JPH09227301A - 植物保水剤 - Google Patents

植物保水剤

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JPH09227301A
JPH09227301A JP3350996A JP3350996A JPH09227301A JP H09227301 A JPH09227301 A JP H09227301A JP 3350996 A JP3350996 A JP 3350996A JP 3350996 A JP3350996 A JP 3350996A JP H09227301 A JPH09227301 A JP H09227301A
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JP
Japan
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surfactant
plant water
test
amount
water retention
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JP3350996A
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Inventor
Masaichi Takemura
政一 竹村
Takashi Kosuge
隆史 小菅
Akito Kitsuta
明人 橘田
Koichi Tachibana
公一 橘
Toshimi Akiyama
利美 秋山
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SANA KK
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SANA KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価で容易に製造でき、植物に安全で、薬害
の発生、環境汚染などの問題を生じず、植物生育におけ
る悪環境での植物保護ができ、しかも栄養効果をもたら
す植物保水剤を提供する。 【解決手段】 シリコーンオイル又はリグニンスルホン
酸塩を含有する植物保水剤、及び界面活性剤と無機物質
よりなる植物保水剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】植物の保水剤に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】植物の成育に水分の存在が必須であり、
大量の水が蒸散を経て植物より失われている。植物が萎
れるとき、水のロスがその根からの供給より大きいこと
を示している。従って水保持のため種々の方法が考えら
れている。植物の葉、果実、種子、球根などの植物器官
の表面に散布、付着せしめてその水分の蒸散を抑制し、
植物の萎縮変質を防止するため、疎水性のワックス、パ
ラフィン、合成樹脂、界面活性剤及び天然高分子物質な
どの有機物質被膜を該器官の表面に形成させることが行
われており、これらの物質は抗蒸散剤または被覆剤なる
名称で呼ばれている。例えば、特公昭41−1093号
公報、特開昭64−13946号公報、特開平1−22
6801号公報、特開平2−104501号公報及び特
開平2−295902号公報などはこれら抗蒸散剤また
は被覆剤の組成を開示している。またJ.Amer.S
oc.Hort.Sci.115,20−24(199
0)はジ−l−p−メンテン及びJ.Amer.Hor
t.Sci.116,405−411(1991)はア
ルキルアリールポリエトキシエタノールの抗蒸散剤とし
ての効果を報じている。又アルキルポリオキシエチレン
アルコールは抗蒸散剤として市販されている。
【0003】このように、植物の保水のため、抗蒸散剤
または被覆剤を使用して植物の器官表面に被膜を形成
し、植物の水分を調整することが行われているが、これ
らの被膜は薄く、非連続多孔性で、植物の呼吸を妨げな
いとともに表面への粘着性が良好で、脱離することのな
いことが要求されている。
【0004】しかしながら、これらの薬剤は植物の器官
に直接散布されるため、薬剤の種類及び濃度によって
は、植物に薬害を与えるため、その種類及び濃度の選択
が必須である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、植物に無害
の保水剤を提供することを課題としている。さらに詳し
くは植物保水剤としての無機物質と界面活性剤との組み
合わせ剤を提供することを課題としている。
【0006】
【課題を解決する手段】我々は従来の抗蒸散剤及び被覆
剤のような保水剤が、物質によっては薬害を及ぼすこと
に注目し、薬害を及ぼすことがない効率のよい植物保水
剤を目的とし、種々検討した結果、本発明を達成するこ
とができた。
【0007】即ち、切り花を使用し、その水吸収量、蒸
散量及び萎れの関係について、界面活性剤、無機物質及
びその混合物の影響を検討し、蒸散量は水吸収量に関係
し、水吸収量の多いほど蒸散量が多くなること、界面活
性剤及び無機物質の葉表面への散布処理による水吸収量
は、使用する薬剤の種類によりことなり、対照(無散
布)に比し増加または減少することを認めるとともに、
萎れが始まると蒸散量/水吸収量の比が著しく大きくな
り、その比の推移により萎れの度合を推定できることを
認めた。蒸散量/水吸収量の比は植物の保水量を示すと
考えることができ、その比が小さい程保水量が大である
ことを示すと考えられる。(以下蒸散量/水吸収量の比
を保水量と記す。)加えて切り花の状態に関係なく界面
活性剤及び無機物質の散布は、対照に比し何れも保水量
を大きくする傾向を示すことを認め、特に、ある界面活
性剤と無機物質との混合量は、その混合比を適当に選択
することにより蒸散量も減じることを認めた。本発明は
かかる結果に基づいてなされたものである。即ち本発明
は無機物質と界面活性剤とよりなる組成物の植物保水剤
としての使用を提案するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明に使用する無機物質は、水
に殆んど溶けず、界面活性剤と親和性のある物質、即
ち、天然及び合成の、ケイ酸塩、リン酸塩及び炭酸塩を
意味する。これ等のケイ酸塩、リン酸塩及び炭酸塩は従
来からケイ酸肥料、リン酸肥料及びカルシウム肥料とし
て使用されているものが多く、多量に使用しても水に溶
解しないので植物に毒性を示すことがない。特に、植物
は成育に微量要素を必要とするので、微量要素のケイ
酸、リン酸及び炭酸塩は特に好ましいといえる。散布さ
れたこれら微量要素の塩が植物栄養素として徐々に作用
すると考えられる。例えば、カルシウム、マグネシウム
(以下両者をアルカリ土類金属と記す)、鉄、亜鉛、
銅、モリブデンなどの水不溶性ケイ酸塩、リン酸塩及び
炭酸塩並びにカオリン、セピオライト、タルク、ケイソ
ウ土、白土、スメクタイト、リン鉱石、リン解石、アパ
タイトなどの天然物が、カルシウムについては、水酸化
物及び炭酸塩、又は、アラレ石、方解石、石灰岩、白亜
及び大理石などの天然物が具体的に挙げられる。これら
の無機物質を切り花に散布すると、一般に対照に比し水
吸収量及び蒸散量を増加するが保水量は対照と殆んどか
わらないか、増加させる傾向を示す。
【0009】使用する界面活性剤は従来から抗蒸散剤、
展着剤、分散剤、乳化剤及び懸濁安定剤などに使用され
ている農業用界面活性剤を含む全ての界面活性剤が使用
できる。即ち、アニオン、カチオン、非イオン、ポリカ
ルボン酸型などから適宜選択する。例えば、ポリオキシ
エチレンアルキルエーテル、ジアルキルスルホコハク酸
ナトリウム、キサンタンガム、ポリオキシエチレンアル
キルフェニルエーテル、シリコーンオイル、アルキルア
リールポリエトキシエタノール、リグニンスルホン酸塩
などである。これらの界面活性剤には切り花に散布する
とき、対照に比し、蒸散量を増加するもの又は減少する
ものが存在し、保水量は、界面活性剤の種類により増加
又は減少する。アルキルポリオキシエチレンアルコー
ル、アリールポリエトキシエタノール、シリコーンオイ
ル及びリグニンスルホン酸塩は蒸散量を減じ、保水量を
増加するので好ましい。なおアルキルポリオキシエチレ
ンアルコール、アリールポリエトキシエタノールは既に
抗蒸散剤即ち保水剤として使用されているが、シリコー
ンオイル又はリグニンスルホン酸塩は植物保水剤として
は使用されていない。
【0010】我々は上記無機物質と界面活性剤との混合
物の水懸濁液を葉に散布するとき、これらの混合物は無
機物質及び界面活性剤の種類に関係なく、その比を適当
に選択することにより保水量を増加させるとともに無機
物質及び界面活性剤の種類を適当に選択することにより
蒸散量も対照に対し相加的に或は相乗的に低下させえる
ことを認めた。
【0011】本発明で無機物質と界面活性剤との比は重
要となる。又無機物質/界面活性剤の重量比が小さすぎ
ると界面活性剤単独の効果を示すようになり、使用する
界面活性剤の種類及び濃度によっては毒性を示す場合を
生じる。大きすぎると無機物質の効果しか示さない。従
って無機物質/界面活性剤の比は重量で10/1〜1/
10程度にすると界面活性剤と無機物質とが相加的に或
は相乗的に作用して保水効果を強めるとともにいかなる
界面活性剤でもその薬害を示す界面活性剤の量を使用す
る必要を生じない。好ましい比率は3/1〜1/3の範
囲である。さらに界面活性剤としてアルキルポリオキシ
エチレンアルコール、アリールポリエトキシエタノー
ル、リグニンスルホン酸ナトリウム又はシリコーンオイ
ル及び無機物質として下記の好ましい無機物質を使用す
ると対照に比し、蒸散量も相乗的に低下させる。
【0012】前記の無機物質はいかなる無機物質でも使
用できるが、特にセピオライト、ゼオライト、スメクタ
イト、カオリン、シリカ、炭酸カルシウム及びリン酸マ
グネシウムが好ましい。
【0013】できるだけ微細に粉砕した無機物質と界面
活性剤を十分混合した後所定の濃度になるよう水を添加
して懸濁液とし、液が滴り落ちる程度に葉に散布する。
懸濁液の濃度は高い程効果は高くなるが、高ければ高い
ほど効果的であるとは云えず、また薬害の発生の可能性
も高まるので濃度は差ほど高くする必要はなく一般には
2〜10%、好ましくは3〜7%である。
【0014】従来の保水剤及び蒸散剤が界面活性剤のみ
を使用するのに対し、本発明は無機物質と界面活性剤と
の混合物を使用するため、使用する界面活性剤の量が少
なくてすみ、植物に対して毒性を示すことがなく従来の
ように界面活性剤を限定する必要がない。また無機物質
の混在した被膜を葉表面に形成するので葉表面の被膜は
界面活性剤のみの場合に比し不連続になりやすく高濃度
で使用しても完全に呼吸を止めることがなく毒性を示さ
ない。加えて、使用する無機物質が時間とともに水に溶
け吸収されて植物栄養として作用するものと期待され
る。
【0015】
【実施例】以下に実施例を示して本発明を具体的に説明
する。 [試料の調製] 試料1(試験2) エードプラスP1)の6,4.5,3,1.5及び0gに
ダイン2)或はミドリナール3)を各々に0,1.5,3,
4.5及び6gを加え、水でバランスをとり、表1の如
くの組合せ濃度とし、1時間、撹拌を続けて試料とし
た。
【0016】
【表1】
【0017】註)1):エードプラスPは水沢化学工業
(株)製のセピオライト微粉末である。
【0018】2):ダインは武田薬品工業(株)製のも
のであり、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル
20.2%、リグニンスルホン酸カルシウム12.0
%、有機溶剤等68.0%を含有する展着剤である。
【0019】3):ミドリナールは東邦化学工業(株)
製のアルキルポリオキシエチレンアルコールの蒸散防止
剤である。
【0020】試料2(試験3) エードプラスPの10,7.5,5,2.5及び0gに
ノニポール704)或はサンエキスP2015)を各々に
0,2.5,5,7.5及び10gを加えて水でバラン
スをとり、表2の如く組合せ濃度とし、1時間撹拌して
試料とした。
【0021】
【表2】
【0022】註)4):ノニポール70は三洋化成工業
(株)製のポリオキシエチレンノニルフェニールエーテ
ル(HLB11.7,ヒドロキシル価109)の界面活
性剤である。
【0023】5):サンエキスP201は日本製紙
(株)製のリグニンスルホン酸塩61%、Ca,4.6
%、無機塩類1%、還元性糖類19%、糖変性物19%
及び水分4%を含有するリグニンスルホン酸塩を主体と
した界面活性剤である。
【0024】試料3(試験4) CFシリカフラワーM6)の10,7.5,5,2.5及
び0gにノニポール557)或はミドリナール或はサンエ
キスP201を各々に0,2.5,5,7.5及び10
gを加え、各組合せとも水でバランスをとり、表3の組
合せ濃度とし、各々を一時間撹拌して試料とした。
【0025】
【表3】
【0026】註)6):CFシリカフラワーMは(有)
竹折砿業製のSiO2 である。
【0027】7):ノニポール55は三洋化成工業
(株)製のポリオキシエチレンノニルフェニールエーテ
ル(HLB10.5,ヒドロキシル価125)の界面活
性剤である。
【0028】試料4〜8(試験5〜9) 無機物質として試験5はビーガム8)、試験6はカオリン
10) 、試験7はタマライトTZ−0709)、試験8はリ
ン酸マグネシウム10) 及び試験9は炭酸カルシウム10)
を用い、これらの無機物質各々の10,7.5,5,
2.5及び0gの各々にミドリナール或はサンエキスP
201を各々0,2.5,5,7.5及び10gを加
え、水でバランスをとり、表4の組合せ濃度とし、1時
間撹拌して試料とした。
【0029】
【表4】
【0030】註)8):ビーガム(Veegum)は、
R.T.Vanderbilt Company In
c.{(USA)、総販売元…三洋化成工業(株)}製
のケイ酸アルミニウムマグネシウム(スメクタイト)で
ある。 註)9):タマライトTZ−070は奥多摩工業(株)
製の天然ゼオライトである。 註)10):カオリン、リン酸マグネシウム(MgHP
4 ・3H2 O)及び炭酸カルシウムは和光純薬工業
(株)製の試薬である。
【0031】試料9(試験10) 無機物質としてエードプラスP或はタマライトTZ−0
70の各4.5,3.38,2.25,1.13及び0
gに4.5gのものには各々水を145.5mlを3.
38〜0gのものには各々シリコーンオイル懸濁液(K
F−96−100CSとして0.5%)を各々に14
6,148,149及び150mlを加えて表5の組合
せ濃度とし、各1時間攪拌を行い試料とした。
【0032】
【表5】
【0033】註)11):シリコーンオイルの乳化方法
及び試料の調製 シリコーンオイルは信越シリコーンオイルKF−96−
100CSを懸濁させて用いた。KF−96−100C
Sの20gにソルビタンモノステアレート20gを加
え、撹拌しながら約70℃に保ちながら加熱、溶融さ
せ、固化しない程度に徐々に360mlの水を加えた。
更に撹拌を続け、加熱を停止し、やがて撹拌ができなく
なるまで冷却した。
【0034】この乳化させたものを水で10倍に稀釈し
たものを試料とした。
【0035】[保水試験] [試験1(バラ)] i)品種:ローテローゼ(花の色はビロード光沢のある
緋色で、葉は濃い緑で大きく照り葉である。)
【0036】ii)試験条件:前日切り取って冷蔵したバ
ラの一番先端の蕾首から根元へ約40cmの所で切断
し、葉は先端から3葉、3葉、5葉を残し整葉枝した。
【0037】iii)試験操作:整葉枝した切バラは各試験
区とも5本とし、花に試料がかからないように遮り、全
葉の表裏に各試料が滴り落ちる程度に散布し、風乾す
る。500ml容合成樹脂瓶に水を入れて計量し(計量
A)、予め花及び葉評価した対照(無散布)及び各試料
を散布し、風乾した切り花を差し、計量して(計量
B)、室温で4日の経日試験を行なった。
【0038】試験は経日の蒸散量と保水量(蒸散量/取
込量比)を調べ、花及び葉評価を行い、効果を調べた。
なお2日以降は殆んど毎日、当日の両計量を済ませてか
ら合成樹脂瓶中に水を補充し、計量A及びBを行なって
翌日に備えた。
【0039】iv)蒸散量及び取込量 蒸散量は前日の計量B(2日以降は水補充後の計量B)
から当日の計量Bを差し引いたものであり、取込量は前
日の計量A(2日以降は水補充後の計量A)から当日の
計量Aを差し引いたものである。試験最終日の各試験区
の全葉を切り取り葉重量を求め、各経日の取込量から蒸
散量の差で換算することによって各経日の葉の重量と
し、この数値で各経日の蒸散量を割ることによって各試
験区の各経日の葉瓦当りの蒸散量とした。
【0040】v)保水量 蒸散量/取込量の比を保水量とした。
【0041】vi)花部の評価基準 開花程度、変色(鮮紅色、紫紅色、黒紅色及び黒斑点)
及び萎調などについて下記せる如くa,b,cにおいて
評価基準を設けた。各試験区毎に1本づつ各評価基準に
従って評価点数をつけ、合計点を更に5本分合計して各
試験区の花評価点とした。 a)開花の程度:蕾を0点とし、全開を10点とし、そ
の間を1点刻みとして評価した。 b)変色の場合:正常色を10点とし変色の程度によっ
て7,5及び2.5とし、黒斑点が生じた場合は1弁当
り−2点とした。 c)花弁の萎調、枯死及び首だれなどの場合:正常の状
態を10点とし、程度に応じて、7,5及び2.5点を
設け、枯死、花弁たれ、下弁水平以下を0点とした。
【0042】vii)葉部の評価基準 各葉枝の正常な勢があり、しだれのないものを正常と
し、評価点を各10点、合計30点とした。葉枝の萎れ
程度が、しだれ程度に平行するので、しだれの程度によ
って3段階に分け、程度のよいものから1葉枝7,5及
び2.5とし、1葉でも葉枯れがでた葉枝は評価点0と
した。
【0043】試験2 エードプラスPとダイン或はミドリナールの各組み合せ
濃度の試料を散布した切りバラの試験結果を表6に示し
た。なおエードプラスPとダイン或はミドリナールの各
組み合せ濃度の試料を散布した各切りバラの各経日の花
及び葉評価は対照の評価点と同等か、高低値があっても
大差なく、薬害は認められなかった。
【0044】試験3 エードプラスPとノニポール70或はサンエキスP20
1の各組み合せ濃度の試料を散布した切りバラ試験の結
果を表7に示した。なお花及び葉評価はエードプラスP
とサンエキスP201の各組み合せ濃度を散布した試験
区は対照の評価点と同等か、高低値に大差なく、薬害は
認められなかった。エードプラスPとノニポール70の
組み合せ試料では経日4日でエードプラスP1.25
%:ノニポール3 75%及びノニポール70 5%の
ノニポールの濃度が高い試料を散布したものに葉に枯れ
が生じ、薬害が認められた。
【0045】試験4 CFシリカフラワーMとミドリナール或はサンエキスP
201の各組み合せ濃度の試料を散布した切りバラ試験
の結果を表8に示した。なお花及び葉評価は各経日とも
対照の評価点と同等か、高低値に大差なく、薬害は認め
られなかった。
【0046】試験5 ビーガムとミドリナール或はサンエキスP201の各組
み合せ濃度の試料を散布した切りバラ試験の結果を表9
に示した。花及び葉評価は各経日とも対照の評価点と同
等か、高低値に大差なく、薬害は認められなかった。
【0047】試験6 カオリンとミドリナール或はサンエキスP201の各組
み合せ濃度の試料を散布した切りバラ試験の結果を表1
0に示した。花及び葉評価では各経日とも対照の評価点
と同等か、高低値とも大差なく、薬害は認められなかっ
た。
【0048】試験7 タマライトTZ−070とミドリナール或はサンエキス
P201の各組み合せ濃度の試料を散布した切りバラ試
験の結果を表11に示した。花及び葉評価は各経日とも
対照の評価点と同等か、高低値とも大差なく、薬害は認
められなかった。
【0049】試験8 リン酸マグネシウムとミドリナール或はサンエキスP2
01の各組み合せ濃度の試料を散布した切りバラ試験の
結果を表12に示した。花及び葉評価は各経日とも対照
の評価点と同等か、高低値に大差なく、薬害は認められ
なかった。
【0050】試験9 炭酸カルシウムとミドリナール或はサンエキスP201
の各組み合せ濃度の試料を散布した切りバラ試験の結果
を表13に示した。花及び葉評価は各経日とも対照の評
価点と同等か、高低値に大差なく、薬害は認められなか
った。
【0051】試験10 エードプラスP或はタマライトTZ−070の各量に水
又は信越化学シリコーンオイルKF−96−100CS
(以下KF−96−100CSと略す)濃度0.5%
(V/V)の懸濁液を加えた各組み合せ濃度の試料を散
布した切りバラ試験の結果を表14に示した。花及び葉
評価は各経日とも対照の評価点と同等か、高低値とも大
差なく、薬害は認められなかった。
【0052】
【表6】
【0053】
【表7】
【0054】
【表8】
【0055】
【表9】
【0056】
【表10】
【0057】
【表11】
【0058】
【表12】
【0059】
【表13】
【0060】
【表14】
【0061】
【発明の効果】本発明は安価で容易に製造でき、植物に
安全で、薬害の発生、環境汚染などの問題を生じず、植
物生育における悪環境での植物保護を目的とした保水剤
であり、且つ栄養効果をもたらす。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年2月29日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0055
【補正方法】変更
【補正内容】
【0055】
【表9】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0056
【補正方法】変更
【補正内容】
【0056】
【表10】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0059
【補正方法】変更
【補正内容】
【0059】
【表13】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 秋山 利美 埼玉県所沢市松ケ丘2丁目8番9号

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリコーンオイル又はリグニンスルホン
    酸塩を含有する植物保水剤。
  2. 【請求項2】 界面活性剤と無機物質よりなる植物保水
    剤。
  3. 【請求項3】 界面活性剤がアルキルポリオキシエチレ
    ンアルコール、アリールポリエトキシエタノール、シリ
    コーンオイル及びリグニンスルホン酸塩の少なくとも一
    つである請求項2の植物保水剤。
  4. 【請求項4】 無機物質がセピオライト、ゼオライト、
    スメクタイト、カオリン、シリカ、炭酸カルシウム及び
    リン酸マグネシウムの少なくとも一つである請求項2の
    植物保水剤。
  5. 【請求項5】 界面活性剤が請求項3の界面活性剤であ
    り、無機物質が請求項4の無機物質である請求項2の植
    物保水剤。
  6. 【請求項6】 界面活性剤と無機物質の比が重量で1:
    10〜10:1である請求項2〜5項の何れか一項記載
    の植物保水剤。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102557832A (zh) * 2012-01-18 2012-07-11 广州华苑园艺有限公司 一种山坡地苗木蒸腾调节剂及其制备方法

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CN102557832A (zh) * 2012-01-18 2012-07-11 广州华苑园艺有限公司 一种山坡地苗木蒸腾调节剂及其制备方法

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