JPH09229314A - 表面燃焼バーナ装置用バーナ板及びその製造方法 - Google Patents
表面燃焼バーナ装置用バーナ板及びその製造方法Info
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- JPH09229314A JPH09229314A JP6019996A JP6019996A JPH09229314A JP H09229314 A JPH09229314 A JP H09229314A JP 6019996 A JP6019996 A JP 6019996A JP 6019996 A JP6019996 A JP 6019996A JP H09229314 A JPH09229314 A JP H09229314A
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- Japan
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- mat
- burner
- plate
- strength member
- burner plate
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 均一燃焼が得られると共にその耐久性も向上
した表面燃焼バーナ装置を提供する。 【解決手段】 多数の繊維を絡ませてなるマットの内部
にその略全面に亘り強度部材を設けることにより、裏面
側からの燃焼用混合ガスの圧力をこの強度部材で受ける
ことができ、比較的柔らかい金属繊維のフェルト状マッ
トをバーナ板に用いてもバーナ板の変形が発生しないこ
とから均一燃焼を得ることができ、その耐久性も向上す
る。
した表面燃焼バーナ装置を提供する。 【解決手段】 多数の繊維を絡ませてなるマットの内部
にその略全面に亘り強度部材を設けることにより、裏面
側からの燃焼用混合ガスの圧力をこの強度部材で受ける
ことができ、比較的柔らかい金属繊維のフェルト状マッ
トをバーナ板に用いてもバーナ板の変形が発生しないこ
とから均一燃焼を得ることができ、その耐久性も向上す
る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、家庭用給湯器やガ
スストーブなどに使用する表面燃焼バーナ装置に関する
ものである。
スストーブなどに使用する表面燃焼バーナ装置に関する
ものである。
【０００２】
【従来の技術】従来から、耐高温酸化性の良い金属細線
（例えば線径２０μｍ〜３０μｍ）を均一に分布させて
厚さ１ｍｍ〜４ｍｍのマット状にしたものを家庭用給湯
器やガスストーブなどの表面燃焼バーナ装置として用い
ることが考えられている。このような表面燃焼バーナ装
置では、そのマットの裏面側から燃焼用混合ガスを供給
するようになっている。
（例えば線径２０μｍ〜３０μｍ）を均一に分布させて
厚さ１ｍｍ〜４ｍｍのマット状にしたものを家庭用給湯
器やガスストーブなどの表面燃焼バーナ装置として用い
ることが考えられている。このような表面燃焼バーナ装
置では、そのマットの裏面側から燃焼用混合ガスを供給
するようになっている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た表面燃焼バーナ装置のマットは比較的柔らかいフェル
ト状をなすことから、裏面側からの燃焼用混合ガスの圧
力が直接加わるため、従来のバーナ用マットでは、この
圧力により変形してしまい、均一燃焼が得られなくなる
と共にその耐久性も劣化することが懸念される。
た表面燃焼バーナ装置のマットは比較的柔らかいフェル
ト状をなすことから、裏面側からの燃焼用混合ガスの圧
力が直接加わるため、従来のバーナ用マットでは、この
圧力により変形してしまい、均一燃焼が得られなくなる
と共にその耐久性も劣化することが懸念される。
【０００４】本発明は上記したような従来技術の問題点
に鑑みなされたものであり、その主な目的は、均一燃焼
が得られると共にその耐久性も向上した表面燃焼バーナ
装置を提供することにある。
に鑑みなされたものであり、その主な目的は、均一燃焼
が得られると共にその耐久性も向上した表面燃焼バーナ
装置を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記した目的は本発明に
よれば、裏面側から燃焼ガス及び空気の混合気を通過さ
せてその表面で燃焼させるようにした表面燃焼バーナ装
置バーナ板であって、多数の繊維を絡ませてなるマット
と、前記マットの内部にてその略全面に設けられた強度
部材とを有することを特徴とする表面燃焼バーナ装置用
バーナ板及びその製造方法を提供することにより達成さ
れる。
よれば、裏面側から燃焼ガス及び空気の混合気を通過さ
せてその表面で燃焼させるようにした表面燃焼バーナ装
置バーナ板であって、多数の繊維を絡ませてなるマット
と、前記マットの内部にてその略全面に設けられた強度
部材とを有することを特徴とする表面燃焼バーナ装置用
バーナ板及びその製造方法を提供することにより達成さ
れる。
【０００６】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の好適な実施形態
について添付した図面を参照して詳しく説明する。
について添付した図面を参照して詳しく説明する。
【０００７】図１は、本発明が適用された第１の実施形
態に於ける表面燃焼バーナ装置用バーナ板１の要部拡大
斜視図、図２はその断面図である。このバーナ板１は、
複数層の金属繊維のウェブを積層してニードルパンチま
たはウォータパンチ加工することで金属繊維を互いに絡
ませてなる金属繊維フェルトからなるマット２と、その
略全面に亘り内部に挟み込まれた強度部材としての格子
状金網３とを有している。尚、金網の端縁はマット２の
端縁で切れていても外部に露出していても良い。
態に於ける表面燃焼バーナ装置用バーナ板１の要部拡大
斜視図、図２はその断面図である。このバーナ板１は、
複数層の金属繊維のウェブを積層してニードルパンチま
たはウォータパンチ加工することで金属繊維を互いに絡
ませてなる金属繊維フェルトからなるマット２と、その
略全面に亘り内部に挟み込まれた強度部材としての格子
状金網３とを有している。尚、金網の端縁はマット２の
端縁で切れていても外部に露出していても良い。
【０００８】図３は、本発明が適用された第２の実施形
態に於ける図１と同様な表面燃焼バーナ装置用バーナ板
１１の要部拡大斜視図、図４はその断面図である。この
バーナ板１１は、上記同様に複数層の金属繊維のウェブ
を積層してニードルパンチまたはウォータパンチ加工す
ることで金属繊維を互いに絡ませてなる金属繊維フェル
トからなるマット１２と、その略全面に亘り内部に挟み
込まれた強度部材としての金属板１３とを有している。
この金属板１３には多数の通気孔１３ａが穿設されてい
る。
態に於ける図１と同様な表面燃焼バーナ装置用バーナ板
１１の要部拡大斜視図、図４はその断面図である。この
バーナ板１１は、上記同様に複数層の金属繊維のウェブ
を積層してニードルパンチまたはウォータパンチ加工す
ることで金属繊維を互いに絡ませてなる金属繊維フェル
トからなるマット１２と、その略全面に亘り内部に挟み
込まれた強度部材としての金属板１３とを有している。
この金属板１３には多数の通気孔１３ａが穿設されてい
る。
【０００９】上記いずれの構造に於ても混合ガスの圧力
によるバーナ板を変形させようとする力を強度部材が受
け、マット２が変形する心配はない。
によるバーナ板を変形させようとする力を強度部材が受
け、マット２が変形する心配はない。
【００１０】上記バーナ板１、１１を製造するには、３
つの方法がある。まず１つめは、多数の金属繊維を絡ま
せてなる２枚のマットの間にその略全面に亘る金網３ま
たは金属板１３を挟み、ニードルパンチまたはウォータ
パンチ加工を施して上下のマットの繊維を絡ませ、全体
を一体化してバーナ板とする方法である。
つの方法がある。まず１つめは、多数の金属繊維を絡ま
せてなる２枚のマットの間にその略全面に亘る金網３ま
たは金属板１３を挟み、ニードルパンチまたはウォータ
パンチ加工を施して上下のマットの繊維を絡ませ、全体
を一体化してバーナ板とする方法である。
【００１１】２つめは、多数の金属繊維を絡ませてなる
２枚のマットの間にその略全面に亘る金網３または金属
板１３を挟み、該金網３または金属板１３がずれないよ
うに、金網３または金属板１３と両マット及び／または
２枚のマット同士を接着し、全体を一体化してバーナ板
とする方法である。このとき、接着剤を用いる場合は、
通気性を確保する必要があることからマットの略全面に
接着剤をつけないようにする必要がある。
２枚のマットの間にその略全面に亘る金網３または金属
板１３を挟み、該金網３または金属板１３がずれないよ
うに、金網３または金属板１３と両マット及び／または
２枚のマット同士を接着し、全体を一体化してバーナ板
とする方法である。このとき、接着剤を用いる場合は、
通気性を確保する必要があることからマットの略全面に
接着剤をつけないようにする必要がある。
【００１２】３つめは、複数層のウェブをニードルパン
チまたはウォータパンチ加工して上記マット２を形成す
る過程に於て、２層のウェブの間に金網３または金属板
１３を挟んでおき、ニードルパンチまたはウォータパン
チ加工を施す際に金網３または金属板１３を一体化して
バーナ板とする方法である。
チまたはウォータパンチ加工して上記マット２を形成す
る過程に於て、２層のウェブの間に金網３または金属板
１３を挟んでおき、ニードルパンチまたはウォータパン
チ加工を施す際に金網３または金属板１３を一体化して
バーナ板とする方法である。
【００１３】
【発明の効果】上記した説明により明らかなように、本
発明による表面燃焼バーナ装置用バーナ板及びその製造
方法によれば、多数の繊維を絡ませてなるマットの内部
にその略全面に亘り強度部材を設けることにより、裏面
側からの燃焼用混合ガスの圧力をこの強度部材で受ける
ことができ、比較的柔らかい金属繊維のフェルト状マッ
トをバーナ板に用いてもバーナ板の変形が発生しないこ
とから均一燃焼を得ることができ、その耐久性も向上す
る。
発明による表面燃焼バーナ装置用バーナ板及びその製造
方法によれば、多数の繊維を絡ませてなるマットの内部
にその略全面に亘り強度部材を設けることにより、裏面
側からの燃焼用混合ガスの圧力をこの強度部材で受ける
ことができ、比較的柔らかい金属繊維のフェルト状マッ
トをバーナ板に用いてもバーナ板の変形が発生しないこ
とから均一燃焼を得ることができ、その耐久性も向上す
る。
【図１】本発明が適用された第１の実施形態に於ける表
面燃焼バーナ装置用バーナ板１の要部拡大斜視図。
面燃焼バーナ装置用バーナ板１の要部拡大斜視図。
【図２】図１のＩＩ−ＩＩ線について見た断面図。
【図３】本発明が適用された第２の実施形態に於ける表
面燃焼バーナ装置用バーナ板１１の要部拡大斜視図。
面燃焼バーナ装置用バーナ板１１の要部拡大斜視図。
【図４】図３のＩＶ−ＩＶ線について見た断面図。
１ 表面燃焼バーナ装置用バーナ板 ２ 金属繊維フェルトマット ３ 金網 １１ 表面燃焼バーナ装置用バーナ板 １２ 金属繊維フェルトマット １３ 金属板 １３ａ 通気孔
Claims (6)
- 【請求項１】 裏面側から燃焼ガス及び空気の混合気
を通過させてその表面で燃焼させるようにした表面燃焼
バーナ装置用バーナ板であって、 多数の繊維を絡ませてなるマットと、 前記マットの内部にてその略全面に設けられた強度部材
とを有することを特徴とする表面燃焼バーナ装置用バー
ナ板。 - 【請求項２】 前記強度部材が金網からなることを特
徴とする請求項１に記載の表面燃焼バーナ装置用バーナ
板。 - 【請求項３】 前記強度部材が、板厚方向に１つまた
は複数の孔を有する金属板からなることを特徴とする請
求項１に記載の表面燃焼バーナ装置用バーナ板。 - 【請求項４】 裏面側から燃焼ガス及び空気の混合気
を通過させてその表面で燃焼させるようにした表面燃焼
バーナ装置用バーナ板の製造方法であって、 多数の繊維を絡ませてなる２枚のマットの間にその略全
面に亘る強度部材を挟み、ニードルパンチまたはウォー
タパンチ加工で一体化することを特徴とする表面燃焼バ
ーナ装置用バーナ板の製造方法。 - 【請求項５】 裏面側から燃焼ガス及び空気の混合気
を通過させてその表面で燃焼させるようにした表面燃焼
バーナ装置用バーナ板の製造方法であって、 多数の繊維を絡ませてなる２枚のマットの間にその略全
面に亘る強度部材を挟み、該強度部材がずれないよう
に、かつ表裏面間の通気性を確保しつつ前記強度部材と
前記マット及び／または２枚のマット同士を接着するこ
とを特徴とする表面燃焼バーナ装置用バーナ板の製造方
法。 - 【請求項６】 裏面側から燃焼ガス及び空気の混合気
を通過させてその表面で燃焼させるべく、多数の繊維を
絡ませてなるマットを有する表面燃焼バーナ装置用バー
ナ板の製造方法であって、 複数層のウェブから前記マットを形成する過程を有し、 前記マット形成過程の中で２層の前記ウェブの間に前記
マットの略全面に亘る金網を挟み、ニードルパンチまた
はウォータパンチ加工で一体化することを特徴とする表
面燃焼バーナ装置用バーナ板の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6019996A JPH09229314A (ja) | 1996-02-22 | 1996-02-22 | 表面燃焼バーナ装置用バーナ板及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6019996A JPH09229314A (ja) | 1996-02-22 | 1996-02-22 | 表面燃焼バーナ装置用バーナ板及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09229314A true JPH09229314A (ja) | 1997-09-05 |
Family
ID=13135256
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6019996A Pending JPH09229314A (ja) | 1996-02-22 | 1996-02-22 | 表面燃焼バーナ装置用バーナ板及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09229314A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US20130280662A1 (en) * | 2010-11-16 | 2013-10-24 | Ulrich Dreizler | Combustion method with cool flame base |
| US9212818B2 (en) | 2010-11-16 | 2015-12-15 | Ulrich Dreizler | Displacement method for the production of a burner fabric membrane for a cool flame base |
| JP2020134086A (ja) * | 2019-02-25 | 2020-08-31 | リンナイ株式会社 | 全一次燃焼式バーナ |
-
1996
- 1996-02-22 JP JP6019996A patent/JPH09229314A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US20130280662A1 (en) * | 2010-11-16 | 2013-10-24 | Ulrich Dreizler | Combustion method with cool flame base |
| US9212818B2 (en) | 2010-11-16 | 2015-12-15 | Ulrich Dreizler | Displacement method for the production of a burner fabric membrane for a cool flame base |
| US9360210B2 (en) | 2010-11-16 | 2016-06-07 | Ulrich Dreizler | Combustion method with cool flame base |
| JP2020134086A (ja) * | 2019-02-25 | 2020-08-31 | リンナイ株式会社 | 全一次燃焼式バーナ |
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