熱ガスとする第2工程と、前記加
熱ガスを吹き出して接合部を還元しながら加熱して溶融
した半田粒子を付着させる第3工程とを含んでなる半田
付け方法である。第3工程で、接合部の酸化膜の除去と
半田付けが同時に行われる。
【0009】また請求項4記載の発明は、請求項3にお
いて、前記加熱は、電磁誘導で発熱する発熱体で前記混
合ガスを加熱することにより行われるものである。電磁
誘導で発熱する発熱体により前記混合ガスが直接加熱さ
れる。
【0010】また請求項5記載の発明は、還元ガスの供
給部と、供給された前記還元ガスを加熱して加熱ガスと
する加熱部と、前記加熱ガスを吹き出す吹き出し部とを
備えてなる半田付け装置である。還元ガスが接合阻害因
子である接合部の酸化膜を還元し、同時に半田を加熱す
る。
【0011】また請求項6記載の発明は、請求項5にお
いて、前記加熱部は、電磁誘導で発熱する発熱体で前記
混合ガスを加熱するものである。電磁誘導で発熱する発
熱体により前記混合ガスが直接加熱される。
【0012】また請求項7記載の発明は、還元ガスを加
熱して加熱ガスとする第1工程と、前記加熱ガスを吹き
出して接合部を還元しながら加熱し、接合部に半田粒子
を溶融付着させる第2工程とを含んでなる半田付け方法
である。第2工程で、接合部の酸化膜の還元と半田の加
熱が同時に行われる。
【0013】また請求項8記載の発明は、請求項7にお
いて、前記第2工程の前記加熱は、電磁誘導で発熱する
発熱体で前記混合ガスを加熱することにより行われるも
のである。電磁誘導で発熱する発熱体により前記混合ガ
スが直接加熱される。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は、本発明の半田付け装置の
機器構成図であり、図2は、加熱部の断面図である。
【0015】図1は、本発明の半田付け装置がリフロー
炉に適用された場合を示す。リフロー炉1が例えば一つ
の加熱室を有し、この加熱室に対して本発明の半田付け
装置2が適用されている。リフロー炉1内のコンベア3
で搬送された実装基板4をストッパー5で停止させ、半
田付け装置2による半田付けを行う。実装基板4はプリ
ント基板の所定位置に電子部品をセットしただけのもの
であり、半田フリーでフラックスフリーの接合部6を有
している。なお、符号7は還元ガスの回収装置である。
また、リフロー炉1は本加熱室の要所のみ示しており、
この本加熱室の前後に予備加熱室や出口室を必要に応じ
て設けることが出来る。
【0016】半田付け装置2は、供給部11と、混合部
12と、ノズル(吹き出し部)34付の加熱部13と
を、配管14と15で接続してなり、特に加熱部13は
X−Yステージ16で実装基板4と平行な面内で所定位
置に所定速度で移動可能に配設されている。また、配管
15の途中までがリフロー炉1の炉外に設置され、配管
15の途中以降が図示されないフレキシブルホースを経
てリフロー炉1の炉内に設置されている。
【0017】供給部11は、水素等の還元ガス20が入
ったタンク21と、タンク21に接続される配管14の
途中に設けられたレギュレータ(圧力調整手段)22と
を有してなり、所定圧力即ち所定容量の還元ガス20を
必要に応じて配管14に供給する機能を有している。な
お、タンク21に代わり、コンプレッサーによって還元
ガス20を供給するものであってもよい。
【0018】混合部12は、半田粒子23を貯留する密
閉容器24と、密閉容器24内の半田粒子23まで突入
する配管14と、密閉容器24内の半田粒子23の上の
空間25の途中まで突入する配管15とからなってい
る。配管14の先端から還元ガス20が吹き出すと、半
田粒子23が攪拌されて還元ガス20内に浮遊し、還元
ガス20と半田粒子23の混合ガス26が生成される。
この混合ガス26は供給部11の供給圧力でもって、配
管15を経て加熱部13に送出される。還元ガス14で
搬送可能な半田粒子23のサイズとしては、20〜40
ミクロンが好ましい。40ミクロンを越えると、還元ガ
ス20特に水素ガスによる搬送がしにくくなり、20ミ
クロン未満であると、製造上のコストが高くなりすぎ
る。また半田の組成としては、加熱によって溶融する接
合金属と必要な添加物とからなり種々のものがある。
【0019】加熱部13は、強磁性体の円筒(発熱体)
31の外周にコイル32を巻回し、コイル32に高周波
電流発生器33を接続し、パイプ31の先端にノズル
(吹き出し部)34を取付け、パイプ31の出口に温度
センサ35を取り付けてなる。コイル32に作用する高
周波電流によって円筒31(発熱体)内に渦電流が流
れ、円筒(発熱体)31自体が加熱され、円筒(発熱
体)31内を通る混合ガス26が瞬時に加熱される。こ
のとき、混合ガス26の主成分である還元ガスが加熱さ
れ、混合ガス26に含まれる半田粒子が溶融状態にな
り、混合ガス26は溶融半田を含む加熱ガス27に変わ
る。加熱ガス27の温度は温度センサ35による高周波
電流発生器33のフィードバック制御によって自在に設
定可能になっている。
【0020】つぎに、上述した半田付け装置によるリフ
ロー炉の半田付け方法を説明する。供給部11からの還
元ガス20は、配管14を経て混合部12に送出され
る。混合部12の密閉容器24内で、還元ガス20が半
田粒子23内に吹き出すことによって、還元ガス20内
に半田粒子23が浮遊した混合ガス26が生成される
(第1工程)。
【0021】この混合ガス26は加熱部13に送出さ
れ、加熱された還元ガス中に溶融状態の半田粒子が浮遊
する加熱ガス27となる(第2工程)。X−Y方向に自
在に移動可能な加熱部13によって、実装基板4の所定
の接合部(ランド)に向かってノズル(吹き出し部)3
4がセットされる。そして、高温還元ガスと溶融半田粒
子とからなる加熱ガス27が実装基板4の特定の接合部
6に向かって吹き出されると、接合部の酸化膜の還元が
高温の還元ガスで行われると同時に接合部が加熱され
る。さらに、半田粒子の衝突で還元されなかった酸化膜
も除去され、接合部6に溶融状態の半田粒子が吹きつけ
られ、接合部6に溶融した半田粒子が溜まって半田付け
が行われる(第3工程)。
【0022】図2は、還元ガスの加熱が効率良く行われ
る発熱体38,39の構造を示す図である。コイル32
はセラミック等の非磁性体のパイプ37に巻かれ、パイ
プ37自体は発熱せず、パイプ37内の強磁性体の発熱
体38,39が電磁誘導で発熱する構造になっている。
図2(a)の発熱体38は、強磁性体の板材を格子状に
溶着させた積層体にして、混合ガスの接触面積を大きく
したものである。発熱体38の強磁性体の材質として、
半田が付着しにくいステンレス系の材料を選定すると、
溶融した半田粒子は発熱体38に付着することなく吹き
飛ばされる。図2(a)の発熱体39は、小径パイプの
多数を溶接で束ねた積層体にして、混合ガスの接触面積
を大きくしたものである。このように、発熱体38の形
状と材質を適切に選択することにより、混合ガスの加熱
を瞬時に効率よく行うことが出来き、局部的な半田付け
が可能になって、半田付け装置や半田付け装置が組み込
まれるリフロー炉を小型化するとともに、ランニングコ
ストも低くすることができる。なお、発熱体に対する半
田粒子の付着が避けられない場合には、図1のノズル
(吹き出し部)34のA部から半田粒子を供給し、高温
に加熱された還元ガス中で半田粒子を瞬時に溶融状態に
することできる。
【0023】図3は他の半田付け装置40の機器構成図
である。図1の半田付け装置と異なる点は、還元ガスの
供給部41に対して加熱部42が配管41aで直接接続
され、実装基板の接合部に半田7が装着されている点で
ある。ただし半田に必要とされるフラックスは不要とな
っている。
【0024】加熱部42は、非磁性体のパイプ43にコ
イル44を巻き、パイプ43内に発熱体45を配設し、
パイプ43にノズル(吹き出し部)46を接続し、ノズ
ル46の出口に温度センサ47を配設した構成になって
いる。コイル44に接続される高周波電流発生器33の
構成は図1と同様である。なお、コイル44はリッツ線
を撚り合わせたものであり、パイプ43の外周に巻回さ
れるか、又はパイプ43の肉厚内に巻回して埋設され
る。パイプ43はコイ44を保持し、流体通路を区画
し、その通路内に発熱体45を収納するものである。そ
のため、パイプ43は、耐蝕性、耐熱性、耐圧性があっ
て非磁性体の材質で形成される。具体的には、セラミッ
ク等の無機質材料、FRP(繊維強化プラスチック)、
フッ素樹脂等の樹脂材料、ステンレス等の非磁性金属等
が用いられるが、セラミックが最も好ましい。
【0025】図3の半田付け装置によるリフロー炉の半
田付け方法を説明する。供給部41からの還元ガス48
は加熱部42の電磁誘導が加熱されて加熱ガス49とな
る(第1工程)。この加熱ガス49が半田7が装着され
た接合部6に吹き出し、接合部6の半田7や電子回路部
品等の酸化膜を還元しながら、半田7を加熱する。する
と、半田7が溶融し、実装基板4に装着された半田7の
溶融付着による半田付けが還元作用と同時に行われる
(第2工程)。
【0026】なお、加熱部42の還元ガス48は半田粒
子を含まないので、加熱部42の発熱体45には伝熱面
積の大きなものが採用できる。そのような発熱体45の
構造を図4により説明する。図4(a)は発熱体45の
上面図、図4(b)は発熱体45の斜視図である。
【0027】発熱体45は、ジグザグの山型に折り曲げ
られた第1金属板61と平たい第2金属板62とを交互
に積層し、全体として円筒状の積層体63に形成したも
のである。この第1金属板61や第2金属板62の材質
としては、SUS447J1の如きマルテンサイト系ス
テンレスの耐蝕性に優れた強磁性材料が用いられる。そ
して、第1金属板61の山(又は谷)は中心軸64に対
して角度αだけ傾くように配設され、第2金属板62を
挟んで隣り合う第1金属板61の山(又は谷)は交差す
るように配設されている。そして、隣り合う第1金属板
61における山(又は谷)の交差点において、第1金属
板61と第2金属板62がスポット溶接で溶着され、電
気的に導通可能になっている。
【0028】結局、手前側の第1金属板61と第2金属
板62との間には、角度αだけ傾いた第1小流路65が
形成され、第2金属板62と奥側の第1金属板61との
間には、角度−αだけ傾いた第2小流路66が形成さ
れ、この第1小流路65と第2小流路66は角度2×α
で交差している。また、第1金属板61や第2金属板6
2の表面には、流体の乱流を生じさせるための第3小流
路としての多数の孔67が設けられている。さらに、第
1金属板61や第2金属板62の表面は平滑ではなく、
梨地加工又はエンボス加工によって微小な凹凸68が全
面に施されている。この凹凸68は山(又は谷)の高さ
に比較して無視できる程度に小さい。
【0029】図示されないコイルに高周波電流発生器か
らの高周波電流を流して、積層体63に高周波磁界を作
用させると、第1金属板61と第2金属板62の全体に
渦電流が生じ、積層体63が発熱する。このときの温度
分布は、第1金属板61と第2金属板62の長手方向に
延びた目玉型となり、周辺部より中心部の方が発熱し、
中央部を流れようとする流体の加熱に有利になってい
る。
【0030】また、積層体63内には交差する第1小流
路65と第2小流路66が形成され、周辺と中央との拡
散が行われ、加えて第3小通路を形成する孔67の存在
によって、第1小流路65と第2小流路66間の厚み方
向の拡散も行われる。したがって、これらの小流路6
5,66,67によって積層体63の全体にわたる流体
のマクロ的な分散、放散、揮散が生じる。加えて、表面
の微小な凹凸68によってミクロ的な拡散、放散、揮散
も生じる。その結果、積層体62を通過する流体は略均
一な流れになって、第1金属板61及び第2金属板62
と流体との均一な接触機会が得られる。その結果均一な
熱伝達が確保される。
【0031】図5の半田付け装置は、加熱ガスの吹き出
し部76を大きくして実装基板4のランド6の全体を加
熱できるように構成されたものである。図3のものと
は、加熱部71の構成が異なる。非磁性体の大径パイプ
72の中に強磁性体の円柱(発熱体)73を配設し、円
柱73(発熱体)の外周とパイプ72の内周との間にリ
ング状空間74を形成し、パイプ72の外周にコイル7
5を巻き付けたものである。リング状空間74の下端が
吹き出し部76となっており、この吹き出し部76に温
度センサ77が配設され、高周波電流発生器33の出力
をフィードバック制御する。吹き出し部76からの加熱
ガスは広がって実装基板4のランド6の上面全体に当た
る。これにより、実装基板4のランド6全体が加熱と還
元を受け、ランド6の必要な箇所の半田付けが全面にわ
たって行われる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のうち請求
項1の発明は、還元ガスによる酸化膜の還元と半田金属
の溶着を同時に行うため、半田フリー且つフラックスフ
リーの半田付けが可能になり、実装基板の接合部を簡単
にセットして、半田づけすることができるという効果を
奏する。また局部的な半田付けが行えるので、実装基板
等の全体を加熱して半田付けする場合に比較して、装置
の小型化とランニングコストの低減を実現できるという
効果を奏する。特に発明装置をリフロー炉に適用する
と、フラックス及び半田不要のリフロー炉であって、画
期的な小型化と、画期的な低ランニングコスト化を実現
するという効果を奏する。
【0033】請求項2の発明は、請求項1の効果に加え
て、電磁誘導加熱の採用によって、還元ガスに対する所
定温度の制御が確実にでき、半田付け品質の向上と装置
の一層の小型化を可能にするという効果を奏する。
【0034】請求項3の発明は、方法に関し、請求項1
の発明と同様に、接合部に対するフラックスを不要にす
るとともに、局所的な半田付けによりエキルギーロスを
少なくするという効果を奏する。
【0035】請求項4記載の発明は、請求項3の効果に
加えて、電磁誘導加熱の採用によって、ガスに対する所
定温度の制御がし易いという効果を奏する。
【0036】請求項5の発明は、フラックスが不要な半
田付けを可能にし、実装基板等の全体を加熱して半田付
けする場合に比較して、装置の小型化とランニングコス
トの低減を実現できるという効果を奏する。
【0037】請求項6記載の発明は、請求項5の効果に
加えて、電磁誘導加熱の採用によって、ガスに対する所
定温度の制御が確実にできるという効果を奏する。
【0038】請求項7記載の発明は、方法に関し、請求
項5の発明と同様に、フラックスが不要な半田付けを可
能にするとともに、局所的な半田付けによりエキルギー
ロスを少なくするという効果を奏する。
【0039】請求項8記載の発明は、請求項7の効果に
加えて、電磁誘導加熱の採用によって、ガスに対する所
定温度の制御がし易いという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半田付け装置を示す機器構成図であ
る。
【図2】加熱部の発熱体の構造を示す図である。
【図3】本発明の他の半田付け装置を示す機器構成図で
ある。
【図4】加熱部の発熱体の構造を示す図である。
【図5】本発明の更に他の半田付け装置を示す機器構成
図である。
【符号の説明】
1 リフロー炉 6 接合部 11 供給部 12 混合部 13 加熱部 31 発熱体 34 ノズル(吹き出し部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 内堀 義隆 大阪府茨木市美沢町19番21号 株式会社瀬 田技研内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 還元ガスの供給部と、 供給された前記還元ガスと半田粒子を混合させて混合ガ
    スにする混合部と、 前記混合ガスを加熱するとともに前記混合ガスに含まれ
    る前記半田粒子を溶融して加熱ガスとする加熱部と、 前記加熱ガスを吹き出す吹き出し部とを備えてなる半田
    付け装置。
  2. 【請求項2】 前記加熱部は、電磁誘導で発熱する発熱
    体で前記混合ガスを加熱するものである請求項1記載の
    半田付け装置。
  3. 【請求項3】 還元ガスと半田粒子を混合させて混合ガ
    スにする第1工程と、 前記混合ガスを加熱するとともに前記混合ガスに含まれ
    る前記半田粒子を溶融して加熱ガスとする第2工程と、 前記加熱ガスを吹き出して接合部を還元しながら加熱し
    て溶融した半田粒子を被接合部に付着させる第3工程と
    を含んでなる半田付け方法。
  4. 【請求項4】 前記第2工程の前記加熱は、電磁誘導で
    発熱する発熱体で前記混合ガスを加熱することにより行
    われる請求項3記載の半田付け方法。
  5. 【請求項5】 還元ガスの供給部と、 供給された前記還元ガスを加熱して加熱ガスとする加熱
    部と、 前記加熱ガスを吹き出す吹き出し部とを備えてなる半田
    付け装置。
  6. 【請求項6】 前記加熱部は、電磁誘導で発熱する発熱
    体で前記混合ガスを加熱するものである請求項5記載の
    半田付け装置。
  7. 【請求項7】 還元ガスを加熱して加熱ガスとする第1
    工程と、 前記加熱ガスを吹き出して接合部を還元しながら加熱
    し、接合部に半田粒子を溶融付着させる第2工程とを含
    んでなる半田付け方法。
  8. 【請求項8】 前記第2工程の前記加熱は、電磁誘導で
    発熱する発熱体で前記混合ガスを加熱することにより行
    われる請求項7記載の半田付け方法。
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