JPH09231858A - シートキーと操作ユニット - Google Patents
シートキーと操作ユニットInfo
- Publication number
- JPH09231858A JPH09231858A JP8035032A JP3503296A JPH09231858A JP H09231858 A JPH09231858 A JP H09231858A JP 8035032 A JP8035032 A JP 8035032A JP 3503296 A JP3503296 A JP 3503296A JP H09231858 A JPH09231858 A JP H09231858A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- key
- contact
- button
- sheet
- key button
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来と比べてより良好なクリック感を伴い、
最小限のキー接点をもって該キー接点を確実に開閉し得
るシートキーと操作ユニットの提供。 【解決手段】 例えばポリエステル・エラストマーより
成る絶縁弾性シートの一部として出没自在なキーボタン
２を一体的に形成し、キーボタン２の裏側に回路基板３
のキー接点４を開閉する導電部５を形成したシートキー
において、キーボタン２の裏側における中心部から外れ
た位置に、キー接点４を閉じる際、回路基板３に当接し
キーボタン２の傾倒の支点となる頂部６を設けるか、或
いはキーボタン２の周縁の一方に、キー接点４を閉じる
際、キーボタン２の傾倒の支点となる出没不能な厚肉部
１６を設けたシートキー。並びに、該シートキー１とキ
ー接点４を具備する回路基板３を重合した操作ユニッ
ト。
最小限のキー接点をもって該キー接点を確実に開閉し得
るシートキーと操作ユニットの提供。 【解決手段】 例えばポリエステル・エラストマーより
成る絶縁弾性シートの一部として出没自在なキーボタン
２を一体的に形成し、キーボタン２の裏側に回路基板３
のキー接点４を開閉する導電部５を形成したシートキー
において、キーボタン２の裏側における中心部から外れ
た位置に、キー接点４を閉じる際、回路基板３に当接し
キーボタン２の傾倒の支点となる頂部６を設けるか、或
いはキーボタン２の周縁の一方に、キー接点４を閉じる
際、キーボタン２の傾倒の支点となる出没不能な厚肉部
１６を設けたシートキー。並びに、該シートキー１とキ
ー接点４を具備する回路基板３を重合した操作ユニッ
ト。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばオーディ
オ、ビデオ機器などの操作部たるシートキーと、操作ユ
ニットに関する。
オ、ビデオ機器などの操作部たるシートキーと、操作ユ
ニットに関する。
【０００２】
【従来の技術】今日、家電機器等の操作ユニットは、機
械的なプッシュスイッチを用いた操作ユニットから、弾
性シートに複数の出没自在なキーボタンを一体的に設け
て成るシートキーを用いた操作ユニットに変わり、操作
時におけるクリック感がより高められ、デザイン的にも
融通性の高いものとなっている。
械的なプッシュスイッチを用いた操作ユニットから、弾
性シートに複数の出没自在なキーボタンを一体的に設け
て成るシートキーを用いた操作ユニットに変わり、操作
時におけるクリック感がより高められ、デザイン的にも
融通性の高いものとなっている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
シートキーは、各キーボタンの周囲に一様な薄肉部を備
え、且つ導電部が形成されたキーボタンの裏側は、回路
基板のキー接点を開閉すべく形状的にバランス良く突出
しているために、キーボタンが没する際の態様が時には
直立状態、又、時には傾倒状態と一定せず、その態様に
応じてクリック感が異なるなど、良好なクリック感即ち
良好なキー接点の開閉とは結び付かない。よって、キー
接点の開閉もキーボタンの没する態様と同様に極めて不
安定なものであった。又、従来のシートキーを用いた操
作ユニットでは、キーボタンの裏側のどの部分が、回路
基板のどの部分に接するか判らないために、キーボタン
の下にあたる部分全域に櫛歯状のキー接点を設けなけれ
ばならず、該キー接点の存在によって回路パターンを設
ける領域が大きく狭められ、小型化が難しいという問題
があった。
シートキーは、各キーボタンの周囲に一様な薄肉部を備
え、且つ導電部が形成されたキーボタンの裏側は、回路
基板のキー接点を開閉すべく形状的にバランス良く突出
しているために、キーボタンが没する際の態様が時には
直立状態、又、時には傾倒状態と一定せず、その態様に
応じてクリック感が異なるなど、良好なクリック感即ち
良好なキー接点の開閉とは結び付かない。よって、キー
接点の開閉もキーボタンの没する態様と同様に極めて不
安定なものであった。又、従来のシートキーを用いた操
作ユニットでは、キーボタンの裏側のどの部分が、回路
基板のどの部分に接するか判らないために、キーボタン
の下にあたる部分全域に櫛歯状のキー接点を設けなけれ
ばならず、該キー接点の存在によって回路パターンを設
ける領域が大きく狭められ、小型化が難しいという問題
があった。
【０００４】本発明は、上記実情に鑑みて成されたもの
であって、従来と比べてより良好なクリック感を伴い、
最小限のキー接点をもって該キー接点を確実に開閉し得
るシートキーと操作ユニットの提供を目的とする。
であって、従来と比べてより良好なクリック感を伴い、
最小限のキー接点をもって該キー接点を確実に開閉し得
るシートキーと操作ユニットの提供を目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に成された本発明によるシートキーは、例えば、ポリエ
ステル・エラストマーより成る絶縁弾性シートの一部と
して出没自在なキーボタンを一体的に形成し、キーボタ
ンの裏側に回路基板のキー接点を開閉する導電部を設け
たシートキーにおいて、キーボタンの裏側における中心
部から外れた位置に、少なくともキー接点を閉じる際、
回路基板に当接しキーボタンの傾倒の支点となる頂部を
設けたことを特徴とする。該頂部に代えて、キーボタン
の周縁の一方に、キー接点を閉じる際、キーボタンの傾
倒の支点となる出没不能な厚肉部を設けても良い。又、
本発明による操作ユニットは、前記シートキーと、キー
接点が形成された回路基板とを重合して具備することを
特徴とする。
に成された本発明によるシートキーは、例えば、ポリエ
ステル・エラストマーより成る絶縁弾性シートの一部と
して出没自在なキーボタンを一体的に形成し、キーボタ
ンの裏側に回路基板のキー接点を開閉する導電部を設け
たシートキーにおいて、キーボタンの裏側における中心
部から外れた位置に、少なくともキー接点を閉じる際、
回路基板に当接しキーボタンの傾倒の支点となる頂部を
設けたことを特徴とする。該頂部に代えて、キーボタン
の周縁の一方に、キー接点を閉じる際、キーボタンの傾
倒の支点となる出没不能な厚肉部を設けても良い。又、
本発明による操作ユニットは、前記シートキーと、キー
接点が形成された回路基板とを重合して具備することを
特徴とする。
【０００６】
【発明の実施の形態】以下、本発明によるシートキーと
操作ユニットの実施の形態を図面に基づき説明する。図
１は、ポリエステル・エラストマーより成る絶縁弾性シ
ートの一部として出没自在なキーボタン２を一体的に形
成し、該キーボタン２の裏側に回路基板３のキー接点４
を開閉する導電部５を形成したシートキーである。
操作ユニットの実施の形態を図面に基づき説明する。図
１は、ポリエステル・エラストマーより成る絶縁弾性シ
ートの一部として出没自在なキーボタン２を一体的に形
成し、該キーボタン２の裏側に回路基板３のキー接点４
を開閉する導電部５を形成したシートキーである。
【０００７】ポリエステル・エラストマーは、常温でゴ
ム状弾性を有するポリエステル系のマクロ分子状材料で
あり、小さい応力で大きい変形を起こし、その変形した
状態から急速に復元する特性を持っている。また、従来
のシートキーで一般的に用いられているシリコンゴムよ
りも硬いクリックメタル並のクリック感が生じる他、例
えば、シートキーを回路基板上に固定する際に、シート
キー自体を基板に直接融着出来るなどシリコンゴムには
無い性状を有し、本発明によるシートキーの素材として
は極めて好適なものの一つとして挙げられる。
ム状弾性を有するポリエステル系のマクロ分子状材料で
あり、小さい応力で大きい変形を起こし、その変形した
状態から急速に復元する特性を持っている。また、従来
のシートキーで一般的に用いられているシリコンゴムよ
りも硬いクリックメタル並のクリック感が生じる他、例
えば、シートキーを回路基板上に固定する際に、シート
キー自体を基板に直接融着出来るなどシリコンゴムには
無い性状を有し、本発明によるシートキーの素材として
は極めて好適なものの一つとして挙げられる。
【０００８】図３に示す絶縁弾性シートは、帯状を呈
し、中央部に複数のキーボタン２が、図１，３，４の如
く周囲を薄肉部７に囲まれた状態で列設されている。キ
ーボタン２の裏側は、例えば、キーボタン２における一
方の縁から中心に向かい、弾性シートの平坦部８（絶縁
弾性シートにおけるキーボタンと薄肉部７以外の部分）
に対して傾斜した逃げ部９を設け、キーボタン２の中心
部を基準とした、逃げ部９と相反する側の縁部に頂部６
たるリブを設ける。即ち、本発明によるシートキーに形
成されたキーボタン２の裏側は、従来のシートキー１に
形成されたキーボタンの裏側と異なり、形状的なバラン
スが意図的に崩されている。
し、中央部に複数のキーボタン２が、図１，３，４の如
く周囲を薄肉部７に囲まれた状態で列設されている。キ
ーボタン２の裏側は、例えば、キーボタン２における一
方の縁から中心に向かい、弾性シートの平坦部８（絶縁
弾性シートにおけるキーボタンと薄肉部７以外の部分）
に対して傾斜した逃げ部９を設け、キーボタン２の中心
部を基準とした、逃げ部９と相反する側の縁部に頂部６
たるリブを設ける。即ち、本発明によるシートキーに形
成されたキーボタン２の裏側は、従来のシートキー１に
形成されたキーボタンの裏側と異なり、形状的なバラン
スが意図的に崩されている。
【０００９】このシートキー１は、例えば、図１又は図
３の如く、シートキー１の下へ、前記回路基板３たるＦ
ＰＣ（Ｆｒｅｘｉｂｌｅ・Ｐｒｉｎｔ・Ｃｉｒｃｕｉ
ｔ）基板、補強板１０の順で重合し、又、シートキー１
の上には、各キーボタンを露出する透孔が穿設された定
形保護カバー１１及び例えばシルク等が印刷された表面
シート１２を順に覆設する。そして、保護カバー１１の
縁に一体的に設けてある複数の爪１３を加締めて一体化
することによって操作ユニットとして機能する。尚、前
記ＦＰＣ基板と補強板の組み合わせに替えてエポキシ系
の回路基板３を用いても良いし、ポリエステル・エラス
トマーの様に融着可能なものであれば、保護カバー１１
や表面シート１２を覆設しなくても良い。
３の如く、シートキー１の下へ、前記回路基板３たるＦ
ＰＣ（Ｆｒｅｘｉｂｌｅ・Ｐｒｉｎｔ・Ｃｉｒｃｕｉ
ｔ）基板、補強板１０の順で重合し、又、シートキー１
の上には、各キーボタンを露出する透孔が穿設された定
形保護カバー１１及び例えばシルク等が印刷された表面
シート１２を順に覆設する。そして、保護カバー１１の
縁に一体的に設けてある複数の爪１３を加締めて一体化
することによって操作ユニットとして機能する。尚、前
記ＦＰＣ基板と補強板の組み合わせに替えてエポキシ系
の回路基板３を用いても良いし、ポリエステル・エラス
トマーの様に融着可能なものであれば、保護カバー１１
や表面シート１２を覆設しなくても良い。
【００１０】本発明によるシートキー１及び操作ユニッ
トは以上の様に構成され、キーボタン２を押すと、先
ず、頂部６たるリブの先端が前記回路基板３の表面に当
接し、更に押さえると、キーボタン２は、クリック感を
伴い且つ該リブの先端を支点として傾倒し、前記逃げ部
９を含む導電部５が回路基板３のキー接点４に接触し接
点を閉じる。その際、薄肉部７（殊に逃げ部９側の薄肉
部７）は、その外縁を基に下向きで没した状態となる
が、成形時の態様、即ち、薄肉部７がその外縁を基に上
向きで突出した状態に復帰しようとする力により、ボタ
ンを放せばクリック感を伴って速やかに復帰する。而し
て、キーボタン２の出没態様が一定となり、更に、支点
が定まることによってキー接点４における導電部５との
接触箇所もほぼ一定に定まることとなる。この効果によ
って、従来のシートキーではキーボタンに裏側に面する
回路基板に、キーボタンの形状とほぼ等しい範囲に亘っ
てキー接点を設けなければならなかったが、本発明によ
るシートキー１によれば、例えば図２に示すように、キ
ーボタン２の形状の半分にあたる部分（点線部分１４）
のみにキー接点４を設ければ良いことになる。
トは以上の様に構成され、キーボタン２を押すと、先
ず、頂部６たるリブの先端が前記回路基板３の表面に当
接し、更に押さえると、キーボタン２は、クリック感を
伴い且つ該リブの先端を支点として傾倒し、前記逃げ部
９を含む導電部５が回路基板３のキー接点４に接触し接
点を閉じる。その際、薄肉部７（殊に逃げ部９側の薄肉
部７）は、その外縁を基に下向きで没した状態となる
が、成形時の態様、即ち、薄肉部７がその外縁を基に上
向きで突出した状態に復帰しようとする力により、ボタ
ンを放せばクリック感を伴って速やかに復帰する。而し
て、キーボタン２の出没態様が一定となり、更に、支点
が定まることによってキー接点４における導電部５との
接触箇所もほぼ一定に定まることとなる。この効果によ
って、従来のシートキーではキーボタンに裏側に面する
回路基板に、キーボタンの形状とほぼ等しい範囲に亘っ
てキー接点を設けなければならなかったが、本発明によ
るシートキー１によれば、例えば図２に示すように、キ
ーボタン２の形状の半分にあたる部分（点線部分１４）
のみにキー接点４を設ければ良いことになる。
【００１１】尚、キーボタン２の裏面形状は出没時の傾
倒方向がほぼ定まるものであれば良く、リブの形状も、
線状、矩形状、楕円状、半円状など適宜選択すれば良い
が、該リブについても不可欠なものではなく、傾倒の際
に支点となる頂部６が存在すれば足りる。更に、傾倒方
向の安定性を高める必要があれば、頂部６を曲線的或い
は点状に設定するよりも、例えば棟状或いは線状（破線
状）をもって直線的に設定することが望ましく、導電部
５のうちキー接点４に接する部分の形状にあっては周囲
からやや膨出している方が良い。因みに図に示したシー
トキーにおいては、頂部６として直線的な凸条を呈する
リブを採用し、導電部５のうちキー接点４に接する部分
の形状としては、相互に入り組んだ櫛歯状接点１５の並
ぶ方向に沿って連なる棟状を採用した。又、例えば図５
の如くキーボタン２周縁の一方を厚肉部１６として設定
し、他の三方を前記薄肉部７と同様に設定することによ
って、厚肉部１６における出没が不能となり、他の三方
が没しキーボタン２が傾倒する際の支点としての役割を
果たす。厚肉部１６にあっては、常時、或いはキーボタ
ン２の操作時に回路基板３と当接する形態でも良いし、
常に回路基板３から離隔している形態でも良い。
倒方向がほぼ定まるものであれば良く、リブの形状も、
線状、矩形状、楕円状、半円状など適宜選択すれば良い
が、該リブについても不可欠なものではなく、傾倒の際
に支点となる頂部６が存在すれば足りる。更に、傾倒方
向の安定性を高める必要があれば、頂部６を曲線的或い
は点状に設定するよりも、例えば棟状或いは線状（破線
状）をもって直線的に設定することが望ましく、導電部
５のうちキー接点４に接する部分の形状にあっては周囲
からやや膨出している方が良い。因みに図に示したシー
トキーにおいては、頂部６として直線的な凸条を呈する
リブを採用し、導電部５のうちキー接点４に接する部分
の形状としては、相互に入り組んだ櫛歯状接点１５の並
ぶ方向に沿って連なる棟状を採用した。又、例えば図５
の如くキーボタン２周縁の一方を厚肉部１６として設定
し、他の三方を前記薄肉部７と同様に設定することによ
って、厚肉部１６における出没が不能となり、他の三方
が没しキーボタン２が傾倒する際の支点としての役割を
果たす。厚肉部１６にあっては、常時、或いはキーボタ
ン２の操作時に回路基板３と当接する形態でも良いし、
常に回路基板３から離隔している形態でも良い。
【００１２】又、キーボタン２において、傾倒の際キー
接点４と適当な面積をもって接し得る導電部５を設定す
ることは不可欠である。導電部５は、キーボタン２の裏
面全体に設けてもよいし、導電部５のうちキー接点４に
接する部分、例えば、頂部６以外の逃げ部９近傍にのみ
設けても良いが、頂部６に導電材が被着してあると、回
路パターンとの短絡を防止するために該頂部６を常時キ
ー接点４から離隔しておかねばならないなど構造上の制
約が生じる。又、離隔長が長過ぎると出没時の姿勢が安
定しないのみならず、「支点が定まることによってキー
接点４における導電部５との接触箇所がほぼ一定に定ま
る。」という上記構造から派生する効果を享受し得ない
ので必要最小限に設定する必要がある。逆に、頂部６の
表面が絶縁状態にあれば頂部６がキー接点へ恒常的に当
接していても良いので、スペーサー的に利用できる他、
支点が確実に定まり、キー接点４における導電部５との
接触箇所を一定にする上でも都合が良い。その上、キー
操作が受け付けられ易い押圧方向が定まっているので不
測な誤操作が行われる頻度も減少する。
接点４と適当な面積をもって接し得る導電部５を設定す
ることは不可欠である。導電部５は、キーボタン２の裏
面全体に設けてもよいし、導電部５のうちキー接点４に
接する部分、例えば、頂部６以外の逃げ部９近傍にのみ
設けても良いが、頂部６に導電材が被着してあると、回
路パターンとの短絡を防止するために該頂部６を常時キ
ー接点４から離隔しておかねばならないなど構造上の制
約が生じる。又、離隔長が長過ぎると出没時の姿勢が安
定しないのみならず、「支点が定まることによってキー
接点４における導電部５との接触箇所がほぼ一定に定ま
る。」という上記構造から派生する効果を享受し得ない
ので必要最小限に設定する必要がある。逆に、頂部６の
表面が絶縁状態にあれば頂部６がキー接点へ恒常的に当
接していても良いので、スペーサー的に利用できる他、
支点が確実に定まり、キー接点４における導電部５との
接触箇所を一定にする上でも都合が良い。その上、キー
操作が受け付けられ易い押圧方向が定まっているので不
測な誤操作が行われる頻度も減少する。
【００１３】シートキー１のクリック感は、薄肉部７の
向きが該薄肉部７の外縁を基に上下へ入れ替わる際に生
じるものであり、薄肉部７及びその近傍の形状を工夫す
れば素材特有のクリック感を基礎としてその感触を多少
調節することも出来るが、それによるクリック感の差異
は、仕様設計上の範囲に止まり、薄肉部７及びその近傍
の形状を特に限定するものではない。
向きが該薄肉部７の外縁を基に上下へ入れ替わる際に生
じるものであり、薄肉部７及びその近傍の形状を工夫す
れば素材特有のクリック感を基礎としてその感触を多少
調節することも出来るが、それによるクリック感の差異
は、仕様設計上の範囲に止まり、薄肉部７及びその近傍
の形状を特に限定するものではない。
【００１４】
【発明の効果】以上の如く本発明によるシートキーを使
用すれば、傾倒を伴ったクリック感によって操作フィー
リングが良好となる。又、キー接点における接触箇所が
ほぼ一定となるので、それを用いた操作ユニットは、機
能的にはキーボタンの操作によるキー接点の開閉がより
確実となり、構造的にはキー接点の形状を簡素にできる
のみならず、キー接点のサイズを小さくできる。その結
果、回路基板のサイズを小さくすることができ、操作ユ
ニットの小型化が可能となる。又、シートキーを構成す
る弾性シートの素材としてポリエステル・エラストマー
を使用すれば、操作フィーリング面では、キーボタンが
出没する感覚、即ち、キー接点が開閉する感覚がより明
瞭となり、構造・工法面では、例えば、基板上における
シートキーの支持方法或いは導電部の形成工程の選択肢
が増え、製造上のコストダウンが可能となり、操作ユニ
ットのデザインの幅も広がる結果となる。
用すれば、傾倒を伴ったクリック感によって操作フィー
リングが良好となる。又、キー接点における接触箇所が
ほぼ一定となるので、それを用いた操作ユニットは、機
能的にはキーボタンの操作によるキー接点の開閉がより
確実となり、構造的にはキー接点の形状を簡素にできる
のみならず、キー接点のサイズを小さくできる。その結
果、回路基板のサイズを小さくすることができ、操作ユ
ニットの小型化が可能となる。又、シートキーを構成す
る弾性シートの素材としてポリエステル・エラストマー
を使用すれば、操作フィーリング面では、キーボタンが
出没する感覚、即ち、キー接点が開閉する感覚がより明
瞭となり、構造・工法面では、例えば、基板上における
シートキーの支持方法或いは導電部の形成工程の選択肢
が増え、製造上のコストダウンが可能となり、操作ユニ
ットのデザインの幅も広がる結果となる。
【図１】本発明による操作ユニットの一例を示す断面図
である。
である。
【図２】図１における回路基板の平面図である。
【図３】図１の操作ユニットの分解図である。
【図４】図１におけるキーボタンの裏面図である。
【図５】本発明による操作ユニットの他の例を示す断面
図である。
図である。
１ シートキー、２ キーボタン ３ 回路基板、４ キー接点 ５ 導電部、６ 頂部、１６ 厚肉部
Claims (4)
- 【請求項１】 絶縁弾性シートの一部として出没自在な
キーボタン（２）を一体的に形成し、キーボタン（２）
の裏側に回路基板（３）のキー接点（４）を開閉する導
電部（５）を設けたシートキーにおいて、キーボタン
（２）の裏側における中心部から外れた位置に、少なく
ともキー接点（４）を閉じる際、回路基板（３）に当接
しキーボタン（２）の傾倒の支点となる頂部（６）を設
けたことを特徴とするシートキー。 - 【請求項２】 絶縁弾性シートの一部として出没自在な
キーボタン（２）を一体的に形成し、キーボタン（２）
の裏側に回路基板（３）のキー接点（４）を開閉する導
電部（５）を設けたシートキーにおいて、キーボタン
（２）の周縁の一方に、キー接点（４）を閉じる際、キ
ーボタン（２）の傾倒の支点となる出没不能な厚肉部
（１６）を設けたことを特徴とするシートキー。 - 【請求項３】 前記弾性シートを、ポリエステル・エラ
ストマーを用いて成形したことを特徴とする請求項１又
は２記載のシートキー。 - 【請求項４】 前記請求項１、２又は３記載のシートキ
ー（１）と、キー接点（４）が形成された回路基板
（３）とを重合して具備することを特徴とする操作ユニ
ット。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8035032A JPH09231858A (ja) | 1996-02-22 | 1996-02-22 | シートキーと操作ユニット |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8035032A JPH09231858A (ja) | 1996-02-22 | 1996-02-22 | シートキーと操作ユニット |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09231858A true JPH09231858A (ja) | 1997-09-05 |
Family
ID=12430728
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8035032A Pending JPH09231858A (ja) | 1996-02-22 | 1996-02-22 | シートキーと操作ユニット |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09231858A (ja) |
Cited By (19)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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