JPH09229787A - トルク検出装置 - Google Patents

トルク検出装置

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Publication number
JPH09229787A
JPH09229787A JP4015896A JP4015896A JPH09229787A JP H09229787 A JPH09229787 A JP H09229787A JP 4015896 A JP4015896 A JP 4015896A JP 4015896 A JP4015896 A JP 4015896A JP H09229787 A JPH09229787 A JP H09229787A
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JP
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rotating shaft
shaft
torque
push rods
piezoelectric elements
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Application number
JP4015896A
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English (en)
Inventor
Yoshihiro Tanaka
義博 田中
Hirohiko Morikawa
裕彦 森川
Yoshito Tanaka
義人 田中
Ken Toriyama
研 鳥山
Masahisa Ando
正久 安藤
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧電素子にプレロードを付与してトルク検出
の初期応答性を良好にし、また前記プレロードを簡単な
構成で調整できるようにする。 【解決手段】 第1回転軸12の端面に軸中心に対して
径方向両外側にそれぞれ延設させた所定幅の凸部12a
を設けるとともに、第2回転軸13の端面に凸部12a
と嵌合する凹部13aを設けて、両軸12,13をトル
ク伝達可能に接続する。第1回転軸12の凸部12aの
両側面であって回転方向に向くとともに軸中心から所定
距離だけ隔てた4箇所の部分に対向させて、プッシュロ
ッド21〜24を第2回転軸13に進退可能に組み付け
るとともに、プッシュロッド21,22の先端面に圧電
素子25,26を配置する。内周面をテーパ状に形成し
たスリーブ35を第2回転軸13の外周上に軸線方向に
変位可能かつ所望の位置にて固定可能に組み付けて、プ
ッシュロッド21〜24の各後端面を支持させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、同軸的かつ軸線回
りに回転可能に配設されるとともに互いにトルク伝達可
能に接続された第1回転軸と第2回転軸との間の両回転
方向のトルクを検出するトルク検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の装置は、例えば実開昭6
1−107683号公報に示されているように、第1回
転軸をその端部外周面上にて中心軸に対して対称位置に
断面扇状の一対の凸部を有するように構成し、かつ第2
回転軸をその端部に第1回転軸の外径より若干大きな内
径を有する連結環を有するとともに同連結環の端面に中
心軸に対して対称位置に一対の係合溝を設けるように構
成し、第1回転軸を連結管内に侵入させるとともに一対
の凸部を係合溝に嵌合させるようにして第1回転軸と第
2回転軸とをトルク伝達可能に接続している。第1回転
軸の凸部の周方向側面と同側面に対向する第2回転軸の
係合溝の内側面との間に圧電素子をそれぞれ挿入して、
第1又は第2回転軸の回転により各圧電素子が受ける押
圧力をトルクとして検出するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の装
置にあっては、各圧電素子にプレロードが付与されてい
ないために、第1及び第2回転軸が基準位置にある状態
から第1又は第2回転軸を回転した場合における圧電素
子の初期応答が遅れるので、第1回転軸と第2回転軸と
の間のトルク検出の初期応答性が良好でないという問題
があった。
【0004】
【発明の概要】本発明は上記問題に対処するためになさ
れたもので、その目的は圧電素子にプレロードを付与し
てトルク検出の初期応答性を良好にし、また前記プレロ
ードを簡単な構成で調整できるようにしたトルク検出装
置を提供することにある。
【0005】上記目的を達成するために本発明の第1の
特徴は、一対の圧電素子を第1回転軸の異なる回転方向
にそれぞれ向いた各係合面に対向するように第2回転軸
に進退可能に組み付けるとともに、一対のプッシュロッ
ドを各圧電素子の各後方位置にて後端面を第2回転軸か
らそれぞれ突出させるように第2回転軸に進退可能に組
み付け、スリーブを第2回転軸の外周上に固定してその
内周面にて一対のプッシュロッドの各後端面をそれぞれ
押圧しながら支持するようにしたことにある。
【0006】この場合、第1回転軸の端面に軸中心に対
して径方向両外側にそれぞれ延設させた所定幅の凸部を
設けるとともに、第2回転軸の端面に前記凸部と嵌合す
る凹部を設けて、第1回転軸と第2回転軸とをトルク伝
達可能に接続するようにするとよい。そして、少なくと
も2つの圧電素子及びプッシュロッドを、第1回転軸の
凸部側面であって異なる回転方向を向くとともに軸中心
から所定距離隔てた少なくとも2箇所に対向させて第2
回転軸に設けるようにする。また、4個のプッシュロッ
ドを第1回転軸の凸部の両側面であって回転方向に向く
とともに軸中心から所定距離だけ隔てた4箇所の部分に
対向させ、同4箇所の部分のうちの少なくとも2箇所の
部分であって異なる回転方向を向く部分と、同2箇所の
部分に対応する少なくとも2つのプッシュロッドの各先
端面との間に圧電素子をそれぞれ介装するようにしても
よい。
【0007】これによれば、スリーブの内周面により押
圧されたプッシュロッドが圧電素子を第1回転軸の係合
面に向けて押圧するので、圧電素子にはプレロードが付
与され、圧電素子によるトルク検出の初期応答性が常に
良好になる。
【0008】また、本発明の第2の特徴は、前記スリー
ブを、その内周面を軸線方向に沿って内径が徐々に変化
するように形成するとともに、第2回転軸の外周上に軸
線方向に変位可能かつ所望の位置にて固定可能に組み付
けられるもので構成したことにある。
【0009】これによれば、第2回転軸に対するスリー
ブの軸線方向の組み付け位置を変化させることにより、
圧電素子のプレロードは微小量ずつかつ均等に変化する
ので、各圧電素子に付与されるプレロードを均等かつ簡
単に調整できるとともに、同プレロードの調整のために
第1及び第2回転軸に大きな偏荷重が残存することを避
けることができる。
【0010】また、本発明の第3の特徴は、前記スリー
ブの内周面であって、プッシュロッドの支持位置になる
箇所にて軸線方向の所定の範囲にわたって内径の変化率
を他の部分よりも小さく設定したことにある。これによ
れば、前記プレロードをより微妙に調整することが可能
となる。
【0011】
【実施形態】以下、本発明の一実施形態を図面を用いて
説明すると、図1は本発明に係るトルク検出装置を車両
のパワーステアリング装置に適用した例を概略斜視図に
より示している。
【0012】このパワーステアリング装置は、上端にて
ステアリングホイール11に接続された入力軸としての
第1回転軸12と、同回転軸12の下端に接続された出
力軸としての第2回転軸13とを備えている。第2回転
軸の下端はラックバー14に接続されて、第1及び第2
回転軸12,13の回転によりラックバー14の両端に
接続した前輪15a,15bが操舵されるようになって
いる。第2回転軸13の下部には、電動モータ16を付
設したギヤボックス17が組み付けられ、同モータ16
は第1及び第2回転軸12,13の接続部に設けたトル
ク検出装置からの検出トルクに応じて第2回転軸13を
回転駆動し、ステアリングホイール11の回動をアシス
トする。
【0013】第1及び第2回転軸12,13の接続部は
図2,3に示してある。第1回転軸12の下端面には、
軸中心に対して径方向両外側にそれぞれ延設されるとと
もに軸線方向に突出した所定幅の凸部12aが一体的に
設けられている。凸部12aの中央部分には水平断面円
形の円柱部12a1が設けられ、同円柱部12a1の両
側に位置する凸部12aの両側面には円形に切り欠いた
4つの係合部12a2〜12a5が設けられている。こ
れらの係合部12a2〜12a5はそれぞれ第1回転軸
12の回転方向を向いているとともに、軸中心から各係
合部12a2〜12a5の中心までの径方向距離はそれ
ぞれ等しい。第2回転軸13は、第1回転軸12と同軸
的に配置されるとともに、第1回転軸12の凸部12a
に嵌合する凹部13aを上端面に設けている。なお、凸
部12aと外側面と凹部13aの内側面との間には多少
の隙間が設けられている。
【0014】第2回転軸13には、第1回転軸12の各
係合部12a2〜12a5にそれぞれ対向する位置にて
同各係合部12a2〜12a5と対向する方向に外側面
から凹部13aの内側面まで貫通する4つの断面円形の
貫通孔13b〜13eがそれぞれ形成されている。これ
らの貫通孔13b〜13eには円柱状に形成したプッシ
ュロッド21〜24がそれぞれ軸線方向に進退可能に組
み込まれており、同各ロッド21〜24の後端面は第2
回転軸13の外周面から若干突出しているとともに、同
外周面に沿って水平断面円弧状に形成されている。
【0015】プッシュロッド21,22の先端面には圧
電素子25,26の後端面がそれぞれ固着され、同素子
25,26の先端は円板状の押圧プレート27,28の
一面にそれぞれ当接している。なお、この押圧プレート
27,28も貫通孔12a2,12a3内を軸線方向に
進退可能にそれぞれ組付けられている。押圧プレート2
7,28の他面には、下面にて係合部12a2,12a
3にて支持された皿ばね31,32の上面が当接してい
る。また、プッシュロッド23,24の先端面には、下
面にて係合部12a4,12a5にて支持された皿ばね
33,34の上面が当接している。
【0016】第2回転軸の上端面から所定距離だけ隔て
た外周面上には雄ねじ13fが形成されており、同雄ね
じ13fには円筒状のスリーブ35の内周面下部に形成
した雌ねじ35aが螺着されている。スリーブ35の内
周面上部には、上方に向かうにしたがって内径を徐々に
大きくするテーパ部35bが形成されており、同テーパ
部35bはプッシュロッド21〜24の各後端面を押圧
しながら支持している。
【0017】上記のように構成したトルク検出装置の組
み付けにおいては、皿ばね31〜34を係合部12a2
〜12a5に係止させた第1回転軸12の凸部12aを
第2回転軸13の凹部13aに嵌合させた後、押圧プレ
ート27,28及び圧電素子25,26を固着したプッ
シュロッド21,22を貫通孔13b,13c内に組み
込むとともに、プッシュロッド23,24を貫通孔13
d,13e内に組み込む。その後、予め第2回転軸13
の下方に組み付けておいたスリーブ35を回転させなが
ら上方に移動させる。これにより、スリーブ35のテー
パ部35aがプッシュロッド21〜24の後端面に当接
して、同ロッド21〜24を第1回転軸12の凸部12
aの両側面の各係合部12a2〜12a4に向けて押圧
し、圧電素子25,26にはプッシュロッド21〜24
の押圧力によるプレロードが付与される。また、スリー
ブ35の回転による同スリーブ35の軸線方向上方への
変位により、第1回転軸12は異なる回転方向のトルク
が釣り合う位置まで回転するので、第1回転軸12の若
干の回転を伴いながらプレロードは微小量ずつかつ均等
に変化する。したがって、圧電素子25,26に付与さ
れるプレロードを均等かつ簡単に調整できるとともに、
同プレロードの調整のために第1及び第2回転軸12,
13に大きな偏荷重が残存することを避けることができ
る。
【0018】このようにしてプレロード調整の終わった
トルク検出装置にあっては、ステアリングホイール11
が右方向へ回動されると、第1回転軸12は図2にて時
計方向に回動され、圧電素子25がプッシュロッド21
及び第1回転軸12の凸部12aにより押圧プレート2
7及び皿ばね31を介して押圧されるので、前記ステア
リングホイール11の回動に伴うトルクが圧電素子25
により検出される。一方、ステアリングホイール11が
左方向へ回動されると、第1回転軸12は図2にて反時
計方向に回動され、圧電素子26がプッシュロッド22
及び第1回転軸12の凸部12aにより押圧プレート2
8及び皿ばね32を介して押圧されるので、前記ステア
リングホイール11の回動に伴うトルクが圧電素子26
により検出される。そして、この検出されたトルクに応
じて電動モータ16が駆動制御され、同モータ16の回
動はギヤボックス17を介して出力軸13を回動させる
ので、前記ステアリングホイール11の回動が電動モー
タ16によりアシストされる。
【0019】このようなトルク検出動作において、圧電
素子25,26にはプレロードが付与されているので、
第1回転軸12の回転初期においても前記押圧力に応じ
た出力信号が圧電素子25,26から得られるので、ト
ルク検出における初期応答性が良好になる。その結果、
前記ステアリングホイール11の回動アシスト制御も精
度よく行われる。
【0020】なお、上記実施形態においては、第1及び
第2回転軸12,13の異なる回転方向のトルクをそれ
ぞれ検出するために2つの圧電素子25,26を設ける
ようにしたが、プッシュロッド23,24の先端面と皿
ばね33,34との間にも圧電素子及び押圧プレートを
設けるようにして4つの圧電素子により異なる回転方向
のトルクをそれぞれ検出するようにしてもよい。この場
合、第1回転軸12が図2にて時計方向に回転した場合
には、圧電素子25及びプッシュロッド24の先端面に
新たに設けた圧電素子により検出される各押圧力の平均
値を検出トルクとして計算するようにすればよい。ま
た、第1回転軸12が図2にて反時計方向に回転した場
合には、圧電素子26及びプッシュロッド23の先端面
に新たに設けた圧電素子により検出される各押圧力の平
均値を検出トルクとして計算するようにすればよい。
【0021】また、上記実施形態のプッシュロッド2
3,24を進退不能に第2回転軸13に組み付けるよう
に同実施形態を変形してもよい。図4はこの変形例に係
るトルク検出装置を示しており、第2回転軸13の貫通
孔13d,13eの内周面に雌ねじ部13d1,13e
1を設けるとともに、プッシュロッド23,24に代え
て外周面上に雄ねじを設けたボルト36,37を雌ねじ
部13d1,13e1に螺着しておくようすればよい。
この場合、スリーブ35を上方に移動させてテーパ部3
5bによりプッシュロッド21,22の後端面を支持さ
せる前に、ボルト36,37をスリーブ35の回転を許
容する位置まで貫通孔13d,13e内に侵入させてお
く。これによっても、スリーブ35を上方に変位させた
ときには、第1回転軸の若干の回転を伴いながら圧電素
子25,26に均等にプレロードが付与されて、上記実
施例と同様な効果を期待できる。
【0022】次に、上記実施形態のスリーブ35の固定
方法を変形した変形例について図5〜7を用いて説明す
る。図5は、スリーブ35の下部に第2回転軸13の雄
ねじ13f上にさらにナット41を螺着するようにダブ
ルナット形式に変形して、スリーブ35の第2回転軸1
3への固定をより確実にした変形例を示している。図6
は、スリーブ35の側面に内外周面間を貫通するねじ孔
35cを設けておき、同ねじ孔35cにボルト42を螺
着するとともに同ボルト42の先端を第2回転軸13の
外周面に圧接することにより、スリーブ35を第2回転
軸13の外周面上に固定するようにした変形例を示して
いる。図7は、第2回転軸13の外周面上に上下方向に
貫通するネジ孔13g1を備えた突出部13gを設けて
おき、同ねじ孔13g1に下方からボルト43をねじ込
んで同ボルト43の上端面にてスリーブ35を保持する
ようにした変形例を示している。
【0023】また、上記実施形態においては、スリーブ
35のテーパ部35の軸線方向に沿った内径の変化率を
一定にするようにしたが、同テーパ部35の軸線方向に
沿った内径の変化率をプッシュロッド21〜24の支持
位置になる箇所近傍にて軸線方向の所定範囲にわたって
他の部分よりも小さく設定するとよい。図8,9はこの
種の変形例を示しており、図8はテーパ部35bの両端
部にて傾斜角を大きくするとともに中央部にて傾斜角を
小さくした変形例である。また、図9はテーパ部35b
の内周面がスリーブ35の内部に向かって凸になる曲面
で形成した変形例を示している。これによれば、スリー
ブ35の軸線方向の位置調整により圧電素子25,26
に対するプレロードをより微妙に調整することができ
る。
【0024】また、図10に示すように、上記実施形態
のスリーブ35のテーパ部35bを、下方に向かうにし
たがって軸心から距離が連続かつ徐々に小さくなるよう
に、スリーブ35の上端部の内周面を所定幅で螺旋状に
切り欠いた切欠き部35dを設けたねじ山式に変形する
ようにしてもよい。これによれば、プレロード調整の際
に、プッシュロッド21〜24の底面をスリーブ35の
内周面(切欠き部35d)上に面接触に近い状態で接触
させることができ、同ロッド21〜24及び圧電素子2
5,26の位置が安定する。
【0025】また、上記実施形態においては、スリーブ
35の内周面にテーパ部35bを設けて内径を軸方向に
沿って徐々に変化させるようにしたが、このテーパ部3
5bを廃してスリーブ35の内径を軸線方向に一定にす
るとともに、プッシュロッド21〜24の後端面に第2
回転軸13の軸線方向に沿ったテーパ部を形成するよう
にしてもよい。このテーパ部は、プッシュロッド21〜
24の第2回転軸13からの突出量がスリーブ35を挿
入する方向に沿って大きくなるように形成されており、
スリーブ35の挿入量が大きくなるにしたがって圧電素
子25,26に対するプレロードが増加する。
【0026】また、上記実施形態又は前記変形例におい
ては、スリーブ35の内周面又はプッシュロッド21〜
24の後端面にテーパ部を設けるようにしたが、本発明
はこれらのテーパ部を設けないで、スリーブ35の内径
を軸線方向に一定にするとともに、プッシュロッド21
〜24の第2回転軸13からの突出量を同第2回転軸1
3の軸線方向に沿って一定にしておいてもよい。この場
合、例えばプッシュロッド21〜24を第2回転軸13
の中心軸方向へ治具を用いて押し込んでおいて、同ロッ
ド21〜24の後端面の外周上にスリーブ35を嵌め込
んで同スリーブ35を第2回転軸13上に固定するよう
にすればよい。これによっても、プレロードの調整こそ
簡単にはできないが、圧電素子25,26にプレロード
を予め決めた適度なプレロードを均等に付与することが
できる。
【0027】さらに、上記実施形態においては、本発明
に係るトルク検出装置を車両のパワーステアリング装置
に適用した例について示したが、本発明に係るトルク検
出装置は複数の回転軸を互いにトルク伝達可能に接続す
るものであれば、種々の装置に適用することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るトルク検出装置を車両のパワー
ステアリング装置に適用した例を示す概略斜視図であ
る。
【図2】 図1の第1及び第2回転軸の接続部の横断面
図である。
【図3】 図2の3−3に沿って見た同接続部の縦断面
図である。
【図4】 変形例に係る同接続部の横断面図である。
【図5】 図1のスリーブの固定方法の第1変形例を示
す同接続部の縦断面図である。
【図6】 同固定方法の第2変形例を示す同接続部の縦
断面図である。
【図7】 同固定方法の第3変形例を示す同接続部の縦
断面図である。
【図8】 図1のテーパ部の第1変形例を示す拡大断面
図である。
【図9】 同テーパ部の第2変形例を示す拡大断面図で
ある。
【図10】同テーパ部の第3変形例を示すスリーブ上部
の断面図ある。
【符号の説明】
12…第1回転軸、12a…凸部、12a2〜12a5
…係合部、13…第2回転軸、13a…凹部、13b〜
13e…貫通孔、13f…雄ねじ、21〜24…プッシ
ュロッド、25,26…圧電素子、31〜34…皿ば
ね、35…スリーブ、35a…雌ねじ、35b…テーパ
部、35d…切欠き部、36,37…ボルト、41…ナ
ット、42,43…ボルト。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鳥山 研 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 安藤 正久 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同軸的かつ軸線回りに回転可能に配設さ
    れるとともに互いにトルク伝達可能に接続された第1回
    転軸と第2回転軸との間の両回転方向のトルクを検出す
    るトルク検出装置において、 前記第1回転軸に設けられて異なる回転方向にそれぞれ
    向いた各係合面に対向するとともに、同各係合面とそれ
    ぞれ直交する方向に進退可能に前記第2回転軸にそれぞ
    れ組み付けられて、同各係合面による異なる回転方向へ
    の押圧力をそれぞれ検出する一対の圧電素子と、 前記一対の圧電素子の各後方位置にて同各圧電素子の進
    退方向とそれぞれ同方向に進退可能に前記第2回転軸に
    それぞれ組み付けられ、各先端面にて各圧電素子をそれ
    ぞれ支持するとともに各後端面を同第2回転軸の外周か
    らそれぞれ突出させた一対のプッシュロッドと、 前記第2回転軸の外周上に固定されて内周面にて前記一
    対のプッシュロッドの各後端面をそれぞれ押圧しながら
    支持するスリーブとを設けたことを特徴とするトルク検
    出装置。
  2. 【請求項2】 軸中心に対して径方向両外側にそれぞれ
    延設された所定幅の凸部を端面に突出させてなる第1回
    転軸と、前記第1回転軸と同軸的に配置されるとともに
    前記凸部と嵌合する凹部を端面に設けてなり同第1回転
    軸にトルク伝達可能に接続された第2回転軸との間の両
    回転方向のトルクを検出するトルク検出装置において、 前記第1回転軸の凸部側面であって異なる回転方向を向
    くとともに軸中心から所定距離だけ隔てた少なくとも2
    箇所の部分に対向するとともに、同2箇所の部分にそれ
    ぞれ直交する方向に進退可能に前記第2回転軸にそれぞ
    れ組み付けられて、同2箇所の部分による異なる回転方
    向への押圧力をそれぞれ検出する少なくとも2つの圧電
    素子と、 前記少なくとも2つの圧電素子の後方位置にて同各圧電
    素子の進退方向とそれぞれ同方向に進退可能に前記第2
    回転軸にそれぞれ組み付けられ、各先端面にて同各圧電
    素子をそれぞれ支持するとともに各後端面を同第2回転
    軸の外周から突出させた少なくとも2つのプッシュロッ
    ドと、 前記第2回転軸の外周上に固定されて内周面にて前記少
    なくとも2つのプッシュロッドの各後端面をそれぞれ押
    圧しながら支持するスリーブとを設けたことを特徴とす
    るトルク検出装置。
  3. 【請求項3】 軸中心に対して径方向両外側にそれぞれ
    延設された所定幅の凸部を端面に突出させてなる第1回
    転軸と、前記第1回転軸と同軸的に配置されるとともに
    前記凸部と嵌合する凹部を端面に設けてなり同第1回転
    軸にトルク伝達可能に接続された第2回転軸との間の両
    回転方向のトルクを検出するトルク検出装置において、 前記第1回転軸の凸部の両側面であって回転方向に向く
    とともに軸中心から所定距離だけ隔てた4箇所の部分に
    各先端面をそれぞれ対向させるとともに、同4箇所の部
    分にそれぞれ直交する方向に進退可能に前記第2回転軸
    にそれぞれ組み付けられて、各後端面を前記第2回転軸
    の外周からそれぞれ突出させた4個のプッシュロッド
    と、 前記第1回転軸の凸部の両側面の4箇所の部分のうちの
    少なくとも2箇所の部分であって、前記4個のプッシュ
    ロッドのうちの少なくとも2つを異なる回転方向にそれ
    ぞれ押圧する2箇所の部分と、同2箇所の部分に対応す
    る少なくとも2つのプッシュロッドの各先端面との間に
    それぞれ介装された少なくとも2つの圧電素子と、 前記第2回転軸の外周上に固定されて内周面にて前記4
    つのプッシュロッドの各後端面をそれぞれ押圧しながら
    支持するスリーブとを設けたことを特徴とするトルク検
    出装置。
  4. 【請求項4】 前記請求項1〜3のいずれか一つに記載
    の前記スリーブを、その内周面を軸線方向に沿って内径
    が徐々に変化するように形成するとともに、前記第2回
    転軸の外周上に軸線方向に変位可能かつ所望の位置にて
    固定可能に組み付けられるもので構成したことを特徴と
    するトルク検出装置。
  5. 【請求項5】 前記請求項4に記載の前記スリーブの内
    周面であって、前記プッシュロッドの支持位置になる箇
    所にて軸線方向の所定の範囲にわたって内径の変化率を
    他の部分よりも小さく設定したことを特徴とするトルク
    検出装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1541390A3 (de) * 2003-12-12 2005-06-22 Audi Ag Anordnung für die Steuerung eines Radaufhängungslenkers über Piezokeramik-Elemente an der Mittellage des Lenkers.
US10618551B2 (en) 2016-02-01 2020-04-14 Ford Global Technologies, Llc Clearance and preload adjustment for steering mechanism using piezoelectric elements

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EP1541390A3 (de) * 2003-12-12 2005-06-22 Audi Ag Anordnung für die Steuerung eines Radaufhängungslenkers über Piezokeramik-Elemente an der Mittellage des Lenkers.
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