JPH09229197A - シール材 - Google Patents

シール材

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JPH09229197A
JPH09229197A JP8295506A JP29550696A JPH09229197A JP H09229197 A JPH09229197 A JP H09229197A JP 8295506 A JP8295506 A JP 8295506A JP 29550696 A JP29550696 A JP 29550696A JP H09229197 A JPH09229197 A JP H09229197A
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JP
Japan
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sealing material
sealing
material according
bulging portion
layer
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JP8295506A
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English (en)
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Terence P Nicholson
ピーター ニコルソン テレンス
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SUPESHIYARISUTO SHIIRING Ltd
Specialist Sealing Ltd
Original Assignee
SUPESHIYARISUTO SHIIRING Ltd
Specialist Sealing Ltd
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Publication date
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Application filed by SUPESHIYARISUTO SHIIRING Ltd, Specialist Sealing Ltd filed Critical SUPESHIYARISUTO SHIIRING Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 取扱い及び取付けが比較的容易なシール材を
提供すること、例えば、エンジンのシリンダー・ヘッド
とマニホルドのように膨張度に違いがある場合に対処可
能な柔軟性の高いシール材を提供すること。加えて、元
の状態への回復度に優れ、かつ密封されたシール面に傷
やその他のダメージを残さないシール材を提供するこ
と。 【解決手段】 略平行な相対峙する2つの面を密封する
シール材は、前記相対峙する2つの面の間に挟まれる支
持層10と、該支持層10により支持され、かつ該支持
層10の終端20よりも突出して、前記シール材2が前
記相対峙する2つの面の間に挟まれた時に、それら2つ
の面の間を密封する一対のシール層6,8とを備えた構
成となっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シール材さらには
略平行な2つの面の間を密封するシール材に関し、例え
ば、ガソリン・エンジンやディーゼル・エンジンのシリ
ンダー・ヘッドとシリンダー・ブロックとの間を密封す
るシール材に関する。
【0002】さらには、本発明には、吸気マニホルドや
排気マニホルドと、ポンプやバルブとの間の気密封止に
対する適用をも含む。
【0003】
【従来の技術】圧力をかけられた流体(例えば、ガスや
オイル)を密封する技術では、相対的に薄い金属板(シ
ート)の、密封される孔の周囲に相当する部分を波形状
に成形することによって、その孔を密封することが検討
されてきている。そのようなシール材は、1930年頃
から検討されている。
【0004】その波形状に成形された部分(以下、波状
部と称する)が設けられていることにより、限定された
領域に締付け力が集中するようになっている。これは、
“high unit loading ”として知られている。その結
果、シリンダー・ヘッドとシリンダー・ブロックとがし
っかり締め付けられている場合に、高圧接触による密封
領域が孔の周りに生じる。
【0005】波状部については、種々の形態のものが開
発されてきており、単一層の構成のものや、図18、図
19および図20に示すように、複数層を組合わせてな
る構成のものがある。これらのシール材では、永年の
間、非常に優れた密封性を有することが証明されてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のシール材はすべて、密封性を確保するために、波状
部を押し潰すような構成となっている。従って、そのよ
うな波状部を押し潰すシール材では、締付け力から解放
された時の柔軟性の欠如と密封性の回復という点に問題
がある。さらには、高出力化と絶え間ない大気汚染の減
少が終始要求され続ける今日の殆どのエンジンに対し
て、上記従来のシール材はすべて、十分な密封性能を具
備していない。
【0007】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたもので、取扱いおよび取付けが比較的容易なシー
ル材を提供することを目的とする。特に、本発明は、例
えば、エンジンのシリンダー・ヘッドとマニホルドのよ
うに膨張度に違いがある場合に対処可能な柔軟性の高い
シール材を提供することを目的とする。
【0008】加えて、本発明は、元の状態への回復度に
優れ、かつ密封されたシール面に傷やその他のダメージ
を残さないシール材を提供することをも目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に係るシール材によれば、略平行な相対
峙する2つの面の間を密封するシール材において、前記
相対峙する2つの面の間に挟まれる支持手段と、該支持
手段により支持され、かつ該支持手段の終端よりも突出
して、当該シール材が前記相対峙する2つの面の間に挟
まれた時にそれら2つの面の間を密封する一対の対向す
るシール層と、を備えているものである。
【0010】また、請求項2に係るシール材によれば、
前記支持手段は支持層を有し、また前記各シール層の対
応する部分は、相対峙する面のそれぞれの面に当接して
それらの面の間を密封する密封領域に膨出部を有してお
り、その密封領域は前記支持層の終端領域と一部重なっ
ているとともに、前記支持層から遠ざかる方向に、該終
端領域を越えて略平行に延びているものである。
【0011】また、請求項3に係るシール材によれば、
前記各膨出部は、密封領域内にシール層が突出する方向
に沿って選択された断面形状が弧状に成形されているも
のである。
【0012】また、請求項4に係るシール材によれば、
前記膨出部の弧状形状はいずれも、荷重が印加される前
においては、円弧状をなしているものである。
【0013】また、請求項5に係るシール材によれば、
前記膨出部は、向かい合わされ、一緒になって溝(chan
nel )をなすように形成されており、前記溝は、少なく
とも支持層の前記終端を部分的に取り囲んでいるもので
ある。
【0014】また、請求項6に係るシール材によれば、
支持層の前記終端は、実質的に、当該シール材に荷重が
印加される前の前記溝の中心線上に位置するようになっ
ているものである。
【0015】また、請求項7に係るシール材によれば、
前記各膨出部は、異なる曲率半径を有しているものであ
る。
【0016】また、請求項8に係るシール材によれば、
荷重が印加される前の曲率半径が相対的に大きい第1の
膨出部の終端部分は、曲率半径が相対的に小さい第2の
膨出部の終端部分を部分的に取り囲んでおり、荷重が印
加された時に、第1の膨出部の内側で、第2の膨出部が
動き得るような配置となっているものである。
【0017】また、請求項9に係るシール材によれば、
荷重が印加された時に、第1の膨出部の内側で、第2の
膨出部が伸びるような配置となっているものである。
【0018】また、請求項10に係るシール材によれ
ば、第1の膨出部は、荷重が印加されている間、該第1
の膨出部の終端が前記相対峙する面に対して実質的に垂
直になるように形成されているものである。
【0019】また、請求項11に係るシール材によれ
ば、第1の膨出部の終端は、荷重が印加されている間、
前記相対峙する面のうちの一方に近接するようにされて
いるものである。
【0020】また、請求項12に係るシール材によれ
ば、さらに、いずれのシール層も、前記膨出部よりも支
持層からさらに先へ位置された末端の膨出部を有してい
るものである。
【0021】また、請求項13に係るシール材によれ
ば、前記末端の膨出部のいずれも、密封領域内にシール
層が突出する方向に沿って選択された断面形状が弧状形
状をなしているものである。
【0022】また、請求項14に係るシール材によれ
ば、末端の膨出部の前記弧状形状の部分はいずれも、荷
重が印加される前において、円弧状の部分を有している
ものである。
【0023】また、請求項15に係るシール材によれ
ば、末端の各膨出部の円弧状部分は、荷重が印加される
前においては、実質的に中心角が120°をなす弧状部
分を有しているものである。
【0024】また、請求項16に係るシール材によれ
ば、末端の各膨出部の円弧状部分は、荷重が印加される
前においては、実質的に中心角が90°をなす弧状部分
を有しているものである。
【0025】また、請求項17に係るシール材によれ
ば、末端の各膨出部は、それぞれのシール層に設けられ
た前記膨出部の曲率半径と実質的に同じ曲率半径を有し
ているものである。
【0026】また、請求項18に係るシール材によれ
ば、前記末端の各膨出部の曲率半径は、それぞれのシー
ル層に設けられた前記膨出部の曲率半径よりも大きいも
のである。
【0027】また、請求項19に係るシール材によれ
ば、前記末端の各膨出部の曲率半径は、それぞれのシー
ル層に設けられた前記膨出部の曲率半径よりも小さいも
のである。
【0028】また、請求項20に係るシール材によれ
ば、末端の各膨出部は、該末端の膨出部の末端から、荷
重が印加される前における前記相対峙する面に実質的に
平行な方向に延びる真直な部分を有しているものであ
る。
【0029】また、請求項21に係るシール材によれ
ば、いずれのシール層も、膨出部と末端の膨出部との間
に挟まれた領域を備えているものである。
【0030】また、請求項22に係るシール材によれ
ば、膨出部と末端の膨出部との間に挟まれた領域は、何
れも平坦な表面を有しており、相対峙しているものであ
る。
【0031】また、請求項23に係るシール材によれ
ば、荷重が印加される前においては、膨出部と末端の膨
出部との間に挟まれた各領域の平坦な表面は、実質的に
互いに平行になっているとともに、前記相対峙する密封
される面に実質的に平行になっているものである。
【0032】また、請求項24に係るシール材によれ
ば、荷重が印加される前においては、膨出部と末端の膨
出部との間に挟まれた各領域は、互いに接触するように
されているものである。
【0033】また、請求項25に係るシール材によれ
ば、荷重が印加される前においては、膨出部と末端の膨
出部との間に挟まれた各領域の前記平坦な表面は、密封
領域から支持層に向かっていくに連れて互いに離れてい
くようにされているものである。
【0034】また、請求項26に係るシール材によれ
ば、荷重が印加される前においては、膨出部と末端の膨
出部との間に挟まれた各領域は、間隙によって分離され
ているものである。
【0035】また、請求項27に係るシール材によれ
ば、シール層は、前記相対峙する面に実質的に平行な対
称軸に対して、互いに対称になっているものである。
【0036】また、請求項28に係るシール材によれ
ば、支持手段は、シール層の間に挟まれた支持層を有し
ているものである。
【0037】また、請求項29に係るシール材によれ
ば、支持層は、前記膨出部の間の箇所まで、前記相対峙
する面に略平行な方向に延びる第1の相対的に厚い部分
と、膨出部の間の前記箇所から前記膨出部の末端部分ま
で延びる第2の相対的に薄い部分とを有しているもので
ある。
【0038】また、請求項30に係るシール材によれ
ば、相対的に薄い部分は、膨出部と末端の膨出部との間
に挟まれた前記領域の間に位置しているものである。
【0039】また、請求項31に係るシール材によれ
ば、支持手段は、実質的に平行な一対の支持層を有して
おり、該一対の支持層の間に前記シール層が挟まれてい
るものである。
【0040】また、請求項32に係るシール材によれ
ば、支持手段は、一対の支持層を有しており、各支持層
は、対応するそれぞれの前記シール層と複合的に形成さ
れているものである。
【0041】また、請求項33に係るシール材によれ
ば、前記支持層のうちの少なくとも一方は、荷重が印加
されている間、前記相対峙する面による過剰な密封圧力
に耐えるための支持膨出部を備えているものである。
【0042】また、請求項34に係るシール材によれ
ば、前記支持層は、いずれも前記支持膨出部を備えてお
り、前記支持膨出部は、相対しているとともに、当該シ
ール材の使用位置において前記相対峙する面に略平行で
かつ該面の間に延びる面に対して対称となっているもの
である。
【0043】また、請求項35に係るシール材によれ
ば、一またはそれぞれの支持膨出部は、断面形状が略矩
形状をなしているものである。
【0044】また、請求項36に係るシール材によれ
ば、一またはそれぞれの前記支持膨出部は、断面形状が
弧状形状をなしているものである。
【0045】また、請求項37に係るシール材によれ
ば、一またはそれぞれの前記支持膨出部は、断面形状が
V字形状をなしているものである。
【0046】また、請求項38に係るシール材によれ
ば、くさびは、支持膨出部もしくは少なくとも1つの支
持膨出部の内側に設けられるものである。
【0047】また、請求項39に係るシール材によれ
ば、前記支持層のうちの少なくとも一方は、さらに、使
用時に前記相対峙する面の一方の面に対して当接する控
え(buttress)の膨出部を備えており、それによって前
記支持層の分離を妨げるようになっているものである。
【0048】また、請求項40に係るシール材によれ
ば、前記支持層は、いずれも前記控えの膨出部を備えて
おり、前記控えの膨出部は、相対しているとともに、当
該シール材の使用位置において前記相対峙する面に略平
行でかつ該面の間に延びる面に対して対称となっている
ものである。
【0049】また、請求項41に係るシール材によれ
ば、一またはそれぞれの控えの膨出部は、断面形状が略
鋸歯状をなしているものである。
【0050】また、請求項42に係るシール材によれ
ば、控えの膨出部もしくは前記控えの膨出部の少なくと
も1つは、該控えの膨出部内にくさびを有しているもの
である。
【0051】また、請求項43に係るシール材によれ
ば、前記シール層の間に、該シール層の間にものが入り
込むのを防ぐ閉塞部材(blocking member)を有するもの
である。
【0052】また、請求項44に係るシール材によれ
ば、閉塞部材は、長いワイヤもしくはPTFEでできて
いるものである。
【0053】また、請求項45に係るシール材によれ
ば、さらに、末端の膨出部の間に配置された耐火層を有
するものである。
【0054】また、請求項46に係るシール材によれ
ば、本質的に、添付図面の図1乃至図4、もしくは図
5、もしくは図6、もしくは図7、もしくは図8および
図9、もしくは図10、もしくは図11、もしくは図1
2乃至図15、もしくは図16および図17を参照しつ
つ、以下の実施の形態において説明するシール材であ
る。
【0055】すなわち、本発明は、略平行な相対峙する
2つの面の間を密封するシール材において、前記相対峙
する2つの面の間に挟まれる支持手段と、該支持手段に
より支持された一対の対向するシール層とを備えてな
り、該一対のシール層は、前記支持手段の終端よりも突
出し、当該シール材が前記相対峙する2つの面の間に挟
まれた時に、それら2つの面の間を密封するようになっ
ているものである。
【0056】そのようなシール材は、上述した目的を満
たすものである。前記支持手段は、シール材に適当な硬
さを付与するために設けられており、それによってシー
ル材の取扱いおよび取付けが容易になっている。前記一
対のシール層は、締付け力による圧縮中、支持手段から
独立して動き得るようになっているとともに、支持手段
から独立して動いて伸び、それによってシール機能を果
たすようになっている。その結果、密封される表面同士
の膨張度に違いがある場合にも対処可能であり、また適
度な締付け力で締め付けられるだけで圧縮され具合を自
ら調整し得るような柔軟性の高いシール材が得られる。
また、シール材は弾性復帰し得るようになっている。
【0057】密封される表面に対してシール層が(潰れ
るというよりもむしろ)伸びるように変形可能になって
いることによって、密封される表面に傷を付けることな
くそれらの表面を密封することができる。さらには、
(シール層の、)元の状態への回復度がよく、密封され
た表面はダメージを受けない。
【0058】特許請求の範囲における請求項2乃至46
には、本発明のより好ましい特徴が述べられている。
【0059】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係るシール材の
実施の形態について図1〜図17を参照しつつ詳細に説
明する。
【0060】(実施の形態1)図1には、中央に円形状
の孔4を有するガスケット(シール材)2が示されてい
る。使用状態においては、そのガスケット2は、相対峙
する平行な面の間に介装される。そして、ガスケット2
は、その両側に配設され、かつ孔4を介して連通された
それぞれの通路からの漏れを防いでいる。
【0061】図2には、図1のA−A線におけるガスケ
ット2の縦断面が示されている。同図に示すように、こ
のガスケット2は、3層構造になっていることがわか
る。外側(シール)層(以下、シール層と称する)6,
8は、孔4の領域にて膨出させられており、その部分的
な断面形状が互いに鏡像をなす、すなわち対称な形状を
なすようにされている。いずれのシール層6,8も2つ
の膨出部12,14を有している。
【0062】それらの膨出部12,14はそれぞれ、同
じ曲率半径の弧状の断面形状をなしており、その弧状形
状の中心が同じになるように配置されている。いずれの
シール層6,8においても、それぞれ放射形状をなす外
側および内側の膨出部12,14は、それぞれ中間の平
坦部16によって分離されている。平坦部16は、お互
いにぴったりと当接されており、ガスケットとして組み
立てられた部品の状態では、相互に押圧されている。
【0063】放射形状をなす外側の膨出部12は、対と
なった形状が略“O”字状をなすように形成されてい
る。内側(すなわち、末端)の膨出部14は、対となっ
た形状が略“C”字状をなすように先端を切断したよう
な形状に成形されている。つまり、内側の膨出部14
は、それぞれ中心角が120°の弧状をなしている。
【0064】放射形状をなす外側の膨出部12は、放射
状に拡がる平面に対して平行な平板部18に連結してい
る。外側の膨出部12は、いずれも、前記平坦部16か
ら、中心角が180°以下の弧状をなすように延びてい
る。それによって、対向する平板部18の間に空隙がで
きる。この空隙に、第3の(中間の)層(以下、中間層
と称する)10が設けられている。
【0065】図2からも明らかなように、中間層10
は、各シール層6,8よりも厚い。それによって、この
中間層10は、支持板として機能しており、シール材の
構造に強度と硬度を付与している。中間層10の終端2
0は、弧状部分の内側で、外側の膨出部12の中心線上
に位置している。
【0066】具体的には、例えば中間層10の厚さは
0.38mmであり、シール層6,8のそれぞれの厚さは
0.25mmである。また、孔4の直径は例えば46mmで
ある。なお、これらの各寸法は、この具体例にのみ限定
されるものではなく、実施の際に適当な寸法に選択され
るのは勿論である。
【0067】つぎに、ガスケット2の作用について、図
3および図4を参照しつつ、より詳細に説明する。図3
は、圧縮状態となる直前のガスケット2に押圧力(P)
が作用している状態を示している。図4は、ガスケット
2が圧縮された状態を示している。図4中の矢印は、ガ
スケット2の高圧による密封点を指し示している。図3
と図4とを比較すると、圧縮状態においては、ガスケッ
ト2の形状がかなり変形していることがわかる。ガスケ
ット2に互いに反発する種々の反る(hoop)力がある結
果、このような変形が起こる。
【0068】図4では、O字状部の外側の四分円AA
(図3参照:図3および図4における膨出部12の左半
部(平板部18に続く側の四分円)のことである)が、
荷重が印加されている状態では、中間層10に沿って内
側へ伸びている。これは、平板部18が、それら変形し
た四分円よりも高い強度を有していることに起因してい
る。
【0069】両平坦部16は、お互いに対してしっかり
と押圧されているので、たくさんのさらなる反発が保証
されている。この平坦部16における反る力によって、
四分円BB(図3参照)と四分円DDが圧縮時にそれぞ
れ図3の矢印の方向に伸びる。同様に、EE点(図3参
照)もそれぞれ図3に示された矢印の方向に曲がる。
【0070】従って、ガスケット2の断面形状の変形
は、圧縮中に起こる複合的な伸展動作によって、引き起
こされる。その結果、もし締め付ける鋲の解放が必要に
なるならば、実質的な回復が起こる。
【0071】上述したように、中間層10の弧状部内側
の終端20は、“O”字状部の中心線へ延びている。し
かし、終端20がその中心線に沿って遠方まで延びてい
ることは重要なことではない。中間層10の終端20
が、外側の膨出部12の外側の終端部分と平板部18と
の連結部よりも先に延びていることが極めて好ましいの
である。もし、中間層10がこのようになっていない、
すなわち中間層10の終端20が、外側の膨出部12の
外側の終端部分と平板部18との連結部よりも先(内
側)に延びていなければ、いくつかの適用において、鋭
い角部上に腐食が生じ、その結果金属疲労によりクラッ
クが発生する可能性がある。
【0072】(実施の形態2)図5には、実施の形態2
が示されている。この実施の形態2は、図2および図4
に示す実施の形態1と略同様な構成となっているが、実
施の形態1と異なるのは、中間層10の代わりに、該中
間層10と本質的に同じ機能を果たす一対の外側層10
a,10bが設けられている点である。それによって、
両平板部18は直接当接されており、また外側の膨出部
12は、中心角が180°より大きい弧状をなすように
延びている。
【0073】(実施の形態3)図6には、実施の形態3
が示されている。この実施の形態3は、図2および図4
に示す実施の形態1と略同様な構成となっているが、実
施の形態1と異なるのは、中間層10がわずかに薄い点
と、非圧縮状態において間隙により両平坦部16が分離
されている点と、末端すなわち内側の膨出部14がより
広がって膨出している点である。
【0074】膨出部14がより広がっている点について
は、膨出部14は、非圧縮状態においては中心角が90
°の弧状をなすように延びている。しかし、膨出部14
は、実施の形態1よりも軸方向にさらに広がっている。
つまり、上記実施の形態よりも、膨出部14の曲率半径
がより大きくなっている。
【0075】このシール材は、密封される表面の反対が
極めて弱いような配置において使用されるものである。
すなわち、図6に示すシール材は、密封される表面を有
するフランジが相対的に薄く、またその密封される表面
を小径のボルトで固定するために、密封される表面の反
対が極めて弱いような場合に使用される。そのような場
合、より小さい締付け力が必要とされる。この場合、よ
り小さい締付け力を補償するために、好ましくは、当接
される表面が高品質に仕上げられているとよい。
【0076】(実施の形態4)図7には、実施の形態4
が示されている。この実施の形態4は、図6に示す実施
の形態3と略同様な構成となっているが、実施の形態3
と異なるのは、末端すなわちの内側の膨出部14が内側
に向かって延びていて、ファイア・リング(fire ring)
22を収容している点である。このシール材が自動車に
使用される場合には、ファイア・リング22は、薄い金
属製のシール材が白熱するのを防ぐのに使用される。そ
れによって、早すぎるタイミングでの点火や誤爆発が起
こるのを防ぐ。
【0077】(実施の形態5)図8には、実施の形態5
が示されている。この実施の形態5では、中間層10が
先の実施の形態とは異なる形状をしている。この中間層
10は、放射形状をなす相対的に厚い外側部24と、放
射形状をなす相対的に薄い内側部26を有している。中
間層10の放射形状をなす外側部24は、先の実施の形
態において示された本来の中間層10と同じ機能を奏す
るものである。
【0078】つまり、その外側部24は、放射形状をな
す外側の膨出部12の中心線に沿って延びている。この
外側部24は、先の実施の形態の中間層10の厚さより
も厚くなっている。それによって、このガスケットは、
エンジンの種々の圧縮比に対する要求に対応することが
できるようになっている。例えば世界中の種々の品質の
ガソリンに対処するために、このシール材が必要とされ
るかもしれない。
【0079】中間層10の放射形状をなす外側部24の
厚さの増大により、両平坦部16の間の距離は広がって
いる。従って、放射形状をなす薄い内側部26は、荷重
が印加されている間、膨出部12,14および平坦部1
6の伸展動作の抑制を維持するために設けられている。
この点について、図9に圧縮状態のシール材の様子が示
されている。
【0080】(実施の形態6)図10には、図6に示す
実施の形態3と略同じ構成の他の実施の形態(実施の形
態6)が示されている。しかし、中間層10は、図6に
示す実施の形態よりもわずかに厚く、そして末端すなわ
ち内側の膨出部14が、中心角がわずかに大きい角度を
なす位置まで延びている。
【0081】(実施の形態7)図11には、さらに他の
実施の形態(実施の形態7)が示されている。この実施
の形態7では、両平坦部16が、それら平坦部16の放
射形状をなす最も内側の端部で当接し、かつ放射形状の
外側に向かうに連れて離れるようになっている。この場
合には、先の実施の形態よりも、平坦部16が少し幅広
になっているとともに、末端すなわち内側の膨出部14
の曲率半径が幾分小さくなっている。
【0082】(実施の形態8)図12乃至図15には、
さらに他の実施の形態(実施の形態8)が示されてい
る。この実施の形態8では、一枚のガスケット2に一対
の密封領域が一緒に組み合わされて設けられている。あ
る状況において、膨出部の形成に利用できる空間が限ら
れている場合がある。この実施の形態8は、上述したこ
とに加えて、この特別な問題に対処するものである。
【0083】この場合には、図14および図15に示す
ように、シール層6,8はそれぞれ単一の膨出部12を
有している。さらには、これらの膨出部12は、互いに
対称な形状すなわち鏡像をなすような断面形状になって
いない。第1のシール層6(図14において上側の層)
の膨出部12は、第2のシール層8(図14において下
側の層)の膨出部12よりも曲率半径が小さくなってい
る。
【0084】両膨出部12は、放射形状をなす最も内側
部分において一部重なり合っている。すなわち、上側の
シール層6の膨出部12の外径は、下側のシール層8の
膨出部12の内径よりもわずかに小さくなっている。
【0085】下側のシール層8の膨出部12は、その膨
出部12が平板部18に連結する箇所から、シール材の
膨出部12の中心を通る放射状の平面まで円弧状に延
び、さらに、そこから終端28まで略真直に延びてい
る。上側のシール層6の膨出部12は、平板部18との
連結箇所から、下側のシール層8の膨出部12の放射状
をなす内側面に最初に接触する点から中心角にして15
°広がった点まで、円弧状の断面形状をなすように延び
ている。
【0086】中間層10の放射状をなす内側終端20
は、上側のシール層6の膨出部12の中心線まで延びて
いる。
【0087】荷重が印加されている間は、上側のシール
層6の膨出部12は、下側のシール層8の膨出部12の
内側で伸びる。それによって、上側のシール層6の膨出
部12は、図15に示すように、丸まって元の方向に戻
る。また、下側のシール層8の膨出部12も曲がり、そ
して下側のシール面に近接してやや平坦になる。
【0088】しかし、下側のシール層8の膨出部12の
末端部分は軸方向に向いたままである。それによって、
シール材の強度が維持される。実際に、下側のシール層
8の膨出部12の終端28は、図15の上側のシール面
に極めて近接した位置に配置されることになるかもしれ
ない。そのような場合に、下側のシール層8の膨出部1
2の終端28は、ジャッキのように持ち上げる力を及ぼ
すことになるかもしれない。
【0089】シール材は、圧縮が作用された時に、上述
したような挙動を示す。その理由は、中間層(支持板)
10により、両膨出部12の2つの放射状をなす外側の
四分円が中間層10の両面に沿って伸展させられるから
である。この過程において、両シール層6,8の平板部
18は、極めて強度が高く、膨出部12の圧縮に耐え
る。同様に、両膨出部12の2つの放射状をなす内側の
四分円も、膨出部12の圧縮に耐える。この圧縮に対す
る耐力は、四分円の内側への丸まりとシール材に本来具
わっている反る力によって、さらに高められる。
【0090】実際には、下側のシール層8の膨出部12
の湾曲部内で上側のシール層6が丸く延び易いように、
上側のシール層6は下側のシール層8よりも薄くてもよ
い。あるいは、上側のシール層6が、下側のシール層8
の材質よりも、より柔軟性に富む材質でできていてもよ
い。
【0091】図12に示すように、この実施の形態で
は、両密封領域の間に熱膨張および熱収縮のための溝4
0が設けられている。この溝40によって、シール材は
図12の左右方向に収縮し得るようになっている。これ
は、シール材が、溝40のある中央領域においてシール
層6,8を省き得るような積層構造になっていることに
よって容易となっている。この構造のさらなる重要性
は、2つのシール面の間での動きを避けるように、曲が
ることである。この実施の形態において示されたような
熱膨張および熱収縮のための溝40は、他の如何なる実
施の形態において使用される如何なるシール材の構造に
も適用可能である。
【0092】(実施の形態9)図16および図17に
は、さらに他の実施の形態(実施の形態9)が示されて
いる。この実施の形態9は、図5に示す実施の形態2の
変形例である。図5に示す実施の形態2は、密封効果の
高いシール材である。あまり多くのこと、すなわち、密
封性や材料コストや製造コストなどの種々のスペックが
要求されない状況において使用されるシール材にあって
は、図2に示すような3片からなるシール材は、(密封
性の点で)十分に満足して使用され、かつ必要とされる
材料の25%程度を節約できるという利点を有する。
【0093】しかしながら、できる限り製造コストを下
げることは、明らかに、極めて好ましいことである。図
16および図17に示す実施の形態は、2片からなる構
造であるため、この要求を最も効果的に満足させる。
【0094】図16および図17に示す実施の形態の機
能および作用は、基本的には、図5に示す実施の形態2
と同様である。しかし、図5に示す例の外側層10a,
10bは、省かれている。その代わりに、シール層6,
8は、それぞれ、一対の膨出部110a,110cおよ
び一対の膨出部110b,110dを備えている。図1
7に示すように、各シール層6,8に設けられた膨出部
は、他方のシール層に設けられた膨出部と対称な断面形
状になっている。
【0095】シール層6,8は、孔4から(図17にお
いて右方に向かって)離れた位置に、それぞれ、略矩形
状の断面形状をなす膨出部110c,110dを有して
いる。従って、それら膨出部110c,110dは、シ
ール材が間に介装される相対峙する面に対して垂直な一
連の立上り部111を有している。これらの垂直な立上
り部111は、極めて強度の高い支柱として機能してお
り、それゆえ、シール材の圧縮の程度を高精度に制御す
ることが可能となっている。その結果、シール材が過剰
に圧縮されるのが防止されている。
【0096】矩形断面形状の膨出部の代わりに、V字状
もしくは弧状の膨出部を用いることもできる。その場合
には、矩形断面形状の膨出部と同程度の強度は得られな
い。しかしながら、そのようなV字状もしくは弧状の膨
出部はより製造容易であるので、圧縮荷重がより低いよ
うな所に使用されるシール材にあっては、V字状もしく
は弧状の膨出部を使用することは好ましいかもしれな
い。
【0097】また、このシール材の各シール層6,8
は、断面形状が鋸歯状の控え(buttress)の膨出部11
0a,110bを有している。これらの膨出部110
a,110bは、それぞれ、荷重が作用する面(loadin
g faces)に対して垂直な立上り部112を有している。
膨出部110a,110bは、孔4と断面矩形状の膨出
部110c,110dとの間に設けられている。
【0098】それによって、シール層6,8が膨らまな
い(すなわち、離れない)ようになっており、高い密封
性が得られるようになっている。もし、シール層6とシ
ール層8が、孔4と膨出部110c,110dとの間
で、お互いに離れるように曲がってしまうと、末端の膨
出部14はお互いに向かって傾き、そして反対側の密封
されるべき表面から離れてしまうであろう。そうする
と、相対峙し密封される表面の間に介装されたシール材
による密封効果が下がってしまうことになる。
【0099】この実施の形態において、控えの膨出部1
10a,110bは、鋸歯状の断面形状を有している。
その理由は、シール材を経済的に製造できるように、垂
直な立上り部112を一つしか設けていないからであ
る。垂直な立上り部によって、移動に対して特に高い耐
力が具わる。膨出部110a,110bの代わりに、V
字状もしくは弧状のような断面形状をなす膨出部を用い
てもよい。
【0100】シール材の用途によって、膨出部は様々な
位置に設けられる。ある用途において、これらの膨出部
を重要な位置に設けることによって、図5に示す実施の
形態2の性能を越える性能がもたらされる。実際に、図
16に示すように、控えの膨出部110a,110b
は、孔4の全周を取り巻くようには延びていない。その
代わりに、膨出部110a,110bは、シール層6,
8の間で曲がりが最も起こりそうな所にのみ設けられて
いる。これには、新たな材料をさらに節約できるという
利点がある。
【0101】この実施の形態では、各シール層6,8に
それぞれ2つの膨出部110a,110cおよび膨出部
110b,110dが設けられているが、どちらかの膨
出部が不必要であったり、両方の膨出部を設けるだけの
十分な空間がない場合には、一方または他方を省いても
よい。膨出部は、特に膨らんだりシール材に過剰な圧縮
力が作用する可能性のある特定の用途において設けられ
る。
【0102】例外的な状況においては、密封される表面
を圧迫するために、極端に大きい圧力が伴われ、極めて
しっかりしたボルトが要求される場合に、極めて高い圧
縮荷重を支えるために、膨出部の内側にくさびを挿入し
てもよい。
【0103】上述した全ての実施の形態は、用途に応じ
て選択されたある範囲の材料群で製造される。
【0104】例えば、自動車に使用されるシール材の場
合には、シール材のすべての層がステンレス鋼で作られ
ていてもよい。あるいは、シール層がステンレス鋼で作
られていて、支持板が炭素鋼で作られていてもよい。
【0105】ステンレス鋼製のシール層は、優れた耐熱
性と優れた弾性を具えている。
【0106】必要であれば、Viton(商標)もしくはN
itrile(商標)ゴムで被覆された柔らかい金属を用いる
ことによって、シール材の密封特性を改善することがで
きる。例えば、特に優れた密封特性を得るために、中間
層10の両面および外側のシール層6,8の外側面をV
iton(商標)およびNitrile(商標)の一方または両方
で被覆することもできる。
【0107】使用される他の材料群には、Nimonics
(商標)やInconels (商標)のような高ニッケル合金
が含まれている。
【0108】ある状況においては、シール材の浮きぼり
にされた部分により、ぴったりと当接した時の金属の積
層体の厚さに等しい厚さに対して圧縮力が低下しないこ
とが要求される。重要な位置において所定の厚さのくさ
びを溶接することによって、例えばボルト締め部分にお
いて、圧縮力が制御される。これは、特に設計者が最も
好ましいガスケットのボルト締めパターンを得ることが
できない場合に、シール材の反射特性[?]を非常に高
めることができる。
【0109】時折、シリンダー・ヘッドやシリンダー・
ブロックにおける孔よりも径の小さい孔をガスケットに
設けることが必要となることがある。そのような小径の
孔を設けるのは、局部的なオーバー・ヒートを克服する
目的のためである。この問題を解決するために、図6に
示す実施の形態3のシール材が使用される。そして、中
間層10は密封部分を通って延びており、それによって
必要な放射状の領域(dimension)が提供される。
【0110】もし、上述したシール材のどれかが食物に
適用された場合には、ワイヤもしくはPTFE(polyte
trafluoroethylene)製の環が、末端の膨出部間に挿入さ
れる。これは、食物がシール材と一緒に封入されてしま
うのを防ぐためである。
【0111】勿論、本発明は、種々の用途に使用される
種々のシール材やガスケットに適用可能である。これら
の種々のシール材やガスケットには、とりわけ、円形状
以外にも不規則な形状を含む孔を密閉するために、一つ
あるいは複数の孔を有するガスケットやシール材が含ま
れている。
【0112】上述した実例となる実施の形態は、単なる
例に過ぎず、付加されたクレームによって明らかとなる
本発明の範囲を限定することを意図するものではなく、
それら実施の形態に言及することにより、技術に精通し
ている人々にとって、多くのさらなる変更や差異が明ら
かになる。
【0113】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明によれば、
取扱いおよび取付けが比較的容易なシール材を提供でき
る、特に、本発明は、例えば、エンジンのシリンダー・
ヘッドとマニホルドのように膨張度に違いがある場合に
対処可能な柔軟性の高いシール材を提供することがで
き、加えて、本発明は、元の状態への回復度に優れ、か
つ密封されたシール面に傷やその他のダメージを残さな
いシール材を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用してなる排気マニホルド用のガス
ケットの実施の形態1を示す平面図である。
【図2】図1のA−A線における要部拡大縦断面図であ
る。
【図3】図1および図2に示すシール材の圧縮前の状態
の一部を示す縦断面図である。
【図4】図1および図2に示すシール材の圧縮中の状態
の一部を示す縦断面図である。
【図5】本発明の実施の形態2を示す要部縦断面図であ
る。
【図6】本発明の実施の形態3を示す要部縦断面図であ
る。
【図7】本発明の実施の形態4を示す要部縦断面図であ
る。
【図8】本発明の実施の形態5を示す要部縦断面図であ
る。
【図9】図8に示すシール材の圧縮状態時の一部を示す
縦断面図である。
【図10】本発明の実施の形態6を示す要部縦断面図で
ある。
【図11】本発明の実施の形態7を示す要部縦断面図で
ある。
【図12】本発明の実施の形態8のシール材を示す平面
図である。
【図13】図12のB−B線における縦断面図である。
【図14】図12および図13に示すシール材の圧縮前
の状態の一部を示す要部拡大縦断面図である。
【図15】図12および図13に示すシール材の圧縮中
の状態の一部を示す要部拡大縦断面図である。
【図16】本発明の実施の形態9のシール材を示す平面
図である。
【図17】図16のC−C線における要部縦断面図であ
る。
【図18】従来におけるシール材を示す部分縦断面図で
ある。
【図19】従来におけるシール材を示す部分縦断面図で
ある。
【図20】従来におけるシール材を示す部分縦断面図で
ある。
【符号の説明】 2 ガスケット(シール材) 4 孔 6,8 シール層 10 中間層(支持手段) 10a,10b 外側層 12,14,110a,110b,110c,110d
膨出部 16 平坦部 18 平板部 20 終端 22 ファイア・リング 24 外側部 26 内側部 28 終端 40 熱膨張および熱収縮のための溝 111,112 立上り部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 592005135 テレンス・ピーター・ニコルソン TERENCE PETER NICHO LSON イギリス国、エヌイー46・3ビーイー、ノ ーサンバーランド、ヘクスハム、リーズィ ズ・レーン、バーズウェル・ハウス(番地 無し) (72)発明者 テレンス ピーター ニコルソン イギリス国,エヌイー46 3ビーエイ,ノ ーザンバーランド,ヘクスハム,リージズ レーン,バースウェル ハウス(番地な し)

Claims (46)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略平行な相対峙する2つの面の間を密封
    するシール材において、 前記相対峙する2つの面の間に挟まれる支持手段と、 該支持手段により支持され、かつ該支持手段の終端より
    も突出して、当該シール材が前記相対峙する2つの面の
    間に挟まれた時にそれら2つの面の間を密封する一対の
    対向するシール層と、 を備えていることを特徴とするシール材。
  2. 【請求項2】 前記支持手段は支持層を有し、 また前記各シール層の対応する部分は、相対峙する面の
    それぞれの面に当接してそれらの面の間を密封する密封
    領域に膨出部を有しており、 その密封領域は前記支持層の終端領域と一部重なってい
    るとともに、 前記支持層から遠ざかる方向に、該終端領域を越えて略
    平行に延びていることを特徴とする請求項1に記載のシ
    ール材。
  3. 【請求項3】 前記各膨出部は、密封領域内にシール層
    が突出する方向に沿って選択された断面形状が弧状に成
    形されていることを特徴とする請求項2に記載のシール
    材。
  4. 【請求項4】 前記膨出部の弧状形状はいずれも、荷重
    が印加される前においては、円弧状をなしていることを
    特徴とする請求項3に記載のシール材。
  5. 【請求項5】 前記膨出部は、向かい合わされ、一緒に
    なって溝(channel)をなすように形成されており、前
    記溝は、少なくとも支持層の前記終端を部分的に取り囲
    んでいることを特徴とする請求項2、3または4に記載
    のシール材。
  6. 【請求項6】 支持層の前記終端は、実質的に、当該シ
    ール材に荷重が印加される前の前記溝の中心線上に位置
    するようになっていることを特徴とする請求項5に記載
    のシール材。
  7. 【請求項7】 前記各膨出部は、異なる曲率半径を有し
    ていることを特徴とする請求項4、5または6に記載の
    シール材。
  8. 【請求項8】 荷重が印加される前の曲率半径が相対的
    に大きい第1の膨出部の終端部分は、曲率半径が相対的
    に小さい第2の膨出部の終端部分を部分的に取り囲んで
    おり、荷重が印加された時に、第1の膨出部の内側で、
    第2の膨出部が動き得るような配置となっていることを
    特徴とする請求項7に記載のシール材。
  9. 【請求項9】 荷重が印加された時に、第1の膨出部の
    内側で、第2の膨出部が伸びるような配置となっている
    ことを特徴とする請求項8に記載のシール材。
  10. 【請求項10】 第1の膨出部は、荷重が印加されてい
    る間、該第1の膨出部の終端が前記相対峙する面に対し
    て実質的に垂直になるように形成されていることを特徴
    とする請求項8または9に記載のシール材。
  11. 【請求項11】 第1の膨出部の終端は、荷重が印加さ
    れている間、前記相対峙する面のうちの一方に近接する
    ようにされていることを特徴とする請求項10に記載の
    シール材。
  12. 【請求項12】 さらに、いずれのシール層も、前記膨
    出部よりも支持層からさらに先へ位置された末端の膨出
    部を有していることを特徴とする請求項1〜6のいずれ
    か一つに記載のシール材。
  13. 【請求項13】 前記末端の膨出部のいずれも、密封領
    域内にシール層が突出する方向に沿って選択された断面
    形状が弧状形状をなしていることを特徴とする請求項1
    2に記載のシール材。
  14. 【請求項14】 末端の膨出部の前記弧状形状の部分は
    いずれも、荷重が印加される前において、円弧状の部分
    を有していることを特徴とする請求項13に記載のシー
    ル材。
  15. 【請求項15】 末端の各膨出部の円弧状部分は、荷重
    が印加される前においては、実質的に中心角が120°
    をなす弧状部分を有していることを特徴とする請求項1
    4に記載のシール材。
  16. 【請求項16】 末端の各膨出部の円弧状部分は、荷重
    が印加される前においては、実質的に中心角が90°を
    なす弧状部分を有していることを特徴とする請求項14
    に記載のシール材。
  17. 【請求項17】 末端の各膨出部は、それぞれのシール
    層に設けられた前記膨出部の曲率半径と実質的に同じ曲
    率半径を有していることを特徴とする請求項14、15
    または16に記載のシール材。
  18. 【請求項18】 前記末端の各膨出部の曲率半径は、そ
    れぞれのシール層に設けられた前記膨出部の曲率半径よ
    りも大きいことを特徴とする請求項14、15または1
    6記載のシール材。
  19. 【請求項19】 前記末端の各膨出部の曲率半径は、そ
    れぞれのシール層に設けられた前記膨出部の曲率半径よ
    りも小さいことを特徴とする請求項14、15または1
    6に記載のシール材。
  20. 【請求項20】 末端の各膨出部は、該末端の膨出部の
    末端から、荷重が印加される前における前記相対峙する
    面に実質的に平行な方向に延びる真直な部分を有してい
    ることを特徴とする請求項13〜19のいずれか一つに
    記載のシール材。
  21. 【請求項21】 いずれのシール層も、膨出部と末端の
    膨出部との間に挟まれた領域を備えていることを特徴と
    する請求項12〜20のいずれか一つに記載のシール
    材。
  22. 【請求項22】 膨出部と末端の膨出部との間に挟まれ
    た領域は、何れも平坦な表面を有しており、相対峙して
    いることを特徴とする請求項21に記載のシール材。
  23. 【請求項23】 荷重が印加される前においては、膨出
    部と末端の膨出部との間に挟まれた各領域の平坦な表面
    は、実質的に互いに平行になっているとともに、前記相
    対峙する密封される面に実質的に平行になっていること
    を特徴とする請求項22に記載のシール材。
  24. 【請求項24】 荷重が印加される前においては、膨出
    部と末端の膨出部との間に挟まれた各領域は、互いに接
    触するようにされていることを特徴とする請求項23に
    記載のシール材。
  25. 【請求項25】 荷重が印加される前においては、膨出
    部と末端の膨出部との間に挟まれた各領域の前記平坦な
    表面は、密封領域から支持層に向かっていくに連れて互
    いに離れていくようにされていることを特徴とする請求
    項22に記載のシール材。
  26. 【請求項26】 荷重が印加される前においては、膨出
    部と末端の膨出部との間に挟まれた各領域は、間隙によ
    って分離されていることを特徴とする請求項21、2
    2、23または25に記載のシール材。
  27. 【請求項27】 シール層は、前記相対峙する面に実質
    的に平行な対称軸に対して、互いに対称になっているこ
    とを特徴とする請求項1〜6、12〜26のいずれか一
    つに記載のシール材。
  28. 【請求項28】 支持手段は、シール層の間に挟まれた
    支持層を有していることを特徴とする請求項1〜27の
    いずれか一つに記載のシール材。
  29. 【請求項29】 支持層は、前記膨出部の間の箇所ま
    で、前記相対峙する面に略平行な方向に延びる第1の相
    対的に厚い部分と、膨出部の間の前記箇所から前記膨出
    部の末端部分まで延びる第2の相対的に薄い部分とを有
    していることを特徴とする請求項28に記載のシール
    材。
  30. 【請求項30】 相対的に薄い部分は、膨出部と末端の
    膨出部との間に挟まれた前記領域の間に位置しているこ
    とを特徴とする請求項29に記載のシール材。
  31. 【請求項31】 支持手段は、実質的に平行な一対の支
    持層を有しており、該一対の支持層の間に前記シール層
    が挟まれていることを特徴とする請求項1〜27のいず
    れか一つに記載のシール材。
  32. 【請求項32】 支持手段は、一対の支持層を有してお
    り、各支持層は、対応するそれぞれの前記シール層と複
    合的に形成されていることを特徴とする請求項1〜27
    のいずれか一つに記載のシール材。
  33. 【請求項33】 前記支持層のうちの少なくとも一方
    は、荷重が印加されている間、前記相対峙する面による
    過剰な密封圧力に耐えるための支持膨出部を備えている
    ことを特徴とする請求項32に記載のシール材。
  34. 【請求項34】 前記支持層は、いずれも前記支持膨出
    部を備えており、前記支持膨出部は、相対しているとと
    もに、当該シール材の使用位置において前記相対峙する
    面に略平行でかつ該面の間に延びる面に対して対称とな
    っていることを特徴とする請求項33に記載のシール
    材。
  35. 【請求項35】 一またはそれぞれの支持膨出部は、断
    面形状が略矩形状をなしていることを特徴とする請求項
    33または34に記載のシール材。
  36. 【請求項36】 一またはそれぞれの前記支持膨出部
    は、断面形状が弧状形状をなしていることを特徴とする
    請求項33または34に記載のシール材。
  37. 【請求項37】 一またはそれぞれの前記支持膨出部
    は、断面形状がV字形状をなしていることを特徴とする
    請求項33または34に記載のシール材。
  38. 【請求項38】 くさびは、支持膨出部もしくは少なく
    とも1つの支持膨出部の内側に設けられることを特徴と
    する請求項33〜37のいずれか一つに記載のシール
    材。
  39. 【請求項39】 前記支持層のうちの少なくとも一方
    は、さらに、使用時に前記相対峙する面の一方の面に対
    して当接する控え(buttress)の膨出部を備えており、
    それによって前記支持層の分離を妨げるようになってい
    ることを特徴とする請求項32〜38のいずれか一つに
    記載のシール材。
  40. 【請求項40】 前記支持層は、いずれも前記控えの膨
    出部を備えており、前記控えの膨出部は、相対している
    とともに、当該シール材の使用位置において前記相対峙
    する面に略平行でかつ該面の間に延びる面に対して対称
    となっていることを特徴とする請求項39に記載のシー
    ル材。
  41. 【請求項41】 一またはそれぞれの控えの膨出部は、
    断面形状が略鋸歯状をなしていることを特徴とする請求
    項39または40に記載のシール材。
  42. 【請求項42】 控えの膨出部もしくは前記控えの膨出
    部の少なくとも1つは、該控えの膨出部内にくさびを有
    していることを特徴とする請求項39、40または41
    に記載のシール材。
  43. 【請求項43】 前記シール層の間に、該シール層の間
    にものが入り込むのを防ぐ閉塞部材(blocking member)
    を有することを特徴とする請求項1〜42のいずれか一
    つに記載のシール材。
  44. 【請求項44】 閉塞部材は、長いワイヤもしくはPT
    FEでできていることを特徴とする請求項43に記載の
    シール材。
  45. 【請求項45】 さらに、末端の膨出部の間に配置され
    た耐火層を有することを特徴とする請求項12に記載の
    シール材。
  46. 【請求項46】 本質的に、添付図面の図1乃至図4、
    もしくは図5、もしくは図6、もしくは図7、もしくは
    図8および図9、もしくは図10、もしくは図11、も
    しくは図12乃至図15、もしくは図16および図17
    を参照しつつ、以下の実施の形態において説明するシー
    ル材であることを特徴とするシール材。
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