JPH09226540A - 自動車用プラスチック部品の補強方法 - Google Patents
自動車用プラスチック部品の補強方法Info
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- JPH09226540A JPH09226540A JP4251096A JP4251096A JPH09226540A JP H09226540 A JPH09226540 A JP H09226540A JP 4251096 A JP4251096 A JP 4251096A JP 4251096 A JP4251096 A JP 4251096A JP H09226540 A JPH09226540 A JP H09226540A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 裂け目が生じた自動車用プラスチック部品の
補強方法に関する。 【解決手段】裂け目が生じた自動車用プラスチック部品
を補強するにあたり、該プラスチック部品裏側の裂け目
部分を挟んでその両側または片側に孔穴および/または
溝を設け、パテ状接着剤をこれらの裂け目部分、孔穴お
よび/または溝ならびにこれらをつなぐ区域に充填・被
覆することを特徴とする自動車用プラスチック部品の補
強方法。
補強方法に関する。 【解決手段】裂け目が生じた自動車用プラスチック部品
を補強するにあたり、該プラスチック部品裏側の裂け目
部分を挟んでその両側または片側に孔穴および/または
溝を設け、パテ状接着剤をこれらの裂け目部分、孔穴お
よび/または溝ならびにこれらをつなぐ区域に充填・被
覆することを特徴とする自動車用プラスチック部品の補
強方法。
Description
【0001】
【発明の属する分野】本発明は裂け目が生じた自動車用
プラスチック部品の補強方法に関する。
プラスチック部品の補強方法に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のバンパーやフェンダーなどには
プラスチック製のものが多く使用されており、衝突や接
触などによって裂け目が生じることがある。従来、裂け
目が生じたこれらのプラスチック部品は、その裂け目の
断面に接着剤を塗布して補強修理することが殆どであっ
た。しかしながら、この方法では接着面積が小さいの
で、裂け目部分の機械的強度がその他の部分に比べて著
しく劣るのは不可避であった。
プラスチック製のものが多く使用されており、衝突や接
触などによって裂け目が生じることがある。従来、裂け
目が生じたこれらのプラスチック部品は、その裂け目の
断面に接着剤を塗布して補強修理することが殆どであっ
た。しかしながら、この方法では接着面積が小さいの
で、裂け目部分の機械的強度がその他の部分に比べて著
しく劣るのは不可避であった。
【0003】
【発明が解決しようとしている課題】本発明は、プラス
チック製の自動車用バンパーやフェンダーなどに生じた
裂け目部分を、機械的強度が他の部分と殆ど遜色なしに
補強する方法を開発することである。その結果、該プラ
スチック部品の裏側の裂け目部分を挟んでその両側また
は片側に孔穴および/または溝を設け、パテ状接着剤を
これらの裂け目部分、孔穴および/または溝ならびにこ
れらをつなぐ区域に充填・被覆することにより、裂け目
部分の機械的強度が顕著に向上し、目的が達成できるこ
とを見出し、本発明を完成した。
チック製の自動車用バンパーやフェンダーなどに生じた
裂け目部分を、機械的強度が他の部分と殆ど遜色なしに
補強する方法を開発することである。その結果、該プラ
スチック部品の裏側の裂け目部分を挟んでその両側また
は片側に孔穴および/または溝を設け、パテ状接着剤を
これらの裂け目部分、孔穴および/または溝ならびにこ
れらをつなぐ区域に充填・被覆することにより、裂け目
部分の機械的強度が顕著に向上し、目的が達成できるこ
とを見出し、本発明を完成した。
【0004】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、裂
け目が生じた自動車用プラスチック部品を補強するにあ
たり、該プラスチック部品裏側の裂け目部分を挟んでそ
の両側または片側に孔穴および/または溝を設け、該裂
け目部分に接着剤を塗布して該裂け目部分を固着し、つ
いでパテ状接着剤で該固着した裂け目部分、孔穴および
/または溝ならびにこれらをつなぐ区域を充填・被覆す
ることを特徴とする自動車用プラスチック部品の補強方
法に関する。
け目が生じた自動車用プラスチック部品を補強するにあ
たり、該プラスチック部品裏側の裂け目部分を挟んでそ
の両側または片側に孔穴および/または溝を設け、該裂
け目部分に接着剤を塗布して該裂け目部分を固着し、つ
いでパテ状接着剤で該固着した裂け目部分、孔穴および
/または溝ならびにこれらをつなぐ区域を充填・被覆す
ることを特徴とする自動車用プラスチック部品の補強方
法に関する。
【0005】本発明の方法(以下、「本方法」と略称す
る)における自動車用プラスチック部品は、例えば乗用
車、バス、2輪車、トラックなどのに使用されているプ
ラスチック製のバンパーやフェンダーなどのことであ
り、その組成はポリウレタン樹脂やポリプロピレン樹脂
などであることが多い。このプラスチック部品は通常、
板状のものをそれぞれの形状、大きさに成型しており、
その厚さは約3〜15mmである。
る)における自動車用プラスチック部品は、例えば乗用
車、バス、2輪車、トラックなどのに使用されているプ
ラスチック製のバンパーやフェンダーなどのことであ
り、その組成はポリウレタン樹脂やポリプロピレン樹脂
などであることが多い。このプラスチック部品は通常、
板状のものをそれぞれの形状、大きさに成型しており、
その厚さは約3〜15mmである。
【0006】自動車に装着したこれらのプラスチック部
品は自動的または他動的に他の物体と衝突もしくは接触
したときに裂け目を生じることがある。この裂け目は、
通常表裏に達しており、ひとつの部品が複数に分離分割
されることがあり、本方法ではこのいずれも適用でき
る。しかし、粒状もしくは破片状に細かく割れたプラス
チック部品には本方法を適用することは困難であること
がある。
品は自動的または他動的に他の物体と衝突もしくは接触
したときに裂け目を生じることがある。この裂け目は、
通常表裏に達しており、ひとつの部品が複数に分離分割
されることがあり、本方法ではこのいずれも適用でき
る。しかし、粒状もしくは破片状に細かく割れたプラス
チック部品には本方法を適用することは困難であること
がある。
【0007】本方法において、裂け目が生じた自動車用
プラスチック部品(以下、「本部品」と略称する)の裏
側に孔穴および/または溝を裂け目部分を挟んでその両
側または片側に設けることが必須である。例えば、表裏
に連通するほぼ線条の裂け目が生じたプラスチック部品
に基いて説明すると、裏側の裂け目部分を挟んで、その
両側もしくは片側に孔穴および/または溝を設ける。孔
穴は線条の裂け目から約0.5〜5cm、好ましくは
0.7〜3.0cmの位置に、約0.5〜2cm、好ま
しくは0.7〜1.5cmの間隔で裂け目にほぼ平行に
設けることが好ましい。孔穴の直径は0.1〜10mm
が適しており、表側に貫通しても差支えない。また、該
孔穴は線条に1条もしくは2条以上、もしくは非線条で
不規則に無作為に設けてもよい。ドリルや錐などを用い
て孔穴を設けることができる。これらの孔穴は裂け目を
挟んで両側に設けることが好ましいが、片側であっても
差支えない。
プラスチック部品(以下、「本部品」と略称する)の裏
側に孔穴および/または溝を裂け目部分を挟んでその両
側または片側に設けることが必須である。例えば、表裏
に連通するほぼ線条の裂け目が生じたプラスチック部品
に基いて説明すると、裏側の裂け目部分を挟んで、その
両側もしくは片側に孔穴および/または溝を設ける。孔
穴は線条の裂け目から約0.5〜5cm、好ましくは
0.7〜3.0cmの位置に、約0.5〜2cm、好ま
しくは0.7〜1.5cmの間隔で裂け目にほぼ平行に
設けることが好ましい。孔穴の直径は0.1〜10mm
が適しており、表側に貫通しても差支えない。また、該
孔穴は線条に1条もしくは2条以上、もしくは非線条で
不規則に無作為に設けてもよい。ドリルや錐などを用い
て孔穴を設けることができる。これらの孔穴は裂け目を
挟んで両側に設けることが好ましいが、片側であっても
差支えない。
【0008】溝は本部品の裂け目部分を挟んでその両側
または片側に設ける。溝の形状はその断面を基準にV字
型もしくはU字型が好ましく、幅は0.1〜10mm、
深さは本部品の厚さの半分以下〜1mmが適している。
これらの溝は、裂け目部分と平行にもしくは交差するよ
うに直線状、曲線状、角線状に設けることができる。各
溝は相互に隣接接触しても非接触であってもよい。非接
触での間隔は約0.5〜2cm、好ましくは0.7〜
1.5cmが適している。該溝は裂け目部分と接してい
るか、または0.2〜1cm離れて設けることができ
る。これらの溝は本部品の裂け目を挟んで両側に設ける
ことが好ましいが、片側であっても差支えない。
または片側に設ける。溝の形状はその断面を基準にV字
型もしくはU字型が好ましく、幅は0.1〜10mm、
深さは本部品の厚さの半分以下〜1mmが適している。
これらの溝は、裂け目部分と平行にもしくは交差するよ
うに直線状、曲線状、角線状に設けることができる。各
溝は相互に隣接接触しても非接触であってもよい。非接
触での間隔は約0.5〜2cm、好ましくは0.7〜
1.5cmが適している。該溝は裂け目部分と接してい
るか、または0.2〜1cm離れて設けることができ
る。これらの溝は本部品の裂け目を挟んで両側に設ける
ことが好ましいが、片側であっても差支えない。
【0009】本方法は、パテ状接着剤(B)を充填・被
覆するに先立ち、裂け目部分にあらかじめ接着剤(A)
を塗布し固着させておくことが好ましい。かかる接着剤
(A)としてはアクリル樹脂、シアノアクリレート、エ
ポキシ樹脂、ポリアミド、ポリエステル、ウレタン樹脂
などから選ばれた1種もしくは2種以上を主成分とする
既知のものが使用でき、このうち速硬性の瞬間接着剤が
特に好ましい。これらは常温もしくは加熱により(非)
架橋により硬化するものが使用できる。接着剤(A)は
裂け目部分の片面もしくは両面に刷毛などで塗布し、常
温もしくは加熱により硬化させ、両面を接着剤(A)を
介して固着させることが好ましい。本方法では、目的に
応じて、裂け目部分を接着剤(A)に代えて下記パテ状
接着剤(B)を使用することができ、その場合は接着剤
(B)は接着剤(A)に包含される。
覆するに先立ち、裂け目部分にあらかじめ接着剤(A)
を塗布し固着させておくことが好ましい。かかる接着剤
(A)としてはアクリル樹脂、シアノアクリレート、エ
ポキシ樹脂、ポリアミド、ポリエステル、ウレタン樹脂
などから選ばれた1種もしくは2種以上を主成分とする
既知のものが使用でき、このうち速硬性の瞬間接着剤が
特に好ましい。これらは常温もしくは加熱により(非)
架橋により硬化するものが使用できる。接着剤(A)は
裂け目部分の片面もしくは両面に刷毛などで塗布し、常
温もしくは加熱により硬化させ、両面を接着剤(A)を
介して固着させることが好ましい。本方法では、目的に
応じて、裂け目部分を接着剤(A)に代えて下記パテ状
接着剤(B)を使用することができ、その場合は接着剤
(B)は接着剤(A)に包含される。
【0010】このように裂け目部分を接着剤(A)であ
らかじめ固着させてから、本部品の裏側の固着した裂け
目部分、孔穴および/または溝ならびにこれらをつなぐ
区域にパテ状接着剤(B)を充填・被覆し、それを硬化
することによって本発明の方法が達成される。
らかじめ固着させてから、本部品の裏側の固着した裂け
目部分、孔穴および/または溝ならびにこれらをつなぐ
区域にパテ状接着剤(B)を充填・被覆し、それを硬化
することによって本発明の方法が達成される。
【0011】パテ状接着剤(B)は約20万〜100万
センチポイズ/20℃の粘度を有するものが好ましく、
具体的には樹脂成分(例えば、アクリル樹脂、シアノア
クリレート、エポキシ樹脂、ポリアミド、ポリエステ
ル、ウレタン樹脂などから選ばれた1種以上)と着色顔
料や体質顔料とを混合分散せしめて高粘度にしたパテ状
の接着剤である。パテ状接着剤(B)は、本部品の裏側
の裂け目部分、孔穴および/または溝ならびにこれらを
つなぐ区域に充填・被覆する。具体的には、孔穴および
溝の内部に緊密に充填し、さらに裂け目部分、孔穴およ
び/または溝ならびにこれらをつなぐ区域に被覆し、こ
れらが連続した被膜になるように充填・被覆することが
重要である。パテ状接着剤(B)を充填・被覆するにあ
たり、その接着剤被膜内部に補強用の網(プラスチック
製、金属製、ガラス繊維製)などを介在させておくこと
強度さらに向上するので好ましい。充填および被覆はヘ
ラや指でパテ状接着剤(B)を延展しながら押しつける
ようにして行うことができる。その被覆厚さは硬化被膜
で0.5〜5mmが適している。硬化は樹脂成分により
常温ましくは加熱して行うことができる。
センチポイズ/20℃の粘度を有するものが好ましく、
具体的には樹脂成分(例えば、アクリル樹脂、シアノア
クリレート、エポキシ樹脂、ポリアミド、ポリエステ
ル、ウレタン樹脂などから選ばれた1種以上)と着色顔
料や体質顔料とを混合分散せしめて高粘度にしたパテ状
の接着剤である。パテ状接着剤(B)は、本部品の裏側
の裂け目部分、孔穴および/または溝ならびにこれらを
つなぐ区域に充填・被覆する。具体的には、孔穴および
溝の内部に緊密に充填し、さらに裂け目部分、孔穴およ
び/または溝ならびにこれらをつなぐ区域に被覆し、こ
れらが連続した被膜になるように充填・被覆することが
重要である。パテ状接着剤(B)を充填・被覆するにあ
たり、その接着剤被膜内部に補強用の網(プラスチック
製、金属製、ガラス繊維製)などを介在させておくこと
強度さらに向上するので好ましい。充填および被覆はヘ
ラや指でパテ状接着剤(B)を延展しながら押しつける
ようにして行うことができる。その被覆厚さは硬化被膜
で0.5〜5mmが適している。硬化は樹脂成分により
常温ましくは加熱して行うことができる。
【0012】上記のように補強後、本部品の表側を通常
の方法で塗装することができる。
の方法で塗装することができる。
【0013】
【発明の効果】プラスチック製の自動車用バンパーやフ
ェンダーなどに生じた裂け目部分を機械的強度的に他の
部分と殆ど遜色なしに補強する方法を開発できた。
ェンダーなどに生じた裂け目部分を機械的強度的に他の
部分と殆ど遜色なしに補強する方法を開発できた。
【0014】
【実施例】本方法に関する実施例および比較例について
説明する。
説明する。
【0015】実施例 1 巾10cm、長さ20cmおよび厚さ5mmの乗用車バ
ンパー用ポリプロピレン板2枚を試験片として使用し
た。各試験片の厚さ面の一辺から1cmの位置に直径4
mmの孔穴を貫通するように、厚さ面に沿って1cm間
隔でほぼ直線状に1条づつ設けた。各試験片の上記一辺
にSUプラスチック接着剤(関西ペイント株式会社性、
商品名、シアノアクリレート系速硬性接着剤、接着剤
(A))を均一に塗布し、くっつけ、2枚の試験片を固
着した。その結果、この接着面が裂け目部分に相当し、
それを挟んで両側1cmの位置に孔穴が1cm間隔で1
条ずつ設けられている。
ンパー用ポリプロピレン板2枚を試験片として使用し
た。各試験片の厚さ面の一辺から1cmの位置に直径4
mmの孔穴を貫通するように、厚さ面に沿って1cm間
隔でほぼ直線状に1条づつ設けた。各試験片の上記一辺
にSUプラスチック接着剤(関西ペイント株式会社性、
商品名、シアノアクリレート系速硬性接着剤、接着剤
(A))を均一に塗布し、くっつけ、2枚の試験片を固
着した。その結果、この接着面が裂け目部分に相当し、
それを挟んで両側1cmの位置に孔穴が1cm間隔で1
条ずつ設けられている。
【0016】つぎに、試験片2枚が固着された試料の裏
側の孔穴内部にSUPPパテ(関西ペイント株式会社
性、商品名、エポキシ樹脂・アミン系2液形パテ状接着
剤、粘度万センチポイズ/20℃、パテ状接着剤
(B))を緊密に充填し、さらに裂け目部分、孔穴なら
びにこれらをつなぐ区域に膜厚が1mmになるようにヘ
ラで被覆し、未硬化のうちに網テープ(ガラス繊維製)
を裂け目部分を覆うように貼着してから、さらに該2液
形パテ状接着剤を合計膜厚が3mmになるようにヘラで
被覆し、室温で20分放置して硬化させることによっ
て、本方法が行われた。このように補強された乗用車バ
ンパー用ポリプロピレン板は裂け目部分(接着部分)を
中心にしてパテ状接着剤面が内側になるように手で折り
曲げても容易に亀裂を起こすことはなく、機械的強度は
十分であった。
側の孔穴内部にSUPPパテ(関西ペイント株式会社
性、商品名、エポキシ樹脂・アミン系2液形パテ状接着
剤、粘度万センチポイズ/20℃、パテ状接着剤
(B))を緊密に充填し、さらに裂け目部分、孔穴なら
びにこれらをつなぐ区域に膜厚が1mmになるようにヘ
ラで被覆し、未硬化のうちに網テープ(ガラス繊維製)
を裂け目部分を覆うように貼着してから、さらに該2液
形パテ状接着剤を合計膜厚が3mmになるようにヘラで
被覆し、室温で20分放置して硬化させることによっ
て、本方法が行われた。このように補強された乗用車バ
ンパー用ポリプロピレン板は裂け目部分(接着部分)を
中心にしてパテ状接着剤面が内側になるように手で折り
曲げても容易に亀裂を起こすことはなく、機械的強度は
十分であった。
【0017】比較例 1 実施例1と同様の乗用車バンパー用ポリプロピレン板2
枚を使用し、孔穴を設けることなく、各試験片の上記一
辺にSUプラスチック接着剤(関西ペイント株式会社
性、商品名、シアノアクリレート系速硬性接着剤)を均
一に塗布し、くっつけ、2枚の試験片を固着した。
枚を使用し、孔穴を設けることなく、各試験片の上記一
辺にSUプラスチック接着剤(関西ペイント株式会社
性、商品名、シアノアクリレート系速硬性接着剤)を均
一に塗布し、くっつけ、2枚の試験片を固着した。
【0018】つぎに、試験片2枚が接着された試料の裏
側の裂け目部分およびその周囲にSUPPパテを膜厚が
1mmになるようにヘラで被覆し、未硬化のうちに網テ
ープ(ガラス繊維製)を裂け目部分を覆うように貼着し
てから、さらに該2液形パテ状接着剤を合計膜厚が3m
mになるようにヘラで被覆し、室温で20分放置して硬
化させるて、比較用試料とした。このように補強された
乗用車バンパー用ポリプロピレン板は裂け目部分(接着
部分)を中心にしてパテ状接着剤面が内側になるように
手で折り曲げると亀裂が容易に発生し機械的強度は十分
でなかった。
側の裂け目部分およびその周囲にSUPPパテを膜厚が
1mmになるようにヘラで被覆し、未硬化のうちに網テ
ープ(ガラス繊維製)を裂け目部分を覆うように貼着し
てから、さらに該2液形パテ状接着剤を合計膜厚が3m
mになるようにヘラで被覆し、室温で20分放置して硬
化させるて、比較用試料とした。このように補強された
乗用車バンパー用ポリプロピレン板は裂け目部分(接着
部分)を中心にしてパテ状接着剤面が内側になるように
手で折り曲げると亀裂が容易に発生し機械的強度は十分
でなかった。
Claims (1)
- 【請求項1】裂け目が生じた自動車用プラスチック部品
を補強するにあたり、該プラスチック部品裏側の裂け目
部分を挟んでその両側または片側に孔穴および/または
溝を設け、該裂け目部分に接着剤を塗布して該裂け目部
分を固着し、ついでパテ状接着剤で該固着した裂け目部
分、孔穴および/または溝ならびにこれらをつなぐ区域
を充填・被覆することを特徴とする自動車用プラスチッ
ク部品の補強方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4251096A JPH09226540A (ja) | 1996-02-29 | 1996-02-29 | 自動車用プラスチック部品の補強方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4251096A JPH09226540A (ja) | 1996-02-29 | 1996-02-29 | 自動車用プラスチック部品の補強方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09226540A true JPH09226540A (ja) | 1997-09-02 |
Family
ID=12638073
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4251096A Pending JPH09226540A (ja) | 1996-02-29 | 1996-02-29 | 自動車用プラスチック部品の補強方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09226540A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011093673A (ja) * | 2009-10-30 | 2011-05-12 | Nao Saisu | シール貼り付け方法およびその装置と移動手すり |
-
1996
- 1996-02-29 JP JP4251096A patent/JPH09226540A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011093673A (ja) * | 2009-10-30 | 2011-05-12 | Nao Saisu | シール貼り付け方法およびその装置と移動手すり |
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