JPH09229363A - ガスタービンの触媒燃焼器 - Google Patents

ガスタービンの触媒燃焼器

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Publication number
JPH09229363A
JPH09229363A JP8034844A JP3484496A JPH09229363A JP H09229363 A JPH09229363 A JP H09229363A JP 8034844 A JP8034844 A JP 8034844A JP 3484496 A JP3484496 A JP 3484496A JP H09229363 A JPH09229363 A JP H09229363A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
passage
combustion
catalyst
pressure loss
premixed air
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP8034844A
Other languages
English (en)
Inventor
Zenji Hotta
善次 堀田
Yoshiteru Yoneda
吉輝 米田
Kenji Kozuki
健治 上月
Yoshimasa Tanaka
良昌 田中
Shigemi Bandai
重実 萬代
Tetsuo Itsura
哲雄 五良
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kansai Electric Power Co Inc
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Kansai Electric Power Co Inc
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Kansai Electric Power Co Inc, Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Kansai Electric Power Co Inc
Priority to JP8034844A priority Critical patent/JPH09229363A/ja
Publication of JPH09229363A publication Critical patent/JPH09229363A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 触媒層での燃焼により圧力損失が増加しても
安定した燃焼を持続できるように構成したガスタービン
の触媒燃焼器を提供する。 【解決手段】 内筒1内に配設された燃焼触媒2に至る
予混合気通路を通路13、中間予混合気通路12、燃焼
触媒取付部通路11に分割し、その入口の最上流部に当
る通路13の流路面積を最小にしている。このように、
燃焼触媒2に至る予混合気通路において入口部の通路1
3の流路面積を絞って入口部での圧力損失を大きくとっ
ているので、触媒層で燃焼し圧力損失が高くなっても、
触媒燃焼器の予混合気の通路全体としての圧力損失の変
化が少ない安定した燃焼が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、触媒を使用した低
NOx 予混合ガスタービン用燃焼器の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の触媒燃焼器の一例を図3に示して
ある。燃焼器内筒1の後流部に燃焼触媒2が設けられて
いる。燃料8はノズル3より、また、燃焼用空気7は空
気孔4から供給され予混合気5となって燃焼触媒2で燃
焼され、燃焼ガス6が図示しないタービンへ送られる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の触媒燃焼器にお
いては、以下の問題点がありその解決が望まれる。すな
わち、触媒燃焼器では、触媒が通路幅数mmのハニカム構
造であることから、予混合気が触媒で燃焼すると温度上
昇による体積増加により圧力損失が増加する。
【0004】その為、触媒への燃焼用空気量が減少し、
さらには、燃料空気比が増大して温度が上がり、触媒の
耐熱温度を越えることから触媒が破損する可能性が大き
いと共に、安定した燃焼を行なうことができない。
【0005】そこで本発明は、触媒層での燃焼により圧
力損失が増加しても安定した燃焼を持続できるように構
成したガスタービンの触媒燃焼器を提供することを課題
としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、触媒を使用し
た低NOx 予混合ガスタービン用燃焼器における前記課
題を解決するため、触媒に至る予混合気通路を、その流
れ方向に複数個に分割し、その最上流部で流路面積を最
小にして入口損失を増加させた構造を採用する。
【0007】すなわち、図2に本発明による触媒燃焼器
の概念を示してあるように、燃焼触媒2を有する触媒燃
焼器へ入る予混合気5の流路を入口部で細く絞り、そこ
での圧力損失を大きくする。
【0008】このように、本発明による触媒燃焼器では
その予混合気通路において入口部の流路面積を絞って入
口部での圧力損失を大きくとっているので、予混合気が
触媒層で燃焼し圧力損失が高くなっても、触媒燃焼器の
予混合気通路全体としての圧力損失の変化が少ない。
【0009】その為、本発明による触媒燃焼器では、予
混合気がその触媒層で燃焼しても空気量が低下すること
はない。従って、触媒層部の燃料空気比が触媒層の燃焼
により高くなることがなくなり、安定した燃焼が可能と
なる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明によるガスタービン
用触媒燃焼器を図1に示した実施の一形態に基づいて具
体的に説明する。図1に示すように、このガスタービン
用触媒燃焼器では、燃焼触媒2を内筒1内に環状に設置
している。
【0011】図示していない燃料供給配管から環状室1
4に燃料が供給され、環状室14の外周側円周方向に等
ピッチに設けられたノズル穴8bから噴射した燃料と、
通路13に流入した燃焼用空気7とが混合して燃焼触媒
2に対する予混合気が形成され、中間予混合気通路12
を通って燃焼触媒取付部11へ流れ燃焼触媒2により燃
焼しパイロット火炎を形成する。
【0012】このようにして、燃焼触媒2に通ずる予混
合気の通路は、その予混合気の流れ方向に通路13、触
媒用予混合気通路12、燃焼触媒取付部通路11の3つ
に分割されており、そのうち入口部にある通路13の流
路面積を最小にしてある。
【0013】また、燃料供給管19から供給した燃料は
環状室15に供給され、環状室15の外周側円周方向等
ピッチに設けたノズル穴8aから噴射し、通路16を通
る燃焼用空気7と混合して燃焼触媒2の外周から流出
し、触媒燃焼器出口の火炎により着火し安定した希薄燃
焼を行なう。
【0014】同様に内側に対しても図示していない燃料
管より供給した燃料が環状室17に入り、円周方向等ピ
ッチに設けられたノズル穴8c,8dから噴射し通路1
8の空気と混合して予混合気を形成して燃焼器先端に流
れ、前記した外側と同様に触媒燃焼器出口の火炎により
着火し、安定した希薄燃焼を行なう。
【0015】一方、燃料供給管9から供給され、パイロ
ットバーナ孔10から噴射する燃料は、パイロットバー
ナとしての火炎を形成し、ガスタービン起動時及び燃焼
器全体の火炎安定性をはかる為に用いられる。
【0016】図1の触媒燃焼器において、予混合気の流
速を例えば通路13部で約100m/s 、燃焼触媒取付部
通路11部で約30m/s となるように設計することによ
り、予混合気が燃焼触媒2で燃焼しても、通路13部の
圧力損失が高い為に触媒層内の圧力損失増加は通路全体
としてはその影響が少ない。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によるガス
タービン用触媒燃焼器では、触媒に至る予混合気通路を
その流れ方向に複数個に分割し、その最上流部で流路面
積を最小にして入口損失を増加させた構造としており、
その入口の最上流部での圧力損失が高い為に、触媒層内
の圧力損失が増加しても予混合気通路全体としてはその
影響が少ない。従って、安定した燃焼が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係る触媒燃焼器の断面
図。
【図2】本発明による触媒燃焼器の概念説明図。
【図3】従来の触媒燃焼器の断面図。
【符号の説明】
1 燃焼器内筒 2 燃焼触媒 3 燃料ノズル 4 内筒空気孔 5 予混合気 6 燃焼ガス 7 燃焼用空気 8 燃料 9,19 燃料供給管 10 パイロットバーナ孔 11 燃焼触媒取付部通路 12 中間予混合気通路 13 通路 14,15,17 環状室 16 通路 18 通路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上月 健治 大阪市北区中之島3丁目3番22号 関西電 力株式会社内 (72)発明者 田中 良昌 大阪市北区中之島3丁目3番22号 関西電 力株式会社内 (72)発明者 萬代 重実 兵庫県高砂市荒井町新浜二丁目1番1号 三菱重工業株式会社高砂研究所内 (72)発明者 五良 哲雄 兵庫県高砂市荒井町新浜二丁目1番1号 三菱重工業株式会社高砂研究所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 触媒を使用した低NOx 予混合ガスター
    ビン用燃焼器において、触媒に至る予混合気通路をその
    流れ方向に複数個に分割し、その最上流部で流路面積を
    最小にして入口損失を増加させた構造としたことを特徴
    とするガスタービンの触媒燃焼器。
JP8034844A 1996-02-22 1996-02-22 ガスタービンの触媒燃焼器 Withdrawn JPH09229363A (ja)

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Legal Events

Date Code Title Description
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20030506